ワイヤーワークとは?ビーズアクセサリーで使うワイヤーの種類や基礎技術
ワイヤーワークは、ビーズアクセサリー作りを始めとするハンドクラフトの中で、非常に人気のある技法です。
針金のようなワイヤーを自由に曲げたりねじったりしながら、独自の形を作り出すことで、手作りのアクセサリーや小物に個性を加えられます。
女性に人気のビーズアクセサリー作り。ビーズアクセサリーはワイヤーを加えることで、さらにオリジナリティあふれるアクセサリーを手作りすることができます。今回はビーズアクセサリーで使用するワイヤーと、ワイヤーワークについてご紹介します。
- 目次
- 1. ワイヤーワークの基本とその魅力
- 1-1. 自由自在な形を生み出すワイヤーワークとは
- 1-2. ビーズアクセサリーやフレームワークでのワイヤーの活用
- 1-3. アクセサリーや小物作りにおけるワイヤークラフトの役割
- 2. ビーズアクセサリーに使われるワイヤーの種類
- 2-1. メッキワイヤーの特徴と使い方
- 2-2. ステンレスワイヤーの特性と適した作品
- 2-3. 銅ワイヤーの魅力と注意点
- 2-4. アルミワイヤーの特徴と用途
- 3. ワイヤーワークにおける基本テクニック
- 3-1. ループ作りのコツとその応用
- 3-2. ターン技法で立体感を演出する方法
- 3-3. スパイラルテクニックの効果的な使い方
- 3-4. リンクを活用した複雑なデザインの作り方
- 4. ワイヤーワークに欠かせないツールの選び方
- 4-1. ラウンドノーズプライヤーの使い方と役割
- 4-2. ラウンドノーズプライヤーを使ったループ作りのコツ
- 4-3. フラットノーズプライヤーの使用シーン
- 4-4. フラットノーズプライヤーを使った曲げ技法
- 4-5. ワイヤーカッターで正確にカットするテクニック
- 4-6. ワイヤーカッターのメンテナンスと注意点
- 5. ワイヤーアクセサリー作りの実践例
- 5-1. ネックレスを作る際のポイント
- 5-2. ネックレスチェーン部分のワイヤーワークの工夫
- 5-3. ピアス作りでのワイヤーの活用法
- 5-4. シンメトリーを保つためのコツ
- 5-5. リングやブレスレットをワイヤーで作る手順
- 5-6. 調整可能なリングやブレスレットの作り方
- 5-7. ビーズアクセサリーに最適なワイヤーの選び方
- 5-8. デザインに応じたワイヤー選びのポイント
- 6. ワイヤーワークとは?
- 7. ビーズアクセサリーに使用するワイヤーの種類
- 7-1. ワイヤーの選び方
- 7-2. 素材
- 8. ワイヤーワークのテクニック
- 8-1. 【基本テクニック】切る
- 8-2. 【基本テクニック】曲げる
- 8-3. 【基本テクニック】伸ばす
- 8-4. 【基本テクニック】ねじる
- 8-5. 【基本テクニック】巻き付ける
- 8-6. 【応用テクニック】めがね留め
- 8-7. 【応用テクニック】ドロップ留め
- 9. ワイヤーワークに必要な工具
- 10. まとめ
01ワイヤーワークの基本とその魅力
1-1自由自在な形を生み出すワイヤーワークとは
ワイヤーワークの大きな魅力のひとつは、ワイヤーを自由自在に曲げたり、ねじったりすることで、さまざまな形状を作り出せる点です。 ワイヤーの柔軟性を活かすことで、平面的なデザインから立体的なオブジェクトまで、多彩な表現が可能です。 また、ワイヤー自体の素材や太さによって、異なる質感や強度を持つ作品が出来上がります。 初心者はまず、基本的な形状作りから始めるのがおすすめです。 ワイヤーワークでは、シンプルなループやスパイラルを作ることから、複雑な装飾や形を組み合わせる高度な技術まで幅広い表現が可能です。 ワイヤーの素材や太さを変えることで、同じ技術を使ってもまったく異なる作品が生まれるのも、このクラフトの魅力です。
1-1ビーズアクセサリーやフレームワークでのワイヤーの活用
ワイヤーワークは、特にビーズアクセサリーやフレームワークの分野で広く活用されています。 ワイヤーの柔軟性を活かし、ビーズを固定したり、フレームの骨組みを作ったりできます。 ビーズを一つ一つワイヤーに通し、独自のデザインを作り出すことで、手作りのオリジナルアクセサリーが完成します。 ワイヤーを使ったビーズアクセサリーは、特にイヤリングやブレスレットなどで人気が高いです。 これらのアイテムは、ワイヤーの強度を活かして丈夫かつ軽量に仕上げることができ、さまざまな色や形のビーズを組み合わせることで無限のデザインの可能性を提供します。 また、フレームワークとしてワイヤーを使うことで、ペンダントやネックレスの土台としても優れた安定感を与え、ビーズや他の装飾をしっかりと支えられます。
1-1アクセサリーや小物作りにおけるワイヤークラフトの役割
ワイヤークラフトは、単なる装飾品だけでなく、小物作りにも幅広く利用されています。 例えば、ワイヤーで作るフォトフレームや、インテリアのデコレーションとしてのワイヤークラフトは、シンプルでありながらも個性的なデザインを可能にします。 また、ワイヤーを使ったキャンドルホルダーや花瓶の装飾など、日常のアイテムに少しのアクセントを加えられます。 アクセサリー作りにおいても、ワイヤークラフトは欠かせない技術です。 例えば、ワイヤーで作るネックレスやブレスレットの留め具やチェーン部分、または装飾的なフレームとしての役割を果たします。 ワイヤーを使えば、他の素材では難しい繊細なデザインやカスタマイズが容易に行えるため、特にハンドメイドの世界では大きな人気があります。
01ビーズアクセサリーに使われるワイヤーの種類
1-1メッキワイヤーの特徴と使い方
メッキワイヤーは、中心にある金属芯の上に薄い金属層がコーティングされたワイヤーで、見た目が美しく、カラーバリエーションが豊富です。 特にゴールドやシルバー、ブロンズなどの色合いがあり、ビーズアクセサリーのデザインに華やかさを加えられます。 また、メッキ加工により、酸化や錆びに強く、長期間使用しても美しさを保ちやすいのが特徴です。 ただし、メッキワイヤーは加工時に表面のメッキ層が剥がれやすいというデメリットがあります。 特に、曲げたりねじったりする際には注意が必要で、慎重な取り扱いが求められます。 そのため、メッキワイヤーを使う場合は、比較的シンプルな形状のアクセサリーや、装飾性を重視した作品に適しています。
1-1ステンレスワイヤーの特性と適した作品
ステンレスワイヤーは、非常に強度が高く、錆びにくい金属であるため、耐久性を重視したアクセサリー制作に最適です。 特に、日常的に使用するアクセサリーや外部の環境にさらされやすいブレスレットやネックレスに向いています。 また、ステンレス特有の光沢がアクセサリーに高級感を与えるため、シンプルながらも洗練されたデザインが求められる作品に適しています。 ステンレスワイヤーの硬さは、一方で加工の難しさを伴います。 曲げたりねじったりする作業には、力と専用の工具が必要になるため、初心者にはやや扱いにくい素材です。 しかし、一度形を整えるとそのまま維持され、長く使用できるため、耐久性の高い作品を目指す場合には非常に優れた選択肢となります。
1-1銅ワイヤーの魅力と注意点
銅ワイヤーは、その暖かみのある色合いと柔軟性が魅力で、ビーズアクセサリーの制作において非常に人気があります。 銅自体が柔らかいため、曲げやすく、複雑なデザインや細かいパーツを作りやすいのが特徴です。 また、銅は酸化により独特の風合いを醸し出すため、ヴィンテージ風やアンティーク調のアクセサリーに使われることも多いです。 ただし、銅ワイヤーには酸化しやすいという注意点があります。 時間が経つと緑青(銅の錆)が発生し、色が変わってしまうため、作品の仕上げに透明な保護剤を塗布するか、頻繁に手入れを行うことが求められます。 また、銅アレルギーを持つ人には不向きな素材であるため、アクセサリーを作る際は使用者の体質にも注意を払う必要があります。
1-1アルミワイヤーの特徴と用途
アルミワイヤーは非常に軽量で柔らかく、加工がしやすい素材として知られています。 そのため、初心者にも扱いやすく、複雑な形状や大きな作品を作る際にも手軽に使用できるのが特徴です。 アルミは錆びにくく、さまざまな色に着色された製品が市販されているため、ビーズアクセサリーにおいても多様なデザインに対応できます。 アルミワイヤーは、軽さゆえに大きなアクセサリーや、耳や首に負担をかけたくないデザインに適しています。 また、比較的価格が安価であるため、試作品を作る際や初心者が練習用に使う素材としても人気があります。 ただし、アルミは非常に柔らかい素材であるため、強度を必要とするアクセサリーには不向きです。 特に、頻繁に力が加わる部分には適さないため、作品を作る際には用途に応じて慎重に選ぶことが求められます。
01ワイヤーワークにおける基本テクニック
1-1ループ作りのコツとその応用
ループは、ワイヤーワークの基本中の基本であり、アクセサリーのパーツをつなげるために最もよく使われるテクニックです。 ループをきれいに作るためには、均等な力でワイヤーを曲げることが大切です。 ラウンドノーズプライヤーを使い、ワイヤーの端を丁寧に巻き込むようにしてループを作成します。 この際、ワイヤーが折れ曲がったり、ねじれたりしないように注意が必要です。 ループは単にパーツをつなげるためだけでなく、装飾としても活用できます。 複数のループを重ねたり、連続的に作成したりすることで、独自のデザインを生み出すことができます。 また、ループを大きさや形状を変えて応用すれば、イヤリングやペンダントの装飾部分として使うことができ、作品に立体感や動きを加えることが可能です。
1-1ターン技法で立体感を演出する方法
ターン技法は、ワイヤーを曲げて立体的なデザインを作る際に役立つテクニックです。 ワイヤーを一定の角度で折り曲げることで、作品にしっかりとした形を与えつつ、立体感を演出できます。 この技術は特に、ビーズを囲むフレームを作るときや、幾何学的なデザインを表現する際に重宝します。 ターンを正確に行うためには、ワイヤーの曲げたい部分をフラットノーズプライヤーでしっかりと固定し、一定の角度で曲げることが重要です。 角度を変えながら複数回ターンを行うことで、立体的な構造を持つデザインが完成します。 応用としては、ターンを組み合わせることで複雑な模様や構造物を作り出すことも可能です。
1-1スパイラルテクニックの効果的な使い方
スパイラルテクニックは、ワイヤーを巻き付けて渦巻き状のデザインを作る方法で、アクセサリーや装飾品に動きと個性を加えられます。 このテクニックは、イヤリングやペンダントの装飾部分としてよく使われ、曲線的で柔らかな印象を与えるデザインを作るのに最適です。 スパイラルを作るには、ラウンドノーズプライヤーを使い、ワイヤーの端から中央に向かって徐々に巻き付けていきます。 この際、ワイヤーがねじれたり、不均一になったりしないように、均等な力でゆっくりと巻くことがポイントです。 スパイラルの大きさや巻き方を工夫することで、デザインの表現を変えることができ、複数のスパイラルを組み合わせることでより複雑で華やかな作品を作ることが可能です。
1-1リンクを活用した複雑なデザインの作り方
リンクは、複数のワイヤーパーツを連結して、複雑なデザインを構築するための基本的な技術です。 ワイヤーの両端にループやターンを作り、それらをつなげることで、ネックレスやブレスレット、イヤリングなどのアクセサリーを構成します。 この技法をマスターすることで、個別のパーツを組み合わせた多層的で立体的なデザインを実現できます。 リンクを作る際には、各パーツがしっかりと接続されていることを確認することが重要です。 ワイヤーの端が完全に閉じられていないと、パーツが外れやすくなるため、ペンチを使ってしっかりと固定します。 応用として、異なるサイズや形のリンクを組み合わせることで、より複雑で独自のデザインを作成することが可能です。
01ワイヤーワークに欠かせないツールの選び方
1-1ラウンドノーズプライヤーの使い方と役割
ラウンドノーズプライヤーは、先端が丸い形状をしており、ワイヤーを曲げたり、ループを作ったりする際に使うツールです。 ワイヤーワークにおいて、均一で美しいループやカーブを作るためには、このラウンドノーズプライヤーが不可欠です。 特にイヤリングやネックレスなどのアクセサリー作りでは、ワイヤーの端を滑らかに曲げる技術が必要で、その際にこのツールが活躍します。 ラウンドノーズプライヤーを使うときは、ワイヤーをプライヤーのどの部分に挟むかで、ループの大きさを調整できます。 先端に近い部分で挟めば小さなループ、根元に近い部分で挟めば大きなループを作ることが可能です。 また、力の入れ具合もポイントで、強く握りすぎるとワイヤーが潰れたり、折れてしまったりすることがありますので、適切な力加減を意識することが重要です。
ラウンドノーズプライヤーを使ったループ作りのコツ
ラウンドノーズプライヤーを使ってループを作る際のコツは、ワイヤーをしっかりと挟み、一定の角度で少しずつ曲げていくことです。 曲げる際に手首を回すようにしてプライヤーを動かすと、スムーズなループを作ることができます。 また、ワイヤーがねじれたり折れ曲がったりしないように注意しながら、慎重に作業を進めることが大切です。
1-1フラットノーズプライヤーの使用シーン
フラットノーズプライヤーは、先端が平らで広い形状をしており、ワイヤーをしっかりとつかむために使用します。 特にワイヤーを折り曲げる際や、複数のパーツを結合する際に役立つツールです。 ラウンドノーズプライヤーと異なり、フラットな面でワイヤーを挟むため、曲げた部分が滑らかになりやすいことが特徴です。 このプライヤーは、ワイヤーを直角に曲げたいときや、パーツをしっかりと固定する必要がある場面で使われます。 また、装飾品の微調整を行う際にも便利で、特に細かい部分での精度が求められる作業に適しています。 フラットノーズプライヤーを使うことで、ワイヤーがずれたり滑ったりするのを防ぎながら、しっかりとした形を保つことができます。
フラットノーズプライヤーを使った曲げ技法
フラットノーズプライヤーを使ってワイヤーを曲げる際は、ワイヤーをプライヤーでしっかりと挟み、手首を使って力を加えることがポイントです。 この際、曲げる角度を意識しながら少しずつ調整することで、正確な曲げ具合を実現できます。 特に直角に曲げる技術は、ワイヤー作品に立体感を与えるための基本的な技術として重要です。
1-1ワイヤーカッターで正確にカットするテクニック
ワイヤーカッターは、ワイヤーを必要な長さに切断するための道具です。 切断面がきれいであるほど、アクセサリーの仕上がりが美しくなるため、ワイヤーカッターの使い方は非常に重要です。 特に、ビーズアクセサリーやフレームワークを作る際には、ワイヤーの端が鋭くならないように注意しながらカットする必要があります。 ワイヤーカッターを使うときは、切断したい部分にしっかりと刃を当て、均等な力で一気にカットすることが重要です。 ゆっくりとカットするとワイヤーがつぶれてしまい、切断面が汚くなりやすいので、力を入れて一度で切るようにしましょう。 また、カットした後は、切断面が鋭利でないか確認し、必要に応じてヤスリなどで仕上げを行います。
ワイヤーカッターのメンテナンスと注意点
ワイヤーカッターは、頻繁に使用すると刃が鈍くなり、切れ味が落ちることがあります。 そのため、定期的なメンテナンスが重要です。 刃を清潔に保ち、使用後は湿気を避けるために乾燥した場所に保管することが望ましいです。 また、非常に硬いワイヤーをカットする場合、カッターに過度な負荷がかかると刃が損傷する恐れがあるため、適切な種類のワイヤーで使用することを心掛けましょう。
01ワイヤーアクセサリー作りの実践例
1-1ネックレスを作る際のポイント
ネックレス作りでは、ワイヤーの柔軟性と強度のバランスを保つことが重要です。 特に、ペンダントトップやビーズを通す場合には、ワイヤーの太さがデザインに影響を与えるため、慎重に選ぶ必要があります。 ワイヤーが太すぎると、ビーズを通すのが難しくなりますが、細すぎると耐久性に欠け、ネックレス全体の強度が低下します。 ペンダントトップを固定する際には、ワイヤーを使って小さなループを作り、しっかりと固定することが大切です。 ラウンドノーズプライヤーを使って美しいループを作ると、全体的なデザインが洗練され、プロフェッショナルな仕上がりになります。 また、ネックレスの長さを調整する際には、ワイヤーの端にカラビナや留め具を取り付けることが一般的です。 このとき、フラットノーズプライヤーを使って、しっかりと留め具を固定することがポイントです。
ネックレスチェーン部分のワイヤーワークの工夫
ネックレスのチェーン部分には、ワイヤーを使ったリンクを作ることでオリジナルのデザインを表現できます。 リンクは、ワイヤーをループ状に曲げて互いに繋げることで作られ、シンプルでありながらも独自のパターンを生み出せます。 チェーンのデザインは、ループの大きさや数を工夫することで、太さや長さを自在に調整できるため、個性的なアクセサリーを作成するための重要な技術です。
1-1ピアス作りでのワイヤーの活用法
ピアス作りにおいては、ワイヤーの柔軟性と軽さが非常に重要な要素です。 耳にかけるため、ピアス全体の重さを軽くする必要があるため、細めのワイヤーを使用することが多いです。 特に、フック部分やビーズを固定する部分では、ワイヤーがしなやかに曲がりながらも形を保持することが求められます。 ピアスフックは、ラウンドノーズプライヤーを使ってシンプルなループを作ることで容易に形成できます。 フックの端は丸めておき、耳に通す際に引っかかりがないように仕上げることが大切です。 また、ビーズを使用する場合には、ビーズが動かないようにワイヤーでしっかりと固定し、ピアス全体のバランスを整えることがポイントです。
シンメトリーを保つためのコツ
ピアスは左右で対称性を保つことが重要です。 そのため、両方のピアスのワイヤーの長さやビーズの配置を正確に揃える必要があります。 作業中は、片方のピアスを完成させた後、同じ手順で反対側のピアスを作り、左右のバランスを確認しながら進めると良いでしょう。 また、ワイヤーを切る際には、切断面が滑らかになるようにワイヤーカッターを使って正確にカットします。
1-1リングやブレスレットをワイヤーで作る手順
リングやブレスレットは、ワイヤーを巻き付けたり、交差させたりすることで形を作ることができます。 リングの場合、指のサイズに合わせてワイヤーを円形に曲げる必要があります。 ラウンドノーズプライヤーや専用のリングマンドレルを使って、ワイヤーを均等に曲げながら、デザインを整えていくのがポイントです。 ブレスレットは、リングよりも大きなサイズを必要とするため、ワイヤーを複数回巻き付けたり、ねじったりしてデザイン性を高めることが可能です。 ブレスレットの場合、留め具を使用せずに、ワイヤーを重ね合わせることで簡単に作れます。 この技法を使うと、カジュアルでありながらもスタイリッシュなブレスレットが完成します。
調整可能なリングやブレスレットの作り方
リングやブレスレットを作る際に、サイズを調整可能にする方法もあります。 ワイヤーを一部二重にしたり、巻きを緩めたりすることで、着用者に合わせてサイズを変更できるようにデザインを工夫します。 特にブレスレットでは、ワイヤーの端を互いに引っ掛けるフック状にして、サイズを自由に調整できるものが人気です。
1-1ビーズアクセサリーに最適なワイヤーの選び方
ビーズアクセサリーを作る際には、ワイヤーの種類や太さを正しく選ぶことが作品の完成度に大きく影響します。 ビーズの穴に通すため、ワイヤーは十分に細くなければなりませんが、強度も必要です。 一般的には、ステンレスやメッキ加工されたワイヤーがよく使われますが、デザインによっては銅やアルミニウムなども選択肢となります。 ビーズのサイズに応じて、ワイヤーの太さを調整することも重要です。 大きなビーズを使用する場合は、太めのワイヤーを選んで安定感を持たせ、小さなビーズの場合は細いワイヤーで繊細なデザインに仕上げることがポイントです。 また、ビーズとワイヤーの色の組み合わせも考慮し、全体のデザインが調和するように工夫することが求められます。
デザインに応じたワイヤー選びのポイント
デザインによって、ワイヤーの種類や太さ、色を使い分けることで、アクセサリーの印象が大きく変わります。 例えば、シンプルで洗練されたデザインを目指す場合には、ステンレスワイヤーを使い、ビーズやパーツの色に合わせてシルバーやゴールドのワイヤーを選ぶと良いでしょう。 一方、ヴィンテージ風のデザインには、酸化しやすい銅ワイヤーを使用して独特の風合いを出すことができます。
01ワイヤーワークとは?
「ワイヤーワーク」とは、針金を曲げたり、ビーズと組み合わせたりすることで、小物やアクセサリーを製作することです。使われるワイヤーには様々な種類があり、ワイヤークラフトとも呼ばれています。
ワイヤーワークはワイヤーの巻き方を工夫するだけでバリエーション豊かなアクセサリーを作ることができます。
ワイヤーを扱うというと、力が必要というイメージを持っている方もいらっしゃいますが、ワイヤーワークで使用するワイヤーは非常に細く、加工しやすいもの。そのため、女性や初心者でも簡単に楽しむことができます。
02ビーズアクセサリーに使用するワイヤーの種類
ビーズアクセサリー作りにワイヤーワークを組み合わせる場合、まず大切になるのが使用するワイヤーの種類です。それではワイヤーにはどのような種類があるのでしょうか。
2-1ワイヤーの選び方
ワイヤーには太さや素材、強度など様々な種類があります。ビーズアクセサリー作りに使用する場合には、デザインや強度、ビーズの穴の大きさなどに合わせて使い分けることが重要です。
そのため、まずはどのような作品を作りたいのか、しっかりとイメージを固めておくことが必要になります。
2-2素材
ワイヤーは金属で作られているため、ある程度の強度を持っています。
ワイヤーの中でもっとも一般的な素材がステンレス。ステンレスは強度が高く、さびにくいという特徴があります。価格もリーズナブルなので、使いやすいワイヤーだと言えるでしょう。
ただし、素材自体がやや硬め。また、カラーバリエーションも少ないというのが欠点です。
ステンレスと同様に人気があるのがアルミ。アルミは加工しやすく、軽いという特徴がありますが、一点に力がかかると強度が低下します。
たとえば同じ場所を何度も折り曲げていると、その部分だけ強度が下がって折れてしまうことも。
初心者の場合、扱いやすいのが銅のワイヤー。銅は価格もリーズナブルで加工がしやすく、扱うのも簡単です。ただし変色やさびが多く、きちんとお手入れを行うことが重要です。
もしお手入れが面倒という場合、同のワイヤーにクリアコーティング加工が行われている「アーティスティックワイヤー」も便利。アーティスティックワイヤーはカラーバリエーションも豊富で、コーティングのおかげでお手入れも簡単です。
ある程度技術がある人なら、強度がある真鍮のワイヤーも人気があります。
ワイヤーの中には、強度よりも見た目を重視したものがあります。
たとえば「金線」「銀線」と呼ばれるもの。金線は金、銀線は銀を使ったワイヤーなので価格は高価。高級感を求めるプロの作家が使用するワイヤーです。
03ワイヤーワークのテクニック
ワイヤーを扱うのは非常に難しいものと思っている方もいらっしゃいますが、慣れれば意外に簡単。いくつかの基本テクニックを知っておくだけで、手作りアクセサリーの幅も広がります。
3-1【基本テクニック】切る
ワイヤーは金属で出来ているもの。必要なサイズにカットして使用することが必要です。
ワイヤーをカットする場合はラジオペンチの根本やニッパーなどが使われますが、細かい作業にはニッパーが便利。
ニッパーでワイヤーを切るときは、ニッパーとワイヤーの方向に注意しましょう。ニッパーでワイヤーをカットすると、ニッパーの内側に当たる部分は平ら、外側に当たる部分は山形になります。アクセサリーに使用するものは内側の平らな部分を残すようにしましょう。
3-2【基本テクニック】曲げる
ワイヤーワークに欠かせないのがワイヤーを曲げる作業です。このときに使用するのが丸ペンチやラジオペンチ。特に丸ペンチはワイヤーを巻いたり曲げたりと役立ちます。
ただし、大きくカーブをつけたいときや曲線を作りたいときには工具を使うよりも手でゆっくりと曲げたほうがきれいに曲げることができます。
3-3【基本テクニック】伸ばす
購入したばかりのワイヤーは巻きぐせがついています。そのため、作品を作るときにはまずワイヤーを伸ばすことが必要。ワイヤーを伸ばすときは、指でワイヤーをハサミ、ゆっくりとしごいていきます。ワイヤーは金属でできているので、しばらくするとまっすぐの状態に伸ばすことができます。
細いワイヤーの場合、指で行っても構いませんが、太いワイヤーはまっすぐの状態になるまで時間がかかるため、タオルなどでワイヤーを挟むとよいでしょう。
3-4【基本テクニック】ねじる
ワイヤーで小さな輪を作るときやアクセサリーの飾りに使うときなど、意外と多く使うのがねじる動作。ワイヤーをきれいにねじりたいという場合、ワイヤーの片方の少し離れた部分を固定。もう一方を細長い棒などに固定してゆっくりと回していきます。すると、棒の回転に合わせてきれいなねじりが生まれます。
逆に指などでひとつずつねじっていくと、どうしても力に偏りが生まれて、バランスが悪くなってしまいます。
3-5【基本テクニック】巻き付ける
ワイヤーにビーズを取り付けるときに必要になるのが巻き付けるというテクニックです。ワイヤーを巻き付けるときに重要なのがワイヤーの太さ。あまり太いものの場合、ワイヤーを巻き付けることができないので、できるだけ細めのものを選びましょう。また、巻き付ける間隔は細めにしておくとバランスがよくなります。
もし巻き付けた部分が肌に当たるようであれば、その部分はペンチで潰して固定すると、ワイヤーが肌を傷つけることがありません。
3-6【応用テクニック】めがね留め
「めがね留め」は、ビーズでパーツを留めるときや、パーツ同士をつなげるときに使われます。
めがね留めを行うときには、ビーズに通したワイヤーを半周させて、一度軽くねじります。その後、片方のワイヤーを丸めてペンチで固定、残りのワイヤーを巻き付けていきます。
めがね留めは応用範囲が広いテクニックなので、身につけておくと非常に便利です。
3-7【応用テクニック】ドロップ留め
「ドロップ留め」は、しずくの形のビーズが垂れ下がるようにつなぐテクニックです。ドロップ留めは水平方向に穴が開いているビーズ。まずビーズの穴の場所を確認しましょう。
次にビーズにワイヤーを通して、左右のワイヤーをビーズの頂点で交差させます。
そこでワイヤーを捻り、丸ペンチなどで小さな丸を作ります。丸の根本にワイヤーを巻き付ければドロップ留めの完成です。
04ワイヤーワークに必要な工具
ワイヤーワークは金属製のワイヤーを使うため、ある程度の工具が必要です。では、ワイヤーワークにはどのような工具が必要なのでしょうか。
実はワイヤーワークにはそれほどたくさんの工具は必要ありません。最低限必要なのは「切る」と「曲げる」ための道具。
ワイヤーを切るためにはニッパーが便利ですが、その他にもワイヤーが切断できる道具があれば、それを使うという方法もあります。
また、ワイヤーを曲げるためにはペンチかやっとこが一般的ですが、こちらも代わりになる道具があればそちらでもOK。
ただし、より細かい作業ができるように先の細いものがベストです。
01まとめ
ワイヤーワークは、ビーズアクセサリー作りやハンドメイド作品において、非常に魅力的で多様な表現を可能にする技法です。
当記事で解説したように、ワイヤーの選び方や基本的なテクニックを習得することで、初心者でも簡単にオリジナルアクセサリーを作成できます。
メッキワイヤーやステンレスワイヤー、銅ワイヤーなど、ワイヤーの種類によってデザインや強度が異なるため、目的に応じた選択が重要です。
これらの基礎を押さえながら、自分だけのアクセサリー作りを楽しんでみてください。
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平岡望 先生
ハンドメイド作家
1991年生まれ。愛媛県出身、工業系メーカーで技術職として就職後、ビーズアクセサリーのハンドメイド作家になる。 現在は愛媛県内でイベント出店も行う。
70,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
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ワイヤーワークはワイヤーの巻き方を工夫するだけでバリエーション豊かなアクセサリーを作ることができます。
ワイヤーを扱うというと、力が必要というイメージを持っている方もいらっしゃいますが、ワイヤーワークで使用するワイヤーは非常に細く、加工しやすいもの。そのため、女性や初心者でも簡単に楽しむことができます。
2-1ワイヤーの選び方
ワイヤーには太さや素材、強度など様々な種類があります。ビーズアクセサリー作りに使用する場合には、デザインや強度、ビーズの穴の大きさなどに合わせて使い分けることが重要です。
そのため、まずはどのような作品を作りたいのか、しっかりとイメージを固めておくことが必要になります。
2-2素材
ワイヤーは金属で作られているため、ある程度の強度を持っています。
ワイヤーの中でもっとも一般的な素材がステンレス。ステンレスは強度が高く、さびにくいという特徴があります。価格もリーズナブルなので、使いやすいワイヤーだと言えるでしょう。
ただし、素材自体がやや硬め。また、カラーバリエーションも少ないというのが欠点です。
ステンレスと同様に人気があるのがアルミ。アルミは加工しやすく、軽いという特徴がありますが、一点に力がかかると強度が低下します。
たとえば同じ場所を何度も折り曲げていると、その部分だけ強度が下がって折れてしまうことも。
初心者の場合、扱いやすいのが銅のワイヤー。銅は価格もリーズナブルで加工がしやすく、扱うのも簡単です。ただし変色やさびが多く、きちんとお手入れを行うことが重要です。
もしお手入れが面倒という場合、同のワイヤーにクリアコーティング加工が行われている「アーティスティックワイヤー」も便利。アーティスティックワイヤーはカラーバリエーションも豊富で、コーティングのおかげでお手入れも簡単です。
ある程度技術がある人なら、強度がある真鍮のワイヤーも人気があります。
ワイヤーの中には、強度よりも見た目を重視したものがあります。
たとえば「金線」「銀線」と呼ばれるもの。金線は金、銀線は銀を使ったワイヤーなので価格は高価。高級感を求めるプロの作家が使用するワイヤーです。
03ワイヤーワークのテクニック
ワイヤーを扱うのは非常に難しいものと思っている方もいらっしゃいますが、慣れれば意外に簡単。いくつかの基本テクニックを知っておくだけで、手作りアクセサリーの幅も広がります。
3-1【基本テクニック】切る
ワイヤーは金属で出来ているもの。必要なサイズにカットして使用することが必要です。
ワイヤーをカットする場合はラジオペンチの根本やニッパーなどが使われますが、細かい作業にはニッパーが便利。
ニッパーでワイヤーを切るときは、ニッパーとワイヤーの方向に注意しましょう。ニッパーでワイヤーをカットすると、ニッパーの内側に当たる部分は平ら、外側に当たる部分は山形になります。アクセサリーに使用するものは内側の平らな部分を残すようにしましょう。
3-2【基本テクニック】曲げる
ワイヤーワークに欠かせないのがワイヤーを曲げる作業です。このときに使用するのが丸ペンチやラジオペンチ。特に丸ペンチはワイヤーを巻いたり曲げたりと役立ちます。
ただし、大きくカーブをつけたいときや曲線を作りたいときには工具を使うよりも手でゆっくりと曲げたほうがきれいに曲げることができます。
3-3【基本テクニック】伸ばす
購入したばかりのワイヤーは巻きぐせがついています。そのため、作品を作るときにはまずワイヤーを伸ばすことが必要。ワイヤーを伸ばすときは、指でワイヤーをハサミ、ゆっくりとしごいていきます。ワイヤーは金属でできているので、しばらくするとまっすぐの状態に伸ばすことができます。
細いワイヤーの場合、指で行っても構いませんが、太いワイヤーはまっすぐの状態になるまで時間がかかるため、タオルなどでワイヤーを挟むとよいでしょう。
3-4【基本テクニック】ねじる
ワイヤーで小さな輪を作るときやアクセサリーの飾りに使うときなど、意外と多く使うのがねじる動作。ワイヤーをきれいにねじりたいという場合、ワイヤーの片方の少し離れた部分を固定。もう一方を細長い棒などに固定してゆっくりと回していきます。すると、棒の回転に合わせてきれいなねじりが生まれます。
逆に指などでひとつずつねじっていくと、どうしても力に偏りが生まれて、バランスが悪くなってしまいます。
3-5【基本テクニック】巻き付ける
ワイヤーにビーズを取り付けるときに必要になるのが巻き付けるというテクニックです。ワイヤーを巻き付けるときに重要なのがワイヤーの太さ。あまり太いものの場合、ワイヤーを巻き付けることができないので、できるだけ細めのものを選びましょう。また、巻き付ける間隔は細めにしておくとバランスがよくなります。
もし巻き付けた部分が肌に当たるようであれば、その部分はペンチで潰して固定すると、ワイヤーが肌を傷つけることがありません。
3-6【応用テクニック】めがね留め
「めがね留め」は、ビーズでパーツを留めるときや、パーツ同士をつなげるときに使われます。
めがね留めを行うときには、ビーズに通したワイヤーを半周させて、一度軽くねじります。その後、片方のワイヤーを丸めてペンチで固定、残りのワイヤーを巻き付けていきます。
めがね留めは応用範囲が広いテクニックなので、身につけておくと非常に便利です。
3-7【応用テクニック】ドロップ留め
「ドロップ留め」は、しずくの形のビーズが垂れ下がるようにつなぐテクニックです。ドロップ留めは水平方向に穴が開いているビーズ。まずビーズの穴の場所を確認しましょう。
次にビーズにワイヤーを通して、左右のワイヤーをビーズの頂点で交差させます。
そこでワイヤーを捻り、丸ペンチなどで小さな丸を作ります。丸の根本にワイヤーを巻き付ければドロップ留めの完成です。
04ワイヤーワークに必要な工具
ワイヤーワークは金属製のワイヤーを使うため、ある程度の工具が必要です。では、ワイヤーワークにはどのような工具が必要なのでしょうか。
実はワイヤーワークにはそれほどたくさんの工具は必要ありません。最低限必要なのは「切る」と「曲げる」ための道具。
ワイヤーを切るためにはニッパーが便利ですが、その他にもワイヤーが切断できる道具があれば、それを使うという方法もあります。
また、ワイヤーを曲げるためにはペンチかやっとこが一般的ですが、こちらも代わりになる道具があればそちらでもOK。
ただし、より細かい作業ができるように先の細いものがベストです。
01まとめ
ワイヤーワークは、ビーズアクセサリー作りやハンドメイド作品において、非常に魅力的で多様な表現を可能にする技法です。
当記事で解説したように、ワイヤーの選び方や基本的なテクニックを習得することで、初心者でも簡単にオリジナルアクセサリーを作成できます。
メッキワイヤーやステンレスワイヤー、銅ワイヤーなど、ワイヤーの種類によってデザインや強度が異なるため、目的に応じた選択が重要です。
これらの基礎を押さえながら、自分だけのアクセサリー作りを楽しんでみてください。
3-1【基本テクニック】切る
ワイヤーは金属で出来ているもの。必要なサイズにカットして使用することが必要です。
ワイヤーをカットする場合はラジオペンチの根本やニッパーなどが使われますが、細かい作業にはニッパーが便利。
ニッパーでワイヤーを切るときは、ニッパーとワイヤーの方向に注意しましょう。ニッパーでワイヤーをカットすると、ニッパーの内側に当たる部分は平ら、外側に当たる部分は山形になります。アクセサリーに使用するものは内側の平らな部分を残すようにしましょう。
3-2【基本テクニック】曲げる
ワイヤーワークに欠かせないのがワイヤーを曲げる作業です。このときに使用するのが丸ペンチやラジオペンチ。特に丸ペンチはワイヤーを巻いたり曲げたりと役立ちます。
ただし、大きくカーブをつけたいときや曲線を作りたいときには工具を使うよりも手でゆっくりと曲げたほうがきれいに曲げることができます。
3-3【基本テクニック】伸ばす
購入したばかりのワイヤーは巻きぐせがついています。そのため、作品を作るときにはまずワイヤーを伸ばすことが必要。ワイヤーを伸ばすときは、指でワイヤーをハサミ、ゆっくりとしごいていきます。ワイヤーは金属でできているので、しばらくするとまっすぐの状態に伸ばすことができます。
細いワイヤーの場合、指で行っても構いませんが、太いワイヤーはまっすぐの状態になるまで時間がかかるため、タオルなどでワイヤーを挟むとよいでしょう。
3-4【基本テクニック】ねじる
ワイヤーで小さな輪を作るときやアクセサリーの飾りに使うときなど、意外と多く使うのがねじる動作。ワイヤーをきれいにねじりたいという場合、ワイヤーの片方の少し離れた部分を固定。もう一方を細長い棒などに固定してゆっくりと回していきます。すると、棒の回転に合わせてきれいなねじりが生まれます。
逆に指などでひとつずつねじっていくと、どうしても力に偏りが生まれて、バランスが悪くなってしまいます。
3-5【基本テクニック】巻き付ける
ワイヤーにビーズを取り付けるときに必要になるのが巻き付けるというテクニックです。ワイヤーを巻き付けるときに重要なのがワイヤーの太さ。あまり太いものの場合、ワイヤーを巻き付けることができないので、できるだけ細めのものを選びましょう。また、巻き付ける間隔は細めにしておくとバランスがよくなります。
もし巻き付けた部分が肌に当たるようであれば、その部分はペンチで潰して固定すると、ワイヤーが肌を傷つけることがありません。
3-6【応用テクニック】めがね留め
「めがね留め」は、ビーズでパーツを留めるときや、パーツ同士をつなげるときに使われます。
めがね留めを行うときには、ビーズに通したワイヤーを半周させて、一度軽くねじります。その後、片方のワイヤーを丸めてペンチで固定、残りのワイヤーを巻き付けていきます。
めがね留めは応用範囲が広いテクニックなので、身につけておくと非常に便利です。
3-7【応用テクニック】ドロップ留め
「ドロップ留め」は、しずくの形のビーズが垂れ下がるようにつなぐテクニックです。ドロップ留めは水平方向に穴が開いているビーズ。まずビーズの穴の場所を確認しましょう。
次にビーズにワイヤーを通して、左右のワイヤーをビーズの頂点で交差させます。
そこでワイヤーを捻り、丸ペンチなどで小さな丸を作ります。丸の根本にワイヤーを巻き付ければドロップ留めの完成です。
実はワイヤーワークにはそれほどたくさんの工具は必要ありません。最低限必要なのは「切る」と「曲げる」ための道具。
ワイヤーを切るためにはニッパーが便利ですが、その他にもワイヤーが切断できる道具があれば、それを使うという方法もあります。
また、ワイヤーを曲げるためにはペンチかやっとこが一般的ですが、こちらも代わりになる道具があればそちらでもOK。
ただし、より細かい作業ができるように先の細いものがベストです。
01まとめ
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