ハンドメイド商品と著作権とは?基礎知識から対策、トラブル対応について!
ハンドメイド商品の制作や販売において、オリジナルデザインの保護や他者の著作物の利用に関する著作権の知識は非常に重要です。
特に、無意識のうちに著作権を侵害してしまう可能性があるため、トラブルを避けるための対策を知っておくことが不可欠です。
自分好みの作品を作り、販売もできるハンドメイド。ハンドメイドだけでかなりの収入を得ている作家もいるため、興味を持っている方も多いのでしょうか。ただし、ハンドメイドを始めるときには注意したいこともあります。それが「著作権」。もし著作権の取り扱いを誤ると、大きなトラブルに発展してしまうことにもなりかねません。それを回避するためにも、ハンドメイドの著作権についてご紹介します。
- 目次
- 1. ハンドメイド作品と著作権の基礎知識
- 1-1. 著作権とは?基本的な定義とその役割
- 1-2. ハンドメイド商品の著作権に関するポイント
- 2. オリジナルデザインと他者の権利に対する注意点
- 2-1. 自作デザインを守るための著作権対策
- 2-2. 他者の著作物を利用する際の注意事項
- 2-3. 画像や文章の無断使用が引き起こす問題
- 3. 著作権侵害を防ぐための具体的な対策
- 3-1. オリジナルデザインを安全に作成する方法
- 3-2. 著作権フリー素材の活用術
- 3-3. 正しい使用許諾の取得方法
- 4. 販売チャネル別に考える著作権対応
- 4-1. ECサイトでの著作権トラブルを防ぐ方法
- 4-2. SNSでの宣伝と著作権リスク
- 4-3. オフライン販売における著作権の留意点
- 5. 著作権侵害が発生した場合の対応方法
- 5-1. 侵害を発見したときの初期対応
- 5-2. 法的手続きの流れと著作権を守るための手段
- 6. 著作権とは
- 6-1. 知的財産権のひとつ
- 6-2. 自分でうみだしたもの、言葉や文字、形や色、音楽などの作品
- 6-3. 著作者に対して与えられた権利
- 7. ハンドメイドの著作権
- 8. 著作権違反となるハンドメイド
- 8-1. ブランドロゴやキャラクターの模倣
- 8-2. ブランドロゴやキャラクター生地の利用
- 8-3. 既製品を組み合わせてつくったもの
- 8-4. 本などに掲載されているもの
- 9. 作成時に気をつけたい著作権のポイント
- 9-1. 利用基準はブランドによって異なる
- 9-2. 著作権侵害を防ぐための方法
- 10. まとめ
01ハンドメイド作品と著作権の基礎知識
1-1著作権とは?基本的な定義とその役割
著作権とは、創作者が作り出した作品に対して認められる一連の権利です。 これにより、創作物の無断使用やコピーを防ぐことができます。 著作権は、特許や商標とは異なり、作品が完成した時点で自動的に発生します。 例えば、絵画、写真、音楽、文章、デザインなどが著作権の対象となります。 著作権の主な役割は、創作者が自分の作品を守り、無断で他者に利用されないようにすることです。 これにより、創作者は自分の作品を独占的に使用し、販売や配布、ライセンス供与などを通じて利益を得る権利が保障されます。 著作権には「著作者人格権」と「著作財産権」という二つの大きな権利が含まれます。 著作者人格権は、作品の改変や無断利用を禁止する権利であり、これは著作権者にのみ与えられる一方で、譲渡することはできません。 著作財産権は、作品の複製や頒布などを許可または禁止する権利で、譲渡可能です。 このように、著作権は作品の創作者に大きな力を与え、その創造活動を保護する重要な役割を担っています。 次に、ハンドメイド商品における著作権の具体的な注意点について見ていきましょう。
1-1ハンドメイド商品の著作権に関するポイント
ハンドメイド商品にも、他の創作物と同様に著作権が存在します。 オリジナルのデザインやアイデアを用いて作られたハンドメイド作品は、その製作者が著作権を持つことになります。 ただし、ハンドメイド分野では、特に他者の著作物を使用する際に注意が必要です。 ここでは、ハンドメイド作品における著作権の重要なポイントをいくつか挙げて解説します。 ハンドメイド作品を作る際、自身でデザインやアイデアを考案している場合、その作品は基本的に製作者のオリジナル著作物として認められます。 しかし、他者のデザインやブランドロゴを参考にしたり、素材として使用したりする場合は、著作権侵害となる可能性があります。 例えば、有名なブランドのロゴを使用した商品や、既存のキャラクターを模倣したデザインは、特に注意が必要です。 また、他人が作成した素材やデザインを使用する場合、その利用が許可されているかどうかを確認する必要があります。 利用許諾を得ずに無断で他者の著作物を使用することは著作権侵害となり、法的な問題に発展するリスクがあります。 例えば、インターネット上で公開されている画像や文章、デザインを無断で使用することは、著作権侵害の典型的な例です。 ハンドメイド作品に関しては、販売を目的とする場合、特に注意が必要です。 個人で楽しむ範囲内であれば問題は少ないですが、販売を通じて利益を得ようとする場合は、他者の著作物を使用する際に法的なリスクが伴うことを認識しなければなりません。
01オリジナルデザインと他者の権利に対する注意点
1-1自作デザインを守るための著作権対策
オリジナルデザインを制作した場合、そのデザインは自動的に著作権によって保護されます。 しかし、著作権が自動で発生するからといって、他人がそのデザインを無断で使用しない保証はありません。 自分のデザインをしっかり守るためには、いくつかの具体的な対策が必要です。 まず、デザインの制作過程や完成品に関する証拠を残すことが大切です。 例えば、デザインの初期アイデアから完成までのスケッチやデジタルデータを保存しておくことで、万が一の著作権侵害に対して証拠として利用できます。 特に、デジタルデザインではタイムスタンプ付きのファイルや電子メールの送受信履歴なども有効な証拠となります。 また、特定のデザインに関しては、登録を行うことも一つの方法です。 日本国内で著作権の登録は必須ではありませんが、商標や意匠登録をすることで、権利をより強力に保護することが可能です。 商標は特に、ロゴやブランド名に関して有効な手段であり、他者が似たデザインを使用することを防げます。 さらに、インターネット上で作品を公開する際には、注意深くライセンス条件を明示することが重要です。 例えば、「コピー禁止」「商業利用禁止」などの制約を設けることで、他人が勝手にデザインを使用するリスクを軽減できます。 ライセンス条件を明確にすることは、法的に自作デザインを守るための重要なステップです。 次に、他者の著作物を使用する際の注意点について詳しく見ていきましょう。 他者の作品を利用する場合、どのような点に注意すべきかを理解することは、自作デザインを守ると同様に重要です。
1-1他者の著作物を利用する際の注意事項
他者の著作物を利用する場合、特にデザインやクリエイティブな作品に関しては、適切な許可を得て使用することが基本です。 無断で使用した場合、著作権侵害とみなされ、法的トラブルに発展する可能性があります。 このため、他者の作品を使用する際には慎重な対応が求められます。 まず、他者の著作物が商業的利用に適しているかどうかを確認することが必要です。 インターネット上に公開されている画像や文章でも、著作権が適用されている場合が多いため、自由に使用できるわけではありません。 例え個人使用であっても、適切なクレジットを表記するか、使用許諾を得ることが望ましいです。 商業利用する場合は、さらに厳格なライセンスや使用許可が必要です。 次に、無料で提供されている素材についても、ライセンス条件をよく確認する必要があります。 著作権フリーやパブリックドメインとして提供されている素材であっても、「改変不可」や「クレジット表記必須」といった制約がついている場合があります。 これらの条件を無視して素材を利用すると、意図せずに著作権侵害を引き起こしてしまうことがあります。 最後に、他者の作品を参考にしてインスピレーションを得る場合でも、元の作品にあまりにも似たデザインを制作すると、著作権侵害となるリスクがあるため注意が必要です。 独自性をしっかりと保ちつつ、オリジナルな作品を作成することが大切です。 他者の著作物を使用する際には、特に画像や文章の無断使用が問題となることが多いです。
画像や文章の無断使用が引き起こす問題
画像や文章の無断使用は、著作権侵害の中でも特に多く見られるケースです。 インターネット上で見つけた写真やテキストをそのまま利用することは、著作権を侵害する行為となる可能性が高く、注意が必要です。 まず、無断使用は法律的な問題を引き起こす可能性があります。 著作権者が無断使用を発見した場合、警告や損害賠償を求める法的措置が取られることがあります。 特に商業目的で使用した場合、損害賠償の金額は高額になることが多く、ビジネスに大きな影響を及ぼすリスクがあります。 さらに、無断使用は信用や評判にも悪影響を与える可能性が高いです。 特に、SNSやブログなどで無断で他者の画像や文章を使用した場合、フォロワーや読者からの信頼を失う原因となり、ブランドや個人のイメージダウンにつながることがあります。 また、著作権侵害を理由にプラットフォームからのアカウント停止やコンテンツ削除の措置が取られることもあるため、特に注意が必要です。
01著作権侵害を防ぐための具体的な対策
1-1オリジナルデザインを安全に作成する方法
オリジナルデザインを制作する際、著作権侵害のリスクを避けるためには、独自性をしっかりと確保することが基本です。 しかし、他のデザインからインスピレーションを得ることも多く、ここに著作権侵害のリスクが潜んでいます。 そのため、安全にオリジナルデザインを作成するためには、いくつかのポイントに留意する必要があります。 まず、他者の作品を参考にする際には、そのデザインやコンセプトを直接コピーするのではなく、あくまで参考として活用し、自分のアイデアを加えて全く新しい作品に仕上げることが大切です。 インスピレーションを得ることは創造活動の一環ですが、類似度が高すぎる場合は著作権侵害とみなされることがあります。 特に、色使いや形状、配置など、デザインの特徴が似通っている場合はリスクが高いので注意が必要です。 また、デザインの制作過程を記録しておくことも重要です。 デザインがどのようにして完成したのか、そのプロセスを文書やスケッチ、デジタルファイルとして保存しておけば、万が一著作権侵害が疑われた場合に、自分のオリジナルであることを証明できます。 さらに、公開前にデザインの独自性を確認するための内部チェックを行うことも効果的です。
1-1著作権フリー素材の活用術
オリジナルデザインを制作する際、他者の素材を活用することはよくある手法です。 しかし、他者の著作物を無断で使用すると著作権侵害となる可能性があるため、著作権フリーの素材をうまく活用することが重要です。 ここでは、著作権フリー素材を活用する際のポイントとその利便性について解説します。 まず、著作権フリー素材とは、著作権が放棄されているか、一定の条件下で自由に利用できる素材のことです。 これらの素材は、商業利用や個人利用に関わらず、自由に使用できるものが多く、特にインターネット上でのデザイン作成や広告制作において便利です。 しかし、著作権フリーといっても、いくつかの注意点があります。 多くの著作権フリー素材は「パブリックドメイン」または「クリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンス」などの形で提供されていますが、CCライセンスには異なる条件が設定されている場合があります。 例えば、「クレジット表示が必要」「改変不可」「非商用利用のみ許可」などの条件がついている場合もあります。 これらの条件を無視して利用すると、著作権侵害となることがあるため、利用する前に必ずライセンス条件を確認することが大切です。 また、著作権フリーの素材を使う際には、信頼できるサイトからダウンロードすることが推奨されます。 無料で提供されている素材でも、ライセンスが明示されていないサイトからの利用はリスクを伴います。 著作権フリー素材を適切に活用すれば、オリジナルデザインの作成において効率的かつ安全に素材を取り入れられます。
1-1正しい使用許諾の取得方法
他者のデザインや素材を使用する際、正しい使用許諾を取得することは著作権侵害を防ぐために不可欠な手続きです。 使用許諾とは、著作権者からその作品を特定の用途で使用する許可を得ることを指します。 ここでは、使用許諾の取得方法について詳しく解説します。 まず、使用したいデザインや素材が他者の著作物である場合、その著作権者に直接連絡を取り、利用の許可を得る必要があります。 著作権者はその作品の利用に対して条件を提示するのが一般的です。 例えば、商業利用か非商業利用か、改変を行うかどうか、クレジット表記が必要かといった条件が含まれることが多いです。 これらの条件を確認し、許諾契約書を交わすことで、合法的に他者の作品を使用できます。 使用許諾を取得する際の手順としては、まず、使用したい作品の著作権者を特定することが最初のステップです。 多くの場合、著作権者は作品にクレジットや連絡先を記載しているため、それを基に連絡を取ります。 もし、著作権者が不明な場合は、作品の提供元や販売元に問い合わせを行うことが必要です。 次に、許諾の内容を確認し、書面で合意を取ることが重要です。 口頭での許可は証拠として残りにくいため、メールや契約書を用いて明確に許諾条件を記録しておきましょう。 また、許諾範囲を明確にすることも重要です。 例えば、「ウェブサイトでの使用のみ許可」「印刷物に使用可」など、どの媒体で使用できるのかを具体的に明記しておくことで、後々のトラブルを防げます。 許諾を得ることで、他者の著作物を安全に利用できるだけでなく、著作権者との信頼関係を築くことにもつながります。 著作権を尊重し、正しい手続きを踏むことで、自身のクリエイティブな活動も守られます。
01販売チャネル別に考える著作権対応
1-1ECサイトでの著作権トラブルを防ぐ方法
ECサイトは、ハンドメイド作品やデザイン商品の販売にとって重要なプラットフォームですが、同時に著作権トラブルが発生しやすい場所でもあります。 オンラインでの販売は、作品が広く公開されるため、無断転載やコピー商品の作成といったリスクが高まります。 このような問題を防ぐために、いくつかの重要な対策があります。 まず、オリジナル作品をしっかりと保護するための対策が必要です。 作品の説明文や写真には、自身が著作権を持っていることを明示しましょう。 例えば、作品説明の中で「©(作成者名)」「無断転載禁止」などの表記を追加することで、無断使用の抑止効果が期待できます。 また、商品写真にはウォーターマークを入れることで、画像の無断使用を防ぐことが可能です。 さらに、他の作品やデザインを参考にする際には、注意が必要です。 他者の作品をそのまま模倣したり、少しのアレンジを加えたりしただけの作品を販売することは、著作権侵害となる可能性があります。 特に、有名なブランドやキャラクターに関連するデザインを使用する場合、著作権者からの許諾を得る必要があります。 無断で使用した場合、販売プラットフォームからの警告やアカウント停止、さらには法的措置を受けるリスクがあります。 最後に、ECサイトの利用規約を確認することも重要です。 多くのECサイトでは、著作権に関するポリシーが明確に定められており、ユーザーが他者の著作権を侵害した場合には厳しい対応が取られます。 販売を始める前に、これらの規約をしっかりと理解し、著作権を守るための行動を取ることが求められます。
1-1SNSでの宣伝と著作権リスク
SNSは、ハンドメイド作品やデザインを広く宣伝するのに最適なツールですが、ここにも著作権に関するリスクが潜んでいます。 特に、作品の画像や動画を公開する際に無断使用や盗用のリスクが高まります。 ここでは、SNSでの宣伝時に注意すべき著作権リスクと、それを防ぐための対策について見ていきます。 まず、SNSに投稿する際、作品の画像にウォーターマークや著作権表記を追加することが有効です。 これにより、他のユーザーが画像を無断で転載した場合、誰がオリジナルの制作者であるかが明確になり、盗用のリスクを軽減できます。 また、画像の解像度を下げることで、無断使用者が高品質な画像を手に入れることを防ぐことも一つの方法です。 次に、他者のコンテンツを引用する場合にも注意が必要です。 SNS上で他者の画像や文章をシェアする場合、著作権を侵害しないように適切なクレジットを表記し、必要に応じて使用許諾を得ることが重要です。 例えば、他のアーティストやクリエイターの作品を紹介する際には、その作者に確認を取り、使用を許可してもらうことが推奨されます。 無断でのシェアや加工は著作権侵害となり、アカウントが停止されるリスクもあります。 また、SNSプラットフォーム自体の規約も確認することが重要です。 特にInstagramやFacebookなどでは、ユーザーが投稿したコンテンツに対して特定の権利を持つ場合があり、それに同意した上でコンテンツを公開することが求められます。 このため、SNSでの宣伝活動を行う際は、事前に規約を確認し、著作権を守りながら作品を効果的に広める方法を考える必要があります。
1-1オフライン販売における著作権の留意点
オフラインでの販売、例えばイベントや店舗でのハンドメイド作品の販売においても、著作権に対する注意が必要です。 オンラインと違い、物理的な場での販売は視覚的な盗用のリスクが少ないように感じるかもしれませんが、実際には著作権の問題が発生することがあります。 ここでは、オフライン販売における著作権の留意点について解説します。 まず、イベントやクラフトフェアでの販売時には、他者のデザインやブランド名を使用していないかを再確認することが重要です。 特に、既存のキャラクターやブランドロゴを使った商品は、イベント会場で著作権者に直接見つかる可能性があります。 このような商品を販売すると、その場で販売停止や撤収を命じられることもあるため、オリジナル作品を販売することが基本となります。 また、オフラインでの販売時には、自分の作品が他者にコピーされるリスクもあります。 特に、人気のある作品やデザインは、他のクリエイターや商業者によって模倣される可能性が高いです。 このため、作品を展示する際には、著作権表記を明確に示し、作品がオリジナルであることを強調することが推奨されます。 これにより、模倣のリスクを減らし、自分の権利を守ることができます。 さらに、オフラインでの販売においても、契約書や領収書に著作権に関する条項を含めることが有効です。 特に、作品の購入者がそのデザインを再販売したり、他の商業的な用途に利用したりしないことを明記しておくことで、後のトラブルを避けられます。 このような条項を含めることで、作品の権利が制作者にあることを明確にし、販売後の著作権侵害リスクを低減できます。 オフラインでの販売でも著作権は重要な要素であり、しっかりとした対策を講じることで、作品と自分の権利を守ることができます。
01著作権侵害が発生した場合の対応方法
1-1侵害を発見したときの初期対応
著作権侵害が発生した場合、まず冷静に初期対応を行うことが重要です。 感情的になってしまうと、適切な対応が遅れ、問題がさらに複雑化する可能性があります。 ここでは、著作権侵害を発見した際に行うべき具体的なステップについて解説します。 まず、証拠の確保が最優先事項です。 侵害された作品の使用状況を証明するために、侵害が確認できるウェブページのスクリーンショットや、無断使用されている画像、文章、デザインのコピーを記録しておきます。 この証拠は、後に法的な手続きを進める際に非常に重要な役割を果たします。 ウェブサイトでの侵害であれば、URLやページのキャッシュを保存し、侵害の具体的な日時や内容を詳細に記録することが必要です。 次に、侵害者に対して直接コンタクトを取ることが考えられます。 ここでは、冷静かつ明確な態度で対応することが求められます。 まず、侵害が発生している事実を説明し、著作権を侵害していることを相手に伝えるとともに、無断使用を即刻中止するよう求めます。 この段階で感情的な言動を控え、法的措置に進む前に友好的な解決を目指すことが最善です。 相手が悪意なく著作権を侵害している可能性もあるため、まずは穏便な形での交渉を試みます。 侵害者が対応に応じない場合や、すでに大きな被害が発生している場合は、弁護士に相談することが必要です。 弁護士に相談することで、適切な対応や法的手続きについてアドバイスを受けられます。 特に、大規模な著作権侵害や商業的な利益が関わる場合は、法的措置を視野に入れることが重要です。
1-1法的手続きの流れと著作権を守るための手段
著作権侵害が重大なものであり、初期対応で解決が見込めない場合は、法的手続きを進める必要があります。 ここでは、著作権を守るために法的にどのような手段があるのか、そして法的手続きの流れについて詳しく解説します。 まず、法的手続きを開始する前に準備すべきことがあります。 証拠の確保が最も重要であるため、前述の初期対応で収集した証拠を整理し、著作権侵害の内容を具体的に把握しておくようにしてください。 証拠が揃ったら、弁護士に相談し、法的措置を取るべきかどうかを判断してもらいます。 ここで、侵害の程度や相手の対応状況に応じて、和解交渉か訴訟のどちらが最善の選択肢かを決定します。 次に、法的手続きの第一段階として、内容証明郵便を送付することが一般的です。 これは、著作権侵害を行っている相手に対して、正式に著作権侵害を停止するよう要求する書面です。 この書面には、侵害行為の詳細や、侵害を止める期限、そして著作権者としての権利が明示されます。 内容証明郵便は、法的な証拠として有効であり、相手が対応しなかった場合には、後の訴訟手続きで使用できます。 相手が内容証明に応じない場合や、侵害が深刻な場合には、民事訴訟を提起することになります。 民事訴訟では、裁判所に対して著作権侵害の認定と、損害賠償や侵害行為の停止を求めることが可能です。 訴訟の結果、著作権侵害が認められた場合、相手に対して損害賠償の支払いを命じる判決が下されることが多いです。 また、著作権侵害が商業的に大規模なものである場合、刑事告訴を行うことも可能です。 これは、著作権侵害が悪質であった場合に適用される手続きで、著作権侵害を行った者が刑事罰を受ける可能性があります。 ただし、刑事告訴は重大な侵害行為に限定されるため、民事訴訟よりも適用されるケースは少ないです。 最後に、著作権を守るためには、法的措置を講じるだけでなく、侵害防止のための対策を事前に取ることも重要です。 例えば、作品の著作権登録や、ライセンス契約の明示、ウォーターマークの使用などの方法を活用することで、著作権侵害を防げます。 法的手続きは最終手段ですが、適切な準備を行うことで、著作権を効果的に保護し、侵害を防ぐことができます。
01著作権とは
ハンドメイドを販売するうえで重要になる著作権。そもそも、著作権とはどのようなものなのでしょうか。
1-1知的財産権のひとつ
著作権とは、知的財産権のひとつで、著作人格権と著作権のふたつによって成り立っています。著作人格権とは、著作物を通じて表現する著作者の人格を守るための権利、著作権とは、著作権者が著作物を販売したり、著作物の利用を許可したりするときその利用料を受け取ることができる権利です。
1-2自分でうみだしたもの、言葉や文字、形や色、音楽などの作品
このように著作権を考えるときには、著作物と言う考え方が重要になります。この著作物とは、それを作った人が自分で生み出したもの。著作物には言葉や文字、色や形、音楽といったものも含まれています。また、著作物には図形や模様、写真、ダンスの振り付けなどといったものも含まれています。
1-3著作者に対して与えられた権利
著作権は、それをうみだした著作者に対して与えられた権利です。もともと著作権は著作者の権利を守るための考え方。そのため、著作権の中には、著作物を公表するかどうかを決める「公表権」や、著作物を発表したときに氏名などを公表するかどうかを決める「氏名表示権」、著作物のタイトルや内容を他の人に勝手に変えられない「同一性保護権」などが含まれています。そのため、著作者の意向を無視して作品や著作者の氏名を勝手に公表する、作品の内容を変更するといった行動を取ると、著作権に違反している可能性があります。
02ハンドメイドの著作権
それでは、ハンドメイド作品と著作権にはどのような関係があるのでしょうか。
ハンドメイド作品は、作家がデザインや色など、すべてを自分で考えて手作りすることが大前提です。そのため、ハンドメイド作品の著作権は、その作品を作った作家に帰属します。
ただし、注意しなければいけないのは、すでに世の中に出回っていたり、有名になっていたりする既製品やロゴ、キャラクターなどを使用する場合。これらの既製品やロゴ、キャラクターには著作者がいるため、その許可を得ることなく作品を販売すると、著作権を侵害していることになります。
また、すでに発表されているものを真似したり、発表されているレシピなどを使って作品を使うことも著作権侵害に当たります。
これらの作品は自分で楽しむだけならばOKですが、それを販売すると著作権侵害ということになり、訴えられてしまうこともあるため、十分に注意しましょう。
03著作権違反となるハンドメイド
それでは、著作権違反となるハンドメイド作品とは具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
3-1ブランドロゴやキャラクターの模倣
もっともわかりやすい著作権侵害は、ブランドロゴやキャラクターの模倣です。これらのロゴやキャラクターはすでに著作権者がいるため、それらを模倣して販売した場合、はっきりとした著作権侵害となります。
また、まったく同じロゴやキャラクターでなかったとしても、もともとのブランドやキャラクターを連想させる場合には著作権侵害となります。
3-2ブランドロゴやキャラクター生地の利用
ハンドメイド作品を作るとき、注意しなければならないのが「生地」です。ハンドメイド作品では布製品は定番ですが、生地の種類の中には「商用利用不可」とされているものが少なくありません。商用利用不可とは、その生地で作品を作ることは認められていても、それを販売することはできないということ。
たとえば、有名なキャラクターがプリントされた布地で作品を作って販売すると「商用利用」に当たります。また、生地の中には、デザインのパターンに著作権があるものも存在するため、意識していなくても著作権を侵害してしまうこともあるため注意が必要です。
3-3既製品を組み合わせてつくったもの
著作権には様々なものが存在しますが、すでに著作権が存在するものを組み合わせて作品を作ることも著作権侵害に当たります。たとえば、ネックレスのチェーンだけを変えたり、既製品のバッグにコサージュをつけるといった例も著作権侵害です。
このほかにも、ネット上の写真をプリントアウトして作品の一部に使用したり、他の作家が作ったハンドメイド作品を色だけ変えて販売するといった行為も著作権侵害に当たります。
3-4本などに掲載されているもの
著作権には様々なものがありますが、基本的に本などで発表されているものを再利用すると著作権侵害に当たると考えたほうがよいでしょう。特に注意したいのが、市販されているキット。初心者用のキットは、素材だけでなく制作に必要な工具や組み立ての説明書などもセットになって販売するため、ハンドメイド初心者にとってはありがたいものですが、これらのキットにも著作権は存在します。そのため、自分で組み立てたキットであっても、それを販売することは著作権違反と判断されます。
04作成時に気をつけたい著作権のポイント
自分では思ってもいないのに、実際は著作権違反になってしまうこともあります。そのため、ハンドメイド作品を制作するときには、著作権について気を付ける必要があります。
4-1利用基準はブランドによって異なる
実はひとくちに著作権と言っても、利用の基準はブランドによって異なります。たとえば生地のブランドによっては販売目的の購入自体NGなものもあれば、購入することはできるけれど販売することはできないというものもあります。
そのため、ハンドメイド作品を作るときには、生地の購入の段階から注意することが必要です。
また、ブランドの中には許可を得れば販売が可能というものもあります。使いたい生地があるけれど、それでハンドメイド作品を制作していいのか分からないという場合には、メーカーなどに作品の制作や販売してもよいのかといった問い合わせをするとよいでしょう。
さらに、販売については商品タグをつければOKというブランドもあるため、トラブルを未然に防ぐためにも、面倒だと考えずにきちんと問い合わせをすることが必要です。
4-2著作権侵害を防ぐための方法
著作権を考えるときには、自分が著作権を侵害しないだけでなく、自分の作品の著作権を守ることも意識する必要があります。
ただし、実際には自分の作品のデザインの著作権を守ることは、手間や費用などの問題もありかなり困難なのが現実です。もしどうしても著作権を侵害されたくないという場合、自分の作品をブランド化して、オリジナルのロゴなどをつけるという方法もあります。
ロゴはそれだけで著作権を持つことができるほか、もしデザインなどを真似されたとき、オリジナルであるという証明にも使うことができます。
01まとめ
ハンドメイド作品を制作・販売する際には、著作権の基本知識を理解し、適切な対策を講じることが重要です。
オリジナルデザインを守り、他者の著作物を無断で使用しないための注意点をしっかりと把握しておくことで、法的なトラブルを回避できます。
著作権はクリエイターの権利を保護する強力な手段であり、今後の活動においても重要な知識として活用していきましょう。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
Nekoko * 恋猫 先生
ハンドメイド講座監修
ファッション業界の後、handmadeの世界へ。 現在、minne 、creema 、他インターネットにてshop名: Nekoko’s Atelierにてhandmade作品、オーダーリクエスト品の販売。 Instagramでもリクエスト受付中です。
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1-1知的財産権のひとつ
著作権とは、知的財産権のひとつで、著作人格権と著作権のふたつによって成り立っています。著作人格権とは、著作物を通じて表現する著作者の人格を守るための権利、著作権とは、著作権者が著作物を販売したり、著作物の利用を許可したりするときその利用料を受け取ることができる権利です。
1-2自分でうみだしたもの、言葉や文字、形や色、音楽などの作品
このように著作権を考えるときには、著作物と言う考え方が重要になります。この著作物とは、それを作った人が自分で生み出したもの。著作物には言葉や文字、色や形、音楽といったものも含まれています。また、著作物には図形や模様、写真、ダンスの振り付けなどといったものも含まれています。
1-3著作者に対して与えられた権利
著作権は、それをうみだした著作者に対して与えられた権利です。もともと著作権は著作者の権利を守るための考え方。そのため、著作権の中には、著作物を公表するかどうかを決める「公表権」や、著作物を発表したときに氏名などを公表するかどうかを決める「氏名表示権」、著作物のタイトルや内容を他の人に勝手に変えられない「同一性保護権」などが含まれています。そのため、著作者の意向を無視して作品や著作者の氏名を勝手に公表する、作品の内容を変更するといった行動を取ると、著作権に違反している可能性があります。
ハンドメイド作品は、作家がデザインや色など、すべてを自分で考えて手作りすることが大前提です。そのため、ハンドメイド作品の著作権は、その作品を作った作家に帰属します。
ただし、注意しなければいけないのは、すでに世の中に出回っていたり、有名になっていたりする既製品やロゴ、キャラクターなどを使用する場合。これらの既製品やロゴ、キャラクターには著作者がいるため、その許可を得ることなく作品を販売すると、著作権を侵害していることになります。
また、すでに発表されているものを真似したり、発表されているレシピなどを使って作品を使うことも著作権侵害に当たります。
これらの作品は自分で楽しむだけならばOKですが、それを販売すると著作権侵害ということになり、訴えられてしまうこともあるため、十分に注意しましょう。
03著作権違反となるハンドメイド
それでは、著作権違反となるハンドメイド作品とは具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
3-1ブランドロゴやキャラクターの模倣
もっともわかりやすい著作権侵害は、ブランドロゴやキャラクターの模倣です。これらのロゴやキャラクターはすでに著作権者がいるため、それらを模倣して販売した場合、はっきりとした著作権侵害となります。
また、まったく同じロゴやキャラクターでなかったとしても、もともとのブランドやキャラクターを連想させる場合には著作権侵害となります。
3-2ブランドロゴやキャラクター生地の利用
ハンドメイド作品を作るとき、注意しなければならないのが「生地」です。ハンドメイド作品では布製品は定番ですが、生地の種類の中には「商用利用不可」とされているものが少なくありません。商用利用不可とは、その生地で作品を作ることは認められていても、それを販売することはできないということ。
たとえば、有名なキャラクターがプリントされた布地で作品を作って販売すると「商用利用」に当たります。また、生地の中には、デザインのパターンに著作権があるものも存在するため、意識していなくても著作権を侵害してしまうこともあるため注意が必要です。
3-3既製品を組み合わせてつくったもの
著作権には様々なものが存在しますが、すでに著作権が存在するものを組み合わせて作品を作ることも著作権侵害に当たります。たとえば、ネックレスのチェーンだけを変えたり、既製品のバッグにコサージュをつけるといった例も著作権侵害です。
このほかにも、ネット上の写真をプリントアウトして作品の一部に使用したり、他の作家が作ったハンドメイド作品を色だけ変えて販売するといった行為も著作権侵害に当たります。
3-4本などに掲載されているもの
著作権には様々なものがありますが、基本的に本などで発表されているものを再利用すると著作権侵害に当たると考えたほうがよいでしょう。特に注意したいのが、市販されているキット。初心者用のキットは、素材だけでなく制作に必要な工具や組み立ての説明書などもセットになって販売するため、ハンドメイド初心者にとってはありがたいものですが、これらのキットにも著作権は存在します。そのため、自分で組み立てたキットであっても、それを販売することは著作権違反と判断されます。
04作成時に気をつけたい著作権のポイント
自分では思ってもいないのに、実際は著作権違反になってしまうこともあります。そのため、ハンドメイド作品を制作するときには、著作権について気を付ける必要があります。
4-1利用基準はブランドによって異なる
実はひとくちに著作権と言っても、利用の基準はブランドによって異なります。たとえば生地のブランドによっては販売目的の購入自体NGなものもあれば、購入することはできるけれど販売することはできないというものもあります。
そのため、ハンドメイド作品を作るときには、生地の購入の段階から注意することが必要です。
また、ブランドの中には許可を得れば販売が可能というものもあります。使いたい生地があるけれど、それでハンドメイド作品を制作していいのか分からないという場合には、メーカーなどに作品の制作や販売してもよいのかといった問い合わせをするとよいでしょう。
さらに、販売については商品タグをつければOKというブランドもあるため、トラブルを未然に防ぐためにも、面倒だと考えずにきちんと問い合わせをすることが必要です。
4-2著作権侵害を防ぐための方法
著作権を考えるときには、自分が著作権を侵害しないだけでなく、自分の作品の著作権を守ることも意識する必要があります。
ただし、実際には自分の作品のデザインの著作権を守ることは、手間や費用などの問題もありかなり困難なのが現実です。もしどうしても著作権を侵害されたくないという場合、自分の作品をブランド化して、オリジナルのロゴなどをつけるという方法もあります。
ロゴはそれだけで著作権を持つことができるほか、もしデザインなどを真似されたとき、オリジナルであるという証明にも使うことができます。
01まとめ
ハンドメイド作品を制作・販売する際には、著作権の基本知識を理解し、適切な対策を講じることが重要です。
オリジナルデザインを守り、他者の著作物を無断で使用しないための注意点をしっかりと把握しておくことで、法的なトラブルを回避できます。
著作権はクリエイターの権利を保護する強力な手段であり、今後の活動においても重要な知識として活用していきましょう。
3-1ブランドロゴやキャラクターの模倣
もっともわかりやすい著作権侵害は、ブランドロゴやキャラクターの模倣です。これらのロゴやキャラクターはすでに著作権者がいるため、それらを模倣して販売した場合、はっきりとした著作権侵害となります。
また、まったく同じロゴやキャラクターでなかったとしても、もともとのブランドやキャラクターを連想させる場合には著作権侵害となります。
3-2ブランドロゴやキャラクター生地の利用
ハンドメイド作品を作るとき、注意しなければならないのが「生地」です。ハンドメイド作品では布製品は定番ですが、生地の種類の中には「商用利用不可」とされているものが少なくありません。商用利用不可とは、その生地で作品を作ることは認められていても、それを販売することはできないということ。
たとえば、有名なキャラクターがプリントされた布地で作品を作って販売すると「商用利用」に当たります。また、生地の中には、デザインのパターンに著作権があるものも存在するため、意識していなくても著作権を侵害してしまうこともあるため注意が必要です。
3-3既製品を組み合わせてつくったもの
著作権には様々なものが存在しますが、すでに著作権が存在するものを組み合わせて作品を作ることも著作権侵害に当たります。たとえば、ネックレスのチェーンだけを変えたり、既製品のバッグにコサージュをつけるといった例も著作権侵害です。
このほかにも、ネット上の写真をプリントアウトして作品の一部に使用したり、他の作家が作ったハンドメイド作品を色だけ変えて販売するといった行為も著作権侵害に当たります。
3-4本などに掲載されているもの
著作権には様々なものがありますが、基本的に本などで発表されているものを再利用すると著作権侵害に当たると考えたほうがよいでしょう。特に注意したいのが、市販されているキット。初心者用のキットは、素材だけでなく制作に必要な工具や組み立ての説明書などもセットになって販売するため、ハンドメイド初心者にとってはありがたいものですが、これらのキットにも著作権は存在します。そのため、自分で組み立てたキットであっても、それを販売することは著作権違反と判断されます。
4-1利用基準はブランドによって異なる
実はひとくちに著作権と言っても、利用の基準はブランドによって異なります。たとえば生地のブランドによっては販売目的の購入自体NGなものもあれば、購入することはできるけれど販売することはできないというものもあります。
そのため、ハンドメイド作品を作るときには、生地の購入の段階から注意することが必要です。
また、ブランドの中には許可を得れば販売が可能というものもあります。使いたい生地があるけれど、それでハンドメイド作品を制作していいのか分からないという場合には、メーカーなどに作品の制作や販売してもよいのかといった問い合わせをするとよいでしょう。
さらに、販売については商品タグをつければOKというブランドもあるため、トラブルを未然に防ぐためにも、面倒だと考えずにきちんと問い合わせをすることが必要です。
4-2著作権侵害を防ぐための方法
著作権を考えるときには、自分が著作権を侵害しないだけでなく、自分の作品の著作権を守ることも意識する必要があります。
ただし、実際には自分の作品のデザインの著作権を守ることは、手間や費用などの問題もありかなり困難なのが現実です。もしどうしても著作権を侵害されたくないという場合、自分の作品をブランド化して、オリジナルのロゴなどをつけるという方法もあります。
ロゴはそれだけで著作権を持つことができるほか、もしデザインなどを真似されたとき、オリジナルであるという証明にも使うことができます。
01まとめ
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