ホロスコープの読み方と天体の配置について
占星術で重要となるのが、ホロスコープと天体の配置です。ホロスコープと天体の配置を詳しく知ることは、基本的な性格や運命だけでなく、本当の自分の特徴や傾向など、様々なことを読み解くことにつながります。今回は、ホロスコープの読み方や天体が持つ意味などについてご紹介します。
- 目次
- 1. ホロスコープとは?
- 1-1. 西洋占星術に使用
- 1-2. 個々を占うための天体の配置図
- 1-3. 星占いでは太陽と12星座の位置で占う
- 2. ホロスコープの読み方
- 2-1. 自分を中心に地上と宇宙が広がっている
- 2-2. 12サイン(星座)中心から放射線状に12等分してある、性質をあらわす
- 2-3. 12ハウス エリア分けしたもの
- 2-4. アスペクト 天体と天体の角度
- 3. 天体がもつ意味
- 3-1. 太陽…基本性格
- 3-2. 月…感情
- 3-3. 水星…能力・コミュニケーションの傾向
- 3-4. 金星…美と愛情
- 3-5. 火星…情熱
- 3-6. 木星…発展
- 3-7. 土星…抑止
- 3-8. 天王星…変化
- 3-9. 海王星…直観
- 3-10. 冥王星…破壊と再生
- 4. ホロスコープの基本を知る
- 4-1. 出生図を読み解くために必要なものとは
- 4-2. 出生図はどうやって作成する?
- 4-3. 出生図はあなただけのものである
- 4-4. ごく稀に存在するアストロツイン
- 5. ホロスコープで星の状態を見てみよう
- 5-1. まずは星が入っている星座を見る
- 5-2. それぞれの星座の区分
- 5-3. 区分の偏りは個性
- 5-4. 星同士のアスペクトとは
- 5-5. 出生図を読み解く場合、オーブがある
- 5-6. マイナーアスペクトもある
- 5-7. 珍しいアスペクトや、ノーアスペクト
- 5-8. その他、度数や逆行など
- 6. 星がどのハウスにあるかをチェックしよう
- 6-1. ハウス一覧
- 6-2. ハウスとハウスの境界線付近は要チェック!
- 6-3. 各ハウスの星座もチェックする
- 6-4. 第10ハウスが12星座にある意味
- 7. ホロスコープ解読の応用編
- 7-1. コンビネーションで見ていく
- 7-2. ハウスをコンビネーションで読む
- 7-3. アスペクトがある星同士を見る
- 7-4. トランジットやプログレスで未来を予測する
- 8. 天体の配置で相性が分かる?星で相手との縁を読み解く
- 8-1. 相性は太陽星座だけでない?金星や月も重要
- 8-2. 水星と金星は、太陽と同じ星座になりやすい
- 8-3. お互いの星のアスペクトも関係する
- 8-4. コンポジット図で読み解くことも可能
- 9. ホロスコープでは自己分析や相性診断など、様々なことが可能である
- 10. まとめ
01ホロスコープとは?
1-1西洋占星術に使用
占いが好きな人なら誰でも経験したことがあるのが星占い。西洋占星術とこの星占いを同じものだと思っている人も少なくありませんが、実は星占いや星座占いと西洋占星術は大きく異なります。
西洋占星術は太陽をはじめ、十個の天体を使う占い。そして、この天体が生まれたときにどの場所にあったのかを示しているのがホロスコープになります。
1-2個々を占うための天体の配置図
ホロスコープでは、誕生したときに太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の十個の天体が、どの星座の場所に位置していたのかを示すもの。
そのため、ある程度広い範囲をカバーしている星座占いとは異なり、個々の人が持っている運命や性格といったものをより細かくことができます。
1-3星占いでは太陽と12星座の位置で占う
一般的によく知られている星占いでは、太陽が位置している星座を基本として占います。たとえば、生まれたときに太陽がしし座に位置している人はしし座の性格や特徴を持っているということになりますが、その他の星はそれぞれ違う場所に位置しています。
同じしし座の人であっても、その他の星が位置している場所が異なれば性格も異なります。たとえば、太陽がしし座であっても、他の星の多くがやぎ座に位置していれば、その人はしし座の性格だけでなく、やぎ座の特徴も備えた人ということになります。
02ホロスコープの読み方
2-1自分を中心に地上と宇宙が広がっている
ホロスコープは、通常は円によってあらわされます。ホロスコープでは、この円の中心を地球と考えます。
つまり、観測者である自分自身がいるのが縁の中心。そこから宇宙が広がっていると考えます。
そしてホロスコープでは、その地球から見て太陽をはじめとする十個の天体がどの位置にあるかを記号を用いて示していきます。
実際のホロスコープでは地球は表示されませんが、常に中心は地球と自分を表すと考えましょう。
ホロスコープの円には線が入っていますが、横のラインが表すのは地平線です。つまり、地平線より上が昼間、下側が夜ということになります。
また、ホロスコープは二重の円になっていて、ホロスコープの中にある天体は反時計回りに、ホロスコープ全体としては二十四時間で一周します。
2-212サイン(星座)中心から放射線状に12等分してある、性質をあらわす
ホロスコープでは、星座は「サイン」と呼ばれることもあります。
ホロスコープの中心から放射線状に12等分してあるのが星座を表すサイン。
ただし、ホロスコープで並んでいる星座の場所は実際に星座のある場所とはことなります。ホロスコープで示されている星座の場所はあくまでも便宜上の場所。実はこれが「星座」と「サイン」の違いですが、ホロスコープの場合には、馴染みのある「星座」の名前が使われることが多いため、注意することが必要です。
2-312ハウス エリア分けしたもの
ホロスコープでは、中心から伸びる線の内側を「ハウス」と呼びます。ホロスコープではこれらのハウスを第一ハウスから第十二ハウスまでに分類します。
それぞれのハウスには意味がありますが、このハウスの区切り方には様々な方法があります。なお、これらのハウスを仕切っている線のことをホロスコープでは「カプス」と呼んでいます。
2-4アスペクト 天体と天体の角度
ホロスコープの中でも重要なのが「アスペクト」です。
このアスペクトは、星同士が作る角度のこと。ホロスコープ上にある二つの星が中心で作る角度がアスペクトです。
ただし、アスペクトは角度の中でも、90度、120度、180度など特定の角度のものに限られています。
この特定の角度が作られるとき、星同士は互いに干渉し、複雑な意味が生まれてきます。
03天体がもつ意味
3-1太陽…基本性格
ホロスコープで太陽が示しているのは、その人の基本的な性格です。また、太陽には人生の目的や行動の原理、どのような価値観で人生を歩んでいくかといった、その人の根本にかかわる部分が示されています。
3-2月…感情
太陽が昼の世界を代表しているとすると、月が表しているのは夜の世界。つまり、太陽が目に見える部分を示すのに対して、月は目には見えない部分を表しています。このことから、月は感情に関わる部分を示しています。
それ以外にも、本能的な欲求や日々感じること、クセや習慣、感性といった内に秘めるものを表すのが月の場所です。
3-3水星…能力・コミュニケーションの傾向
水星が示しているのは、その人の能力や知恵です。この能力や、言葉に代表されるもので、そのため水星はコミュニケーション能力や、コミュニケーションの傾向も表しています。
また、水星はその人の実務的な技術や学習、認識といったことも示しています。
3-4金星…美と愛情
金星が表しているのは美と愛情です。また、物質的な充実やセンス、恋愛、金銭など、外側から与えられる欲求についても表している天体です。
3-5火星…情熱
金星は女性性を表している天体が、それに対して火星が表すのは男性的なエネルギー。火星はその人の肉体的なエネルギーや活力、活発さ、身体能力といった点を表します。また、火星はその人の勝負や競争に対する関心を示すこともあります。
3-6木星…発展
太陽系でもっとも大きな木星が表すのは、成長や充実、拡大といったキーワード。生活の中からどのような影響を受けて自分を成長させていくのか、自分自身の理想や目的の実現に向けてどのように行動するかといったことも木星が示しています。
3-7土星…抑止
土星が表しているのは「抑止」「縮小」「停滞」といったキーワードです。といっても、マイナスの意味だというわけではありません。どのような人にも、成長の前には自分自身を理解して、しっかり努力する期間が必要。土星はそういった準備期間についても道を示してくれる天体だと言えるでしょう。
3-8天王星…変化
天王星が示すキーワードは「変化」です。天王星は、改革や刷新、改良といった要素を示しています。また、精神性にも深くかかわり、自分を変化させるだけでなく、潜在意識にもアプローチを行います。
3-9海王星…直観
海王星はイマジネーションや直観力に関わる天体です。目に見えないものやスピリチュアルなもの、神秘的な存在などとのかかわりを示しています。
3-10冥王星…破壊と再生
冥王星は「破壊と再生」を意味しています。破壊というと、恐ろしいものだと考える方もいるかもしれませんが、物事が新しくなるときには必ず古いものを破壊する必要があります。また、冥王星は精神性を高めて、自分の深い無意識に呼びかける天体としても知られています。
01ホロスコープの基本を知る
星座図には大まかに分けて二つあり、一つは鑑定する人物の生年月日などから作成した出生図(ネイタル)と、トランジットなどの特定の日時のものがあります。
今回は出生図から運命を読み解いていきましょう。
1-1出生図を読み解くために必要なものとは
出生図で必要なものは2つです。
・生年月日と出生時刻
できれば正確な出生時刻が望ましいです。
現代日本では母子手帳に記載されていますが、紛失などでない場合は精度がやや落ちますがその時刻不明でも占うことはできます。
・出生した場所
緯度と経度が判明することにより、より正確なホロスコープを作成することが可能です。
誕生時刻や場所が不明の場合、かなりの誤差が生じることがあります。
たとえば日本の西側に位置する長崎県と、東である東京ではおよそ40分も太陽の通過時刻が異なります。
同じ出生時刻でもASCやMC、各ハウスの星座が異なることもあるでしょう。
1-2出生図はどうやって作成する?
出生図を調べる方法は3つあります。
《占星術用の天文暦で計算する》
自力で計算機を片手にコツコツ計算する方法です。
現代では「ソフトがあるから不必要」と感じる人もいるかもしれませんが、数年後などの星の運行をすぐに確認することが可能なため、意外と役に立ちます。
プロならば一冊は所持していた方がいいかもしれません。
《占星術用のソフトで計算する》
販売されている占星術用ソフトを購入し、日時や緯度と経度を入力します。
すぐに作成することが可能です。
《ネットで検索して、無料のサイトで調べる》
ホロスコープを無料で作成する機能があるサイトで、調べることもできます。
プロでない場合は、こちらで済ませるといいでしょう。
1-3出生図はあなただけのものである
出生図は緯度や経度、出生時刻などの詳細な情報により導き出されるもので、全く同じものを持つ人はいません。
ゆえにあなた自身の運命を紐解く上で重要な役割を果たすことが可能なのです。
双子や三つ子などは類似したホロスコープを持ちますが、厳密には数分以上の差があるため、ASCやMCなどが同一の度数でないこともあるでしょう。
なぜならMCやASCは、およそ4分で1度進むからです。
しかし星の共通点が多いため、双子は似たような性格や才能の傾向を持つでしょう。
ごく稀に存在するアストロツイン
同じホロスコープを持つ人は、双子などでもない限り、基本的にはいないとされます。
しかし例外として、「同じ生年月日の出生時刻に、近距離で生まれた人」は該当するでしょう。
この「同じホロスコープを持つ人」を「アストロツイン」と呼びます。
アストロツインはレアケースなので、出会えたらご縁を大切にするといいでしょう。
02ホロスコープで星の状態を見てみよう
ホロスコープの基本は星の状態です。
星がどの星座にあるか、区分に偏りはあるか、どのハウスにあるか、どの星とアスペクトがあるか、度数や逆行しているかなどを見ていきます。
見ていくのはこの十の星です。
《太陽》自我、活力、公の自分。
《月》感情、心境、私生活、プライベートの自分。
《水星》コミュニケーション能力や知性を表す。
《金星》恋愛、金銭、美しさなどを表す。
《木星》支援や保護、幸せなどを表す。
《火星》闘争、トラブル、情熱を表す。
《土星》義務感、苦労、停滞、遅延などを表す。
《天王星》自由、個性、変革、革新などを表す。
《海王星》夢や幻のように曖昧な事柄、霊感、混迷、芸術などを表す。
《冥王星》極端な思考や行動、無から有を生み出す原動力などを表す。
では、鑑定していく手順を見ていきましょう。
2-1まずは星が入っている星座を見る
星が「どこにあるか」は一番重要な要素です。
まずは星座を見ていきましょう。
それぞれの星座にある区分もチェックするといいです。
《二区分》男性星座、女性星座
《三区分》活動宮、不動宮、柔軟宮
《四区分》火の星座、土の星座、風の星座、水の星座
それぞれの星座の区分
《牡羊座》挑戦的な性格、情熱的、真っ直ぐな性格など。
二区分・男性星座
三区分・活動宮
四区分・火
《牡牛座》実直、現実的な性格、受動的、美的センスなど。
二区分・女性星座
三区分・不動宮
四区分・地
《双子座》知性、臨機応変、軽快な雰囲気など。
二区分・男性星座
三区分・柔軟宮
四区分・風
《蟹座》繊細、包容力がある、感受性が豊かなど。
二区分・女性星座
三区分・活動宮
四区分・水
《獅子座》活動的、華やかさ、目立ちたがり屋、勝ち気で負けず嫌いな性格など。
二区分・男性星座
三区分・不動宮
四区分・火
《乙女座》緻密、論理的、清純、真面目な性格など。
二区分・女性星座
三区分・柔軟宮
四区分・地
《天秤座》社交的、外向性、協調性やバランス感覚、美的センスなど。
二区分・男性星座
三区分・活動宮
四区分・風
《蠍座》深い洞察力、集中力、一途さ、内に秘めた情熱など。
二区分・女性星座
三区分・不動宮
四区分・水
《射手座》開放的な性格、楽観的、冒険心、行動力、哲学的など。
二区分・男性星座
三区分・柔軟宮
四区分・火
《山羊座》真面目な性格、伝統的、継続した努力など。
二区分・女性星座
三区分・活動宮
四区分・地
《水瓶座》強い個性、自由主義、革新的な思想など。
二区分・男性星座
三区分・不動宮
四区分・風
《魚座》直感、芸術性、自己犠牲の精神、同情心など。
二区分・女性星座
三区分・柔軟宮
四区分・水
区分の偏りは個性
区分がそれぞれまんべんなくある状態だと、バランスが良いと見ます。
区分にバラつきがある場合、個性があると判断するといいでしょう。
2-2星同士のアスペクトとは
アスペクトにはそれぞれの意味があります。
アスペクトを持つことにより、お互いの星にエネルギーが流れ合うのです。
《ソフトアスペクト》60度、120度
調和や穏やかさ、幸運など肯定的な意味を帯びます。
《ハードアスペクト》90度、180度
緊張や対立、困難など否定的な意味を持っています。
《吉凶半々》0度
吉星同士ならポジティブな影響を、凶星同士ならネガティブな影響を受けるでしょう。
出生図を読み解く場合、オーブがある
アスペクトを取るのは特定の度数以内です。
出生図では5度以内とみる人や、6度以内と見る人、オーブを8度に設定する人もいます。
オーブはタイトな方が、より強く効果が表われるでしょう。
マイナーアスペクトもある
意味は弱くなりますが、アスペクトにはマイナーなものもあります。
《ソフトアスペクト》30度、72度、144度
《ハードアスペクト》45度、135度150度
マイナーアスペクトの効果は弱めですが、無視していいものではなく確実に影響はあるので、覚えておくといいでしょう。
珍しいアスペクトや、ノーアスペクト
複数の星の組み合わせにより、「グランドクロス」や「ヨード」などの特殊なアスペクトが形成されることもあります。
中でも「グランドトライン」は、幸運の効果を持つ良いアスペクトです。
また一切のメジャーアスペクトが存在しない「ノーアスペクト」の星を持つ人もいます。
2-3その他、度数や逆行など
星は度数により特定の意味を持つことがあります。
天体の逆行している数の多さにより、性格を読むこともあるようです。
この他にもホロスコープで読み解く要素として、リリスなどもあります。
03星がどのハウスにあるかをチェックしよう
太陽や月などの吉星が入っている場合は良い影響を、火星や土星などの凶星が入っている場合は強い個性などを示します。
またハウスを見る際には、感受点であるドラゴンヘッドやドラゴンテイルなどがあるか、チェックするといいでしょう。
3-1ハウス一覧
《第1ハウス》生まれ持った性格や才能、人生のキーワードなど
《第2ハウス》自分で稼いだお金、仕事での収入、金運、所有する物など
《第3ハウス》交流やコミュニケーション、知性や初等教育、兄弟や近い親戚、国内旅行など
《第4ハウス》家庭運、家族との関わり、家にまつわること、晩年や引退後、故郷など
《第5ハウス》創造性、恋愛、趣味、遊びや娯楽、自己表現など
《第6ハウス》雇用運、労働、義務や奉仕、病気や健康運など
《第7ハウス》結婚、契約、パートナー、対人運など
《第8ハウス》他人の財産や影響、セックスや結婚後の生活、相続や遺産など
《第9ハウス》宗教、海外、高度な教育、語学力、遠い親戚など
《第10ハウス》天職、仕事運など社会との関わり、目指すべきものなど
《第11ハウス》友人、交流、交友関係、サークルなど
《第12ハウス》霊性、見えないもの、隠されたものなど
ハウスとハウスの境界線付近は要チェック!
ハウスの最後の5度は、次のハウスの意味を同時に帯びています。
このため第4ハウスの最後にいる星は、家庭運だけでなく第5ハウスの娯楽運などの意味合いも含めるでしょう。
これを「5度ルール」と言います。
3-2各ハウスの星座もチェックする
ハウスにはそれぞれの星座が順々に割り当てられます。
それぞれのハウスが何座になっているかにより、本人の資質や運命が変わってくるでしょう。
例として、「天職や仕事運、人生の目的や使命」など重要な要素が分かる第10ハウスが、各星座にあった時の解釈例を見てみましょう。
第10ハウスが12星座にある意味
《牡羊座》挑戦すること、自分らしさ、競争で勝ち上がるパワーを秘めています。
開拓者やチャレンジャーとしての側面もあり、起業に関心を持つこともあります。
《牡牛座》財産や不動産などの所有するもの、美など五感で感じるものなどを意味しており、それらへの関心が強くなるでしょう。
豊かさを求めるかもしれません。
《双子座》コミュニケーションや知性に関する職業への適性や、強い関心があるでしょう。
知的好奇心がある人かもしれません。
《蟹座》家庭や仲間など、コミュニティーとの関わりや愛着が強まるでしょう。
このため家や地域などに関わることで、社会的に活躍するかもしれません。
《獅子座》創造性を社会で発揮しようとするようです。
創作意欲や自己主張、承認欲求やプライドを仕事への情熱にするかもしれません。
《乙女座》奉仕の精神や労働意識を社会で活かすようです。
誰かのためになる職種に就いたり、知識や技術が必要な仕事に就いたりするかもしれません。
《天秤座》バランスや公平さ、美への関心や憧れを社会的に追求する傾向があります。
美やセンスに関する職種や、社会の調和や正義に役立つ仕事を選ぶかもしれません。
《蠍座》深い心理や究極など、突き詰めて考える傾向があり、社会的にその考え方を役立てるでしょう。
洞察力や集中力を必要とする仕事に向いており、プロフェッショナルとなることもあるようです。
《射手座》高度な知識や海外などの離れた場所に対し、強い憧れや関心があり、仕事への適性もあるようです。
哲学的な思考を持っていたり、専門知識で社会貢献したりするかもしれません。
《山羊座》社会的な秩序や伝統を重んじる姿勢があり、社会への役割を果たそうとするでしょう。
権威や組織、責任を果たす気持ちなどを大切にするため、長い努力と貢献の末に社会的に認められることもあるようです。
《水瓶座》自由や変革を社会的に求める傾向があります。
新しい事柄やテクノロジーに関する適性があり、たとえばネットやITに関する仕事を目指すかもしれません。
《魚座》曖昧なものや見えにくい事柄、芸術やスピリチュアルな事柄への関心があります。
センスやインスピレーションを社会で発揮したいと考えるでしょう。
04ホロスコープ解読の応用編
複数の要素を組み合わせて観ていくことで、より詳細な運気の強弱や、本人の素質などを導き出していくのです。
4-1コンビネーションで見ていく
それぞれのハウスに星があるとして、それらの星を組み合わせて解読していくことで興味深い発見があるでしょう。
それぞれのハウスをコンビネーションで読む、アスペクトがある星同士をコンビネーションで読むなど様々なやり方があるのです。
ハウスをコンビネーションで読む
人間関係を読む場合、第7ハウスだけを読めばいいというわけではありません。
関連する第3ハウス、第11ハウスを同時に見ていくのです。
第7ハウスは契約やパートナー、相手との関わり方などを見ていきます。
第11ハウスは友人関係など、あなたが選び築き上げてきた仲間たちの関係が暗示されているでしょう。
第3ハウスは交流や、近距離での移動を意味します。
またネットやSNSで繋がる人達は第11ハウスを中心に、第3ハウスなどを関連付けて読むといいでしょう。
次に仕事運を読む場合、単純に第10ハウスだけを読めばいいものではありません。
第10ハウスは天職を表しますが、あくまで適性や到達する目標であり、雇用される側の場合は第6ハウスのウエイトが大きいでしょう。
仕事運で需要なのは第2ハウスも同じです。
なぜなら仕事と報酬は直結するものであり、報酬のない仕事はボランティアになってしまうでしょう。
稼ぐ力があることは、仕事の面で評価されていると考えてもいいはずです。
このように関連する複数のハウスの星を、読み解いていくといいでしょう。
アスペクトがある星同士を見る
アスペクトがある星同士を関連して見ていくことで、才能やあなた自身の弱点となりうることを見ていくことができます。
たとえば第5ハウスにある月が、第7ハウスの木星とソフトアスペクトの場合はどうでしょうか。
月は感情を表しており、第5ハウスは恋愛や娯楽を表します。
恋愛に対して受け入れる心があり、恋媚態して感情面でかなりのウエイトを占めている状態です。
木星は幸運や庇護であり、第7ハウスは結婚や人間同士の契約などを表します。
対人運や交際運は恵まれており、パートナー運も良好でしょう。
この2つを組み合わせると、このケースでは恋愛で幸せな結婚に辿り着く可能性が導き出されます。
このように、アスペクトがある星同士のハウスを絡ませて解釈することで、人生の設計図を垣間見ることができるでしょう。
4-2トランジットやプログレスで未来を予測する
西洋占星術の醍醐味でもあるのが未来予測です。
星の運行により計算で導き出されるプログレスと、リアルタイムの星の配置で読み取るトランジットがあります。
これらは出生図に対して、プログレスやトランジットの天体がどのようなアスペクトとなるかにより吉凶を鑑定することが可能です。
運気の強弱を見ていく場合、出生図とプログレス図、トランジット図の3つによる「三重円」で読むといいでしょう。
05天体の配置で相性が分かる?星で相手との縁を読み解く
相性占いと言えば「獅子座生まれのあなたは、射手座の彼と相性抜群」などのように太陽星座で読み解くことが多いでしょう。
しかし厳密にはもっと深く、強い縁があるかどうかをアスペクトや星同士の引き合いで見抜くことが可能なのです。
5-1相性は太陽星座だけでない?金星や月も重要
恋愛相手との相性占いで判断するのは、太陽だけではありません。
むしろ感情を示す月や、恋愛運を表す金星、男性性を表す火星も強い意味を帯びるのです。
なぜなら月同士に親和性があると、お互いに心理面で似た要素があるため惹かれあい、心地よさを感じていくからです。
また金星や火星は、異性として引き合う要素があります。
特に月と金星は、太陽以上に相性を雄弁に物語っていることすらあります。
水星と金星は、太陽と同じ星座になりやすい
水星と金星は地球の内側の惑星であるため、見かけ上は太陽の近くを運行しています。
このため太陽と同じ星座になりやすいでしょう。
しかし運行によっては見かけ上の距離が離れることもあり、隣の星座になるケースもあるでしょう。
金星の場合、二つ隣の星座になっていることもあります。
一方で月や火星などは、見かけ上は太陽の位置とあまり関係が無いため、必ずしも太陽と星座が一致するわけではありません。
このようにお互いの相性を深く見る場合は、相手の生年月日から金星などの入っている星座を確認する必要があります。
5-2お互いの星のアスペクトも関係する
相性を判断する上で重要なのが、アスペクトです。
たとえばあなた自身の金星が蟹座の13度で、相手の火星が魚座の15度とします。
二人の金星と火星はトライン(120度)の角度となるため、調和し合い引き合うでしょう。
最も強く引き合うアスペクトは0度(合、コンジャンクション)です。
コンジャンクションになった星同士の相性により、吉凶を読み解くこともできます。
コンジャンクションの場合は10の天体以外にも、これらの星や感受点も相性の参考にするようです。
・《5つの小惑星》キロン、セレス、パラス、ジュノー、ベスタ。
・ドラゴンヘッド、ドラゴンテイル、MC、IC。
5-3コンポジット図で読み解くことも可能
相性診断では出生図のアスペクトや星座以外にも、お互いの出生図から導き出した「コンポジット図」で判断することも可能です。
しかしかなりの技術がいるため、初心者向けではないでしょう。
06ホロスコープでは自己分析や相性診断など、様々なことが可能である
それだけではなく、相手との天体の配置により、相性や関わり方を鑑定することすら可能なのです。
西洋占星術は非常に長い歴史がある占いのため、難解なテクニックや読み方があります。
さらに真剣にホロスコープを学びたい人は、このような資格があるので参考にするといいでしょう。
《西洋占星術のお勧め資格》
・西洋占星術士
・ホロスコープ鑑定士
04まとめ
この講座は!プロの監修を受けています!
フルタイム会社員として働く中「本当の私はこれがしたいのだろうか?」「私にも何か才能があるのだろうか?」と感じ退職。
自分らしさを追求し、西洋占星術を学びました。
自分らしく自然体に生き、働く女性を応援するため星読みサロン「by nature」を運営。
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