今人気のピラティス資格を通信講座で自宅にいながら簡単に最短で資格取得できます
ピラティスセラピスト

ピラティスの種類は何がある?目的に合わせた選択!

ピラティスは、その多様なスタイルとアプローチで、幅広い目的やニーズに応えられるエクササイズ法です。
自分に最適なピラティスのスタイルを選ぶことで、トレーニングの効果を最大限に引き出せます。
海外セレブやアスリートも実践しているピラティスは、女性にも人気のエクササイズです。しかし、実はピラティスには様々な種類があります。今回はピラティスの種類や、それぞれの特徴についてご紹介します。

目的に合わせた選択を!ピラティスの種類について
目次

01ピラティスの多様なスタイルとその特徴

ピラティスは、体のバランスを整え、筋力を高めるためのエクササイズとして広く知られています。
しかし、ピラティスと一口に言っても、そのスタイルは多岐にわたります。

それぞれのスタイルには独自の特長があり、目的や体の状態に応じて選ぶことが重要です。
ここでは、代表的なピラティスのスタイルと、それらがどのように発展してきたかについて詳しく解説します。

1-1基本の2つのピラティススタイル

ピラティスには大きく分けて「マットピラティス」と「マシンピラティス」という2つのスタイルがあります。
これらは、ピラティスの基本を構成するものであり、それぞれが異なる特長を持っています。

これら2つのスタイルの起源と特長について詳しく見ていきましょう。

マットピラティスの起源と特長

マットピラティスは、その名の通りマットの上で行われるエクササイズです。
ジョセフ・ピラティスが第一次世界大戦中に、負傷兵がベッドの上でリハビリできるように考案したことが始まりです。

道具をほとんど使わず、身体の自重を利用して行うため、自宅でも気軽に始められるのが大きな特長です。
特に、体幹の強化や柔軟性の向上に効果があり、初心者にも取り組みやすいエクササイズとして人気があります。

マシンピラティスの起源と特長

一方、マシンピラティスは「イクイップメントピラティス」とも呼ばれ、専用の器具を使って行うエクササイズです。
ジョセフ・ピラティスは、負傷した兵士のリハビリを効率的に行うため、ベッドにバネや滑車を取り付けたことからマシンピラティスが発展しました。

これにより、負荷を自由に調整できるため、筋力を強化しながらも関節に負担をかけずにトレーニングが可能です。
特に、リハビリや本格的な筋力トレーニングを目的とする人々に向いています。

1-2特化したピラティスプログラム

ピラティスは、基本のスタイル以外にも、特定のニーズや条件に応じて開発された特化型のプログラムが存在します。
これらのプログラムは、特定の層に特化した内容となっており、より効果的なエクササイズを提供します。

次に、代表的な特化型ピラティスプログラムを紹介します。

マタニティピラティスの魅力

マタニティピラティスは、妊婦さんを対象にした特化型のプログラムです。
妊娠中の女性の身体的変化に対応するため、無理のない動きを中心に構成されています。

特に、骨盤底筋の強化や、腰痛の緩和、姿勢改善などに効果的です。
また、出産後の体型回復にも役立つため、妊娠期から産後まで幅広く利用されています。

その他の特化型ピラティス

その他にも、特定の目的や状況に応じたピラティスプログラムが存在します。
例えば、高齢者向けの「シニアピラティス」や、スポーツ選手のパフォーマンス向上を目的とした「アスリートピラティス」などがあります。

これらのプログラムは、対象者の特定のニーズに応じたエクササイズを提供し、より効果的なトレーニングが可能です。

このように、ピラティスは基本のスタイルに加えて、特化型プログラムも豊富に存在し、さまざまなニーズに応じたエクササイズができます。
自分の目的や体調に合ったプログラムを選ぶことで、より効果的にピラティスを楽しめるでしょう。

02マットピラティスの魅力とは?

マットピラティスは、道具を使わずにマット一枚で行える手軽さが魅力のエクササイズです。
身体の柔軟性や筋力を高めるために設計されており、特に初心者にとって始めやすいのが特徴です。

ここでは、マットピラティスの魅力を具体的に探りながら、自宅での実践方法やベッドの上でもできる工夫について詳しく解説します。

2-1自宅で手軽に始められるピラティス

マットピラティスの最大の魅力は、何といっても自宅で手軽に始められる点です。
必要な道具はマットのみであり、特別なスペースや高価な器具も不要です。

さらに、インターネット上には多くの無料レッスン動画や指導資料があり、自分のペースで練習を進められます。

マットピラティスのエクササイズ例

マットピラティスには、身体全体を効率的に鍛えるための多彩なエクササイズが含まれています。
例えば、「ロールアップ」というエクササイズでは、背骨を一つ一つ動かすように丸めながら起き上がることで、腹筋や背中の筋肉を強化します。

また、「レッグサークル」は、脚を円を描くように動かすことで、骨盤の安定性と股関節の柔軟性を向上させます。
これらのエクササイズは、自宅でも手軽に取り組めるため、日常的に続けやすいのが魅力です。

初心者向けのポイントとコツ

初心者がマットピラティスを始める際には、いくつかのポイントとコツを押さえておくことが大切です。
まず、無理をせず、自分のペースで進めることが重要です。

最初は難しい動きやポーズに挑戦する必要はなく、基礎的なエクササイズから始めましょう。
また、呼吸法も重要な要素です。
深い呼吸を意識することで、筋肉の緊張を和らげ、エクササイズの効果を高められます。

さらに、鏡を使って姿勢を確認することで、正しいフォームを保て、効果的にトレーニングが進められます。

2-2ベッド上でもできるピラティスの工夫

マットピラティスは、ベッドの上でも実践できる点が大きな魅力です。
特に、朝起きた直後や就寝前に軽いエクササイズを行うことで、体をリフレッシュできます。

ベッド上でのピラティスを効果的に行うための工夫と、その利点について詳しく解説します。

身近な環境での実践方法

ベッドの上でピラティスを行う場合、通常のマットピラティスとは少し異なるアプローチが求められます。
ベッドの柔らかさを活かし、関節に優しいエクササイズが可能です。

例えば、「ブリッジ」というエクササイズは、ベッドの柔軟性を利用して、腰や背中に過度な負担をかけずに行えます。
また、「スパインツイスト」などの回旋運動は、ベッドの上で行うことでリラックス効果が高まり、ストレッチとしての効果も期待できます。

このように、身近な環境で実践することで、より快適にエクササイズを続けられます。

体への優しいアプローチ

ベッド上でのピラティスは、特に体への負担を減らしたい方にとって理想的です。
柔らかいベッドは、膝や腰などの関節に対する圧力を軽減し、エクササイズ中の不快感を軽減します。

また、ベッドの弾力を利用することで、筋肉の伸縮を自然に促すことができ、怪我のリスクを抑えながら体を鍛えることが可能です。
このアプローチは、特に高齢者や体力に自信のない方、リハビリ中の方にも適しており、無理なく継続できる点が大きな魅力です。

このように、マットピラティスは、自宅やベッドの上でも手軽に実践できるため、日常生活に取り入れやすく、継続しやすいエクササイズです。
初心者から経験者まで、幅広い層に対応できるのも特徴であり、自分のペースで体を鍛えたい方に適しています。

03マシンピラティスの特徴と利点

マシンピラティスは、専用の器具を使用することで、より効果的に筋力強化や柔軟性の向上を図れるエクササイズです。
一般的なマットピラティスに比べて、より高い負荷をかけられるため、筋肉を強化したい人やリハビリを目的とする人にとって理想的な選択肢となります。

ここでは、マシンピラティスの特徴とその利点について詳しく解説します。

3-1イクイップメントピラティスの概要

イクイップメントピラティスは、専用の器具を使用して行うピラティスの一種であり、ピラティスの創始者であるジョセフ・ピラティスが考案したものです。
これらの器具は、筋肉に適切な負荷をかけるために設計されており、関節に負担をかけずに効率的なトレーニングが可能です。

専用器具を使った効果的なトレーニング

マシンピラティスで使用される代表的な器具には、「リフォーマー」や「キャデラック」、「チェア」などがあります。
リフォーマーは、スライドするベッドのような形状をしており、バネや滑車を使って抵抗を調整します。

これにより、筋肉に対する負荷を細かく調整でき、個々のニーズに応じたトレーニングが可能です。
また、キャデラックは、さまざまな補助具が付いており、全身の筋肉をバランスよく鍛えられます。

これらの器具を使うことで、通常のマットピラティスでは得られない効果を実感できます。

負荷調整による筋肉強化の仕組み

マシンピラティスの最大の利点の一つは、負荷を自由に調整できることです。
リフォーマーや他の器具に取り付けられたバネや抵抗バンドを使って、トレーニング中の負荷を簡単に変更できるため、筋肉の成長や強化を効率的に行えます。

初心者から上級者まで、各レベルに応じたトレーニングが可能で、特に筋力を増強したい方には最適です。
また、負荷を調整することで、筋肉だけでなく、体幹の安定性や柔軟性を同時に向上させられます。

3-2マシンピラティスで得られる効果

マシンピラティスは、通常のピラティスと比較して、特に体幹の強化や柔軟性の向上に優れた効果を発揮します。
また、リハビリ目的でも広く使用されており、関節や筋肉に負担をかけずに安全にトレーニングを行える点が特徴です。

ここでは、マシンピラティスで得られる具体的な効果について詳しく解説します。

体幹強化と柔軟性向上の相乗効果

マシンピラティスを行うことで得られる最大の効果は、体幹の強化と柔軟性の向上です。
リフォーマーやキャデラックなどの器具を使うことで、身体の深層部にあるインナーマッスルを効率的に鍛えられます。

これにより、体幹の安定性が向上し、姿勢改善や運動パフォーマンスの向上が期待できます。
また、器具を利用することで、筋肉を伸ばす動きを取り入れられ、柔軟性も同時に向上します。

これにより、筋力と柔軟性のバランスが取れた、しなやかな身体を作り上げることが可能です。

リハビリ目的での使用例

マシンピラティスは、リハビリ目的でも多くの場面で使用されています。
特に、関節や筋肉に対する負担を軽減しながらトレーニングができるため、怪我からの回復を目指す方にとって理想的な方法です。

例えば、膝や腰に問題を抱える方でも、リフォーマーを使ったトレーニングで、関節を保護しつつ筋力を維持・向上させられます。
また、リハビリの一環として、柔軟性を高めるストレッチも効果的に行えるため、痛みの軽減や動作の改善にも寄与します。

このように、マシンピラティスは、リハビリの分野でも高い評価を得ており、多くの医療施設やフィットネスセンターで採用されています。

マシンピラティスは、その多様な利点から、初心者からアスリート、リハビリを必要とする方まで、幅広い層に対応できる優れたエクササイズ法です。
専用器具を使うことで、負荷を自由に調整しながら効果的にトレーニングを行え、筋力強化や柔軟性向上、そしてリハビリにおいても非常に有効です。

04あなたに合ったピラティスの選び方

ピラティスは、個々の目的やライフスタイルに合わせて選べる多様なエクササイズ方法を提供しています。
自宅で手軽に始められるマットピラティスと、専用器具を使ったマシンピラティスのどちらが自分に適しているのかを理解することが、効果的なトレーニングを続けるための第一歩です。

ここでは、それぞれのピラティスがどのような人に向いているのかについて詳しく解説します。

4-1マットピラティスが向いている人とは?

マットピラティスは、特別な器具を使わずに行うピラティスのスタイルで、初心者でも手軽に始められる点が大きな魅力です。
特に、自宅でのトレーニングを希望する方や、柔軟性を重視したい方にとっては理想的な選択肢と言えるでしょう。

自宅トレーニングに適した選択肢

マットピラティスは、道具を必要とせず、ヨガマットさえあればどこでも実践できる手軽さが特徴です。
そのため、自宅でのトレーニングに最適です。

時間や場所を問わず、自分のペースで行えるため、忙しい生活の中でも無理なく続けられます。
また、初心者向けのオンラインレッスンや動画が豊富にあり、指導を受けるためにジムに通う必要もありません。

さらに、マットピラティスは、身体の柔軟性を高める効果があるため、体をしなやかに保ちたい方にもおすすめです。

初心者や柔軟性を重視する方におすすめの理由

マットピラティスは、体の柔軟性やバランスを重視したエクササイズが多く、無理のない動きで体を鍛えられるため、ピラティスを始めたばかりの初心者にも適しています。
また、激しい運動が苦手な方や、体に負担をかけずに筋力をつけたい方にもおすすめです。

マットピラティスは、体幹を中心に全身をバランスよく鍛えられるため、姿勢改善や肩こり、腰痛の予防にも効果的です。
柔軟性を向上させたい方や、リラックスしながらエクササイズを楽しみたい方には、最適な選択肢と言えるでしょう。

4-2マシンピラティスが向いている人とは?

マシンピラティスは、専用の器具を使用することで、より高い負荷をかけたトレーニングが可能です。
特に、筋力を強化したい方や、リハビリを目的とする方には、マシンピラティスが適していると言えます。

マシンピラティスがどのような人に向いているかを具体的に解説していきます。

専用施設での本格的なトレーニング

マシンピラティスは、リフォーマーやキャデラックといった専用器具を使用して行うため、専門のピラティススタジオやフィットネスジムでのトレーニングが基本となります。
これらの器具は、筋肉に対して細かく負荷を調整できるため、より高度なトレーニングを求める方に向いています。

また、インストラクターの指導のもと、正しいフォームでトレーニングを行うことができるため、より効率的に筋力を向上させられます。
特に、ピラティスの経験者や、体をしっかりと鍛えたい方にとっては、マシンピラティスが最適な選択肢となるでしょう。

筋力強化やリハビリを求める方へのメリット

マシンピラティスは、筋力強化やリハビリを目的とする方に特に効果的です。
専用器具を使うことで、特定の筋肉群に対して集中的にアプローチでき、体幹や下肢の筋力を効果的に強化できます。

また、関節や筋肉に負担をかけずに行えるため、リハビリ目的でも安全に使用できます。
例えば、膝や腰に問題を抱える方でも、リフォーマーのサポートを受けながらトレーニングを行うことで、筋力を維持しながらリハビリを進めることが可能です。

これにより、リハビリの効果を高め、早期の回復を目指せます。

マシンピラティスは、筋力強化やリハビリを求める方、そして本格的なトレーニングを目指す方にとって理想的な選択肢です。
自分の目的や体調に合わせて、適切なピラティスのスタイルを選ぶことで、より効果的なエクササイズを楽しめるでしょう。

05ピラティスを始める前に知っておきたいこと

ピラティスを始めるにあたって、まずその背景や歴史を理解し、安全に楽しむためのポイントを押さえておくことが重要です。
ピラティスは、身体のバランスを整え、筋力を強化する優れたエクササイズですが、適切な方法で行わなければ効果が半減するだけでなく、怪我のリスクも高まります。

ここでは、ピラティスの歴史と進化、そして安全に楽しむための基本的なポイントについて詳しく解説します。

5-1ピラティスの歴史と進化

ピラティスは、単なるエクササイズではなく、その誕生から現代に至るまで多くの人々に愛され続けてきた独自の運動法です。
その発展の過程を知ることで、ピラティスがどのように進化し、現在の形に至ったのかを理解できます。

ピラティスが誕生した背景

ピラティスは、ドイツ出身のジョセフ・ピラティスが第一次世界大戦中に負傷兵のリハビリを目的として考案したエクササイズ法です。
ジョセフは、兵士たちがベッドの上で身体を鍛えられるよう、バネやベッドフレームを利用した独自のトレーニング方法を編み出しました。

彼のアプローチは、筋肉のバランスを整え、体幹を強化することに重点を置いており、これが後に「コントロロジー」と呼ばれる理論へと発展しました。
ジョセフ・ピラティスは、その後ニューヨークに移住し、ダンサーやアスリートを対象にこのメソッドを広め、ピラティスの名が世界的に知られるようになりました。

現代におけるピラティスの広がり

ピラティスは、当初はリハビリやダンサー向けのトレーニングとして発展しましたが、現代においては、一般の人々にも広く普及しています。
健康志向の高まりとともに、ピラティスは身体の柔軟性や筋力を高める手軽な方法として、多くのフィットネスジムやスタジオで取り入れられています。

また、マシンピラティスやマットピラティスといったバリエーションが生まれ、それぞれの目的に応じたエクササイズが可能です。
さらに、インターネットやオンラインレッスンの普及により、自宅でも簡単にピラティスを実践できる環境が整っており、その人気は世界中でますます高まっています。

5-2ピラティスを安全に楽しむためのポイント

ピラティスを効果的かつ安全に行うためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
特に、適切なインストラクターの選び方や、無理のないペースで進める方法を理解することが、長く続けるための鍵となります。

ピラティスを安全に楽しむための基本的な方法を紹介します。

適切なインストラクターの選び方

ピラティスを始める際には、信頼できるインストラクターを選ぶことが非常に重要です。
インストラクターの質がトレーニングの効果や安全性に直結するため、しっかりとした資格を持ち、経験豊富なインストラクターを選ぶことをおすすめします。

インストラクターの指導により、正しいフォームや呼吸法を学ぶことで、エクササイズの効果を最大限に引き出せます。
また、インストラクターは、個々の身体の状態や目的に応じたトレーニングプランを提案してくれるため、無理なく安全にピラティスを続けられます。

スタジオを選ぶ際には、インストラクターのプロフィールや口コミをチェックし、自分に合ったインストラクターを見つけることが大切です。

無理のないペースで進めるコツ

ピラティスは、継続的に行うことでその効果を最大限に発揮しますが、無理をして続けると逆効果になる場合があります。
特に、初心者は一度に多くを学ぼうとせず、自分のペースで少しずつ進めることが重要です。

エクササイズ中に痛みを感じた場合は、すぐに休息を取り、無理に続けないようにしましょう。
また、ピラティスは呼吸法が重要な要素となるため、焦らずに正しい呼吸を身につけることが大切です。

最初は短時間のセッションから始め、徐々に体が慣れてきたら回数や時間を増やしていくのが理想です。
これにより、体への負担を軽減しながら、効果的に筋力や柔軟性を高められます。

ピラティスは、その歴史的背景を理解し、安全に楽しむためのポイントを押さえておくことで、より効果的にそして楽しく続けられます。
適切な準備をしてから始めることで、ピラティスが提供する多くのメリットを最大限に受けられるでしょう。

01ピラティスの種類

もともとはリハビリのための技術として開発されたエクササイズであるピラティス。約100年という、意外に長い歴史を誇るエクササイズですが、現代のピラティスには様々な種類があります。

1-1ピラティスは大きく分けて2種類ある

ピラティスは、大きく二つの種類に分けられます。
ひとつが「マットピラティス」と呼ばれるもので、文字通り、マットの上で行われるピラティスです。
マットピラティスは、もともとはベッドの上だけで行えるように考えられたエクササイズで、複雑な道具や大型の器具を使用することはありません。そのため、ジムやレッスンスタジオなどだけでなく、自宅でも簡単に行うことができます。
ピラティスのもうひとつの種類が「マシンピラティス」と呼ばれるものです。
マシンピラティスは別名を「イクイットメントピラティス」とも呼ばれ、専用の器具や道具を使用することが特徴です。
マシンピラティスの場合、器具や道具は大型のものからシンプルなものまで様々ですが、専用のスタジオやスクールなど行われることがほとんどです。

1-2妊婦さんを対象としたマタ二ティピラティスなど特化したものもある

マットピラティスもマシンピラティスも、根本的な考え方は、身体の歪みや不調を整え、普段はなかなか使われることのない筋肉をストレッチしたり伸ばしたりするという点では変わりません。
また、ピラティスには、対象や目的に特化したものもあります。
たとえば「マタニティピラティス」「妊婦ピラティス」は産前産後の女性のみを対象としたもの。
出産の前には、心身の調子を整え、出産に必要な体力を養うこと、産後には疲れた身体の回復を促したり、出産によって歪んだりゆるんだりした骨盤を正しい位置に戻すことが目的になります。
他にも筋肉やバランス感覚が衰えがちな高齢者を対象にした「シニアピラティス」、女性のボディラインを整えるための「ボディメイキングピラティス」など、様々な種類があるため、ピラティスを習いたいというときには、自分の目的に合った教室やレッスンを選ぶことが重要になります。

02マットピラティスとは?

ピラティスの中でも、もっとも簡単でポピュラーなのがマットピラティスです。

2-1ベッドの上でも出来るように編み出されたエクササイズ

すでにご紹介したように、ピラティスはもともとリハビリのための技術として考案されたものですが、実はピラティスが生まれたのは第一次世界大戦中の捕虜収容の施設。当時、施設に収容されていた傷ついた兵士の身体を癒し、回復することを目的に、従軍看護士であったドイツ人のジョセフ・ピラティスが考案しました。
といっても、捕虜収容施設にはリハビリのために必要な道具をそろえることは簡単ではありません。そんなとき、ジョセフ・ピラティスが着目したのがベッドのマット。スプリングの入ったベッドを使って兵士のリハビリに効果的な運動ができないかと考えだされたものが、ベッドピラティスのルーツなのです。

2-2マットのみで始められるピラティス

マットピラティスでは、マットの上でのストレッチなどを通して、体幹を中心とした全身をくまなく鍛えるエクササイズが行われます。
体幹の筋肉は腹筋や背筋はもちろん、普段はなかなか鍛えにくい身体の奥深くにあるインナーマッスルを鍛えることが重要。インナーマッスルを鍛えることで、身体のゆがみを矯正してきちんとした姿勢をキープするだけでなく、全身の代謝をアップして太りにくく痩せやすい身体を作ることに役立ちます。

2-3自宅でも気軽におこなうことができる

マットピラティスは、マットがあれば行えるため、自宅でも気軽にエクササイズを実践することができます。自宅でのエクササイズはいつでもできるだけでなく、グループエクササイズでは他の人の目が気になるという方にも最適です。
また、ピラティスは身体に対する集中が途切れないように常に身体を動かし続けるプログラムが用いられることもありますが、その場合、集中した状態が持続することから、肉体を鍛えるだけでなく、精神的な解放感を味わうことができるとも言われています。
そのいった面でも、集中しやすくリラックスできる自宅でのピラティスは最適だと言えるでしょう。

03マシンピラティスとは?

大型の機械や道具などを使用して行うマシンピラティス。では、マシンピラティスとはどのようなものなのでしょうか。

3-1別の名をイクイップメントピラティスという

マシンピラティスは、別名「イクイップメントピラティス」と呼ばれます。「イクイップメント」とは、日本語では「設備」「機械」「器具」といった意味を表します。つまり、イクイップメントピラティスとは、設備や機械、器具を使用したピラティスということ。このマシンピラティスでは、専用の機械が使用されます。
マシンピラティスに使われるのは、「リフォーマー」「キャデラック」「バレル」と呼ばれる専用の器具で、これらの器具を単体で使用するだけでなく、組み合わせることで600種類以上のエクササイズを行うことができます。
器具には小型のものもありますが、大型のものも多いため、自宅で行うよりも、ジムやスクールでエクササイズを行うのが中心となります。
また、専門性の高い機械なので、インストラクターなどに適切な指導を受けることが必要です。

3-2体の負荷を減らすため、初心者やリハビリにも使われる

専用の機械を使用すると聞くと、難しそうだと考える方も多いかもしれません。
実は専用の機械を使用することは、身体の負荷を減らすことにつながります。というのも、バーベルやダンベルといった自由に動かすことのできる器具の場合、あらゆる方向に負荷がかかる可能性があり、少しでもフォームを間違えると大けがをしてしまうことにもつながります。
しかし、専用の機械であれば、負荷がかかるのは常に一定の方向。そのため、もともとの筋力が乏しい人や初心者であっても正しいフォームでエクササイズを行うことができます。
これは初心者や、身体のトラブルに対するリハビリとしても最適です。

3-3負荷を自由に変更できるため筋肉強化にもなる

また、専用の機械では負荷を自由に変更することも可能。そのため、筋力をアップしたい場合には非常に有効。特に筋肉は、いきなり強い負荷をかけると故障の原因となるもの。そのため、正しい身体の使い方を学びながら筋肉を鍛えたいという人にも最適です。

04ピラティスの選び方

ピラティスには、パットピラティスとマシンピラティスの二種類がありますが、自分に合ったエクササイズはどのように選べばよいのでしょうか。

4-1大人数で始めたい、自宅でもしたい、手軽にしたいひとはマット

マットピラティスを教室などで行う場合、グループレッスンが一般的。もし大人数で始めたいという方は、マットピラティスを選ぶとよいでしょう。また、自宅でもピラティスのエクササイズをしたいという方にも、マシンピラティスは向いています。

4-2体を動かすのは久しぶり、筋力が弱い、負荷をかけたいひとはマシン

一方、マシンピラティスは筋力トレーニングとしても有効です。また、リハビリとしての効果も高いため、身体を動かす習慣がない人や、もともと筋力が弱いという方は、マシンピラティスがおすすめです。

06まとめ

ピラティスは、その多様なスタイルと特化型プログラムにより、さまざまなニーズに対応できるエクササイズです。
マットピラティスやマシンピラティスなど、どのスタイルが自分に合っているかを理解することで、効果的なトレーニングが可能になります。

自分の生活スタイルや体の状態に合わせたピラティスを選び、日常に取り入れることで、心身ともに健康な生活を目指しましょう。

この講座は!プロの監修を受けています!

講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
滝本さやか 先生
ピラティスインストラクター
1981年生まれ。京都出身、福岡在住。金融業界での営業職、音楽業界でのエレクトーンインストラクターを経て、激務の果てに人生初の入院経験をした事を契機として、心身の健康を根本から作ることの大切さを知りピラティスインストラクターの世界へ。

80,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
通信講座で資格が取れる!
ピラティスセラピストの講座を詳しくみる
無料資料請求
受講お申し込み
通信講座で資格が取れる!
ピラティスセラピストの講座を詳しくみる

トップ
に戻る