ピラティスの基本とは?初心者必見の基本ポーズとその効果とは?
ピラティスは、心と体の調和を目指すエクササイズメソッドとして、多くの人々に支持されています。
しかし、その効果を最大限に引き出すためには、ピラティスの目的や哲学を理解することが不可欠です。
女性にとってうれしい効果が多いというイメージのピラティス。きれいになりたい、スタイルがよくなりたいという目的でピラティスを始めようかと迷っている方も多いことでしょう。しかし、そもそもピラティスとはどんなエクササイズなのでしょうか。今回はピラティスの基本的なやり方や、エクササイズについてご紹介します。
- 目次
- 1. ピラティスの基本理解
- 1-1. ピラティスとは何か?
- 1-2. ピラティスの目的と哲学
- 1-3. ピラティスの起源と歴史
- 1-4. ジョセフ・ピラティスの人生と功績
- 2. ピラティスの重要な概念
- 2-1. ピラティスにおける3つのキーワード
- 2-2. コンセントレーション、コントロール、呼吸の役割
- 2-3. ピラティスに必要な道具とその役割
- 2-4. 道具の有無での効果の違い
- 3. ピラティスとヨガの比較
- 3-1. ピラティスとヨガの歴史的背景
- 3-2. 各メソッドの発祥と進化
- 3-3. 目的と効果の違い
- 3-4. 身体的効果と精神的効果の比較
- 3-5. 実践タイミングの違い
- 3-6. それぞれの練習に適した時間帯とその理由
- 4. ピラティスとヨガの選び方
- 4-1. ピラティスが向いている人とは?
- 4-2. ピラティスのメリットを最大限に活かせる人
- 4-3. ヨガを選ぶべき人の特徴
- 4-4. ヨガがもたらす利点と適した人々
- 5. 初心者向けのピラティスとヨガの入門
- 5-1. 初心者におすすめのピラティスの基本ポーズ
- 5-2. 基本姿勢とその効果
- 5-3. ヨガの初歩的なポーズとその実践
- 5-4. 始めやすいポーズの紹介
- 6. ピラティスの基本
- 6-1. 基本は呼吸と正しい姿勢
- 6-2. 骨盤矯正・肉体を活性させる
- 7. ピラティスの基本ポイント
- 7-1. 集中しておこなう
- 7-2. 呼吸法に忠実に
- 7-3. センター・コア(体の中心)を軸におこなう
- 7-4. 正確に体を動かすこと
- 8. ピラティスの基本姿勢
- 8-1. 基本姿勢ニュートラルポジション、インプリントポジション
- 8-2. ニュートラルポジションのやり方
- 8-3. インプリントポジションのやり方
- 9. ピラティスの初心者が気をつけたいこと
- 9-1. 無理をしない
- 9-2. 食後におこなわない
- 9-3. 短期間で効果を見込まず3ヶ月は継続しておこなう
- 10. まとめ
01ピラティスの基本理解
しかし、その本質や歴史を深く理解している人は少ないかもしれません。
ここでは、ピラティスの基礎を理解し、その起源や目的について解説していきます。
ピラティスがどのようなものであり、どのような理念に基づいているのかを見ていきましょう。
1-1ピラティスとは何か?
ピラティスは、体と心を一体として鍛えることを目的としたエクササイズメソッドです。
単なる筋力トレーニングとは異なり、ピラティスは呼吸、集中、コントロールといった要素を取り入れることで、体の内側から強さとバランスを育みます。
それでは、ピラティスの根底にある目的と哲学についてさらに掘り下げてみましょう。
ピラティスの目的と哲学
ピラティスの目的は、ただ体を鍛えるだけではなく、全身の調和を図ることにあります。
ジョセフ・ピラティスが提唱したこのメソッドは、「コア」と呼ばれる体幹部分を中心に据え、体の内外のバランスを整えることを重視しているのです。
ピラティスでは、動作の正確さや呼吸のリズムに細心の注意を払い、筋肉の強化と同時に柔軟性と安定性を高めることが求められます。
また、ピラティスは体だけでなく、精神的な成長も重視しています。
ピラティスの哲学では、心と体が一体となって働くことで、より高いレベルの健康と幸福が達成できるとされています。
この「マインドフルムーブメント」とも呼ばれるアプローチは、ピラティスを他のフィットネス方法から際立たせる要因の一つです。
1-2ピラティスの起源と歴史
ピラティスがどのようにして誕生し、今日に至るまでにどのような進化を遂げてきたのかを知ることは、メソッドを理解する上で非常に重要です。
ピラティスの歴史は、ジョセフ・ピラティスという一人の人物の努力とビジョンに深く結びついています。
彼の生い立ちと功績を振り返ることで、ピラティスが持つ真の価値を見出せるでしょう。
ジョセフ・ピラティスの人生と功績
ジョセフ・ピラティスは、1883年にドイツで生まれ、幼少期には病弱であった彼が、健康と体力を取り戻すためにさまざまな運動法を研究しました。
この経験が彼の人生に大きな影響を与え、後にピラティスとして知られるメソッドの基礎が築かれました。
第一次世界大戦中、彼は負傷兵のリハビリテーションのためのエクササイズを考案し、その効果が広く認められるようになりました。
1926年、ジョセフはアメリカに移住し、ニューヨークでピラティススタジオを開設しています。
彼のスタジオは、ダンサーやアスリート、そして一般の人々に広く受け入れられ、ピラティスは世界的に普及していきました。
彼が生涯をかけて開発したこのメソッドは、現在も多くの人々に愛され、健康とフィットネスの一環として実践されています。
ジョセフ・ピラティスの遺産は、彼のエクササイズメソッドだけでなく、彼が提唱した「体と心の調和」という理念にも強く反映されています。
この理念は、今日のピラティスの実践者にとっても重要な指針です。
このようにして、ピラティスは単なるフィットネスの一手法にとどまらず、深い哲学と歴史を持つ運動療法として多くの人々に支持されています。
02ピラティスの重要な概念
そのため、ピラティスを効果的に実践するためには、いくつかの重要な概念を理解することが不可欠です。
これから、ピラティスの基本となる3つのキーワードについて詳しく説明し、それぞれがどのようにしてピラティスの全体的な効果を高めるのか解説していきます。
2-1ピラティスにおける3つのキーワード
ピラティスを効果的に行うためには、3つの重要なキーワードに注目する必要があります。
それは、コンセントレーション、コントロール、そして呼吸です。
これらの要素は、ピラティスの動作が持つ深い意味を理解し、最大限の効果を引き出すための鍵となります。
それぞれのキーワードが具体的にどのようにピラティスの実践に影響を与えるのかを詳しく見ていきましょう。
コンセントレーション、コントロール、呼吸の役割
ピラティスにおいて、コンセントレーション(集中)は最も基本的な要素の一つです。
ピラティスの各動作は、単に体を動かすだけではなく、心を集中させることで、体の細部に至るまで意識を向けることが求められます。
これにより、身体全体のバランスと調和が保たれ、動作の正確さが向上します。
次に、コントロールは、動作の質を高めるために不可欠な要素です。
ピラティスでは、体の動きを制御し、無駄のない滑らかな動きを追求します。
このコントロールが、怪我を防ぎ、身体を効率的に鍛えることにつながります。
最後に、呼吸は、ピラティスの動作にリズムを与え、全身の酸素供給を促進する重要な役割です。
正しい呼吸法を身につけることで、体内の緊張が和らぎ、集中力が高まります。
呼吸と動作を連動させることで、より深いリラクゼーション効果が得られるのです。
2-2ピラティスに必要な道具とその役割
ピラティスは、基本的にはマット一枚あれば実践可能なエクササイズですが、特定の道具を使用することで、その効果をさらに高められます。
道具を用いることで、より多様な動作や負荷をかけられ、個々のニーズに応じたトレーニングが可能となります。
ここでは、ピラティスにおける道具の重要性と、その役割について詳しく解説します。
道具の有無での効果の違い
ピラティスで使用される代表的な道具には、リフォーマーやキャデラック、ワンダーチェアなどがあります。
これらの道具を使うことで、特定の筋肉群を集中的に鍛えることができ、運動の難易度を調整することも可能です。
例えば、リフォーマーは、スプリングの抵抗を利用して全身の筋肉を効率的に強化するのに役立ちます。
また、道具を使用することで、初心者でも無理なくピラティスに取り組めるようになります。
一方で、道具を使わずに行うマットピラティスは、身体の自重を利用して筋力や柔軟性を高められます。
マットピラティスは、スペースや道具が限られている場所でも行えるため、非常に汎用性が高いです。
道具を使うかどうかによって、ピラティスの効果や目的が異なりますが、どちらも効果的なエクササイズ法であることに変わりはありません。
このように、ピラティスにおける道具の選択は、個々のトレーニング目標やレベルに応じて行うことが大切です。
道具を使用することで、ピラティスの効果をさらに引き出せる一方で、基本的なマットエクササイズもまた、優れた身体鍛錬の手段であることを忘れてはなりません。
03ピラティスとヨガの比較
ここでは、これらのフィットネス方法がどのようにして誕生し、それぞれが何を目指しているのか、そしてどのような効果をもたらすのかについて詳しく解説していきましょう。
3-1ピラティスとヨガの歴史的背景
ピラティスとヨガの違いを理解するためには、まずその歴史的背景を知ることが重要です。
これらのメソッドがどのようにして生まれ、どのように発展してきたのかを理解することで、それぞれが持つ独自の特徴がより明確になります。
それでは、ピラティスとヨガの発祥と進化について詳しく見ていきましょう。
各メソッドの発祥と進化
ヨガは、数千年前にインドで生まれた古代の修行法であり、精神的な修行と身体の強化を目的としています。
その起源は紀元前5000年以上前に遡り、瞑想や呼吸法、特定のポーズを通じて心身の調和を図ることを重視しています。
ヨガは時を経て、さまざまな形態やスタイルに分かれ、現代ではリラックス目的からフィットネスの一環としてまで、幅広い用途で実践されています。
一方、ピラティスは比較的新しいメソッドであり、20世紀初頭にジョセフ・ピラティスによって考案されました。
彼は第一次世界大戦中に負傷兵のリハビリテーションのためにピラティスを開発し、その後、ニューヨークでダンサーやアスリートを中心に広まりました。
ピラティスは、身体のコアを強化し、姿勢を改善することを主な目的としていますが、その過程で心身の調和も図られるよう設計されています。
3-2目的と効果の違い
ピラティスとヨガは、どちらも健康促進を目指すものですが、その目的や得られる効果には明確な違いがあります。
それぞれのメソッドがどのような目的で実践され、その結果としてどのような効果が期待できるのかを理解することで、自分に適したメソッドを選ぶ手助けとなるでしょう。
身体的効果と精神的効果の比較
ピラティスは、特に身体的な強化に重点を置いています。
主に体幹部の筋肉を鍛えることを目的としており、これにより姿勢が改善され、筋力が増強されます。
また、ピラティスは、運動を通じて関節の柔軟性を高め、怪我の予防にも寄与します。
身体のバランスを整えることが、ピラティスの最大の目標です。
一方、ヨガは身体的効果に加え、精神的効果にも大きな重点が置かれています。
ヨガの実践は、リラクゼーションやストレス解消、心の安定を目的としており、呼吸法や瞑想を通じて精神の集中と安定を図ります。
ヨガを通じて、精神的な平穏を得ることが、健康全般にわたる効果をもたらします。
このように、ピラティスとヨガは、どちらも健康に寄与するものの、そのアプローチや効果は大きく異なるのです。
自分の目的に応じて、どちらのメソッドが適しているかを選ぶことが重要です。
3-3実践タイミングの違い
ピラティスとヨガは、実践するタイミングによっても、その効果が異なります。
それぞれのメソッドには、最適な実践時間があり、その時間帯に応じた効果が期待できます。
ここでは、ピラティスとヨガの実践に適した時間帯と、その理由について詳しく解説します。
それぞれの練習に適した時間帯とその理由
ピラティスは、朝の時間帯に実践することが効果的です。
朝に行うことで、体全体が目覚め、日中の活動に向けて身体を準備できます。
特に体幹を鍛える動作は、一日の姿勢を改善し、エネルギーレベルを高める効果があります。
また、朝にピラティスを行うことで、精神的なクリアさも得られ、一日のスタートをよりポジティブに迎えられるでしょう。
一方、ヨガは夕方や夜に行うことで、より深いリラクゼーション効果を得られます。
仕事や日中の活動による緊張を和らげ、心身をリラックスさせるために、ヨガは理想的な方法です。
特に瞑想やリラックス系のポーズを取り入れることで、睡眠の質を向上させ、翌朝の目覚めをスムーズにすることが期待できます。
このように、ピラティスとヨガは、それぞれ異なる時間帯に実践することで、異なる効果を引き出せます。
自分のライフスタイルや目的に応じて、最適な時間帯を選ぶことが、最大限の効果を得るための鍵となります。
04ピラティスとヨガの選び方
ここでは、ピラティスとヨガのどちらが自分に合っているのかを見極めるためのポイントを解説します。
まずは、ピラティスが向いている人について考えてみましょう。
4-1ピラティスが向いている人とは?
ピラティスは、特に体幹の強化や姿勢の改善を目指す人に適しています。
ピラティスのエクササイズは、体の内側から力を引き出すことに焦点を当てており、しなやかで強い体を作り上げるために効果的です。
ピラティスのメリットを最大限に活かせる人がどのような特徴を持っているのかを見ていきましょう。
ピラティスのメリットを最大限に活かせる人
ピラティスの最大の特徴は、体幹の強化を通じて姿勢を改善し、全体的なバランスを向上させることにあります。
そのため、日常生活で腰痛や肩こりに悩んでいる人、デスクワークが多く姿勢が悪くなりがちな人にとって、ピラティスは理想的な選択です。
また、ピラティスは体幹を安定させることにより、他のスポーツやアクティビティのパフォーマンス向上にも役立ちます。
ランニングやゴルフなど、特定のスポーツでの競技力を高めたいと考えている人にとって、ピラティスを取り入れることで競技の結果にポジティブな影響を与えられます。
さらに、ピラティスはリハビリテーションの一環としても効果的です。
怪我の予防や回復のために、関節や筋肉に負担をかけずに体を強化できるため、スポーツ選手やリハビリが必要な人にもおすすめです。
4-2ヨガを選ぶべき人の特徴
ヨガは、身体の柔軟性を高めるだけでなく、心の平穏を追求するメソッドとして広く知られています。
ヨガの多様なスタイルとアプローチにより、リラクゼーションやメンタルヘルスの改善を目指す人に最適です。
ヨガがもたらす利点と、それが適している人々について詳しく解説していきます。
ヨガがもたらす利点と適した人々
ヨガの大きな魅力は、その精神的な効果にあります。
ストレスの多い現代社会において、ヨガは心の平静を保ち、内面のバランスを整えるのに役立ちます。
そのため、ストレス解消やリラクゼーションを求めている人にとって、ヨガは非常に有効です。
また、ヨガは呼吸法を重視するため、呼吸のコントロールを学ぶことで日常生活の中でのストレス管理や集中力の向上にもつながります。
例えば、仕事や家庭でのストレスを軽減したいと考えている人、心の落ち着きを求める人にとって、ヨガの実践は精神的な健康をサポートする重要なツールとなるでしょう。
さらに、ヨガは柔軟性を高め、体全体の調和を図ることに優れています。
身体の硬さを感じている人や、柔軟性を向上させたいと考えている人には、ヨガの練習が効果的です。
ヨガは無理なく行えるポーズが多く、初心者でも取り組みやすい点も魅力です。
このように、ピラティスとヨガはそれぞれ異なるメリットを持っており、自分のライフスタイルや目標に応じて選択することが大切です。
どちらのメソッドも、適切に実践することで心身の健康を促進し、より充実した生活を送る手助けとなるでしょう。
05初心者向けのピラティスとヨガの入門
それぞれのメソッドは、心身のバランスを整え、日常生活にポジティブな変化をもたらします。
しかし、初めて挑戦する方にとっては、どこから始めれば良いのか、どのようなポーズを選べば良いのかが気になるところです。
ここでは、初心者向けのピラティスとヨガの基本ポーズを紹介し、それぞれのポーズが持つ効果について詳しく解説します。
5-1初心者におすすめのピラティスの基本ポーズ
ピラティスは、体幹を中心に体全体のバランスを整えることを目的としたエクササイズです。
初心者にとっては、まず基本的な姿勢とポーズを習得することが大切です。
これらのポーズは、ピラティスの基礎を築き、さらに難易度の高い動作に進むための準備となります。
それでは、初心者におすすめのピラティスの基本ポーズと、その効果について詳しく見ていきましょう。
基本姿勢とその効果
ピラティスの基本姿勢の一つに「ニュートラルスパイン」というポーズがあります。
これは、背骨を自然なカーブで保持し、体幹の筋肉を意識的に使うことで、正しい姿勢を維持するための基礎を築くものです。
この姿勢を習得することで、日常生活においても腰痛や肩こりを予防することが可能となります。
次に紹介するのは「ハンドレッド」です。
このポーズは、仰向けに寝た状態で脚を持ち上げ、両腕を前方に伸ばして上下に動かすことで、腹筋を強化することを目的としています。
ハンドレッドは、体幹を鍛えるだけでなく、全身の血行を促進する効果もあり、エネルギッシュな一日のスタートを切るのに最適です。
さらに、「ロールアップ」というポーズも基本の一つです。
仰向けに寝てから、ゆっくりと上体を起こして前屈し、再び仰向けに戻る動作を行います。
このポーズは、腹筋や背筋を強化し、柔軟性を高める効果があります。
初心者にとっては、呼吸と動作を連動させることで、ピラティスのリズム感を養う練習にもなります。
5-2ヨガの初歩的なポーズとその実践
ヨガは、心身のリラクゼーションと柔軟性の向上を目指すエクササイズです。
初心者がヨガを始める際には、シンプルで始めやすいポーズから取り組むのが良いでしょう。
これらのポーズを通じて、ヨガの基本的な動きと呼吸法を習得し、徐々に深いリラクゼーションと精神的な安定感を得られます。
それでは、初心者向けのヨガの初歩的なポーズと、その実践方法について詳しく解説します。
始めやすいポーズの紹介
ヨガの代表的な基本ポーズとして「山のポーズ(ターダアーサナ)」があります。
このポーズは、両足を揃えて立ち、背筋を伸ばして腕を体側に自然に垂らします。
シンプルながら、全身のバランスを整え、集中力を高める効果があります。
ヨガのすべてのポーズの基礎となる重要なポーズです。
次に紹介するのは「猫と牛のポーズ(マールジャリャーサナとビタラーサナ)」です。
四つん這いの姿勢で、背骨を丸めたり反らせたりする動作を繰り返します。
このポーズは、背中や首の柔軟性を高め、ストレスを解消するのに効果的です。
また、呼吸を意識しながら行うことで、心身のリラックスが促進されます。
最後に「子供のポーズ(バラーサナ)」を紹介します。
このポーズは、両膝をつけて座り、前屈して額を床につけるリラックスポーズです。
子供のポーズは、心を落ち着け、深いリラクゼーションを得るのに最適です。
初心者にとって、ヨガの終わりに行うことで、心身のバランスを整え、ヨガのセッションを穏やかに締めくくれます。
このように、ピラティスとヨガはそれぞれ初心者に適した基本ポーズがあり、どちらも健康的な生活をサポートする強力なツールです。
自分の目標やライフスタイルに合わせて、最適なポーズを選び、無理なく実践することが大切です。
01ピラティスの基本
世の中には様々なエクササイズがありますが、そもそもピラティスとはどんなものなのでしょうか?
1-1基本は呼吸と正しい姿勢
ピラティスの基本的な考え方は、呼吸と正しい姿勢によって筋肉を鍛えて骨格の歪みを矯正して健康な身体を手に入れるということ。
そもそもピラティスのルーツは、ケガをした人のためのリハビリにあります。そのため、筋力トレーニングや運動という考え方ではなく、身体が本来持っている力を十分に引き出すということが重視されます。
そのために必要となるのが、呼吸と正しい姿勢。
しっかりと深い呼吸を行うことで身体にしっかりと酸素を取り入れ、身体の歪みをただすということがピラティスの基本となります。
1-2骨盤矯正・肉体を活性させる
ピラティスはケガをした人のリハビリというルーツを持っていますが、現在のような形として発展していく中で、西洋の解剖学や東洋のヨガなど、様々な知識や技術を取り入れてきました。
そこで特に重要になっていったのが、インナーマッスル。インナーマッスルは身体の奥深くにある細かい筋肉群のことで、骨盤や内蔵を正しい位置に保つなど、非常に重要な役割を果たしています。しかし、インナーマッスルは身体の表面に近い場所にある大きな筋肉とは異なり、通常の筋力トレーニングでは鍛えるのが難しい存在。
しかも、インナーマッスルは使わなければすぐに衰えるもの。
そうなるとどうしても骨盤が正しい位置を保つことができず、普段の生活習慣や身体の使い方のクセなどの影響で、どうしても歪みが生まれてしまいます。
ピラティスはインナーマッスルを刺激、骨盤や内蔵を正しい位置に保つだけでなく、インナーマッスルの動かすことで肉体を活性化させるという目的も持っています。
02ピラティスの基本ポイント
ピラティスには様々なエクササイズがありますが、そのときにいくつか重要な基本的なポイントがあります。
これらのポイントを守らなければ、せっかくのエクササイズ効果も低下してしまいます。
2-1集中しておこなう
ピラティスのエクササイズに必要なのが、集中して行うということ。これはピラティスに限らず、どのようなエクササイズでも重要なポイント。
ただ何となく身体を動かしていては、せっかくのエクササイズ効果を得ることはできません。
身体を動かすときに葉、自分の身体の状態や、身体のどの部分が動いているのかをしっかり集中して意識しましょう。
2-2呼吸法に忠実に
すでに述べたように、ピラティスは呼吸を重視するエクササイズです。正しい呼吸はしっかり酸素を取り入れることで、体内の循環機能をアップさせます。また、深い呼吸によってストレスを解消できる、集中力が増す、集中力が高まるといった効果も期待できます。
そのため、呼吸法は忠実に守りましょう。
2-3センター・コア(体の中心)を軸におこなう
ピラティスはインナーマッスルや骨盤を重視したエクササイズです。そのときに軸となるのが、身体の中心であるセンター・コア。このセンター・コアをピラティスでは「パワーハウス」と呼ぶこともあります。
このセンター・コアが安定すると、正しい姿勢を保ちやすくなり、しっかりとした軸が生まれます。
2-4正確に体を動かすこと
ピラティスのエクササイズでは様々な動きが用いられますが、そのときには身体を正確に動かすことが重要になります。
正確に身体を動かすことは、身体への負担を減らし、ケガを予防するだけでなく、エクササイズ効果を高めることにつながります。
ピラティスは、無駄や無理の少ない、効率の高いエクササイズ。しかし性格な動きがなければせっかくの効果も低減してしまいます。
03ピラティスの基本姿勢
ピラティスは様々なエクササイズやマシンなども用いられますが、基本となるのはふたつの姿勢です。
3-1基本姿勢ニュートラルポジション、インプリントポジション
ピラティスの基本となるのは「ニュートラルポジション」と「インプリントポジション」と呼ばれるふたつの体勢です。
このふたつの体勢をマスターすることが、ピラティスを行う最初のステップとなります。
3-2ニュートラルポジションのやり方
ニュートラルポジションを行うときは、まず手のひらを下に向けて仰向けになります。そのとき、両足は肩幅に開いて膝を軽く開きます。
これでニュートラルポジションが完成しますが、このときに気を付けたいのがお腹周りの筋肉。
ピラティスでは腹筋や背筋といった、体幹の筋肉が重要になりますが、ニュートラルポジションでもそれは同様。
横になっているからといって力を抜かず、腹筋を使っておへそと背中を引き付けるようにして腹部を平らに保ちます。このとき、骨盤が床と平行になるように気をつけましょう。
なお、体幹を意識しすぎると背中が反って、床に対してアーチを描いてしまうことがありますが、これは腰に負担のかかる姿勢なので避けたほうがよいでしょう。
あくまで骨盤と床は平行にして、腰や背中を反らせないように気を付けましょう。
3-3インプリントポジションのやり方
ニュートラルポジションに対して、インプリントポジションとは骨盤をやや後ろに倒す体勢のことを指します。
インプリントポジションもニュートラルポジションと同様、仰向けに横になったあと、膝を立てて肩幅に開きますが、このとき腹部が斜めになるように腰を後ろに倒します。
イメージとしては、ニュートラルポジションよりも腹筋がへこむ体勢です。
また、このときニュートラルポジションと同じように、腹筋に力を入れておへそと背中を引き寄せます。
最初は「骨盤を後ろに傾ける」というのがわかりづらいかもしれませんが、その場合には立った状態のまま骨盤を前後に動かし、その感じを忘れないようにして横になって行うと、骨盤を倒すイメージをつかむことができます。
04ピラティスの初心者が気をつけたいこと
ピラティスは普段あまり運動を行わない人や、身体を使うのが苦手という人にも最適なエクササイズです。
ただし、実際にエクササイズを行うときには注意したいポイントがあります。
4-1無理をしない
ピラティスを始めたばかりのころは、ついつい頑張って無理をしてしまいがちなもの。しかし、ピラティスは普段はなかなか動かさない身体の奥にある筋肉を刺激するため、最初から頑張りすぎてしまうと、ケガやトラブルの原因となってしまいます。
また、最初から無理をするとエクササイズが長続きしません。
最初は無理をせず、少しずつエクササイズを行うようにしましょう。
4-2食後におこなわない
食事をした直後は、身体のエネルギーが食べ物の消化・吸収に使われてしまいます。また、お腹の中に食べ物が入っていると、どうしても胃が大きくなり体幹の筋肉を圧迫してしまうため、正しい動きができなくなります。
そのため、エクササイズは食事の直後に行わず一時間から二時間の間を開けましょう。
4-3短期間で効果を見込まず3ヶ月は継続しておこなう
ピラティスは効果的なエクササイズですが、効果が表れるには時間がかかります。
あせらず、まず三か月は継続して行いましょう。
06まとめ
ピラティスは、体と心の調和を目指した包括的なエクササイズメソッドです。
その哲学と目的を理解することで、より効果的に実践できます。
当記事では、ピラティスの基本的な考え方と初心者向けのポーズを紹介しました。
これらのポーズは、体幹の強化や柔軟性の向上に寄与し、日常生活の質を高めるのに役立ちます。
まずは基本を押さえ、自分のペースでピラティスを取り入れてみてください。
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講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
滝本さやか 先生
ピラティスインストラクター
1981年生まれ。京都出身、福岡在住。金融業界での営業職、音楽業界でのエレクトーンインストラクターを経て、激務の果てに人生初の入院経験をした事を契機として、心身の健康を根本から作ることの大切さを知りピラティスインストラクターの世界へ。
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1-1基本は呼吸と正しい姿勢
ピラティスの基本的な考え方は、呼吸と正しい姿勢によって筋肉を鍛えて骨格の歪みを矯正して健康な身体を手に入れるということ。
そもそもピラティスのルーツは、ケガをした人のためのリハビリにあります。そのため、筋力トレーニングや運動という考え方ではなく、身体が本来持っている力を十分に引き出すということが重視されます。
そのために必要となるのが、呼吸と正しい姿勢。
しっかりと深い呼吸を行うことで身体にしっかりと酸素を取り入れ、身体の歪みをただすということがピラティスの基本となります。
1-2骨盤矯正・肉体を活性させる
ピラティスはケガをした人のリハビリというルーツを持っていますが、現在のような形として発展していく中で、西洋の解剖学や東洋のヨガなど、様々な知識や技術を取り入れてきました。
そこで特に重要になっていったのが、インナーマッスル。インナーマッスルは身体の奥深くにある細かい筋肉群のことで、骨盤や内蔵を正しい位置に保つなど、非常に重要な役割を果たしています。しかし、インナーマッスルは身体の表面に近い場所にある大きな筋肉とは異なり、通常の筋力トレーニングでは鍛えるのが難しい存在。
しかも、インナーマッスルは使わなければすぐに衰えるもの。
そうなるとどうしても骨盤が正しい位置を保つことができず、普段の生活習慣や身体の使い方のクセなどの影響で、どうしても歪みが生まれてしまいます。
ピラティスはインナーマッスルを刺激、骨盤や内蔵を正しい位置に保つだけでなく、インナーマッスルの動かすことで肉体を活性化させるという目的も持っています。
02ピラティスの基本ポイント
ピラティスには様々なエクササイズがありますが、そのときにいくつか重要な基本的なポイントがあります。
これらのポイントを守らなければ、せっかくのエクササイズ効果も低下してしまいます。
2-1集中しておこなう
ピラティスのエクササイズに必要なのが、集中して行うということ。これはピラティスに限らず、どのようなエクササイズでも重要なポイント。
ただ何となく身体を動かしていては、せっかくのエクササイズ効果を得ることはできません。
身体を動かすときに葉、自分の身体の状態や、身体のどの部分が動いているのかをしっかり集中して意識しましょう。
2-2呼吸法に忠実に
すでに述べたように、ピラティスは呼吸を重視するエクササイズです。正しい呼吸はしっかり酸素を取り入れることで、体内の循環機能をアップさせます。また、深い呼吸によってストレスを解消できる、集中力が増す、集中力が高まるといった効果も期待できます。
そのため、呼吸法は忠実に守りましょう。
2-3センター・コア(体の中心)を軸におこなう
ピラティスはインナーマッスルや骨盤を重視したエクササイズです。そのときに軸となるのが、身体の中心であるセンター・コア。このセンター・コアをピラティスでは「パワーハウス」と呼ぶこともあります。
このセンター・コアが安定すると、正しい姿勢を保ちやすくなり、しっかりとした軸が生まれます。
2-4正確に体を動かすこと
ピラティスのエクササイズでは様々な動きが用いられますが、そのときには身体を正確に動かすことが重要になります。
正確に身体を動かすことは、身体への負担を減らし、ケガを予防するだけでなく、エクササイズ効果を高めることにつながります。
ピラティスは、無駄や無理の少ない、効率の高いエクササイズ。しかし性格な動きがなければせっかくの効果も低減してしまいます。
03ピラティスの基本姿勢
ピラティスは様々なエクササイズやマシンなども用いられますが、基本となるのはふたつの姿勢です。
3-1基本姿勢ニュートラルポジション、インプリントポジション
ピラティスの基本となるのは「ニュートラルポジション」と「インプリントポジション」と呼ばれるふたつの体勢です。
このふたつの体勢をマスターすることが、ピラティスを行う最初のステップとなります。
3-2ニュートラルポジションのやり方
ニュートラルポジションを行うときは、まず手のひらを下に向けて仰向けになります。そのとき、両足は肩幅に開いて膝を軽く開きます。
これでニュートラルポジションが完成しますが、このときに気を付けたいのがお腹周りの筋肉。
ピラティスでは腹筋や背筋といった、体幹の筋肉が重要になりますが、ニュートラルポジションでもそれは同様。
横になっているからといって力を抜かず、腹筋を使っておへそと背中を引き付けるようにして腹部を平らに保ちます。このとき、骨盤が床と平行になるように気をつけましょう。
なお、体幹を意識しすぎると背中が反って、床に対してアーチを描いてしまうことがありますが、これは腰に負担のかかる姿勢なので避けたほうがよいでしょう。
あくまで骨盤と床は平行にして、腰や背中を反らせないように気を付けましょう。
3-3インプリントポジションのやり方
ニュートラルポジションに対して、インプリントポジションとは骨盤をやや後ろに倒す体勢のことを指します。
インプリントポジションもニュートラルポジションと同様、仰向けに横になったあと、膝を立てて肩幅に開きますが、このとき腹部が斜めになるように腰を後ろに倒します。
イメージとしては、ニュートラルポジションよりも腹筋がへこむ体勢です。
また、このときニュートラルポジションと同じように、腹筋に力を入れておへそと背中を引き寄せます。
最初は「骨盤を後ろに傾ける」というのがわかりづらいかもしれませんが、その場合には立った状態のまま骨盤を前後に動かし、その感じを忘れないようにして横になって行うと、骨盤を倒すイメージをつかむことができます。
04ピラティスの初心者が気をつけたいこと
ピラティスは普段あまり運動を行わない人や、身体を使うのが苦手という人にも最適なエクササイズです。
ただし、実際にエクササイズを行うときには注意したいポイントがあります。
4-1無理をしない
ピラティスを始めたばかりのころは、ついつい頑張って無理をしてしまいがちなもの。しかし、ピラティスは普段はなかなか動かさない身体の奥にある筋肉を刺激するため、最初から頑張りすぎてしまうと、ケガやトラブルの原因となってしまいます。
また、最初から無理をするとエクササイズが長続きしません。
最初は無理をせず、少しずつエクササイズを行うようにしましょう。
4-2食後におこなわない
食事をした直後は、身体のエネルギーが食べ物の消化・吸収に使われてしまいます。また、お腹の中に食べ物が入っていると、どうしても胃が大きくなり体幹の筋肉を圧迫してしまうため、正しい動きができなくなります。
そのため、エクササイズは食事の直後に行わず一時間から二時間の間を開けましょう。
4-3短期間で効果を見込まず3ヶ月は継続しておこなう
ピラティスは効果的なエクササイズですが、効果が表れるには時間がかかります。
あせらず、まず三か月は継続して行いましょう。
06まとめ
ピラティスは、体と心の調和を目指した包括的なエクササイズメソッドです。
その哲学と目的を理解することで、より効果的に実践できます。
当記事では、ピラティスの基本的な考え方と初心者向けのポーズを紹介しました。
これらのポーズは、体幹の強化や柔軟性の向上に寄与し、日常生活の質を高めるのに役立ちます。
まずは基本を押さえ、自分のペースでピラティスを取り入れてみてください。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
滝本さやか 先生
ピラティスインストラクター
1981年生まれ。京都出身、福岡在住。金融業界での営業職、音楽業界でのエレクトーンインストラクターを経て、激務の果てに人生初の入院経験をした事を契機として、心身の健康を根本から作ることの大切さを知りピラティスインストラクターの世界へ。
70,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
これらのポイントを守らなければ、せっかくのエクササイズ効果も低下してしまいます。
2-1集中しておこなう
ピラティスのエクササイズに必要なのが、集中して行うということ。これはピラティスに限らず、どのようなエクササイズでも重要なポイント。
ただ何となく身体を動かしていては、せっかくのエクササイズ効果を得ることはできません。
身体を動かすときに葉、自分の身体の状態や、身体のどの部分が動いているのかをしっかり集中して意識しましょう。
2-2呼吸法に忠実に
すでに述べたように、ピラティスは呼吸を重視するエクササイズです。正しい呼吸はしっかり酸素を取り入れることで、体内の循環機能をアップさせます。また、深い呼吸によってストレスを解消できる、集中力が増す、集中力が高まるといった効果も期待できます。
そのため、呼吸法は忠実に守りましょう。
2-3センター・コア(体の中心)を軸におこなう
ピラティスはインナーマッスルや骨盤を重視したエクササイズです。そのときに軸となるのが、身体の中心であるセンター・コア。このセンター・コアをピラティスでは「パワーハウス」と呼ぶこともあります。
このセンター・コアが安定すると、正しい姿勢を保ちやすくなり、しっかりとした軸が生まれます。
2-4正確に体を動かすこと
ピラティスのエクササイズでは様々な動きが用いられますが、そのときには身体を正確に動かすことが重要になります。
正確に身体を動かすことは、身体への負担を減らし、ケガを予防するだけでなく、エクササイズ効果を高めることにつながります。
ピラティスは、無駄や無理の少ない、効率の高いエクササイズ。しかし性格な動きがなければせっかくの効果も低減してしまいます。
03ピラティスの基本姿勢
ピラティスは様々なエクササイズやマシンなども用いられますが、基本となるのはふたつの姿勢です。
3-1基本姿勢ニュートラルポジション、インプリントポジション
ピラティスの基本となるのは「ニュートラルポジション」と「インプリントポジション」と呼ばれるふたつの体勢です。
このふたつの体勢をマスターすることが、ピラティスを行う最初のステップとなります。
3-2ニュートラルポジションのやり方
ニュートラルポジションを行うときは、まず手のひらを下に向けて仰向けになります。そのとき、両足は肩幅に開いて膝を軽く開きます。
これでニュートラルポジションが完成しますが、このときに気を付けたいのがお腹周りの筋肉。
ピラティスでは腹筋や背筋といった、体幹の筋肉が重要になりますが、ニュートラルポジションでもそれは同様。
横になっているからといって力を抜かず、腹筋を使っておへそと背中を引き付けるようにして腹部を平らに保ちます。このとき、骨盤が床と平行になるように気をつけましょう。
なお、体幹を意識しすぎると背中が反って、床に対してアーチを描いてしまうことがありますが、これは腰に負担のかかる姿勢なので避けたほうがよいでしょう。
あくまで骨盤と床は平行にして、腰や背中を反らせないように気を付けましょう。
3-3インプリントポジションのやり方
ニュートラルポジションに対して、インプリントポジションとは骨盤をやや後ろに倒す体勢のことを指します。
インプリントポジションもニュートラルポジションと同様、仰向けに横になったあと、膝を立てて肩幅に開きますが、このとき腹部が斜めになるように腰を後ろに倒します。
イメージとしては、ニュートラルポジションよりも腹筋がへこむ体勢です。
また、このときニュートラルポジションと同じように、腹筋に力を入れておへそと背中を引き寄せます。
最初は「骨盤を後ろに傾ける」というのがわかりづらいかもしれませんが、その場合には立った状態のまま骨盤を前後に動かし、その感じを忘れないようにして横になって行うと、骨盤を倒すイメージをつかむことができます。
04ピラティスの初心者が気をつけたいこと
ピラティスは普段あまり運動を行わない人や、身体を使うのが苦手という人にも最適なエクササイズです。
ただし、実際にエクササイズを行うときには注意したいポイントがあります。
4-1無理をしない
ピラティスを始めたばかりのころは、ついつい頑張って無理をしてしまいがちなもの。しかし、ピラティスは普段はなかなか動かさない身体の奥にある筋肉を刺激するため、最初から頑張りすぎてしまうと、ケガやトラブルの原因となってしまいます。
また、最初から無理をするとエクササイズが長続きしません。
最初は無理をせず、少しずつエクササイズを行うようにしましょう。
4-2食後におこなわない
食事をした直後は、身体のエネルギーが食べ物の消化・吸収に使われてしまいます。また、お腹の中に食べ物が入っていると、どうしても胃が大きくなり体幹の筋肉を圧迫してしまうため、正しい動きができなくなります。
そのため、エクササイズは食事の直後に行わず一時間から二時間の間を開けましょう。
4-3短期間で効果を見込まず3ヶ月は継続しておこなう
ピラティスは効果的なエクササイズですが、効果が表れるには時間がかかります。
あせらず、まず三か月は継続して行いましょう。
06まとめ
ピラティスは、体と心の調和を目指した包括的なエクササイズメソッドです。
その哲学と目的を理解することで、より効果的に実践できます。
当記事では、ピラティスの基本的な考え方と初心者向けのポーズを紹介しました。
これらのポーズは、体幹の強化や柔軟性の向上に寄与し、日常生活の質を高めるのに役立ちます。
まずは基本を押さえ、自分のペースでピラティスを取り入れてみてください。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
滝本さやか 先生
ピラティスインストラクター
1981年生まれ。京都出身、福岡在住。金融業界での営業職、音楽業界でのエレクトーンインストラクターを経て、激務の果てに人生初の入院経験をした事を契機として、心身の健康を根本から作ることの大切さを知りピラティスインストラクターの世界へ。
70,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
3-1基本姿勢ニュートラルポジション、インプリントポジション
ピラティスの基本となるのは「ニュートラルポジション」と「インプリントポジション」と呼ばれるふたつの体勢です。
このふたつの体勢をマスターすることが、ピラティスを行う最初のステップとなります。
3-2ニュートラルポジションのやり方
ニュートラルポジションを行うときは、まず手のひらを下に向けて仰向けになります。そのとき、両足は肩幅に開いて膝を軽く開きます。
これでニュートラルポジションが完成しますが、このときに気を付けたいのがお腹周りの筋肉。
ピラティスでは腹筋や背筋といった、体幹の筋肉が重要になりますが、ニュートラルポジションでもそれは同様。
横になっているからといって力を抜かず、腹筋を使っておへそと背中を引き付けるようにして腹部を平らに保ちます。このとき、骨盤が床と平行になるように気をつけましょう。
なお、体幹を意識しすぎると背中が反って、床に対してアーチを描いてしまうことがありますが、これは腰に負担のかかる姿勢なので避けたほうがよいでしょう。
あくまで骨盤と床は平行にして、腰や背中を反らせないように気を付けましょう。
3-3インプリントポジションのやり方
ニュートラルポジションに対して、インプリントポジションとは骨盤をやや後ろに倒す体勢のことを指します。
インプリントポジションもニュートラルポジションと同様、仰向けに横になったあと、膝を立てて肩幅に開きますが、このとき腹部が斜めになるように腰を後ろに倒します。
イメージとしては、ニュートラルポジションよりも腹筋がへこむ体勢です。
また、このときニュートラルポジションと同じように、腹筋に力を入れておへそと背中を引き寄せます。
最初は「骨盤を後ろに傾ける」というのがわかりづらいかもしれませんが、その場合には立った状態のまま骨盤を前後に動かし、その感じを忘れないようにして横になって行うと、骨盤を倒すイメージをつかむことができます。
04ピラティスの初心者が気をつけたいこと
ピラティスは普段あまり運動を行わない人や、身体を使うのが苦手という人にも最適なエクササイズです。
ただし、実際にエクササイズを行うときには注意したいポイントがあります。
4-1無理をしない
ピラティスを始めたばかりのころは、ついつい頑張って無理をしてしまいがちなもの。しかし、ピラティスは普段はなかなか動かさない身体の奥にある筋肉を刺激するため、最初から頑張りすぎてしまうと、ケガやトラブルの原因となってしまいます。
また、最初から無理をするとエクササイズが長続きしません。
最初は無理をせず、少しずつエクササイズを行うようにしましょう。
4-2食後におこなわない
食事をした直後は、身体のエネルギーが食べ物の消化・吸収に使われてしまいます。また、お腹の中に食べ物が入っていると、どうしても胃が大きくなり体幹の筋肉を圧迫してしまうため、正しい動きができなくなります。
そのため、エクササイズは食事の直後に行わず一時間から二時間の間を開けましょう。
4-3短期間で効果を見込まず3ヶ月は継続しておこなう
ピラティスは効果的なエクササイズですが、効果が表れるには時間がかかります。
あせらず、まず三か月は継続して行いましょう。
06まとめ
ピラティスは、体と心の調和を目指した包括的なエクササイズメソッドです。
その哲学と目的を理解することで、より効果的に実践できます。
当記事では、ピラティスの基本的な考え方と初心者向けのポーズを紹介しました。
これらのポーズは、体幹の強化や柔軟性の向上に寄与し、日常生活の質を高めるのに役立ちます。
まずは基本を押さえ、自分のペースでピラティスを取り入れてみてください。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
滝本さやか 先生
ピラティスインストラクター
1981年生まれ。京都出身、福岡在住。金融業界での営業職、音楽業界でのエレクトーンインストラクターを経て、激務の果てに人生初の入院経験をした事を契機として、心身の健康を根本から作ることの大切さを知りピラティスインストラクターの世界へ。
70,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
ただし、実際にエクササイズを行うときには注意したいポイントがあります。
4-1無理をしない
ピラティスを始めたばかりのころは、ついつい頑張って無理をしてしまいがちなもの。しかし、ピラティスは普段はなかなか動かさない身体の奥にある筋肉を刺激するため、最初から頑張りすぎてしまうと、ケガやトラブルの原因となってしまいます。
また、最初から無理をするとエクササイズが長続きしません。
最初は無理をせず、少しずつエクササイズを行うようにしましょう。
4-2食後におこなわない
食事をした直後は、身体のエネルギーが食べ物の消化・吸収に使われてしまいます。また、お腹の中に食べ物が入っていると、どうしても胃が大きくなり体幹の筋肉を圧迫してしまうため、正しい動きができなくなります。
そのため、エクササイズは食事の直後に行わず一時間から二時間の間を開けましょう。
4-3短期間で効果を見込まず3ヶ月は継続しておこなう
ピラティスは効果的なエクササイズですが、効果が表れるには時間がかかります。
あせらず、まず三か月は継続して行いましょう。
06まとめ
その哲学と目的を理解することで、より効果的に実践できます。
当記事では、ピラティスの基本的な考え方と初心者向けのポーズを紹介しました。
これらのポーズは、体幹の強化や柔軟性の向上に寄与し、日常生活の質を高めるのに役立ちます。
まずは基本を押さえ、自分のペースでピラティスを取り入れてみてください。