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キャンドルデザイナー

キャンドルの種類について

柔らかい炎で癒しの時間に欠かせないキャンドル。アロマなどを加えれば香りも楽しめることから、趣味として始めてみたいと考えている方も多いかもしれません。しかし、キャンドルは意外に種類が多く、初心者にはわかりにくいものです。今回はキャンドルの種類はタイプの違いについてご紹介します。

作りたいものが見つかる!キャンドルの種類について
目次

01キャンドルの種類について

ひとくちにキャンドルといっても、実は様々な種類があります。

1-1使用目的によって素材や形状が異なる

キャンドルには多くのタイプがありますが、そもそもなぜそれほど多くの種類が生まれたのでしょうか。
実はこの種類の違いは、使用の目的によるもの。もともとキャンドルは照明器具として誕生したものですが、昔はキャンドルの素材として使われていた蜜蝋は非常に高価なもの。そのため、気軽な明かりとして活用するために、他の素材でキャンドルが作られるようになりました。
その際、燃焼効率や燃焼時間などに工夫が重ねられるにしたがって形状も多様化、その結果、現在のように豊富な種類が生まれるようになりました。

02キャンドルの形状の種類

豊富な種類のキャンドルですが、キャンドルは形状によっても種類分けが行われます。

2-1テーパー・キャンドル

「テーパー・キャンドル」は、燭台に使用されることが多いキャンドルです。いわゆるキャンドルといったときに連想される形のもので、基本的には先細りの形をしています。かつては照明として用いられたものですが、現在ではカラーバリエーションも豊富になり、パーティーや食卓などでのコーディネートとしても使用されます。
また、形も先細りのものだけでなく、根本から先までが同じ太さの「ストレート・キャンドル」や、らせん状に加工された「スパイラル・キャンドル」などのバリエーションも生まれていますが、これらのキャンドルも「テーパー・キャンドル」の一種として考えられています。

2-2ピラー・キャンドル

「ピラー・キャンドル」は柱の形をしたキャンドルです。ピラーキャンドルの特徴は燃焼する過程が美しいということ。しっかりとした太さがあるため、炎も安定しているため、キャンドルらしい炎を楽しむことができます。また、柱状で安定もよいため、キャンドルホルダーなしでも楽しむことができるというのが特徴。
実用的にはアウトドアや非常用として用いられることもありますが、そのほかにも香りを付けられたものや、より明るさと美しさを楽しめるように複数の芯を持ったもの、残ったロウがキャンドルホルダーの形になるものなど、様々な種類が生まれています。

2-3ボーティブ・キャンドル

「ボーティブ・キャンドル」は宗教などの儀式でお供えものとして使われていたキャンドルです。特徴は小ぶりな円柱の形で、数多く並べられるようにデザインされています。ボーティブ・キャンドルの中は短いものが中心ですが、下が細く、先端に行くにしたがって太さを増していくものなども人気があります。ボーティブ・キャンドルは現在でもお供えものとして使われるほか、アロマキャンドルなどの形としても用いられます。

2-4モチーフキャンドル

「モチーフキャンドル」はハートや星など形をモチーフとしたデザインのキャンドルです。モチーフキャンドルは火をつけて楽しむことだけでなく、インテリアや記念品として飾って楽しむものとして使われます。現在では、動物型のものやケーキの形をしたものなど様々なデザインがあり、趣味やプレゼントとしても人気を集めています。

03キャンドルの種類

キャンドルは形状以外にも、楽しみ方や使い方による分類もあります。

3-1カップキャンドル

「カップキャンドル」は、キャンドルホルダーに入れて使用するタイプのキャンドルです。小型サイズのものが多く、気軽に楽しむことができるためインテリアやテーブルコーディネートとしても人気があります。
カップキャンドルのカップにはガラス製のものや陶器製のものなど様々なものがあり、それぞれ炎の様子の違いなどがあり、カップでバリエーションを持たせることも可能。
特にガラスのものなど透明なものの場合、光が器に反射することで広がりを持つため、幻想的な炎を楽しむことができます。
また、カップキャンドルは器に入っていて高さが低いものが多いため、ロウが垂れて机を汚したりといった心配がないというのも特徴のひとつ。
そのため、初心者でも安心して楽しむことができます。
なお、カップキャンドルの中でもアルミのカップに入ったものは「ティーライト」と呼ばれることもあります。

3-2アロマキャンドル

手作りキャンドルの中でも、人気が高いのが「アロマキャンドル」です。アロマキャンドルは香りが主役のキャンドルで、キャンドルの中にエッセンシャルオイルや香料などを練りこみ、点火して温めることでほのかな香りを楽しむことができます。
また、普通のキャンドルでも、点火した後生まれたロウだまりにエッシェンシャルオイルなどを数滴垂らすと、即席のアロマキャンドルを作ることもできます。
ただし、エッセンシャルオイルの中には引火成分を含んでいるものもあり、就寝時にアロマキャンドルを使う場合には周囲に火が燃え移るようなものがないかを確かめるなどの注意が必要です。

3-3フローティングキャンドル

「フローティングキャンドル」は水をはった容器に浮かべるタイプのキャンドルです。キャンドルというと重いイメージがありますが、実は比重は水より軽いため、適度な形と大きさにさえ気を付けると、安定して水の上に浮かぶキャンドルを作ることができます。
フローティングキャンドルは水の上に浮かべるため、火の心配が不要でロウが垂れることにも気を使わなくてよいという特徴もあります。
また、ガラスの器などを使うと、キャンドルの炎が水とガラスによって拡散するため、非常に美しい炎を楽しむことができます。また、水を使うことで涼やかさを演出することができるため、テーブルコーディネートなどに使われることもあります。
最近ではデザイン性の高いフローティングキャンドルや、高い位置で棒状のキャンドルに火をつけることができるものも登場しているため、幅広く使えるキャンドルとして人気を集めています。

3-4流しこみキャンドル

「流しこみキャンドル」とは、容器にロウを流したキャンドルのことです。流しこみキャンドルに使用されるのは、グラスや缶、陶器などの容器。気に入った容器に芯を入れて、ワックスを流し込むだけでオリジナルのロウソクを作ることができるため、手作りキャンドルの最初のステップとしても人気があります。
また、フタのある容器などを使うと持ち運びも可能になるため、アロマオイルなどと組み合わせて旅行に持って行ったり、プレゼント用のキャンドルとしても便利です。

3-5ランタン

ワックスや芯を使わず、キャンドルを入れて楽しむのが「ランタン」です。ランタンは小さなキャンドルを入れ替えれば何度でも明かりを楽しむことができるだけでなく、好きなデザインを楽しむことができるため、ハンドメイド作品としても人気があります。
ランタンはキャンドルを中に入れるため、耐火性が求められますが、炎に当たらない外側には好きな装飾ができるという特徴があります。

04まとめ

非常に豊富な種類があるのもキャンドルの魅力のひとつです。気になったものがあるという方は、ぜひオリジナルのキャンドル作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

この講座は!プロの監修を受けています!

講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
間白まあや 先生
アロマキャンドル講師
1985年生まれ。銀座のエステサロンでセラピストとして活躍した経験を活かし、現在はフリーで活動中。アロマキャンドルなど、アロマクラフトのワークショップの主催もしています。

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