タルト生地を型から外すコツについて
手作りのタルトは特別に美味しいもの。でもタルトを作ったとき、タルト生地が型から外れずに困った経験がある方も多いのではないでしょうか。ではタルト生地はどうすればスムーズに型から外すことができるのでしょうか。今回はタルト生地を型から外すコツについてご紹介します。
- 目次
- 1. タルト型からの外し方に関する困りごと
- 2. タルト型とは?
- 2-1. サイズや深さは様々
- 2-2. 側面はなぜ波型?
- 2-3. タルトの型で一般的によく使われるのは丸いアルミ製
- 3. タルト生地の上手な外し方
- 4. 型から外れやすくするためのコツ
- 4-1. 型に生地を敷く前の下準備
- 4-2. 焼いた後に型から外すコツ
- 4-3. それでも外れないとき
- 5. クッキングシートを使って方から外しやすくする方法
- 5-1. 下準備
- 5-2. 焼きあがったら
- 6. 外しやすいタルト型の選び方
- 6-1. 底がはずれるタイプのタルト型
- 6-2. フッ素・テフロン加工の金属製
- 6-3. シリコン製(小さめのタルト向き)
- 7. タルト型の種類
- 7-1. 素材
- 7-2. サイズと形
- 8. まとめ
01タルト型からの外し方に関する困りごと
タルトを手作りするとき、生地から作ってみたいと考えている方も多いものです。でも実際にタルト生地を手作りしたとき、生地が型から外れないという失敗は少なくありません。
特に底が抜けないタイプのタルト型を使った場合、どうすれば型から外せるのか分からないもの。
無理に外そうとして力を入れると、せっかくのタルト生地がぼろぼろ崩れてしまうということにもなってしまいます。
この失敗を経験した人は非常に多く、なかなか上手く行かないためにタルトづくり自体が嫌になってしまうことも。このお悩みをクリアすることがタルトを手作りするときには重要ということができます。
02タルト型とは?
タルトを型から上手に外すための第一歩はは、タルト型について詳しく知ること。ではタルト型にはどのようなものがあるのでしょうか。
2-1サイズや深さは様々
タルト型には、大きさや深さなどによって様々なタイプがあります。
タルト型の大きさは直径や号数で表され、四号なら直径12センチ、五号なら直径15センチ、六号なら直径18センチと三センチ刻みになっています。
また、タルト型は深さも色々。一般的なタルト型の場合、深さは3センチ程度ですが、具材が少ない場合はこれより浅いものが、具材が多い場合や水分の多いものの場合にはこれより深いものが用いられます。
2-2側面はなぜ波型?
タルト型といえば、側面が波型になったものを思い浮かべる方も多いかもしれません。では一般的なタルト型はなぜ波型のものが多いのでしょうか。
波型のタルト型は、焼きあがったときに器のような形になり見た目が良くなるというメリットがあります。また、タルト生地を敷きこむときにも簡単。そのため、初心者にとって使いやすい型です。
逆にフラットタイプの場合には、生地の敷き込みが難しくなりますが、火の通りが良いため、香ばしくタルト生地を焼き上げるのに向いています。
2-3タルトの型で一般的によく使われるのは丸いアルミ製
タルト型には、ステンレスやテフロン、スチールなど様々な素材が使われます。それぞれにメリットやデメリットがありますが、一般的によく使われるのはアルミ製のもの。
タルト型には底面が外れるタイプのものもあり、このタイプの型は底を押し上げるだけで簡単に生地を取り出すことができます。
特に底が抜けないタイプのタルト型を使った場合、どうすれば型から外せるのか分からないもの。
無理に外そうとして力を入れると、せっかくのタルト生地がぼろぼろ崩れてしまうということにもなってしまいます。
この失敗を経験した人は非常に多く、なかなか上手く行かないためにタルトづくり自体が嫌になってしまうことも。このお悩みをクリアすることがタルトを手作りするときには重要ということができます。
2-1サイズや深さは様々
タルト型には、大きさや深さなどによって様々なタイプがあります。
タルト型の大きさは直径や号数で表され、四号なら直径12センチ、五号なら直径15センチ、六号なら直径18センチと三センチ刻みになっています。
また、タルト型は深さも色々。一般的なタルト型の場合、深さは3センチ程度ですが、具材が少ない場合はこれより浅いものが、具材が多い場合や水分の多いものの場合にはこれより深いものが用いられます。
2-2側面はなぜ波型?
タルト型といえば、側面が波型になったものを思い浮かべる方も多いかもしれません。では一般的なタルト型はなぜ波型のものが多いのでしょうか。
波型のタルト型は、焼きあがったときに器のような形になり見た目が良くなるというメリットがあります。また、タルト生地を敷きこむときにも簡単。そのため、初心者にとって使いやすい型です。
逆にフラットタイプの場合には、生地の敷き込みが難しくなりますが、火の通りが良いため、香ばしくタルト生地を焼き上げるのに向いています。
2-3タルトの型で一般的によく使われるのは丸いアルミ製
タルト型には、ステンレスやテフロン、スチールなど様々な素材が使われます。それぞれにメリットやデメリットがありますが、一般的によく使われるのはアルミ製のもの。
タルト型には底面が外れるタイプのものもあり、このタイプの型は底を押し上げるだけで簡単に生地を取り出すことができます。
03タルト生地の上手な外し方
手作りタルトのお悩みで多い生地の外し方です。実はタルト生地を上手に外すにはいくつかのポイントがあります。
まず、型に生地を敷く前の下準備。下準備をしっかり行うだけでも生地は格段に外れやすくなります。
また、焼いてからもきちんとした手順を踏むと、生地をきれいに外すことができます。
それでも上手く生地が外れないという場合には、型自体に問題がある可能性も。これらのポイントを押さえることは、生地が型から外れないという失敗を減らすことにつながります。
04型から外れやすくするためのコツ
タルト生地を上手に焼くためには下準備が肝心です。では、タルト生地を焼く前の下準備ではどんな点に注意すればよいのでしょうか。また、型から焼いたあとにはどんなポイントがあるのでしょうか。
4-1型に生地を敷く前の下準備
まず大切なのが、型にオイルをしっかり塗ることです。オイルの種類は作るタルトや求める風味によってバター、マーガリン、サラダ油などを使用しますが、重要なのは油脂を型の隅までしっかり塗ること。
特に塗り忘れが多いのが側面の波型の部分。もし油が塗られていない場合、そこがくっついてタルト生地が外れなくなることがあります。また、オイルを塗ったあとは粉を振り、余分な粉は払い落しておきましょう。
4-2焼いた後に型から外すコツ
タルト生地が焼き上がったあとは、まずしっかりとタルトを冷まします。もし熱いうちに外そうとしても、まだ生地が落ち着いていないため壊れる確率が高くなります。
目安となるのは室温で粗熱を取ってから30分~1時間。しっかり冷ませば冷ますほど生地が安定して型から外れやすくなります。
一度冷ましたタルト生地は、取り出す前に再度温めます。これは固まっている油分を溶かしてタルト生地を取り出しやすくする工夫。温める場合は熱いタオルや直火であぶるなど、型全体を10秒程度温めればOKです。
その後、お皿や網、ケーキクーラーなどを上部にあててひっくり返します。通常は上から下に1回振ってピタっと止めるだけで生地が外れますが、それでも外れない場合はもう一度振ります。何度も振ると生地が割れてしまうため注意しましょう。
4-3それでも外れないとき
もしこれでも生地が外れないときには、型と生地がどこかでくっついている可能性があります。その場合には、へらなどを使ってくっついている部分を探しながら、少しずつ生地をはがしていきます。ただし、あまり力を入れすぎるとタルト生地が欠けたり割れたりする可能性もあるため慎重に行いましょう。
05クッキングシートを使って方から外しやすくする方法
タルト生地を型から外すときには、クッキングシートを使うという方法もあります。
5-1下準備
クッキングシートを使う場合、まずシートをタルト型の底面の形に合わせてカットします。さらに、幅3~4センチの帯状に切ったシートを底面に十字、または一文字に敷いていきます。
5-2焼きあがったら
タルトが焼き上がったら、帯の片方を固定し、もう片方を上に上げて型から生地を離していきます。片側が型から離れたら、バランスを崩さないように全体にシートを上げるましょう。もしタルトが大きい場合には、型から生地が外れたことを確認したら、お皿などを当ててひっくり返して型から外します。無理に帯を引いて完全に外そうとすると、バランスが崩れてしまうことがあります。
なお、この方法はクッキングシートの代わりにアルミシートを使っても可能です。
06外しやすいタルト型の選び方
タルトを型から外すときにもっとも重要になるのがタルト型。ではどのようなタルト型を選べばよいのでしょうか。
6-1底がはずれるタイプのタルト型
タルト生地を簡単に型から外したいという場合、なんといってもおすすめなのが、底がはずれるタイプのタルト型です。このタイプのタルト型を使うと、生地がくっついて取れなくなるという失敗も少なくなります。大きなタルトでも簡単に取り出せるため、初心者だけでなく上級者にとっても便利です。
6-2フッ素・テフロン加工の金属製
タルト生地を外しやすい型としては、フッ素加工やテフロン加工の金属製のものもおすすめです。
これらの加工処理を行った型はタルト生地がくっつくことがなく、お手入れも簡単。金属製なので焼き色もしっかりと付けられるなど様々なメリットがあります。
ただし、フッ素加工やテフロン加工のものは長く使っていると表面の加工が剥がれて効果が落ちることもあるため注意しましょう。
6-3シリコン製(小さめのタルト向き)
もしミニサイズのタルトを作る機会が多いという場合、便利なのがシリコン製のタルト型です。
シリコン素材の型は生地を壊すことなくタルト生地を取り出せるだけでなく、他のお菓子作りにも利用できるため、手作りスイーツ作りが趣味だという方なら、シリコン素材のものを一つは持っておくと便利です。
ただし、シリコンは熱があまり伝わらないため、きれいな焼き色を付けるのが難しいというデメリットもあります。
07タルト型の種類
手作りタルトにはタルト型が欠かせません。型には様々な種類がありますが、それぞれの長所と短所を知ることでさらにタルトづくりが上手になります。
7-1素材
タルト型には、金属製、陶器製、シリコン製などの種類があります。
もっともよく使われるのが金属製のタルト型。アルミやスチールは熱の伝わりが高く、香ばしい焼き目をつけることができるのが魅力です。
さらにタルトづくりを極めたいという方におすすめなのがブリキ製のもの。ブリキは使うたびに型離れがよくなり、長く使えるため、良いものをひとつ手に入れておけば、これからずっとタルトづくりに役立ちます。
金属製のものに比べるとちょっと珍しいのが磁器やガラスなど陶器製の物。陶器製の者はオーブンで焼き上げたあと、そのまま食卓に提供できるため、型から生地が外れないという心配がなくなります。
7-2サイズと形
タルト型には素材だけでなく大きさにも違いがあります。おおまかに分けると、8.5インチ、9インチ、9.5インチなど20センチ台が大サイズ、3.5インチ(約9センチ)が中サイズ、直径6~7センチ程度が小サイズと呼ばれます。
大サイズの場合、アルミ製の型は底が取れるタイプやもともと底がないタイプがほとんど。底がないタイプのものは初心者には扱いにくいというのが欠点ですが、タルト生地の底が直接天板に触れるため、しっかり焼き上げられるというメリットもあります。
中サイズのものは「一人用タルト」とも呼ばれ、底が外れるタイプと、外れないタイプに分かれます。もっとも手軽に扱えるサイズなので、初心者の型はこのサイズからタルトづくりを始めるのが良いかもしれません。
一方、小サイズは「ミニチュアサイズ」とも呼ばれ、小型のタルトであるタルトレット専用に用いられます。
側面が波型になったものが一般的ですが、丸型や楕円形、船型など様々な形が揃っています。
これらのサイズのタルトを作る場合には、シリコン製のものも扱いやすく便利です。
08まとめ
初心者にとってタルト生地を型から上手に外すのは難しいものですが、いくつかのポイントとコツを知っておくと、簡単に生地を外すことができます。まずは自分の作り方の手順を改めて見直してみてはいかがでしょうか。
まず、型に生地を敷く前の下準備。下準備をしっかり行うだけでも生地は格段に外れやすくなります。
また、焼いてからもきちんとした手順を踏むと、生地をきれいに外すことができます。
それでも上手く生地が外れないという場合には、型自体に問題がある可能性も。これらのポイントを押さえることは、生地が型から外れないという失敗を減らすことにつながります。
4-1型に生地を敷く前の下準備
まず大切なのが、型にオイルをしっかり塗ることです。オイルの種類は作るタルトや求める風味によってバター、マーガリン、サラダ油などを使用しますが、重要なのは油脂を型の隅までしっかり塗ること。
特に塗り忘れが多いのが側面の波型の部分。もし油が塗られていない場合、そこがくっついてタルト生地が外れなくなることがあります。また、オイルを塗ったあとは粉を振り、余分な粉は払い落しておきましょう。
4-2焼いた後に型から外すコツ
タルト生地が焼き上がったあとは、まずしっかりとタルトを冷まします。もし熱いうちに外そうとしても、まだ生地が落ち着いていないため壊れる確率が高くなります。
目安となるのは室温で粗熱を取ってから30分~1時間。しっかり冷ませば冷ますほど生地が安定して型から外れやすくなります。
一度冷ましたタルト生地は、取り出す前に再度温めます。これは固まっている油分を溶かしてタルト生地を取り出しやすくする工夫。温める場合は熱いタオルや直火であぶるなど、型全体を10秒程度温めればOKです。
その後、お皿や網、ケーキクーラーなどを上部にあててひっくり返します。通常は上から下に1回振ってピタっと止めるだけで生地が外れますが、それでも外れない場合はもう一度振ります。何度も振ると生地が割れてしまうため注意しましょう。
4-3それでも外れないとき
もしこれでも生地が外れないときには、型と生地がどこかでくっついている可能性があります。その場合には、へらなどを使ってくっついている部分を探しながら、少しずつ生地をはがしていきます。ただし、あまり力を入れすぎるとタルト生地が欠けたり割れたりする可能性もあるため慎重に行いましょう。
05クッキングシートを使って方から外しやすくする方法
タルト生地を型から外すときには、クッキングシートを使うという方法もあります。
5-1下準備
クッキングシートを使う場合、まずシートをタルト型の底面の形に合わせてカットします。さらに、幅3~4センチの帯状に切ったシートを底面に十字、または一文字に敷いていきます。
5-2焼きあがったら
タルトが焼き上がったら、帯の片方を固定し、もう片方を上に上げて型から生地を離していきます。片側が型から離れたら、バランスを崩さないように全体にシートを上げるましょう。もしタルトが大きい場合には、型から生地が外れたことを確認したら、お皿などを当ててひっくり返して型から外します。無理に帯を引いて完全に外そうとすると、バランスが崩れてしまうことがあります。
なお、この方法はクッキングシートの代わりにアルミシートを使っても可能です。
06外しやすいタルト型の選び方
タルトを型から外すときにもっとも重要になるのがタルト型。ではどのようなタルト型を選べばよいのでしょうか。
6-1底がはずれるタイプのタルト型
タルト生地を簡単に型から外したいという場合、なんといってもおすすめなのが、底がはずれるタイプのタルト型です。このタイプのタルト型を使うと、生地がくっついて取れなくなるという失敗も少なくなります。大きなタルトでも簡単に取り出せるため、初心者だけでなく上級者にとっても便利です。
6-2フッ素・テフロン加工の金属製
タルト生地を外しやすい型としては、フッ素加工やテフロン加工の金属製のものもおすすめです。
これらの加工処理を行った型はタルト生地がくっつくことがなく、お手入れも簡単。金属製なので焼き色もしっかりと付けられるなど様々なメリットがあります。
ただし、フッ素加工やテフロン加工のものは長く使っていると表面の加工が剥がれて効果が落ちることもあるため注意しましょう。
6-3シリコン製(小さめのタルト向き)
もしミニサイズのタルトを作る機会が多いという場合、便利なのがシリコン製のタルト型です。
シリコン素材の型は生地を壊すことなくタルト生地を取り出せるだけでなく、他のお菓子作りにも利用できるため、手作りスイーツ作りが趣味だという方なら、シリコン素材のものを一つは持っておくと便利です。
ただし、シリコンは熱があまり伝わらないため、きれいな焼き色を付けるのが難しいというデメリットもあります。
07タルト型の種類
手作りタルトにはタルト型が欠かせません。型には様々な種類がありますが、それぞれの長所と短所を知ることでさらにタルトづくりが上手になります。
7-1素材
タルト型には、金属製、陶器製、シリコン製などの種類があります。
もっともよく使われるのが金属製のタルト型。アルミやスチールは熱の伝わりが高く、香ばしい焼き目をつけることができるのが魅力です。
さらにタルトづくりを極めたいという方におすすめなのがブリキ製のもの。ブリキは使うたびに型離れがよくなり、長く使えるため、良いものをひとつ手に入れておけば、これからずっとタルトづくりに役立ちます。
金属製のものに比べるとちょっと珍しいのが磁器やガラスなど陶器製の物。陶器製の者はオーブンで焼き上げたあと、そのまま食卓に提供できるため、型から生地が外れないという心配がなくなります。
7-2サイズと形
タルト型には素材だけでなく大きさにも違いがあります。おおまかに分けると、8.5インチ、9インチ、9.5インチなど20センチ台が大サイズ、3.5インチ(約9センチ)が中サイズ、直径6~7センチ程度が小サイズと呼ばれます。
大サイズの場合、アルミ製の型は底が取れるタイプやもともと底がないタイプがほとんど。底がないタイプのものは初心者には扱いにくいというのが欠点ですが、タルト生地の底が直接天板に触れるため、しっかり焼き上げられるというメリットもあります。
中サイズのものは「一人用タルト」とも呼ばれ、底が外れるタイプと、外れないタイプに分かれます。もっとも手軽に扱えるサイズなので、初心者の型はこのサイズからタルトづくりを始めるのが良いかもしれません。
一方、小サイズは「ミニチュアサイズ」とも呼ばれ、小型のタルトであるタルトレット専用に用いられます。
側面が波型になったものが一般的ですが、丸型や楕円形、船型など様々な形が揃っています。
これらのサイズのタルトを作る場合には、シリコン製のものも扱いやすく便利です。
08まとめ
初心者にとってタルト生地を型から上手に外すのは難しいものですが、いくつかのポイントとコツを知っておくと、簡単に生地を外すことができます。まずは自分の作り方の手順を改めて見直してみてはいかがでしょうか。
5-1下準備
クッキングシートを使う場合、まずシートをタルト型の底面の形に合わせてカットします。さらに、幅3~4センチの帯状に切ったシートを底面に十字、または一文字に敷いていきます。
5-2焼きあがったら
タルトが焼き上がったら、帯の片方を固定し、もう片方を上に上げて型から生地を離していきます。片側が型から離れたら、バランスを崩さないように全体にシートを上げるましょう。もしタルトが大きい場合には、型から生地が外れたことを確認したら、お皿などを当ててひっくり返して型から外します。無理に帯を引いて完全に外そうとすると、バランスが崩れてしまうことがあります。
なお、この方法はクッキングシートの代わりにアルミシートを使っても可能です。
6-1底がはずれるタイプのタルト型
タルト生地を簡単に型から外したいという場合、なんといってもおすすめなのが、底がはずれるタイプのタルト型です。このタイプのタルト型を使うと、生地がくっついて取れなくなるという失敗も少なくなります。大きなタルトでも簡単に取り出せるため、初心者だけでなく上級者にとっても便利です。
6-2フッ素・テフロン加工の金属製
タルト生地を外しやすい型としては、フッ素加工やテフロン加工の金属製のものもおすすめです。
これらの加工処理を行った型はタルト生地がくっつくことがなく、お手入れも簡単。金属製なので焼き色もしっかりと付けられるなど様々なメリットがあります。
ただし、フッ素加工やテフロン加工のものは長く使っていると表面の加工が剥がれて効果が落ちることもあるため注意しましょう。
6-3シリコン製(小さめのタルト向き)
もしミニサイズのタルトを作る機会が多いという場合、便利なのがシリコン製のタルト型です。
シリコン素材の型は生地を壊すことなくタルト生地を取り出せるだけでなく、他のお菓子作りにも利用できるため、手作りスイーツ作りが趣味だという方なら、シリコン素材のものを一つは持っておくと便利です。
ただし、シリコンは熱があまり伝わらないため、きれいな焼き色を付けるのが難しいというデメリットもあります。
07タルト型の種類
手作りタルトにはタルト型が欠かせません。型には様々な種類がありますが、それぞれの長所と短所を知ることでさらにタルトづくりが上手になります。
7-1素材
タルト型には、金属製、陶器製、シリコン製などの種類があります。
もっともよく使われるのが金属製のタルト型。アルミやスチールは熱の伝わりが高く、香ばしい焼き目をつけることができるのが魅力です。
さらにタルトづくりを極めたいという方におすすめなのがブリキ製のもの。ブリキは使うたびに型離れがよくなり、長く使えるため、良いものをひとつ手に入れておけば、これからずっとタルトづくりに役立ちます。
金属製のものに比べるとちょっと珍しいのが磁器やガラスなど陶器製の物。陶器製の者はオーブンで焼き上げたあと、そのまま食卓に提供できるため、型から生地が外れないという心配がなくなります。
7-2サイズと形
タルト型には素材だけでなく大きさにも違いがあります。おおまかに分けると、8.5インチ、9インチ、9.5インチなど20センチ台が大サイズ、3.5インチ(約9センチ)が中サイズ、直径6~7センチ程度が小サイズと呼ばれます。
大サイズの場合、アルミ製の型は底が取れるタイプやもともと底がないタイプがほとんど。底がないタイプのものは初心者には扱いにくいというのが欠点ですが、タルト生地の底が直接天板に触れるため、しっかり焼き上げられるというメリットもあります。
中サイズのものは「一人用タルト」とも呼ばれ、底が外れるタイプと、外れないタイプに分かれます。もっとも手軽に扱えるサイズなので、初心者の型はこのサイズからタルトづくりを始めるのが良いかもしれません。
一方、小サイズは「ミニチュアサイズ」とも呼ばれ、小型のタルトであるタルトレット専用に用いられます。
側面が波型になったものが一般的ですが、丸型や楕円形、船型など様々な形が揃っています。
これらのサイズのタルトを作る場合には、シリコン製のものも扱いやすく便利です。
08まとめ
初心者にとってタルト生地を型から上手に外すのは難しいものですが、いくつかのポイントとコツを知っておくと、簡単に生地を外すことができます。まずは自分の作り方の手順を改めて見直してみてはいかがでしょうか。
7-1素材
タルト型には、金属製、陶器製、シリコン製などの種類があります。
もっともよく使われるのが金属製のタルト型。アルミやスチールは熱の伝わりが高く、香ばしい焼き目をつけることができるのが魅力です。
さらにタルトづくりを極めたいという方におすすめなのがブリキ製のもの。ブリキは使うたびに型離れがよくなり、長く使えるため、良いものをひとつ手に入れておけば、これからずっとタルトづくりに役立ちます。
金属製のものに比べるとちょっと珍しいのが磁器やガラスなど陶器製の物。陶器製の者はオーブンで焼き上げたあと、そのまま食卓に提供できるため、型から生地が外れないという心配がなくなります。
7-2サイズと形
タルト型には素材だけでなく大きさにも違いがあります。おおまかに分けると、8.5インチ、9インチ、9.5インチなど20センチ台が大サイズ、3.5インチ(約9センチ)が中サイズ、直径6~7センチ程度が小サイズと呼ばれます。
大サイズの場合、アルミ製の型は底が取れるタイプやもともと底がないタイプがほとんど。底がないタイプのものは初心者には扱いにくいというのが欠点ですが、タルト生地の底が直接天板に触れるため、しっかり焼き上げられるというメリットもあります。
中サイズのものは「一人用タルト」とも呼ばれ、底が外れるタイプと、外れないタイプに分かれます。もっとも手軽に扱えるサイズなので、初心者の型はこのサイズからタルトづくりを始めるのが良いかもしれません。
一方、小サイズは「ミニチュアサイズ」とも呼ばれ、小型のタルトであるタルトレット専用に用いられます。
側面が波型になったものが一般的ですが、丸型や楕円形、船型など様々な形が揃っています。
これらのサイズのタルトを作る場合には、シリコン製のものも扱いやすく便利です。
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現在も独学で学び続け、種類豊富なお菓子作りやオリジナルレシピの考案も実践中。
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