お部屋をおしゃれに!間接照明の基本と効果的な取り入れ方
おしゃれな部屋作りに欠かせないのが間接照明です。間接照明はお部屋のムードを高めてくれるだけでなく、様々な効果を持っているもの。では、間接照明を効果的に取り入れるためにはどのような工夫をすればよいのでしょうか。今回は間接照明の基本と効果的な取り入れ方についてご紹介します。
- 目次
01間接照明とは?
「間接照明」という言葉を聞いたことはあるけれど、実際はどのようなものなのか、くわしく分からないという方も多いもの。
間接照明の定義は、照明器具から発する光が壁や天井を照らし、その反射光を利用する照明の方法ということになります。
照明は、部屋の明るさを確保する「全体照明」と、作業のために必要な場所だけを照らす「部分照明」に分類されますが、間接照明は「全体照明」に当たります。
間接照明は特に欧米で好まれていますが、これは欧米人の瞳の色と関係があります。というのも、欧米人の瞳は日本人と比べると薄く、光の影響を感じやすくなっています。そのため、欧米人はあまり部屋を明るくしないほうがリラックスして生活することができ、間接照明は欧米のインテリアとして広まっていきました。
現在は日本の住宅やレストランなどでも使われることが多くなった間接照明。間接照明は「部屋を明るくするための道具」ではなくインテリアの一部と捉えられています。
02間接照明の種類
一口に間接照明と言っても、実は様々な種類があります。
2-1コーブ照明
間接照明の中でも住宅などで使われることが多いのが「コーブ照明」。コーブ照明は天井の中に段差を設けて、その中に照明器具を埋め込む方法。照明の光源は隠されていて、人の目に入ることはありません。
このコーブ照明は天井を使用した間接照明の方法ですが、天井に光を当てることで、部屋をより高く感じさせるという効果があります。
2-2コーニス照明
「コーニス照明」は、壁を照らす間接照明の工夫です。壁は面積が広く、照明器具から反射する光の量を大きくすることができるため、部屋の明るさを確保するためには最適な方法。また、壁に飾った絵画などに光を当てることで、視線を誘導したり、作品を強調したりといった効果も生まれます。
作り付けの照明ではなく、後からでも取り入れることができるため、お部屋に間接照明を試してみたいという場合にも最適です。
2-3バランス照明
コーブ照明とコーニス照明のメリットを組み合わせたのが「バランス照明」です。バランス照明は上下に光を反射させるため、空間をさらに広く感じることができます。
また、低い位置に照明器具を置いたり、鏡などを利用したりといった工夫を行うことで、空間にメリハリをつけることも可能です。
03間接照明がもたらす効果
間接照明はおしゃれなライティングというイメージ。しかし実際には様々な効果を持っています。
3-1間接照明のメリット
間接照明はお部屋を明るくするというよりも、空間に光を広げることで、陰影を柔らかくする効果を狙ったもの。
そのため、お部屋にモダンな雰囲気を与えることができます。
人間の視覚は暗いところく比べて明るい場所に注目する性質があるもの。間接照明は意図的に明るい部分と暗い部分を作りだすことで、視線をコントロールすることができます。
たとえばお部屋に飾ったアート作品や家具などは明るく、それ以外の見られたくない部分を暗くしておくと、アートや家具などの存在感を高め、同時に見られたくない場所から視線を逸らす効果もあります。
さらに光のコントラストを付けることで、明るい部分にはより奥行きを感じる効果も。そのため、間接照明を使うと、実際よりも部屋が広く感じることができます。
それに加えて、間接照明の光は柔らかいため、精神的なリラックスにもつながります。これは光が壁や天井に当たることで強さが和らげられることによるもの。直接光源の光が目に入る証明に比べると、心が落ち着き、副交感神経が活性化し、眠る場合も、よりスムーズに入眠することができます。
3-2間接照明のデメリット
間接照明は様々なメリットがあるもの。しかし、残念なことにデメリットもあります。
間接照明の大きなデメリットのひとつは、光量が不足していること。
部屋の中で読書や作業をする場合、どうしても文字などがはっきり見えなくなり、より目が疲れやすくなってしまいます。
その状態で読書や作業を続けていると、やがて頭痛や肩こりの原因となってしまうことも。そのため、間接照明は部屋の目的に合わせて使用することも重要です。
04間接照明を取り入れるコツ
間接照明を実際に取り入れる場合、ただ照明を壁や天井に当てればよいというわけではありません。間接照明の効果をさらに高めるためにはいくつかのコツがあります。
4-1明るさ
間接照明に使用する照明器具は、やや暗めの光がベスト。あまりに明るすぎる光を使うと、間接照明を行う意味がなくなってしまいます。
また、直接照明と間接照明のバランスを取ることも重要。すべての光を間接照明にしてしまうと、部屋の雰囲気が殺風景になることがあります。
4-2色
間接照明では、明るさだけでなく色も重要な要素です。間接照明に用いる場合、昼光色などの色がベスト。また、照明器具の色だけではなく、壁や天井の素材の色とマッチングすることも重要です。
たとえば、天井や壁が木材の場合には温かい雰囲気の白熱灯を使用するなど、素材にも注意を向けることが必要です。
4-3場所
間接照明にするとどんな部屋でもおしゃれに見えるという思い込みを持っている方も少なくありませんが、実はそれは大きな間違い。間接照明も使い方を間違えると、逆に生活感が強調されてしまうこともあります。
それを避けるためにも、照明器具を設置するときには、照明の場所にも気を付けましょう。
05間接照明を取り入れる際の注意点
間接照明を取り入れてみたけど、なんだか雰囲気がよくならないということも少なくありません。間接照明を取り入れるときにはどのような点に注意が必要なのでしょうか
5-1光源が見えないようにする
間接照明は光の反射でお部屋を照らす手法です
そのため、光源が見えてしまうと効果が半減してしまうもの。間接照明を使うときには、できるだけ光源は目に入らない場所に置きましょう。
特に光源の角度と、光源を隠す部分の幅の調整が必要。
また、光源には間接照明用のライトを使用したほうが雰囲気のまとまりがよくなります。
5-2間接照明だけを使用すると生活に支障が出る
間接照明を始めたばかりのときには、すべての光を間接照明に置き換えてしまうことがあります。しかし、間接照明の明かりだけでは光量が不足、生活に支障が出ることがあります。まずはベッドルームなど、リラックスする場所から始めてみるのがよいでしょう。
5-3天井や壁の色がダークトーンだと反射しない
間接照明は天井や壁に光を反射させるもの。そのため、天井や壁の色が黒や灰色といったダークトーンの場合、光を反射させることができません。また、天井が低すぎる場合や、狭い空間では効果が出ないことがあります。
その場合には、光の量や色などの調整を行うことが必要です。
06まとめ
間接照明はおしゃれな雰囲気づくりだけでなく、いろいろな効果があるもの。ちょっとした工夫をするだけで、初心者でも簡単に取り入れることができます。お部屋の雰囲気を変えたい、気分転換をしたいという方は、ぜひ間接照明にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
StudioAndante 先生
大阪市出身。家具売場の販売員として勤務する傍ら夜間専門学校に入学し、建築士資格を取得。
百貨店建装部・設計事務所・工務店勤務等を経て空間デザイン事務所「スタジオアンダンテ/竹ノ内美代子インテリアデザイン事務所」を設立。
70,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
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Copyright © 2021 RYO SEKKEI ARCHITECT LEARNING SCHOOL All rights reserved.
間接照明の定義は、照明器具から発する光が壁や天井を照らし、その反射光を利用する照明の方法ということになります。
照明は、部屋の明るさを確保する「全体照明」と、作業のために必要な場所だけを照らす「部分照明」に分類されますが、間接照明は「全体照明」に当たります。
間接照明は特に欧米で好まれていますが、これは欧米人の瞳の色と関係があります。というのも、欧米人の瞳は日本人と比べると薄く、光の影響を感じやすくなっています。そのため、欧米人はあまり部屋を明るくしないほうがリラックスして生活することができ、間接照明は欧米のインテリアとして広まっていきました。
現在は日本の住宅やレストランなどでも使われることが多くなった間接照明。間接照明は「部屋を明るくするための道具」ではなくインテリアの一部と捉えられています。
02間接照明の種類
一口に間接照明と言っても、実は様々な種類があります。
2-1コーブ照明
間接照明の中でも住宅などで使われることが多いのが「コーブ照明」。コーブ照明は天井の中に段差を設けて、その中に照明器具を埋め込む方法。照明の光源は隠されていて、人の目に入ることはありません。
このコーブ照明は天井を使用した間接照明の方法ですが、天井に光を当てることで、部屋をより高く感じさせるという効果があります。
2-2コーニス照明
「コーニス照明」は、壁を照らす間接照明の工夫です。壁は面積が広く、照明器具から反射する光の量を大きくすることができるため、部屋の明るさを確保するためには最適な方法。また、壁に飾った絵画などに光を当てることで、視線を誘導したり、作品を強調したりといった効果も生まれます。
作り付けの照明ではなく、後からでも取り入れることができるため、お部屋に間接照明を試してみたいという場合にも最適です。
2-3バランス照明
コーブ照明とコーニス照明のメリットを組み合わせたのが「バランス照明」です。バランス照明は上下に光を反射させるため、空間をさらに広く感じることができます。
また、低い位置に照明器具を置いたり、鏡などを利用したりといった工夫を行うことで、空間にメリハリをつけることも可能です。
03間接照明がもたらす効果
間接照明はおしゃれなライティングというイメージ。しかし実際には様々な効果を持っています。
3-1間接照明のメリット
間接照明はお部屋を明るくするというよりも、空間に光を広げることで、陰影を柔らかくする効果を狙ったもの。
そのため、お部屋にモダンな雰囲気を与えることができます。
人間の視覚は暗いところく比べて明るい場所に注目する性質があるもの。間接照明は意図的に明るい部分と暗い部分を作りだすことで、視線をコントロールすることができます。
たとえばお部屋に飾ったアート作品や家具などは明るく、それ以外の見られたくない部分を暗くしておくと、アートや家具などの存在感を高め、同時に見られたくない場所から視線を逸らす効果もあります。
さらに光のコントラストを付けることで、明るい部分にはより奥行きを感じる効果も。そのため、間接照明を使うと、実際よりも部屋が広く感じることができます。
それに加えて、間接照明の光は柔らかいため、精神的なリラックスにもつながります。これは光が壁や天井に当たることで強さが和らげられることによるもの。直接光源の光が目に入る証明に比べると、心が落ち着き、副交感神経が活性化し、眠る場合も、よりスムーズに入眠することができます。
3-2間接照明のデメリット
間接照明は様々なメリットがあるもの。しかし、残念なことにデメリットもあります。
間接照明の大きなデメリットのひとつは、光量が不足していること。
部屋の中で読書や作業をする場合、どうしても文字などがはっきり見えなくなり、より目が疲れやすくなってしまいます。
その状態で読書や作業を続けていると、やがて頭痛や肩こりの原因となってしまうことも。そのため、間接照明は部屋の目的に合わせて使用することも重要です。
04間接照明を取り入れるコツ
間接照明を実際に取り入れる場合、ただ照明を壁や天井に当てればよいというわけではありません。間接照明の効果をさらに高めるためにはいくつかのコツがあります。
4-1明るさ
間接照明に使用する照明器具は、やや暗めの光がベスト。あまりに明るすぎる光を使うと、間接照明を行う意味がなくなってしまいます。
また、直接照明と間接照明のバランスを取ることも重要。すべての光を間接照明にしてしまうと、部屋の雰囲気が殺風景になることがあります。
4-2色
間接照明では、明るさだけでなく色も重要な要素です。間接照明に用いる場合、昼光色などの色がベスト。また、照明器具の色だけではなく、壁や天井の素材の色とマッチングすることも重要です。
たとえば、天井や壁が木材の場合には温かい雰囲気の白熱灯を使用するなど、素材にも注意を向けることが必要です。
4-3場所
間接照明にするとどんな部屋でもおしゃれに見えるという思い込みを持っている方も少なくありませんが、実はそれは大きな間違い。間接照明も使い方を間違えると、逆に生活感が強調されてしまうこともあります。
それを避けるためにも、照明器具を設置するときには、照明の場所にも気を付けましょう。
05間接照明を取り入れる際の注意点
間接照明を取り入れてみたけど、なんだか雰囲気がよくならないということも少なくありません。間接照明を取り入れるときにはどのような点に注意が必要なのでしょうか
5-1光源が見えないようにする
間接照明は光の反射でお部屋を照らす手法です
そのため、光源が見えてしまうと効果が半減してしまうもの。間接照明を使うときには、できるだけ光源は目に入らない場所に置きましょう。
特に光源の角度と、光源を隠す部分の幅の調整が必要。
また、光源には間接照明用のライトを使用したほうが雰囲気のまとまりがよくなります。
5-2間接照明だけを使用すると生活に支障が出る
間接照明を始めたばかりのときには、すべての光を間接照明に置き換えてしまうことがあります。しかし、間接照明の明かりだけでは光量が不足、生活に支障が出ることがあります。まずはベッドルームなど、リラックスする場所から始めてみるのがよいでしょう。
5-3天井や壁の色がダークトーンだと反射しない
間接照明は天井や壁に光を反射させるもの。そのため、天井や壁の色が黒や灰色といったダークトーンの場合、光を反射させることができません。また、天井が低すぎる場合や、狭い空間では効果が出ないことがあります。
その場合には、光の量や色などの調整を行うことが必要です。
06まとめ
間接照明はおしゃれな雰囲気づくりだけでなく、いろいろな効果があるもの。ちょっとした工夫をするだけで、初心者でも簡単に取り入れることができます。お部屋の雰囲気を変えたい、気分転換をしたいという方は、ぜひ間接照明にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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大阪市出身。家具売場の販売員として勤務する傍ら夜間専門学校に入学し、建築士資格を取得。
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2-1コーブ照明
間接照明の中でも住宅などで使われることが多いのが「コーブ照明」。コーブ照明は天井の中に段差を設けて、その中に照明器具を埋め込む方法。照明の光源は隠されていて、人の目に入ることはありません。
このコーブ照明は天井を使用した間接照明の方法ですが、天井に光を当てることで、部屋をより高く感じさせるという効果があります。
2-2コーニス照明
「コーニス照明」は、壁を照らす間接照明の工夫です。壁は面積が広く、照明器具から反射する光の量を大きくすることができるため、部屋の明るさを確保するためには最適な方法。また、壁に飾った絵画などに光を当てることで、視線を誘導したり、作品を強調したりといった効果も生まれます。
作り付けの照明ではなく、後からでも取り入れることができるため、お部屋に間接照明を試してみたいという場合にも最適です。
2-3バランス照明
コーブ照明とコーニス照明のメリットを組み合わせたのが「バランス照明」です。バランス照明は上下に光を反射させるため、空間をさらに広く感じることができます。
また、低い位置に照明器具を置いたり、鏡などを利用したりといった工夫を行うことで、空間にメリハリをつけることも可能です。
03間接照明がもたらす効果
間接照明はおしゃれなライティングというイメージ。しかし実際には様々な効果を持っています。
3-1間接照明のメリット
間接照明はお部屋を明るくするというよりも、空間に光を広げることで、陰影を柔らかくする効果を狙ったもの。
そのため、お部屋にモダンな雰囲気を与えることができます。
人間の視覚は暗いところく比べて明るい場所に注目する性質があるもの。間接照明は意図的に明るい部分と暗い部分を作りだすことで、視線をコントロールすることができます。
たとえばお部屋に飾ったアート作品や家具などは明るく、それ以外の見られたくない部分を暗くしておくと、アートや家具などの存在感を高め、同時に見られたくない場所から視線を逸らす効果もあります。
さらに光のコントラストを付けることで、明るい部分にはより奥行きを感じる効果も。そのため、間接照明を使うと、実際よりも部屋が広く感じることができます。
それに加えて、間接照明の光は柔らかいため、精神的なリラックスにもつながります。これは光が壁や天井に当たることで強さが和らげられることによるもの。直接光源の光が目に入る証明に比べると、心が落ち着き、副交感神経が活性化し、眠る場合も、よりスムーズに入眠することができます。
3-2間接照明のデメリット
間接照明は様々なメリットがあるもの。しかし、残念なことにデメリットもあります。
間接照明の大きなデメリットのひとつは、光量が不足していること。
部屋の中で読書や作業をする場合、どうしても文字などがはっきり見えなくなり、より目が疲れやすくなってしまいます。
その状態で読書や作業を続けていると、やがて頭痛や肩こりの原因となってしまうことも。そのため、間接照明は部屋の目的に合わせて使用することも重要です。
04間接照明を取り入れるコツ
間接照明を実際に取り入れる場合、ただ照明を壁や天井に当てればよいというわけではありません。間接照明の効果をさらに高めるためにはいくつかのコツがあります。
4-1明るさ
間接照明に使用する照明器具は、やや暗めの光がベスト。あまりに明るすぎる光を使うと、間接照明を行う意味がなくなってしまいます。
また、直接照明と間接照明のバランスを取ることも重要。すべての光を間接照明にしてしまうと、部屋の雰囲気が殺風景になることがあります。
4-2色
間接照明では、明るさだけでなく色も重要な要素です。間接照明に用いる場合、昼光色などの色がベスト。また、照明器具の色だけではなく、壁や天井の素材の色とマッチングすることも重要です。
たとえば、天井や壁が木材の場合には温かい雰囲気の白熱灯を使用するなど、素材にも注意を向けることが必要です。
4-3場所
間接照明にするとどんな部屋でもおしゃれに見えるという思い込みを持っている方も少なくありませんが、実はそれは大きな間違い。間接照明も使い方を間違えると、逆に生活感が強調されてしまうこともあります。
それを避けるためにも、照明器具を設置するときには、照明の場所にも気を付けましょう。
05間接照明を取り入れる際の注意点
間接照明を取り入れてみたけど、なんだか雰囲気がよくならないということも少なくありません。間接照明を取り入れるときにはどのような点に注意が必要なのでしょうか
5-1光源が見えないようにする
間接照明は光の反射でお部屋を照らす手法です
そのため、光源が見えてしまうと効果が半減してしまうもの。間接照明を使うときには、できるだけ光源は目に入らない場所に置きましょう。
特に光源の角度と、光源を隠す部分の幅の調整が必要。
また、光源には間接照明用のライトを使用したほうが雰囲気のまとまりがよくなります。
5-2間接照明だけを使用すると生活に支障が出る
間接照明を始めたばかりのときには、すべての光を間接照明に置き換えてしまうことがあります。しかし、間接照明の明かりだけでは光量が不足、生活に支障が出ることがあります。まずはベッドルームなど、リラックスする場所から始めてみるのがよいでしょう。
5-3天井や壁の色がダークトーンだと反射しない
間接照明は天井や壁に光を反射させるもの。そのため、天井や壁の色が黒や灰色といったダークトーンの場合、光を反射させることができません。また、天井が低すぎる場合や、狭い空間では効果が出ないことがあります。
その場合には、光の量や色などの調整を行うことが必要です。
06まとめ
間接照明はおしゃれな雰囲気づくりだけでなく、いろいろな効果があるもの。ちょっとした工夫をするだけで、初心者でも簡単に取り入れることができます。お部屋の雰囲気を変えたい、気分転換をしたいという方は、ぜひ間接照明にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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大阪市出身。家具売場の販売員として勤務する傍ら夜間専門学校に入学し、建築士資格を取得。
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3-1間接照明のメリット
間接照明はお部屋を明るくするというよりも、空間に光を広げることで、陰影を柔らかくする効果を狙ったもの。
そのため、お部屋にモダンな雰囲気を与えることができます。
人間の視覚は暗いところく比べて明るい場所に注目する性質があるもの。間接照明は意図的に明るい部分と暗い部分を作りだすことで、視線をコントロールすることができます。
たとえばお部屋に飾ったアート作品や家具などは明るく、それ以外の見られたくない部分を暗くしておくと、アートや家具などの存在感を高め、同時に見られたくない場所から視線を逸らす効果もあります。
さらに光のコントラストを付けることで、明るい部分にはより奥行きを感じる効果も。そのため、間接照明を使うと、実際よりも部屋が広く感じることができます。
それに加えて、間接照明の光は柔らかいため、精神的なリラックスにもつながります。これは光が壁や天井に当たることで強さが和らげられることによるもの。直接光源の光が目に入る証明に比べると、心が落ち着き、副交感神経が活性化し、眠る場合も、よりスムーズに入眠することができます。
3-2間接照明のデメリット
間接照明は様々なメリットがあるもの。しかし、残念なことにデメリットもあります。
間接照明の大きなデメリットのひとつは、光量が不足していること。
部屋の中で読書や作業をする場合、どうしても文字などがはっきり見えなくなり、より目が疲れやすくなってしまいます。
その状態で読書や作業を続けていると、やがて頭痛や肩こりの原因となってしまうことも。そのため、間接照明は部屋の目的に合わせて使用することも重要です。
04間接照明を取り入れるコツ
間接照明を実際に取り入れる場合、ただ照明を壁や天井に当てればよいというわけではありません。間接照明の効果をさらに高めるためにはいくつかのコツがあります。
4-1明るさ
間接照明に使用する照明器具は、やや暗めの光がベスト。あまりに明るすぎる光を使うと、間接照明を行う意味がなくなってしまいます。
また、直接照明と間接照明のバランスを取ることも重要。すべての光を間接照明にしてしまうと、部屋の雰囲気が殺風景になることがあります。
4-2色
間接照明では、明るさだけでなく色も重要な要素です。間接照明に用いる場合、昼光色などの色がベスト。また、照明器具の色だけではなく、壁や天井の素材の色とマッチングすることも重要です。
たとえば、天井や壁が木材の場合には温かい雰囲気の白熱灯を使用するなど、素材にも注意を向けることが必要です。
4-3場所
間接照明にするとどんな部屋でもおしゃれに見えるという思い込みを持っている方も少なくありませんが、実はそれは大きな間違い。間接照明も使い方を間違えると、逆に生活感が強調されてしまうこともあります。
それを避けるためにも、照明器具を設置するときには、照明の場所にも気を付けましょう。
05間接照明を取り入れる際の注意点
間接照明を取り入れてみたけど、なんだか雰囲気がよくならないということも少なくありません。間接照明を取り入れるときにはどのような点に注意が必要なのでしょうか
5-1光源が見えないようにする
間接照明は光の反射でお部屋を照らす手法です
そのため、光源が見えてしまうと効果が半減してしまうもの。間接照明を使うときには、できるだけ光源は目に入らない場所に置きましょう。
特に光源の角度と、光源を隠す部分の幅の調整が必要。
また、光源には間接照明用のライトを使用したほうが雰囲気のまとまりがよくなります。
5-2間接照明だけを使用すると生活に支障が出る
間接照明を始めたばかりのときには、すべての光を間接照明に置き換えてしまうことがあります。しかし、間接照明の明かりだけでは光量が不足、生活に支障が出ることがあります。まずはベッドルームなど、リラックスする場所から始めてみるのがよいでしょう。
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間接照明は天井や壁に光を反射させるもの。そのため、天井や壁の色が黒や灰色といったダークトーンの場合、光を反射させることができません。また、天井が低すぎる場合や、狭い空間では効果が出ないことがあります。
その場合には、光の量や色などの調整を行うことが必要です。
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06まとめ
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5-1光源が見えないようにする
間接照明は光の反射でお部屋を照らす手法です
そのため、光源が見えてしまうと効果が半減してしまうもの。間接照明を使うときには、できるだけ光源は目に入らない場所に置きましょう。
特に光源の角度と、光源を隠す部分の幅の調整が必要。
また、光源には間接照明用のライトを使用したほうが雰囲気のまとまりがよくなります。
5-2間接照明だけを使用すると生活に支障が出る
間接照明を始めたばかりのときには、すべての光を間接照明に置き換えてしまうことがあります。しかし、間接照明の明かりだけでは光量が不足、生活に支障が出ることがあります。まずはベッドルームなど、リラックスする場所から始めてみるのがよいでしょう。
5-3天井や壁の色がダークトーンだと反射しない
間接照明は天井や壁に光を反射させるもの。そのため、天井や壁の色が黒や灰色といったダークトーンの場合、光を反射させることができません。また、天井が低すぎる場合や、狭い空間では効果が出ないことがあります。
その場合には、光の量や色などの調整を行うことが必要です。
06まとめ
間接照明はおしゃれな雰囲気づくりだけでなく、いろいろな効果があるもの。ちょっとした工夫をするだけで、初心者でも簡単に取り入れることができます。お部屋の雰囲気を変えたい、気分転換をしたいという方は、ぜひ間接照明にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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StudioAndante 先生
大阪市出身。家具売場の販売員として勤務する傍ら夜間専門学校に入学し、建築士資格を取得。
百貨店建装部・設計事務所・工務店勤務等を経て空間デザイン事務所「スタジオアンダンテ/竹ノ内美代子インテリアデザイン事務所」を設立。
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