自分一人でも可能?デッサンを独学で学ぶデメリットとリスクについて
デッサンは絵画の基本となるもの。鉛筆など簡単な道具だけで始められるため、自分でもやってみたいと考えている方も多いかもしれません。では、デッサンは独学でも学ぶことができるのでしょうか。今回はデッサンを独学で学ぶデメリットとリスクについてご紹介します。
- 目次
01鉛筆デッサンとは?
デッサンの中でも、比較的シンプルな道具で始められるのが「鉛筆デッサン」と呼ばれるものです。
鉛筆デッサンに必要な道具は、どこにでもあるものばかり。鉛筆、消しゴム、紙、鉛筆を削るカッターナイフの他には、デッサンの対象となるモチーフを置く白い布があれば、今すぐにでも始めることができます。
そのため、デッサンを始める人はまず「鉛筆デッサン」から取り組むことがおすすめです。
02鉛筆デッサンに必要な知識
デッサンといえば、単にモチーフを書くだけだと思っている方もいらっしゃいますが、実はそれは大きな間違いです。正しくデッサンを学ぶためには、様々な知識が必要になります。
2-1用具についての知識
正しいデッサンのためには、まず道具について正しい知識を身につける必要があります。
デッサンの道具の中心となるのが鉛筆と紙ですが、この二つだけでも様々な種類があります。
特に重要なのが鉛筆。鉛筆はどれでも一緒だと考えている人も少なくありませんが、メーカーによっても書き心地は大きくことなるもの。
さらに芯の硬さにも幅広いバリエーションがあります。鉛筆デッサンの場合、鉛筆だけで濃淡や明暗を表現しなければならないため、鉛筆の硬さを使い分けることは非常に重要。どの硬さの鉛筆を用いるとどんな表現につながるのかといった知識を身につけておかなければ思うようなデッサンはできません。
さらに紙もデッサンには非常に重要や役割を果たします。紙と鉛筆の相性や、紙自体の品質やざらつきによってもデッサンの出来栄えが変化します。
2-2基礎知識
デッサンには道具だけでなく書き方についての知識も必要です。たとえば鉛筆の持ち方や削り方、描いているときの姿勢など。初心者の場合、いつも行っているような鉛筆の使い方や姿勢で構わないだろうと考えがちですが、デッサンを行うときにはそれに適した方法があります。
たとえば、デッサンを行うときの基本となるのが、描き始めたら椅子の場所を変えてはいけないということ。一度場所を変えてしまうだけでも目線が変わってしまうため、対象を見る角度が変わってしまいます。ほんの少し角度が変わっただけでもデッサンには大きな影響を与えてしまうもの。描いている間は目線を変えないというのは基本中の基本ですが、この基本を身につけなければ正しいデッサンを行うことはできません。
03鉛筆デッサンは独学で学べるか?
これから鉛筆デッサンを始める人の中には、まずは独学でと考えている方もいらっしゃるかもしれません。では、鉛筆デッサンは独学で学ぶことができるのでしょうか。
3-1独学とは?
この場合の独学とは、スクールで学ばない、指導者がいないという状態を指しています。
結論から言えば、スクールに通わず、指導者がいなくても独学で鉛筆スケッチを学ぶことは可能。たとえば、鉛筆スケッチに関する本や、インターネット上の知識などを活用するだけでも、ある程度の知識と技術を知ることができます。
特に役立つのが動画サイト。動画サイトでは実際のデッサンの様子を知ることができるため、独学を行う場合、非常に役立ちます。
3-2独学のメリット
実は鉛筆デッサンを独学で行うことには様々なメリットがあります。
まず大きなメリットが費用面。スクールなどに通った場合、学費としてまとまった金額が必要になりますが、書籍などを購入して独学を行えば、学費とはくらべものにならないほどリーズナブルな費用でデッサンを学ぶことができます。インターネットや動画サイトなどを活用すれば、最低限の費用で学ぶことができます。
また、時間や場所の制約がないという点も大きなメリット。家事や仕事などで忙しい人の場合、どうしてもスクールに通うのは難しいものですが、独学であれば自分のペースで学び続けることができます。
04独学で鉛筆デッサンを学ぶリスク
独学で鉛筆デッサンを学ぶことにはメリットも多いもの。しかし、同時にデメリットやリスクも考えておかなければなりません。
4-1独学のデメリット
鉛筆デッサンに限らず、どのような分野でも独学で学ぼうとした場合、まず何を学ぶのかということを自分で考えなければいけません。
動画サイトやインターネットだけでも、鉛筆スケッチに関して膨大な情報が揃っているもの。情報量が多いのはよいことですが、その中から自分に合った情報を探すためには非常に時間がかかります。また、ネットの情報の場合、信ぴょう性が低かったり、間違った内容が出回っていたりという可能性も。
そのため、スクールに通う場合に比べて、どうしても学習の効率が悪くなってしまいます。
さらに自分に必要な知識だけを探していくと、体系的な知識を身につけるのが難しくなります。
特に鉛筆デッサンに関しては、客観的な評価が重要なもの。自分が描いたデッサンを第三者に評価してもらうことで、初めて自分の足らない部分や優れている部分を知ることができます。
しかし独学の場合には自分しか見ている人がいないため、自分の作品に対する客観的意見をもらえません。
それに加えて、独学では他人のデッサンを見たり、比べたりする機会が少ないもの。鉛筆デッサンは他人のデッサンから学ぶことも多く、人と比べることができないと、結局は自己満足のデッサンで終わってしまうという可能性もあります。
4-2独学のリスク
先ほど述べたように、ネットの情報には誤りも多く含まれているもの。それに比べると書籍の情報は正確ですが、どうしても古い本が多いため、最新の知識を身につけられないというリスクがあります。
特に初心者の場合、まだまだ知識が不足しているため、勉強する資料の誤りや考え方の偏りを見抜けない可能性も。
また、勉強内容が偏ったり、時間がかかってしまったりというのも独学のリスク。独学の場合、質問する指導者がいないため、ちょっとつまずいた点を解消したり、疑問点を解決することが難しく、それが原因でデッサン自体が嫌になってしまうことも少なくありません。
さらに怖いのが思い込みです。少しデッサンが上達した場合、自分のデッサンが完璧だと思い込んでしまうとそれ以上、進歩することができません。
もしスクールに通っている場合や指導者にデッサンを学んでいれば、問題点を指摘されたり、アドバイスを受ける機会が多いため、自分の作品の欠点に気づくことができますが、独学では指摘してくれる人がいないため、結果として思い込みのまま続けてしまったり、すぐに満足してしまうという可能性も。
そのほかにも、他人の影響を受ける機会がないというリスクもあります。デッサンなどの芸術の分野では他人の作品を見て刺激を受ける機会は欠かせないものですが、独学ではどうしてもその機会が少なくなります。
結果として、ある程度の知識は得られても、思うように上達しない可能性が高くなるといえるでしょう。
05まとめ
鉛筆デッサンを独学で行うことは決して不可能ではありません。ただし、独学にはリスクやデメリットも伴うもの。それらをしっかり理解して、自分に合った学びの方法を見つけてくださいね。
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Copyright © 2021 RYO SEKKEI ARCHITECT LEARNING SCHOOL All rights reserved.
鉛筆デッサンに必要な道具は、どこにでもあるものばかり。鉛筆、消しゴム、紙、鉛筆を削るカッターナイフの他には、デッサンの対象となるモチーフを置く白い布があれば、今すぐにでも始めることができます。
そのため、デッサンを始める人はまず「鉛筆デッサン」から取り組むことがおすすめです。
02鉛筆デッサンに必要な知識
デッサンといえば、単にモチーフを書くだけだと思っている方もいらっしゃいますが、実はそれは大きな間違いです。正しくデッサンを学ぶためには、様々な知識が必要になります。
2-1用具についての知識
正しいデッサンのためには、まず道具について正しい知識を身につける必要があります。
デッサンの道具の中心となるのが鉛筆と紙ですが、この二つだけでも様々な種類があります。
特に重要なのが鉛筆。鉛筆はどれでも一緒だと考えている人も少なくありませんが、メーカーによっても書き心地は大きくことなるもの。
さらに芯の硬さにも幅広いバリエーションがあります。鉛筆デッサンの場合、鉛筆だけで濃淡や明暗を表現しなければならないため、鉛筆の硬さを使い分けることは非常に重要。どの硬さの鉛筆を用いるとどんな表現につながるのかといった知識を身につけておかなければ思うようなデッサンはできません。
さらに紙もデッサンには非常に重要や役割を果たします。紙と鉛筆の相性や、紙自体の品質やざらつきによってもデッサンの出来栄えが変化します。
2-2基礎知識
デッサンには道具だけでなく書き方についての知識も必要です。たとえば鉛筆の持ち方や削り方、描いているときの姿勢など。初心者の場合、いつも行っているような鉛筆の使い方や姿勢で構わないだろうと考えがちですが、デッサンを行うときにはそれに適した方法があります。
たとえば、デッサンを行うときの基本となるのが、描き始めたら椅子の場所を変えてはいけないということ。一度場所を変えてしまうだけでも目線が変わってしまうため、対象を見る角度が変わってしまいます。ほんの少し角度が変わっただけでもデッサンには大きな影響を与えてしまうもの。描いている間は目線を変えないというのは基本中の基本ですが、この基本を身につけなければ正しいデッサンを行うことはできません。
03鉛筆デッサンは独学で学べるか?
これから鉛筆デッサンを始める人の中には、まずは独学でと考えている方もいらっしゃるかもしれません。では、鉛筆デッサンは独学で学ぶことができるのでしょうか。
3-1独学とは?
この場合の独学とは、スクールで学ばない、指導者がいないという状態を指しています。
結論から言えば、スクールに通わず、指導者がいなくても独学で鉛筆スケッチを学ぶことは可能。たとえば、鉛筆スケッチに関する本や、インターネット上の知識などを活用するだけでも、ある程度の知識と技術を知ることができます。
特に役立つのが動画サイト。動画サイトでは実際のデッサンの様子を知ることができるため、独学を行う場合、非常に役立ちます。
3-2独学のメリット
実は鉛筆デッサンを独学で行うことには様々なメリットがあります。
まず大きなメリットが費用面。スクールなどに通った場合、学費としてまとまった金額が必要になりますが、書籍などを購入して独学を行えば、学費とはくらべものにならないほどリーズナブルな費用でデッサンを学ぶことができます。インターネットや動画サイトなどを活用すれば、最低限の費用で学ぶことができます。
また、時間や場所の制約がないという点も大きなメリット。家事や仕事などで忙しい人の場合、どうしてもスクールに通うのは難しいものですが、独学であれば自分のペースで学び続けることができます。
04独学で鉛筆デッサンを学ぶリスク
独学で鉛筆デッサンを学ぶことにはメリットも多いもの。しかし、同時にデメリットやリスクも考えておかなければなりません。
4-1独学のデメリット
鉛筆デッサンに限らず、どのような分野でも独学で学ぼうとした場合、まず何を学ぶのかということを自分で考えなければいけません。
動画サイトやインターネットだけでも、鉛筆スケッチに関して膨大な情報が揃っているもの。情報量が多いのはよいことですが、その中から自分に合った情報を探すためには非常に時間がかかります。また、ネットの情報の場合、信ぴょう性が低かったり、間違った内容が出回っていたりという可能性も。
そのため、スクールに通う場合に比べて、どうしても学習の効率が悪くなってしまいます。
さらに自分に必要な知識だけを探していくと、体系的な知識を身につけるのが難しくなります。
特に鉛筆デッサンに関しては、客観的な評価が重要なもの。自分が描いたデッサンを第三者に評価してもらうことで、初めて自分の足らない部分や優れている部分を知ることができます。
しかし独学の場合には自分しか見ている人がいないため、自分の作品に対する客観的意見をもらえません。
それに加えて、独学では他人のデッサンを見たり、比べたりする機会が少ないもの。鉛筆デッサンは他人のデッサンから学ぶことも多く、人と比べることができないと、結局は自己満足のデッサンで終わってしまうという可能性もあります。
4-2独学のリスク
先ほど述べたように、ネットの情報には誤りも多く含まれているもの。それに比べると書籍の情報は正確ですが、どうしても古い本が多いため、最新の知識を身につけられないというリスクがあります。
特に初心者の場合、まだまだ知識が不足しているため、勉強する資料の誤りや考え方の偏りを見抜けない可能性も。
また、勉強内容が偏ったり、時間がかかってしまったりというのも独学のリスク。独学の場合、質問する指導者がいないため、ちょっとつまずいた点を解消したり、疑問点を解決することが難しく、それが原因でデッサン自体が嫌になってしまうことも少なくありません。
さらに怖いのが思い込みです。少しデッサンが上達した場合、自分のデッサンが完璧だと思い込んでしまうとそれ以上、進歩することができません。
もしスクールに通っている場合や指導者にデッサンを学んでいれば、問題点を指摘されたり、アドバイスを受ける機会が多いため、自分の作品の欠点に気づくことができますが、独学では指摘してくれる人がいないため、結果として思い込みのまま続けてしまったり、すぐに満足してしまうという可能性も。
そのほかにも、他人の影響を受ける機会がないというリスクもあります。デッサンなどの芸術の分野では他人の作品を見て刺激を受ける機会は欠かせないものですが、独学ではどうしてもその機会が少なくなります。
結果として、ある程度の知識は得られても、思うように上達しない可能性が高くなるといえるでしょう。
05まとめ
鉛筆デッサンを独学で行うことは決して不可能ではありません。ただし、独学にはリスクやデメリットも伴うもの。それらをしっかり理解して、自分に合った学びの方法を見つけてくださいね。
70,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
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2-1用具についての知識
正しいデッサンのためには、まず道具について正しい知識を身につける必要があります。
デッサンの道具の中心となるのが鉛筆と紙ですが、この二つだけでも様々な種類があります。
特に重要なのが鉛筆。鉛筆はどれでも一緒だと考えている人も少なくありませんが、メーカーによっても書き心地は大きくことなるもの。
さらに芯の硬さにも幅広いバリエーションがあります。鉛筆デッサンの場合、鉛筆だけで濃淡や明暗を表現しなければならないため、鉛筆の硬さを使い分けることは非常に重要。どの硬さの鉛筆を用いるとどんな表現につながるのかといった知識を身につけておかなければ思うようなデッサンはできません。
さらに紙もデッサンには非常に重要や役割を果たします。紙と鉛筆の相性や、紙自体の品質やざらつきによってもデッサンの出来栄えが変化します。
2-2基礎知識
デッサンには道具だけでなく書き方についての知識も必要です。たとえば鉛筆の持ち方や削り方、描いているときの姿勢など。初心者の場合、いつも行っているような鉛筆の使い方や姿勢で構わないだろうと考えがちですが、デッサンを行うときにはそれに適した方法があります。
たとえば、デッサンを行うときの基本となるのが、描き始めたら椅子の場所を変えてはいけないということ。一度場所を変えてしまうだけでも目線が変わってしまうため、対象を見る角度が変わってしまいます。ほんの少し角度が変わっただけでもデッサンには大きな影響を与えてしまうもの。描いている間は目線を変えないというのは基本中の基本ですが、この基本を身につけなければ正しいデッサンを行うことはできません。
03鉛筆デッサンは独学で学べるか?
これから鉛筆デッサンを始める人の中には、まずは独学でと考えている方もいらっしゃるかもしれません。では、鉛筆デッサンは独学で学ぶことができるのでしょうか。
3-1独学とは?
この場合の独学とは、スクールで学ばない、指導者がいないという状態を指しています。
結論から言えば、スクールに通わず、指導者がいなくても独学で鉛筆スケッチを学ぶことは可能。たとえば、鉛筆スケッチに関する本や、インターネット上の知識などを活用するだけでも、ある程度の知識と技術を知ることができます。
特に役立つのが動画サイト。動画サイトでは実際のデッサンの様子を知ることができるため、独学を行う場合、非常に役立ちます。
3-2独学のメリット
実は鉛筆デッサンを独学で行うことには様々なメリットがあります。
まず大きなメリットが費用面。スクールなどに通った場合、学費としてまとまった金額が必要になりますが、書籍などを購入して独学を行えば、学費とはくらべものにならないほどリーズナブルな費用でデッサンを学ぶことができます。インターネットや動画サイトなどを活用すれば、最低限の費用で学ぶことができます。
また、時間や場所の制約がないという点も大きなメリット。家事や仕事などで忙しい人の場合、どうしてもスクールに通うのは難しいものですが、独学であれば自分のペースで学び続けることができます。
04独学で鉛筆デッサンを学ぶリスク
独学で鉛筆デッサンを学ぶことにはメリットも多いもの。しかし、同時にデメリットやリスクも考えておかなければなりません。
4-1独学のデメリット
鉛筆デッサンに限らず、どのような分野でも独学で学ぼうとした場合、まず何を学ぶのかということを自分で考えなければいけません。
動画サイトやインターネットだけでも、鉛筆スケッチに関して膨大な情報が揃っているもの。情報量が多いのはよいことですが、その中から自分に合った情報を探すためには非常に時間がかかります。また、ネットの情報の場合、信ぴょう性が低かったり、間違った内容が出回っていたりという可能性も。
そのため、スクールに通う場合に比べて、どうしても学習の効率が悪くなってしまいます。
さらに自分に必要な知識だけを探していくと、体系的な知識を身につけるのが難しくなります。
特に鉛筆デッサンに関しては、客観的な評価が重要なもの。自分が描いたデッサンを第三者に評価してもらうことで、初めて自分の足らない部分や優れている部分を知ることができます。
しかし独学の場合には自分しか見ている人がいないため、自分の作品に対する客観的意見をもらえません。
それに加えて、独学では他人のデッサンを見たり、比べたりする機会が少ないもの。鉛筆デッサンは他人のデッサンから学ぶことも多く、人と比べることができないと、結局は自己満足のデッサンで終わってしまうという可能性もあります。
4-2独学のリスク
先ほど述べたように、ネットの情報には誤りも多く含まれているもの。それに比べると書籍の情報は正確ですが、どうしても古い本が多いため、最新の知識を身につけられないというリスクがあります。
特に初心者の場合、まだまだ知識が不足しているため、勉強する資料の誤りや考え方の偏りを見抜けない可能性も。
また、勉強内容が偏ったり、時間がかかってしまったりというのも独学のリスク。独学の場合、質問する指導者がいないため、ちょっとつまずいた点を解消したり、疑問点を解決することが難しく、それが原因でデッサン自体が嫌になってしまうことも少なくありません。
さらに怖いのが思い込みです。少しデッサンが上達した場合、自分のデッサンが完璧だと思い込んでしまうとそれ以上、進歩することができません。
もしスクールに通っている場合や指導者にデッサンを学んでいれば、問題点を指摘されたり、アドバイスを受ける機会が多いため、自分の作品の欠点に気づくことができますが、独学では指摘してくれる人がいないため、結果として思い込みのまま続けてしまったり、すぐに満足してしまうという可能性も。
そのほかにも、他人の影響を受ける機会がないというリスクもあります。デッサンなどの芸術の分野では他人の作品を見て刺激を受ける機会は欠かせないものですが、独学ではどうしてもその機会が少なくなります。
結果として、ある程度の知識は得られても、思うように上達しない可能性が高くなるといえるでしょう。
05まとめ
鉛筆デッサンを独学で行うことは決して不可能ではありません。ただし、独学にはリスクやデメリットも伴うもの。それらをしっかり理解して、自分に合った学びの方法を見つけてくださいね。
70,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
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3-1独学とは?
この場合の独学とは、スクールで学ばない、指導者がいないという状態を指しています。
結論から言えば、スクールに通わず、指導者がいなくても独学で鉛筆スケッチを学ぶことは可能。たとえば、鉛筆スケッチに関する本や、インターネット上の知識などを活用するだけでも、ある程度の知識と技術を知ることができます。
特に役立つのが動画サイト。動画サイトでは実際のデッサンの様子を知ることができるため、独学を行う場合、非常に役立ちます。
3-2独学のメリット
実は鉛筆デッサンを独学で行うことには様々なメリットがあります。
まず大きなメリットが費用面。スクールなどに通った場合、学費としてまとまった金額が必要になりますが、書籍などを購入して独学を行えば、学費とはくらべものにならないほどリーズナブルな費用でデッサンを学ぶことができます。インターネットや動画サイトなどを活用すれば、最低限の費用で学ぶことができます。
また、時間や場所の制約がないという点も大きなメリット。家事や仕事などで忙しい人の場合、どうしてもスクールに通うのは難しいものですが、独学であれば自分のペースで学び続けることができます。
04独学で鉛筆デッサンを学ぶリスク
独学で鉛筆デッサンを学ぶことにはメリットも多いもの。しかし、同時にデメリットやリスクも考えておかなければなりません。
4-1独学のデメリット
鉛筆デッサンに限らず、どのような分野でも独学で学ぼうとした場合、まず何を学ぶのかということを自分で考えなければいけません。
動画サイトやインターネットだけでも、鉛筆スケッチに関して膨大な情報が揃っているもの。情報量が多いのはよいことですが、その中から自分に合った情報を探すためには非常に時間がかかります。また、ネットの情報の場合、信ぴょう性が低かったり、間違った内容が出回っていたりという可能性も。
そのため、スクールに通う場合に比べて、どうしても学習の効率が悪くなってしまいます。
さらに自分に必要な知識だけを探していくと、体系的な知識を身につけるのが難しくなります。
特に鉛筆デッサンに関しては、客観的な評価が重要なもの。自分が描いたデッサンを第三者に評価してもらうことで、初めて自分の足らない部分や優れている部分を知ることができます。
しかし独学の場合には自分しか見ている人がいないため、自分の作品に対する客観的意見をもらえません。
それに加えて、独学では他人のデッサンを見たり、比べたりする機会が少ないもの。鉛筆デッサンは他人のデッサンから学ぶことも多く、人と比べることができないと、結局は自己満足のデッサンで終わってしまうという可能性もあります。
4-2独学のリスク
先ほど述べたように、ネットの情報には誤りも多く含まれているもの。それに比べると書籍の情報は正確ですが、どうしても古い本が多いため、最新の知識を身につけられないというリスクがあります。
特に初心者の場合、まだまだ知識が不足しているため、勉強する資料の誤りや考え方の偏りを見抜けない可能性も。
また、勉強内容が偏ったり、時間がかかってしまったりというのも独学のリスク。独学の場合、質問する指導者がいないため、ちょっとつまずいた点を解消したり、疑問点を解決することが難しく、それが原因でデッサン自体が嫌になってしまうことも少なくありません。
さらに怖いのが思い込みです。少しデッサンが上達した場合、自分のデッサンが完璧だと思い込んでしまうとそれ以上、進歩することができません。
もしスクールに通っている場合や指導者にデッサンを学んでいれば、問題点を指摘されたり、アドバイスを受ける機会が多いため、自分の作品の欠点に気づくことができますが、独学では指摘してくれる人がいないため、結果として思い込みのまま続けてしまったり、すぐに満足してしまうという可能性も。
そのほかにも、他人の影響を受ける機会がないというリスクもあります。デッサンなどの芸術の分野では他人の作品を見て刺激を受ける機会は欠かせないものですが、独学ではどうしてもその機会が少なくなります。
結果として、ある程度の知識は得られても、思うように上達しない可能性が高くなるといえるでしょう。
05まとめ
鉛筆デッサンを独学で行うことは決して不可能ではありません。ただし、独学にはリスクやデメリットも伴うもの。それらをしっかり理解して、自分に合った学びの方法を見つけてくださいね。
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4-1独学のデメリット
鉛筆デッサンに限らず、どのような分野でも独学で学ぼうとした場合、まず何を学ぶのかということを自分で考えなければいけません。
動画サイトやインターネットだけでも、鉛筆スケッチに関して膨大な情報が揃っているもの。情報量が多いのはよいことですが、その中から自分に合った情報を探すためには非常に時間がかかります。また、ネットの情報の場合、信ぴょう性が低かったり、間違った内容が出回っていたりという可能性も。
そのため、スクールに通う場合に比べて、どうしても学習の効率が悪くなってしまいます。
さらに自分に必要な知識だけを探していくと、体系的な知識を身につけるのが難しくなります。
特に鉛筆デッサンに関しては、客観的な評価が重要なもの。自分が描いたデッサンを第三者に評価してもらうことで、初めて自分の足らない部分や優れている部分を知ることができます。
しかし独学の場合には自分しか見ている人がいないため、自分の作品に対する客観的意見をもらえません。
それに加えて、独学では他人のデッサンを見たり、比べたりする機会が少ないもの。鉛筆デッサンは他人のデッサンから学ぶことも多く、人と比べることができないと、結局は自己満足のデッサンで終わってしまうという可能性もあります。
4-2独学のリスク
先ほど述べたように、ネットの情報には誤りも多く含まれているもの。それに比べると書籍の情報は正確ですが、どうしても古い本が多いため、最新の知識を身につけられないというリスクがあります。
特に初心者の場合、まだまだ知識が不足しているため、勉強する資料の誤りや考え方の偏りを見抜けない可能性も。
また、勉強内容が偏ったり、時間がかかってしまったりというのも独学のリスク。独学の場合、質問する指導者がいないため、ちょっとつまずいた点を解消したり、疑問点を解決することが難しく、それが原因でデッサン自体が嫌になってしまうことも少なくありません。
さらに怖いのが思い込みです。少しデッサンが上達した場合、自分のデッサンが完璧だと思い込んでしまうとそれ以上、進歩することができません。
もしスクールに通っている場合や指導者にデッサンを学んでいれば、問題点を指摘されたり、アドバイスを受ける機会が多いため、自分の作品の欠点に気づくことができますが、独学では指摘してくれる人がいないため、結果として思い込みのまま続けてしまったり、すぐに満足してしまうという可能性も。
そのほかにも、他人の影響を受ける機会がないというリスクもあります。デッサンなどの芸術の分野では他人の作品を見て刺激を受ける機会は欠かせないものですが、独学ではどうしてもその機会が少なくなります。
結果として、ある程度の知識は得られても、思うように上達しない可能性が高くなるといえるでしょう。