ビーズアクセサリーに使用する糸の選び方と耐久性アップのポイント！

2-1素材別

ビーズアクセサリー作りに使用する糸には様々な素材が用いられます。
たとえばテグスの場合、ナイロンやフロロカーボン、ホンテロンなどが使われます。
ナイロンはもっともリーズナブルで伸びもよく扱いやすいため人気がありますが、水を吸いやすく、日光や皮脂などで劣化しにくいもの。
逆にフロロカーボンやホンテロンは水や日光、皮脂などで劣化することはありませんが、伸びが悪く、ハリが強いこともあり、初心者にはやや扱いにくいというのが特徴です。
一方、ビーズステッチ用の糸の場合、ナイロンと合成繊維の二種類が一般的。
ナイロンの糸は柔らかい仕上がりで強度もあり、柔らかい印象のビーズアクセサリーを作りたいというときには最適ですが、糸が毛羽立ちやすく、毛羽立ったところから切れてしますことがあります。
逆に合成繊維の場合、強度が強く毛羽立ちも抑えられる反面、やや硬い仕上がりになります。
また、合成繊維はナイロンに比べると値段が高く、色も少ないというのもデメリットです。
天然石やパールなどを使う場合、使われることが多いのがシルクコード。シルクコードは穴が小さな天然石やパールでも通しやすく、シルクならではの高級感を持っています。
このように糸は素材によっても大きな違いがあります。

2-2サイズ

糸を選ぶときに重要なのがサイズです。テグスか糸かなどにより、サイズは「号数」「番手」「長さ当たりの重さ」など表記が異なることがあります。
これまで使ったことのない糸を選ぶときはどうしてもわかりにくくなってしまうため、専門店のスタッフに質問してみるのも良い方法です。

3-1用途別専用糸

ビーズアクセサリー作りで人気の高いのがネックレスですが、ネックレスには専用の糸も市販されています。ネックレス専用の糸は、ほつれが少なく扱いやすいのが特徴。ビーズを通すだけで作品を作れるため、ネックレスを作ってみたいという人にはまずこういった専用糸を選ぶのがよいでしょう。
専用糸の中には「ビーズワーク専用」というタイプもあります。これもネックレスやブレスレットなど、ビーズアクセサリーに使われるもので、ワックスやロウで加工されているのが特徴。糸の滑りがよく、アクセサリー作りの作業をスムーズに進めることができます。
また、よりグレードの高い糸として「ジュエリーコード」と呼ばれるものもあります。これは高価なビーズなどを使ったアクセサリーに使われるもので、高級感があり、劣化も少ないなどの特徴があります。
糸の中には、糸とワイヤーがすでにつながっているものもあり、作業を行うときにも非常に便利です。
もしデリカビーズなどを使用するときや、ビーズステッチを行う場合などにもそれぞれ専用のものがあります。

3-2仕上がり

どのような糸を選ぶかは作品の印象や作業にも大きな影響を与えます。
たとえばビーズステッチ糸やシルクコードなどは柔らかくしなやかな印象。
逆にナイロンコートワイヤーなどを使用すると、作品は硬く、しっかりとします。
そのため、まずはどのようなアクセサリーを作りたいか、どんな印象のものがよいのかなど、最初に作品のイメージを固めてから糸を選ぶというのもよい方法といえるでしょう。

4-1本結び

本結びは糸の結び方としてとても一般的なもの。
本結びを行うときは左と右の糸を左を上に重ねます。その後左の糸を右の糸に一度巻き付け、左右の糸を引っ張ります。今度は右の糸を上にして、同じように左右の糸を巻き付けて強く引きます。

4-2外科結び

外科結びも本結びと同じように左右の左を上にして重ねます。その後、左の糸を右の糸に二度巻き付け、左右に引きます。今度は右の糸を上にして左右の糸を重ね、右の糸を左の糸に一度巻き付け、強く引いて結び目を作ります。

4-3ふた結び

ふた結びは糸と金具を結ぶときに使われます。まず糸を金具に二度通し、短い糸を下から交差します。次に上から輪の中に糸を入れて引き、さらに下から交差、上から輪の中に糸を入れて引いて結び目を作ります。

4-4横結び（はた結び）

横結び（はた結び）は、糸同士を継ぐときに使われる結び方です。
まず古い糸を新しい糸に巻き付け、新しい糸を古い糸にくぐらせます。その後、新しい糸で古い糸をまたぐようにして結び目を作ります。

1-1ナイロン糸の特徴と適した用途

ナイロン糸は、ビーズアクセサリーで最も一般的に使用される糸の一つです。 その強度と柔軟性が特徴で、特にビーズのサイズが小さく、繊細なデザインのアクセサリー作りに適しています。 ナイロン糸は、丈夫で切れにくいため、ビーズの重さや圧力に耐えられ、長期間使用しても形状を維持します。 また、ナイロン糸は様々な色があり、ビーズの色やデザインに合わせて選ぶことが可能です。 ナイロン素材の糸は滑りが良いため、編み込み作業などが行いやすいです。 しかし、伸縮性があまりないため、フィット感を必要とするアクセサリーには不向きな場合があります。

ナイロン糸の活用シーン

ナイロン糸は、日常使いのブレスレットやネックレス、ピアスなど、頻繁に使用されるアクセサリーに最適です。 特に、耐久性が求められる場面や、ビーズを多く使用するデザインのアクセサリーでその力を発揮します。 装飾性が高く、華やかなビーズアクセサリーを作る際にも、ビーズと糸の色をうまく調和させることが可能です。

1-1ポリエステル糸の利点とおすすめの使い方

ポリエステル糸は、ナイロン糸に比べて若干の伸縮性を持ち、耐久性とコストパフォーマンスに優れています。 この糸は、摩擦や紫外線に強いため、屋外で使用するアクセサリーや、着脱頻度の多い場合に適しています。 ポリエステル糸はナイロン糸と同様にカラーバリエーションが豊富で、ビーズの色に合わせた選択がしやすいです。 ポリエステル糸は、ナイロン糸に比べて表面がやや硬く、手触りが異なりますが、そのため形状が崩れにくく、しっかりとしたアクセサリーを作りたい場合に向いています。 また、ポリエステル糸は水や汗に強いため、スポーツアクセサリーや海辺での使用にも適しています。

ポリエステル糸の使用例

ポリエステル糸は、日常使いのアクセサリーはもちろん、スポーツやアウトドア向けのアクセサリーにも広く使用されています。 特に、ブレスレットやアンクレットなど、伸縮性が必要な場合に適しています。 また、ビーズを使ったファッションアイテムや小物にもよく使われ、ビーズアート作品にも応用されています。

1-1絹糸の魅力とその使い道

絹糸は、その上品で高級感のある光沢が特徴です。 絹糸は肌に優しく、敏感肌の方でも安心して使用できるため、肌に直接触れる部分に使うアクセサリーに適しています。 絹糸はナイロン糸やポリエステル糸に比べると若干弱いとされていますが、そのしなやかさと独特の質感が魅力です。 細かいビーズを使ったアクセサリーや、繊細なデザインの作品を作りたいときに最適です。 ただし、長時間の使用や頻繁な着脱には適していないため、特別な場で使用するアクセサリーに向いています。

絹糸の活用例

絹糸は、ドレスアップ用のアクセサリーや、着物や和装に合わせた伝統的なアクセサリーに使われることが多いです。 また、結婚式やパーティーなど、特別な場面で使用するネックレスやブレスレットにもおすすめです。 ビーズの色味や素材と調和させることで、よりエレガントで上質な仕上がりになります。

1-1革ひもを使ったアクセサリー作りのポイント

革ひもは、カジュアルでナチュラルな印象を与えるアクセサリーに最適です。 大きいビーズや、木製や石などの自然素材のビーズを使ったアクセサリーに合わせると、その質感が際立ちます。 革ひもは非常に丈夫で、長期間使用しても劣化しにくいため、日常使いのアクセサリーにぴったりです。 革ひもの太さや色はさまざまな種類があり、ビーズやデザインに応じて選ぶことができます。 また、加工もしやすく、フックや留め具の取り付けも容易です。 ただし、革ひもは水に弱いため、水に濡れる場所や湿度の高い環境では適していません。

革ひもを使う際の注意点

革ひもを使用する際には、湿気や水に対するケアが必要です。 水に濡れると革が硬くなったり、変色したりすることがあるため、入浴やプールなどの際には外すことが推奨されます。 また、革ひもは日常的に使うアクセサリーとしては非常に適していますが、フォーマルなシーンにはややカジュアルすぎる印象を与えるため、場面に応じた使い分けが必要です。

01ビーズアクセサリーに最適な糸の選び方