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キャンドルデザイナー

キャンドルの芯の種類とは?種類や選び方、管理方法!

初心者でも簡単に取り組めるキャンドル作りは趣味としても大人気。手作りすると細かいところまでこだわれるのも人気の秘密ですが、キャンドルを手作りするときに難しいのが芯の種類や選び方です。手作りキャンドルの芯はどのようなポイントで選ぶと良いのでしょうか。今回は種類による違いや、キャンドルの芯を選ぶポイントについてご紹介します。

意外に重要!キャンドルの芯の種類と選び方
目次

01キャンドルの芯とは?

ひとくちにキャンドルの芯といっても、実は様々な種類があります。そもそも、キャンドルの芯にはどのような役割があるのでしょうか。また、種類によってどんな違いが生まれるのでしょうか。

1-1火をつける部分

キャンドルの芯は、火をつける部分ですが、実はキャンドルが燃えるときには芯が燃えているわけではありません。
キャンドルの芯の役割は、液状になったロウを吸い上げること。ロウは火によって熱せられて液体になりますが、さらに加熱が続くと気体になります。実はキャンドルで燃えているのは、この気体になったロウ。
しかし試してみれば分かるように、ロウにマッチなどの火を近づけてもその部分が燃えるどころか、溶けるだけで気体にもなりません。
つまり、キャンドルの芯は液体になったロウを吸い上げて、気体にしやすくするという役割を果たしていることになります。

1-2糸のように出ているところ

キャンドルの芯というと、タコ糸のようなものだと考えている人も少なくありません。これは先ほど説明したように、液体になったロウを吸い上げやすくするという役割によるもの。実際にタコ糸でも、芯の代用として使うことができます。
しかし、タコ糸はロウを吸い上げはするものの、効果的に気体に変えることができません。また、タコ糸を使った場合には火をつけるとススなどが出やすいというデメリットもあります。そのため、芯に使う場合には専用に作られたものを購入するのが一番といえます。

1-3ホームセンターなどでも買える

キャンドルの芯はホームセンターやネットショップなどで購入することができます。
そのときに注意したいのは、コットン以外の成分を含んでいるかどうか。たとえば鉛などの金属が含まれている場合、火をつけるとそれらの成分が有害物質となって空気中に広がることもあります。
また、合成繊維の場合にも同じように有害物質が発生することもあるため、できればオーガニックな素材を選ぶことがもっとも安全と言えるでしょう。

02キャンドルの芯の種類

キャンドルの芯には、素材だけでなく様々な種類があります・

2-1H芯 … 木綿を漂白し編み込んだもの

ホームセンターなどでキャンドルの芯を探した場合、もっとも一般的なのが「H芯」と呼ばれるものです。H芯は小型から中型のキャンドルに使用されているもので、平たい形状から「平芯」と呼ばれることもあります。
H芯は木綿を編み込んであるタイプのもので、木綿をそのまま使ったものや漂白したものなど様々なタイプがあります。
手作りキャンドルなどでは使われることが多く、サイズ的にも最もポピュラーな芯ということができます。

2-2D芯(丸芯) … 燃えると芯先が曲がって来るもの、炎の最高温の方に曲がる

D芯は中型から大型のキャンドルに使われる真意とです。燃えると芯先が巻き込むように曲がって来るのが特徴で、炎の最高温のほうに湾曲してくることから、炎をキレイに広げたいときなどに使われる芯です。片側が平面になっている芯の形から「丸芯」とも呼ばれていて、パーティや結婚式の大型キャンドルで使われることも多く、プロ向けの芯ということができるでしょう。

2-3特殊なカラー芯

カラー芯は文字通り、色が付けられたキャンドル芯のことを指しています。通常のキャンドル芯は白いものが多いものですが、インテリアなどに使われるものでは芯まで色があるとはっきりとした個性を持ったキャンドルになるため、小型から中型のオリジナルキャンドルに用いられます。芯の作りとしてはH芯に似ているため扱いやすく、キャンドル作りが趣味という人にも人気です。

2-4ウッドウィック(木製)… 燃えるとパチパチと音を立てる

ウッドウィックは別名「ウッド芯」とも呼ばれる木製のキャンドル芯です。ウッドウィックは燃えるときにパチパチと音を立てるため、たき火のような独特のムードがあります。もしオリジナルキャンドルを作るなら、一度は使ってみたい芯ということができるかもしれません。

03芯の表記

このように様々な種類のある芯ですが、芯には独特の表記が行われています。では芯の表記はどう読み取ればよいのでしょうか。

3-1H芯 2×3+2、3×3+2、4×3+2…

H芯の場合、表記は「2×3+2、3×3+2、4×3+2」などとなるのが一般的です。
この数字は、たとえば「2×3+2」の場合、細かい2本の糸を3つ編みにしたものの両端に、柱となる2本の糸が通っているという意味。
つまり、「3×3+2」では、3本の糸を3つ編みにしたものの両端に2本の糸が通っているもの、「4×3+2」の場合は4本の糸を3つ編みにしたものの両端に2本の糸が通っているものということになります。
なお、3つ編みにする糸の本数が多ければ多いほど炎の高さや、炎の幅である「プール幅」が広くなります。
また、ロウソクの原料となるワックスの種類によっても炎の高さとプール幅は変わってきます。

3-2D芯 D-28、D-50…

D芯の場合、表記は「D-28」「D-36」「D-40」「D-46」「D-50」となり、こちらも数字が大きくなればなるほど芯が太く大きくなり、同時に炎も大きく、プール幅も広がっていきます。
なお、炎が大きくなるとススが出やすくなり、炎が小さくなるとロウだまりができやすくなります。

04芯の選び方

では具体的にキャンドル作りで芯を選ぶときには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。

4-1小型から中型のキャンドル → H芯

もし小型から中型のキャンドルを作りたい場合には、H芯がおすすめです。もし家庭でキャンドルを作るという場合には、ほとんどの場合はH芯が最適のサイズになるため、最初に芯を選ぶときにはH芯を選ぶとよいでしょう。

4-2大型のキャンドル(結婚式など) → D芯

D芯は比較的大き目の炎を楽しむことができる芯です。そのため、結婚式やパーティなど、大きなロウソクを作る場合にはD芯がおすすめです。また、原料に蜜蝋を使う場合にもD芯は適した素材です。
ただし、D芯はきちんとキャンドル芯の加工を行わなければならないなど、初心者にとってはちょっと扱いづらい部分もあります。
そのため、最初にオリジナルのキャンドルを作るときにはH芯からスタートして、本格的な作品を作る場合にはD芯をチョイスするのがいい方法です。

4-3個性・デザインを楽しむ → カラー芯

もし個性的なデザインを楽しみたいなら、カラー芯を使ってみるのもよいでしょう。特にカラー芯はキャンドルのカラーリングにこだわるときにはぴったりのキャンドル芯です。特に点火せずにインテリアとして楽しむキャンドル作りには最適です。

4-4音も楽しむ → ウッドウィック

逆に点火して楽しむなら、ウッドウィックの芯がおすすめです。ウッドウィックの芯の魅力は火をつけたときのパチパチという音。キャンドルの炎ならではの暖かい雰囲気を楽しむことができます。

01キャンドルにおける芯の役割と重要性

キャンドルの芯は、単に火を灯すための「燃焼部分」として捉えられることが多いですが、その役割はそれだけに留まりません。 芯はキャンドルの燃焼効率や見た目、香り、そしてキャンドルそのものの寿命にまで大きな影響を与える非常に重要な要素です。 ここでは、キャンドルにおける芯の具体的な役割と、それがどのようにキャンドルの品質や燃焼に影響を与えるのかを詳しく解説します。

1-1キャンドル芯の役割とは

キャンドルの芯は、炎を維持しつつ、ワックスを燃焼に適した形で供給する役割を果たしています。 芯がなければ、キャンドルは燃え上がらず、また均等に燃焼することもありません。 芯はワックスを吸い上げて、燃焼に必要なエネルギーを供給します。 このプロセスは「毛管現象」と呼ばれ、芯がワックスを液状化して炎に供給する際に非常に重要な働きをします。

ワックスの吸い上げと炎の維持

キャンドル芯の最大の役割は、ワックスを適切に吸い上げ、持続的な燃焼を維持することです。 芯が適切に設計されていると、ワックスは芯を通じて上昇し、液化されて炎に供給されます。 このプロセスがスムーズに行われることで、キャンドルは一定の速度で燃え続け、安定した炎を保ちます。

燃焼効率の向上

さらに、芯はキャンドル全体の燃焼効率にも影響します。 適切な芯を使用することで、ワックスはムラなく燃焼し、無駄なく消費されます。 一方、芯が太すぎたり、薄すぎたりすると、燃焼効率が低下し、キャンドルが煙を出したり、溶け残りが発生することがあります。 芯の選定は、キャンドルの持続時間や見た目に大きな影響を与えるため、非常に重要です。

1-1 キャンドルの品質や燃焼に与える影響

キャンドルの芯は、その品質と燃焼性能にも密接に関わっています。 芯の材質や太さ、形状によって、キャンドルの燃焼の仕方やその見た目が大きく変わります。 具体的に芯がキャンドルの品質や燃焼にどのように影響を与えるのか解説していきます。

炎の大きさと安定性

芯の選び方によって、炎の大きさや安定性が決まります。 太い芯を使用すれば炎は大きくなり、薄い芯では炎は小さくなります。 また、適切な芯を選ぶことで、炎が安定し、キャンドルが均等に燃焼することが可能です。 不安定な炎は、キャンドルが一部だけ燃えたり、黒煙を発生させたりする原因となるため、芯の品質は非常に重要です。

キャンドルの寿命

芯の質がキャンドルの寿命にも影響を与えます。 高品質の芯を使うことで、キャンドルは均等に燃え、無駄なくワックスを消費します。 これにより、キャンドルの持ち時間が最適化され、長く楽しむことが可能です。 逆に、芯が不適切な場合、キャンドルは偏って燃え、ワックスが無駄に消費されてしまい、寿命が短くなります。

見た目と仕上がりの違い

キャンドルの燃焼時に、芯の選び方によって見た目が大きく変わることもあります。 芯が適切でない場合、キャンドルが不均一に溶けてしまい、見た目が悪くなることがあります。 美しい仕上がりと均一な燃焼を実現するためには、キャンドルの形状や使用目的に合った芯を選ぶことが不可欠です。 キャンドルの芯は、その見た目や燃焼時間に大きな影響を与えるだけでなく、キャンドルをより長く楽しむためにも重要な要素であると言えます。

01キャンドル芯の主要な種類と特徴

キャンドルの芯にはいくつかの種類があり、それぞれの芯には独自の特性と特徴があります。 これらの芯は、燃焼時間、炎の安定性、見た目など、キャンドルの使用感に大きな影響を与えます。 ここでは、コットン芯、金属芯、木芯、綿芯の4つの主要なキャンドル芯の特性と、そのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

1-1コットン芯の特性

コットン芯は、キャンドルに最も一般的に使用されている芯の一つで、特にアロマキャンドルや手作りキャンドルによく利用されます。 この芯は、自然素材であるコットンを撚り合わせて作られ、その柔らかさと燃焼の安定性が特徴です。 コットン芯はさまざまなサイズや形状があり、キャンドルの種類や使用目的に応じて選ぶことができます。

コットン芯のメリットとデメリット

コットン芯の最大のメリットは、自然素材であることから環境に優しい点です。 また、燃焼時に煙や煤が少なく、クリーンな燃焼を実現できるため、アロマキャンドルに最適です。 燃焼の安定性も高く、長時間の使用でも炎が安定しているため、初心者にも扱いやすい芯といえます。 一方で、デメリットとしては、他の芯と比べて燃焼速度がやや速く、キャンドルが短時間で消耗しやすい点が挙げられます。 また、太さや撚りの強さによっては、ワックスを吸い上げる力が不十分になることがあり、燃焼中に芯の調整が必要になることもあります。

1-1金属芯の特性

金属芯は、キャンドル芯の内部に金属線を仕込んだものです。 この芯は、燃焼中に芯が曲がることを防ぎ、炎を安定させるために設計されています。 主に商業用キャンドルや長時間燃焼する必要がある場面で使用されることが多いです。

金属芯のメリットとデメリット

金属芯の最大のメリットは、芯がしっかりと形状を保持するため、炎が安定しやすい点です。 特に、大型のキャンドルや屋外用のキャンドルでは、風による揺らぎを最小限に抑えるため、金属芯が効果的です。 また、芯の曲がりや沈み込みを防ぐことで、キャンドルの美しい形状を保ちやすくなります。 しかし、金属芯にはデメリットもあります。 燃焼中に芯に含まれる金属が高温になることで、煤が発生しやすくなる場合があります。 また、金属が溶け出すリスクがあり、環境や健康に対する配慮が求められる点も注意が必要です。 特に、安価な金属芯には鉛が含まれている場合があるため、品質に注意する必要があります。

1-1木芯の特性

木芯は、キャンドルの芯として比較的新しい素材で、特に近年の手作りキャンドルやデザイン性を重視した製品に多く使用されています。 木材の自然な風合いと独特の燃焼音が特徴で、視覚的にも聴覚的にも楽しめるキャンドル体験を提供します。

木芯のメリットとデメリット

木芯の最大のメリットは、燃焼時にパチパチとした焚き火のような音が楽しめることです。 この音は、リラックス効果を高める要素として人気があり、特にアロマキャンドルやインテリアとしてのキャンドルに向いています。 また、木芯は燃焼速度が遅いため、キャンドルの寿命を延ばせる点も魅力です。 デメリットとしては、木芯は点火が難しい場合がある点が挙げられます。 特に、芯が湿気を含んでいると燃焼が不安定になりやすく、適切な管理が必要です。 また、木芯は他の芯と比べてやや高価で、コストが高くなることがあるため、選択時には注意が必要です。

1-1綿芯の特性

綿芯は、コットン芯と似ていますが、素材が未加工の状態に近い綿を使用しているため、より柔らかく、自然な風合いが特徴です。 特にエコフレンドリーなキャンドルに使われることが多く、ナチュラルなライフスタイルを好む方に人気があります。

綿芯のメリットとデメリット

綿芯のメリットは、完全な自然素材であるため、環境に優しいことです。 また、燃焼中に発生する煙や匂いが少なく、キャンドルの香りを最大限に楽しめます。 さらに、綿芯は柔らかいため、燃焼時に芯が溶け込むことなく、安定した炎を維持できる点も評価されています。 一方で、綿芯のデメリットは、その燃焼速度がやや速いことです。 これにより、キャンドルの寿命が短くなる可能性があります。 また、綿芯は比較的柔らかいため、燃焼中に形が崩れやすく、定期的に芯の調整が必要になることがあります。

01キャンドルの芯の選び方

キャンドルを製作したり購入したりする際に、芯の選び方は非常に重要です。 芯が適切でないと、キャンドルの燃焼が不均一になったり、香りが十分に広がらなかったりします。 キャンドルの用途やワックスの種類によって、最適な芯を選ぶことが大切です。 ここでは、具体的にどのように芯を選ぶべきか、用途やワックスの種類に応じた選び方を解説します。

1-1用途に応じた芯の選定方法

キャンドルは、その用途によって求められる燃焼の特性や芯の性能が異なります。 装飾用、照明用、アロマキャンドルなど、キャンドルの目的に応じて芯を選ぶことが重要です。 それぞれの用途に最適な芯の特徴について詳しく見ていきましょう。

装飾用キャンドルに最適な芯

装飾用キャンドルでは、見た目の美しさやデザイン性が重視されます。 通常、燃焼時間はそれほど長くなくてもよい場合が多いため、比較的細いコットン芯やウッドウィックが好まれます。 コットン芯は燃焼が安定しやすく、ウッドウィックは焚き火のようなパチパチとした音が特徴で、視覚と聴覚の両方で楽しむことが可能です。 また、装飾用キャンドルは屋外で使われることが多いため、風に強い芯が必要になる場合があります。 このような場合には、金属芯のような芯の形状がしっかり保たれるものを選ぶとよいでしょう。 これにより、炎が安定し、装飾的な美しさが保たれます。

照明用キャンドルに適した芯

照明用キャンドルでは、明るさと燃焼の安定性が重要です。 このため、炎が大きく安定して燃える芯が求められます。 コットン芯や金属芯が一般的に使用され、特に太めのコットン芯は、十分な明るさを確保しながら、長時間の燃焼を可能にします。 また、照明用のキャンドルは、持続的に安定した炎を提供するため、芯の太さと燃焼速度を慎重に調整する必要があります。 炎が小さすぎると光が弱くなり、逆に大きすぎると過剰な熱が発生するため、使用環境に合わせて芯の種類とサイズを選ぶことがポイントです。

アロマキャンドルのための芯選び

アロマキャンドルの場合、香りを最大限に引き出すことが重要です。 このため、燃焼が安定しており、煙や煤が出にくいコットン芯が最適です。 アロマキャンドルでは、芯が不適切だと香りが十分に広がらないことがあるため、適切な芯の選定が重要です。 また、芯の太さや形状も香りの拡散に影響を与えます。 炎が大きすぎるとキャンドルが急速に燃え尽きてしまい、香りを楽しむ時間が短くなります。 そのため、アロマキャンドルには、細めのコットン芯や木芯を選ぶことで、ゆっくりと香りを楽しむことができます。

1-1ワックスに応じた芯の選び方

キャンドルに使用されるワックスの種類によって、最適な芯の選び方も変わってきます。 ワックスの融点や硬さは、燃焼時の芯の性能に影響を与えるため、ワックスと芯の相性が重要です。 ここでは、パラフィンワックス、ソイワックス、蜜蝋など、代表的なワックスに適した芯を紹介します。

パラフィンワックスに合う芯

パラフィンワックスは最も一般的に使用されるワックスで、融点が比較的低く、燃焼しやすい性質を持っています。 このため、パラフィンワックスには、燃焼効率が高く、安定した炎を提供するコットン芯が最適です。 特に、太めのコットン芯を使用することで、パラフィンワックスが均一に燃焼し、美しい炎が保たれます。 また、パラフィンワックスは煙が出やすいという特性があるため、芯が適切に選ばれていないと煤が出やすくなります。 そのため、芯の太さや撚りの調整が重要です。 芯が太すぎると燃焼が早く、煤が発生する可能性が高まるため、適度なサイズの芯を選びましょう。

ソイワックスに適した芯

ソイワックスは自然素材であり、環境に優しいキャンドルの素材として人気があります。 しかし、ソイワックスは融点が高く、硬い性質を持つため、燃焼させるには適切な芯の選定が必要です。 通常、ソイワックスには太めのコットン芯や木芯が適しており、これによりしっかりとした燃焼を維持できます。 また、ソイワックスは、燃焼時に香りが豊かに広がる特性があるため、アロマキャンドルとして使用されることも多いです。 この場合、香りを引き立てるために、煙や煤が出にくい芯を選ぶことがポイントとなります。

蜜蝋キャンドルに最適な芯

蜜蝋キャンドルは、自然由来のワックスであり、非常に硬くて燃焼時間が長いことが特徴です。 このため、蜜蝋には、燃焼速度が速すぎない細めのコットン芯や木芯が適しています。 特に、細い木芯は、蜜蝋の独特な甘い香りを引き出し、安定した燃焼を実現します。 蜜蝋キャンドルでは、炎が大きくなりすぎないように、芯の太さに注意が必要です。 太すぎる芯は蜜蝋が燃えすぎてしまい、キャンドルの持ちが短くなってしまうため、細めの芯を選ぶことで、長時間の燃焼と美しい炎を楽しむことができます。

01キャンドル芯の手入れと適切な管理方法

キャンドルを長持ちさせ、安定した炎を保つためには、芯の手入れと管理が欠かせません。 適切な芯の手入れを行うことで、キャンドルの燃焼効率が向上し、香りや見た目にも影響を与えます。 芯の長さを保つコツや芯の固定方法、そして燃焼中に生じる灰や不純物の対処方法について詳しく解説していきます。

1-1適切な芯の長さを保つコツ

キャンドルの芯の長さは、燃焼時の炎の大きさや安定性に大きく影響します。 芯が長すぎると炎が大きくなりすぎて煤が発生し、逆に短すぎると炎が弱くなり、キャンドルが十分に燃えません。 適切な芯の長さを保つことが、キャンドルを効率よく、安全に使用するための重要なポイントです。

芯を定期的にカットする方法

キャンドルを使用する際には、芯を常に適切な長さに保つことが大切です。 一般的に、芯の長さはおよそ5mm程度が理想とされています。 燃焼前に芯をハサミや専用の芯カッターで切ることで、炎の安定性が向上し、余分な煤が発生するのを防ぐことができます。 また、芯が長すぎると、燃焼が不均一になるため、定期的なカットが必要です。

長さを調整するタイミング

キャンドルを使い始める前や、長時間燃焼させた後には、必ず芯の長さを確認しましょう。 使用後の芯は、燃え残った部分が焦げて脆くなっていることがあるため、次回使用する前に必ず適切な長さにカットすることが重要です。 これにより、炎が均一に燃焼し、キャンドルの寿命を延ばすことができます。

1-1芯の固定方法と交換時期のタイミング

キャンドルを安全かつ効果的に使用するためには、芯の固定方法にも気をつける必要があります。 芯がずれてしまうと、キャンドルが均等に燃えず、一部が溶け残ったり、芯が中央から外れてしまったりすることがあります。 適切な固定と交換のタイミングを知ることが、キャンドルの品質を保つために重要です。

芯の固定方法

キャンドルを作る際、芯をしっかりと中央に固定することが必要です。 芯が中央からずれると、キャンドルが偏って燃焼してしまい、ワックスが均等に溶けなくなります。 固定には、専用の芯固定具や芯タブを使用すると効果的です。 また、手作りキャンドルの場合、ワックスが完全に固まる前に芯をしっかりと固定することで、燃焼時の芯の位置を安定させられます。

芯の交換時期

長期間使用するキャンドルや、繰り返し使う大きなキャンドルでは、芯が消耗してしまうことがあります。 芯が焦げ付き、燃焼が不安定になった場合や、芯が短くなりすぎた場合には、交換を検討しましょう。 特に、芯が切れてしまったり、黒く焦げた部分が多くなったりした場合は、新しい芯に交換することで、再び安定した燃焼が可能となります。

1-1燃焼中の灰や不純物の管理方法

キャンドルの燃焼中には、芯やワックスから灰や不純物が発生することがあります。 これらの不純物は、キャンドルの燃焼を妨げるだけでなく、炎の安定性にも影響を与えるため、適切に管理することが大切です。 ここでは、灰や不純物を効果的に処理する方法を見ていきましょう。

燃焼後の灰の除去

キャンドルを使用していると、芯が燃焼して灰がたまることがあります。 灰がキャンドルの表面に残っていると、次回使用時に不均一な燃焼を引き起こす原因となります。 燃焼後には、冷めた状態のキャンドルを確認し、残った灰や焦げた部分を柔らかい布や紙タオルで優しく取り除きましょう。 これにより、次回の燃焼がスムーズになり、芯の状態も保てます。

不純物の管理と防止

キャンドルの燃焼中には、時折不純物が発生し、これが燃焼の邪魔をすることがあります。 例えば、燃焼中に芯が焦げて塊になった場合、それが炎に影響を与えて不均一な燃焼や煙の発生を招くことがあります。 こうした不純物が発生した場合、火を消し、芯が冷めた状態で取り除くことが推奨されます。 また、不純物の発生を防ぐために、キャンドルを使用する前に芯を確認し、焦げた部分や固まった塊を取り除くことが大切です。 これにより、クリーンな燃焼を保ち、キャンドルの寿命を延ばすことができます。

01その他のキャンドル芯の種類と特徴

キャンドルの芯には、コットン芯や金属芯、木芯といった基本的なタイプ以外にも、特殊な特徴を持つ芯が存在します。 これらの芯は、特定のデザインや使用目的に応じて選ばれ、キャンドルの燃焼や見た目、さらには音までに影響を与えます。 ここでは、H芯やD芯、特殊なカラー芯、ウッドウィックといった独自のキャンドル芯について、その特徴や使い分け方を詳しく解説します。

1-1 H芯とD芯の特徴と使い分け

H芯とD芯は、キャンドルの製造や燃焼において、特定の目的に応じて使用される芯のタイプです。 これらは通常、商業的なキャンドルや特別な効果を求められるキャンドルに使用されることが多く、燃焼の特性や形状に影響を与えます。 それぞれの特徴を理解し、適切な場面で使い分けることが重要です。

H芯の特徴と用途

H芯は、その名前の通り、芯の断面がH字型になっていることが特徴です。 この構造により、ワックスが芯全体に均一に浸透しやすく、安定した燃焼を実現します。 H芯は、特に長時間燃焼するキャンドルや、大型のキャンドルに適しており、太いキャンドルの中心部分までしっかりと燃焼させられます。 また、炎が大きくなりすぎないため、照明用キャンドルや装飾用キャンドルにも適しています。

D芯の特徴と用途

D芯は、断面がD字型になっており、特に燃焼速度の調整に優れた特性を持っています。 この芯は、炎の大きさをコントロールしやすく、燃焼が速すぎることを防ぎながら、均等に燃焼します。 D芯は、繊細なデザインを施したキャンドルや、香りを長時間楽しむアロマキャンドルに最適です。 また、キャンドルがムラなく燃えるため、装飾用キャンドルとしても使用されることがあります。

1-1特殊なカラー芯やウッドウィックの魅力

キャンドルの世界では、デザイン性や視覚的な効果を重視する際に、特殊なカラー芯やウッドウィックが使われることがあります。 これらの芯は、単にキャンドルを燃やすためだけでなく、視覚や聴覚にも楽しさを提供するための工夫が施されています。 それぞれの魅力について詳しく見ていきましょう。

カラー芯の特徴と楽しみ方

カラー芯は、燃焼時に芯自体が異なる色を発するように設計された特殊な芯です。 通常の芯とは異なり、キャンドルの炎や周囲に色彩の変化をもたらせるため、特別なイベントやお祝いの場で人気があります。 例えば、クリスマスや誕生日など、特別な場面でカラー芯を使用したキャンドルを灯すことで、独特の雰囲気を演出できます。 カラー芯を使用する際には、ワックスの色や香りとのバランスも考慮する必要があります。 芯の色がワックスと合わない場合、視覚的な効果が損なわれることがあるため、カラー芯を使う際は、全体的なデザインを意識して選ぶことが重要です。

ウッドウィックの特徴と魅力

ウッドウィックは、木材を使用したキャンドル芯で、燃焼時に独特のパチパチとした音が楽しめることが最大の特徴です。 この音は、焚き火のようなリラックス効果をもたらし、特に静かな環境で使用するキャンドルに最適です。 ウッドウィックは、通常の芯よりも燃焼速度が遅く、炎が安定しやすいため、長時間の燃焼が必要なアロマキャンドルやインテリア用のキャンドルに適しています。 ウッドウィックを使用する際には、木の種類や太さによって燃焼の特性が異なるため、自分の好みに合わせた芯を選ぶことが重要です。 特に、大きめのキャンドルには太いウッドウィックが適しており、小さなキャンドルには細いウッドウィックを選ぶことで、バランスの取れた燃焼を楽しめます。

1-1キャンドルのデザインや音を楽しむ芯の選び方

キャンドルは、単に光を灯すための道具ではなく、視覚的にも聴覚的にも楽しめるアイテムです。 芯の選び方次第で、キャンドルのデザインや燃焼音が変わり、より豊かな体験の提供が可能です。 ここでは、キャンドルをデザインや音で楽しむための芯の選び方を紹介します。

見た目を重視した芯の選定

キャンドルのデザイン性を高めるためには、芯の太さや形状が重要なポイントとなります。 太めの芯を選べば、炎が大きくなり、キャンドル全体の存在感が増します。 特に、装飾用のキャンドルでは、炎の見た目が大切になるため、適切な芯の選び方が必要です。 また、芯の素材や色によっても燃焼時の印象が異なるため、デザインの一環として芯を選ぶことが求められます。

音を楽しむキャンドルの魅力

音を楽しむキャンドルには、ウッドウィックのような木製の芯が最適です。 燃焼時に発生するパチパチという音は、まるで暖炉の前にいるかのような感覚をもたらし、リラックス効果を高めます。 特に、静かな夜やリラックスタイムには、音を楽しむキャンドルを灯すことで、心地よいひとときを過ごすことができます。

01まとめ

キャンドルの芯選びは、燃焼時間や炎の安定性、さらには見た目や香りにも影響を与える重要なポイントです。 用途やワックスに合わせた芯を選び、適切な管理を行うことで、キャンドルを長持ちさせるだけでなく、より豊かなキャンドル体験が可能になります。 燃焼効率を高め、キャンドルを美しく灯すためのポイントを押さえて、最適な芯を選んでください。

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間白まあや 先生
アロマキャンドル講師
1985年生まれ。銀座のエステサロンでセラピストとして活躍した経験を活かし、現在はフリーで活動中。アロマキャンドルなど、アロマクラフトのワークショップの主催もしています。

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