ガーデニングに必要な道具とは
庭やベランダで植物を育てるガーデニング。素敵なお庭づくりに興味を持っている人も多いのではないでしょうか。自分でもやってみよう、そう思ったとき、気になるのが最初に揃えなくてはならない道具です。今回は、ガーデニングに必要な基本的な道具やあると便利なもの、初心者でもわかりやすいプランターの選び方などについて紹介します。
- 目次
01ガーデニングに必要な基本道具
ガーデニングを始めるときには、いくつか必要な基本的な道具があります。これらの基本グッズはホームセンターやガーデニング専門店でも購入が可能ですが、百円ショップでそろえることもできるので、まずは手ごろな道具を選んで使ってみるのがおすすめです。
1-1シャベルやスコップ
ガーデニングに必要なものといえば、まずはシャベルやスコップです。土を掘り返したり混ぜたりするほかにも、専門店では「移植ごて」と呼ばれるように、植物を移動するときにも使用します。
これらシャベルやスコップには様々な形状のものがあります。大きな違いは先が太いか細いかで、太いものは土を掘る、植物を植え付けるといった場合に使用します。一方、先の細いものは鉢植えを植え替えるとき、体重や力を集中できるため、女性でも使いやすいというメリットがあります。
通常は先の広いものが一般的ですが、可能であれば先の太いものと細いものを両方揃えておくと便利です。
鉢植えやプランターではなく、庭に植物を植える場合は大きなスコップもあると便利です。
これらシャベルやスコップを選ぶときは、柄に注目。実際に手に持ってみて、握りやすいものや扱いのよいものを選ぶといいでしょう。また、柄の付け根がしっかりしているかどうかもポイントのひとつ。デザイン重視のものの場合、付け根がしっかりしていない、力を入れにくいと言った場合もあります。
スコップを選ぶときにもやはり持ちやすいものや、重すぎないものがよいでしょう。スコップの場合には、足をのせて体重を使って土に掘り込む使い方をすることも多いため、安定がよく、柄の長さが身体に合ったものを選びましょう。
シャベルもスコップも素材は様々ですが、最初は予算に応じたものを選ぶとよいでしょう。
1-2じょうろ
シャベルやスコップと同様、じょうろもガーデニングでは欠かせない道具のひとつです。じょうろにも様々なタイプがありますが、便利なのは「蓮口」が取り外せるもの。蓮口とは、小さな穴がいくつも開いているじょうろの先の部分で、この蓮口が取り外せる場合、広い面積にまんべんなく水をやりたい場合には蓮口をつけて、鉢の狭いところに水をやりたい場合には蓮口を外してといった使い分けができます。特に苗から植物を育てる場合、蓮口がついていないタイプでは土がえぐれて根が露出し、植物が傷んでしまう場合もあります。
じょうろは通常3リットルから6リットル程度の容量が一般的です。水が入らないものは何度も水をくまなければいけませんが、たくさん入るものの場合、水を入れると非常に重くなってしまいます。そのため、じょうろの容量は水をやる面積と、どの程度なら持てるかといった条件を考えて選ぶとよいでしょう。
なお、庭が広い、鉢やプランターがたくさんあるといった場合、一度に水をやれる散水ホースがあると便利です。散水ホースも水をシャワーや霧状にできるもの、切り替えを手元でできるものなど様々なタイプがありますが、こちらも予算に合わせて無理のない範囲で選びましょう。
1-3はさみ
ガーデニングでは枝をカットし、枯れた葉や花を取り除くなど、はさみは出番の多い道具です。家庭用のはさみでも代用できますが、太い茎も簡単に切ることができ、切り口もきれいに保てるため、園芸用のはさみはひとつは揃えておいたほうがよいでしょう。園芸用のハサミを選ぶポイントは手のサイズに合った持ちやすいものを選ぶこと。はさみの素材はピンからキリまであり、価格も非常に高価なものから百円ショップで購入できるものまで様々ですが、最初は手入れのしやすいステンレスのもので、グリップは握りやすいラバー加工のものがよいでしょう。
なお、必須の道具というわけではありませんが、園芸用のグローブもあると便利なもののひとつ。ガーデニングは土を掘り起こしたり、とげやささくれのある植物を扱うだけでなく、はさみを扱うときもグローブをしていると力が入ったり、手が滑ったりしたときのケガを防ぐことができます。
1-4植木鉢・プランター
もし庭がない場合、ベランダでガーデニングを楽しむなら植木鉢やプランターは必須の道具。サイズや素材、デザインなどは多種多様なので、自分の好みやイメージする庭に合わせて選ぶとよいでしょう。ただし、土と植物が入った状態では重さが大きく変わるため、自分で扱える範囲のものを使用しましょう。
02あると便利なガーデニング道具
ガーデニングにはどうしても必要というわけではないものの、あると便利な道具もあります。特に、ガーデニングを楽しみたい、お洒落にガーデニングをしたいという方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
2-1エプロン
ガーデニングを行うときには、土や水はねなどの汚れから身を守るために、汚れてもよい服装で行うのが一般的ですが、お洒落にガーデニングを楽しみたいというときには、ガーデニング用のエプロンがおすすめ。ガーデニング用のエプロンは豊富な柄やデザイン、カラーバリエーションなどがあり、ちょっとリッチな気分でガーデニングを楽しむことができます。さらに、エプロンの場合には、小さなポケットがあるため、細かいものなどを入れておけるなど、実用性も兼ね備えているというメリットもあります。ガーデニング用のエプロンは園芸が趣味という方へのプレゼントにも役立ちます。
2-2ガーデニングブーツ
ガーデニングブーツはガーデニング専用の長靴です。ガーデニングブーツを履いておけば、土や水が靴に入ることもなく、快適にガーデニングを楽しむことができます。さらに夏場のガーデニングといえば虫に悩まされることも少なくありませんが、ガーデニングブーツを使用すれば虫刺されなどを防ぐこともできます。
2-3ラベル
ガーデニングラベルは育てている花や植物の名前などを書いておくためのラベルです。素材やデザインなど、様々なものがありますが、自分の気に入ったものを使って手作りする方法もあります。
1-1シャベルやスコップ
ガーデニングに必要なものといえば、まずはシャベルやスコップです。土を掘り返したり混ぜたりするほかにも、専門店では「移植ごて」と呼ばれるように、植物を移動するときにも使用します。
これらシャベルやスコップには様々な形状のものがあります。大きな違いは先が太いか細いかで、太いものは土を掘る、植物を植え付けるといった場合に使用します。一方、先の細いものは鉢植えを植え替えるとき、体重や力を集中できるため、女性でも使いやすいというメリットがあります。
通常は先の広いものが一般的ですが、可能であれば先の太いものと細いものを両方揃えておくと便利です。
鉢植えやプランターではなく、庭に植物を植える場合は大きなスコップもあると便利です。
これらシャベルやスコップを選ぶときは、柄に注目。実際に手に持ってみて、握りやすいものや扱いのよいものを選ぶといいでしょう。また、柄の付け根がしっかりしているかどうかもポイントのひとつ。デザイン重視のものの場合、付け根がしっかりしていない、力を入れにくいと言った場合もあります。
スコップを選ぶときにもやはり持ちやすいものや、重すぎないものがよいでしょう。スコップの場合には、足をのせて体重を使って土に掘り込む使い方をすることも多いため、安定がよく、柄の長さが身体に合ったものを選びましょう。
シャベルもスコップも素材は様々ですが、最初は予算に応じたものを選ぶとよいでしょう。
1-2じょうろ
シャベルやスコップと同様、じょうろもガーデニングでは欠かせない道具のひとつです。じょうろにも様々なタイプがありますが、便利なのは「蓮口」が取り外せるもの。蓮口とは、小さな穴がいくつも開いているじょうろの先の部分で、この蓮口が取り外せる場合、広い面積にまんべんなく水をやりたい場合には蓮口をつけて、鉢の狭いところに水をやりたい場合には蓮口を外してといった使い分けができます。特に苗から植物を育てる場合、蓮口がついていないタイプでは土がえぐれて根が露出し、植物が傷んでしまう場合もあります。
じょうろは通常3リットルから6リットル程度の容量が一般的です。水が入らないものは何度も水をくまなければいけませんが、たくさん入るものの場合、水を入れると非常に重くなってしまいます。そのため、じょうろの容量は水をやる面積と、どの程度なら持てるかといった条件を考えて選ぶとよいでしょう。
なお、庭が広い、鉢やプランターがたくさんあるといった場合、一度に水をやれる散水ホースがあると便利です。散水ホースも水をシャワーや霧状にできるもの、切り替えを手元でできるものなど様々なタイプがありますが、こちらも予算に合わせて無理のない範囲で選びましょう。
1-3はさみ
ガーデニングでは枝をカットし、枯れた葉や花を取り除くなど、はさみは出番の多い道具です。家庭用のはさみでも代用できますが、太い茎も簡単に切ることができ、切り口もきれいに保てるため、園芸用のはさみはひとつは揃えておいたほうがよいでしょう。園芸用のハサミを選ぶポイントは手のサイズに合った持ちやすいものを選ぶこと。はさみの素材はピンからキリまであり、価格も非常に高価なものから百円ショップで購入できるものまで様々ですが、最初は手入れのしやすいステンレスのもので、グリップは握りやすいラバー加工のものがよいでしょう。
なお、必須の道具というわけではありませんが、園芸用のグローブもあると便利なもののひとつ。ガーデニングは土を掘り起こしたり、とげやささくれのある植物を扱うだけでなく、はさみを扱うときもグローブをしていると力が入ったり、手が滑ったりしたときのケガを防ぐことができます。
1-4植木鉢・プランター
もし庭がない場合、ベランダでガーデニングを楽しむなら植木鉢やプランターは必須の道具。サイズや素材、デザインなどは多種多様なので、自分の好みやイメージする庭に合わせて選ぶとよいでしょう。ただし、土と植物が入った状態では重さが大きく変わるため、自分で扱える範囲のものを使用しましょう。
2-1エプロン
ガーデニングを行うときには、土や水はねなどの汚れから身を守るために、汚れてもよい服装で行うのが一般的ですが、お洒落にガーデニングを楽しみたいというときには、ガーデニング用のエプロンがおすすめ。ガーデニング用のエプロンは豊富な柄やデザイン、カラーバリエーションなどがあり、ちょっとリッチな気分でガーデニングを楽しむことができます。さらに、エプロンの場合には、小さなポケットがあるため、細かいものなどを入れておけるなど、実用性も兼ね備えているというメリットもあります。ガーデニング用のエプロンは園芸が趣味という方へのプレゼントにも役立ちます。
2-2ガーデニングブーツ
ガーデニングブーツはガーデニング専用の長靴です。ガーデニングブーツを履いておけば、土や水が靴に入ることもなく、快適にガーデニングを楽しむことができます。さらに夏場のガーデニングといえば虫に悩まされることも少なくありませんが、ガーデニングブーツを使用すれば虫刺されなどを防ぐこともできます。
2-3ラベル
ガーデニングラベルは育てている花や植物の名前などを書いておくためのラベルです。素材やデザインなど、様々なものがありますが、自分の気に入ったものを使って手作りする方法もあります。
03プランターの選び方
プランターは植物を育てるときに大切な存在。プランターを選ぶときには、大きさや素材など、植物に合ったものを選ぶことが大切です。
3-1プランターの素材
プランター素材には、素焼きのものやプラスチック、木製のものがあります。素焼きのものは通気性・排水性に優れる反面、重く割れやすいというデメリットもあります。もっとも一般的なプラスチックのものは、軽く壊れにくい、保水性があるというメリットがありますが、水が抜けにくいという傾向があります。木製は通気性が良い反面、耐久性や重さの面で問題があります。
また、プランターを選ぶときは、成長する高さの三分の一程度の深さと大きさのものを選びましょう。なお、鉢は号数で大きさを表しますが、号数に3センチを掛けた数値が直径になるため、選ぶときの参考にしてみてはいかがでしょうか。
04まとめ
ガーデニングを始めるときには、いくつかの道具がありますが、それほど高価ではなく、気軽に手に入るものばかり。まずはどうしても必要なものだけを揃えて、必要に応じて買い足していくという方法がおすすめです。
3-1プランターの素材
プランター素材には、素焼きのものやプラスチック、木製のものがあります。素焼きのものは通気性・排水性に優れる反面、重く割れやすいというデメリットもあります。もっとも一般的なプラスチックのものは、軽く壊れにくい、保水性があるというメリットがありますが、水が抜けにくいという傾向があります。木製は通気性が良い反面、耐久性や重さの面で問題があります。
また、プランターを選ぶときは、成長する高さの三分の一程度の深さと大きさのものを選びましょう。なお、鉢は号数で大きさを表しますが、号数に3センチを掛けた数値が直径になるため、選ぶときの参考にしてみてはいかがでしょうか。
この講座は!プロの監修を受けています!
出版業界、園芸生花業界を経てガーデニング教室を設立。
フリーランスとして教室運営、カルチャー講座開講指導、ガーデンエクステリア施工請負。
店舗、在庫を持たないスタイルで活動している。
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