風水と白い財布

風水では白は、金の気をもつ色とされています。そのため、金色や銀色と同じように、風水では金運アップに効果のある色として扱われています。ただし、同じ金の気をもつといっても、その金運力は金色とは異なり、お金を引き込むというベクトルには向かいません。白の象徴する金運とは、お金が出て行きにくい、という意味であり、その結果として蓄財をもたらします。どちらかといえば、黒色に近い金運をもたらすと捉えればよいでしょう。白と黒は見た目は相反するように映りますが、金運に関しては似たような効果をもっていることは、興味深いことです。相反する色の組み合わせながらも、白と黒を組み合わせたモノトーンのインテリアは、見た目にも鮮やかで人気があることからもわかるように、白と黒には深いところで共鳴し合うなにかが秘められているようです。
世の中が不景気なせいか､昨今は節約をテーマにした企画が、雑誌やテレビなどで頻繁に組まれています。節約を目指すうえで、白い財布は最適といえるでしょう。節約したいという思いがあれば、白い財布はその思いに共鳴して、お金の流出を防いでくれます。現実的な節約ばかりでなく、不慮のトラブルによる急な支出も、白い財布には抑える力があります。金色のように湯水のようにお金を引き込む力はないものの、出て行く方をしっかり抑えてくれるため、家計は安定して、余裕が自然に生まれます。じわじわと金運を上げてくれるため、副作用がないことも白のすぐれたポイントです。金色はたしかにお金の入りをよくしますが、その分、出ていくお金も大きくなります。作用と反作用の法則は、気の世界でも変わることがありません。急激によく効く薬は、その反面劇薬にも変わります。運気は欲張ることなく、少しずつ地道に上向かせた方が反動が少なく、結果的には幸運をもたらします。