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犬・猫ペットブリーダー

【ブリーダー資格】資格は必要?ペットブリーダーの仕事内容や働き方

「ブリーダー」とは、動物を繁殖させ、必要としている飼い主さんの元へ届ける役割を担う人のこと。
近年ペットの需要が増加しているため、副業ブリーダーになる方が増えています。
しかしブリーダーとして開業するなら、必ず取得しなければならない資格があります!
さらに動物と関わる仕事である以上専門知識や経験は必須。
そこで役に立つのが、必要な知識を体系的に学べる「ブリーダー資格」です。
今回はブリーダーになりたい方へ、取得をおすすめするブリーダー資格など、5種類ご紹介します。

目次

01ブリーダーとは?主な仕事内容は?

「ブリーダー」とは、血統書つきの健康な動物を育てて繁殖させ、ペットショップや動物を欲しがっている個人に売る人のこと。
専業にしている方もいれば、別の仕事を本業とする傍らブリーダーの仕事にも携わる「副業ブリーダー」がいます。
「ブリーダー」の仕事には以下のようなものがあります。
・動物の交配と繁殖
・動物の育成と健康管理
・産まれた動物のしつけ
・産まれた動物の販売
・飼い主への飼育指導
徹底的な動物の健康管理や交配・繁殖がメインの仕事です。
また直接購入する飼い主さんに、飼育についてアドバイスするのもブリーダーの役割です。

02ブリーダーを目指す際に考慮すべきこと

ブリーダーを目指す際に考慮すべきこと
「ブリーダー」を目指すなら、以下2点について考慮する必要があります。
・ブリーダーに対する法改正や規制に柔軟に対応できるか?
・動物の出産前後はほぼ24時間体制で管理する必要があること
犬を狭いケージに閉じ込め、無理な交配と繁殖をひたすら繰り返させる「子犬工場(パピーミル)」が大きな社会問題になっています。
このような「悪質ブリーダー」を取り締まるため、「動物の愛護及び管理に関する法律」の改正により、「ブリーダー」への規制が厳しくなりました。
今後も法改正が行われる可能性がありますから、柔軟に対応し「優良ブリーダー」を目指しましょう。
規制に従わず悪質な環境で動物を扱う業者とは関わりを持たないようにしてください。
「ブリーダー」になると動物最優先の生活に切り替わり、動物の出産前後はほぼ24時間体制で監視・管理する必要があります。
長期間つきっきりで世話する大変さがあることも覚えておきましょう。

03ブリーダーになる方法

「ブリーダー」になるために特別な資格はありません。
※ブリーダーとして開業する場合は除く
ただし専門性が高い仕事ですから、きちんと基礎知識が学べて経験を積む必要があります。
まずは「通信講座」や動物の「専門学校」で基礎知識を学びましょう。
「通信講座」なら、空いた時間に自宅で学べてプロ講師によるサポートを受けられるため、アルバイトなどに忙しい方におすすめ。
一方「専門学校」は費用がかかりますが、実際に動物に触れるなど実践的なカリキュラムに取り組めます。さらに学校に強いつながりを持つ企業や、その学校の卒業生を積極的に採用する企業があるため、就職にも有利です。
「通信学校」や「専門学校」の必須カリキュラムを修了し卒業してから、「ブリーダー」の仕事を始めるようおすすめします。

04ブリーダーの働き方の種類

「ブリーダー」には以下のような働き方があります。
・正社員としてのブリーダー:ブリーディングを手がける企業に就職してブリーダーの仕事をする働き方
・副業ブリーダー:ブリーダー以外の仕事を本業とし、副業でブリーダーの仕事をする働き方
・開業ブリーダー:ブリーダーの仕事を新たに開業する働き方
詳細については後述しますが、開業には地域により定められた資格の取得や登録が必要です。

05ブリーダーを目指す方におすすめしたいブリーダー資格5選

ブリーダーを目指す方におすすめしたいブリーダー資格5選
ブリーダーを目指す方におすすめしたい資格を5種類ご紹介します。
数あるブリーダー資格の中から、以下に当てはまる資格などを厳選しました。
・開業するために最低限必要な資格
・団体や資格の知名度が高い

5-1犬・猫ペットブリーダー

「犬・猫ペットブリーダー」は、犬と猫の生体や交配・繁殖方法を理解し、ブリーダーとして最低限必要な知識が学べる資格です。
「ブリーダー」になるために必要な知識を入門レベルから学びたい方や、改めて知識のおさらいをしたい方におすすめします。

「犬・猫ペットブリーダー」資格試験概要
主催団体 日本生活環境支援協会(JLESA)
受験資格 特になし
受験料(税込) 10,000円
受験方法 在宅受験
合格基準 正答率70%以上
試験日程 年6回
難易度 ★☆☆

「犬・猫ペットブリーダー」の勉強は独学でも可能ですが、対応する通信講座を受講するとスムーズです。
対応講座については後述します。

5-2ペット繁殖インストラクター

「ペット繁殖インストラクター」は、犬と猫の種類別繁殖方法や健康管理の仕方が学べる資格です。
犬や猫が好きでさまざまな種類に興味がある方におすすめします。

「ペット繁殖インストラクター」資格試験概要
主催団体 日本インストラクター技術協会(JIA)
受験資格 特になし
受験料(税込) 10,000円
受験方法 在宅受験
合格基準 正答率70%以上
試験日程 年6回
難易度 ★☆☆

「ペット繁殖インストラクター」も、前述の「犬・猫ペットブリーダー」の場合と同様、対応通信講座を受講すると取得しやすいです。
おすすめの対応通信講座は、「諒設計アーキテクトラーニング」が提供する「犬・猫ペットブリーダーW資格取得講座」。
この講座の強みは、「ペット繁殖インストラクター」と「犬・猫ペットブリーダー」両方の資格勉強を同時にできることです。
講座の概要は以下のとおりです。

犬・猫ペットブリーダーW資格取得講座
  基本講座 スペシャル講座
料金 59,800円(税込) 79,800円(税込)
受講期間 6ヶ月(最短2ヶ月) 6ヶ月(最短2ヶ月)
添削 5回 5回+卒業課題1回
資格試験 受験が必要 受験免除

講座は「基本講座」と「スペシャル講座」の2種類に分かれています。どちらも受講期間は同じで、「ペット繁殖インストラクター」と「犬・猫ペットブリーダー」の2つの資格取得を目指して学習できます。
「ペット繁殖インストラクター」で犬・猫の種類別繁殖方法を学び、「犬・猫ペットブリーダー」でさらに動物の生体を学べるため、幅広い知識を習得可能です。
基本講座の場合、カリキュラム修了後にそれぞれの資格試験を受け、合格すると資格をもらえます。スペシャル講座の場合、カリキュラム修了時に卒業課題を提出することで試験が免除になり、卒業とともに2つの資格を同時取得できます。
確実に資格を取得したい方は「スペシャル講座」を受講しましょう。
「諒設計アーキテクトラーニング」の【犬・猫ペットブリーダーW資格取得講座】はこちらから!

5-3第一種動物取扱業登録

「第一種動物取扱業登録」は、動物を取り扱う仕事(販売・保管・貸出し・訓練・展示・競りあっせん)をする場合、必ず行わなければならない登録。
「ブリーダー」として開業するすべての方に必要です。

「第一動物取扱業登録」の概要
管理団体 各地域や都道府県により異なります
(東京都の場合は「東京都福祉保健局 東京都動物愛護相談センター」です)
登録資格 ・事務所ごとに1名以上の「 動物取扱責任者 」を配置する
※「動物取扱責任者」の詳細は5-3をご覧ください
登録方法 ①必要事項を記載した申請書を、登録受付窓口へ直接提出する
※提出場所は各地域や都道府県により異なります
※郵送では受け付けておりません
②施設や事務所に検査が入る
③登録証を受け取る
④ブリーダーの仕事開始
⑤年に1回以上「動物取扱責任者」研修を受講する
⑥5年に1回登録を更新する
登録料 1万5,000円

年に1回以上の「動物取扱責任者」研修を受講したり、5年ごとに更新したりなど、要求事項が多めなのでご注意ください。
また今後も随時変更される場合があります。
申請場所や必要書類は地域により異なるため、詳しくは仕事を行う地域の管理団体の公式サイトを確認しましょう。
なお「動物取扱責任者」の概要は以下のとおりです。

「動物取扱責任者」の概要
管理団体 各地域や都道府県により異なります
(東京都の場合は「東京都福祉保健局 東京都動物愛護相談センター」です)
登録資格 ※下記のうちどれか1つでも当てはまっていること
・獣医師の免許を取得している
・愛玩動物看護師の免許を取得している
・半年以上の実務経験または1年以上の飼養経験があり、専門の教育機関を卒業している
・半年以上の実務経験または1年以上の飼養経験があり、専門の資格を取得している
(必須要件)
・動物取扱責任者研修を受講する(登録後も1年に1回以上は受講する)
受講料 2,500円

5-4JKC愛犬飼育管理士

「JKC愛犬飼育管理士」とは、「動物の愛護及び管理に関する法律」に基づき、犬の健康状態の管理や適切な飼育方法について指導を行う人に与えられる資格です。
「動物取扱責任者」になるための要件のひとつでもあります。

「JKC愛犬飼育管理士」の概要
主催団体 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ
受験資格 ・「一般社団法人 ジャパンケネルクラブ」の会員になる
・指定の講習を受講し修了する
・満18歳以上であること
各種費用 ・講習会の受講料:7,300円
・試験の受験料:7,000円
・クラブへの入会金と年会費:6,000円
・登録料:3,400円(合格者のみ)
試験内容 5者択一の筆記試験(1時間)
※講習会終了後に行われます

5-5家庭動物管理士

「家庭動物管理士」とは、ペットを扱うプロとして動物の取り扱い方や飼育方法・ショップの接客方法を学べる資格です。
こちらも同様に、「動物取扱責任者」になるための要件のひとつでもあります。
ペットのプロとして必要な知識を体系的に学べるため、ペットに携わる仕事でスキルアップしたい方におすすめします。

「家庭動物管理士」の概要 ※2級と1級は法改正により受付を停止しています(2021年11月時点)
主催団体 一般社団法人 全国ペット協会
受験資格 ※下記のうちどれか1つでも当てはまっていること
・飼養動物に関する学校または教育機関を卒業または卒業見込みの者
・ペット動物などに関する資格を有している者
・ペット動物販売店等で働いているまたは働くことを希望している者
各種費用 ・受験料:1万円
・資格登録料:1万円(合格者のみ)
試験内容 マークシート方式(1時間)

06まとめ

ブリーダーになるために取得をおすすめする資格をご紹介しました。
特別な資格がなくてもブリーダーを名乗れますが、開業する場合は特別な登録や許可申請が必須です。
また動物と関わる仕事ですから、知識も経験もない状態で行うのは難しいでしょう。
専門知識を身につけたいなら、独学ではなく専門学校や通信講座のカリキュラムを受けるのがおすすめです。
また近年、動物をただの「物」として扱うパピーミルや悪質なブリーダー業者が社会問題になっています。
就職先を選ぶ際は、「動物をいたわって仕事をする会社なのかどうか」、きちんと見極めて決めましょう。

この講座は!プロの監修を受けています!

講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
ほしのたかき
ほしのたかき 先生
犬の飼育に関する記事執筆・監修
1994年生まれ。北海道出身。高等学校卒業後に消防職員として8年間勤務。その後Webライターとして活動。
ほしのたかき

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