ピラティスとヨガの違いとは?
健康を維持するためのエクササイズとして人気のあるピラティスとヨガですが、これら二つのエクササイズには異なる特徴と利点があります。
ピラティスとヨガの違いを理解することで、自分の目標に合ったエクササイズを選べます。
ピラティスやヨガは女性に人気のエクササイズです。どちらかを体験してみたいと考えている方も多いはず。しかし、改めて考えてみると分かりにくいのがピラティスとヨガの違いです。では、この両者はどのように違うのでしょうか。今回はピラティスとヨガの違いについてご紹介します。
- 目次
- 1. ピラティスとヨガの基本的な違いを理解する
- 1-1. 二つのエクササイズの起源と背景
- 1-2. ピラティスの歴史とその誕生
- 1-3. ヨガの歴史と伝統的な背景
- 1-4. ピラティスとヨガの共通点とその理由
- 1-5. ヨガから影響を受けたピラティスの動き
- 1-6. 呼吸法に焦点を当てた両方のエクササイズ
- 1-7. 心身のバランスを整える目的の共通性
- 2. 自分に合ったエクササイズを選ぶためには
- 2-1. ピラティスが適している人の特徴
- 2-2. ピラティスを選ぶべき理由とその効果
- 2-3. ヨガが適している人の特徴
- 2-4. ヨガのメリットとその選択理由
- 3. ピラティスとヨガを効果的に活用する方法
- 3-1. ピラティスの効果を最大限に引き出すために
- 3-2. 正しい姿勢と呼吸法の重要性
- 3-3. 定期的な実践と段階的な進行
- 3-4. ヨガの実践で心身をリフレッシュするために
- 3-5. 環境の整備と心の準備
- 3-6. 瞑想と呼吸法の組み合わせ
- 3-7. 自分に合ったポーズの選択
- 4. 両方のエクササイズをバランス良く取り入れる
- 4-1. ピラティスとヨガの組み合わせによる効果
- 4-2. 体幹の強化と柔軟性の向上
- 4-3. 心身のリラクゼーションとストレス解消
- 4-4. 全身のバランスと調和の向上
- 4-5. 自分に合ったバランスを見つけるためのアドバイス
- 4-6. 自分の目的を明確にする
- 4-7. 自分の身体の声を聞く
- 4-8. エクササイズの頻度とタイミングを調整する
- 5. ピラティスとヨガの違い
- 5-1. 目的の違い
- 6. それぞれの起源
- 6-1. ピラティス
- 6-2. ヨガ
- 7. ピラティスとヨガが似ているといわれる理由
- 7-1. ピラティスはヨガの動きが取り入れられている
- 7-2. 両方とも呼吸を意識している
- 7-3. どちらも心身を健やかな状態に整える
- 8. ピラティスorヨガの選び方
- 8-1. ピラティス
- 8-2. ヨガが合っている人
- 9. ピラティスとは?
- 10. ピラティスの特徴
- 10-1. インナーマッスル
- 10-2. 姿勢改善
- 10-3. 胸式呼吸
- 11. ピラティスの効果
- 11-1. 骨盤の歪み改善
- 11-2. 姿勢や肩こりの解消
- 11-3. ストレス軽減
- 11-4. ダイエット効果
- 12. ピラティスとヨガの違いは?
- 12-1. 成り立ちと目的
- 12-2. ピラティスの成り立ち
- 12-3. ヨガの成り立ち
- 12-4. ピラティスの目的
- 12-5. ヨガの目的
- 12-6. 呼吸法と動き
- 12-7. ピラティスの呼吸法
- 12-8. ヨガの呼吸法
- 12-9. ピラティスの動き
- 12-10. ヨガの動き
- 13. ピラティスの資格、2ヵ月でラクラク取れる方法
- 14. まとめ
01ピラティスとヨガの基本的な違いを理解する
これらの違いを理解することで、自分に最も適したエクササイズを選ぶ手助けになります。
まずは、二つのエクササイズの起源と背景を探り、それぞれの特性について解説していきます。
1-1二つのエクササイズの起源と背景
ピラティスとヨガは、異なる文化的背景と時代に発展してきたエクササイズです。
それぞれの歴史を知ることで、その目的や方法に込められた意味がより深く理解できます。
ピラティスの歴史とその誕生
ピラティスは、20世紀初頭にドイツ出身のジョセフ・ピラティスによって考案されました。
彼は、第一次世界大戦中に捕虜として収容された際、怪我を負った兵士たちのリハビリのために、ベッドのスプリングを利用して独自のエクササイズを開発しました。
これが現在のピラティスの原型です。
その後、ジョセフはアメリカに渡り、ダンサーやアスリートの身体能力を向上させるためのトレーニング方法としてピラティスを広めました。
ピラティスは、身体のコアを強化し、柔軟性やバランスを向上させることを目的としたエクササイズであり、リハビリからスポーツパフォーマンスまで幅広い用途で利用されています。
ヨガの歴史と伝統的な背景
一方、ヨガは約5000年前にインドで誕生しました。
ヨガは、単なるフィジカルなエクササイズではなく、精神的な修行の一環として発展してきました。
古代インドの聖典「ヴェーダ」にもその起源が記されており、精神の統一と身体の調和を目指すために様々なポーズや呼吸法が取り入れられました。
ヨガは、心身を浄化し、内なる平和を得ることを目的としています。
現代では、精神的な修行の要素を含みながらも、フィジカルな面に重点を置いたスタイルも多く、世界中で広く実践されています。
1-2ピラティスとヨガの共通点とその理由
ピラティスとヨガは異なる起源を持つエクササイズですが、共通する要素も多く存在します。
そのため、これら二つが似ていると感じる人も多いでしょう。
ここでは、ヨガがピラティスに与えた影響や、両者の共通点を詳しく解説していきます。
ヨガから影響を受けたピラティスの動き
ジョセフ・ピラティスは、ヨガの動きを参考にしながら、自身のエクササイズを構築しました。
ピラティスの中には、ヨガのポーズに似た動きが多く含まれており、特にストレッチや柔軟性を高める動作にはヨガの影響が色濃く現れています。
これにより、ピラティスはヨガの要素を取り入れつつも、独自の方法論として発展していきました。
呼吸法に焦点を当てた両方のエクササイズ
ピラティスとヨガは、いずれも呼吸を重視したエクササイズです。
呼吸を意識しながら行うことで、エクササイズの効果が高まり、心身のリラクゼーションにもつながります。
ピラティスでは「横隔膜呼吸」と呼ばれる深い呼吸法が取り入れられ、ヨガでは「プラーナーヤーマ」という呼吸法が実践されます。
これらの呼吸法は、エクササイズの動きと連動し、体内の酸素の循環を促進し、集中力を高める効果があります。
心身のバランスを整える目的の共通性
最後に、ピラティスとヨガはどちらも心身のバランスを整えることが目的です。
ピラティスは、体幹を強化し、姿勢を改善することで身体のバランスを保つことを目指します。
一方、ヨガは、ポーズを通じて心の静寂を得ることに重点を置いており、精神と身体の調和を追求します。
このように、異なるアプローチながらも、両者は共に心身の健康をサポートするエクササイズとして位置づけられています。
02自分に合ったエクササイズを選ぶためには
自分に最も合ったエクササイズを選ぶためには、その違いと自分のニーズを理解することが重要です。
ピラティスとヨガがそれぞれどのような人に向いているか、具体的な特徴を詳しく解説していきます。
2-1ピラティスが適している人の特徴
ピラティスは、特に身体のコアを強化し、姿勢を改善したいと考える人に適しています。
ピラティスがどのような人に効果的であり、その選択理由となる特徴について解説していきます。
ピラティスを選ぶべき理由とその効果
ピラティスは、体幹を中心とした筋肉を強化することを目的としたエクササイズです。
これにより、姿勢の改善や身体のバランスを整える効果が期待できます。
ピラティスを選ぶべき具体的な理由とその効果を詳しく解説します。
まず、ピラティスはリハビリテーションや体のメンテナンスとして非常に有効です。
怪我をした後のリハビリや、デスクワークで崩れがちな姿勢を改善するために、多くの人がピラティスを取り入れています。
ピラティスでは、背骨や骨盤を中心に安定させることを重視し、その結果、慢性的な腰痛や肩こりの改善が期待できるのです。
さらに、ピラティスはアスリートにも広く支持されています。
特に、スポーツパフォーマンスを向上させるために体幹を強化することが求められるため、サッカーやテニス、ゴルフなどの競技者がピラティスを取り入れています。
これにより、競技中の安定性や柔軟性が向上し、怪我の予防にもつながります。
また、ピラティスはストレス解消にも効果的です。
呼吸と動きを連動させることで、精神的なリラクゼーションが得られ、日々のストレスから解放されやすくなります。
特に、集中力を高めたい人や、精神的な安定を求める人にはピラティスが向いています。
2-2ヨガが適している人の特徴
ヨガは、心と身体の調和を求める人に適したエクササイズです。
ここでは、ヨガがどのような人に向いているか、そしてその選択理由について詳しく解説します。
ヨガのメリットとその選択理由
ヨガは、心身のバランスを整えることを目的としたエクササイズであり、身体だけでなく精神的な健康を重視する人に特に向いています。
ヨガのメリットとその選択理由について詳しく解説します。
ヨガの最大の特徴は、精神的なリラクゼーション効果です。
ヨガでは、呼吸法や瞑想を取り入れることで、心の静寂を得られます。
現代社会で多くの人が抱えるストレスや不安を軽減するために、ヨガは非常に効果的です。
特に、日々の生活の中で心の安定を求める人や、マインドフルネスを実践したいと考えている人にとって、ヨガは理想的なエクササイズです。
また、ヨガは柔軟性を高めることにも適しています。
ヨガのポーズは、全身の筋肉を伸ばし、関節の可動域を広げることに重点を置いています。
そのため、身体の柔軟性を向上させたい人や、筋肉の緊張を和らげたい人にヨガが適しています。
特に、運動不足やデスクワークによる身体の硬直を感じている人には、ヨガが効果的です。
さらに、ヨガは自己探求の手段としても利用されています。
ヨガの哲学には、自己の内面を見つめ直し、真の自分を発見するという側面があります。
そのため、自己成長や精神的な探求を重視する人にとって、ヨガは単なるエクササイズ以上のものとなります。
ヨガはまた、体力や年齢を問わず誰でも始めやすい点も魅力です。
ヨガのポーズには、さまざまなバリエーションがあり、自分の体力や柔軟性に合わせて無理なく取り組めます。
これにより、初心者から経験者まで、幅広い層の人々に適したエクササイズとなっています。
03ピラティスとヨガを効果的に活用する方法
しかし、それぞれのエクササイズを最大限に活用するためには、適切な方法を理解し、自分のライフスタイルに合わせた実践が重要です。
ここでは、ピラティスとヨガをより効果的に取り入れるための具体的な方法について詳しく解説します。
3-1ピラティスの効果を最大限に引き出すために
ピラティスは、身体のコアを強化し、姿勢を改善することで多くの健康効果をもたらします。
しかし、その効果を最大限に引き出すためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
ピラティスを効果的に行うための具体的な方法と、その実践において注意すべき点を詳しく解説します。
正しい姿勢と呼吸法の重要性
ピラティスにおいて最も重要なのは、正しい姿勢と呼吸法です。
ピラティスは、全ての動作が正しい姿勢を保ちながら行われることで、その効果が発揮されます。
まず、骨盤の位置を安定させ、背骨をニュートラルな状態に保つことが基本となります。
この姿勢を維持しながら、横隔膜呼吸を取り入れることで、コアの筋肉が効果的に働き、深層部の筋肉が強化されます。
呼吸法は、動作と連動させることが重要です。
例えば、筋肉を引き締める動作では息を吐き、筋肉を伸ばす動作では息を吸うことで、動作がスムーズに行われ、筋肉への負担を軽減します。
これにより、ピラティスの効果が最大限に引き出されるのです。
定期的な実践と段階的な進行
ピラティスは、継続的に行うことでその効果が持続します。
週に数回のペースで実践し、徐々に強度を上げていくことで、筋肉の強化や柔軟性の向上が期待できます。
また、ピラティスは、身体の状態に合わせてエクササイズを調整できるため、自分のペースで進めることが可能です。
ピラティスを始める際には、まず基礎的な動作を習得し、それから徐々に難易度の高い動作に挑戦していくことが重要です。
特に初心者の場合、無理をせず、自分の身体の限界を理解しながら進めることが、怪我を防ぎながら効果を引き出すポイントとなります。
3-2ヨガの実践で心身をリフレッシュするために
ヨガは、心身のリフレッシュやリラクゼーションに非常に効果的です。
その効果を最大限に活用するためには、いくつかの重要な要素を意識することが必要です。
ここでは、ヨガを通じて心身をリフレッシュするための具体的な方法について詳しく解説します。
環境の整備と心の準備
ヨガを効果的に実践するためには、まず環境を整えることが大切です。
静かでリラックスできる場所を選び、心を落ち着けるためにキャンドルやアロマを使用することも効果的です。
また、ヨガマットや快適な服装を準備し、心地よい環境でヨガを行うことで、集中力が高まり、リラクゼーション効果が向上します。
心の準備も重要です。ヨガを始める前に、日常のストレスや悩みを一時的に忘れ、心を無にすることを意識しましょう。
これにより、ヨガの実践中に集中力が高まり、精神的なリフレッシュが促進されます。
瞑想と呼吸法の組み合わせ
ヨガは、呼吸法と瞑想を組み合わせることで、心身のリラクゼーション効果を高めます。
特に、プラーナーヤーマと呼ばれる呼吸法を取り入れることで、心が静まり、内面的な平和を感じられます。
この呼吸法は、ゆっくりと深い呼吸を繰り返し、体内の酸素を効率的に循環させることで、リラクゼーション効果を促進します。
また、瞑想を取り入れることで、ヨガの効果をさらに高めることが可能です。
瞑想は、心の中の雑念を取り除き、集中力を高めるための重要な要素です。
瞑想を通じて、心の静寂を得ることで、日常のストレスを解消し、心身のバランスを取り戻せます。
自分に合ったポーズの選択
ヨガには、多くのポーズがありますが、自分の体調や精神状態に合ったポーズを選ぶことが重要です。
例えば、リラックスしたいときには、シャヴァーサナ(屍のポーズ)やバラーサナ(子供のポーズ)など、心を落ち着けるポーズが適しています。
これらのポーズは、全身の筋肉をリラックスさせ、心身の緊張を解きほぐす効果があります。
一方、エネルギーを高めたいときには、太陽礼拝のような動的なポーズが効果的です。
これらのポーズは、身体を活性化させ、エネルギーレベルを向上させる効果があります。
また、ポーズとポーズの間に適切な休息を取り入れることで、ヨガの効果を持続させられます。
04両方のエクササイズをバランス良く取り入れる
これらのエクササイズをバランス良く組み合わせることで、相乗効果が期待でき、より豊かな健康生活を送れます。
ここでは、ピラティスとヨガを効果的に組み合わせる方法と、自分に合ったバランスを見つけるための方法について詳しく解説します。
4-1ピラティスとヨガの組み合わせによる効果
ピラティスとヨガは、単独で行っても効果的なエクササイズですが、これらを組み合わせることで、さらに多くのメリットを受けられます。
それぞれのエクササイズが持つ特性を活かし、相互に補完し合う形で実践することで、心身のバランスがより一層整います。
具体的な効果について詳しく解説します。
体幹の強化と柔軟性の向上
ピラティスは、体幹を強化することに重点を置いています。
体幹は、全身の動きを支える基盤となる部分であり、これを鍛えることで姿勢の改善や安定性の向上が期待できます。
一方、ヨガは全身の柔軟性を高めることに焦点を当てています。
ヨガのポーズを通じて、筋肉や関節の柔軟性を向上させることで、身体全体の可動域が広がり、怪我の予防にもつなげることが可能です。
ピラティスとヨガを組み合わせることで、強固な体幹と高い柔軟性を同時に手に入れられます。
これにより、日常生活やスポーツにおける動作がよりスムーズになり、疲れにくくなるでしょう。
心身のリラクゼーションとストレス解消
ヨガは、心身のリラクゼーションに優れた効果を持っています。
特に、呼吸法や瞑想を取り入れることで、心を落ち着け、日常のストレスを解消できます。
一方、ピラティスは、身体を鍛えるだけでなく、集中力を高めるのにも効果的です。
この集中力は、ヨガの瞑想と組み合わせることで、さらに強化され、深いリラクゼーション状態を得られます。
ピラティスとヨガを組み合わせたエクササイズは、心身のリラクゼーションと同時に、集中力や精神的な安定感を向上させるため、忙しい現代社会において非常に有効なストレス解消法となります。
全身のバランスと調和の向上
ピラティスとヨガは、共に全身のバランスと調和を促進するエクササイズです。
ピラティスでは、特に身体の左右対称性や筋力バランスに焦点を当ててトレーニングが行われます。
一方、ヨガでは、身体と心のバランスを整えることが重視されます。
これらのエクササイズを組み合わせることで、身体の内外からバランスを整え、調和の取れた健康状態を維持できます。
特に、日常生活での姿勢改善や、心身の安定感を求める人にとって、この組み合わせは非常に効果的です。
4-2自分に合ったバランスを見つけるためのアドバイス
ピラティスとヨガを組み合わせる際には、自分に合ったバランスを見つけることが重要です。
人それぞれの体力や柔軟性、ライフスタイルによって、最適なエクササイズの組み合わせは異なります。
ここでは、自分に合ったバランスを見つけるための具体的なアドバイスを提供していきます。
自分の目的を明確にする
まず、ピラティスとヨガを組み合わせる目的を明確にすることが大切です。
例えば、姿勢改善や体幹強化を目的とする場合は、ピラティスに重点を置いたプログラムを組むと良いでしょう。
一方、ストレス解消や心身のリラクゼーションを重視する場合は、ヨガを中心に取り入れることが効果的です。
自分の目標に合わせて、どちらのエクササイズに比重を置くかを決定することが、バランスの良いプログラム作成につながります。
自分の身体の声を聞く
エクササイズを実践する際には、自分の身体の声をしっかりと聞くことが重要です。
特に、無理をして身体に負担をかけることは避けるべきです。
ピラティスやヨガの実践中に違和感や痛みを感じた場合は、すぐに休息を取るか、エクササイズを軽減することが必要です。
自分の身体に耳を傾けることで、より安全で効果的なエクササイズが可能となります。
エクササイズの頻度とタイミングを調整する
ピラティスとヨガをバランス良く取り入れるためには、エクササイズの頻度とタイミングを調整することも重要です。
例えば、週に3回のエクササイズを計画している場合、そのうち2回をピラティス、1回をヨガにするなど、目的やスケジュールに合わせて柔軟に調整しましょう。
また、朝にヨガを行い、夜にピラティスを行うなど、時間帯を工夫することで、心身のバランスを整える効果が高まります。
01ピラティスとヨガの違い
ピラティスとヨガは似たエクササイズというイメージがありますが、両者には大きな違いがあります。
1-1目的の違い
ピラティスとヨガの大きな違いは、目的にあります。一言でいうと、ヨガは修行や精神安定、メンタルケア、心身を整えるために行うもの。それに対してピラティスは、インナーマッスルを鍛えるエクササイズです。
簡単に言うならば、ヨガは精神面を重視したエクササイズ、ピラティスは身体の筋肉を重視したエクササイズということになります。
そのため、ピラティスはエクササイズを通して身体の歪みを矯正したり筋力をアップしたりといったことを目的にしている反面、精神面にはそれほど重きを置いていません。
実際には、ピラティスを行うと、無心になれる、集中力がアップする、気持ちがリフレッシュするといった精神的な効果もありますが、これはあくまでも身体の筋肉を動かした結果、ついてくるもの。
一方のヨガの場合、目的はあくまでも精神的な充実にあります。もちろんヨガのポーズの中にはストレッチ効果があるものも多く、結果として柔軟性がアップしたり、関節の可動域が広がったりという効果もありますが、これも副次的な効果にすぎません。
02それぞれの起源
ピラティスとヨガでは、目的だけではなくそれぞれのルーツも異なっています。
2-1ピラティス
もともとピラティスは、リハビリのために考案されたエクササイズです。
ピラティスが誕生したのは第一次世界大戦中。イギリスの捕虜の兵士を収容する施設で、戦争で負傷した人のリハビリ目的でピラティスは考案されました。
ピラティスを生み出したのは、ドイツ人の従軍看護士であったジョセフ・ピラティス。
ジョセフ・ピラティスは限られた設備しかない捕虜収容施設のベッドの上でも、負傷した場所のリハビリを行えるようにピラティスのエクササイズを開発しました。
その後、ジョセフ・ピラティスはアメリカに渡り、考案したエクササイズを広めますが、それがケガをした身体の回復に最適だとニューヨークで活動していたダンサーに人気となったことが、現代のピラティスのエクササイズにつながっています。
このような歴史を持っているため、ピラティスのエクササイズは、ケガからの回復のための筋肉の強化や、身体のラインを整えるために最適の効果を持っています。
2-2ヨガ
一方、ヨガは古代インドで誕生しました。誕生は今から約4500年前。誕生した当初は、現代のように身体を健康に導くものというよりも、仏教などの修業として行われていました。
当時の仏教で重要だったのが「悟りを開く」ということ。そこに至るため、精神を統一するための技術として「瞑想」が生まれましたが、その瞑想を行うときのもっとも効果的なポーズがヨガのルーツだと言われています。
その後、ヨガはアメリカを訪れたアメリカ人のヒッピーによって本国に伝えられて、そこからブームが起こり、現代のような形に発展していきましたが、根本となっているのは、あくまでも精神的な充実を目指すという点。
つまりピラティスとヨガは歴史的なルーツの点でも大きくことなる存在ということができます。
03ピラティスとヨガが似ているといわれる理由
意味も目的も大きく異なるピラティスとヨガですが、実はこのふたつには似ている点も多いと言われています。
3-1ピラティスはヨガの動きが取り入れられている
では、なぜピラティスとヨガは似ているといわれるのでしょうか。それはピラティスには、ヨガの動きが取り入れられているから。
ピラティスはリハビリを目的に誕生したエクササイズですが、その際、身体への負荷や姿勢など、ヨガの持っている体系を参考として作られています。
そのため、動きなどが非常に似通っている部分があります。
3-2両方とも呼吸を意識している
また、ピラティスとヨガが似ている点として、それぞれ呼吸が重要な意味を持つことが挙げられます。
ピラティスもヨガも、正しい呼吸とポーズを取ることが、身体の歪みを正して安定した身体と心を作ると考えます。
ただし、ピラティスとヨガの呼吸法は異なり、ピラティスが肺と横隔膜、肋骨などをストレッチさせるように呼吸するのに対して、ヨガの場合には全身の気の流れをコントロールすることを重視しています。
さらに、ピラティスはポーズからポーズへと流れるように動いていくエクササイズですが、ヨガの場合、呼吸に合わせて長時間ポーズのキープを行い、精神を瞑想の状態に導きます。
3-3どちらも心身を健やかな状態に整える
ピラティスもヨガも、目的は異なるものの、どちらも心身を健やかな状態に導くという点では変わりありません。
また、深い呼吸を行うことで、自分自身を見つめなおす機会を作り、精神面に対してもプラスの影響を与えることも両者の共通点と言えるでしょう。
04ピラティスorヨガの選び方
共通する点もあれば、まったく異なる点もあるピラティスとヨガ。それでは、ピラティスかヨガのどちらかを始めようと思ったときには、何を基準に選べばよいのでしょうか。
4-1ピラティス
ピラティスの基本的な考え方は、呼吸やポーズ、器具でのトレーニングなどを通じてインナーマッスルを鍛えること。インナーマッスルは、身体の奥深くにある筋肉のことで、身体の細かい動きをサポートしています。
ただし、この筋肉は非常に小さく、使わないとすぐに衰えてしまうのが特徴。また、身体の表面の大きな筋肉とは異なり、通常の筋力トレーニングでは鍛えにくいという特徴もあります。
そこでピラティスは、独自のポージングや呼吸などを行うことでインナーマッスルを刺激、強い体幹を作ることで正しい姿勢を支え、骨格の歪みを正して身体が本来持っている能力を引き出していきます。
そのため、ピラティスには骨格の歪みや筋力低下が気になる人や、日頃から運動不足の人が向いています。
また、もともとリハビリの技術としてスタートしたという特徴もあることから、腰痛や肩こりといった慢性的な身体のトラブルに悩まされている人にとっても最適のエクササイズと言えるでしょう。
4-2ヨガが合っている人
ヨガが重視しているのは、精神面への効果です。ヨガではポーズとともに深い呼吸を行いますが、この呼吸とポーズはストレスや緊張といった、現代人の悩みに効果を発揮します。そのおため、日々のコンディションを整えたい、精神を安定させじっくりケアしたい人に向いています。
さらにヨガのポーズはストレッチ効果も高く、普段の生活では使われる機会の少ない筋肉への刺激にも最適です。これは筋力アップの効果はそれほど高いものではありませんが、血流を促進したり、老廃物を排出したりといった効果が期待できます。
そのため、運動の習慣があるのに体調がすぐれない人や、筋力はあるのに不調を感じる人にも最適だと言えるでしょう。
01ピラティスとは?
「ピラティス」とはドイツ人のジョセフ・ピラティスが、リハビリを行うために開発したエクササイズです。
ピラティスはインナーマッスルや背骨を安全に効率よく鍛えることができ、運動が苦手な方からアスリートまで人気があります。
自分自身の身体に向けて運動するような独特な動きによって、ケガの防止やリハビリだけではなくプロポーションや姿勢の維持・改善にも有効です。
ピラティスは寝たまま行うエクササイズが多くヨガより厚手のマットを利用します。
体を健康的に鍛えたい、ボディラインを美しくしたいとお考えの方にはピラティスはピッタリでしょう。
02ピラティスの特徴
ピラティスには「インナーマッスル」「姿勢改善」「腹式呼吸」という3つの特徴があります。
2-1インナーマッスル
インナーマッスルとは別名深層筋とも呼ばれ体の中心部分に近い筋肉のことです。インナーマッスルを鍛えることで姿勢が改善され太りにくい体になります。
インナーマッスルにはプロポーションを改善するだけではなく内臓や骨などを守るという重要な役割があるのです。
胴体のインナーマッスルを鍛えることで体幹も鍛えられます。
2-2姿勢改善
ピラティスをすることで姿勢の改善につながります。
背骨に近い「腹横筋」を鍛えることで背骨のアーチが改善し、無駄な動きがなくなり楽になることで姿勢が改善されます。
また、背骨を正しい位置にする筋肉を強化することで、左右のバランスをとります。
肩こりや頭痛にお悩みの方はぜひピラティスを試してみましょう。
2-3胸式呼吸
ピラティスでは交感神経が優位になり筋肉を鍛える際に有効な「胸式呼吸」を用います。
胸式呼吸は腹横筋を刺激し脊柱や骨盤を正常な位置に戻します。
胸式呼吸をマスターすると基礎代謝も上がるという効果もあるため、ダイエットにも有効でしょう。
03ピラティスの効果
ピラティスは体の外側にある筋肉だけではなく、深層部のインナーマッスルを鍛える効果があります。
ここではピラティスの4つの効果についてご紹介します。
3-1骨盤の歪み改善
足を組んだりバッグを同じ方に掛けたりと日常の動作のクセによって、体の重心を同じ方にかけると骨盤は歪んでしまいます。骨盤の歪みは血行不良による冷えや痛みを引き起こす原因になります。
ピラティスはインナーマッスルを鍛えるので骨盤の歪みを改善するのです。
インナーマッスルを鍛えると骨盤を正しい位置に戻すことができるため、冷え性・生理痛・便秘・むくみの改善につながるでしょう。
3-2姿勢や肩こりの解消
デスクワークによる肩こりにお悩みの方は多いと思います。
肩こりは筋肉の疲れ・血行不良・筋肉の緊張によるものですが、姿勢の影響は少なくありません。
ピラティスは姿勢を改善し筋肉を鍛え体幹の強化を促します。
筋力バランスを整えて姿勢をよくすることで、マッサージに通ってもすぐに凝ってしまう頑固な肩こりも解消となります。
3-3ストレス軽減
ピラティスは全身を集中して行うエクササイズです。呼吸・姿勢・リズム・筋肉を意識することで「自分に集中する」という時間が生まれやすくなります。
ストレスから自分を切り離せる時間を持つことで、少しの間リセットする時間を作ることができるのです。
ストレスから解放されたいとお悩みでしたらピラティスを通して集中する時間を作ってみませんか。
3-4ダイエット効果
ピラティスは継続することでダイエット効果を高められます。
ダイエット中はストレスがたまりやすくなりますがピラティスの胸式呼吸は自律神経に働きかけるため、ストレスをためずに行うことができるのです。
1回行うだけでは効果が得られにくく、継続することでインナーマッスルが鍛えられ、姿勢の改善や痩せてきたことを実感できるようになります。
インナーマッスルの強化は基礎代謝を高め痩せやすい身体を作るのです。
ピラティスは寝たままできるエクスサイズがメインのため無理なくでき継続できます。
04ピラティスとヨガの違いは?
ピラティスとヨガは一見似ていますがその歴史・目的・呼吸法など全て違っているのです。
ここではピラティスとヨガの違いについて詳しくご紹介します。
4-1成り立ちと目的
ピラティスとヨガは似ていますが歴史・目的もそれぞれ異なるのです。
ピラティスとヨガの成り立ちと目的についてご紹介します。
4-1-1ピラティスの成り立ち
ドイツ人のジョセフ・ピラティスが1920年代に考案したエクササイズです。
ヨガを参考にしている面もあることからピラティスはヨガに似ています。
ピラティスは第一次世界大戦時に、傷者が寝たままできるリハビリのエクササイズとして考案されました。
その後ピラティス氏はアメリカに渡り、ボディメンテナンスのエクササイズとしてNYのダンサーやスポーツ選手に受け入れられ、現在のピラティスにつながっています。
4-1-2ヨガの成り立ち
ヨガは約4500年前の古代インドで発祥したものと言われており、仏教や修行法のひとつでした。
飢餓・戦争・病気などから救われるための方法、悟りに到達するまでの手段として「瞑想」が生まれます。
ヨガのポーズ「アーサナ」は瞑想のための座り方を意味し、元は心の安定を目指すための修行法でした。
4-1-3ピラティスの目的
ピラティスは元々リハビリ目的のエクササイズとして生まれ、身体に負担をかけずに強い筋肉を付けることを目的としています。
特にお腹周りを中心にインナーマッスルを意識して鍛えること、骨盤・背骨・肩など骨格矯正をすることに重点を置いているのです。
4-1-4ヨガの目的
ヒンドゥー教や仏教の修行として行われていたヨガは、そのポーズ「アーサナ」・呼吸法・瞑想で心と体を結びつけます。ヨガは心身が最も安定した状態をつくることや宇宙との調和を目的にしているのです。
4-2呼吸法と動き
ピラティスとヨガはどちらもマットを使いパッと見は似ていますが、呼吸法や動きは全く異なります。
ピラティスは正しい骨格を意識しながらインナーマッスルを鍛え、ヨガは呼吸とストレッチに重点を置いて筋肉を強化するのです。
それぞれの呼吸法と動きについてご紹介します。
4-2-1ピラティスの呼吸法
ピラティスは胸式呼吸です。
息を吸うときは胸に手を当てて肋骨や肺が広がる感覚で行い、息を吐く時は肋骨をゆっくり元の位置に戻すように吐き出します。
①背筋を伸ばし姿勢を正す
②肋骨が広がるように息を吸う
③ゆっくりと息を吐きだす
注意点としては吸うときにお腹が同時に膨らまないように、ひっこめる感じをキープします。吐く時もお腹はひっこめたまま胸をしぼませましょう。
呼吸を意識して行うことで肩こり改善や血流・代謝のアップにつながります。代謝がアップすることでダイエット効果も期待できるのです。
4-2-2ヨガの呼吸法
ヨガのポーズは「アーサナ」といい呼吸法は「プラーナ―ヤーマ」と呼ばれます。ヨガでは呼吸を正しく行うことがポーズの持つ効果を上げることにつながるのです。
ヨガの基本的な呼吸方法は鼻から息を吸ってお腹を膨らませ、吐く時にはへこませます。
腹式呼吸は横隔膜を下げるように行うため空気を多く取り込めるのです。
深い呼吸により副交感神経が優位になり、便秘の解消・血行促進・インナーマッスルの強化・リラックス効果が期待できます。
ダイエット効果を高めるためには腹式呼吸によって下腹部がしっかり動いていることを確認しながら行うと良いでしょう。
4-2-3ピラティスの動き
ピラティスのエクササイズは「流れるような動き」でインナーマッスルをトレーニングします。
筋肉の動きを意識することで効果を実感できるのです。インナーマッスルの刺激で日常生活では感じることのない、体の奥の筋肉が動きます。
ピラティスの動きは一つひとつが効果を得るために重要な要素です。
①身体の動きと呼吸のリズムを合わせる
②深層の筋肉コアを安定させコアからの手足へと動く
③背骨や骨盤が正しい位置にある
④筋肉や骨の一つひとつの動きに集中
⑤なめらかに流れるような動きを目指す
4-2-4ヨガの動き
ヨガは呼吸(プラーナ―ヤーマ)に合わせてポーズ(アーサナ)を長くキープします。心・体・呼吸に集中することで瞑想状態へ導くのです。
ポーズをとるだけではなく自分の意識を内側に向けることから始まります。
ゆっくりと体を動かしさまざまなポーズを取り、最後はリラックスしながらクールダウンするのです。
①「センタリング」で外側に向いていた意識を内側へ
あぐらをかいて座り膝を外側に開いて背筋を伸ばし自然な呼吸
②ストレッチで体をほぐしマッサージ
③ヨガポーズをとる
④リラクゼーションのポーズ「シャバ―サナ」を取る
05ピラティスの資格、2ヵ月でラクラク取れる方法
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通常の講座:2つの資格試験をそれぞれ受験し合格することで資格取得
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06まとめ
なめらかな動きによりインナーマッスルを鍛えてくれるピラティスは姿勢を改善しダイエット効果もあるエクササイズです。
1回だけではなく何度も繰り返すことでより効果を期待できます。
スタジオで実際にインストラクターの指導を受ける方法もありますが、お試しに自宅で始めてみるのはどうでしょうか。
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滝本さやか 先生
ピラティスインストラクター
1981年生まれ。京都出身、福岡在住。金融業界での営業職、音楽業界でのエレクトーンインストラクターを経て、激務の果てに人生初の入院経験をした事を契機として、心身の健康を根本から作ることの大切さを知りピラティスインストラクターの世界へ。
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1-1目的の違い
ピラティスとヨガの大きな違いは、目的にあります。一言でいうと、ヨガは修行や精神安定、メンタルケア、心身を整えるために行うもの。それに対してピラティスは、インナーマッスルを鍛えるエクササイズです。
簡単に言うならば、ヨガは精神面を重視したエクササイズ、ピラティスは身体の筋肉を重視したエクササイズということになります。
そのため、ピラティスはエクササイズを通して身体の歪みを矯正したり筋力をアップしたりといったことを目的にしている反面、精神面にはそれほど重きを置いていません。
実際には、ピラティスを行うと、無心になれる、集中力がアップする、気持ちがリフレッシュするといった精神的な効果もありますが、これはあくまでも身体の筋肉を動かした結果、ついてくるもの。
一方のヨガの場合、目的はあくまでも精神的な充実にあります。もちろんヨガのポーズの中にはストレッチ効果があるものも多く、結果として柔軟性がアップしたり、関節の可動域が広がったりという効果もありますが、これも副次的な効果にすぎません。
02それぞれの起源
ピラティスとヨガでは、目的だけではなくそれぞれのルーツも異なっています。
2-1ピラティス
もともとピラティスは、リハビリのために考案されたエクササイズです。
ピラティスが誕生したのは第一次世界大戦中。イギリスの捕虜の兵士を収容する施設で、戦争で負傷した人のリハビリ目的でピラティスは考案されました。
ピラティスを生み出したのは、ドイツ人の従軍看護士であったジョセフ・ピラティス。
ジョセフ・ピラティスは限られた設備しかない捕虜収容施設のベッドの上でも、負傷した場所のリハビリを行えるようにピラティスのエクササイズを開発しました。
その後、ジョセフ・ピラティスはアメリカに渡り、考案したエクササイズを広めますが、それがケガをした身体の回復に最適だとニューヨークで活動していたダンサーに人気となったことが、現代のピラティスのエクササイズにつながっています。
このような歴史を持っているため、ピラティスのエクササイズは、ケガからの回復のための筋肉の強化や、身体のラインを整えるために最適の効果を持っています。
2-2ヨガ
一方、ヨガは古代インドで誕生しました。誕生は今から約4500年前。誕生した当初は、現代のように身体を健康に導くものというよりも、仏教などの修業として行われていました。
当時の仏教で重要だったのが「悟りを開く」ということ。そこに至るため、精神を統一するための技術として「瞑想」が生まれましたが、その瞑想を行うときのもっとも効果的なポーズがヨガのルーツだと言われています。
その後、ヨガはアメリカを訪れたアメリカ人のヒッピーによって本国に伝えられて、そこからブームが起こり、現代のような形に発展していきましたが、根本となっているのは、あくまでも精神的な充実を目指すという点。
つまりピラティスとヨガは歴史的なルーツの点でも大きくことなる存在ということができます。
03ピラティスとヨガが似ているといわれる理由
意味も目的も大きく異なるピラティスとヨガですが、実はこのふたつには似ている点も多いと言われています。
3-1ピラティスはヨガの動きが取り入れられている
では、なぜピラティスとヨガは似ているといわれるのでしょうか。それはピラティスには、ヨガの動きが取り入れられているから。
ピラティスはリハビリを目的に誕生したエクササイズですが、その際、身体への負荷や姿勢など、ヨガの持っている体系を参考として作られています。
そのため、動きなどが非常に似通っている部分があります。
3-2両方とも呼吸を意識している
また、ピラティスとヨガが似ている点として、それぞれ呼吸が重要な意味を持つことが挙げられます。
ピラティスもヨガも、正しい呼吸とポーズを取ることが、身体の歪みを正して安定した身体と心を作ると考えます。
ただし、ピラティスとヨガの呼吸法は異なり、ピラティスが肺と横隔膜、肋骨などをストレッチさせるように呼吸するのに対して、ヨガの場合には全身の気の流れをコントロールすることを重視しています。
さらに、ピラティスはポーズからポーズへと流れるように動いていくエクササイズですが、ヨガの場合、呼吸に合わせて長時間ポーズのキープを行い、精神を瞑想の状態に導きます。
3-3どちらも心身を健やかな状態に整える
ピラティスもヨガも、目的は異なるものの、どちらも心身を健やかな状態に導くという点では変わりありません。
また、深い呼吸を行うことで、自分自身を見つめなおす機会を作り、精神面に対してもプラスの影響を与えることも両者の共通点と言えるでしょう。
04ピラティスorヨガの選び方
共通する点もあれば、まったく異なる点もあるピラティスとヨガ。それでは、ピラティスかヨガのどちらかを始めようと思ったときには、何を基準に選べばよいのでしょうか。
4-1ピラティス
ピラティスの基本的な考え方は、呼吸やポーズ、器具でのトレーニングなどを通じてインナーマッスルを鍛えること。インナーマッスルは、身体の奥深くにある筋肉のことで、身体の細かい動きをサポートしています。
ただし、この筋肉は非常に小さく、使わないとすぐに衰えてしまうのが特徴。また、身体の表面の大きな筋肉とは異なり、通常の筋力トレーニングでは鍛えにくいという特徴もあります。
そこでピラティスは、独自のポージングや呼吸などを行うことでインナーマッスルを刺激、強い体幹を作ることで正しい姿勢を支え、骨格の歪みを正して身体が本来持っている能力を引き出していきます。
そのため、ピラティスには骨格の歪みや筋力低下が気になる人や、日頃から運動不足の人が向いています。
また、もともとリハビリの技術としてスタートしたという特徴もあることから、腰痛や肩こりといった慢性的な身体のトラブルに悩まされている人にとっても最適のエクササイズと言えるでしょう。
4-2ヨガが合っている人
ヨガが重視しているのは、精神面への効果です。ヨガではポーズとともに深い呼吸を行いますが、この呼吸とポーズはストレスや緊張といった、現代人の悩みに効果を発揮します。そのおため、日々のコンディションを整えたい、精神を安定させじっくりケアしたい人に向いています。
さらにヨガのポーズはストレッチ効果も高く、普段の生活では使われる機会の少ない筋肉への刺激にも最適です。これは筋力アップの効果はそれほど高いものではありませんが、血流を促進したり、老廃物を排出したりといった効果が期待できます。
そのため、運動の習慣があるのに体調がすぐれない人や、筋力はあるのに不調を感じる人にも最適だと言えるでしょう。
01ピラティスとは?
「ピラティス」とはドイツ人のジョセフ・ピラティスが、リハビリを行うために開発したエクササイズです。
ピラティスはインナーマッスルや背骨を安全に効率よく鍛えることができ、運動が苦手な方からアスリートまで人気があります。
自分自身の身体に向けて運動するような独特な動きによって、ケガの防止やリハビリだけではなくプロポーションや姿勢の維持・改善にも有効です。
ピラティスは寝たまま行うエクササイズが多くヨガより厚手のマットを利用します。
体を健康的に鍛えたい、ボディラインを美しくしたいとお考えの方にはピラティスはピッタリでしょう。
02ピラティスの特徴
ピラティスには「インナーマッスル」「姿勢改善」「腹式呼吸」という3つの特徴があります。
2-1インナーマッスル
インナーマッスルとは別名深層筋とも呼ばれ体の中心部分に近い筋肉のことです。インナーマッスルを鍛えることで姿勢が改善され太りにくい体になります。
インナーマッスルにはプロポーションを改善するだけではなく内臓や骨などを守るという重要な役割があるのです。
胴体のインナーマッスルを鍛えることで体幹も鍛えられます。
2-2姿勢改善
ピラティスをすることで姿勢の改善につながります。
背骨に近い「腹横筋」を鍛えることで背骨のアーチが改善し、無駄な動きがなくなり楽になることで姿勢が改善されます。
また、背骨を正しい位置にする筋肉を強化することで、左右のバランスをとります。
肩こりや頭痛にお悩みの方はぜひピラティスを試してみましょう。
2-3胸式呼吸
ピラティスでは交感神経が優位になり筋肉を鍛える際に有効な「胸式呼吸」を用います。
胸式呼吸は腹横筋を刺激し脊柱や骨盤を正常な位置に戻します。
胸式呼吸をマスターすると基礎代謝も上がるという効果もあるため、ダイエットにも有効でしょう。
03ピラティスの効果
ピラティスは体の外側にある筋肉だけではなく、深層部のインナーマッスルを鍛える効果があります。
ここではピラティスの4つの効果についてご紹介します。
3-1骨盤の歪み改善
足を組んだりバッグを同じ方に掛けたりと日常の動作のクセによって、体の重心を同じ方にかけると骨盤は歪んでしまいます。骨盤の歪みは血行不良による冷えや痛みを引き起こす原因になります。
ピラティスはインナーマッスルを鍛えるので骨盤の歪みを改善するのです。
インナーマッスルを鍛えると骨盤を正しい位置に戻すことができるため、冷え性・生理痛・便秘・むくみの改善につながるでしょう。
3-2姿勢や肩こりの解消
デスクワークによる肩こりにお悩みの方は多いと思います。
肩こりは筋肉の疲れ・血行不良・筋肉の緊張によるものですが、姿勢の影響は少なくありません。
ピラティスは姿勢を改善し筋肉を鍛え体幹の強化を促します。
筋力バランスを整えて姿勢をよくすることで、マッサージに通ってもすぐに凝ってしまう頑固な肩こりも解消となります。
3-3ストレス軽減
ピラティスは全身を集中して行うエクササイズです。呼吸・姿勢・リズム・筋肉を意識することで「自分に集中する」という時間が生まれやすくなります。
ストレスから自分を切り離せる時間を持つことで、少しの間リセットする時間を作ることができるのです。
ストレスから解放されたいとお悩みでしたらピラティスを通して集中する時間を作ってみませんか。
3-4ダイエット効果
ピラティスは継続することでダイエット効果を高められます。
ダイエット中はストレスがたまりやすくなりますがピラティスの胸式呼吸は自律神経に働きかけるため、ストレスをためずに行うことができるのです。
1回行うだけでは効果が得られにくく、継続することでインナーマッスルが鍛えられ、姿勢の改善や痩せてきたことを実感できるようになります。
インナーマッスルの強化は基礎代謝を高め痩せやすい身体を作るのです。
ピラティスは寝たままできるエクスサイズがメインのため無理なくでき継続できます。
04ピラティスとヨガの違いは?
ピラティスとヨガは一見似ていますがその歴史・目的・呼吸法など全て違っているのです。
ここではピラティスとヨガの違いについて詳しくご紹介します。
4-1成り立ちと目的
ピラティスとヨガは似ていますが歴史・目的もそれぞれ異なるのです。
ピラティスとヨガの成り立ちと目的についてご紹介します。
4-1-1ピラティスの成り立ち
ドイツ人のジョセフ・ピラティスが1920年代に考案したエクササイズです。
ヨガを参考にしている面もあることからピラティスはヨガに似ています。
ピラティスは第一次世界大戦時に、傷者が寝たままできるリハビリのエクササイズとして考案されました。
その後ピラティス氏はアメリカに渡り、ボディメンテナンスのエクササイズとしてNYのダンサーやスポーツ選手に受け入れられ、現在のピラティスにつながっています。
4-1-2ヨガの成り立ち
ヨガは約4500年前の古代インドで発祥したものと言われており、仏教や修行法のひとつでした。
飢餓・戦争・病気などから救われるための方法、悟りに到達するまでの手段として「瞑想」が生まれます。
ヨガのポーズ「アーサナ」は瞑想のための座り方を意味し、元は心の安定を目指すための修行法でした。
4-1-3ピラティスの目的
ピラティスは元々リハビリ目的のエクササイズとして生まれ、身体に負担をかけずに強い筋肉を付けることを目的としています。
特にお腹周りを中心にインナーマッスルを意識して鍛えること、骨盤・背骨・肩など骨格矯正をすることに重点を置いているのです。
4-1-4ヨガの目的
ヒンドゥー教や仏教の修行として行われていたヨガは、そのポーズ「アーサナ」・呼吸法・瞑想で心と体を結びつけます。ヨガは心身が最も安定した状態をつくることや宇宙との調和を目的にしているのです。
4-2呼吸法と動き
ピラティスとヨガはどちらもマットを使いパッと見は似ていますが、呼吸法や動きは全く異なります。
ピラティスは正しい骨格を意識しながらインナーマッスルを鍛え、ヨガは呼吸とストレッチに重点を置いて筋肉を強化するのです。
それぞれの呼吸法と動きについてご紹介します。
4-2-1ピラティスの呼吸法
ピラティスは胸式呼吸です。
息を吸うときは胸に手を当てて肋骨や肺が広がる感覚で行い、息を吐く時は肋骨をゆっくり元の位置に戻すように吐き出します。
①背筋を伸ばし姿勢を正す
②肋骨が広がるように息を吸う
③ゆっくりと息を吐きだす
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呼吸を意識して行うことで肩こり改善や血流・代謝のアップにつながります。代謝がアップすることでダイエット効果も期待できるのです。
4-2-2ヨガの呼吸法
ヨガのポーズは「アーサナ」といい呼吸法は「プラーナ―ヤーマ」と呼ばれます。ヨガでは呼吸を正しく行うことがポーズの持つ効果を上げることにつながるのです。
ヨガの基本的な呼吸方法は鼻から息を吸ってお腹を膨らませ、吐く時にはへこませます。
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深い呼吸により副交感神経が優位になり、便秘の解消・血行促進・インナーマッスルの強化・リラックス効果が期待できます。
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4-2-3ピラティスの動き
ピラティスのエクササイズは「流れるような動き」でインナーマッスルをトレーニングします。
筋肉の動きを意識することで効果を実感できるのです。インナーマッスルの刺激で日常生活では感じることのない、体の奥の筋肉が動きます。
ピラティスの動きは一つひとつが効果を得るために重要な要素です。
①身体の動きと呼吸のリズムを合わせる
②深層の筋肉コアを安定させコアからの手足へと動く
③背骨や骨盤が正しい位置にある
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4-2-4ヨガの動き
ヨガは呼吸(プラーナ―ヤーマ)に合わせてポーズ(アーサナ)を長くキープします。心・体・呼吸に集中することで瞑想状態へ導くのです。
ポーズをとるだけではなく自分の意識を内側に向けることから始まります。
ゆっくりと体を動かしさまざまなポーズを取り、最後はリラックスしながらクールダウンするのです。
①「センタリング」で外側に向いていた意識を内側へ
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06まとめ
なめらかな動きによりインナーマッスルを鍛えてくれるピラティスは姿勢を改善しダイエット効果もあるエクササイズです。
1回だけではなく何度も繰り返すことでより効果を期待できます。
スタジオで実際にインストラクターの指導を受ける方法もありますが、お試しに自宅で始めてみるのはどうでしょうか。
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ピラティスの基本的な考え方は、呼吸やポーズ、器具でのトレーニングなどを通じてインナーマッスルを鍛えること。インナーマッスルは、身体の奥深くにある筋肉のことで、身体の細かい動きをサポートしています。
ただし、この筋肉は非常に小さく、使わないとすぐに衰えてしまうのが特徴。また、身体の表面の大きな筋肉とは異なり、通常の筋力トレーニングでは鍛えにくいという特徴もあります。
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「ピラティス」とはドイツ人のジョセフ・ピラティスが、リハビリを行うために開発したエクササイズです。
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自分自身の身体に向けて運動するような独特な動きによって、ケガの防止やリハビリだけではなくプロポーションや姿勢の維持・改善にも有効です。
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02ピラティスの特徴
ピラティスには「インナーマッスル」「姿勢改善」「腹式呼吸」という3つの特徴があります。
2-1インナーマッスル
インナーマッスルとは別名深層筋とも呼ばれ体の中心部分に近い筋肉のことです。インナーマッスルを鍛えることで姿勢が改善され太りにくい体になります。
インナーマッスルにはプロポーションを改善するだけではなく内臓や骨などを守るという重要な役割があるのです。
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2-2姿勢改善
ピラティスをすることで姿勢の改善につながります。
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2-3胸式呼吸
ピラティスでは交感神経が優位になり筋肉を鍛える際に有効な「胸式呼吸」を用います。
胸式呼吸は腹横筋を刺激し脊柱や骨盤を正常な位置に戻します。
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03ピラティスの効果
ピラティスは体の外側にある筋肉だけではなく、深層部のインナーマッスルを鍛える効果があります。
ここではピラティスの4つの効果についてご紹介します。
3-1骨盤の歪み改善
足を組んだりバッグを同じ方に掛けたりと日常の動作のクセによって、体の重心を同じ方にかけると骨盤は歪んでしまいます。骨盤の歪みは血行不良による冷えや痛みを引き起こす原因になります。
ピラティスはインナーマッスルを鍛えるので骨盤の歪みを改善するのです。
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3-2姿勢や肩こりの解消
デスクワークによる肩こりにお悩みの方は多いと思います。
肩こりは筋肉の疲れ・血行不良・筋肉の緊張によるものですが、姿勢の影響は少なくありません。
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3-3ストレス軽減
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ピラティスは継続することでダイエット効果を高められます。
ダイエット中はストレスがたまりやすくなりますがピラティスの胸式呼吸は自律神経に働きかけるため、ストレスをためずに行うことができるのです。
1回行うだけでは効果が得られにくく、継続することでインナーマッスルが鍛えられ、姿勢の改善や痩せてきたことを実感できるようになります。
インナーマッスルの強化は基礎代謝を高め痩せやすい身体を作るのです。
ピラティスは寝たままできるエクスサイズがメインのため無理なくでき継続できます。
04ピラティスとヨガの違いは?
ピラティスとヨガは一見似ていますがその歴史・目的・呼吸法など全て違っているのです。
ここではピラティスとヨガの違いについて詳しくご紹介します。
4-1成り立ちと目的
ピラティスとヨガは似ていますが歴史・目的もそれぞれ異なるのです。
ピラティスとヨガの成り立ちと目的についてご紹介します。
4-1-1ピラティスの成り立ち
ドイツ人のジョセフ・ピラティスが1920年代に考案したエクササイズです。
ヨガを参考にしている面もあることからピラティスはヨガに似ています。
ピラティスは第一次世界大戦時に、傷者が寝たままできるリハビリのエクササイズとして考案されました。
その後ピラティス氏はアメリカに渡り、ボディメンテナンスのエクササイズとしてNYのダンサーやスポーツ選手に受け入れられ、現在のピラティスにつながっています。
4-1-2ヨガの成り立ち
ヨガは約4500年前の古代インドで発祥したものと言われており、仏教や修行法のひとつでした。
飢餓・戦争・病気などから救われるための方法、悟りに到達するまでの手段として「瞑想」が生まれます。
ヨガのポーズ「アーサナ」は瞑想のための座り方を意味し、元は心の安定を目指すための修行法でした。
4-1-3ピラティスの目的
ピラティスは元々リハビリ目的のエクササイズとして生まれ、身体に負担をかけずに強い筋肉を付けることを目的としています。
特にお腹周りを中心にインナーマッスルを意識して鍛えること、骨盤・背骨・肩など骨格矯正をすることに重点を置いているのです。
4-1-4ヨガの目的
ヒンドゥー教や仏教の修行として行われていたヨガは、そのポーズ「アーサナ」・呼吸法・瞑想で心と体を結びつけます。ヨガは心身が最も安定した状態をつくることや宇宙との調和を目的にしているのです。
4-2呼吸法と動き
ピラティスとヨガはどちらもマットを使いパッと見は似ていますが、呼吸法や動きは全く異なります。
ピラティスは正しい骨格を意識しながらインナーマッスルを鍛え、ヨガは呼吸とストレッチに重点を置いて筋肉を強化するのです。
それぞれの呼吸法と動きについてご紹介します。
4-2-1ピラティスの呼吸法
ピラティスは胸式呼吸です。
息を吸うときは胸に手を当てて肋骨や肺が広がる感覚で行い、息を吐く時は肋骨をゆっくり元の位置に戻すように吐き出します。
①背筋を伸ばし姿勢を正す
②肋骨が広がるように息を吸う
③ゆっくりと息を吐きだす
注意点としては吸うときにお腹が同時に膨らまないように、ひっこめる感じをキープします。吐く時もお腹はひっこめたまま胸をしぼませましょう。
呼吸を意識して行うことで肩こり改善や血流・代謝のアップにつながります。代謝がアップすることでダイエット効果も期待できるのです。
4-2-2ヨガの呼吸法
ヨガのポーズは「アーサナ」といい呼吸法は「プラーナ―ヤーマ」と呼ばれます。ヨガでは呼吸を正しく行うことがポーズの持つ効果を上げることにつながるのです。
ヨガの基本的な呼吸方法は鼻から息を吸ってお腹を膨らませ、吐く時にはへこませます。
腹式呼吸は横隔膜を下げるように行うため空気を多く取り込めるのです。
深い呼吸により副交感神経が優位になり、便秘の解消・血行促進・インナーマッスルの強化・リラックス効果が期待できます。
ダイエット効果を高めるためには腹式呼吸によって下腹部がしっかり動いていることを確認しながら行うと良いでしょう。
4-2-3ピラティスの動き
ピラティスのエクササイズは「流れるような動き」でインナーマッスルをトレーニングします。
筋肉の動きを意識することで効果を実感できるのです。インナーマッスルの刺激で日常生活では感じることのない、体の奥の筋肉が動きます。
ピラティスの動きは一つひとつが効果を得るために重要な要素です。
①身体の動きと呼吸のリズムを合わせる
②深層の筋肉コアを安定させコアからの手足へと動く
③背骨や骨盤が正しい位置にある
④筋肉や骨の一つひとつの動きに集中
⑤なめらかに流れるような動きを目指す
4-2-4ヨガの動き
ヨガは呼吸(プラーナ―ヤーマ)に合わせてポーズ(アーサナ)を長くキープします。心・体・呼吸に集中することで瞑想状態へ導くのです。
ポーズをとるだけではなく自分の意識を内側に向けることから始まります。
ゆっくりと体を動かしさまざまなポーズを取り、最後はリラックスしながらクールダウンするのです。
①「センタリング」で外側に向いていた意識を内側へ
あぐらをかいて座り膝を外側に開いて背筋を伸ばし自然な呼吸
②ストレッチで体をほぐしマッサージ
③ヨガポーズをとる
④リラクゼーションのポーズ「シャバ―サナ」を取る
05ピラティスの資格、2ヵ月でラクラク取れる方法
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①ピラティスセラピスト
②ピラティスインストラクター
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通常の講座:2つの資格試験をそれぞれ受験し合格することで資格取得
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この講座ではピラティスの体の動かし方・呼吸法・効果・種類などピラティスに関する全てを自宅で学べます。
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講座のテキスト・問題集・添削課題は全てプロのピラティスインストラクターによるもの。楽しみながらピラティスを学び講座終了後にインストラクターとして働いている方もいらっしゃいます。
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06まとめ
なめらかな動きによりインナーマッスルを鍛えてくれるピラティスは姿勢を改善しダイエット効果もあるエクササイズです。
1回だけではなく何度も繰り返すことでより効果を期待できます。
スタジオで実際にインストラクターの指導を受ける方法もありますが、お試しに自宅で始めてみるのはどうでしょうか。
ピラティスを実践するだけではなくインストラクターとしてやってみたい方には「ピラティスセラピスト」が、ヨガに興味ある方には「ヨガインストラクターjp」もおすすめです。
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滝本さやか 先生
ピラティスインストラクター
1981年生まれ。京都出身、福岡在住。金融業界での営業職、音楽業界でのエレクトーンインストラクターを経て、激務の果てに人生初の入院経験をした事を契機として、心身の健康を根本から作ることの大切さを知りピラティスインストラクターの世界へ。
70,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
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3-1ピラティスはヨガの動きが取り入れられている
では、なぜピラティスとヨガは似ているといわれるのでしょうか。それはピラティスには、ヨガの動きが取り入れられているから。
ピラティスはリハビリを目的に誕生したエクササイズですが、その際、身体への負荷や姿勢など、ヨガの持っている体系を参考として作られています。
そのため、動きなどが非常に似通っている部分があります。
3-2両方とも呼吸を意識している
また、ピラティスとヨガが似ている点として、それぞれ呼吸が重要な意味を持つことが挙げられます。
ピラティスもヨガも、正しい呼吸とポーズを取ることが、身体の歪みを正して安定した身体と心を作ると考えます。
ただし、ピラティスとヨガの呼吸法は異なり、ピラティスが肺と横隔膜、肋骨などをストレッチさせるように呼吸するのに対して、ヨガの場合には全身の気の流れをコントロールすることを重視しています。
さらに、ピラティスはポーズからポーズへと流れるように動いていくエクササイズですが、ヨガの場合、呼吸に合わせて長時間ポーズのキープを行い、精神を瞑想の状態に導きます。
3-3どちらも心身を健やかな状態に整える
ピラティスもヨガも、目的は異なるものの、どちらも心身を健やかな状態に導くという点では変わりありません。
また、深い呼吸を行うことで、自分自身を見つめなおす機会を作り、精神面に対してもプラスの影響を与えることも両者の共通点と言えるでしょう。
04ピラティスorヨガの選び方
共通する点もあれば、まったく異なる点もあるピラティスとヨガ。それでは、ピラティスかヨガのどちらかを始めようと思ったときには、何を基準に選べばよいのでしょうか。
4-1ピラティス
ピラティスの基本的な考え方は、呼吸やポーズ、器具でのトレーニングなどを通じてインナーマッスルを鍛えること。インナーマッスルは、身体の奥深くにある筋肉のことで、身体の細かい動きをサポートしています。
ただし、この筋肉は非常に小さく、使わないとすぐに衰えてしまうのが特徴。また、身体の表面の大きな筋肉とは異なり、通常の筋力トレーニングでは鍛えにくいという特徴もあります。
そこでピラティスは、独自のポージングや呼吸などを行うことでインナーマッスルを刺激、強い体幹を作ることで正しい姿勢を支え、骨格の歪みを正して身体が本来持っている能力を引き出していきます。
そのため、ピラティスには骨格の歪みや筋力低下が気になる人や、日頃から運動不足の人が向いています。
また、もともとリハビリの技術としてスタートしたという特徴もあることから、腰痛や肩こりといった慢性的な身体のトラブルに悩まされている人にとっても最適のエクササイズと言えるでしょう。
4-2ヨガが合っている人
ヨガが重視しているのは、精神面への効果です。ヨガではポーズとともに深い呼吸を行いますが、この呼吸とポーズはストレスや緊張といった、現代人の悩みに効果を発揮します。そのおため、日々のコンディションを整えたい、精神を安定させじっくりケアしたい人に向いています。
さらにヨガのポーズはストレッチ効果も高く、普段の生活では使われる機会の少ない筋肉への刺激にも最適です。これは筋力アップの効果はそれほど高いものではありませんが、血流を促進したり、老廃物を排出したりといった効果が期待できます。
そのため、運動の習慣があるのに体調がすぐれない人や、筋力はあるのに不調を感じる人にも最適だと言えるでしょう。
01ピラティスとは?
「ピラティス」とはドイツ人のジョセフ・ピラティスが、リハビリを行うために開発したエクササイズです。
ピラティスはインナーマッスルや背骨を安全に効率よく鍛えることができ、運動が苦手な方からアスリートまで人気があります。
自分自身の身体に向けて運動するような独特な動きによって、ケガの防止やリハビリだけではなくプロポーションや姿勢の維持・改善にも有効です。
ピラティスは寝たまま行うエクササイズが多くヨガより厚手のマットを利用します。
体を健康的に鍛えたい、ボディラインを美しくしたいとお考えの方にはピラティスはピッタリでしょう。
02ピラティスの特徴
ピラティスには「インナーマッスル」「姿勢改善」「腹式呼吸」という3つの特徴があります。
2-1インナーマッスル
インナーマッスルとは別名深層筋とも呼ばれ体の中心部分に近い筋肉のことです。インナーマッスルを鍛えることで姿勢が改善され太りにくい体になります。
インナーマッスルにはプロポーションを改善するだけではなく内臓や骨などを守るという重要な役割があるのです。
胴体のインナーマッスルを鍛えることで体幹も鍛えられます。
2-2姿勢改善
ピラティスをすることで姿勢の改善につながります。
背骨に近い「腹横筋」を鍛えることで背骨のアーチが改善し、無駄な動きがなくなり楽になることで姿勢が改善されます。
また、背骨を正しい位置にする筋肉を強化することで、左右のバランスをとります。
肩こりや頭痛にお悩みの方はぜひピラティスを試してみましょう。
2-3胸式呼吸
ピラティスでは交感神経が優位になり筋肉を鍛える際に有効な「胸式呼吸」を用います。
胸式呼吸は腹横筋を刺激し脊柱や骨盤を正常な位置に戻します。
胸式呼吸をマスターすると基礎代謝も上がるという効果もあるため、ダイエットにも有効でしょう。
03ピラティスの効果
ピラティスは体の外側にある筋肉だけではなく、深層部のインナーマッスルを鍛える効果があります。
ここではピラティスの4つの効果についてご紹介します。
3-1骨盤の歪み改善
足を組んだりバッグを同じ方に掛けたりと日常の動作のクセによって、体の重心を同じ方にかけると骨盤は歪んでしまいます。骨盤の歪みは血行不良による冷えや痛みを引き起こす原因になります。
ピラティスはインナーマッスルを鍛えるので骨盤の歪みを改善するのです。
インナーマッスルを鍛えると骨盤を正しい位置に戻すことができるため、冷え性・生理痛・便秘・むくみの改善につながるでしょう。
3-2姿勢や肩こりの解消
デスクワークによる肩こりにお悩みの方は多いと思います。
肩こりは筋肉の疲れ・血行不良・筋肉の緊張によるものですが、姿勢の影響は少なくありません。
ピラティスは姿勢を改善し筋肉を鍛え体幹の強化を促します。
筋力バランスを整えて姿勢をよくすることで、マッサージに通ってもすぐに凝ってしまう頑固な肩こりも解消となります。
3-3ストレス軽減
ピラティスは全身を集中して行うエクササイズです。呼吸・姿勢・リズム・筋肉を意識することで「自分に集中する」という時間が生まれやすくなります。
ストレスから自分を切り離せる時間を持つことで、少しの間リセットする時間を作ることができるのです。
ストレスから解放されたいとお悩みでしたらピラティスを通して集中する時間を作ってみませんか。
3-4ダイエット効果
ピラティスは継続することでダイエット効果を高められます。
ダイエット中はストレスがたまりやすくなりますがピラティスの胸式呼吸は自律神経に働きかけるため、ストレスをためずに行うことができるのです。
1回行うだけでは効果が得られにくく、継続することでインナーマッスルが鍛えられ、姿勢の改善や痩せてきたことを実感できるようになります。
インナーマッスルの強化は基礎代謝を高め痩せやすい身体を作るのです。
ピラティスは寝たままできるエクスサイズがメインのため無理なくでき継続できます。
04ピラティスとヨガの違いは?
ピラティスとヨガは一見似ていますがその歴史・目的・呼吸法など全て違っているのです。
ここではピラティスとヨガの違いについて詳しくご紹介します。
4-1成り立ちと目的
ピラティスとヨガは似ていますが歴史・目的もそれぞれ異なるのです。
ピラティスとヨガの成り立ちと目的についてご紹介します。
4-1-1ピラティスの成り立ち
ドイツ人のジョセフ・ピラティスが1920年代に考案したエクササイズです。
ヨガを参考にしている面もあることからピラティスはヨガに似ています。
ピラティスは第一次世界大戦時に、傷者が寝たままできるリハビリのエクササイズとして考案されました。
その後ピラティス氏はアメリカに渡り、ボディメンテナンスのエクササイズとしてNYのダンサーやスポーツ選手に受け入れられ、現在のピラティスにつながっています。
4-1-2ヨガの成り立ち
ヨガは約4500年前の古代インドで発祥したものと言われており、仏教や修行法のひとつでした。
飢餓・戦争・病気などから救われるための方法、悟りに到達するまでの手段として「瞑想」が生まれます。
ヨガのポーズ「アーサナ」は瞑想のための座り方を意味し、元は心の安定を目指すための修行法でした。
4-1-3ピラティスの目的
ピラティスは元々リハビリ目的のエクササイズとして生まれ、身体に負担をかけずに強い筋肉を付けることを目的としています。
特にお腹周りを中心にインナーマッスルを意識して鍛えること、骨盤・背骨・肩など骨格矯正をすることに重点を置いているのです。
4-1-4ヨガの目的
ヒンドゥー教や仏教の修行として行われていたヨガは、そのポーズ「アーサナ」・呼吸法・瞑想で心と体を結びつけます。ヨガは心身が最も安定した状態をつくることや宇宙との調和を目的にしているのです。
4-2呼吸法と動き
ピラティスとヨガはどちらもマットを使いパッと見は似ていますが、呼吸法や動きは全く異なります。
ピラティスは正しい骨格を意識しながらインナーマッスルを鍛え、ヨガは呼吸とストレッチに重点を置いて筋肉を強化するのです。
それぞれの呼吸法と動きについてご紹介します。
4-2-1ピラティスの呼吸法
ピラティスは胸式呼吸です。
息を吸うときは胸に手を当てて肋骨や肺が広がる感覚で行い、息を吐く時は肋骨をゆっくり元の位置に戻すように吐き出します。
①背筋を伸ばし姿勢を正す
②肋骨が広がるように息を吸う
③ゆっくりと息を吐きだす
注意点としては吸うときにお腹が同時に膨らまないように、ひっこめる感じをキープします。吐く時もお腹はひっこめたまま胸をしぼませましょう。
呼吸を意識して行うことで肩こり改善や血流・代謝のアップにつながります。代謝がアップすることでダイエット効果も期待できるのです。
4-2-2ヨガの呼吸法
ヨガのポーズは「アーサナ」といい呼吸法は「プラーナ―ヤーマ」と呼ばれます。ヨガでは呼吸を正しく行うことがポーズの持つ効果を上げることにつながるのです。
ヨガの基本的な呼吸方法は鼻から息を吸ってお腹を膨らませ、吐く時にはへこませます。
腹式呼吸は横隔膜を下げるように行うため空気を多く取り込めるのです。
深い呼吸により副交感神経が優位になり、便秘の解消・血行促進・インナーマッスルの強化・リラックス効果が期待できます。
ダイエット効果を高めるためには腹式呼吸によって下腹部がしっかり動いていることを確認しながら行うと良いでしょう。
4-2-3ピラティスの動き
ピラティスのエクササイズは「流れるような動き」でインナーマッスルをトレーニングします。
筋肉の動きを意識することで効果を実感できるのです。インナーマッスルの刺激で日常生活では感じることのない、体の奥の筋肉が動きます。
ピラティスの動きは一つひとつが効果を得るために重要な要素です。
①身体の動きと呼吸のリズムを合わせる
②深層の筋肉コアを安定させコアからの手足へと動く
③背骨や骨盤が正しい位置にある
④筋肉や骨の一つひとつの動きに集中
⑤なめらかに流れるような動きを目指す
4-2-4ヨガの動き
ヨガは呼吸(プラーナ―ヤーマ)に合わせてポーズ(アーサナ)を長くキープします。心・体・呼吸に集中することで瞑想状態へ導くのです。
ポーズをとるだけではなく自分の意識を内側に向けることから始まります。
ゆっくりと体を動かしさまざまなポーズを取り、最後はリラックスしながらクールダウンするのです。
①「センタリング」で外側に向いていた意識を内側へ
あぐらをかいて座り膝を外側に開いて背筋を伸ばし自然な呼吸
②ストレッチで体をほぐしマッサージ
③ヨガポーズをとる
④リラクゼーションのポーズ「シャバ―サナ」を取る
05ピラティスの資格、2ヵ月でラクラク取れる方法
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通信教育で痩せながら2つの資格取得を目指してみませんか。
06まとめ
なめらかな動きによりインナーマッスルを鍛えてくれるピラティスは姿勢を改善しダイエット効果もあるエクササイズです。
1回だけではなく何度も繰り返すことでより効果を期待できます。
スタジオで実際にインストラクターの指導を受ける方法もありますが、お試しに自宅で始めてみるのはどうでしょうか。
ピラティスを実践するだけではなくインストラクターとしてやってみたい方には「ピラティスセラピスト」が、ヨガに興味ある方には「ヨガインストラクターjp」もおすすめです。
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1981年生まれ。京都出身、福岡在住。金融業界での営業職、音楽業界でのエレクトーンインストラクターを経て、激務の果てに人生初の入院経験をした事を契機として、心身の健康を根本から作ることの大切さを知りピラティスインストラクターの世界へ。
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4-1ピラティス
ピラティスの基本的な考え方は、呼吸やポーズ、器具でのトレーニングなどを通じてインナーマッスルを鍛えること。インナーマッスルは、身体の奥深くにある筋肉のことで、身体の細かい動きをサポートしています。
ただし、この筋肉は非常に小さく、使わないとすぐに衰えてしまうのが特徴。また、身体の表面の大きな筋肉とは異なり、通常の筋力トレーニングでは鍛えにくいという特徴もあります。
そこでピラティスは、独自のポージングや呼吸などを行うことでインナーマッスルを刺激、強い体幹を作ることで正しい姿勢を支え、骨格の歪みを正して身体が本来持っている能力を引き出していきます。
そのため、ピラティスには骨格の歪みや筋力低下が気になる人や、日頃から運動不足の人が向いています。
また、もともとリハビリの技術としてスタートしたという特徴もあることから、腰痛や肩こりといった慢性的な身体のトラブルに悩まされている人にとっても最適のエクササイズと言えるでしょう。
4-2ヨガが合っている人
ヨガが重視しているのは、精神面への効果です。ヨガではポーズとともに深い呼吸を行いますが、この呼吸とポーズはストレスや緊張といった、現代人の悩みに効果を発揮します。そのおため、日々のコンディションを整えたい、精神を安定させじっくりケアしたい人に向いています。
さらにヨガのポーズはストレッチ効果も高く、普段の生活では使われる機会の少ない筋肉への刺激にも最適です。これは筋力アップの効果はそれほど高いものではありませんが、血流を促進したり、老廃物を排出したりといった効果が期待できます。
そのため、運動の習慣があるのに体調がすぐれない人や、筋力はあるのに不調を感じる人にも最適だと言えるでしょう。
01ピラティスとは?
「ピラティス」とはドイツ人のジョセフ・ピラティスが、リハビリを行うために開発したエクササイズです。
ピラティスはインナーマッスルや背骨を安全に効率よく鍛えることができ、運動が苦手な方からアスリートまで人気があります。
自分自身の身体に向けて運動するような独特な動きによって、ケガの防止やリハビリだけではなくプロポーションや姿勢の維持・改善にも有効です。
ピラティスは寝たまま行うエクササイズが多くヨガより厚手のマットを利用します。
体を健康的に鍛えたい、ボディラインを美しくしたいとお考えの方にはピラティスはピッタリでしょう。
02ピラティスの特徴
ピラティスには「インナーマッスル」「姿勢改善」「腹式呼吸」という3つの特徴があります。
2-1インナーマッスル
インナーマッスルとは別名深層筋とも呼ばれ体の中心部分に近い筋肉のことです。インナーマッスルを鍛えることで姿勢が改善され太りにくい体になります。
インナーマッスルにはプロポーションを改善するだけではなく内臓や骨などを守るという重要な役割があるのです。
胴体のインナーマッスルを鍛えることで体幹も鍛えられます。
2-2姿勢改善
ピラティスをすることで姿勢の改善につながります。
背骨に近い「腹横筋」を鍛えることで背骨のアーチが改善し、無駄な動きがなくなり楽になることで姿勢が改善されます。
また、背骨を正しい位置にする筋肉を強化することで、左右のバランスをとります。
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2-3胸式呼吸
ピラティスでは交感神経が優位になり筋肉を鍛える際に有効な「胸式呼吸」を用います。
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ピラティスは体の外側にある筋肉だけではなく、深層部のインナーマッスルを鍛える効果があります。
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3-1骨盤の歪み改善
足を組んだりバッグを同じ方に掛けたりと日常の動作のクセによって、体の重心を同じ方にかけると骨盤は歪んでしまいます。骨盤の歪みは血行不良による冷えや痛みを引き起こす原因になります。
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3-2姿勢や肩こりの解消
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4-1成り立ちと目的
ピラティスとヨガは似ていますが歴史・目的もそれぞれ異なるのです。
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ドイツ人のジョセフ・ピラティスが1920年代に考案したエクササイズです。
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4-2-3ピラティスの動き
ピラティスのエクササイズは「流れるような動き」でインナーマッスルをトレーニングします。
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ピラティスの動きは一つひとつが効果を得るために重要な要素です。
①身体の動きと呼吸のリズムを合わせる
②深層の筋肉コアを安定させコアからの手足へと動く
③背骨や骨盤が正しい位置にある
④筋肉や骨の一つひとつの動きに集中
⑤なめらかに流れるような動きを目指す
4-2-4ヨガの動き
ヨガは呼吸(プラーナ―ヤーマ)に合わせてポーズ(アーサナ)を長くキープします。心・体・呼吸に集中することで瞑想状態へ導くのです。
ポーズをとるだけではなく自分の意識を内側に向けることから始まります。
ゆっくりと体を動かしさまざまなポーズを取り、最後はリラックスしながらクールダウンするのです。
①「センタリング」で外側に向いていた意識を内側へ
あぐらをかいて座り膝を外側に開いて背筋を伸ばし自然な呼吸
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06まとめ
なめらかな動きによりインナーマッスルを鍛えてくれるピラティスは姿勢を改善しダイエット効果もあるエクササイズです。
1回だけではなく何度も繰り返すことでより効果を期待できます。
スタジオで実際にインストラクターの指導を受ける方法もありますが、お試しに自宅で始めてみるのはどうでしょうか。
ピラティスを実践するだけではなくインストラクターとしてやってみたい方には「ピラティスセラピスト」が、ヨガに興味ある方には「ヨガインストラクターjp」もおすすめです。
あなたの好きな時間や場所でピラティスの全てをプロのインストラクターからまるごと学べ、インストラクターの資格も取得できます。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
滝本さやか 先生
ピラティスインストラクター
1981年生まれ。京都出身、福岡在住。金融業界での営業職、音楽業界でのエレクトーンインストラクターを経て、激務の果てに人生初の入院経験をした事を契機として、心身の健康を根本から作ることの大切さを知りピラティスインストラクターの世界へ。
70,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
ピラティスはインナーマッスルや背骨を安全に効率よく鍛えることができ、運動が苦手な方からアスリートまで人気があります。
自分自身の身体に向けて運動するような独特な動きによって、ケガの防止やリハビリだけではなくプロポーションや姿勢の維持・改善にも有効です。
ピラティスは寝たまま行うエクササイズが多くヨガより厚手のマットを利用します。
体を健康的に鍛えたい、ボディラインを美しくしたいとお考えの方にはピラティスはピッタリでしょう。
2-1インナーマッスル
インナーマッスルとは別名深層筋とも呼ばれ体の中心部分に近い筋肉のことです。インナーマッスルを鍛えることで姿勢が改善され太りにくい体になります。
インナーマッスルにはプロポーションを改善するだけではなく内臓や骨などを守るという重要な役割があるのです。
胴体のインナーマッスルを鍛えることで体幹も鍛えられます。
2-2姿勢改善
ピラティスをすることで姿勢の改善につながります。
背骨に近い「腹横筋」を鍛えることで背骨のアーチが改善し、無駄な動きがなくなり楽になることで姿勢が改善されます。
また、背骨を正しい位置にする筋肉を強化することで、左右のバランスをとります。
肩こりや頭痛にお悩みの方はぜひピラティスを試してみましょう。
2-3胸式呼吸
ピラティスでは交感神経が優位になり筋肉を鍛える際に有効な「胸式呼吸」を用います。
胸式呼吸は腹横筋を刺激し脊柱や骨盤を正常な位置に戻します。
胸式呼吸をマスターすると基礎代謝も上がるという効果もあるため、ダイエットにも有効でしょう。
03ピラティスの効果
ピラティスは体の外側にある筋肉だけではなく、深層部のインナーマッスルを鍛える効果があります。
ここではピラティスの4つの効果についてご紹介します。
3-1骨盤の歪み改善
足を組んだりバッグを同じ方に掛けたりと日常の動作のクセによって、体の重心を同じ方にかけると骨盤は歪んでしまいます。骨盤の歪みは血行不良による冷えや痛みを引き起こす原因になります。
ピラティスはインナーマッスルを鍛えるので骨盤の歪みを改善するのです。
インナーマッスルを鍛えると骨盤を正しい位置に戻すことができるため、冷え性・生理痛・便秘・むくみの改善につながるでしょう。
3-2姿勢や肩こりの解消
デスクワークによる肩こりにお悩みの方は多いと思います。
肩こりは筋肉の疲れ・血行不良・筋肉の緊張によるものですが、姿勢の影響は少なくありません。
ピラティスは姿勢を改善し筋肉を鍛え体幹の強化を促します。
筋力バランスを整えて姿勢をよくすることで、マッサージに通ってもすぐに凝ってしまう頑固な肩こりも解消となります。
3-3ストレス軽減
ピラティスは全身を集中して行うエクササイズです。呼吸・姿勢・リズム・筋肉を意識することで「自分に集中する」という時間が生まれやすくなります。
ストレスから自分を切り離せる時間を持つことで、少しの間リセットする時間を作ることができるのです。
ストレスから解放されたいとお悩みでしたらピラティスを通して集中する時間を作ってみませんか。
3-4ダイエット効果
ピラティスは継続することでダイエット効果を高められます。
ダイエット中はストレスがたまりやすくなりますがピラティスの胸式呼吸は自律神経に働きかけるため、ストレスをためずに行うことができるのです。
1回行うだけでは効果が得られにくく、継続することでインナーマッスルが鍛えられ、姿勢の改善や痩せてきたことを実感できるようになります。
インナーマッスルの強化は基礎代謝を高め痩せやすい身体を作るのです。
ピラティスは寝たままできるエクスサイズがメインのため無理なくでき継続できます。
04ピラティスとヨガの違いは?
ピラティスとヨガは一見似ていますがその歴史・目的・呼吸法など全て違っているのです。
ここではピラティスとヨガの違いについて詳しくご紹介します。
4-1成り立ちと目的
ピラティスとヨガは似ていますが歴史・目的もそれぞれ異なるのです。
ピラティスとヨガの成り立ちと目的についてご紹介します。
4-1-1ピラティスの成り立ち
ドイツ人のジョセフ・ピラティスが1920年代に考案したエクササイズです。
ヨガを参考にしている面もあることからピラティスはヨガに似ています。
ピラティスは第一次世界大戦時に、傷者が寝たままできるリハビリのエクササイズとして考案されました。
その後ピラティス氏はアメリカに渡り、ボディメンテナンスのエクササイズとしてNYのダンサーやスポーツ選手に受け入れられ、現在のピラティスにつながっています。
4-1-2ヨガの成り立ち
ヨガは約4500年前の古代インドで発祥したものと言われており、仏教や修行法のひとつでした。
飢餓・戦争・病気などから救われるための方法、悟りに到達するまでの手段として「瞑想」が生まれます。
ヨガのポーズ「アーサナ」は瞑想のための座り方を意味し、元は心の安定を目指すための修行法でした。
4-1-3ピラティスの目的
ピラティスは元々リハビリ目的のエクササイズとして生まれ、身体に負担をかけずに強い筋肉を付けることを目的としています。
特にお腹周りを中心にインナーマッスルを意識して鍛えること、骨盤・背骨・肩など骨格矯正をすることに重点を置いているのです。
4-1-4ヨガの目的
ヒンドゥー教や仏教の修行として行われていたヨガは、そのポーズ「アーサナ」・呼吸法・瞑想で心と体を結びつけます。ヨガは心身が最も安定した状態をつくることや宇宙との調和を目的にしているのです。
4-2呼吸法と動き
ピラティスとヨガはどちらもマットを使いパッと見は似ていますが、呼吸法や動きは全く異なります。
ピラティスは正しい骨格を意識しながらインナーマッスルを鍛え、ヨガは呼吸とストレッチに重点を置いて筋肉を強化するのです。
それぞれの呼吸法と動きについてご紹介します。
4-2-1ピラティスの呼吸法
ピラティスは胸式呼吸です。
息を吸うときは胸に手を当てて肋骨や肺が広がる感覚で行い、息を吐く時は肋骨をゆっくり元の位置に戻すように吐き出します。
①背筋を伸ばし姿勢を正す
②肋骨が広がるように息を吸う
③ゆっくりと息を吐きだす
注意点としては吸うときにお腹が同時に膨らまないように、ひっこめる感じをキープします。吐く時もお腹はひっこめたまま胸をしぼませましょう。
呼吸を意識して行うことで肩こり改善や血流・代謝のアップにつながります。代謝がアップすることでダイエット効果も期待できるのです。
4-2-2ヨガの呼吸法
ヨガのポーズは「アーサナ」といい呼吸法は「プラーナ―ヤーマ」と呼ばれます。ヨガでは呼吸を正しく行うことがポーズの持つ効果を上げることにつながるのです。
ヨガの基本的な呼吸方法は鼻から息を吸ってお腹を膨らませ、吐く時にはへこませます。
腹式呼吸は横隔膜を下げるように行うため空気を多く取り込めるのです。
深い呼吸により副交感神経が優位になり、便秘の解消・血行促進・インナーマッスルの強化・リラックス効果が期待できます。
ダイエット効果を高めるためには腹式呼吸によって下腹部がしっかり動いていることを確認しながら行うと良いでしょう。
4-2-3ピラティスの動き
ピラティスのエクササイズは「流れるような動き」でインナーマッスルをトレーニングします。
筋肉の動きを意識することで効果を実感できるのです。インナーマッスルの刺激で日常生活では感じることのない、体の奥の筋肉が動きます。
ピラティスの動きは一つひとつが効果を得るために重要な要素です。
①身体の動きと呼吸のリズムを合わせる
②深層の筋肉コアを安定させコアからの手足へと動く
③背骨や骨盤が正しい位置にある
④筋肉や骨の一つひとつの動きに集中
⑤なめらかに流れるような動きを目指す
4-2-4ヨガの動き
ヨガは呼吸(プラーナ―ヤーマ)に合わせてポーズ(アーサナ)を長くキープします。心・体・呼吸に集中することで瞑想状態へ導くのです。
ポーズをとるだけではなく自分の意識を内側に向けることから始まります。
ゆっくりと体を動かしさまざまなポーズを取り、最後はリラックスしながらクールダウンするのです。
①「センタリング」で外側に向いていた意識を内側へ
あぐらをかいて座り膝を外側に開いて背筋を伸ばし自然な呼吸
②ストレッチで体をほぐしマッサージ
③ヨガポーズをとる
④リラクゼーションのポーズ「シャバ―サナ」を取る
05ピラティスの資格、2ヵ月でラクラク取れる方法
おすすめピラティス講座はこちら
ピラティスをやっている姿を人に見られたくない、時間が取れないけれどやってみたい、そんなあなたには通信教育で学べるピラティスがピッタリです!
「諒(りょう)設計アーキテクトラーニング」の通信講座は自宅でピラティスをマスターしながらピラティスの2つの資格がわずか2ヵ月で取得できます。
①ピラティスセラピスト
②ピラティスインストラクター
講座には通常の講座とスペシャル講座があります。
通常の講座:2つの資格試験をそれぞれ受験し合格することで資格取得
スペシャル講座:課題を全てクリアし、コースを卒業すると試験免除となり、卒業と同時に2資格取得。
この講座ではピラティスの体の動かし方・呼吸法・効果・種類などピラティスに関する全てを自宅で学べます。
自分のペースでピラティスができるので効果的にピラティスを習得可能です。
講座のテキスト・問題集・添削課題は全てプロのピラティスインストラクターによるもの。楽しみながらピラティスを学び講座終了後にインストラクターとして働いている方もいらっしゃいます。
通信教育で痩せながら2つの資格取得を目指してみませんか。
06まとめ
なめらかな動きによりインナーマッスルを鍛えてくれるピラティスは姿勢を改善しダイエット効果もあるエクササイズです。
1回だけではなく何度も繰り返すことでより効果を期待できます。
スタジオで実際にインストラクターの指導を受ける方法もありますが、お試しに自宅で始めてみるのはどうでしょうか。
ピラティスを実践するだけではなくインストラクターとしてやってみたい方には「ピラティスセラピスト」が、ヨガに興味ある方には「ヨガインストラクターjp」もおすすめです。
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この講座は!プロの監修を受けています!
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滝本さやか 先生
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1981年生まれ。京都出身、福岡在住。金融業界での営業職、音楽業界でのエレクトーンインストラクターを経て、激務の果てに人生初の入院経験をした事を契機として、心身の健康を根本から作ることの大切さを知りピラティスインストラクターの世界へ。
70,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
ここではピラティスの4つの効果についてご紹介します。
3-1骨盤の歪み改善
足を組んだりバッグを同じ方に掛けたりと日常の動作のクセによって、体の重心を同じ方にかけると骨盤は歪んでしまいます。骨盤の歪みは血行不良による冷えや痛みを引き起こす原因になります。
ピラティスはインナーマッスルを鍛えるので骨盤の歪みを改善するのです。
インナーマッスルを鍛えると骨盤を正しい位置に戻すことができるため、冷え性・生理痛・便秘・むくみの改善につながるでしょう。
3-2姿勢や肩こりの解消
デスクワークによる肩こりにお悩みの方は多いと思います。
肩こりは筋肉の疲れ・血行不良・筋肉の緊張によるものですが、姿勢の影響は少なくありません。
ピラティスは姿勢を改善し筋肉を鍛え体幹の強化を促します。
筋力バランスを整えて姿勢をよくすることで、マッサージに通ってもすぐに凝ってしまう頑固な肩こりも解消となります。
3-3ストレス軽減
ピラティスは全身を集中して行うエクササイズです。呼吸・姿勢・リズム・筋肉を意識することで「自分に集中する」という時間が生まれやすくなります。
ストレスから自分を切り離せる時間を持つことで、少しの間リセットする時間を作ることができるのです。
ストレスから解放されたいとお悩みでしたらピラティスを通して集中する時間を作ってみませんか。
3-4ダイエット効果
ピラティスは継続することでダイエット効果を高められます。
ダイエット中はストレスがたまりやすくなりますがピラティスの胸式呼吸は自律神経に働きかけるため、ストレスをためずに行うことができるのです。
1回行うだけでは効果が得られにくく、継続することでインナーマッスルが鍛えられ、姿勢の改善や痩せてきたことを実感できるようになります。
インナーマッスルの強化は基礎代謝を高め痩せやすい身体を作るのです。
ピラティスは寝たままできるエクスサイズがメインのため無理なくでき継続できます。
ここではピラティスとヨガの違いについて詳しくご紹介します。
4-1成り立ちと目的
ピラティスとヨガは似ていますが歴史・目的もそれぞれ異なるのです。
ピラティスとヨガの成り立ちと目的についてご紹介します。
4-1-1ピラティスの成り立ち
ドイツ人のジョセフ・ピラティスが1920年代に考案したエクササイズです。
ヨガを参考にしている面もあることからピラティスはヨガに似ています。
ピラティスは第一次世界大戦時に、傷者が寝たままできるリハビリのエクササイズとして考案されました。
その後ピラティス氏はアメリカに渡り、ボディメンテナンスのエクササイズとしてNYのダンサーやスポーツ選手に受け入れられ、現在のピラティスにつながっています。
4-1-2ヨガの成り立ち
ヨガは約4500年前の古代インドで発祥したものと言われており、仏教や修行法のひとつでした。
飢餓・戦争・病気などから救われるための方法、悟りに到達するまでの手段として「瞑想」が生まれます。
ヨガのポーズ「アーサナ」は瞑想のための座り方を意味し、元は心の安定を目指すための修行法でした。
4-1-3ピラティスの目的
ピラティスは元々リハビリ目的のエクササイズとして生まれ、身体に負担をかけずに強い筋肉を付けることを目的としています。
特にお腹周りを中心にインナーマッスルを意識して鍛えること、骨盤・背骨・肩など骨格矯正をすることに重点を置いているのです。
4-1-4ヨガの目的
ヒンドゥー教や仏教の修行として行われていたヨガは、そのポーズ「アーサナ」・呼吸法・瞑想で心と体を結びつけます。ヨガは心身が最も安定した状態をつくることや宇宙との調和を目的にしているのです。
4-2呼吸法と動き
ピラティスとヨガはどちらもマットを使いパッと見は似ていますが、呼吸法や動きは全く異なります。
ピラティスは正しい骨格を意識しながらインナーマッスルを鍛え、ヨガは呼吸とストレッチに重点を置いて筋肉を強化するのです。
それぞれの呼吸法と動きについてご紹介します。
4-2-1ピラティスの呼吸法
ピラティスは胸式呼吸です。
息を吸うときは胸に手を当てて肋骨や肺が広がる感覚で行い、息を吐く時は肋骨をゆっくり元の位置に戻すように吐き出します。
①背筋を伸ばし姿勢を正す
②肋骨が広がるように息を吸う
③ゆっくりと息を吐きだす
注意点としては吸うときにお腹が同時に膨らまないように、ひっこめる感じをキープします。吐く時もお腹はひっこめたまま胸をしぼませましょう。
呼吸を意識して行うことで肩こり改善や血流・代謝のアップにつながります。代謝がアップすることでダイエット効果も期待できるのです。
4-2-2ヨガの呼吸法
ヨガのポーズは「アーサナ」といい呼吸法は「プラーナ―ヤーマ」と呼ばれます。ヨガでは呼吸を正しく行うことがポーズの持つ効果を上げることにつながるのです。
ヨガの基本的な呼吸方法は鼻から息を吸ってお腹を膨らませ、吐く時にはへこませます。
腹式呼吸は横隔膜を下げるように行うため空気を多く取り込めるのです。
深い呼吸により副交感神経が優位になり、便秘の解消・血行促進・インナーマッスルの強化・リラックス効果が期待できます。
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4-2-3ピラティスの動き
ピラティスのエクササイズは「流れるような動き」でインナーマッスルをトレーニングします。
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ピラティスの動きは一つひとつが効果を得るために重要な要素です。
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4-2-4ヨガの動き
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05ピラティスの資格、2ヵ月でラクラク取れる方法
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ピラティスをやっている姿を人に見られたくない、時間が取れないけれどやってみたい、そんなあなたには通信教育で学べるピラティスがピッタリです!
「諒(りょう)設計アーキテクトラーニング」の通信講座は自宅でピラティスをマスターしながらピラティスの2つの資格がわずか2ヵ月で取得できます。
①ピラティスセラピスト
②ピラティスインストラクター
講座には通常の講座とスペシャル講座があります。
通常の講座:2つの資格試験をそれぞれ受験し合格することで資格取得
スペシャル講座:課題を全てクリアし、コースを卒業すると試験免除となり、卒業と同時に2資格取得。
この講座ではピラティスの体の動かし方・呼吸法・効果・種類などピラティスに関する全てを自宅で学べます。
自分のペースでピラティスができるので効果的にピラティスを習得可能です。
講座のテキスト・問題集・添削課題は全てプロのピラティスインストラクターによるもの。楽しみながらピラティスを学び講座終了後にインストラクターとして働いている方もいらっしゃいます。
通信教育で痩せながら2つの資格取得を目指してみませんか。
06まとめ
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