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フラワーアレンジメントデザイナー

初心者でもOK!フラワーアレンジメントの簡単な作り方

女子であれば一度はチャレンジしてみたいフラワーアレンジメント。お花をキレイに飾ることができれば、部屋が明るくなるだけでなく、お友達を招いてみたくなるものです。しかし、実際にやってみようとしても何から始めればいいのかよく分からなくて始めの一歩がなかなか踏み出せない・・・、今回はそんな方に、フラワーアレンジメントの簡単な作り方や注意点をご紹介します。

初心者でもOK!フラワーアレンジメントの簡単な作り方
目次

01フラワーアレンジメントに必要な道具や材料

フラワーアレンジメントを始めるためには、いくつかの道具が必要になります。

1-1花鋏

フラワーアレンジメントを始めるとき、あると便利なのが花鋏です。花鋏は花の茎をカットするときに使用する専門のハサミ。もちろん普通のハサミでもできなくはありませんが、切れ味が悪いため、力が必要になったり、時間がかかってしまいます。その点、花鋏は歯の角度が鋭角になっているため、女性でも力が要らず、簡単に茎をカットできるだけでなく、断面の繊維などを潰さずにすぱっと切り落とすことができるため、水の吸い上げもよくなり、アレンジしたお花も長生きします。最近では100円ショップでも販売されているため、まず手始めに購入することをおすすめします。

1-2花を飾る器

フラワーアレンジメントを始めるときに必要になるのは、花を飾るための器です。と言っても、器は特別なものである必要はありません。水を溜めることができれば、ボウルなどでも構いません。ただし、あまりにもそっけないものではつまらないので、おしゃれな器を探してみるとよいでしょう。なお、フラワーアレンジメントの初心者にとっては深めの器のほうが扱いが簡単です。

1-3オアシス

「オアシス」とは、フラワーアレンジメントで使用する吸水性の高いスポンジのことです。フラワーアレンジメントの根元をのぞき込むと、緑色のスポンジが見えますが、そのスポンジがオアシスです。オアシスはもともとは商品名で、正式には「フローラルフォーム」と呼びますが、お店などではオアシスでも通じます。
オアシスは100円ショップでも購入できるほか、お花屋さんでも販売されています。100均のものはリーズナブルですが、質が悪いものもあると言われていることもあり、お花について相談もできるお花屋さんで購入することをおすすめします。

1-4花・葉物

フラワーアレンジメントでもっとも重要なのがお花と葉物です。自分のイメージや飾りたいお花を購入するのが一番ですが、慣れないうちはお花屋さんに相談してみるのがいいでしょう。これからフラワーアレンジメントをやってみたいということを伝えれば、手ごろなお花と葉物を勧めてくれるはずです。

02フラワーアレンジメントの基本の生け方

フラワーアレンジメントの基本の生け方についてご紹介しましょう。

2-1下準備

フラワーアレンジメントを始める前には、いくつか下準備をしておきましょう。まずしておきたいのはお花の水揚げ。水揚げとは、お花の水の吸い上げをよくすることで、お花を長持ちさせることです。水の中で茎をカットしておくと、切り口から空気が入ることを防ぎ、お花を長持ちさせることができます。
この水揚げと同時に、葉を落とす剪定、オアシスを水に漬けて吸水させておきましょう。

2-2最初はラウンド型がおすすめ

初心者の場合、おすすめは「ラウンド型」。ラウンド型は半球形の形にアレンジすることで、どこから見ても丸い仕上がりになります。ラウンド型はフラワーアレンジメントの基本の形で、初心者にとってもアレンジしやすいのが特徴です。

2-3ラウンドに挿すコツ

キレイなラウンド型を作るには、まず真ん中に目印となる大きなお花を挿すこと。そこから丸くなるように花を挿していきますが、花器の下に丸い紙などを置いておくと、ガイドラインの役割を果たしてくれます。また、大き目の花を最初に配置して、次に小さな花で穴を埋めていくようにすると、きれいな球形を作ることができます。

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03見映えをよくするポイント

慣れてくると楽しいフラワーアレンジメント。初心者でも見栄えをよくする方法を紹介します。

3-1動きをつける(手前を低く、奥を高く)

初心者の場合、どうしてものっぺりとしたアレンジになりがちですが、それを防ぐには動きをつけることがおすすめです。たとえば、手前を低くして奥を高くするなど、縦方向の長さを変えると、動きのあるアレンジとなります。

3-2花を傾ける

花器に対して、お花を斜めに挿すのも動きをつけるために有効です。自由なイメージが生まれるので、初心者でも上級者っぽいアレンジができます。

3-3花の種類はできるだけシンプルに

最初はついつい多くの種類の花を使ってしまいたくなりますが、最初はシンプルにまとめるのがポイント。多くても3種類ほどで、同系色を選ぶとまとまりやすくなります。

3-4花を生ける高さに注意

花を生けるとき、高さに気を付けると立体感のある仕上がりになります。目安は器の高さの2倍。それ以上高くすると、不安定な印象になってしまいます。

3-5主役と脇役をはっきりさせる

花を挿すときには、主役を決めるのも大切なポイント。さらに、大きなものは低い位置に、細いものは高い位置に挿すとバランスのよいアレンジになります。

3-6身近にあるものを花器に

アレンジするときに、身近なものを花器に使うとシンプルでおしゃれな雰囲気になります。空きボトルや空き缶、グラスなど身近なものを活用してみましょう。

04フラワーアレンジメントの注意点

初心者にとってはハードルが高く感じるフラワーアレンジメント。初心者が陥りがちな注意点について解説します。

4-1材料が分からない

まずどの花や葉を選ぶべきかというのは初心者にとって悩ましいところ。その場合は、ぜひお花屋さんを活用しましょう。花のプロであるお花屋さんは知識も豊富で、種類にも詳しい人ばかり。質問すれば親切に教えてくれますよ。

4-2すぐに枯らしてしまう

せっかく作ったフラワーアレンジメントがすぐに枯れてしまうというのは悲しいものです。もし花が早く枯れてしまう場合、水揚げが不足している、気温の変化の高い場所や、直射日光に当たる場所に置いているという可能性があります。

4-3デザインが分からない

最初にフラワーアレンジメントに挑戦するとき、どうデザインしていいのかわからないというのは当然のこと。そういったときには、まずはプロの作品を真似してみましょう。もちろんプロのようにはいきませんが、慣れてくればコツがつかめるはず。いくつも作品を作っていくと、必ず上達するのがフラワーアレンジメントの魅力です。

05フラワーアレンジメントの基本型

フラワーアレンジメントにはいくつか基本の形があります。

5-1ドーム

ドームは「ラウンド」と呼ばれる半球形の形。どこから見ても丸く仕上げるのが特徴です。

5-2トライアングル

一番高い頂点と、低い位置に二つの角を作って三角形に仕上げるのがトライアングルです。ボリュームがあるため、ゴージャスで華やかな印象のあるデザインです。

5-3ホリゾント

中央に大きな花を使い、水平方向に広げていくのがホリゾントです。両端に行くにしたがって小さな花を使うのが特徴です。

5-4バーチカル

縦のラインを強調したデザインがバーティカルです。枝葉を取り除いた素材を使うため、すっきりとしたラインにんらいます。

5-5Lシェイプ

縦に加えて、片方にラインを伸ばしてL字を作るのがLシェイプです。反対側に横のラインを伸ばすと逆L型と呼ばれます。

5-6ホガース

S字のラインに全体の流れをまとめるのが「ホガース」。イギリスの画家であるホガースのサインの形からこの名前で呼ばれています。

5-7コーン

円錐形のコーン型は、分かりやすく言えばクリスマスツリーの形。シンプルで飽きのこないデザインです。

5-8オーバル

たくさんの花の種類を使い、楕円形にデザインするのがオーバルです。種類が多いときにはおすすめのアレンジです。

5-9クレッセント

クレッセントは三日月形のデザインが特徴。高い部分を細く、低い部分にボリュームを出すと美しいラインが生まれます。

5-10ラジエーション

扇を広げた放射状のデザインがラジエーション。花や葉の大小を問わず使用できるアレンジメントの形です。

5-11インバーテッドT

インバーテッドTはアルファベットの「T」を上下逆にした形。シャープな印象を与え、非常に目を引くデザインです。

06まとめ

敷居が高そうに見えても、基本さえ知っていれば意外と簡単なフラワーアレンジメント。あなたもぜひ挑戦してみては?

この講座は!プロの監修を受けています!

講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
原口光恵
原口光恵 先生
フラワーアレンジメント専門家
1971年生まれ。福岡市出身。OL経験が長い中、子育てを経て何か別の道を考えていたところ、お花に出会う。元々、花の加工に興味があり、ドライフラワーの製法を独学で身につける。現在は、フラワーアレンジメントのスペシャリストとして、講師活動・レッスン・作品販売を行う。
原口光恵

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