デッドスペースを有効活用するDIYアイデア!メリットや注意点!
家の中にあるデッドスペースを活かして収納を作ると、限られたスペースでも効率よく物を整理できます。
DIYでデッドスペースを活用するアイデアは、スペースの有効利用だけでなく、家全体の美しさや機能性を向上させる効果も期待できます。
限られたお部屋のスペースの中で、どうしても不足しがちなのが収納です。特に壁の高い場所や家具と家具の間の隙間のデッドスペースは上手に活用したいもの。しかし、デッドスペースはお部屋によって大きさも場所も異なるため、なかなかうまく使いこなせないはず。そんなときに便利なのがDIY。DIYなら、自分のお部屋のデッドスペースにぴったりの収納を作ることもできます。今回はデッドスペースを活用するためのDIYアイデアをご紹介します。
- 目次
- 1. デッドスペースを最大限に活用する理由
- 1-1. スペースの効率的な活用法とは?
- 1-2. 窓際のスペース活用術
- 1-3. 収納力向上による生活の快適化
- 1-4. 階段下スペースの収納アイデア
- 1-5. 部屋の広さを感じさせる工夫
- 1-6. 天井を活かした空間演出
- 2. 活用可能なデッドスペースの代表例
- 2-1. 窓周りの未使用エリアの可能性
- 2-2. 窓際を活かした収納アイデア
- 2-3. コーナースペースの有効活用
- 2-4. コーナースペースを使ったインテリア提案
- 2-5. 階段下に生まれる隠れた収納場所
- 2-6. 階段下の収納を最大化するアイデア
- 2-7. 天井スペースを活かした斬新な活用法
- 2-8. 天井スペースを有効活用するためのデザイン例
- 3. DIYでデッドスペースを活かすアイデア
- 3-1. オシャレな本棚やラックの設置
- 3-2. カスタム本棚の作り方とポイント
- 3-3. 座るだけじゃない!ベンチや椅子の有効活用
- 3-4. 収納付きベンチをDIYする際の注意点
- 3-5. デザインと機能を兼ね備えた装飾や照明アイデア
- 3-6. 照明と装飾を組み合わせる際のコツ
- 4. DIYプロジェクトに必要な道具と材料
- 4-1. 木材やボードなどの選び方
- 4-2. 適切な木材の選び方のポイント
- 4-3. 金具やネジなどの取り付け部品
- 4-4. ネジと金具の取り付け方法のコツ
- 4-5. 塗装と仕上げに欠かせない材料
- 4-6. 塗装と仕上げのテクニック
- 4-7. DIYに必須の道具リスト
- 4-8. 初心者におすすめのDIY道具
- 5. 安全で確実なDIYを行うためのポイント
- 5-1. 測定ミスを防ぐための正確な寸法測定
- 5-2. 正確な測定のための具体的な手順
- 5-3. 安全第一!プロジェクト中のリスク管理
- 5-4. 安全に作業を進めるための具体的な対策
- 5-5. 強度と耐久性を考慮した設計の重要性
- 5-6. 強度と耐久性を高めるための設計の工夫
- 6. 収納に変身!場所別デッドスペース活用術
- 6-1. キッチンの狭いスペースを使った収納アイデア
- 6-2. キッチンでの隙間活用のポイント
- 6-3. 洗面所における省スペース収納の工夫
- 6-4. 洗面所のデッドスペースを最大限に活かすアイデア
- 6-5. リビングのデッドスペースを有効活用
- 6-6. リビングの収納アイデアで気をつけるポイント
- 6-7. 玄関周りのデッドスペースを賢く収納に
- 6-8. 玄関周りの収納術での工夫
- 7. 壁面収納で部屋をすっきり見せるコツ
- 7-1. 壁面に作る簡単な棚のアイデア
- 7-2. 簡単な棚の取り付けポイント
- 7-3. 柱や壁の隙間を活かした収納術
- 7-4. 柱や壁の隙間を活かす際の工夫
- 7-5. フックやスノコを活用した壁収納
- 7-6. フックやスノコの取り付けのコツ
- 7-7. 有孔ボードを使った機能的な壁収納
- 7-8. 有孔ボードの設置と活用アイデア
- 8. 場所別デッドスペース収納アイデア
- 8-1. キッチンの隙間収納
- 8-2. 洗面所の隙間収納
- 8-3. リビングの隙間収納
- 8-4. 玄関の隙間収納
- 9. デッドスペース収納アイデア -壁面収納
- 9-1. 壁面突っ張りシステムとは
- 9-2. 柱の間に棚を取り付け
- 9-3. 板壁など好みの壁を作成
- 10. まとめ
01デッドスペースを最大限に活用する理由
1-1スペースの効率的な活用法とは?
デッドスペースの効率的な活用法は、無駄なく空間を使い切ることにあります。 家の中には、見過ごされがちなコーナーや、使い道のない壁際、窓の下など、目立たないけれど活用できる場所がたくさん存在します。 これらのスペースを上手に使うことで、収納場所や装飾の一部として新たな用途を生み出すことが可能です。 例えば、窓際のスペースは、ただの空間として残されがちですが、適切な家具や棚を設置することで、日常生活での利便性を高められます。 また、コーナーに家具や棚を配置することで、無駄なスペースをなくし、空間全体を効率的に使うことができるのです。
窓際のスペース活用術
窓際は、光が差し込むため自然光を活かしたリーディングスペースや植物のディスプレイコーナーとして最適です。 小さな棚を設置して本や雑貨を置くことで、実用性とインテリア性を兼ね備えた空間を作り上げることができます。
1-1収納力向上による生活の快適化
デッドスペースを活用することで、収納力を大幅に向上でき、家全体が整頓され、生活の質が向上します。 現代の生活では、物が増える一方で、収納スペースが不足しがちです。 しかし、部屋のデッドスペースを活用すれば、収納場所を新たに作り出し、家の中をすっきりと保つことができます。 例えば、階段下のスペースは、収納場所として大変有効です。 多くの家庭ではこのスペースがデッドスペースとして残されがちですが、ここに引き出しやキャビネットを設置することで、シューズや掃除道具、アウトドア用品などの収納場所として利用できます。
階段下スペースの収納アイデア
階段下のデッドスペースにカスタムメイドの収納ユニットを設置することで、見た目にも美しい一体型の収納スペースを作れます。 これにより、物の整理整頓が進み、必要なものを簡単に取り出せるため、日常のストレスを軽減する効果も期待できます。
1-1部屋の広さを感じさせる工夫
デッドスペースを活用するもう一つの大きなメリットは、部屋を広く見せられることです。 物があふれている部屋は、狭く感じられがちですが、デッドスペースを有効に使うことで、収納スペースを増やし、床や壁の余白を作り出すことが可能です。 視覚的に余裕のある空間を作ることで、部屋全体が広々とした印象になります。 例えば、天井の高い部屋では、天井近くに棚を設置して、普段使わない物を収納することで、床面積を確保しつつ、視覚的に開放感のある空間を演出できます。 また、部屋のコーナーにL字型の家具を配置することで、デッドスペースを有効に活用しながらも、広がりのあるインテリアを実現できます。
天井を活かした空間演出
天井近くに取り付けた棚は、収納としても機能しつつ、視線を上に引き上げる効果があります。 これにより、部屋全体が高く広く感じられ、圧迫感を減らせるため、特に狭い部屋には効果的です。 デッドスペースを活用することで、生活の質を高め、限られたスペースを最大限に活用できるだけでなく、部屋全体が広く見える工夫を施せます。
01活用可能なデッドスペースの代表例
1-1窓周りの未使用エリアの可能性
窓周りのスペースは、自然光が差し込むため、装飾や収納に適した場所です。 しかし、多くの家庭では、このエリアがただの通路や空間として残されていることが多いです。 実は、この窓際のスペースを有効に使うことで、機能的かつ魅力的な空間を作り出すことができます。 例えば、窓の下に低いキャビネットを設置することで、収納スペースを増やしながら、視覚的にも圧迫感を与えません。 また、植物や小物をディスプレイする棚を設置すれば、部屋に彩りを加えつつ、日用品の収納場所としても活用できます。
窓際を活かした収納アイデア
窓の下に配置する家具は、自然光を活かしたディスプレイにも最適です。 例えば、季節の花や観葉植物を置くことで、部屋全体に自然の温もりをもたらすことができます。 また、小さな棚を設置すれば、日常的に使う本や雑貨を手軽に取り出せるスペースとしても機能します。
1-1コーナースペースの有効活用
部屋の隅にあるコーナースペースは、多くの場合使われずに残ってしまいがちです。 しかし、コーナーは実際には非常に有効な収納や装飾の場所となり得ます。 この小さな空間を無駄にすることなく、適切に活用することで、空間全体をより効率的に使うことが可能です。 L字型の棚やカウンターを設置すれば、コーナースペースが収納場所や作業スペースとして機能します。 特にリビングやキッチンでは、このような配置が日常生活において便利さを提供します。 また、コーナー用の特別な家具を活用すれば、部屋に統一感を持たせることも可能です。
コーナースペースを使ったインテリア提案
コーナーを活かすために、L字型の家具やカウンターを配置するのは効果的です。 特に小さな部屋では、コーナーに設置した家具がスペースを圧迫せず、他の家具とのバランスも取りやすくなります。 また、鏡や絵画を配置することで、コーナーをデザインの一部として取り入れることもできます。
1-1階段下に生まれる隠れた収納場所
階段下は、家の中で最も見落とされがちなデッドスペースの一つです。 しかし、実際には階段下には豊富な収納スペースがあり、この場所を活用することで、家全体の収納力を大幅に向上できます。 特に、階段が曲がりくねったり、高さがあったりする場合には、収納のためのカスタムメイドのソリューションが求められることもあります。 引き出しやキャビネットを設置することで、階段下は靴や掃除用具、季節外れのアイテムなどを保管する場所として最適です。 また、オープンシェルフを設置すれば、書籍やインテリア小物をディスプレイするスペースとしても利用可能です。
階段下の収納を最大化するアイデア
階段下のスペースは、オーダーメイドの収納ユニットを設置することで、最大限に活用できます。 収納引き出しやキャビネットを設置することで、物の整理整頓が容易になり、必要なアイテムを簡単に取り出せるようになります。 また、空間全体がすっきりと見える効果も期待できます。
1-1天井スペースを活かした斬新な活用法
最後に、天井の空間もデッドスペースとして活用できます。 特に天井が高い部屋では、天井近くに棚を設置することで、普段は使わない物を収納し、床や壁のスペースを開けられます。 これにより、部屋全体が広く見え、視覚的にもすっきりとした印象を与えることが可能です。 さらに、天井近くに設置した棚は、装飾的な要素としても活用できます。 照明や植物を組み合わせることで、空間全体に奥行きや高さを感じさせるインテリアを作り上げられます。 特にリビングや寝室では、このような天井を活かした収納とデザインが、部屋全体の雰囲気を大きく変える効果があります。
天井スペースを有効活用するためのデザイン例
天井近くに設置する棚には、軽い物や装飾品を置くのが理想的です。 照明を組み合わせることで、夜間でも美しい光の演出を楽しむことができ、空間全体を一段と魅力的に見せることが可能です。 また、天井近くのスペースを活用することで、部屋の広さを感じさせつつ、実用性を高められます。 このように、デッドスペースを上手に活用することで、限られた空間を最大限に活用し、生活の質を向上させることが可能です。 各スペースに適したアイデアを取り入れて、機能的でスタイリッシュな空間を作り出しましょう。
01DIYでデッドスペースを活かすアイデア
1-1オシャレな本棚やラックの設置
本棚やラックは、デッドスペースを活用するための基本的な方法です。 特に壁際やコーナースペースに設置することで、収納力を高めつつ、おしゃれなインテリアアイテムとしても機能します。 DIYで作る本棚やラックは、市販のものと違い、自由なサイズやデザインで設計できるため、部屋のスペースにぴったりと合うものを作り上げられます。 例えば、窓際のスペースや天井近くのデッドスペースを活かして、浮遊感のある壁付け本棚を設置することで、部屋全体を広く見せつつ、収納力を加えることが可能です。 また、木材や金属素材を組み合わせたインダストリアル風のラックを作ることで、モダンでありながら温かみのある雰囲気を演出できます。
カスタム本棚の作り方とポイント
DIYで本棚を作る際は、まず設置場所の寸法を正確に測ることが重要です。 特に、部屋の高さや幅に合わせたカスタムサイズの本棚は、デッドスペースを最大限に活用するために効果的です。 また、棚板の厚みや材質を考慮し、耐荷重に注意することも大切です。 本や装飾品をたくさん載せてもたわまず、長く使える丈夫な設計を目指しましょう。
1-1座るだけじゃない!ベンチや椅子の有効活用
ベンチや椅子は、座るためのアイテムとしてだけでなく、デッドスペースを有効活用するための収納家具としても役立ちます。 特に、リビングや玄関、寝室などの使われていないコーナーに設置することで、スペースを有効活用しながら、座るための機能を持たせることが可能です。 DIYで作るベンチや椅子は、デザインに加えて、収納スペースを組み込むことで、さらに機能的な家具にできます。 例えば、座面の下に収納スペースを設けるベンチは、靴やバッグ、ブランケットなどをすっきりと収納するのに最適です。 玄関に置くことで、帰宅時に荷物をさっと片付けられる便利なアイテムになります。 また、リビングの一角に置けば、インテリアとしても映える多機能な家具として活躍します。
収納付きベンチをDIYする際の注意点
収納付きベンチを作る際には、座面の耐久性を重視する必要があります。 座る頻度が高い場所で使用する場合、強度のある素材を選び、しっかりとしたフレームを組み立てることが重要です。 また、収納スペースのサイズも考慮し、収納したい物に合わせた深さや仕切りを設計すると、より使い勝手が良くなります。
1-1デザインと機能を兼ね備えた装飾や照明アイデア
デッドスペースを活用する際、収納だけでなく、装飾や照明を取り入れることで、空間全体の雰囲気を大きく変えられます。 特に、照明を上手に使うことで、デッドスペースが視覚的にも魅力的なエリアに変わります。 また、装飾と機能を両立させたDIYは、実用的でありながらスタイリッシュな空間を作り出すことが可能です。 例えば、壁に取り付けるフローティングシェルフに間接照明を組み込むことで、収納スペースが照明としても機能するようになります。 照明の配置や色合いを工夫することで、空間に奥行きや暖かみを持たせることができ、特に小さな部屋や暗いエリアには効果的です。 また、天井近くに取り付けた棚に植物やアートピースを飾り、スポットライトを当てることで、空間に高さを感じさせられます。
照明と装飾を組み合わせる際のコツ
照明を活用する際は、光源の位置や角度、色温度に注意しましょう。 間接照明やスポットライトを使うことで、デッドスペースが暗くならず、部屋全体に広がりを持たせられます。 また、装飾品を選ぶ際には、部屋のテーマやスタイルに合わせたアイテムを取り入れることで、統一感のあるインテリアを作り出せます。 デッドスペースのDIYは、機能性とデザインを両立させることで、限られた空間を最大限に活用する方法です。 自分だけのカスタム家具や装飾を作り上げることで、家全体がより快適で魅力的な場所になります。
01DIYプロジェクトに必要な道具と材料
1-1木材やボードなどの選び方
DIYプロジェクトの中核をなす材料として、木材やボードは非常に重要です。 これらの素材は、プロジェクトの目的や場所に応じて選ぶ必要があり、適切な選択をすることで仕上がりが大きく変わります。 木材の種類やボードの厚さによって、強度や質感が異なるため、使い道に応じた選び方が求められます。 例えば、家具や収納スペースを作る場合、耐久性のある無垢材や合板を選ぶのが一般的です。 無垢材は自然の木の風合いを活かした温かみのある仕上がりが特徴で、特に高級感のある家具を作りたい場合に適しています。 一方、合板やパーティクルボードは軽くて加工しやすく、比較的安価なため、コストパフォーマンスの高いプロジェクトに最適です。
適切な木材の選び方のポイント
木材を選ぶ際は、目的や設置場所に応じて耐久性や防水性を考慮しましょう。 例えば、屋外で使用する家具やデッキには、防腐処理が施された木材が適しています。 また、見た目や仕上がりを重視する場合は、節の少ない木材を選ぶことで、より美しい仕上がりが期待できます。
1-1金具やネジなどの取り付け部品
木材やボードを固定するために欠かせないのが、金具やネジといった取り付け部品です。 これらの部品は、プロジェクトの構造をしっかりと支える重要な役割を果たしており、適切な種類を選ぶことで、強度と耐久性が確保されます。 特に重い家具や棚を作る際には、ネジのサイズや金具の種類に注意が必要です。 ネジを選ぶ際には、使用する木材の厚さや重さに応じたサイズを選ぶことがポイントです。 また、ステンレス製のネジは、錆びにくく耐久性があるため、長期間使用する家具や屋外でのDIYプロジェクトに向いています。 金具類も、L字金具や棚受け金具など、目的に合わせて選びましょう。
ネジと金具の取り付け方法のコツ
取り付ける際には、下穴を開けることで木材が割れるのを防ぎ、ネジが確実に固定されるようになります。 また、取り付け角度や位置にも注意し、均等に力がかかるように配置することが重要です。 特に棚や家具を壁に取り付ける際には、しっかりと壁に固定できるアンカーも活用しましょう。
1-1塗装と仕上げに欠かせない材料
DIYプロジェクトの最終仕上げに欠かせないのが、塗装や仕上げ材です。 塗料を使って色をつけることで、プロジェクト全体の印象を大きく変えられるだけでなく、木材を保護する役割も果たします。 また、仕上げにワックスやニスを使用することで、表面を滑らかにし、耐久性を高められます。 塗料の選び方も、使用する場所や用途に応じて慎重に選ぶ必要があります。 例えば、屋外用の家具には防水性のある塗料やウレタンニスが適しており、室内用には水性塗料が使いやすいです。 塗装の前には必ずサンドペーパーで木材の表面を滑らかにし、塗料がムラなく塗れるように準備しましょう。
塗装と仕上げのテクニック
塗装を行う際には、薄く均一に塗ることが仕上がりの美しさを左右します。 重ね塗りを行う場合は、一度塗った後にしっかり乾かし、軽くサンディングしてから次の層を塗ることで、より滑らかな仕上がりが得られます。 また、ワックスやステインを使って木目を活かした仕上げをすることで、自然な風合いを引き立てられます。
1-1DIYに必須の道具リスト
DIYを始める際には、適切な道具を揃えることが必要です。 基本的な道具があれば、多くのDIYプロジェクトを効率よく進められます。 特に、電動工具を使用することで作業が大幅にスピードアップし、仕上がりもプロに近づきます。 まず、電動ドリルやインパクトドライバーは、ネジを素早くしっかりと締めるために必須のアイテムです。 また、丸ノコやジグソーなどの電動工具は、木材のカットを正確かつスムーズに行うために役立ちます。 さらに、メジャーや水平器、クランプなどの補助道具も忘れずに揃えておくことで、作業の精度を高められます。
初心者におすすめのDIY道具
初めてDIYを始める方には、基本的なハンドツールセットがおすすめです。 ハンマー、ドライバー、スパナ、ノコギリなど、手軽に扱える道具から揃えると良いでしょう。 電動工具は、プロジェクトが進むにつれて必要性が高まるので、徐々に揃えていくと無駄なく使えます。
01安全で確実なDIYを行うためのポイント
1-1測定ミスを防ぐための正確な寸法測定
DIYの成功には、寸法を正確に測ることが基本です。 寸法のミスは、材料の無駄や作業時間のロス、最悪の場合、全体のプロジェクトが失敗する原因となります。 特に家具や収納スペースを作る場合、数ミリのずれが大きな問題になることも少なくありません。 そのため、計測には細心の注意を払い、複数回確認することが必要です。 寸法を測る際には、まずメジャーや定規を使用して正確に長さを測定しますが、測定する場所や角度に注意することが大切です。 例えば、壁に取り付ける棚や家具では、壁の曲がり具合や床の傾きなども考慮して計測を行う必要があります。 また、図面を描く際は、スケールに合わせた正確な寸法を書き込むことで、誤差を最小限に抑えられます。
正確な測定のための具体的な手順
まず、メジャーで寸法を測る際は、同じ箇所を2回以上測り、数値が一致しているかを確認します。 さらに、角度を測る場合は、専用の角度測定器具を使用して、正確に角度を確認しましょう。 図面を描く際は、実物と照らし合わせながら進めることで、ミスを防ぐことができます。
1-1安全第一!プロジェクト中のリスク管理
DIY作業中のリスク管理も、成功と安全のためには欠かせません。 工具や材料を扱う際には、常に安全性を最優先に考える必要があります。 特に、電動工具を使用する場合は、取り扱いミスによるケガや事故が発生するリスクが高いため、適切な使用方法や保護具の着用が求められます。 作業中には、手袋やゴーグル、耳栓などの保護具を着用することで、自分の身を守ることができます。 また、作業エリアを整理し、工具や材料が散乱しないようにすることも重要です。 特に、高所での作業や重い材料を扱う場合には、作業環境の整備が安全確保に大きく寄与します。
安全に作業を進めるための具体的な対策
作業前に必ず工具の点検を行い、故障や不具合がないか確認しましょう。 さらに、電動工具を使用する際には、作業に集中し、他の作業者と距離を保つことが大切です。 また、作業エリアには十分な明かりを確保し、暗い場所や狭いスペースでの作業を避けることもリスク管理の一環です。
1-1強度と耐久性を考慮した設計の重要性
DIYプロジェクトの最終的な完成品が、長く使用できる強度と耐久性を持つことは非常に重要です。 特に家具や収納スペースを作る場合、その構造がしっかりしているかどうかで、長期間使用できるかが決まります。 強度や耐久性を考慮した設計を行うことで、安全性も高まり、安心して使える製品を作り上げることができます。 設計時には、使用する材料の選定や、接合部分の強度を考慮することがポイントです。 例えば、棚や家具の支えとなる部分には、厚みのある木材や金属フレームを使用し、強度を確保します。 また、接合部分には、ネジやボルトを使ってしっかりと固定し、強度を高めることが重要です。
強度と耐久性を高めるための設計の工夫
材料を選ぶ際は、プロジェクトに応じた耐久性のある素材を選び、過度な重量がかからないように設計します。 また、家具や棚の支えとなるフレームは、しっかりと固定し、必要に応じて補強材を使うことで、長く使える頑丈な構造を作り上げます。
01収納に変身!場所別デッドスペース活用術
1-1キッチンの狭いスペースを使った収納アイデア
キッチンは、限られたスペースにたくさんの調理器具や食品を収納しなければならない場所です。 そのため、狭いスペースやちょっとした隙間を活用することが、収納力を大幅に向上させるポイントとなります。 特に冷蔵庫と壁の間、シンク下のスペースなどは、見落としがちなデッドスペースです。 例えば、冷蔵庫と壁の間の隙間には、スリムなワゴンやラックを設置することで、缶詰や瓶類を収納するスペースを作ることができます。 また、シンク下のデッドスペースには、引き出し式の収納ラックを取り付けることで、調理器具や洗剤をすっきりと整理整頓できます。 これらの工夫により、キッチン全体が整い、効率的な作業が可能になります。
キッチンでの隙間活用のポイント
狭いスペースを活用するためには、スリムで高機能な収納アイテムを選ぶことが重要です。 また、引き出し式やキャスター付きのアイテムを使うことで、簡単に取り出せるようにし、使い勝手を向上させましょう。
1-1洗面所における省スペース収納の工夫
洗面所は、タオルや洗剤、日用品などを効率的に収納しながらも、限られたスペースを使わなければならない場所です。 このエリアでも、デッドスペースを有効に活用することで、すっきりとした収納を実現できます。 例えば、洗濯機上のスペースを棚や吊り下げラックとして活用することで、洗剤や柔軟剤などの洗濯用品を収納する場所を作ることができます。 また、洗面台の下のスペースには、カゴやバスケットを設置し、タオルや化粧品を整理整頓できるように工夫すると、無駄なく空間を使えます。
洗面所のデッドスペースを最大限に活かすアイデア
狭いスペースでの収納には、縦方向にスペースを活用することが効果的です。 洗濯機上や洗面台の下など、高さを利用した収納を導入することで、限られたスペースでも十分な収納力を確保できます。
1-1リビングのデッドスペースを有効活用
リビングは家族が集まる中心的な場所ですが、家具の配置や装飾によってデッドスペースが生まれやすい場所でもあります。 しかし、このデッドスペースをうまく使えば、収納力を高めつつ、部屋全体をすっきりと見せることができます。 例えば、ソファの後ろや横のスペースを活用して、棚やキャビネットを設置することで、リモコンや雑誌、ブランケットなどを収納できる場所を作ることが可能です。 また、壁面を活用して、フローティングシェルフを設置することで、装飾品や本をディスプレイしながら、収納スペースとしても機能させられます。
リビングの収納アイデアで気をつけるポイント
リビングでのデッドスペース活用では、収納だけでなく、インテリアとしてのバランスも重要です。 見た目に美しい収納家具やシェルフを選ぶことで、機能的でありながらもスタイリッシュな空間を作り上げることができます。
1-1玄関周りのデッドスペースを賢く収納に
玄関は、外出時に靴や傘、カバンなどをすばやく収納したい場所ですが、収納スペースが限られていることが多いです。 デッドスペースを活用することで、玄関周りを整頓し、出入りがスムーズになるよう工夫できます。 例えば、玄関ドアの裏にフックを取り付けて、コートやカバンを掛けるスペースを作ることができます。 また、玄関の隅にスリムなシューズラックを設置すれば、靴を収納するスペースを確保しつつ、玄関が広く見える効果も期待できます。 さらに、ベンチ付きの収納を設置すれば、靴を履く際に座る場所を確保しつつ、靴や小物を収納できる便利なアイテムとして活用が可能です。
玄関周りの収納術での工夫
玄関では、限られたスペースに多機能な収納家具を取り入れることがポイントです。 フックやラック、ベンチなど、スペースを最大限に活用しながらも、整理整頓が簡単にできる仕組みを作りましょう。
01壁面収納で部屋をすっきり見せるコツ
1-1壁面に作る簡単な棚のアイデア
壁面に棚を取り付けることは、シンプルながら効果的な収納方法です。 特に、リビングやキッチン、寝室などでの収納スペースが限られている場合、壁に取り付ける棚は非常に便利です。 棚を使うことで、インテリアとしても魅力的なディスプレイを作りながら、機能的な収納場所を確保できます。 例えば、リビングルームでは、フローティングシェルフを使ってお気に入りの本や装飾品を飾ることで、部屋全体にアクセントを加えられます。 また、キッチンでは、壁に取り付けた棚に調味料やキッチン用品を置くことで、作業スペースを広く保つことができます。 さらに、寝室ではベッドサイドに棚を設置し、ランプや本、スマートフォンなどを置ける便利な収納場所を作ることが可能です。
簡単な棚の取り付けポイント
棚を取り付ける際は、壁の強度や耐荷重を考慮することが重要です。 軽い物を置く場合は木製のシンプルな棚で十分ですが、重い物を収納する場合は、しっかりとした金具で固定する必要があります。 また、デザイン面では、部屋のインテリアに合った素材や色を選ぶことで、統一感のある空間を演出できます。
1-1柱や壁の隙間を活かした収納術
柱や壁の間にある小さな隙間も、意外と活用できるデッドスペースです。 これらの狭いスペースをうまく使うことで、収納力をアップさせ、無駄なく空間を使い切ることが可能です。 特に、細長いラックやスリムな収納ユニットを取り入れることで、整理整頓しながら視覚的にも美しい収納を実現できます。 例えば、玄関や廊下にある柱と壁の隙間にスリムなシェルフを設置し、靴や傘、小物を収納できます。 また、キッチンやバスルームでは、調味料や清掃用品などを収納できるスリムなキャビネットを柱の間に設置することで、狭いスペースを有効に活用できます。 こうした隙間収納を取り入れることで、普段見落としがちなスペースの有効活用が可能です。
柱や壁の隙間を活かす際の工夫
隙間収納を計画する際は、設置する家具や棚のサイズを正確に測定し、スペースにぴったりとフィットするものを選ぶことが大切です。また、頻繁に使う物を収納する場所として使う場合、引き出しやスライド式の収納ユニットを採用することで、使い勝手が向上します。
1-1フックやスノコを活用した壁収納
壁面にフックやスノコを取り付けることで、シンプルかつ機能的な収納が実現します。 これらのアイテムは、特に限られたスペースを有効に活用できるため、キッチンや玄関、リビングなどの場所に最適です。 フックやスノコを使うことで、物を掛けたり、ぶら下げたりすることで、手軽に収納スペースを増やすことができます。 キッチンでは、壁にフックを取り付けて、鍋やフライパン、キッチンツールを掛けることで、作業スペースを広く保てます。 また、玄関では、コートや帽子、バッグを掛けるためのフックを設置することで、出かける際の準備がスムーズになる可能性が高いです。 スノコは、壁に固定することで、さまざまな収納グッズを掛けたり、アレンジして使ったりでき、自由度が高い収納アイテムとして活躍します。
フックやスノコの取り付けのコツ
フックを取り付ける際には、使用目的に合わせた強度のあるフックを選びましょう。 特に重い物を掛ける場合には、しっかりとした固定が必要です。 スノコを使う場合は、壁にしっかりと固定し、掛ける物のバランスを考慮して配置することで、見た目にも美しい収納スペースを作ることができます。
1-1有孔ボードを使った機能的な壁収納
有孔ボード(ペグボード)は、壁面収納の中でも特に人気の高いアイテムです。 その機能性とデザイン性を兼ね備えた有孔ボードを使えば、さまざまな物を自由に配置することができ、収納力を最大限に引き出せます。 有孔ボードの最大の特徴は、フックや棚、バスケットなどのアクセサリーを自由に取り付けられる点です。 例えば、キッチンでは調理器具や食器を掛けるために使うことができ、必要なアイテムをすぐに取り出せる便利な収納スペースを作ることができます。 リビングでは、観葉植物や本、アートピースを飾ることで、インテリアとしても機能させることが可能です。 また、ガレージや作業場では、工具や材料を整理整頓するための実用的な収納として活用できます。
有孔ボードの設置と活用アイデア
有孔ボードを取り付ける際には、設置する壁の強度を確認し、しっかりと固定することが重要です。 また、フックや棚の配置を自由に変えられる点を活かして、収納する物や目的に応じてカスタマイズすることで、常に使い勝手の良い収納スペースを保つことができます。 壁面収納を活用することで、限られたスペースでも効率的に収納を増やし、部屋全体がすっきりとした印象になります。 自分のライフスタイルや部屋の用途に合わせた収納アイデアを取り入れて、快適で整然とした空間を作りましょう。
01場所別デッドスペース収納アイデア
デッドスペースは場所によって大きな違いがあるもの。さらにデッドスペースがそこにあることに気づかない場合もあります。デッドスペースの生まれがちな場所や、場所別の活用アイデアにはどのようなものがあるのでしょうか。
1-1キッチンの隙間収納
家の中で、もっともデッドスペースが生まれやすい場所と言えばキッチンです。例えばコンロや水周り、シンクの横など、ちょっとしたスペースがあるにも関わらず、活用できていないことも少なくありません。
もしコンロや水周り、シンク横のスペースを活用したい場合は、たとえばすのこを組み合わせて棚を作ると、鍋や調味料の収納には非常に便利。欲しいときにすぐに手が届くため、お料理の効率もアップします。
また、冷蔵庫の横もデッドスペースが生まれやすい場所。特に冷蔵庫を買い替えたりしたときなどは、前のサイズとは異なるため、ちょっとした隙間ができてしまいます。DIYならこの隙間にぴったりの棚を作ることも可能。キャスターをつければ、すぐに引き出せるため、収納には非常に便利です。その際、キャスターは回転するものよりも一方向にしか動かせないものを使うと力を入れなくても簡単に引き出すことができます。
また、冷蔵庫の横に棚をつければ仕切りとしても利用できます。キッチン横にはごみ箱などを置く場合もありますが、そこにもキャスターをつけて冷蔵庫横のデッドストックに収納すると、見た目にもすっきりすることでしょう。
1-2洗面所の隙間収納
キッチンと並んで隙間ができやすいのが洗面所です。特に洗濯機の横はデッドスペースになりやすい場所。ここにも棚などを設置すると、タオルや洗剤、ストックなどをしまっておくのに非常に便利です。さらに、洗濯機の上側もデッドスペースになりがちです。既製品の場合、サイズも合わないこともありますが、自分で作ったDIYなら、きっちりデッドスペースに合ったサイズのものを作ることができます。そのほか、洗濯機のホースの上など、ちょっとしたスペースにも物を収納することができます。突っ張り棒やすのこなどを組み合わせるだけでも、工作要らずで便利な収納スペースを作ることができます。さらにデッドスペースの中に棚とレールを組み合わせてタオルハンガーなどを作れば、お風呂場の足ふきマットの干場としても活躍してくれます。
1-3リビングの隙間収納
家族が集まるリビングはできればすっきりと片付けておきたいものですが、物が増えすぎてしまうとなかなかそうもいきません。特にリビングは、家族が使ったカバンや新聞など細かい物が散らかりがちです。その上、携帯やそれぞれの充電器などもあり、散らかった印象になってしまうお家も少なくありません。そんなときに注目したいのが、ドアの裏側のスペース。フックなどを使うだけでも、カバンの収納にぴったりの場所になってくれます。それだけでなく、小さな棚を作れば、マガジンラックのほか、鍵や携帯、財布などの置き場になるため、大事なものを紛失するというトラブルを防ぐことにもつながります。
1-4玄関の隙間収納
たくさんのものを収納する必要があるのに場所が足りないのが玄関。そんなときもDIYでデッドスペースを活用すれば、収納力が格段にアップします。たとえば下駄箱の下のスペースなどは最適の場所。板にキャスターをつけてそのスペースにしまっておけば、普段の靴で玄関がいっぱいになってしまうということも防げます。また、低い下駄箱を使っている場合なら、その上に棚を取り付けておけば、靴だけでなく遊び道具などを収納することも。そのほか、フックなどを活用すれば傘などの収納にも便利です。
02デッドスペース収納アイデア -壁面収納
デッドスペースを収納場所として活用したいときには、壁面収納も便利です。
2-1壁面突っ張りシステムとは
壁面を収納スペースとして活用したい場合、最近注目されているのが「ディアウォール」、「ラブリコ」、「ピラーブラケット」などの「壁面突っ張りシステム」です。この壁面突っ張りシステムとは、天井と間に突っ張り棒と同じ仕組みで柱を立て、そこに壁を作るシステム。通常、賃貸住宅などでは部屋に勝手に柱を作ることはできませんが、この壁面突っ張りシステムなら、部屋を傷つけることなく柱を立てることができます。もちろん、大規模の工事の必要もありません。ホームセンターで購入した柱の両端に取り付け、天井と床に突っ張るだけ。これまで工作などの経験がない、大工仕事が苦手という人でも、簡単に柱を立てることができます。
2-2柱の間に棚を取り付け
壁面突っ張りシステムで部屋に柱を立てるときのメリットは、その柱に加工ができるということです。賃貸物件の場合、壁に釘を打つことも難しいもの。仮に釘を打ってもいいという物件でも、壁紙と壁の奥にある柱に釘を打たなければ、重いものを乗せるための強度を確保できません。しかし、壁面突っ張りシステムで作った柱なら、釘でもなんでも打ち放題。さらにすでに柱がむき出しになっているため、壁の中の柱を探す手間もいりません。
柱に釘を打ち、そこに板を渡せば立派な棚が完成します。もちろん、既製品とは異なり、棚板の高さも自分の好みに調節することが可能。この壁面突っ張りシステムによる棚が活躍するのがキッチンなどの場所。壁面突っ張りシステムの多くはどんな高さの柱でも立てられるため、あらかじめ高さが限られている隙間でも、収納場所としてフル活用できます。
また、壁面収納には「ダボレール」も非常に便利な存在です。ダボレールは、棚受けレールや棚柱とも呼ばれるレール上の棚受け。壁面に設置することで、好みの高さに棚板を取り付けることができます。通常の棚は床に置かなければいけませんが、ダボレールを使った棚の場合、床面にスペースを作れるため、デッドスペースになりがちな壁の高い部分も収納として活用できます。
2-3板壁など好みの壁を作成
壁面突っ張りシステムを利用するメリットとして、壁を作ることが挙げられます。壁面突っ張りシステムで柱を立てて、そこに有孔パネルなどを取り付ければ、収納に便利な棚の完成。壁にはリメイクシートや厚紙を貼れば、立派な壁が出来上がります。柱同様、この壁も釘を自由に打てるため、フックなどを組み合わせれば便利な収納として活用できます。さらに柱の下半分だけを壁、上半分を柱のままにしておけば、風通しのよいパーテーションとしても使うことができます。そのほか、棚板と組み合わせたり、家族のライフスタイルの変化によって仕切りの場所を変えたりと、壁面突っ張りシステムによる壁には様々なメリットがあります。
01まとめ
DIYによるデッドスペースの活用は、生活空間を最大限に利用するための効果的な手段です。
適切な収納アイデアを取り入れることで、機能的でおしゃれな空間を作り出し、日常生活の利便性を高められます。
安全性や強度に配慮しながら、カスタマイズした収納や家具を作り上げることで、限られたスペースを無駄なく使い、快適な住まいを実現しましょう。
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講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
山口恵里 先生
DIYプランナー®協会主催
北海道在住 DIY歴10年以上。築40年の団地に住んだことがきっかけでDIYを始める。女性ならではのアイデアやセンスを自由にデザインし形に出来るDIYを伝える「DIYプランナー®協会」を主催。
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1-1キッチンの隙間収納
家の中で、もっともデッドスペースが生まれやすい場所と言えばキッチンです。例えばコンロや水周り、シンクの横など、ちょっとしたスペースがあるにも関わらず、活用できていないことも少なくありません。
もしコンロや水周り、シンク横のスペースを活用したい場合は、たとえばすのこを組み合わせて棚を作ると、鍋や調味料の収納には非常に便利。欲しいときにすぐに手が届くため、お料理の効率もアップします。
また、冷蔵庫の横もデッドスペースが生まれやすい場所。特に冷蔵庫を買い替えたりしたときなどは、前のサイズとは異なるため、ちょっとした隙間ができてしまいます。DIYならこの隙間にぴったりの棚を作ることも可能。キャスターをつければ、すぐに引き出せるため、収納には非常に便利です。その際、キャスターは回転するものよりも一方向にしか動かせないものを使うと力を入れなくても簡単に引き出すことができます。
また、冷蔵庫の横に棚をつければ仕切りとしても利用できます。キッチン横にはごみ箱などを置く場合もありますが、そこにもキャスターをつけて冷蔵庫横のデッドストックに収納すると、見た目にもすっきりすることでしょう。
1-2洗面所の隙間収納
キッチンと並んで隙間ができやすいのが洗面所です。特に洗濯機の横はデッドスペースになりやすい場所。ここにも棚などを設置すると、タオルや洗剤、ストックなどをしまっておくのに非常に便利です。さらに、洗濯機の上側もデッドスペースになりがちです。既製品の場合、サイズも合わないこともありますが、自分で作ったDIYなら、きっちりデッドスペースに合ったサイズのものを作ることができます。そのほか、洗濯機のホースの上など、ちょっとしたスペースにも物を収納することができます。突っ張り棒やすのこなどを組み合わせるだけでも、工作要らずで便利な収納スペースを作ることができます。さらにデッドスペースの中に棚とレールを組み合わせてタオルハンガーなどを作れば、お風呂場の足ふきマットの干場としても活躍してくれます。
1-3リビングの隙間収納
家族が集まるリビングはできればすっきりと片付けておきたいものですが、物が増えすぎてしまうとなかなかそうもいきません。特にリビングは、家族が使ったカバンや新聞など細かい物が散らかりがちです。その上、携帯やそれぞれの充電器などもあり、散らかった印象になってしまうお家も少なくありません。そんなときに注目したいのが、ドアの裏側のスペース。フックなどを使うだけでも、カバンの収納にぴったりの場所になってくれます。それだけでなく、小さな棚を作れば、マガジンラックのほか、鍵や携帯、財布などの置き場になるため、大事なものを紛失するというトラブルを防ぐことにもつながります。
1-4玄関の隙間収納
たくさんのものを収納する必要があるのに場所が足りないのが玄関。そんなときもDIYでデッドスペースを活用すれば、収納力が格段にアップします。たとえば下駄箱の下のスペースなどは最適の場所。板にキャスターをつけてそのスペースにしまっておけば、普段の靴で玄関がいっぱいになってしまうということも防げます。また、低い下駄箱を使っている場合なら、その上に棚を取り付けておけば、靴だけでなく遊び道具などを収納することも。そのほか、フックなどを活用すれば傘などの収納にも便利です。
2-1壁面突っ張りシステムとは
壁面を収納スペースとして活用したい場合、最近注目されているのが「ディアウォール」、「ラブリコ」、「ピラーブラケット」などの「壁面突っ張りシステム」です。この壁面突っ張りシステムとは、天井と間に突っ張り棒と同じ仕組みで柱を立て、そこに壁を作るシステム。通常、賃貸住宅などでは部屋に勝手に柱を作ることはできませんが、この壁面突っ張りシステムなら、部屋を傷つけることなく柱を立てることができます。もちろん、大規模の工事の必要もありません。ホームセンターで購入した柱の両端に取り付け、天井と床に突っ張るだけ。これまで工作などの経験がない、大工仕事が苦手という人でも、簡単に柱を立てることができます。
2-2柱の間に棚を取り付け
壁面突っ張りシステムで部屋に柱を立てるときのメリットは、その柱に加工ができるということです。賃貸物件の場合、壁に釘を打つことも難しいもの。仮に釘を打ってもいいという物件でも、壁紙と壁の奥にある柱に釘を打たなければ、重いものを乗せるための強度を確保できません。しかし、壁面突っ張りシステムで作った柱なら、釘でもなんでも打ち放題。さらにすでに柱がむき出しになっているため、壁の中の柱を探す手間もいりません。
柱に釘を打ち、そこに板を渡せば立派な棚が完成します。もちろん、既製品とは異なり、棚板の高さも自分の好みに調節することが可能。この壁面突っ張りシステムによる棚が活躍するのがキッチンなどの場所。壁面突っ張りシステムの多くはどんな高さの柱でも立てられるため、あらかじめ高さが限られている隙間でも、収納場所としてフル活用できます。
また、壁面収納には「ダボレール」も非常に便利な存在です。ダボレールは、棚受けレールや棚柱とも呼ばれるレール上の棚受け。壁面に設置することで、好みの高さに棚板を取り付けることができます。通常の棚は床に置かなければいけませんが、ダボレールを使った棚の場合、床面にスペースを作れるため、デッドスペースになりがちな壁の高い部分も収納として活用できます。
2-3板壁など好みの壁を作成
壁面突っ張りシステムを利用するメリットとして、壁を作ることが挙げられます。壁面突っ張りシステムで柱を立てて、そこに有孔パネルなどを取り付ければ、収納に便利な棚の完成。壁にはリメイクシートや厚紙を貼れば、立派な壁が出来上がります。柱同様、この壁も釘を自由に打てるため、フックなどを組み合わせれば便利な収納として活用できます。さらに柱の下半分だけを壁、上半分を柱のままにしておけば、風通しのよいパーテーションとしても使うことができます。そのほか、棚板と組み合わせたり、家族のライフスタイルの変化によって仕切りの場所を変えたりと、壁面突っ張りシステムによる壁には様々なメリットがあります。