動物介護に関する資格の種類と取得難度を解説【監修者インタビュー】
最近は動物の研究やペット関係の技術の進歩により、ペットにも高齢化問題が取り上げられるようになりました。
この流れから、動物の介護を専門的に行うための仕事である動物介護士が注目を集めています。
動物介護士になるには、高齢のペットの扱いに関する専門的な知識や技術が必要です。この実力を証明するためには、高齢のペットの取り扱いに関する資格があります。
ここでは、諒設計アーキテクトラーニング「犬猫介護アドバイザーW資格取得講座」の監修者である岸本誠也先生に、動物介護に関する資格を取得するメリットなどを伺いました。
ペット関連の仕事への就職を考える際や、ペットとの将来に備える知識としてお役立てください。
- 目次
- 1. 犬猫介護士(動物介護士)とは?
- 1-1. 動物介護士の仕事内容
- 1-2. 動物介護士になるには資格が必要?
- 2. 動物の介護やリハビリを行う専門家に聞きました!動物介護の重要性と資格取得のメリット
- 2-1. 動物に対するリハビリの重要性が高まっている理由
- 2-2. 現在の先生の活動について教えてください。
- 2-3. 動物のリハビリのための活動とは、具体的にどのようなものですか?
- 2-4. 動物のリハビリの必要性について教えてください。
- 2-5. 動物介護に関する専門知識を持つ人材が不足…資格取得で広がる活躍の場
- 2-6. 動物介護に関する資格を取得すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
- 2-7. 動物介護に関する資格を取得後は、どのようなフィールドで活躍できるのでしょうか?
- 2-8. 動物のリハビリをするときに大切にしていることは何ですか?
- 2-9. 動物介護に関する資格取得で、飼い主とペットの関係性も大きく変わる
- 2-10. 飼い主からも、動物の介護やリハビリに対するニーズは増えているのでしょうか?
- 2-11. 動物のリハビリを行う中で、どのようなときにやりがいを感じますか?
- 2-12. 諒設計アーキテクトラーニング「犬猫介護アドバイザーW資格取得講座」の特長を教えてください。
- 2-13. これから動物介護に関する資格取得を目指す人へ、メッセージをお願いします!
- 3. 動物介護に関する資格の種類
- 3-1. 動物介護士
- 3-2. 老犬介護士
- 3-3. 犬猫介護アドバイザー
- 3-4. ペット介護インストラクター
- 3-5. 愛玩動物介護士
- 4. 動物介護に関する資格を取るなら「諒設計アーキテクトラーニング」
- 5. 動物介護に関する資格の取得は目的に合わせて選ぶぼう
01犬猫介護士(動物介護士)とは?
動物介護士は、高齢の犬や猫などのペットが快適に過ごせるよう、健康管理を行う仕事です。食事やトリミングなどのお世話はもちろん、ペットがケガや病気にかかった場合の応急処置や病後のケアなども行います。高齢のペットを管理するための専門的な知識と技術が要求されるため、ペットの高齢化にあわせて注目が集まっている職業です。
1-1動物介護士の仕事内容
動物介護士の仕事はたくさんあります。主な仕事内容には下記のようなものがあります。
<動物介護士の主な仕事>
・ペットの年齢や症状にあわせたエサの準備
・排泄補助や高齢のペットにあわせたトイレの設置
・病気やケガの予防
・グルーミングのサポート
犬や猫などのペットも、年齢を重ねると人間と同じように専用のケアが必要です。高齢のペットにあわせた食事やトイレなどの生活環境を整えてあげることが、動物介護士の主な仕事です。また、必要に応じて食事や排泄の補助も行います。病気やケガの兆候があればいち早く察知し、予防や、動物病院へ連れて行くことも重要な仕事です。
高齢のペットは体が不自由になる分、自分で身繕いする行動が減ります。自然と汚れが溜まりやすい状態になるため、皮膚や耳の病気にかかりやすくなるため、これを防ぐのも動物介護士の仕事です。グルーミングの補助を行い、ペットが清潔で快適に過ごせる状態を維持します。
1-2動物介護士になるには資格が必要?
動物介護士はペットの生態や心理など、ペットを管理するうえで必要な知識や技術を持っているだけでは務まりません。これらに加えて、高齢のペットを管理するのには下記のような知識と技術力を求められます。
<動物介護士に求められる知識と技術力の例>
・ペットの種にあわせた飼育管理
・高齢のペットの心理やそれを表す仕草
・高齢のペットがかかりやすい病気の知識と予防するための技術
・動物福祉に関する知識
ペットの鳴き声や仕草から分かる心理や病気に関する知識も必要です。ペットが出すサインの中には、病気やケガに関するサインもあります。
また、動物介護士は、高齢のペットがかかりやすい病気やケガに関する知識も要求されます。このほか、ペットにとって幸せな生き方をしてもらうために、動物福祉に関する知識や心得も押さえておく必要があります。
02動物の介護やリハビリを行う専門家に聞きました!動物介護の重要性と資格取得のメリット
動物病院などで動物のリハビリに携わり、諒設計アーキテクトラーニング「犬猫介護アドバイザーW資格取得講座」の監修者である岸本誠也先生に、動物介護の重要性や資格取得のメリットについて伺いました。
2-1動物に対するリハビリの重要性が高まっている理由
現在の先生の活動について教えてください。
動物病院の整形外科・リハビリテーション科に勤務し、犬や猫のリハビリに携わっています。リハビリをするのは、主に整形疾患や神経疾患、高齢期の動物です。人間と同じように、治療や介護の一環として、また手術後の機能回復のためのリハビリを行っています。
そのほか、全国の動物病院などからご依頼をいただき、セミナーやリハビリ指導を行うことも。愛犬のためのオンラインサロンを運営し、飼い主への個別相談やコンサルティングなど、動物のケアに関する情報を提供しています。
私は元々、大学で人間の理学療法を学んでいたのですが、その中で動物の理学療法に興味を持ち、動物リハビリの道へ進むことを決めました。欧米に比べて日本の獣医療は遅れているといわれますが、当時、動物のリハビリに関しては、国内ではほとんど知られていない状態でした。
しかし、動物にとっても、病気の回復や予防、健康寿命延伸のため、リハビリは重要な役割を担います。現在私が会長を務めている動物理学リハビリ国際協会でも、動物のリハビリをより身近に、当たり前のものにするために、さまざまな取り組みを進めているんですよ。
動物のリハビリのための活動とは、具体的にどのようなものですか?
動物病院の獣医や動物看護師に向けて、リハビリを取り入れるためのセミナーを実施しています。また、リハビリは病院だけで行うものではありません。重要なのは、動物のプロ、リハビリのプロ、そして飼い主の3者が力を合わせ、全員が知識を身に付けていくことです。動物に関わるすべての人に動物リハビリを広く認知してもらい普及することを目指し、資格の認定も行っています。
動物のリハビリの必要性について教えてください。
人間で考えれば、手術の後の機能回復にリハビリは必須です。病気になりにくくするため、予防的にリハビリを行うのも当たり前といえるでしょう。動物もそれと同じ。ケガや病気に対して手術をして終わりではなく、術後に適切なリハビリを続けなければ、本当の意味での回復は望めません。
もちろん、病院でもリハビリを行いますが、大切なのは自宅でしっかりケアをしてあげることです。自宅で正しいケアができるかできないかで、動物のQOL(生活の質)や健康寿命は大きく変わります。
また、高齢になった動物へのリハビリも重要です。動物も、年をとると、ひざや肩が悪くなったり筋肉量が低下したりします。近年、犬や猫の平均寿命は延びていますが、実は健康寿命はそれほど延びていないというデータもあるんです。できるだけ長く元気で過ごすためには、生活の補助や病気予防といった広い意味でのリハビリが不可欠です。
飼い主にも、食事や歩行の介助、寝たきりになってしまったときのケアなど、介護を含めた正しいケアを知ってもらう必要があるのではないでしょうか。
2-2動物介護に関する専門知識を持つ人材が不足…資格取得で広がる活躍の場
動物介護に関する資格を取得すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
最近では老犬ホームなど、高齢の動物を対象にした施設が増えています。また、トリミングサロンやドッグカフェなどの施設を高齢犬が利用することもあるでしょう。資格を持っていると、そのような施設で働くときに役立つのではないでしょうか。資格取得によって高いスキルを身に付けることができれば、きっと活躍の場も広がると思います。
また、飼い主にとっても資格取得には大きなメリットがあります。愛犬や愛猫が高齢になったとき、介護の知識があるかないかでは、できることが大きく変わってくるでしょう。
動物介護に関する資格を取得後は、どのようなフィールドで活躍できるのでしょうか?
ペットの寿命が延び、老犬や老猫に対するニーズも高まってきています。一方で、動物介護に関する専門知識を持つ人材はまだまだ不足しているのが現状です。先程お話した老犬ホームやトリミングサロン、ドッグカフェのほか、ドッグトレーナーやペットシッター、ペットホテルなど、動物に関わる仕事をしている人がスキルアップのために資格を取得するケースも多いようです。「将来動物に関わる仕事に就きたい」と、資格を取得する人も少なくありません。
また、「ペットが高齢になったときにきちんとお世話ができるようになりたい」と、動物介護に関する資格を取得する飼い主も増えているという印象ですね。
動物のリハビリをするときに大切にしていることは何ですか?
人と動物の大きな違いは、言葉による意思疎通ができないことです。動物はどこが不調か、どうしてほしいかを、当たり前ですが言葉で伝えることができません。ですから、飼い主としっかりとコミュニケーションをとって、相談しながらリハビリを進めていくようにしています。
飼い主にとっては、愛犬や愛猫は大切な家族です。その飼い主の思いや希望を、できる限りくみ取るよう心掛けています。
2-3動物介護に関する資格取得で、飼い主とペットの関係性も大きく変わる
飼い主からも、動物の介護やリハビリに対するニーズは増えているのでしょうか?
「人間と同じようにしっかりとリハビリをさせてあげたい」「愛犬の回復や健康のために力を尽くしたい」と考える飼い主はとても多いです。ですから私も、生活上の課題などを人間のものと同じように捉え、少しでも高齢のペットに気になるところがあれば、改善に向けたリハビリを行うようにしています。
昔と比べると、まだまだ満足とはいえませんが、動物のリハビリの重要性も少しずつ知られるようにはなりました。最近は、ウェブやSNSで情報を調べて、「ペットにリハビリを受けさせたい」「自分でペットにリハビリができるようになりたい」と訪れる飼い主も増えてきています。
動物のリハビリを行う中で、どのようなときにやりがいを感じますか?
リハビリを経て無事回復し、飼い主から「こんなに元気になりました」「こんなことができるようになりました」などの声をいただくと、とてもうれしいですね。リハビリが終わると病院でお会いすることはなくなりますが、イベントやセミナー会場などに元気な姿を見せに来てくれる飼い主もいます。ドッグショーに出場していた犬がリハビリ後に復帰し、「こんな記録を残せました」と飼い主からご連絡をいただいたこともありましたよ。
諒設計アーキテクトラーニング「犬猫介護アドバイザーW資格取得講座」の特長を教えてください。
テキストは、初心者や専門知識のない人でもスムーズに理解できるような、わかりやすい内容になっています。「動物介護について一から勉強してみたい」という人にとっても、学びやすいのではないでしょうか。
講座で学んだ知識は、ぜひ実践につなげていってもらいたいですね。ペットの飼い主の場合は、実際に愛犬とふれ合いながら学びを進めていくと、知識がより定着しやすいと思います。
始めからいきなり難度の高い資格に挑戦しようとしても、用語の意味がわからなかったり取得までに時間がかかったりして、途中で挫折してしまうケースも少なくありません。まずは取得しやすい資格を選び、基礎をしっかり身に付けることができれば、そこからの学びも変わってくるはずです。
ステップアップの始めの一歩としても、諒設計アーキテクトラーニングの「犬猫介護アドバイザーW資格取得講座」はおすすめです。
これから動物介護に関する資格取得を目指す人へ、メッセージをお願いします!
私たちの生活や働き方の多様化によって家で過ごす時間が増えたこともあり、動物の飼育頭数は増加傾向にあります。また、動物医療の進歩に伴い、昔に比べてペットの寿命も延びています。
しかし、平均寿命は延びても健康寿命は延びていなかったり、世の中がコロナ禍から元に戻りつつある中、ペットとの時間をあまり取れなくなったりするケースも見受けられます。
ペットは家族の一員であり、人と同じように健康寿命を延ばし、質の高い生活を送れるようにすることは大切です。日本の動物介護やリハビリに対する認知度は海外に比べて低く、動物介護に関する資格を持つ人もまだまだ少ないのが現状です。
資格取得をきっかけに、ぜひ動物業界での活躍を少しでも多くの人に目指してもらいたいと思います。
- 岸本誠也
-
「犬猫介護アドバイザーW資格取得講座」監修者。兵庫県出身。動物理学リハビリ国際協会 会長。動物病院の整形外科やリハビリテーション科、スポーツメディスン科に所属し、動物のQOL向上のために日々努める。手術前術後の整形・神経症例や高齢犬のリハビリテーションをはじめ、肥満犬のダイエット、健康維持のためのフィットネスにも精通している。
03動物介護に関する資格の種類
動物介護に関する資格には、どのような種類があるのでしょうか。主な動物介護に関するおすすめの資格をご紹介します。
3-1動物介護士
受験資格
日本能力開発推進協会(JADP)が認定した教育機関が行う教育訓練において、その全カリキュラムを修了した者
受験料
5,600円(税込)
受験申し込み方法
ウェブから申し込み
受験方法
在宅受験
合格基準
得点率70%以上
動物介護士は、日本能力開発推進協会(JADP)の認定資格です。シニア期の犬や猫に関する基礎知識と、介護や病気に関する専門的な知識を得ていることを証明できます。認定校にて教育訓練を受ける必要がありますが、その分しっかり動物介護について学べる資格といえます。通信講座よりも対面の講座を希望する人におすすめです。
3-2老犬介護士
受験資格
一般社団法人日本キャリア教育技能検定協会(JCSA)の認定校にて、「老犬介護士養成専門講座」修了者
受験料
・受験料はなし
・ライセンス交付料:6,112円
受験申し込み方法
試験なし
受験方法
JCSA認定校の「老犬介護士養成専門講座」の受講が必要
合格基準
試験なし
(講座内の添削課題にて一定水準の知識と技能を満たす)
老犬介護士は、一般社団法人日本キャリア教育技能検定協会(JCSA)が認定する動物介護資格です。高齢ペットの介護だけでなく、介護が必要になる前からできる介護予防法などを学べます。通信講座の老犬介護士養成専門講座を終了することで、資格認定証(マスターライセンス)が発行されます。
3-3犬猫介護アドバイザー
受験資格
特になし
受験料(税込)
1万円
受験申し込み方法
ウェブから申し込み
受験方法
在宅受験
合格基準
70%以上の正答率
犬猫介護アドバイザーは、日本生活環境支援協会(JLESA)の認定資格です。専門施設での高齢ペットのお世話はもちろん、自宅でのペット介護にも役立つ知識と技術が学べます。犬猫介護アドバイザー資格に合格すれば、動物介護士として活躍するのに十分な実力を持っていることが証明できます。
犬猫介護アドバイザーの認定試験は、誰でも受験可能。受験料は1万円で、在宅受験形式です。合格基準は70%以上の正答率と定められています。
なお、犬猫介護アドバイザーは、諒設計アーキテクトラーニングの通信講座で学ぶことができ、資格取得後はペットを扱うさまざまな場所で活躍することができます。
3-4ペット介護インストラクター
受験資格
特になし
受験料(税込)
1万円
受験申し込み方法
ウェブから申し込み
受験方法
在宅受験
合格基準
70%以上の正答率
ペット介護インストラクターは、日本インストラクター技術協会(JIA)の認定資格です。
犬や猫の基本的な介護方法に加えて、ペットごとに発生する介護上のトラブルへの対処法を学べます。実践するだけでなく、飼い主やほかの人への指導ができる実力を証明する資格です。
ペット介護インストラクターの認定試験は、誰でも受験可能。受験料は1万円で、在宅受験形式です。合格基準は70%以上の正答率と定められています。
なお、ペット介護インストラクターは、諒設計アーキテクトラーニングの通信講座で学ぶことができ、資格取得後は指導者として活躍することも可能です。
3-5愛玩動物介護士
受験資格
特になし
受験料(税込)
6万円
受験申し込み方法
ウェブから申し込み
受験方法
在宅受験
合格基準
認定試験・修了試験は70点以上が合格
愛玩動物介護士は、全日本動物専門教育協会(SAE)の認定資格です。協会認定の講座を受講し、試験に合格すると資格を取得できます。
講座では、シニア期のペットと向き合うために必要な介護知識などを学べます。認定試験は70点以上が合格となり、受講料は6万円です。
04動物介護に関する資格を取るなら「諒設計アーキテクトラーニング」
動物介護に関する資格はさまざまな種類があります。同じ動物介護を取り扱っていてもカリキュラムには細かな違いも。また特定の講座の受講が必要だったり、受験資格や資格を取得するための条件があったりするため、注意が必要です。
05動物介護に関する資格の取得は目的に合わせて選ぶぼう
高齢の犬や猫の介護には、ペットの基礎的な知識や技術に加え、高齢ペットの扱い方に関する実力が要求されます。自分の実力を分かりやすく証明するには、動物介護に関する資格の取得が有効です。
獣医師のような専門的な知識が必要な国家資格の難度はかなり高くなりますが、民間資格であれば数ヵ月程度の期間で資格取得が目指せます。動物介護に関する資格は、内容がそれぞれ違うため、取得したい内容にあわせて挑戦する資格を選ぶのがおすすめです。
1-1動物介護士の仕事内容
動物介護士の仕事はたくさんあります。主な仕事内容には下記のようなものがあります。
<動物介護士の主な仕事>
・ペットの年齢や症状にあわせたエサの準備
・排泄補助や高齢のペットにあわせたトイレの設置
・病気やケガの予防
・グルーミングのサポート
犬や猫などのペットも、年齢を重ねると人間と同じように専用のケアが必要です。高齢のペットにあわせた食事やトイレなどの生活環境を整えてあげることが、動物介護士の主な仕事です。また、必要に応じて食事や排泄の補助も行います。病気やケガの兆候があればいち早く察知し、予防や、動物病院へ連れて行くことも重要な仕事です。
高齢のペットは体が不自由になる分、自分で身繕いする行動が減ります。自然と汚れが溜まりやすい状態になるため、皮膚や耳の病気にかかりやすくなるため、これを防ぐのも動物介護士の仕事です。グルーミングの補助を行い、ペットが清潔で快適に過ごせる状態を維持します。
1-2動物介護士になるには資格が必要?
動物介護士はペットの生態や心理など、ペットを管理するうえで必要な知識や技術を持っているだけでは務まりません。これらに加えて、高齢のペットを管理するのには下記のような知識と技術力を求められます。
<動物介護士に求められる知識と技術力の例>
・ペットの種にあわせた飼育管理
・高齢のペットの心理やそれを表す仕草
・高齢のペットがかかりやすい病気の知識と予防するための技術
・動物福祉に関する知識
ペットの鳴き声や仕草から分かる心理や病気に関する知識も必要です。ペットが出すサインの中には、病気やケガに関するサインもあります。
また、動物介護士は、高齢のペットがかかりやすい病気やケガに関する知識も要求されます。このほか、ペットにとって幸せな生き方をしてもらうために、動物福祉に関する知識や心得も押さえておく必要があります。
2-1動物に対するリハビリの重要性が高まっている理由
現在の先生の活動について教えてください。
動物病院の整形外科・リハビリテーション科に勤務し、犬や猫のリハビリに携わっています。リハビリをするのは、主に整形疾患や神経疾患、高齢期の動物です。人間と同じように、治療や介護の一環として、また手術後の機能回復のためのリハビリを行っています。
そのほか、全国の動物病院などからご依頼をいただき、セミナーやリハビリ指導を行うことも。愛犬のためのオンラインサロンを運営し、飼い主への個別相談やコンサルティングなど、動物のケアに関する情報を提供しています。
私は元々、大学で人間の理学療法を学んでいたのですが、その中で動物の理学療法に興味を持ち、動物リハビリの道へ進むことを決めました。欧米に比べて日本の獣医療は遅れているといわれますが、当時、動物のリハビリに関しては、国内ではほとんど知られていない状態でした。
しかし、動物にとっても、病気の回復や予防、健康寿命延伸のため、リハビリは重要な役割を担います。現在私が会長を務めている動物理学リハビリ国際協会でも、動物のリハビリをより身近に、当たり前のものにするために、さまざまな取り組みを進めているんですよ。
動物のリハビリのための活動とは、具体的にどのようなものですか?
動物病院の獣医や動物看護師に向けて、リハビリを取り入れるためのセミナーを実施しています。また、リハビリは病院だけで行うものではありません。重要なのは、動物のプロ、リハビリのプロ、そして飼い主の3者が力を合わせ、全員が知識を身に付けていくことです。動物に関わるすべての人に動物リハビリを広く認知してもらい普及することを目指し、資格の認定も行っています。
動物のリハビリの必要性について教えてください。
人間で考えれば、手術の後の機能回復にリハビリは必須です。病気になりにくくするため、予防的にリハビリを行うのも当たり前といえるでしょう。動物もそれと同じ。ケガや病気に対して手術をして終わりではなく、術後に適切なリハビリを続けなければ、本当の意味での回復は望めません。
もちろん、病院でもリハビリを行いますが、大切なのは自宅でしっかりケアをしてあげることです。自宅で正しいケアができるかできないかで、動物のQOL(生活の質)や健康寿命は大きく変わります。
また、高齢になった動物へのリハビリも重要です。動物も、年をとると、ひざや肩が悪くなったり筋肉量が低下したりします。近年、犬や猫の平均寿命は延びていますが、実は健康寿命はそれほど延びていないというデータもあるんです。できるだけ長く元気で過ごすためには、生活の補助や病気予防といった広い意味でのリハビリが不可欠です。
飼い主にも、食事や歩行の介助、寝たきりになってしまったときのケアなど、介護を含めた正しいケアを知ってもらう必要があるのではないでしょうか。
2-2動物介護に関する専門知識を持つ人材が不足…資格取得で広がる活躍の場
動物介護に関する資格を取得すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
最近では老犬ホームなど、高齢の動物を対象にした施設が増えています。また、トリミングサロンやドッグカフェなどの施設を高齢犬が利用することもあるでしょう。資格を持っていると、そのような施設で働くときに役立つのではないでしょうか。資格取得によって高いスキルを身に付けることができれば、きっと活躍の場も広がると思います。
また、飼い主にとっても資格取得には大きなメリットがあります。愛犬や愛猫が高齢になったとき、介護の知識があるかないかでは、できることが大きく変わってくるでしょう。
動物介護に関する資格を取得後は、どのようなフィールドで活躍できるのでしょうか?
ペットの寿命が延び、老犬や老猫に対するニーズも高まってきています。一方で、動物介護に関する専門知識を持つ人材はまだまだ不足しているのが現状です。先程お話した老犬ホームやトリミングサロン、ドッグカフェのほか、ドッグトレーナーやペットシッター、ペットホテルなど、動物に関わる仕事をしている人がスキルアップのために資格を取得するケースも多いようです。「将来動物に関わる仕事に就きたい」と、資格を取得する人も少なくありません。
また、「ペットが高齢になったときにきちんとお世話ができるようになりたい」と、動物介護に関する資格を取得する飼い主も増えているという印象ですね。
動物のリハビリをするときに大切にしていることは何ですか?
人と動物の大きな違いは、言葉による意思疎通ができないことです。動物はどこが不調か、どうしてほしいかを、当たり前ですが言葉で伝えることができません。ですから、飼い主としっかりとコミュニケーションをとって、相談しながらリハビリを進めていくようにしています。
飼い主にとっては、愛犬や愛猫は大切な家族です。その飼い主の思いや希望を、できる限りくみ取るよう心掛けています。
2-3動物介護に関する資格取得で、飼い主とペットの関係性も大きく変わる
飼い主からも、動物の介護やリハビリに対するニーズは増えているのでしょうか?
「人間と同じようにしっかりとリハビリをさせてあげたい」「愛犬の回復や健康のために力を尽くしたい」と考える飼い主はとても多いです。ですから私も、生活上の課題などを人間のものと同じように捉え、少しでも高齢のペットに気になるところがあれば、改善に向けたリハビリを行うようにしています。
昔と比べると、まだまだ満足とはいえませんが、動物のリハビリの重要性も少しずつ知られるようにはなりました。最近は、ウェブやSNSで情報を調べて、「ペットにリハビリを受けさせたい」「自分でペットにリハビリができるようになりたい」と訪れる飼い主も増えてきています。
動物のリハビリを行う中で、どのようなときにやりがいを感じますか?
リハビリを経て無事回復し、飼い主から「こんなに元気になりました」「こんなことができるようになりました」などの声をいただくと、とてもうれしいですね。リハビリが終わると病院でお会いすることはなくなりますが、イベントやセミナー会場などに元気な姿を見せに来てくれる飼い主もいます。ドッグショーに出場していた犬がリハビリ後に復帰し、「こんな記録を残せました」と飼い主からご連絡をいただいたこともありましたよ。
諒設計アーキテクトラーニング「犬猫介護アドバイザーW資格取得講座」の特長を教えてください。
テキストは、初心者や専門知識のない人でもスムーズに理解できるような、わかりやすい内容になっています。「動物介護について一から勉強してみたい」という人にとっても、学びやすいのではないでしょうか。
講座で学んだ知識は、ぜひ実践につなげていってもらいたいですね。ペットの飼い主の場合は、実際に愛犬とふれ合いながら学びを進めていくと、知識がより定着しやすいと思います。
始めからいきなり難度の高い資格に挑戦しようとしても、用語の意味がわからなかったり取得までに時間がかかったりして、途中で挫折してしまうケースも少なくありません。まずは取得しやすい資格を選び、基礎をしっかり身に付けることができれば、そこからの学びも変わってくるはずです。
ステップアップの始めの一歩としても、諒設計アーキテクトラーニングの「犬猫介護アドバイザーW資格取得講座」はおすすめです。
これから動物介護に関する資格取得を目指す人へ、メッセージをお願いします!
私たちの生活や働き方の多様化によって家で過ごす時間が増えたこともあり、動物の飼育頭数は増加傾向にあります。また、動物医療の進歩に伴い、昔に比べてペットの寿命も延びています。
しかし、平均寿命は延びても健康寿命は延びていなかったり、世の中がコロナ禍から元に戻りつつある中、ペットとの時間をあまり取れなくなったりするケースも見受けられます。
ペットは家族の一員であり、人と同じように健康寿命を延ばし、質の高い生活を送れるようにすることは大切です。日本の動物介護やリハビリに対する認知度は海外に比べて低く、動物介護に関する資格を持つ人もまだまだ少ないのが現状です。
資格取得をきっかけに、ぜひ動物業界での活躍を少しでも多くの人に目指してもらいたいと思います。
- 岸本誠也
-
「犬猫介護アドバイザーW資格取得講座」監修者。兵庫県出身。動物理学リハビリ国際協会 会長。動物病院の整形外科やリハビリテーション科、スポーツメディスン科に所属し、動物のQOL向上のために日々努める。手術前術後の整形・神経症例や高齢犬のリハビリテーションをはじめ、肥満犬のダイエット、健康維持のためのフィットネスにも精通している。
現在の先生の活動について教えてください。
動物病院の整形外科・リハビリテーション科に勤務し、犬や猫のリハビリに携わっています。リハビリをするのは、主に整形疾患や神経疾患、高齢期の動物です。人間と同じように、治療や介護の一環として、また手術後の機能回復のためのリハビリを行っています。
そのほか、全国の動物病院などからご依頼をいただき、セミナーやリハビリ指導を行うことも。愛犬のためのオンラインサロンを運営し、飼い主への個別相談やコンサルティングなど、動物のケアに関する情報を提供しています。
私は元々、大学で人間の理学療法を学んでいたのですが、その中で動物の理学療法に興味を持ち、動物リハビリの道へ進むことを決めました。欧米に比べて日本の獣医療は遅れているといわれますが、当時、動物のリハビリに関しては、国内ではほとんど知られていない状態でした。
しかし、動物にとっても、病気の回復や予防、健康寿命延伸のため、リハビリは重要な役割を担います。現在私が会長を務めている動物理学リハビリ国際協会でも、動物のリハビリをより身近に、当たり前のものにするために、さまざまな取り組みを進めているんですよ。
動物のリハビリのための活動とは、具体的にどのようなものですか?
動物病院の獣医や動物看護師に向けて、リハビリを取り入れるためのセミナーを実施しています。また、リハビリは病院だけで行うものではありません。重要なのは、動物のプロ、リハビリのプロ、そして飼い主の3者が力を合わせ、全員が知識を身に付けていくことです。動物に関わるすべての人に動物リハビリを広く認知してもらい普及することを目指し、資格の認定も行っています。
動物のリハビリの必要性について教えてください。
人間で考えれば、手術の後の機能回復にリハビリは必須です。病気になりにくくするため、予防的にリハビリを行うのも当たり前といえるでしょう。動物もそれと同じ。ケガや病気に対して手術をして終わりではなく、術後に適切なリハビリを続けなければ、本当の意味での回復は望めません。
もちろん、病院でもリハビリを行いますが、大切なのは自宅でしっかりケアをしてあげることです。自宅で正しいケアができるかできないかで、動物のQOL(生活の質)や健康寿命は大きく変わります。
また、高齢になった動物へのリハビリも重要です。動物も、年をとると、ひざや肩が悪くなったり筋肉量が低下したりします。近年、犬や猫の平均寿命は延びていますが、実は健康寿命はそれほど延びていないというデータもあるんです。できるだけ長く元気で過ごすためには、生活の補助や病気予防といった広い意味でのリハビリが不可欠です。
飼い主にも、食事や歩行の介助、寝たきりになってしまったときのケアなど、介護を含めた正しいケアを知ってもらう必要があるのではないでしょうか。
動物介護に関する資格を取得すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
最近では老犬ホームなど、高齢の動物を対象にした施設が増えています。また、トリミングサロンやドッグカフェなどの施設を高齢犬が利用することもあるでしょう。資格を持っていると、そのような施設で働くときに役立つのではないでしょうか。資格取得によって高いスキルを身に付けることができれば、きっと活躍の場も広がると思います。
また、飼い主にとっても資格取得には大きなメリットがあります。愛犬や愛猫が高齢になったとき、介護の知識があるかないかでは、できることが大きく変わってくるでしょう。
動物介護に関する資格を取得後は、どのようなフィールドで活躍できるのでしょうか?
ペットの寿命が延び、老犬や老猫に対するニーズも高まってきています。一方で、動物介護に関する専門知識を持つ人材はまだまだ不足しているのが現状です。先程お話した老犬ホームやトリミングサロン、ドッグカフェのほか、ドッグトレーナーやペットシッター、ペットホテルなど、動物に関わる仕事をしている人がスキルアップのために資格を取得するケースも多いようです。「将来動物に関わる仕事に就きたい」と、資格を取得する人も少なくありません。
また、「ペットが高齢になったときにきちんとお世話ができるようになりたい」と、動物介護に関する資格を取得する飼い主も増えているという印象ですね。
動物のリハビリをするときに大切にしていることは何ですか?
人と動物の大きな違いは、言葉による意思疎通ができないことです。動物はどこが不調か、どうしてほしいかを、当たり前ですが言葉で伝えることができません。ですから、飼い主としっかりとコミュニケーションをとって、相談しながらリハビリを進めていくようにしています。
飼い主にとっては、愛犬や愛猫は大切な家族です。その飼い主の思いや希望を、できる限りくみ取るよう心掛けています。
2-3動物介護に関する資格取得で、飼い主とペットの関係性も大きく変わる
飼い主からも、動物の介護やリハビリに対するニーズは増えているのでしょうか?
「人間と同じようにしっかりとリハビリをさせてあげたい」「愛犬の回復や健康のために力を尽くしたい」と考える飼い主はとても多いです。ですから私も、生活上の課題などを人間のものと同じように捉え、少しでも高齢のペットに気になるところがあれば、改善に向けたリハビリを行うようにしています。
昔と比べると、まだまだ満足とはいえませんが、動物のリハビリの重要性も少しずつ知られるようにはなりました。最近は、ウェブやSNSで情報を調べて、「ペットにリハビリを受けさせたい」「自分でペットにリハビリができるようになりたい」と訪れる飼い主も増えてきています。
動物のリハビリを行う中で、どのようなときにやりがいを感じますか?
リハビリを経て無事回復し、飼い主から「こんなに元気になりました」「こんなことができるようになりました」などの声をいただくと、とてもうれしいですね。リハビリが終わると病院でお会いすることはなくなりますが、イベントやセミナー会場などに元気な姿を見せに来てくれる飼い主もいます。ドッグショーに出場していた犬がリハビリ後に復帰し、「こんな記録を残せました」と飼い主からご連絡をいただいたこともありましたよ。
諒設計アーキテクトラーニング「犬猫介護アドバイザーW資格取得講座」の特長を教えてください。
テキストは、初心者や専門知識のない人でもスムーズに理解できるような、わかりやすい内容になっています。「動物介護について一から勉強してみたい」という人にとっても、学びやすいのではないでしょうか。
講座で学んだ知識は、ぜひ実践につなげていってもらいたいですね。ペットの飼い主の場合は、実際に愛犬とふれ合いながら学びを進めていくと、知識がより定着しやすいと思います。
始めからいきなり難度の高い資格に挑戦しようとしても、用語の意味がわからなかったり取得までに時間がかかったりして、途中で挫折してしまうケースも少なくありません。まずは取得しやすい資格を選び、基礎をしっかり身に付けることができれば、そこからの学びも変わってくるはずです。
ステップアップの始めの一歩としても、諒設計アーキテクトラーニングの「犬猫介護アドバイザーW資格取得講座」はおすすめです。
これから動物介護に関する資格取得を目指す人へ、メッセージをお願いします!
私たちの生活や働き方の多様化によって家で過ごす時間が増えたこともあり、動物の飼育頭数は増加傾向にあります。また、動物医療の進歩に伴い、昔に比べてペットの寿命も延びています。
しかし、平均寿命は延びても健康寿命は延びていなかったり、世の中がコロナ禍から元に戻りつつある中、ペットとの時間をあまり取れなくなったりするケースも見受けられます。
ペットは家族の一員であり、人と同じように健康寿命を延ばし、質の高い生活を送れるようにすることは大切です。日本の動物介護やリハビリに対する認知度は海外に比べて低く、動物介護に関する資格を持つ人もまだまだ少ないのが現状です。
資格取得をきっかけに、ぜひ動物業界での活躍を少しでも多くの人に目指してもらいたいと思います。
- 岸本誠也
-
「犬猫介護アドバイザーW資格取得講座」監修者。兵庫県出身。動物理学リハビリ国際協会 会長。動物病院の整形外科やリハビリテーション科、スポーツメディスン科に所属し、動物のQOL向上のために日々努める。手術前術後の整形・神経症例や高齢犬のリハビリテーションをはじめ、肥満犬のダイエット、健康維持のためのフィットネスにも精通している。
飼い主からも、動物の介護やリハビリに対するニーズは増えているのでしょうか?
「人間と同じようにしっかりとリハビリをさせてあげたい」「愛犬の回復や健康のために力を尽くしたい」と考える飼い主はとても多いです。ですから私も、生活上の課題などを人間のものと同じように捉え、少しでも高齢のペットに気になるところがあれば、改善に向けたリハビリを行うようにしています。
昔と比べると、まだまだ満足とはいえませんが、動物のリハビリの重要性も少しずつ知られるようにはなりました。最近は、ウェブやSNSで情報を調べて、「ペットにリハビリを受けさせたい」「自分でペットにリハビリができるようになりたい」と訪れる飼い主も増えてきています。
動物のリハビリを行う中で、どのようなときにやりがいを感じますか?
リハビリを経て無事回復し、飼い主から「こんなに元気になりました」「こんなことができるようになりました」などの声をいただくと、とてもうれしいですね。リハビリが終わると病院でお会いすることはなくなりますが、イベントやセミナー会場などに元気な姿を見せに来てくれる飼い主もいます。ドッグショーに出場していた犬がリハビリ後に復帰し、「こんな記録を残せました」と飼い主からご連絡をいただいたこともありましたよ。
諒設計アーキテクトラーニング「犬猫介護アドバイザーW資格取得講座」の特長を教えてください。
テキストは、初心者や専門知識のない人でもスムーズに理解できるような、わかりやすい内容になっています。「動物介護について一から勉強してみたい」という人にとっても、学びやすいのではないでしょうか。
講座で学んだ知識は、ぜひ実践につなげていってもらいたいですね。ペットの飼い主の場合は、実際に愛犬とふれ合いながら学びを進めていくと、知識がより定着しやすいと思います。
始めからいきなり難度の高い資格に挑戦しようとしても、用語の意味がわからなかったり取得までに時間がかかったりして、途中で挫折してしまうケースも少なくありません。まずは取得しやすい資格を選び、基礎をしっかり身に付けることができれば、そこからの学びも変わってくるはずです。
ステップアップの始めの一歩としても、諒設計アーキテクトラーニングの「犬猫介護アドバイザーW資格取得講座」はおすすめです。
これから動物介護に関する資格取得を目指す人へ、メッセージをお願いします!
私たちの生活や働き方の多様化によって家で過ごす時間が増えたこともあり、動物の飼育頭数は増加傾向にあります。また、動物医療の進歩に伴い、昔に比べてペットの寿命も延びています。
しかし、平均寿命は延びても健康寿命は延びていなかったり、世の中がコロナ禍から元に戻りつつある中、ペットとの時間をあまり取れなくなったりするケースも見受けられます。
ペットは家族の一員であり、人と同じように健康寿命を延ばし、質の高い生活を送れるようにすることは大切です。日本の動物介護やリハビリに対する認知度は海外に比べて低く、動物介護に関する資格を持つ人もまだまだ少ないのが現状です。
資格取得をきっかけに、ぜひ動物業界での活躍を少しでも多くの人に目指してもらいたいと思います。
- 岸本誠也
- 「犬猫介護アドバイザーW資格取得講座」監修者。兵庫県出身。動物理学リハビリ国際協会 会長。動物病院の整形外科やリハビリテーション科、スポーツメディスン科に所属し、動物のQOL向上のために日々努める。手術前術後の整形・神経症例や高齢犬のリハビリテーションをはじめ、肥満犬のダイエット、健康維持のためのフィットネスにも精通している。
03動物介護に関する資格の種類
動物介護に関する資格には、どのような種類があるのでしょうか。主な動物介護に関するおすすめの資格をご紹介します。
3-1動物介護士
受験資格
日本能力開発推進協会(JADP)が認定した教育機関が行う教育訓練において、その全カリキュラムを修了した者
受験料
5,600円(税込)
受験申し込み方法
ウェブから申し込み
受験方法
在宅受験
合格基準
得点率70%以上
動物介護士は、日本能力開発推進協会(JADP)の認定資格です。シニア期の犬や猫に関する基礎知識と、介護や病気に関する専門的な知識を得ていることを証明できます。認定校にて教育訓練を受ける必要がありますが、その分しっかり動物介護について学べる資格といえます。通信講座よりも対面の講座を希望する人におすすめです。
3-2老犬介護士
受験資格
一般社団法人日本キャリア教育技能検定協会(JCSA)の認定校にて、「老犬介護士養成専門講座」修了者
受験料
・受験料はなし
・ライセンス交付料:6,112円
受験申し込み方法
試験なし
受験方法
JCSA認定校の「老犬介護士養成専門講座」の受講が必要
合格基準
試験なし
(講座内の添削課題にて一定水準の知識と技能を満たす)
老犬介護士は、一般社団法人日本キャリア教育技能検定協会(JCSA)が認定する動物介護資格です。高齢ペットの介護だけでなく、介護が必要になる前からできる介護予防法などを学べます。通信講座の老犬介護士養成専門講座を終了することで、資格認定証(マスターライセンス)が発行されます。
3-3犬猫介護アドバイザー
受験資格
特になし
受験料(税込)
1万円
受験申し込み方法
ウェブから申し込み
受験方法
在宅受験
合格基準
70%以上の正答率
犬猫介護アドバイザーは、日本生活環境支援協会(JLESA)の認定資格です。専門施設での高齢ペットのお世話はもちろん、自宅でのペット介護にも役立つ知識と技術が学べます。犬猫介護アドバイザー資格に合格すれば、動物介護士として活躍するのに十分な実力を持っていることが証明できます。
犬猫介護アドバイザーの認定試験は、誰でも受験可能。受験料は1万円で、在宅受験形式です。合格基準は70%以上の正答率と定められています。
なお、犬猫介護アドバイザーは、諒設計アーキテクトラーニングの通信講座で学ぶことができ、資格取得後はペットを扱うさまざまな場所で活躍することができます。
3-4ペット介護インストラクター
受験資格
特になし
受験料(税込)
1万円
受験申し込み方法
ウェブから申し込み
受験方法
在宅受験
合格基準
70%以上の正答率
ペット介護インストラクターは、日本インストラクター技術協会(JIA)の認定資格です。
犬や猫の基本的な介護方法に加えて、ペットごとに発生する介護上のトラブルへの対処法を学べます。実践するだけでなく、飼い主やほかの人への指導ができる実力を証明する資格です。
ペット介護インストラクターの認定試験は、誰でも受験可能。受験料は1万円で、在宅受験形式です。合格基準は70%以上の正答率と定められています。
なお、ペット介護インストラクターは、諒設計アーキテクトラーニングの通信講座で学ぶことができ、資格取得後は指導者として活躍することも可能です。
3-5愛玩動物介護士
受験資格
特になし
受験料(税込)
6万円
受験申し込み方法
ウェブから申し込み
受験方法
在宅受験
合格基準
認定試験・修了試験は70点以上が合格
愛玩動物介護士は、全日本動物専門教育協会(SAE)の認定資格です。協会認定の講座を受講し、試験に合格すると資格を取得できます。
講座では、シニア期のペットと向き合うために必要な介護知識などを学べます。認定試験は70点以上が合格となり、受講料は6万円です。
04動物介護に関する資格を取るなら「諒設計アーキテクトラーニング」
動物介護に関する資格はさまざまな種類があります。同じ動物介護を取り扱っていてもカリキュラムには細かな違いも。また特定の講座の受講が必要だったり、受験資格や資格を取得するための条件があったりするため、注意が必要です。
05動物介護に関する資格の取得は目的に合わせて選ぶぼう
高齢の犬や猫の介護には、ペットの基礎的な知識や技術に加え、高齢ペットの扱い方に関する実力が要求されます。自分の実力を分かりやすく証明するには、動物介護に関する資格の取得が有効です。
獣医師のような専門的な知識が必要な国家資格の難度はかなり高くなりますが、民間資格であれば数ヵ月程度の期間で資格取得が目指せます。動物介護に関する資格は、内容がそれぞれ違うため、取得したい内容にあわせて挑戦する資格を選ぶのがおすすめです。
3-1動物介護士
受験資格 | 日本能力開発推進協会(JADP)が認定した教育機関が行う教育訓練において、その全カリキュラムを修了した者 |
---|---|
受験料 | 5,600円(税込) |
受験申し込み方法 | ウェブから申し込み |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 得点率70%以上 |
動物介護士は、日本能力開発推進協会(JADP)の認定資格です。シニア期の犬や猫に関する基礎知識と、介護や病気に関する専門的な知識を得ていることを証明できます。認定校にて教育訓練を受ける必要がありますが、その分しっかり動物介護について学べる資格といえます。通信講座よりも対面の講座を希望する人におすすめです。
3-2老犬介護士
受験資格 | 一般社団法人日本キャリア教育技能検定協会(JCSA)の認定校にて、「老犬介護士養成専門講座」修了者 |
---|---|
受験料 | ・受験料はなし ・ライセンス交付料:6,112円 |
受験申し込み方法 | 試験なし |
受験方法 | JCSA認定校の「老犬介護士養成専門講座」の受講が必要 |
合格基準 | 試験なし (講座内の添削課題にて一定水準の知識と技能を満たす) |
老犬介護士は、一般社団法人日本キャリア教育技能検定協会(JCSA)が認定する動物介護資格です。高齢ペットの介護だけでなく、介護が必要になる前からできる介護予防法などを学べます。通信講座の老犬介護士養成専門講座を終了することで、資格認定証(マスターライセンス)が発行されます。
3-3犬猫介護アドバイザー
受験資格 | 特になし |
---|---|
受験料(税込) | 1万円 |
受験申し込み方法 | ウェブから申し込み |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の正答率 |
犬猫介護アドバイザーは、日本生活環境支援協会(JLESA)の認定資格です。専門施設での高齢ペットのお世話はもちろん、自宅でのペット介護にも役立つ知識と技術が学べます。犬猫介護アドバイザー資格に合格すれば、動物介護士として活躍するのに十分な実力を持っていることが証明できます。
犬猫介護アドバイザーの認定試験は、誰でも受験可能。受験料は1万円で、在宅受験形式です。合格基準は70%以上の正答率と定められています。
なお、犬猫介護アドバイザーは、諒設計アーキテクトラーニングの通信講座で学ぶことができ、資格取得後はペットを扱うさまざまな場所で活躍することができます。
3-4ペット介護インストラクター
受験資格 | 特になし |
---|---|
受験料(税込) | 1万円 |
受験申し込み方法 | ウェブから申し込み |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の正答率 |
ペット介護インストラクターは、日本インストラクター技術協会(JIA)の認定資格です。
犬や猫の基本的な介護方法に加えて、ペットごとに発生する介護上のトラブルへの対処法を学べます。実践するだけでなく、飼い主やほかの人への指導ができる実力を証明する資格です。
ペット介護インストラクターの認定試験は、誰でも受験可能。受験料は1万円で、在宅受験形式です。合格基準は70%以上の正答率と定められています。
なお、ペット介護インストラクターは、諒設計アーキテクトラーニングの通信講座で学ぶことができ、資格取得後は指導者として活躍することも可能です。
3-5愛玩動物介護士
受験資格 | 特になし |
---|---|
受験料(税込) | 6万円 |
受験申し込み方法 | ウェブから申し込み |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 認定試験・修了試験は70点以上が合格 |
愛玩動物介護士は、全日本動物専門教育協会(SAE)の認定資格です。協会認定の講座を受講し、試験に合格すると資格を取得できます。
講座では、シニア期のペットと向き合うために必要な介護知識などを学べます。認定試験は70点以上が合格となり、受講料は6万円です。
05動物介護に関する資格の取得は目的に合わせて選ぶぼう
高齢の犬や猫の介護には、ペットの基礎的な知識や技術に加え、高齢ペットの扱い方に関する実力が要求されます。自分の実力を分かりやすく証明するには、動物介護に関する資格の取得が有効です。
獣医師のような専門的な知識が必要な国家資格の難度はかなり高くなりますが、民間資格であれば数ヵ月程度の期間で資格取得が目指せます。動物介護に関する資格は、内容がそれぞれ違うため、取得したい内容にあわせて挑戦する資格を選ぶのがおすすめです。
獣医師のような専門的な知識が必要な国家資格の難度はかなり高くなりますが、民間資格であれば数ヵ月程度の期間で資格取得が目指せます。動物介護に関する資格は、内容がそれぞれ違うため、取得したい内容にあわせて挑戦する資格を選ぶのがおすすめです。