編み物を始めるために必要な物とは?種類や効率化するためのアイテム!
編み物は、シンプルな道具と糸で楽しめる手工芸ですが、より快適に、効率的に進めるためにはいくつかの便利なアイテムが欠かせません。
基本的な編み針や毛糸に加え、作業をスムーズに進めるための補助ツールを活用することで、編み物の楽しさがさらに広がります。
編み物は基本的には毛糸と編み針があれば始められる趣味。といっても、毛糸にも編み針にもいくつかの種類や素材があります。編み物を始めたいと思ったときにはどのようなものを揃えればよいのでしょうか。今回は編み物を始めるために必要なものについてご紹介します。
- 目次
- 1. 編み物の基本スタイルとその特徴
- 1-1. さまざまな編み方のスタイル
- 1-2. 道具ごとに異なる編み物の種類
- 1-3. 編み物の楽しみ方に合わせたスタイルの選び方
- 2. 初心者向けの編み物プロジェクト選び
- 2-1. 編む物を決めるためのポイント
- 2-2. 難易度や時間に応じたプロジェクトの選択
- 2-3. 実用的なアイテムと装飾的な作品の違い
- 3. 適切な毛糸の選び方のコツ
- 3-1. 毛糸の種類とその特性
- 3-2. プロジェクトに合った毛糸の見極め方
- 3-3. 色や質感の違いによる選択ポイント
- 4. 編み物に必要な基本ツール
- 4-1. 編み針の種類と選び方
- 4-2. プロジェクトに合わせた編み針の選定
- 4-3. 編み針の材質と手触りの違い
- 5. 作業を効率化する便利なアイテム
- 5-1. 編み物をより快適にするツール
- 5-2. 目数リングと段数マーカーの役割
- 5-3. ニットゲージやメジャーの活用法
- 6. 編み物に欠かせないアクセサリーと補助ツール
- 6-1. 編み物をサポートするアクセサリーの重要性
- 6-2. 目数リングと段数マーカー
- 6-3. ニットゲージとメジャーの活用
- 6-4. 作品の品質を向上させる補助ツール
- 6-5. 毛糸と編み地を保護するアイテム
- 6-6. ハサミや糸切りはさみ
- 7. はじめる編み物の種類
- 7-1. 大きく3つの種類が
- 7-2. 最初はかぎ針編みが編みやすい
- 8. 編むものを決める
- 8-1. 大きなものは材料も多く必要となり費用もかかる
- 8-2. はじめは小さいもの、複雑でないものがよい
- 9. 編み物に最低限必要な材料
- 10. 編み物に最低限必要な道具
- 10-1. 編み針
- 10-2. 編む毛糸に合ったもの
- 10-3. とじ針、ハサミ
- 11. あると便利な道具
- 11-1. レシピ本、編み図
- 11-2. メジャー・ものさし
- 11-3. ニットゲージ
- 11-4. 棒針のキャップ
- 11-5. ほつれ止め
- 11-6. 目数リング・段数マーカー
- 12. まとめ
01編み物の基本スタイルとその特徴
1-1さまざまな編み方のスタイル
編み物の世界には多くの編み方が存在し、それぞれが独自の魅力を持っています。 スタイルを理解することで、作品の目的や見た目に合わせた適切な方法を選ぶことができます。 基本的な編み方のスタイルを学ぶことで、編み物の幅広い楽しみ方を見つけられるでしょう。
道具ごとに異なる編み物の種類
編み物には、使う道具によって大きく異なるスタイルがあります。 代表的な道具として、棒針編みとかぎ針編みがあります。 それぞれの編み物の種類にはどのような違いがあるのでしょうか。 棒針編み 棒針編みは、2本の棒針を使って糸を交差させながら編み進めるスタイルです。 この編み方は、編み地が柔らかく伸縮性があり、セーターやスカーフなどの大きな作品に適しています。 棒針編みはシンプルな構造ながら、複雑な模様を作れるのが特徴です。 かぎ針編み かぎ針編みは、かぎ状の針を使って糸を引っ掛けながら編み進める方法です。 小さなモチーフや細かな模様を作るのに適しており、アクセサリーやインテリア雑貨など、小物作りに最適です。 棒針編みに比べて糸がしっかりとした編み地になるため、丈夫で安定感のある仕上がりになります。
編み物の楽しみ方に合わせたスタイルの選び方
編み物のスタイルは、作品の用途や自分の楽しみ方に合わせて選ぶことが大切です。 作品の目的に応じたスタイル選びは、完成後の満足感や使い勝手に大きく影響します。 それでは、どのように自分に合ったスタイルを見つければよいのでしょうか? 初心者向けの選び方 編み物を始めたばかりの初心者には、シンプルで覚えやすいスタイルが最適です。 棒針編みであれば、ガーター編みやメリヤス編みなど、基本的な編み方からスタートすると良いでしょう。 また、かぎ針編みでは、長編みや細編みなど、簡単にできる編み方を試してみるのが良いです。 上級者向けの選び方 編み物に慣れてきたら、より複雑な模様や技術を取り入れたスタイルに挑戦するのも楽しいでしょう。 例えば、アラン模様やフェアアイル編みといった、技術的に高度な編み方で、オリジナリティあふれる作品を作り出せます。 このように、編み物には多様なスタイルがあり、どのスタイルを選ぶかによって作品の雰囲気や完成度が大きく変わります。 自分のスキルや目的に応じて、最適なスタイルを選ぶことが編み物を楽しむ秘訣です。
01初心者向けの編み物プロジェクト選び
1-1編む物を決めるためのポイント
編み物を始める際、まずは何を編むかを決めることが大切です。 編む物によって使う技術や材料が異なるため、自分のスキルレベルや作りたいものに応じて選びましょう。 ここでは、初心者が編む物を決める際のポイントをいくつか紹介します。
難易度や時間に応じたプロジェクトの選択
編み物のプロジェクトを選ぶ際には、その難易度や制作にかかる時間を考慮することが重要です。 初心者は、簡単なステッチやシンプルなデザインから始めることで、基本的な技術を習得しながら自信をつけられます。 難易度の低いプロジェクト 初心者向けのプロジェクトとしては、スカーフやポットホルダーのように、直線的な形状でシンプルな編み方ができるものがおすすめです。 これらは基本的なステッチだけで作れるため、すぐに達成感を味わうことができ、次のステップへ進む意欲にもつながります。 時間がかからないプロジェクト 時間のかからないプロジェクトも、初心者にとっては良い選択です。 例えば、小さなコースターやアクセサリーなど、短時間で完成できるものは、すぐに成果を実感できるため、編み物を続けるモチベーションを高めてくれます。 また、忙しい日々の中でも気軽に取り組むことができ、習慣化しやすくなります。
実用的なアイテムと装飾的な作品の違い
編み物には、実用的なアイテムを作る楽しみと、装飾的な作品を作る楽しみの両方があります。 初心者がプロジェクトを選ぶ際には、この2つの違いを理解し、自分の好みや目的に合わせて選ぶことが大切です。 実用的なアイテムの魅力 実用的なアイテムは、完成後に実際に使えるという点で達成感が大きいです。 例えば、セーターや手袋、帽子などは、冬の寒い時期に実際に着用できるため、編む楽しさと使う楽しさの両方を味わえます。 また、実用性の高いアイテムはプレゼントとしても喜ばれるため、家族や友人への贈り物としても最適です。 装飾的な作品の魅力 一方、装飾的な作品は、家のインテリアやファッションのアクセントとして楽しむことができます。 例えば、編みぐるみや壁掛け、クッションカバーなどは、作る過程で創造力を発揮しながら、見た目にも楽しさを感じられるでしょう。 装飾的な作品は、初心者でも比較的自由にデザインを変えながら楽しめるため、個性を表現する良い機会にもなります。 プロジェクトを選ぶ際には、実用性を重視するか、それともデザインや創造性を追求するか、自分の目的や楽しみ方に合わせて選択しましょう。
01適切な毛糸の選び方のコツ
1-1毛糸の種類とその特性
毛糸には、さまざまな種類があり、それぞれが異なる特性を持っています。 プロジェクトによって最適な毛糸が異なるため、まずは基本的な毛糸の種類を理解し、それぞれの特性を活かした選び方を学ぶことが重要です。
プロジェクトに合った毛糸の見極め方
編むプロジェクトに応じて、毛糸を選ぶ際のポイントは変わってきます。 特定のプロジェクトには、適した太さや素材の毛糸があります。 例えば、冬用のアイテムや暖かさを求めるものにはウール系の毛糸が適している一方で、軽い装飾や薄手のアイテムには綿や麻などの自然素材がよく使われます。 ウール系の毛糸 ウールは保温性に優れ、柔らかく伸縮性があるため、セーターやマフラーなどの防寒具に最適です。 また、ウールは湿気を吸収しやすく、寒い環境でも快適に着用できます。 編み地がふっくらとしているため、厚みのある作品を作りたい場合にも向いています。 綿や麻の毛糸 綿や麻は、春夏向けのアイテムや軽いアクセサリーを作る際に適しています。 通気性が良く、肌に優しいため、子どもや敏感肌の方にもおすすめです。 また、編み地がしっかりとしており、形崩れしにくいのも特徴です。 軽やかで洗濯もしやすいことから、日常的に使うバッグや帽子、ショールなどにもよく利用されます。 このように、プロジェクトに応じて毛糸の素材を選ぶことで、編み物の完成度や使い心地を高められます。
色や質感の違いによる選択ポイント
毛糸の選び方において、色や質感も大切なポイントです。 色や質感によって、作品の印象や雰囲気が大きく変わるため、デザインや使う場面を考慮して選ぶことが重要です。 色の選び方 色は作品の仕上がりに大きな影響を与える要素の一つです。 例えば、シンプルで落ち着いた作品には、ベージュやグレー、ネイビーなどのナチュラルカラーが適しています。 一方で、ポップな印象を与えたい場合は、明るい赤や黄色、青などのビビッドなカラーを選ぶと良いでしょう。 また、色の濃淡を使い分けることで、編み地に立体感や深みを加えられます。 質感の違いによる選択 毛糸には、滑らかでシルクのような触感のものや、ざらつきのあるナチュラルな質感のものまで、さまざまなタイプがあります。 滑らかな毛糸は、肌触りが良く、着心地の良いアイテムに適しています。 特にベビー用品や肌に直接触れるアイテムを作る際には、質感の良さが重要です。 一方で、ざっくりとした質感の毛糸は、ナチュラルで素朴な雰囲気を作り出すことができ、インテリア雑貨やカジュアルなアイテムに向いています。 毛糸の色や質感を上手に選ぶことで、作品の個性や目的に応じた編み物を楽しむことができます。
01編み物に必要な基本ツール
1-1編み針の種類と選び方
編み針には、さまざまな種類があり、それぞれのプロジェクトや編み方に適した針を選ぶことが重要です。 編み針の太さや長さ、形状は作品の仕上がりに大きく影響するため、自分の編む作品に合った針を選ぶことがポイントです。
プロジェクトに合わせた編み針の選定
編み針の選び方は、プロジェクトによって異なります。 編む作品の大きさや糸の太さに応じて、最適な編み針を選ぶことが、スムーズな作業と美しい仕上がりにつながります。 直線針 直線針は、最も基本的な編み針で、特に初心者向けです。 シンプルなスカーフやブランケットなど、平面に編むプロジェクトに適しています。 直線針は長さや太さが豊富で、編み物の幅や糸の太さに合わせて選ぶことができます。 輪針 輪針は、長いコードで2本の針がつながっており、円形に編むことができます。 セーターや帽子などの筒状の作品を編む際に便利です。輪針は、プロジェクトのサイズに応じたコードの長さを選ぶことがポイントです。 また、輪針は直線針のように長時間使用しても手首に負担がかかりにくいという利点もあります。 かぎ針 かぎ針編みは、1本のかぎ状の針を使って糸を引っ掛けながら編む方法です。 細かい模様や小さなモチーフを作るのに最適で、直線針とは異なる編み地を楽しめます。 初心者には、シンプルなデザインのかぎ針編みプロジェクトから始めるのが良いでしょう。
編み針の材質と手触りの違い
編み針の材質も、編み物の快適さや作業の効率に大きく影響します。 針の素材によって手触りや編み心地が異なるため、自分に合った材質を選ぶことが重要です。 金属製の編み針 金属製の編み針は、滑らかで糸がスムーズに滑るため、スピーディーに編むことができます。 特に、滑りやすい糸を使用する場合や、早く編みたいプロジェクトには金属製が適しています。 ただし、金属製の編み針は冷たい感触があり、長時間使用すると手が疲れやすいという点もあります。 木製や竹製の編み針 木製や竹製の編み針は、手に優しい柔らかい触感が特徴です。 温かみがあり、手に馴染みやすいため、リラックスして編むことができます。 また、金属製に比べて糸が滑りにくいので、編み目が緩むことなく安定して編み進められます。 特に初心者には、この柔らかな触感が扱いやすいでしょう。 プラスチック製の編み針 プラスチック製の編み針は、軽くて扱いやすいという特徴があります。 カラフルで、初心者にも親しみやすいデザインが多く、手軽に使えるため、初心者やカジュアルに編み物を楽しみたい方に人気です。 しかし、プラスチック製は耐久性がやや劣るため、長期的に使う場合は注意が必要です。 このように、編み針の材質によって手触りや編み心地が異なり、プロジェクトの種類や個々の好みによって最適な針を選ぶことが大切です。
01作業を効率化する便利なアイテム
1-1編み物をより快適にするツール
編み物には、針や糸だけでなく、補助的なツールを活用することで作業の効率を高められます。 これらのツールは、編み物の進行を正確に管理し、ミスを減らすのに役立ちます。 特に、目数や段数の管理、サイズ調整に便利なアイテムは、編み物をさらに快適なものにしてくれます。
目数リングと段数マーカーの役割
目数リングや段数マーカーは、編み物の目数や段数を管理するために欠かせないツールです。 これらを適切に使用することで、複雑な模様やパターンを編む際にミスを減らし、スムーズな進行をサポートします。 目数リング 目数リングは、編み進めている最中に目数を把握するためのアイテムです。 特に、模様編みやリブ編みなど、複数の目数を繰り返すパターンでは、目数リングを使うことで、編み地が乱れることなく正確に編み続けられます。 また、目を拾い間違える心配も減り、完成度の高い作品に仕上げることが可能です。 段数マーカー 段数マーカーは、特定の段数を覚えておくために使用するツールです。 編み物の進行が進むにつれて、どの段まで編んだのかを忘れてしまうことがありますが、段数マーカーを使うことで、いつでも編み始めた段数を確認できます。 特に、セーターや帽子など、段数が多いプロジェクトには不可欠なアイテムです。 マーカーを取り外しやすくする工夫もされており、簡単に次の段数へ進めます。
ニットゲージやメジャーの活用法
編み物において、編み地のサイズや目の密度を正確に測ることは非常に重要です。 ニットゲージやメジャーを活用することで、編む作品の仕上がりが予定通りのサイズになるかを確認しながら作業を進められます。 ニットゲージ ニットゲージは、編み物の密度を測るためのツールです。 編み目の数や段数が適切であるかどうかを事前に確認することで、仕上がりのサイズに大きな差異が生じることを防ぎます。 ニットゲージを使うことで、糸の種類や針の太さに応じた適切な密度で編むことができ、計画通りの寸法を維持できます。 特に衣類を編む際には、このツールが重要です。 メジャー メジャーは、編み地の寸法を正確に測るための必須アイテムです。 編み物が進むにつれて、正確な長さや幅を測ることで、プロジェクトが計画通りに進んでいるかを確認できます。 特に大きなプロジェクトや、正確なサイズが求められる場合には、メジャーを使用することで余計な修正を減らし、効率的に作業を進められます。 これらのツールを活用することで、編み物の作業が効率化され、作品の仕上がりも向上します。 適切な道具を使いながら、より快適に、かつ正確に編み物を楽しめるでしょう。
01編み物に欠かせないアクセサリーと補助ツール
1-1編み物をサポートするアクセサリーの重要性
編み物のアクセサリーは、作業を円滑に進め、作品の品質を向上させるために欠かせません。 これらのアクセサリーを使用することで、編み目の正確さを保ち、途中でのミスを防ぐことができます。 特に、複雑な模様編みや大規模なプロジェクトを進める際には、補助ツールが大いに役立ちます。
目数リングと段数マーカー
目数リングと段数マーカーは、編み物の進行を管理するための必須アイテムです。 これらのツールを使うことで、編み地が乱れることなく、スムーズに作業を進められます。 目数リングの役割 目数リングは、編み進めている際に、特定の目数を確実に記憶しながら作業を続けるための便利なアイテムです。 目数リングを使うことで、特に模様編みや複数のステッチパターンを使用する際に、どこで目を追加または減らすかを見失わずに済みます。 また、目数リングはさまざまなサイズやデザインがあり、プロジェクトに応じて適したものを選ぶことができます。 段数マーカーの使い方 段数マーカーは、編み物の進行状況を正確に把握するために使用されます。 特に、大きなプロジェクトや段数が多い作品の場合、段数マーカーを使うことで、どの段まで編んだのかを忘れずに作業を続けられます。 段数マーカーは編み目に簡単に取り付けられ、使いやすいデザインが豊富です。
ニットゲージとメジャーの活用
編み物のサイズや編み目の密度を正確に測ることも、完成度の高い作品を作る上で重要です。 ニットゲージやメジャーを活用することで、編み地が計画通りのサイズで仕上がっているか確認しながら進められます。 ニットゲージの重要性 ニットゲージは、編み地の密度を測るために使用されます。 糸や針の太さによって編み目の大きさが変わるため、事前にニットゲージを使って確認することで、作品のサイズが予想外に大きくなったり小さくなったりするのを防ぐことができます。 特に、衣類を編む際には、ゲージの違いが大きな影響を与えるため、ニットゲージは欠かせないアイテムです。 メジャーで寸法を正確に測る方法 メジャーは、編み物の寸法を測るための基本ツールです。 編み地の長さや幅が計画通りかを確認するために、メジャーを使って定期的に測定することが重要です。 特に、セーターやカーディガンなど、正確なサイズが必要なプロジェクトでは、メジャーを使って慎重に進めることで、無駄な修正を避けられます。
1-1作品の品質を向上させる補助ツール
編み物のアクセサリーや補助ツールは、ただ作業を効率化するだけでなく、作品の仕上がりにも大きな影響を与えます。 ここでは、編み物をさらに快適にし、品質を高める補助ツールを紹介します。
毛糸と編み地を保護するアイテム
編み物の途中や完成後、作品を保護するためのアイテムも重要です。 これらのアイテムを使用することで、作品が劣化することなく美しい状態を保つことができます。 毛糸ガードやホルダー 毛糸ガードやホルダーは、編み物を進めている間に毛糸が絡まるのを防ぎ、糸がスムーズに出るようにサポートするアイテムです。 特に、大きなプロジェクトや複数の色を使う場合には、毛糸が絡むと作業効率が低下します。 ホルダーを使うことで、糸を整理しながらスムーズに編み進めることが可能です。 ブロッキング用具 ブロッキングは、編み地を整え、形を整えるための重要な工程です。 ブロッキングボードやピンを使って、作品を乾かす際に形を整え、目を均等にすることで、仕上がりが格段に美しくなります。 特に、レース編みや模様編みなどの繊細な作品には、ブロッキングが欠かせません。
ハサミや糸切りはさみ
最後に、ハサミや糸切りはさみも、編み物においては重要なツールです。 これらのアイテムを使って、糸端を綺麗に処理することで、作品の完成度が一層高まります。 小型の糸切りはさみ 小型の糸切りはさみは、細かい作業に適しており、糸端を美しくカットするのに最適です。 編み物の作業中や仕上げの際に、糸を正確にカットできるため、作品の見栄えが整います。 このように、編み物のアクセサリーや補助ツールをうまく活用することで、作業がスムーズに進み、完成度の高い作品を効率よく作れます。
01はじめる編み物の種類
編み物は誰にでも始めやすい趣味ですが、編み物にもいくつかの種類があります。
1-1大きく3つの種類が
編み物は大きく分けると、3つの種類に分類することができます。それが「かぎ針編み」「棒針編み」「アフガン編み」と言われるもの。
これらはそれぞれ、編み方に違いがあり、使用する道具も異なります。
また、作ろうとする作品によっても向いた編み方があります。
1-2最初はかぎ針編みが編みやすい
まったく編み物をしたことがない、しばらく編み物をしていないため編み方を忘れてしまったといった方におすすめしたいのが「かぎ針編み」です。
かぎ針編みはかぎ針を一本使って行う編み方。形が安定しているため、初心者でも編みやすいのがメリットです。
また、かぎ針編みは小物に向いた編み方なので、短い時間で作品を完成させることができ、編み物の楽しさを実感できます。かぎ針編みのテクニックは、棒針編みやアフガン編みでも使えるので、まずはかぎ針編みからスタートするのがおすすめです。
02編むものを決める
編み物には様々な種類があり、それぞれに向いた編み方も異なります。編み物を始めるときには、まず何を編みたいか、どんなものを作りたいかを決めることが重要です。
2-1大きなものは材料も多く必要となり費用もかかる
編み物といえば、セーターやマフラーなどが一般的。これらはクリスマスなどのプレゼントの定番でもあります。
しかし、初心者が編み物を始めるとき、これらの大きなものからスタートするのはちょっと危険かもしれません。
というのも、セーターやマフラーなどの大きなものは、編み終えるのに時間がかかるもの。形や柄が複雑なものになると、テクニックや知識なども必要になるため、途中であきらめてしまうといった可能性も考えられます。
さらに、大きなものの場合、毛糸を買うコストも馬鹿になりません。
2-2はじめは小さいもの、複雑でないものがよい
編み物を始めるときには、まず小さなものやシンプルなものから始めるのがおすすめ。
小さいものの場合、毛糸の量もそれほど必要ではないだけでなく、すぐに完成できるので、編み物の楽しみを知り達成感を味わうためには最適です。
特に四角いコースターなどであれば、比較的簡単。
いつかはセーターやマフラーを編んでみたいという方でも、まずはシンプルなものから始めてみるのがよいでしょう。
03編み物に最低限必要な材料
編み物には毛糸が必要不可欠です。といっても、毛糸には様々な種類があるもの。
では編み物を始めるときには、どのように毛糸を選べばよいのでしょうか。
まず毛糸を選ぶときには、「どのような作品を作るのか」を考えましょう。
作品によって、向いた毛糸、向いていない毛糸は異なります。また、作品ごとに使用する毛糸の量も異なります。
さらに毛糸には太さや形などによる違いもあるもの。
もし魅力的に見えたとしても、でこぼこのものや毛足が長いものは初心者には扱いにくいため、避けたほうが無難です。
初めて毛糸を選ぶときには、ストレート形状のウール100パーセントのものがおすすめ。ストレート形状とはまっすぐの形の毛糸で、編み目が見やすいのが特徴。編み目がはっきり見えると目も数えやすくなるため失敗が少なくなります。ウールの素材は滑りもよく、初めての毛糸にはおすすめ。
また、太さは「並太」のものがよいでしょう。細いものの場合、なかなか作品が完成せず、太いものでは編みにくくなってしまいます。
04編み物に最低限必要な道具
編み物をするときには、毛糸と共に編むための針も大切。また、それ以外にもいくつかの道具も必要になります。
4-1編み針
編み物をするときに使用するのが編み針です。編み針は編み方によって使い分けることが必要です。
初心者に向いているかぎ針編みの場合、必要な編み針は一本。素材には木製や金属、竹、プラスチックなど様々なものがありますが、持ちやすいものを選ぶとよいでしょう。また、持ち手がついたものを使うと、さらに持ちやすくなり便利です。初心者の場合、滑りがいい金属製で持ち手付きのものを選びましょう。
一方、棒針編みの場合、使用する編み針は二本。いわゆる編み物といったときにイメージするのが棒針編みかもしれません。編み棒の反対側には毛糸が外れないための玉がついています。
アフガン編みに用いられるのは、かぎ針と棒針のミックスのような針。針の片方がかぎになったものや、両方に同じサイズのかぎがついたダブルフックアフガン針などがあります。
4-2編む毛糸に合ったもの
針を選ぶときには素材や持った具合なども重要ですが、それ以上に大切なのが、編む毛糸に合っているかどうか。
針にはサイズがあり、毛糸の太さによって道具を選ぶ必要があります。
毛糸の帯にはサイズが記載されているため、針を選ぶときにはそれを参考にしましょう。
また、レシピを参考にする場合はサイズも記載されているので、それに合ったものを選びましょう。
4-3とじ針、ハサミ
編み物をするときには、毛糸と編み針以外に、「とじ針」と「ハサミ」が必要です。とび針とハサミは糸を始末するときに使用します。
なお、毛糸の太さによって使用するとじ針の大きさも異なります。
05あると便利な道具
編み物は最低限の道具で始めることができるもの。しかし、いくつかの道具を持っておくとさらに便利に編み物を楽しむことができます。
5-1レシピ本、編み図
編み物を始めるときに便利なのが、初心者向けのレシピ本や編み図。これらの本や編み図には、基本的な編み方が記載されています。また、図解や写真が豊富なものを選ぶと、編み進めるための参考になります。
5-2メジャー・ものさし
メジャーは作品の大きさを計るときに使用するもの。また、ものさしはゲージを計るときに使用します。小さな作品を使用するときでも、メジャーなどを使い慣れておくと、大きな作品を作るときに便利です。
5-3ニットゲージ
ニットゲージは編み物を始める前にサイズを計算するときに必要。編み物では目の数や段の数が重要ですが、ニットゲージを揃えておくと非常に重宝です。
5-4棒針のキャップ
編み針のおしりには丸い玉がついていて、編み目から針が外れるのを防いでくれます。もし玉がついていない場合や、玉が小さすぎるという場合には、さらに編み目から針が外れにくくなるキャップなどを使うとよいでしょう。
5-5ほつれ止め
ほつれ止めは襟などに使用するクリップのような道具
途中で目を休ませるときに使用します。初心者のうちは使う機会は少ないかもしれませんが、大きな作品に挑戦するときや、マイペースでゆっくり作品作りを進めたいときに持っておくと便利です。
5-6目数リング・段数マーカー
目数リングは編み目の数が分かりやすい目印として編み針に通して使用します。また、段数マーカーは編んだ段の数をマークしておくための道具です。大きな作品を使うときには欠かせないものなので、もしセーターやマフラーなどを作りたいと思ったときには買い求めておくとよいでしょう。
01まとめ
編み物を楽しむためには、基本的な編み針や毛糸に加え、作業を効率化するための補助ツールが欠かせません。
目数リングや段数マーカー、ニットゲージ、メジャーなどの便利なアイテムを上手に活用することで、作品の仕上がりが大きく向上し、編み物がより快適に進められるでしょう。
これらのツールをうまく使いこなすことで、編み物の楽しさと達成感をさらに高められます。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
めんま 先生
棒針編み監修者
1993年生まれ、東京都出身。
学生の頃に編み物の自由な世界観に魅了され独学で編み物を始める。
その後、めんまとしてSNSで活動を開始。
輪針を使って編む手編...
中尾結美 先生
かぎ針編み監修者
1983年生まれ。愛知県出身。
幼い頃から手芸と芸術が好きで小中学で絵画教室に通い、高校で家政科、ジュエリーの専門学校でデザインを学び、百貨店での販売員勤務をしながら編み物小物の委託販売...
my floret 先生
アフガン編み監修者
育児休業中にかぎ針編みを始める。
minne、Creemaでかぎ針編み専門店「my floret~マイフローレット~」を運営。
新しい表現方法を模索する中でアフガン編みに出...
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1-1大きく3つの種類が
編み物は大きく分けると、3つの種類に分類することができます。それが「かぎ針編み」「棒針編み」「アフガン編み」と言われるもの。
これらはそれぞれ、編み方に違いがあり、使用する道具も異なります。
また、作ろうとする作品によっても向いた編み方があります。
1-2最初はかぎ針編みが編みやすい
まったく編み物をしたことがない、しばらく編み物をしていないため編み方を忘れてしまったといった方におすすめしたいのが「かぎ針編み」です。
かぎ針編みはかぎ針を一本使って行う編み方。形が安定しているため、初心者でも編みやすいのがメリットです。
また、かぎ針編みは小物に向いた編み方なので、短い時間で作品を完成させることができ、編み物の楽しさを実感できます。かぎ針編みのテクニックは、棒針編みやアフガン編みでも使えるので、まずはかぎ針編みからスタートするのがおすすめです。
2-1大きなものは材料も多く必要となり費用もかかる
編み物といえば、セーターやマフラーなどが一般的。これらはクリスマスなどのプレゼントの定番でもあります。
しかし、初心者が編み物を始めるとき、これらの大きなものからスタートするのはちょっと危険かもしれません。
というのも、セーターやマフラーなどの大きなものは、編み終えるのに時間がかかるもの。形や柄が複雑なものになると、テクニックや知識なども必要になるため、途中であきらめてしまうといった可能性も考えられます。
さらに、大きなものの場合、毛糸を買うコストも馬鹿になりません。
2-2はじめは小さいもの、複雑でないものがよい
編み物を始めるときには、まず小さなものやシンプルなものから始めるのがおすすめ。
小さいものの場合、毛糸の量もそれほど必要ではないだけでなく、すぐに完成できるので、編み物の楽しみを知り達成感を味わうためには最適です。
特に四角いコースターなどであれば、比較的簡単。
いつかはセーターやマフラーを編んでみたいという方でも、まずはシンプルなものから始めてみるのがよいでしょう。
03編み物に最低限必要な材料
編み物には毛糸が必要不可欠です。といっても、毛糸には様々な種類があるもの。
では編み物を始めるときには、どのように毛糸を選べばよいのでしょうか。
まず毛糸を選ぶときには、「どのような作品を作るのか」を考えましょう。
作品によって、向いた毛糸、向いていない毛糸は異なります。また、作品ごとに使用する毛糸の量も異なります。
さらに毛糸には太さや形などによる違いもあるもの。
もし魅力的に見えたとしても、でこぼこのものや毛足が長いものは初心者には扱いにくいため、避けたほうが無難です。
初めて毛糸を選ぶときには、ストレート形状のウール100パーセントのものがおすすめ。ストレート形状とはまっすぐの形の毛糸で、編み目が見やすいのが特徴。編み目がはっきり見えると目も数えやすくなるため失敗が少なくなります。ウールの素材は滑りもよく、初めての毛糸にはおすすめ。
また、太さは「並太」のものがよいでしょう。細いものの場合、なかなか作品が完成せず、太いものでは編みにくくなってしまいます。
04編み物に最低限必要な道具
編み物をするときには、毛糸と共に編むための針も大切。また、それ以外にもいくつかの道具も必要になります。
4-1編み針
編み物をするときに使用するのが編み針です。編み針は編み方によって使い分けることが必要です。
初心者に向いているかぎ針編みの場合、必要な編み針は一本。素材には木製や金属、竹、プラスチックなど様々なものがありますが、持ちやすいものを選ぶとよいでしょう。また、持ち手がついたものを使うと、さらに持ちやすくなり便利です。初心者の場合、滑りがいい金属製で持ち手付きのものを選びましょう。
一方、棒針編みの場合、使用する編み針は二本。いわゆる編み物といったときにイメージするのが棒針編みかもしれません。編み棒の反対側には毛糸が外れないための玉がついています。
アフガン編みに用いられるのは、かぎ針と棒針のミックスのような針。針の片方がかぎになったものや、両方に同じサイズのかぎがついたダブルフックアフガン針などがあります。
4-2編む毛糸に合ったもの
針を選ぶときには素材や持った具合なども重要ですが、それ以上に大切なのが、編む毛糸に合っているかどうか。
針にはサイズがあり、毛糸の太さによって道具を選ぶ必要があります。
毛糸の帯にはサイズが記載されているため、針を選ぶときにはそれを参考にしましょう。
また、レシピを参考にする場合はサイズも記載されているので、それに合ったものを選びましょう。
4-3とじ針、ハサミ
編み物をするときには、毛糸と編み針以外に、「とじ針」と「ハサミ」が必要です。とび針とハサミは糸を始末するときに使用します。
なお、毛糸の太さによって使用するとじ針の大きさも異なります。
05あると便利な道具
編み物は最低限の道具で始めることができるもの。しかし、いくつかの道具を持っておくとさらに便利に編み物を楽しむことができます。
5-1レシピ本、編み図
編み物を始めるときに便利なのが、初心者向けのレシピ本や編み図。これらの本や編み図には、基本的な編み方が記載されています。また、図解や写真が豊富なものを選ぶと、編み進めるための参考になります。
5-2メジャー・ものさし
メジャーは作品の大きさを計るときに使用するもの。また、ものさしはゲージを計るときに使用します。小さな作品を使用するときでも、メジャーなどを使い慣れておくと、大きな作品を作るときに便利です。
5-3ニットゲージ
ニットゲージは編み物を始める前にサイズを計算するときに必要。編み物では目の数や段の数が重要ですが、ニットゲージを揃えておくと非常に重宝です。
5-4棒針のキャップ
編み針のおしりには丸い玉がついていて、編み目から針が外れるのを防いでくれます。もし玉がついていない場合や、玉が小さすぎるという場合には、さらに編み目から針が外れにくくなるキャップなどを使うとよいでしょう。
5-5ほつれ止め
ほつれ止めは襟などに使用するクリップのような道具
途中で目を休ませるときに使用します。初心者のうちは使う機会は少ないかもしれませんが、大きな作品に挑戦するときや、マイペースでゆっくり作品作りを進めたいときに持っておくと便利です。
5-6目数リング・段数マーカー
目数リングは編み目の数が分かりやすい目印として編み針に通して使用します。また、段数マーカーは編んだ段の数をマークしておくための道具です。大きな作品を使うときには欠かせないものなので、もしセーターやマフラーなどを作りたいと思ったときには買い求めておくとよいでしょう。
01まとめ
編み物を楽しむためには、基本的な編み針や毛糸に加え、作業を効率化するための補助ツールが欠かせません。
目数リングや段数マーカー、ニットゲージ、メジャーなどの便利なアイテムを上手に活用することで、作品の仕上がりが大きく向上し、編み物がより快適に進められるでしょう。
これらのツールをうまく使いこなすことで、編み物の楽しさと達成感をさらに高められます。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
めんま 先生
棒針編み監修者
1993年生まれ、東京都出身。
学生の頃に編み物の自由な世界観に魅了され独学で編み物を始める。
その後、めんまとしてSNSで活動を開始。
輪針を使って編む手編...
中尾結美 先生
かぎ針編み監修者
1983年生まれ。愛知県出身。
幼い頃から手芸と芸術が好きで小中学で絵画教室に通い、高校で家政科、ジュエリーの専門学校でデザインを学び、百貨店での販売員勤務をしながら編み物小物の委託販売...
my floret 先生
アフガン編み監修者
育児休業中にかぎ針編みを始める。
minne、Creemaでかぎ針編み専門店「my floret~マイフローレット~」を運営。
新しい表現方法を模索する中でアフガン編みに出...
70,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
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では編み物を始めるときには、どのように毛糸を選べばよいのでしょうか。
まず毛糸を選ぶときには、「どのような作品を作るのか」を考えましょう。
作品によって、向いた毛糸、向いていない毛糸は異なります。また、作品ごとに使用する毛糸の量も異なります。
さらに毛糸には太さや形などによる違いもあるもの。
もし魅力的に見えたとしても、でこぼこのものや毛足が長いものは初心者には扱いにくいため、避けたほうが無難です。
初めて毛糸を選ぶときには、ストレート形状のウール100パーセントのものがおすすめ。ストレート形状とはまっすぐの形の毛糸で、編み目が見やすいのが特徴。編み目がはっきり見えると目も数えやすくなるため失敗が少なくなります。ウールの素材は滑りもよく、初めての毛糸にはおすすめ。
また、太さは「並太」のものがよいでしょう。細いものの場合、なかなか作品が完成せず、太いものでは編みにくくなってしまいます。
4-1編み針
編み物をするときに使用するのが編み針です。編み針は編み方によって使い分けることが必要です。
初心者に向いているかぎ針編みの場合、必要な編み針は一本。素材には木製や金属、竹、プラスチックなど様々なものがありますが、持ちやすいものを選ぶとよいでしょう。また、持ち手がついたものを使うと、さらに持ちやすくなり便利です。初心者の場合、滑りがいい金属製で持ち手付きのものを選びましょう。
一方、棒針編みの場合、使用する編み針は二本。いわゆる編み物といったときにイメージするのが棒針編みかもしれません。編み棒の反対側には毛糸が外れないための玉がついています。
アフガン編みに用いられるのは、かぎ針と棒針のミックスのような針。針の片方がかぎになったものや、両方に同じサイズのかぎがついたダブルフックアフガン針などがあります。
4-2編む毛糸に合ったもの
針を選ぶときには素材や持った具合なども重要ですが、それ以上に大切なのが、編む毛糸に合っているかどうか。
針にはサイズがあり、毛糸の太さによって道具を選ぶ必要があります。
毛糸の帯にはサイズが記載されているため、針を選ぶときにはそれを参考にしましょう。
また、レシピを参考にする場合はサイズも記載されているので、それに合ったものを選びましょう。
4-3とじ針、ハサミ
編み物をするときには、毛糸と編み針以外に、「とじ針」と「ハサミ」が必要です。とび針とハサミは糸を始末するときに使用します。
なお、毛糸の太さによって使用するとじ針の大きさも異なります。
05あると便利な道具
編み物は最低限の道具で始めることができるもの。しかし、いくつかの道具を持っておくとさらに便利に編み物を楽しむことができます。
5-1レシピ本、編み図
編み物を始めるときに便利なのが、初心者向けのレシピ本や編み図。これらの本や編み図には、基本的な編み方が記載されています。また、図解や写真が豊富なものを選ぶと、編み進めるための参考になります。
5-2メジャー・ものさし
メジャーは作品の大きさを計るときに使用するもの。また、ものさしはゲージを計るときに使用します。小さな作品を使用するときでも、メジャーなどを使い慣れておくと、大きな作品を作るときに便利です。
5-3ニットゲージ
ニットゲージは編み物を始める前にサイズを計算するときに必要。編み物では目の数や段の数が重要ですが、ニットゲージを揃えておくと非常に重宝です。
5-4棒針のキャップ
編み針のおしりには丸い玉がついていて、編み目から針が外れるのを防いでくれます。もし玉がついていない場合や、玉が小さすぎるという場合には、さらに編み目から針が外れにくくなるキャップなどを使うとよいでしょう。
5-5ほつれ止め
ほつれ止めは襟などに使用するクリップのような道具
途中で目を休ませるときに使用します。初心者のうちは使う機会は少ないかもしれませんが、大きな作品に挑戦するときや、マイペースでゆっくり作品作りを進めたいときに持っておくと便利です。
5-6目数リング・段数マーカー
目数リングは編み目の数が分かりやすい目印として編み針に通して使用します。また、段数マーカーは編んだ段の数をマークしておくための道具です。大きな作品を使うときには欠かせないものなので、もしセーターやマフラーなどを作りたいと思ったときには買い求めておくとよいでしょう。
01まとめ
編み物を楽しむためには、基本的な編み針や毛糸に加え、作業を効率化するための補助ツールが欠かせません。
目数リングや段数マーカー、ニットゲージ、メジャーなどの便利なアイテムを上手に活用することで、作品の仕上がりが大きく向上し、編み物がより快適に進められるでしょう。
これらのツールをうまく使いこなすことで、編み物の楽しさと達成感をさらに高められます。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
めんま 先生
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1993年生まれ、東京都出身。
学生の頃に編み物の自由な世界観に魅了され独学で編み物を始める。
その後、めんまとしてSNSで活動を開始。
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my floret 先生
アフガン編み監修者
育児休業中にかぎ針編みを始める。
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5-1レシピ本、編み図
編み物を始めるときに便利なのが、初心者向けのレシピ本や編み図。これらの本や編み図には、基本的な編み方が記載されています。また、図解や写真が豊富なものを選ぶと、編み進めるための参考になります。
5-2メジャー・ものさし
メジャーは作品の大きさを計るときに使用するもの。また、ものさしはゲージを計るときに使用します。小さな作品を使用するときでも、メジャーなどを使い慣れておくと、大きな作品を作るときに便利です。
5-3ニットゲージ
ニットゲージは編み物を始める前にサイズを計算するときに必要。編み物では目の数や段の数が重要ですが、ニットゲージを揃えておくと非常に重宝です。
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