ベランダ菜園の魅力!おすすめの野菜・ハーブ10選をご紹介!
ベランダ菜園は、限られたスペースでも手軽に始められる魅力的な趣味です。
新鮮な野菜やハーブを育てることで、食卓が豊かになるだけでなく、育てる楽しさや癒しも得られます。
自分の手で育てた食材は、味わいも格別です。
初心者でも育てやすい野菜やハーブを選ぶことで、手軽にスタートできるのがポイントです。
食卓に並べる野菜を作ってみたいと思っている方は多いかもしれません。自分で野菜を作るというと、家庭菜園というイメージですが、難しい、庭がないから無理だと思い込んではいませんか?そんな方におすすめしたいのがベランダ菜園。ベランダ菜園であれば、大きなスペースがなくても実現できるだけでなく、畑に比べると世話も非常に楽なもの。今回はベランダ菜園の魅力やその概要についてご紹介いたします。
- 目次
- 1. ベランダ菜園とは?
- 2. ベランダ菜園の魅力
- 2-1. 育てる楽しさ
- 2-2. 生活に彩りを添える癒し
- 2-3. 子どもの食育に役立つ
- 2-4. 新鮮な野菜の楽しみ
- 2-5. 安全・安心な食材
- 2-6. 食費の節約に貢献
- 3. 初心者におすすめの野菜・ハーブ10選
- 3-1. ベランダ菜園の定番
- 3-2. すぐに収穫可能「ラディッシュ」
- 3-3. サラダに最適な「ベビーリーフ」
- 3-4. お手頃価格の「青しそ」
- 3-5. 料理に使える万能野菜「葉ネギ」
- 3-6. 食卓のアクセント「バジル」
- 3-7. 収穫の楽しみ「じゃがいも」
- 3-8. 栄養豊富な「ほうれん草」
- 3-9. 自家製漬物に挑戦「小カブ」
- 3-10. 大量収穫できる「枝豆」
- 4. ベランダ菜園を始めるためのポイント
- 4-1. 最初に育てる野菜を選ぶ
- 4-2. プランターを置く場所を決定する
- 4-3. 種や苗をプランターに植える
- 5. ベランダ菜園の注意事項
- 5-1. 管理規約を確認する
- 5-2. 避難経路を妨げないようにする
- 5-3. 室外機の前にプランターを置かない
- 5-4. 排水溝が詰まらないように配慮する
- 6. ベランダ菜園とは
- 7. ベランダ菜園の魅力
- 7-1. 育てる喜び
- 7-2. 生活の中に緑がある癒やし
- 7-3. 子どもの食育
- 7-4. 新鮮な野菜
- 7-5. 安全安心な野菜
- 7-6. 食費の節約
- 8. 初心者におすすめの野菜・ハーブ 10選
- 8-1. ベランダ菜園といえばこれ「ミニトマト」
- 8-2. すぐに収穫したいなら「ラディッシュ」
- 8-3. 採れたて野菜でサラダが作れる「ベビーリーフ」
- 8-4. 買うと意外とお高い「青シソ」
- 8-5. おかずにも汁物にも使う万能野菜「葉ネギ」
- 8-6. 毎日の食卓のアクセントに「バジル」
- 8-7. 収穫が楽しみになる「じゃがいも」
- 8-8. 栄養満点で毎日のお味噌汁にも「ほうれん草」
- 8-9. 自家製漬物を種から育てる!「小カブ」
- 8-10. 大量収穫でビールが進む「枝豆」
- 9. ベランダ菜園を始めるには
- 9-1. 最初に育てる野菜を決める
- 9-2. プランターを置く場所を決める
- 9-3. 必要なものを揃えて、プランターに種や苗を植える
- 10. ベランダ菜園の注意
- 10-1. マンションの管理規約を確認
- 10-2. 避難経路は塞がないように
- 10-3. 室外機の前にはプランターを置かない
- 11. まとめ
01ベランダ菜園とは?
01ベランダ菜園の魅力
1-1育てる楽しさ
ベランダ菜園の魅力は、何と言っても育てる楽しさです。 自分の手で種をまき、水を与え、成長を見守る過程は、まるで小さな冒険のようです。 芽が出た瞬間や、実がなった時の喜びは格別で、毎日の変化にワクワクします。 また、植物を育てることで自然とのつながりを感じられ、心が癒される効果もあります。 さらに、自分で育てた野菜は新鮮で美味しく、料理に使う楽しみも広がり、家族や友人と収穫を分け合うことで、コミュニケーションの場にもなるでしょう。 失敗も学びの一部と捉え、挑戦を重ねることで自己成長につながるのも魅力です。 ベランダ菜園は、忙しい日常に彩りを添える素晴らしい趣味です。
1-1生活に彩りを添える癒し
ベランダ菜園の魅力は、生活に癒しと彩りを添えてくれることです。 忙しい日常の中で、植物を育てる時間は心を落ち着け、リフレッシュするひとときとなるでしょう。 緑に囲まれることで、視覚的にも心が安らぎ、ストレスを和らげる効果があります。 また、季節ごとに変わる植物の成長や、花が咲く様子は、毎日に変化を与え、自分の手で育てた野菜やハーブを使った料理は、食卓にも彩りをもたらし、家族との会話も弾みます。 収穫の喜びは、単なる食材以上の感動を与えてくれるでしょう。 さらに、ベランダ菜園を通じて自然とのつながりを感じ、エコなライフスタイルを実現することも魅力です。 小さなスペースでも、心豊かな生活を楽しむことができるのが、ベランダ菜園の大きな魅力です。
1-1子どもの食育に役立つ
ベランダ菜園は、子どもの食育に非常に役立ちます。 自分の手で植物を育てる体験を通じて、食べ物がどのように育つのかを学ぶことができるでしょう。 種まきから水やり、収穫までの過程を見守ることで、自然の大切さや食の大元への理解が深まります。 また、自分が育てた野菜やハーブを使った料理は、子どもにとって特別な体験です。 自分の手で育てたものを食べることで、食への興味や好奇心が高まります。 新鮮な食材を使った料理に挑戦することで、健康的な食習慣を身につける手助けにもなります。 さらに、親子で一緒に作業する時間は、コミュニケーションの場にもなり、絆を深める良い機会です。 ベランダ菜園は、楽しく学びながら、子どもの食育に貢献できる素晴らしい方法と言えるでしょう。
1-1新鮮な野菜の楽しみ
ベランダ菜園の魅力の一つは、新鮮な野菜を楽しめることです。 自分で育てた野菜は、市販のものとは比べものにならないほどの新鮮さがあります。 収穫したてのミニトマトやレタスは、シャキッとした食感と豊かな味わいが特徴です。 この新鮮さは、料理のクオリティを一段と引き上げてくれます。 また、自分の手で育てた野菜を使った料理は、愛情が込められており、家族や友人と共有する喜びもひとしおです。 料理のアイデアも広がり、季節ごとの収穫を楽しむことで、食卓に彩りが加わります。 さらに、育てた野菜を使うことで、食材の大切さや無駄を減らす意識も高まります。 ベランダ菜園は、ただの趣味にとどまらず、健康的で美味しい食生活を実現する素晴らしい手段です。 新鮮な野菜を楽しむことで、毎日の食事がより特別なものになるでしょう。
1-1安全・安心な食材
ベランダ菜園の魅力の一つは、安全で安心な食材を手に入れられることです。 自分で育てた野菜やハーブは、農薬や化学肥料を使わずに育てることができるため、健康に配慮した食材を確保できます。 特に、小さなお子さんがいる家庭では、安心して食べられる食材を用意することが大切です。 また、収穫したての新鮮な野菜は栄養価が高く、味も格別です。 スーパーで買うものでは味わえない、真のフレッシュさを楽しむことができます。 自分の手で育てたことにより、食材への愛着も湧き、無駄にすることなく大切に使う意識も育まれます。 さらに、ベランダ菜園を通じて、食の大切さや環境への理解が深まり、安心・安全な食材を手に入れることは健康的な生活を送るための第一歩です。 ベランダ菜園は、食の安全を実現する素晴らしい方法なのです。
1-1食費の節約に貢献
ベランダ菜園の魅力の一つは、食費の節約に貢献できる点です。 自分で野菜やハーブを育てることで、スーパーで購入する必要がなくなり、特に日常的に使う食材を手軽に手に入れることができます。 例えば、ミニトマトやサラダ菜は、少しのスペースで育てられ、収穫が続くため、コストパフォーマンスが良いです。 また、余分な出費を抑えることができるだけでなく、季節ごとに自分好みの野菜を育てる楽しみもあります。 特に高価なオーガニック野菜を購入することを考えると、自家栽培は経済的です。 さらに、収穫した野菜を使って家庭料理を楽しむことで、外食やデリバリーの回数を減らし、さらなる節約につながります。 ベランダ菜園は、楽しみながら食費を抑える素晴らしい方法であり、家計にも優しいライフスタイルを実現できます。
01初心者におすすめの野菜・ハーブ10選
1-1ベランダ菜園の定番
「ミニトマト」 ベランダ菜園の定番、ミニトマトは初心者に特におすすめの野菜です。 育てやすく、比較的短期間で収穫ができるため、家庭菜園に最適です。 日当たりの良い場所を選び、適度な水やりを行うことで、元気に育ちます。 ミニトマトは、成長が早く、花が咲くとすぐに実をつけるため、子どもたちも楽しみながら観察できます。 また、甘くてジューシーな味わいは、サラダや料理のトッピングにぴったりです。 自分で育てたトマトを使った料理は格別で、食卓に彩りを加えるでしょう。 さらに、プランターで育てられるため、狭いスペースでも大丈夫です。 支柱を使って育てることで、効率的にスペースを活用できます。 ミニトマトは、家庭菜園を始める際の良い第一歩で、成功体験を得られることで、次の挑戦へとつながるでしょう。
1-1すぐに収穫可能「ラディッシュ」
ラディッシュは、初心者におすすめの野菜の一つで、育てやすく、短期間で収穫できるのが魅力です。 種をまいてから約3〜4週間で収穫できるため、すぐに成果を感じられます。 このスピード感は、ベランダ菜園を始めたばかりの方にとって大きな励みになるでしょう。 ラディッシュは、日当たりの良い場所で育てると元気に成長します。 土が乾燥しないように水やりを行い、適度な間隔を保って種をまくと、きれいな球形の根が育ちます。 食べる際は、サラダや漬物に加えると、シャキシャキとした食感とピリッとした辛味が楽しめるでしょう。 また、ラディッシュは栄養価も高く、ビタミンCや食物繊維が豊富です。 家庭菜園で手軽に育てられるため、ぜひ挑戦してみてください。 収穫してすぐに食べられる喜びは、ベランダ菜園の楽しみの一つです。
1-1サラダに最適な「ベビーリーフ」
ベビーリーフは、初心者にぴったりの野菜で、育てやすくてサラダに最適です。 数種類の葉野菜をミックスしたもので、手軽に栄養を取ることができます。 種をまいてから約3〜4週間で収穫できるため、短期間で楽しめるのも魅力です。 日当たりの良い場所で育てると、柔らかい葉がすぐに成長します。 水やりは土が乾燥しないように気をつければ大丈夫です。 間引きを行うことで、より大きく育てることもできます。 ベビーリーフは、サラダだけでなく、サンドイッチやスムージーにもぴったりです。 色とりどりの葉が食卓を華やかにし、食べる楽しみも増えます。 また、栄養価も高く、ビタミンやミネラルが豊富です。 家庭菜園を始めるには最適な選択肢で、収穫の喜びを手軽に味わえることから、ぜひ挑戦してみてください。 ベビーリーフは、健康的な食生活をサポートしてくれる頼もしい野菜です。
1-1お手頃価格の「青しそ」
青しそは、初心者におすすめのハーブで、育てやすくお手頃価格な点が魅力です。 香り豊かで、和食やサラダ、料理のアクセントとして使えるため、家庭料理に幅広く活躍します。 種まきは春や秋が適しており、日当たりの良い場所で育てると元気に成長します。 水やりは土が乾燥しないように気をつけるだけで、特別な手間はかかりません。 成長が早く、約6〜8週間で収穫が可能です。 青しその葉は、独特の風味があり、刺身や冷奴、焼き鳥の添え物に最適です。 また、ビタミンやミネラルが豊富で、健康にも良い影響を与えます。 使い切れない場合は、冷凍保存もできるので無駄なく楽しめます。 また、青しそは自宅で簡単に育てられるため、家庭菜園初心者にとっては、成功体験を得やすい植物です。 ぜひ、手軽に香り豊かな青しそを育てて、毎日の料理に彩りを加えてみてください。
1-1料理に使える万能野菜「葉ネギ」
葉ネギは、初心者におすすめの万能野菜で、料理に幅広く使えるためとても便利です。 育て方も簡単で、プランターや鉢で手軽に栽培できます。 日当たりの良い場所を選び、適度な水やりを心がければ、すぐに成長が見られます。 葉ネギは、静かに成長しながらも、約2〜3ヶ月で収穫が可能です。 さらに、葉ネギは自宅で簡単に育てられるため、家庭菜園初心者にとって、成功体験を得やすい野菜です。 ぜひ、葉ネギを育てて、毎日の食卓に彩りと風味を加えてみてください。
1-1食卓のアクセント「バジル」
バジルは、初心者におすすめのハーブで、食卓に華やかさと風味を加えることができる魅力的な植物です。 育て方は簡単で、日当たりの良い場所を選び、鉢やプランターで栽培できます。 温暖な気候を好むため、春から夏にかけてが最適です。 バジルは、約6〜8週間で収穫でき、葉が柔らかく香り高いのが特徴です。 イタリア料理には欠かせない存在で、パスタやピザ、サラダに加えると、風味が引き立ちます。 また、バジルオイルやジェノベーゼソースにも使え、料理の幅が広がります。 さらに、バジルは栄養価も高く、抗酸化作用や消化促進の効果が期待できるでしょう。 家庭菜園で育てることで、自分の手で新鮮なバジルを手に入れる喜びも味わえます。 初心者でも育てやすく、成功体験を得やすいバジルは、ぜひ家庭菜園に取り入れて、毎日の食事を楽しんでみてください。
1-1収穫の楽しみ「じゃがいも」
じゃがいもは、初心者におすすめの野菜で、家庭菜園での収穫の楽しみを味わえる植物です。 育て方は比較的簡単で、プランターや畑で栽培でき、春に種芋を植え土をかぶせるだけでスタートできます。 じゃがいもは、約3〜4ヶ月で収穫できるため、成長を見守る楽しみがあるでしょう。 芽が出て、葉が茂る様子を見るのはとてもワクワクします。 収穫時には、土の中からたくさんのじゃがいもが出てくるので、驚きと喜びがあります。 じゃがいもは、さまざまな料理に使える優れた食材です。 煮物や揚げ物、サラダ、スープなど、幅広い料理で活躍します。 そのため、家庭料理のバリエーションが増え、食卓を豊かにします。 また、栄養価も高く、食物繊維やビタミンCが豊富です。 自分で育てた新鮮なじゃがいもを使った料理は格別で、家庭菜園を通じて得られる成功体験は、次の挑戦への励みになります。 ぜひ、じゃがいもを育てて、収穫の喜びを味わってみてください。
1-1栄養豊富な「ほうれん草」
ほうれん草は、初心者におすすめの栄養豊富な野菜で、家庭菜園にぴったりです。 育て方は簡単で、冷涼な気候を好むため、春や秋に種をまくと良いでしょう。 日当たりの良い場所で育てると、元気に成長します。 ほうれん草は、約6〜8週間で収穫でき、成長が早いのが特徴です。 葉が大きくなったら、外側から順番に摘んでいくと、長期間楽しむことができます。 葉は柔らかく、栄養価が非常に高く、ビタミンA、C、Kや鉄分、食物繊維が豊富です。 料理の幅も広く、サラダやお浸し、スムージー、炒め物など、さまざまな料理に利用できます。 特に、ほうれん草を使った料理は、色鮮やかで食欲をそそります。 自分で育てたほうれん草は、新鮮で味も格別です。 家庭菜園を通じて、収穫の喜びや食の大切さを実感できる素晴らしい野菜です。 ぜひ、ほうれん草を育てて、栄養満点の美味しい料理を楽しんでください。
1-1自家製漬物に挑戦「小カブ」
小カブは、初心者におすすめの野菜で、自家製漬物にもぴったりな食材です。 育て方が簡単で、プランターや庭で手軽に栽培できます。 春や秋に種をまくと、約6〜8週間で収穫できるため、短期間で楽しめるのも魅力です。 小カブは、日当たりの良い場所で育てると、甘みと柔らかさが増します。 葉も食べられるため、根と葉の両方を楽しむことができます。 収穫した小カブは、サラダや煮物に加えるほか、塩漬けや甘酢漬けにして自家製漬物を作るのもおすすめです。 漬物は、食卓のアクセントになり、栄養価も高いので、健康にも嬉しい一品です。 自分で育てた小カブを使った漬物は、特別な味わいがあり、家族や友人とシェアする楽しみも増えます。 家庭菜園を通じて、収穫の喜びや自分で作る楽しみを味わえる小カブは、ぜひ挑戦してみてください。 新鮮な小カブを使った料理や漬物で、食卓を彩り豊かにしましょう。
1-1大量収穫できる「枝豆」
枝豆は、初心者におすすめの野菜で、大量収穫が楽しめる魅力的な植物です。 育て方は簡単で、温暖な季節に種をまくことで始められます。 日当たりの良い場所を選び、適度な水を与えることで、元気に成長します。 枝豆は、約60〜80日で収穫可能で、豊富な実をつけるため、家庭菜園でも大満足の結果が得られるでしょう。 収穫のタイミングは、豆が膨らみ始めた頃がベストです。 新鮮な枝豆は、甘みが強く、特にビールのおつまみやサラダにぴったりです。 健康的なスナックとしても優れています。 大量に収穫できるため、冷凍保存しておくこともでき、長期間楽しめます。 家庭菜園で育てる楽しみや、収穫の喜びを味わえる枝豆は、ぜひ挑戦してみてください。 家族や友人と一緒に楽しむ美味しい枝豆料理で、食卓を賑やかにしましょう。
01ベランダ菜園を始めるためのポイント
1-1最初に育てる野菜を選ぶ
ベランダ菜園を始める際、最初に育てる野菜を選ぶことは非常に重要です。 例えば、ミニトマトやラディッシュ、葉ネギなどは、手間が少なく、成功しやすい選択肢です。 食べたい野菜を育てることで、モチベーションが高まります。 また、日照条件やスペースを確認し、日当たりの良い場所で育てられるものを選ぶと良いでしょう。 さらに、成長の早い野菜を選ぶことで、収穫の楽しみを早く味わえます。 これにより、家庭菜園への興味が深まるはずです。 初心者は、まずは1〜2種類から始めて、徐々に育てる種類を増やすと良いでしょう。 選んだ野菜を大切に育て、収穫の喜びを体験してみてください。
1-1プランターを置く場所を決定する
ベランダ菜園を始める際、プランターを置く場所を決定することは非常に重要です。 まず、日当たりの条件を考慮しましょう。 多くの野菜やハーブは、1日に6時間以上の直射日光を必要とします。 日当たりの良い場所を選ぶと、健康的に育ちやすくなります。 次に、風通しも大切です。 風が通る場所は、植物が病気になりにくく、成長が促進されます。 ただし、強風が吹く場所では、プランターが倒れたり、植物が傷むこともあるため、風の影響を考慮して位置を選びましょう。 また、アクセスの良さも重要です。水やりや手入れをしやすい場所にプランターを置くことで、日々の管理が楽になります。 最後に、ベランダのスペースを考え、プランターのサイズや配置を工夫して、見た目にも美しい菜園を作りましょう。
1-1種や苗をプランターに植える
ベランダ菜園を始める際、種や苗をプランターに植えることは重要なステップです。 まず、プランターには適切な土を使用します。 野菜用の培養土を選ぶことで、栄養が豊富で排水性も良く、植物が健康に育ちやすくなります。 次に、種や苗の植え方を確認しましょう。 種をまく場合は、パッケージに記載された深さや間隔を守ります。 一般的には、種をまいた後に軽く土をかぶせ、水をたっぷり与え、苗を植える際は根を傷めないように優しく扱い、土をしっかりと押さえて固定します。 植えた後は、土が乾かないように定期的に水やりを行い、特に成長が始まったばかりの時期は水分が必要です。 また、プランターの置き場所を日当たりの良い場所にし、成長を見守りましょう。 これらのポイントを守ることで、健康的な植物を育てることができます。
01ベランダ菜園の注意事項
1-1管理規約を確認する
ベランダ菜園を始める前に、管理規約を確認することは非常に重要です。 特にマンションやアパートに住んでいる場合、共有スペースやベランダに関するルールが定められていることが多いです。 まず、プランターの設置や植物の種類に制限があるかを確認しましょう。 例えば、特定の高さを超えるプランターや、大きな植物は禁止されている場合があります。 また、他の住人に迷惑をかけないように、日陰になるような配置や、水が排水口に流れるようにする配慮も求められるでしょう。 さらに、虫や病気の発生を防ぐための管理方法についても規定があることがあります。 管理規約を事前に確認することで、トラブルを避け、安心してベランダ菜園を楽しむことができます。 規約に従いながら、自分だけの菜園を作り上げる楽しみを満喫してみてください。
1-1避難経路を妨げないようにする
ベランダ菜園を楽しむ際には、避難経路を妨げないようにすることが非常に重要です。 特にマンションやアパートでは、緊急時の避難が必要な場合があります。 そのため、プランターや鉢を置く位置に気を付け、避難経路を確保することが大切です。 例えば、ベランダの端や通路に大きなプランターを置くと、他の住人の避難を妨げる可能性があります。 プランターは、壁際や日当たりの良い場所に配置し、通行の邪魔にならないように工夫しましょう。 また、植物が成長しても通路を狭くしないよう、サイズや配置を考慮することが必要です。 さらに、万が一の際に迅速に避難できるよう、プランターの配置を定期的に見直すと良いでしょう。 安全を第一に考えたベランダ菜園を心がけることで、安心して育てることができます。
1-1室外機の前にプランターを置かない
ベランダ菜園を行う際、室外機の前にプランターを置かないことが重要です。 室外機はエアコンの冷却や排熱のために必要な設備であり、周囲に十分なスペースが確保されていないと、正常に機能しなくなる可能性があります。 プランターを室外機の前に置くと、風通しが悪くなり、機器が過熱する原因になりかねません。 また、植物が成長すると、葉や茎が室外機に当たってしまい、故障や劣化を引き起こす恐れもあります。 さらに、室外機周辺に水や土がこぼれると、電気系統に影響を与えたり、カビや虫の発生を招くこともあります。 安全で快適なベランダ菜園を楽しむためには、室外機の周りは常にクリアに保ち、プランターは他の適切な場所に配置するよう心がけましょう。
1-1排水溝が詰まらないように配慮する
ベランダ菜園を楽しむ際には、排水溝が詰まらないように配慮することが重要です。 プランターの水やりや雨水が流れる際、土や残った葉が排水溝に詰まると、水が溜まりやすくなり、植物が根腐れを起こす原因になります。 まず、プランターには必ず底に穴が開いているものを選び、余分な水がしっかり流れ出るようにします。 また、排水口周辺には、土や植物の残骸が落ちないように気をつけましょう。 定期的に排水溝を掃除し、詰まりがないか確認することも大切です。 さらに、植え付け時にココピートや鉢底石を使うことで、水はけを良くし、詰まりを防ぐ効果があります。 排水がスムーズに行われることで、植物が健康に育ち、ベランダ菜園を快適に楽しむことができるでしょう。
01ベランダ菜園とは
ベランダ菜園というと、ベランダのプランターや植木鉢を使って野菜はハーブを育てる家庭菜園のこと。といっても、必ずしもベランダである必要はありません。日当たりや水はけなどの条件をクリアすれば、ちょっとした庭のスペースや窓際の場所などを使って楽しむことも可能です。
使う容器もプランターや袋などが一般的ですが、代わりにプラスチック容器や瓶などを使う、袋などを使うといった方法も。
このように、自分の工夫次第で様々な楽しみ方ができるのもベランダ菜園ならではということができるでしょう。
02ベランダ菜園の魅力
野菜を育てたい、土とふれあいたいという場合、レンタル菜園や家庭菜園という方法もあります。しかし実際には、これらの菜園よりもベランダ菜園を選ぶ人が多いもの。では、ベランダ菜園ならでは魅力とはどのようなものなのでしょうか。
2-1育てる喜び
ベランダ菜園の大きな魅力は、野菜を育てる喜びです。野菜を育てるためには、土や肥料を工夫したり、毎日水やりをしたり、病虫や害虫に気を配ったりという手間が欠かせないもの。
毎日少しずつ工夫を重ね、野菜が少しずつ大きくなっていくのを観察したり、成長記録を写真に撮影し、SNSなどにアップするというのもベランダ菜園の魅力のひとつです。
2-2生活の中に緑がある癒やし
植物は毎日の生活のうるおいになってくれるもの。特に、根のついた植物の場合、毎日の成長は大きな癒しになってくれるものです。
ベランダ菜園は野菜やハーブなど食べられるものを育てるのが基本ですが、これらの野菜は植物としての役割を果たし、毎日の生活に大きな安らぎを与えてくれます。
2-3子どもの食育
小さいお子さんがいる家庭では食育も重要。特に最近の子どもさんの場合、どうやって野菜が実っているのかを知らないということも多いもの。
ベランダ菜園によって野菜を育てることは、自分の食べ物がどのように収穫されるのかを毎日少しずつ学ぶことにつながります。
また、自分が育てた野菜は、どんなに苦手なものであっても愛着を感じるもの。そのため、ベランダ菜園は好き嫌いを減らすことにも役立ちます。
2-4新鮮な野菜
野菜は鮮度が重要なものということは誰もが知っていることですが、では実際に新鮮なとれたての野菜を食べた経験があるという人は少ないかもしれません。
もしスーパーなどに並んでいる野菜の場合、それは畑などで収穫してからスーパーに並ぶまでにはかなりの時間が必要になるため、本当に新鮮とはなかなか言えないものです。
しかしベランダ菜園の野菜は、実際に収穫してすぐのものばかり。水分も味も、時間が経ったものとは大きく異なります。
もちろん、味は格別。本当に新鮮な野菜を楽しめるのもベランダ菜園ならではの魅力です。
2-5安全安心な野菜
野菜の中でも、生で食べる葉物野菜の場合には、どうしても農薬などが気になることがあります。そのため、野菜は国産のものだけを選ぶという方も少なくありません。しかし、実際にどのような環境で野菜が栽培されているのか自分で確かめることは難しいものです。
しかしベランダ菜園であれば、どのような肥料や農薬を使ったかは自分で管理ができるもの。
そのため、安全で安心の野菜を楽しむことができます。
2-6食費の節約
ベランダ菜園のメリットのひとつが食費の節約です。もちろんベランダ菜園で野菜を育てるには土や肥料、プランター、苗など、必要なものは少なくありません。しかし、ベランダ菜園の道具は一度揃えれば何度でも使えるものがほとんど。また、野菜は季節によって、気温や天候などの影響を大きく受けるため、スーパーなどでは値段が高騰することもありますが、ベランダ菜園ではそんな心配もありません。
そのため、野菜をできるだけ安く、たくさん食卓に取り入れたいという方には、ベランダ菜園がおすすめです。
03初心者におすすめの野菜・ハーブ 10選
家庭で野菜やハーブを育てるとき、最初はできるだけ簡単に育てられるものがおすすめです。では、初心者にはどのような野菜やハーブがおすすめなのでしょうか。
3-1ベランダ菜園といえばこれ「ミニトマト」
プランターで行うベランダ菜園の中でも初心者におすすめなのがミニトマト。ミニトマトはベランダのプランターで簡単に栽培が可能。
さらにミニトマトはそのまま食べることはもちろん、料理やサラダの彩りなど、使い道が大きいというのも大きな長所です。また、苗の種類や大きさも豊富で、価格も非常にリーズナブル。
そのため、初心者にはまずミニトマトの栽培から始めるのがよいでしょう。
ミニトマトの植え付けの時期は四月から六月にかけて。早ければ五月、遅くても八月には収穫が可能です。
ミニトマトは比較的栽培が簡単ですが、できるだけ太陽の光を当てて育てるのがよいでしょう。また、ミニトマトを育てるためには排水も重要。苗は浅く植えて排水しやすいようにするとよいでしょう。
3-2すぐに収穫したいなら「ラディッシュ」
ベランダ菜園を始めたばかりのころは、できるだけ早く野菜を収穫したいもの。しかし、多くの野菜はきちんとした大きさになるまで時間がかかります。
そんなときにおすすめしたいのがラディッシュ。ラディッシュは和名を「ハツカダイコン」といいますが、その名前の通り、種をまいてから二十日前後で収穫が可能。もちろん初心者でも簡単に育てることができます。
また、20センチから40センチのプランターで育てると、二十個以上が収穫できるため、ベランダ菜園の楽しみを味わってみたいという人にぴったりです。
さらにラディッシュは春にも秋にも植え付けができるため、思い立ったときに始められるのも大きな長所と言えるでしょう。
3-3採れたて野菜でサラダが作れる「ベビーリーフ」
野菜をしっかりと食べたいという方の場合、食卓に欠かせないのがレタスなどの葉物野菜。しかし葉物野菜は天候の影響などを受けやすく、価格も安定しないのが困りものです。そんな野菜にこそベランダ菜園を活用させたいもの。
といっても、レタスなどはなかなか難易度が高いもの。そこでおすすめしたいのがベビーリーフです。ベビーリーフはレタスなどの野菜の若い葉を集めたもので、スーパーなどでは複数の種類の葉がパックに入っているのが一般的ですが、ホームセンターなどでもいくつかの葉物が入ったセットが販売されています。
もしセットを使わないという場合には、家庭で育てる場合にはリーフレタスなどがよいでしょう。リーフレタスは種をまいてから収穫までの期間や約二か月程度と比較的短め。浅いプランターでも栽培できるため、ベランダ菜園には最適です。リーフレタスは九月から十一月に種をまくのが向いているため、葉物野菜が少なくなりがちな季節に役立ちます。
3-4買うと意外とお高い「青シソ」
そうめんなど、夏のメニューの彩りや薬味として活躍するのが青シソです。ただし、買うと意外と高くつくもの。そんな青シソもベランダ菜園におすすめの野菜です。
青シソは暑さに強く、どのような土でも栽培できるため、夏のベランダ菜園にも最適。植え付けの時期は四月から五月、収穫の時期は七月から十月ですが、少しずつ料理に使う分だけ収穫できるので、長い期間楽しめます。また、夏のベランダは気温が高くなりがちですが、青シソは耐暑性も高いため、初心者でも収穫することができます。
なお、青シソは虫のつきやすい植物ですが、農薬を使わず栽培する場合、ネットなどを使うと虫を予防することができます。
3-5おかずにも汁物にも使う万能野菜「葉ネギ」
毎日の食卓に登場する野菜の中でも、登場する機会が多いのが葉ネギです。この葉ネギもベランダ菜園に最適の野菜です。葉ネギの場合、暑さだけでなく寒さにも耐性があるのが大きな長所。
さらに成長も早く、春先に苗を植えた場合、夏までに複数回収穫が可能です。特に葉ネギは生命力が強く、根本を残してカットすると、それをそのまま苗として活用することができます。
その他にも、種からも苗からも育てやすいのがポイント。
種から育てる場合には、種まきは四月から九月、苗からを植え付ける場合には六月から十一月が目安です。
なお、葉ネギはプランターでも十分栽培が可能ですが、日当たりと水やりだけは注意しましょう。
3-6毎日の食卓のアクセントに「バジル」
ハーブ類は少し料理に使用するだけで、風味と香りをワンランクアップさせてくれるもの。そんなハーブの中でもベランダ菜園におすすめなのがバジルです。バジルも生命力が強く、ベランダ菜園に向いたハーブ。さらに必要な量だけを使うことができるため、長期間楽しむことができます。
バジルは種からでも苗からでも育てることができますが、初心者の場合には苗から育てるのがおすすめ。
なお、種まきは三月から六月がおすすめですが、天候の変化を考えると、少し早めに種まきをするとよいでしょう。
また、バジルは丈夫な植物ですが、アブラムシがつきやすいのが弱点です。こまめに葉の裏などをチェックして霧吹きで水を掛けてアブラムシの被害を防ぎましょう。
3-7収穫が楽しみになる「じゃがいも」
ベランダ菜園では葉物野菜が中心と考えている人も多いかもしれませんが、イモ類も栽培することが可能。もしイモ類を栽培する場合、おすすめしたいのがじゃがいもです。
じゃがいもは栽培してから三か月程度で収穫が可能。さらに種イモの十倍以上の量を収穫できるため、初心者にはおすすめです。
じゃがいもを育てる場合には、植え付けは二月から三月、または八月から九月ごろがよいでしょう。
また、食用のじゃがいもの中から芽が出たものを種イモに利用する方もいらっしゃいますが、実はこれはNG。食用として販売されているじゃがいもはウイルスに感染していることがあります。それを避けるためにも、専用の種イモを購入するのがよいでしょう。
種イモから育てるときには、植える前に一か月ほど日光に当てておくと、若めが丈夫になるだけでなく、病原菌を予防することもできます。
じゃがいもを収穫する場合には、大きくなったものから収穫すると、残りのイモの成長が促進して、長期間楽しむことができます。
3-8栄養満点で毎日のお味噌汁にも「ほうれん草」
ベランダ菜園で育てる野菜としてはほうれん草もおすすめです。ほうれん草はベランダでも育てやすい野菜で、小型のプランターや鉢でも十分に育てることができます。
また、春と夏の両方に種まきや植え付けができるというのも初心者にとってはうれしいポイントです。
3-9自家製漬物を種から育てる!「小カブ」
漬物や煮物、味噌汁の具など、和食で活躍してくれるカブ。特に小カブはベランダ菜園に向いた野菜です。
小カブは大きなものと違い、プランターでも育てやすく、一か月半から二か月程度で収穫することが可能。ダイコンのようにタテに伸びることもないため、比較的浅めのプランターなどでも栽培が可能です。
3-10大量収穫でビールが進む「枝豆」
ビールのおつまみというイメージの枝豆もベランダ菜園に向いた野菜のひとつです。
特に家庭で育てる野菜の中では、たくさん収穫できるのも魅力のひとつ。さらにベランダ菜園の場合、新鮮で甘味の強い枝豆を楽しむことができます。
枝豆の種まきは三月から六月にかけて。病害虫を防ぐため、風通しに注意するのがよいでしょう。
04ベランダ菜園を始めるには
実際にベランダ菜園をはじめてみようと思っても何から手を付けていいか分からないことも珍しくありません。ではベランダ菜園はどのような順番で始めればよいのでしょうか。
4-1最初に育てる野菜を決める
まずベランダ菜園を始めるときには、どんな野菜やハーブを育てるのかを決めましょう。
そのときには、どの季節から始めるかということと同時に、ベランダの風通しや日当たり、使えるスペースも考慮に入れて考えましょう。
また、初心者の場合には、育てやすさも重要。いきなり育てるのが難しい野菜を育ててもどうしてもうまくいかないことがあります。
まずは季節に合った、育てやすい野菜やハーブからスタートするのがよいでしょう。
4-2プランターを置く場所を決める
どのような野菜を育てるのかが決まったら、次に重要になるのがプランターを置く場所です。
プランターを置く場所は日当たりがよいことも重要ですが、それよりも洗濯物を干すときに植物が当たらないか、出入り口で邪魔にならないかといった点も考えることが必要です。特に野菜は種類によっては思っているよりも大きく育つことがあります。野菜が育って背が伸びたときのことをイメージして場所を選ぶとよいでしょう。
4-3必要なものを揃えて、プランターに種や苗を植える
プランターを置く場所が決まったら、必要な道具を揃えましょう。
ベランダ菜園を行うとき、必要となるのがプランター、土、種や苗、鉢底石、スコップ、じょうろなど。
もし新しくプランターを選ぶときには、ベランダのサイズに合わせて、できるだけ底が深く安定したものを選ぶのがよいでしょう。植物の根は見えない場所でかなりの大きさまで広がるもの。また、根が窮屈だと植物は成長することができません。
さらに植物にとって重要なのが土です。土は野菜の種類によって好みがあるため、まずは育てる野菜を決めて、それに合わせて土を選ぶことが必要です。ホームセンターなどで土を購入するときには、店員さんにどの種類がよいのか質問するとよいでしょう。
もし質問ができない場合には、「培養土」という土を選ぶのがよいでしょう。培養土は複数の土と栄養素がすでにミックスされたもの。これひとつあれば、簡単にベランダ菜園をスタートすることができます。
また、プランターに土を入れるときには、鉢の底に入れるための鉢底石も必要です。鉢底石は、排水や通気を高めるもので、健康な野菜づくりには欠かせないもの。発泡スチロールなどで代用することもできますが、百円ショップでも購入できるため、ぜひ専用のものを手に入れておくのがよいでしょう。
スコップやじょうろはどのようなものでも構いませんが、値段よりも扱いやすさが重要になります。
じょうろは穴が複数のものとひとつのものがありますが、できるだけ穴が多いものを選ぶとよいでしょう。穴がひとつのじょうろの場合、土がえぐれて穴が開き、根が露出してしまうことがあります。
これらの道具が揃ったら、プランターに土入れをして、種や苗を植え、ベランダ菜園のスタートです。まず最初に、たっぷり水やりをすることを忘れないようにしましょう。
05ベランダ菜園の注意
誰でも簡単に始められるベランダ菜園ですが、始める前にいくつか注意したいポイントがあります。
5-1マンションの管理規約を確認
ベランダ菜園を始めるときに確認しておきたいのが、マンションの管理規約です。というのも、マンションのベランダは多くの場合、共有部分として指定されているもの。といっても、ある程度は住人が自由に使うことができる専用使用権が設定されていることもあります。まず規約を確認して、どのような使用が認められているのかを確かめるとよいでしょう。
5-2避難経路は塞がないように
マンションなどのベランダにプランターを置くときに、注意しなければいけないのが避難経路です。多くの建物では、マンションが避難経路として指定されているもの。そのため、隣の部屋との間仕切りのそばには「物を置かないように」という注意が書かれていることもあります。
もしプランターをこのような間仕切りの前に置くと、火事や災害など万が一の事態で避難の妨げになってしまうことも。
そのため、プランターを置くときには、避難経路は避けましょう。
また、もうひとつ気を付けなければいけないのが、鉢やプランターなどの落下事故。特に吊り下げ式のプランターを使用する場合には、外に落下しないように注意しましょう。風などの影響で思わぬ事態が起きてしまうこともあるため、吊り下げ式のプランターはできるだけ低い位置に設置し、手すりの外側にかからないように気を付けましょう。
5-3室外機の前にはプランターを置かない
プランターを置くときに注意したいのがエアコンの室外機です。エアコンの室外機からは強い風が出ているもの。植物を前に置くと、乾燥してしまうだけでなく、室外機にとっても悪影響です。また、室外機の上にプランターを置くと、エアコンの故障につながることもあるため注意しましょう。
・排水溝は詰まらないようにこまめな掃除を
ベランダで植物を育てているときには、どうしても土や枝、葉などが落ちてしまうもの。これらのゴミが排水口を詰まらせてしまうと、大雨や台風のときなど、水があふれてしまいます。ベランダ菜園では、できるだけこまめに掃除を行い、排水口を詰まらないように気を付けましょう。
01まとめ
ベランダ菜園は、限られたスペースでも新鮮な野菜やハーブを手軽に育てられる魅力的な活動です。
自分の手で育てた食材は、味や香りが格別で、料理にも彩りを加えます。
また、植物の成長を見守ることでストレス解消や癒しの効果も得られます。
初心者にも育てやすい品種が多く、少しの工夫で美しい緑を楽しむことができるでしょう。
おすすめの野菜やハーブを取り入れれば、生活に豊かさと楽しみが加わります。
ぜひ、あなたもベランダ菜園を始めてみてください。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
れいこの家庭菜園さん 先生
家庭菜園エヴァンジェリスト(伝道師)
大阪府出身。
元・航空会社勤務。
海外での出産、育児の中でオーガニック、無農薬野菜の大切さに目覚める。
帰国後、当時海外ほど無農薬食材が普及していない日本の現状に気付き、自ら栽培を始める。
80,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
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使う容器もプランターや袋などが一般的ですが、代わりにプラスチック容器や瓶などを使う、袋などを使うといった方法も。
このように、自分の工夫次第で様々な楽しみ方ができるのもベランダ菜園ならではということができるでしょう。
2-1育てる喜び
ベランダ菜園の大きな魅力は、野菜を育てる喜びです。野菜を育てるためには、土や肥料を工夫したり、毎日水やりをしたり、病虫や害虫に気を配ったりという手間が欠かせないもの。
毎日少しずつ工夫を重ね、野菜が少しずつ大きくなっていくのを観察したり、成長記録を写真に撮影し、SNSなどにアップするというのもベランダ菜園の魅力のひとつです。
2-2生活の中に緑がある癒やし
植物は毎日の生活のうるおいになってくれるもの。特に、根のついた植物の場合、毎日の成長は大きな癒しになってくれるものです。
ベランダ菜園は野菜やハーブなど食べられるものを育てるのが基本ですが、これらの野菜は植物としての役割を果たし、毎日の生活に大きな安らぎを与えてくれます。
2-3子どもの食育
小さいお子さんがいる家庭では食育も重要。特に最近の子どもさんの場合、どうやって野菜が実っているのかを知らないということも多いもの。
ベランダ菜園によって野菜を育てることは、自分の食べ物がどのように収穫されるのかを毎日少しずつ学ぶことにつながります。
また、自分が育てた野菜は、どんなに苦手なものであっても愛着を感じるもの。そのため、ベランダ菜園は好き嫌いを減らすことにも役立ちます。
2-4新鮮な野菜
野菜は鮮度が重要なものということは誰もが知っていることですが、では実際に新鮮なとれたての野菜を食べた経験があるという人は少ないかもしれません。
もしスーパーなどに並んでいる野菜の場合、それは畑などで収穫してからスーパーに並ぶまでにはかなりの時間が必要になるため、本当に新鮮とはなかなか言えないものです。
しかしベランダ菜園の野菜は、実際に収穫してすぐのものばかり。水分も味も、時間が経ったものとは大きく異なります。
もちろん、味は格別。本当に新鮮な野菜を楽しめるのもベランダ菜園ならではの魅力です。
2-5安全安心な野菜
野菜の中でも、生で食べる葉物野菜の場合には、どうしても農薬などが気になることがあります。そのため、野菜は国産のものだけを選ぶという方も少なくありません。しかし、実際にどのような環境で野菜が栽培されているのか自分で確かめることは難しいものです。
しかしベランダ菜園であれば、どのような肥料や農薬を使ったかは自分で管理ができるもの。
そのため、安全で安心の野菜を楽しむことができます。
2-6食費の節約
ベランダ菜園のメリットのひとつが食費の節約です。もちろんベランダ菜園で野菜を育てるには土や肥料、プランター、苗など、必要なものは少なくありません。しかし、ベランダ菜園の道具は一度揃えれば何度でも使えるものがほとんど。また、野菜は季節によって、気温や天候などの影響を大きく受けるため、スーパーなどでは値段が高騰することもありますが、ベランダ菜園ではそんな心配もありません。
そのため、野菜をできるだけ安く、たくさん食卓に取り入れたいという方には、ベランダ菜園がおすすめです。
03初心者におすすめの野菜・ハーブ 10選
家庭で野菜やハーブを育てるとき、最初はできるだけ簡単に育てられるものがおすすめです。では、初心者にはどのような野菜やハーブがおすすめなのでしょうか。
3-1ベランダ菜園といえばこれ「ミニトマト」
プランターで行うベランダ菜園の中でも初心者におすすめなのがミニトマト。ミニトマトはベランダのプランターで簡単に栽培が可能。
さらにミニトマトはそのまま食べることはもちろん、料理やサラダの彩りなど、使い道が大きいというのも大きな長所です。また、苗の種類や大きさも豊富で、価格も非常にリーズナブル。
そのため、初心者にはまずミニトマトの栽培から始めるのがよいでしょう。
ミニトマトの植え付けの時期は四月から六月にかけて。早ければ五月、遅くても八月には収穫が可能です。
ミニトマトは比較的栽培が簡単ですが、できるだけ太陽の光を当てて育てるのがよいでしょう。また、ミニトマトを育てるためには排水も重要。苗は浅く植えて排水しやすいようにするとよいでしょう。
3-2すぐに収穫したいなら「ラディッシュ」
ベランダ菜園を始めたばかりのころは、できるだけ早く野菜を収穫したいもの。しかし、多くの野菜はきちんとした大きさになるまで時間がかかります。
そんなときにおすすめしたいのがラディッシュ。ラディッシュは和名を「ハツカダイコン」といいますが、その名前の通り、種をまいてから二十日前後で収穫が可能。もちろん初心者でも簡単に育てることができます。
また、20センチから40センチのプランターで育てると、二十個以上が収穫できるため、ベランダ菜園の楽しみを味わってみたいという人にぴったりです。
さらにラディッシュは春にも秋にも植え付けができるため、思い立ったときに始められるのも大きな長所と言えるでしょう。
3-3採れたて野菜でサラダが作れる「ベビーリーフ」
野菜をしっかりと食べたいという方の場合、食卓に欠かせないのがレタスなどの葉物野菜。しかし葉物野菜は天候の影響などを受けやすく、価格も安定しないのが困りものです。そんな野菜にこそベランダ菜園を活用させたいもの。
といっても、レタスなどはなかなか難易度が高いもの。そこでおすすめしたいのがベビーリーフです。ベビーリーフはレタスなどの野菜の若い葉を集めたもので、スーパーなどでは複数の種類の葉がパックに入っているのが一般的ですが、ホームセンターなどでもいくつかの葉物が入ったセットが販売されています。
もしセットを使わないという場合には、家庭で育てる場合にはリーフレタスなどがよいでしょう。リーフレタスは種をまいてから収穫までの期間や約二か月程度と比較的短め。浅いプランターでも栽培できるため、ベランダ菜園には最適です。リーフレタスは九月から十一月に種をまくのが向いているため、葉物野菜が少なくなりがちな季節に役立ちます。
3-4買うと意外とお高い「青シソ」
そうめんなど、夏のメニューの彩りや薬味として活躍するのが青シソです。ただし、買うと意外と高くつくもの。そんな青シソもベランダ菜園におすすめの野菜です。
青シソは暑さに強く、どのような土でも栽培できるため、夏のベランダ菜園にも最適。植え付けの時期は四月から五月、収穫の時期は七月から十月ですが、少しずつ料理に使う分だけ収穫できるので、長い期間楽しめます。また、夏のベランダは気温が高くなりがちですが、青シソは耐暑性も高いため、初心者でも収穫することができます。
なお、青シソは虫のつきやすい植物ですが、農薬を使わず栽培する場合、ネットなどを使うと虫を予防することができます。
3-5おかずにも汁物にも使う万能野菜「葉ネギ」
毎日の食卓に登場する野菜の中でも、登場する機会が多いのが葉ネギです。この葉ネギもベランダ菜園に最適の野菜です。葉ネギの場合、暑さだけでなく寒さにも耐性があるのが大きな長所。
さらに成長も早く、春先に苗を植えた場合、夏までに複数回収穫が可能です。特に葉ネギは生命力が強く、根本を残してカットすると、それをそのまま苗として活用することができます。
その他にも、種からも苗からも育てやすいのがポイント。
種から育てる場合には、種まきは四月から九月、苗からを植え付ける場合には六月から十一月が目安です。
なお、葉ネギはプランターでも十分栽培が可能ですが、日当たりと水やりだけは注意しましょう。
3-6毎日の食卓のアクセントに「バジル」
ハーブ類は少し料理に使用するだけで、風味と香りをワンランクアップさせてくれるもの。そんなハーブの中でもベランダ菜園におすすめなのがバジルです。バジルも生命力が強く、ベランダ菜園に向いたハーブ。さらに必要な量だけを使うことができるため、長期間楽しむことができます。
バジルは種からでも苗からでも育てることができますが、初心者の場合には苗から育てるのがおすすめ。
なお、種まきは三月から六月がおすすめですが、天候の変化を考えると、少し早めに種まきをするとよいでしょう。
また、バジルは丈夫な植物ですが、アブラムシがつきやすいのが弱点です。こまめに葉の裏などをチェックして霧吹きで水を掛けてアブラムシの被害を防ぎましょう。
3-7収穫が楽しみになる「じゃがいも」
ベランダ菜園では葉物野菜が中心と考えている人も多いかもしれませんが、イモ類も栽培することが可能。もしイモ類を栽培する場合、おすすめしたいのがじゃがいもです。
じゃがいもは栽培してから三か月程度で収穫が可能。さらに種イモの十倍以上の量を収穫できるため、初心者にはおすすめです。
じゃがいもを育てる場合には、植え付けは二月から三月、または八月から九月ごろがよいでしょう。
また、食用のじゃがいもの中から芽が出たものを種イモに利用する方もいらっしゃいますが、実はこれはNG。食用として販売されているじゃがいもはウイルスに感染していることがあります。それを避けるためにも、専用の種イモを購入するのがよいでしょう。
種イモから育てるときには、植える前に一か月ほど日光に当てておくと、若めが丈夫になるだけでなく、病原菌を予防することもできます。
じゃがいもを収穫する場合には、大きくなったものから収穫すると、残りのイモの成長が促進して、長期間楽しむことができます。
3-8栄養満点で毎日のお味噌汁にも「ほうれん草」
ベランダ菜園で育てる野菜としてはほうれん草もおすすめです。ほうれん草はベランダでも育てやすい野菜で、小型のプランターや鉢でも十分に育てることができます。
また、春と夏の両方に種まきや植え付けができるというのも初心者にとってはうれしいポイントです。
3-9自家製漬物を種から育てる!「小カブ」
漬物や煮物、味噌汁の具など、和食で活躍してくれるカブ。特に小カブはベランダ菜園に向いた野菜です。
小カブは大きなものと違い、プランターでも育てやすく、一か月半から二か月程度で収穫することが可能。ダイコンのようにタテに伸びることもないため、比較的浅めのプランターなどでも栽培が可能です。
3-10大量収穫でビールが進む「枝豆」
ビールのおつまみというイメージの枝豆もベランダ菜園に向いた野菜のひとつです。
特に家庭で育てる野菜の中では、たくさん収穫できるのも魅力のひとつ。さらにベランダ菜園の場合、新鮮で甘味の強い枝豆を楽しむことができます。
枝豆の種まきは三月から六月にかけて。病害虫を防ぐため、風通しに注意するのがよいでしょう。
04ベランダ菜園を始めるには
実際にベランダ菜園をはじめてみようと思っても何から手を付けていいか分からないことも珍しくありません。ではベランダ菜園はどのような順番で始めればよいのでしょうか。
4-1最初に育てる野菜を決める
まずベランダ菜園を始めるときには、どんな野菜やハーブを育てるのかを決めましょう。
そのときには、どの季節から始めるかということと同時に、ベランダの風通しや日当たり、使えるスペースも考慮に入れて考えましょう。
また、初心者の場合には、育てやすさも重要。いきなり育てるのが難しい野菜を育ててもどうしてもうまくいかないことがあります。
まずは季節に合った、育てやすい野菜やハーブからスタートするのがよいでしょう。
4-2プランターを置く場所を決める
どのような野菜を育てるのかが決まったら、次に重要になるのがプランターを置く場所です。
プランターを置く場所は日当たりがよいことも重要ですが、それよりも洗濯物を干すときに植物が当たらないか、出入り口で邪魔にならないかといった点も考えることが必要です。特に野菜は種類によっては思っているよりも大きく育つことがあります。野菜が育って背が伸びたときのことをイメージして場所を選ぶとよいでしょう。
4-3必要なものを揃えて、プランターに種や苗を植える
プランターを置く場所が決まったら、必要な道具を揃えましょう。
ベランダ菜園を行うとき、必要となるのがプランター、土、種や苗、鉢底石、スコップ、じょうろなど。
もし新しくプランターを選ぶときには、ベランダのサイズに合わせて、できるだけ底が深く安定したものを選ぶのがよいでしょう。植物の根は見えない場所でかなりの大きさまで広がるもの。また、根が窮屈だと植物は成長することができません。
さらに植物にとって重要なのが土です。土は野菜の種類によって好みがあるため、まずは育てる野菜を決めて、それに合わせて土を選ぶことが必要です。ホームセンターなどで土を購入するときには、店員さんにどの種類がよいのか質問するとよいでしょう。
もし質問ができない場合には、「培養土」という土を選ぶのがよいでしょう。培養土は複数の土と栄養素がすでにミックスされたもの。これひとつあれば、簡単にベランダ菜園をスタートすることができます。
また、プランターに土を入れるときには、鉢の底に入れるための鉢底石も必要です。鉢底石は、排水や通気を高めるもので、健康な野菜づくりには欠かせないもの。発泡スチロールなどで代用することもできますが、百円ショップでも購入できるため、ぜひ専用のものを手に入れておくのがよいでしょう。
スコップやじょうろはどのようなものでも構いませんが、値段よりも扱いやすさが重要になります。
じょうろは穴が複数のものとひとつのものがありますが、できるだけ穴が多いものを選ぶとよいでしょう。穴がひとつのじょうろの場合、土がえぐれて穴が開き、根が露出してしまうことがあります。
これらの道具が揃ったら、プランターに土入れをして、種や苗を植え、ベランダ菜園のスタートです。まず最初に、たっぷり水やりをすることを忘れないようにしましょう。
05ベランダ菜園の注意
誰でも簡単に始められるベランダ菜園ですが、始める前にいくつか注意したいポイントがあります。
5-1マンションの管理規約を確認
ベランダ菜園を始めるときに確認しておきたいのが、マンションの管理規約です。というのも、マンションのベランダは多くの場合、共有部分として指定されているもの。といっても、ある程度は住人が自由に使うことができる専用使用権が設定されていることもあります。まず規約を確認して、どのような使用が認められているのかを確かめるとよいでしょう。
5-2避難経路は塞がないように
マンションなどのベランダにプランターを置くときに、注意しなければいけないのが避難経路です。多くの建物では、マンションが避難経路として指定されているもの。そのため、隣の部屋との間仕切りのそばには「物を置かないように」という注意が書かれていることもあります。
もしプランターをこのような間仕切りの前に置くと、火事や災害など万が一の事態で避難の妨げになってしまうことも。
そのため、プランターを置くときには、避難経路は避けましょう。
また、もうひとつ気を付けなければいけないのが、鉢やプランターなどの落下事故。特に吊り下げ式のプランターを使用する場合には、外に落下しないように注意しましょう。風などの影響で思わぬ事態が起きてしまうこともあるため、吊り下げ式のプランターはできるだけ低い位置に設置し、手すりの外側にかからないように気を付けましょう。
5-3室外機の前にはプランターを置かない
プランターを置くときに注意したいのがエアコンの室外機です。エアコンの室外機からは強い風が出ているもの。植物を前に置くと、乾燥してしまうだけでなく、室外機にとっても悪影響です。また、室外機の上にプランターを置くと、エアコンの故障につながることもあるため注意しましょう。
・排水溝は詰まらないようにこまめな掃除を
ベランダで植物を育てているときには、どうしても土や枝、葉などが落ちてしまうもの。これらのゴミが排水口を詰まらせてしまうと、大雨や台風のときなど、水があふれてしまいます。ベランダ菜園では、できるだけこまめに掃除を行い、排水口を詰まらないように気を付けましょう。
01まとめ
ベランダ菜園は、限られたスペースでも新鮮な野菜やハーブを手軽に育てられる魅力的な活動です。
自分の手で育てた食材は、味や香りが格別で、料理にも彩りを加えます。
また、植物の成長を見守ることでストレス解消や癒しの効果も得られます。
初心者にも育てやすい品種が多く、少しの工夫で美しい緑を楽しむことができるでしょう。
おすすめの野菜やハーブを取り入れれば、生活に豊かさと楽しみが加わります。
ぜひ、あなたもベランダ菜園を始めてみてください。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
れいこの家庭菜園さん 先生
家庭菜園エヴァンジェリスト(伝道師)
大阪府出身。
元・航空会社勤務。
海外での出産、育児の中でオーガニック、無農薬野菜の大切さに目覚める。
帰国後、当時海外ほど無農薬食材が普及していない日本の現状に気付き、自ら栽培を始める。
80,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
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3-1ベランダ菜園といえばこれ「ミニトマト」
プランターで行うベランダ菜園の中でも初心者におすすめなのがミニトマト。ミニトマトはベランダのプランターで簡単に栽培が可能。
さらにミニトマトはそのまま食べることはもちろん、料理やサラダの彩りなど、使い道が大きいというのも大きな長所です。また、苗の種類や大きさも豊富で、価格も非常にリーズナブル。
そのため、初心者にはまずミニトマトの栽培から始めるのがよいでしょう。
ミニトマトの植え付けの時期は四月から六月にかけて。早ければ五月、遅くても八月には収穫が可能です。
ミニトマトは比較的栽培が簡単ですが、できるだけ太陽の光を当てて育てるのがよいでしょう。また、ミニトマトを育てるためには排水も重要。苗は浅く植えて排水しやすいようにするとよいでしょう。
3-2すぐに収穫したいなら「ラディッシュ」
ベランダ菜園を始めたばかりのころは、できるだけ早く野菜を収穫したいもの。しかし、多くの野菜はきちんとした大きさになるまで時間がかかります。
そんなときにおすすめしたいのがラディッシュ。ラディッシュは和名を「ハツカダイコン」といいますが、その名前の通り、種をまいてから二十日前後で収穫が可能。もちろん初心者でも簡単に育てることができます。
また、20センチから40センチのプランターで育てると、二十個以上が収穫できるため、ベランダ菜園の楽しみを味わってみたいという人にぴったりです。
さらにラディッシュは春にも秋にも植え付けができるため、思い立ったときに始められるのも大きな長所と言えるでしょう。
3-3採れたて野菜でサラダが作れる「ベビーリーフ」
野菜をしっかりと食べたいという方の場合、食卓に欠かせないのがレタスなどの葉物野菜。しかし葉物野菜は天候の影響などを受けやすく、価格も安定しないのが困りものです。そんな野菜にこそベランダ菜園を活用させたいもの。
といっても、レタスなどはなかなか難易度が高いもの。そこでおすすめしたいのがベビーリーフです。ベビーリーフはレタスなどの野菜の若い葉を集めたもので、スーパーなどでは複数の種類の葉がパックに入っているのが一般的ですが、ホームセンターなどでもいくつかの葉物が入ったセットが販売されています。
もしセットを使わないという場合には、家庭で育てる場合にはリーフレタスなどがよいでしょう。リーフレタスは種をまいてから収穫までの期間や約二か月程度と比較的短め。浅いプランターでも栽培できるため、ベランダ菜園には最適です。リーフレタスは九月から十一月に種をまくのが向いているため、葉物野菜が少なくなりがちな季節に役立ちます。
3-4買うと意外とお高い「青シソ」
そうめんなど、夏のメニューの彩りや薬味として活躍するのが青シソです。ただし、買うと意外と高くつくもの。そんな青シソもベランダ菜園におすすめの野菜です。
青シソは暑さに強く、どのような土でも栽培できるため、夏のベランダ菜園にも最適。植え付けの時期は四月から五月、収穫の時期は七月から十月ですが、少しずつ料理に使う分だけ収穫できるので、長い期間楽しめます。また、夏のベランダは気温が高くなりがちですが、青シソは耐暑性も高いため、初心者でも収穫することができます。
なお、青シソは虫のつきやすい植物ですが、農薬を使わず栽培する場合、ネットなどを使うと虫を予防することができます。
3-5おかずにも汁物にも使う万能野菜「葉ネギ」
毎日の食卓に登場する野菜の中でも、登場する機会が多いのが葉ネギです。この葉ネギもベランダ菜園に最適の野菜です。葉ネギの場合、暑さだけでなく寒さにも耐性があるのが大きな長所。
さらに成長も早く、春先に苗を植えた場合、夏までに複数回収穫が可能です。特に葉ネギは生命力が強く、根本を残してカットすると、それをそのまま苗として活用することができます。
その他にも、種からも苗からも育てやすいのがポイント。
種から育てる場合には、種まきは四月から九月、苗からを植え付ける場合には六月から十一月が目安です。
なお、葉ネギはプランターでも十分栽培が可能ですが、日当たりと水やりだけは注意しましょう。
3-6毎日の食卓のアクセントに「バジル」
ハーブ類は少し料理に使用するだけで、風味と香りをワンランクアップさせてくれるもの。そんなハーブの中でもベランダ菜園におすすめなのがバジルです。バジルも生命力が強く、ベランダ菜園に向いたハーブ。さらに必要な量だけを使うことができるため、長期間楽しむことができます。
バジルは種からでも苗からでも育てることができますが、初心者の場合には苗から育てるのがおすすめ。
なお、種まきは三月から六月がおすすめですが、天候の変化を考えると、少し早めに種まきをするとよいでしょう。
また、バジルは丈夫な植物ですが、アブラムシがつきやすいのが弱点です。こまめに葉の裏などをチェックして霧吹きで水を掛けてアブラムシの被害を防ぎましょう。
3-7収穫が楽しみになる「じゃがいも」
ベランダ菜園では葉物野菜が中心と考えている人も多いかもしれませんが、イモ類も栽培することが可能。もしイモ類を栽培する場合、おすすめしたいのがじゃがいもです。
じゃがいもは栽培してから三か月程度で収穫が可能。さらに種イモの十倍以上の量を収穫できるため、初心者にはおすすめです。
じゃがいもを育てる場合には、植え付けは二月から三月、または八月から九月ごろがよいでしょう。
また、食用のじゃがいもの中から芽が出たものを種イモに利用する方もいらっしゃいますが、実はこれはNG。食用として販売されているじゃがいもはウイルスに感染していることがあります。それを避けるためにも、専用の種イモを購入するのがよいでしょう。
種イモから育てるときには、植える前に一か月ほど日光に当てておくと、若めが丈夫になるだけでなく、病原菌を予防することもできます。
じゃがいもを収穫する場合には、大きくなったものから収穫すると、残りのイモの成長が促進して、長期間楽しむことができます。
3-8栄養満点で毎日のお味噌汁にも「ほうれん草」
ベランダ菜園で育てる野菜としてはほうれん草もおすすめです。ほうれん草はベランダでも育てやすい野菜で、小型のプランターや鉢でも十分に育てることができます。
また、春と夏の両方に種まきや植え付けができるというのも初心者にとってはうれしいポイントです。
3-9自家製漬物を種から育てる!「小カブ」
漬物や煮物、味噌汁の具など、和食で活躍してくれるカブ。特に小カブはベランダ菜園に向いた野菜です。
小カブは大きなものと違い、プランターでも育てやすく、一か月半から二か月程度で収穫することが可能。ダイコンのようにタテに伸びることもないため、比較的浅めのプランターなどでも栽培が可能です。
3-10大量収穫でビールが進む「枝豆」
ビールのおつまみというイメージの枝豆もベランダ菜園に向いた野菜のひとつです。
特に家庭で育てる野菜の中では、たくさん収穫できるのも魅力のひとつ。さらにベランダ菜園の場合、新鮮で甘味の強い枝豆を楽しむことができます。
枝豆の種まきは三月から六月にかけて。病害虫を防ぐため、風通しに注意するのがよいでしょう。
4-1最初に育てる野菜を決める
まずベランダ菜園を始めるときには、どんな野菜やハーブを育てるのかを決めましょう。
そのときには、どの季節から始めるかということと同時に、ベランダの風通しや日当たり、使えるスペースも考慮に入れて考えましょう。
また、初心者の場合には、育てやすさも重要。いきなり育てるのが難しい野菜を育ててもどうしてもうまくいかないことがあります。
まずは季節に合った、育てやすい野菜やハーブからスタートするのがよいでしょう。
4-2プランターを置く場所を決める
どのような野菜を育てるのかが決まったら、次に重要になるのがプランターを置く場所です。
プランターを置く場所は日当たりがよいことも重要ですが、それよりも洗濯物を干すときに植物が当たらないか、出入り口で邪魔にならないかといった点も考えることが必要です。特に野菜は種類によっては思っているよりも大きく育つことがあります。野菜が育って背が伸びたときのことをイメージして場所を選ぶとよいでしょう。
4-3必要なものを揃えて、プランターに種や苗を植える
プランターを置く場所が決まったら、必要な道具を揃えましょう。
ベランダ菜園を行うとき、必要となるのがプランター、土、種や苗、鉢底石、スコップ、じょうろなど。
もし新しくプランターを選ぶときには、ベランダのサイズに合わせて、できるだけ底が深く安定したものを選ぶのがよいでしょう。植物の根は見えない場所でかなりの大きさまで広がるもの。また、根が窮屈だと植物は成長することができません。
さらに植物にとって重要なのが土です。土は野菜の種類によって好みがあるため、まずは育てる野菜を決めて、それに合わせて土を選ぶことが必要です。ホームセンターなどで土を購入するときには、店員さんにどの種類がよいのか質問するとよいでしょう。
もし質問ができない場合には、「培養土」という土を選ぶのがよいでしょう。培養土は複数の土と栄養素がすでにミックスされたもの。これひとつあれば、簡単にベランダ菜園をスタートすることができます。
また、プランターに土を入れるときには、鉢の底に入れるための鉢底石も必要です。鉢底石は、排水や通気を高めるもので、健康な野菜づくりには欠かせないもの。発泡スチロールなどで代用することもできますが、百円ショップでも購入できるため、ぜひ専用のものを手に入れておくのがよいでしょう。
スコップやじょうろはどのようなものでも構いませんが、値段よりも扱いやすさが重要になります。
じょうろは穴が複数のものとひとつのものがありますが、できるだけ穴が多いものを選ぶとよいでしょう。穴がひとつのじょうろの場合、土がえぐれて穴が開き、根が露出してしまうことがあります。
これらの道具が揃ったら、プランターに土入れをして、種や苗を植え、ベランダ菜園のスタートです。まず最初に、たっぷり水やりをすることを忘れないようにしましょう。
05ベランダ菜園の注意
誰でも簡単に始められるベランダ菜園ですが、始める前にいくつか注意したいポイントがあります。
5-1マンションの管理規約を確認
ベランダ菜園を始めるときに確認しておきたいのが、マンションの管理規約です。というのも、マンションのベランダは多くの場合、共有部分として指定されているもの。といっても、ある程度は住人が自由に使うことができる専用使用権が設定されていることもあります。まず規約を確認して、どのような使用が認められているのかを確かめるとよいでしょう。
5-2避難経路は塞がないように
マンションなどのベランダにプランターを置くときに、注意しなければいけないのが避難経路です。多くの建物では、マンションが避難経路として指定されているもの。そのため、隣の部屋との間仕切りのそばには「物を置かないように」という注意が書かれていることもあります。
もしプランターをこのような間仕切りの前に置くと、火事や災害など万が一の事態で避難の妨げになってしまうことも。
そのため、プランターを置くときには、避難経路は避けましょう。
また、もうひとつ気を付けなければいけないのが、鉢やプランターなどの落下事故。特に吊り下げ式のプランターを使用する場合には、外に落下しないように注意しましょう。風などの影響で思わぬ事態が起きてしまうこともあるため、吊り下げ式のプランターはできるだけ低い位置に設置し、手すりの外側にかからないように気を付けましょう。
5-3室外機の前にはプランターを置かない
プランターを置くときに注意したいのがエアコンの室外機です。エアコンの室外機からは強い風が出ているもの。植物を前に置くと、乾燥してしまうだけでなく、室外機にとっても悪影響です。また、室外機の上にプランターを置くと、エアコンの故障につながることもあるため注意しましょう。
・排水溝は詰まらないようにこまめな掃除を
ベランダで植物を育てているときには、どうしても土や枝、葉などが落ちてしまうもの。これらのゴミが排水口を詰まらせてしまうと、大雨や台風のときなど、水があふれてしまいます。ベランダ菜園では、できるだけこまめに掃除を行い、排水口を詰まらないように気を付けましょう。
01まとめ
ベランダ菜園は、限られたスペースでも新鮮な野菜やハーブを手軽に育てられる魅力的な活動です。
自分の手で育てた食材は、味や香りが格別で、料理にも彩りを加えます。
また、植物の成長を見守ることでストレス解消や癒しの効果も得られます。
初心者にも育てやすい品種が多く、少しの工夫で美しい緑を楽しむことができるでしょう。
おすすめの野菜やハーブを取り入れれば、生活に豊かさと楽しみが加わります。
ぜひ、あなたもベランダ菜園を始めてみてください。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
れいこの家庭菜園さん 先生
家庭菜園エヴァンジェリスト(伝道師)
大阪府出身。
元・航空会社勤務。
海外での出産、育児の中でオーガニック、無農薬野菜の大切さに目覚める。
帰国後、当時海外ほど無農薬食材が普及していない日本の現状に気付き、自ら栽培を始める。
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5-1マンションの管理規約を確認
ベランダ菜園を始めるときに確認しておきたいのが、マンションの管理規約です。というのも、マンションのベランダは多くの場合、共有部分として指定されているもの。といっても、ある程度は住人が自由に使うことができる専用使用権が設定されていることもあります。まず規約を確認して、どのような使用が認められているのかを確かめるとよいでしょう。
5-2避難経路は塞がないように
マンションなどのベランダにプランターを置くときに、注意しなければいけないのが避難経路です。多くの建物では、マンションが避難経路として指定されているもの。そのため、隣の部屋との間仕切りのそばには「物を置かないように」という注意が書かれていることもあります。
もしプランターをこのような間仕切りの前に置くと、火事や災害など万が一の事態で避難の妨げになってしまうことも。
そのため、プランターを置くときには、避難経路は避けましょう。
また、もうひとつ気を付けなければいけないのが、鉢やプランターなどの落下事故。特に吊り下げ式のプランターを使用する場合には、外に落下しないように注意しましょう。風などの影響で思わぬ事態が起きてしまうこともあるため、吊り下げ式のプランターはできるだけ低い位置に設置し、手すりの外側にかからないように気を付けましょう。
5-3室外機の前にはプランターを置かない
プランターを置くときに注意したいのがエアコンの室外機です。エアコンの室外機からは強い風が出ているもの。植物を前に置くと、乾燥してしまうだけでなく、室外機にとっても悪影響です。また、室外機の上にプランターを置くと、エアコンの故障につながることもあるため注意しましょう。
・排水溝は詰まらないようにこまめな掃除を
ベランダで植物を育てているときには、どうしても土や枝、葉などが落ちてしまうもの。これらのゴミが排水口を詰まらせてしまうと、大雨や台風のときなど、水があふれてしまいます。ベランダ菜園では、できるだけこまめに掃除を行い、排水口を詰まらないように気を付けましょう。
この講座は!プロの監修を受けています!
元・航空会社勤務。
海外での出産、育児の中でオーガニック、無農薬野菜の大切さに目覚める。
帰国後、当時海外ほど無農薬食材が普及していない日本の現状に気付き、自ら栽培を始める。