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リフレクソロジーとは?基礎知識と施術者の役割

リフレクソロジーは、身体の特定の部位を刺激することで全身の健康を促進する伝統的な療法です。
この技術は、古代の医療にもその起源を持ち、現代でも多くの人々に支持されています。

しかし、リフレクソロジーがどのようにして心身の調和を図るのか、その背後にある理論や施術者の役割については、あまり知られていないかもしれません。
足の裏を刺激して美容や健康を導くリフレクソロジー。サロンに行ってみたい、自分でもやってみたいと考えている方も多いことでしょう。しかし、そもそもリフレクソロジーにはどのような目的があるのでしょうか。今回はリフレクソロジーの目的や基本的知識についてご紹介します。

リフレクソロジーとは?その目的と基本知識
目次

01リフレクソロジーとは

リフレクソロジーは、古くから多くの文化で実践されてきた癒しの技術であり、現代においてもその効果が広く認められています。
しかし、その本質や施術の目的を正しく理解している人は少ないかもしれません。

リフレクソロジーとは、どのような理論に基づいており、どのような効果が期待できるのかを詳しく見ていきましょう。
まずは、リフレクソロジーの基本的な概念について解説していきます。

1-1リフレクソロジーの基本的な概念

リフレクソロジーは、足裏や手の特定の反射区を刺激することで、体全体の健康を促進する療法です。
この技術は、古代エジプトや中国の伝統的な医療にもその起源を持ち、身体のさまざまな部分に対応する「反射区」をマッサージすることで、対応する臓器や器官の働きを活性化させるとされています。

リフレクソロジーの基本的な理論は、体内のエネルギーの流れを整え、自然治癒力を引き出すことです。
リフレクソロジーを行うことで、ストレスの軽減や血行の促進、免疫力の向上など、心身にさまざまな良い影響を与えることが期待されています。

さらに、この療法は、薬に頼らずに自然な方法で体調を整えるための手段として、多くの人々に利用されています。

次に、リフレクソロジー施術者がどのような役割を果たしているのかについて見ていきましょう。

1-2リフレクソロジー施術者の役割

リフレクソロジー施術者は、クライアントの健康状態や体調を把握し、最適な施術を提供する重要な役割を担っています。
施術者は、まずクライアントの身体状態を総合的に評価し、どの反射区を重点的に刺激するべきかを判断します。

この判断に基づいて、施術者は手や指を使って特定の反射区を適切に刺激し、クライアントの心身の調和を図ります。

施術者は、クライアントがリフレクソロジーを通じてリラックスし、心身のバランスを取り戻すことが目的です。
そのためには、単なる技術的な施術だけでなく、クライアントとの信頼関係を築き、施術中のリラックスした雰囲気を作り出すことも非常に重要です。

ここで、心身の調和を促す施術の意義についてさらに詳しく解説します。

心身の調和を促す施術の意義

リフレクソロジーの施術は、単に肉体的な疲労を癒すだけでなく、精神的なリフレッシュも促します。
現代社会において、ストレスや不安は多くの人々に共通する問題です。

リフレクソロジーでは、特定の反射区を刺激することで、神経系の緊張を和らげ、心の安定を取り戻す手助けをします。
また、身体の特定の部位に蓄積された緊張や疲労を解消することで、体全体のエネルギーの流れがスムーズになり、自然治癒力の活性化が可能です。

これは、リフレクソロジーが「心身の統合」を目指す療法であることを示しています。
身体と心は切り離せない存在であり、身体の健康が心の健康に、そしてその逆にも影響を与えます。

リフレクソロジーの施術者は、この心身のバランスを取り戻すための案内役として、クライアントの健康をサポートしています。

02リフレクソロジストの仕事内容と役割

リフレクソロジストは、クライアントの健康をサポートする専門家として、さまざまな技術と知識を駆使して活動しています。
この仕事は単なるリラクゼーションの提供に留まらず、身体と心のバランスを整える重要な役割を果たしています。

リフレクソロジストがどのようにしてクライアントの体調不調を見つけ出し、個々のニーズに応じた施術とアドバイスを行っているのか、具体的な技術や手法を通じて詳しく見ていきましょう。

2-1体調の不調を見つける技術

リフレクソロジストの仕事の第一歩は、クライアントの体調を正確に把握することから始まります。
これは、体の表面だけでなく、内部の状態まで理解するための高度な技術を要します。

リフレクソロジストは、クライアントの足裏や手の反射区を丁寧に観察し、どの部分が不調を示しているかを探ります。
この過程は、クライアントの健康状態を総合的に評価するための重要なステップです。

リフレクソロジストが体調の不調を見つけるために使用する技術の一つに、手や指を使った特定の施術方法があります。
これにより、体の特定の部分がどの程度の緊張や疲労を抱えているかを感じ取れます。

ここでは、手や指を使った施術の手法についてさらに詳しく解説します。

手や指を使った施術の手法

リフレクソロジストは、手や指を巧みに使いながら、クライアントの反射区を刺激します。
これには、圧をかける、揉む、押すといったさまざまな手法が含まれます。
施術の際には、クライアントの体調やその日のコンディションに応じて、力の強さやリズムを微調整しながら行います。

例えば、特定の反射区が硬くなっている場合、それはその部位に対応する内臓や器官がストレスを受けている可能性が高いです。
そのため、施術者はその部分を重点的にケアし、滞っているエネルギーを流すように施術を進めます。

手や指を通じて伝わるクライアントの体からの信号を受け取り、適切な施術を行うことがリフレクソロジストの技術の真髄です。

次に、クライアントの個々のニーズに応じた施術とアドバイスについて詳しく見ていきます。

2-2個々のニーズに応じた施術とアドバイス

リフレクソロジストは、クライアント一人ひとりの健康状態やライフスタイルに合わせて、最適な施術を提供します。
これは単にマニュアル通りの施術を行うのではなく、クライアントの体調や精神状態、その日の気分などを総合的に考慮し、最も効果的なケアを提案するということです。

リフレクソロジストは施術を行う前に、クライアントとのカウンセリングを行い、どのような不調があるのか、どのような結果を求めているのかを確認します。
これに基づいて、施術の内容や強度、時間を調整し、クライアントにとって最適なケアを提供します。

また、施術後には、日常生活でのアドバイスやセルフケアの方法を伝えることも重要な役割の一つです。

ここでは、リフレクソロジストがどのようにしてカスタマイズされたケアを提供しているのか、具体的な手法について解説します。

カスタマイズされたケアの提供

リフレクソロジストは、クライアントの個別のニーズに応じて、施術の内容を細かく調整します。
例えば、ストレスが溜まっているクライアントには、リラクゼーションを重視した穏やかな施術を行う一方、慢性的な体調不良を抱えているクライアントには、やや強めの圧をかけた施術を提供することもあります。

また、施術中にクライアントが感じる痛みや違和感を随時確認しながら、施術の強さやリズムを調整することも重要です。

施術が終わった後には、クライアントが自宅で行えるセルフケアの方法を提案し、施術の効果を長続きさせるためのサポートも行います。
このように、リフレクソロジストは単なる施術者ではなく、クライアントの健康管理を総合的にサポートするパートナーとしての役割を果たしています。

03リフレクソロジストに求められる資質

リフレクソロジストは、クライアントの健康と幸福をサポートする専門職です。
そのためには、ただ技術が優れているだけでなく、人間性や体力、そして手先の器用さが求められます。

リフレクソロジストとして成功するためには、どのような資質が必要なのでしょうか。
リフレクソロジストに求められる主要な資質について詳しく解説します。

3-1サービス精神と接客力の重要性

リフレクソロジストは、クライアントとの直接的な接触を通じて、身体的なケアだけでなく、精神的な癒しも提供します。
そのため、サービス精神と接客力は非常に重要な要素となります。

クライアントは施術を受ける際に、心地よくリラックスした状態であることが施術の効果を高めるため、リフレクソロジストには、常にクライアントのニーズを理解し、それに応える姿勢が求められます。

クライアントとのコミュニケーションスキル

クライアントとのコミュニケーションは、単なる会話以上のものです。
それは、クライアントの要望や健康状態を理解し、それに基づいて最適な施術を提供するための重要な手段です。

例えば、クライアントが抱える不安や悩みを丁寧に聞き取り、それに対して適切な対応をすることで、クライアントの信頼を得られます。
また、施術中の細やかなフィードバックを通じて、クライアントが感じる不快感や痛みを即座に察知し、施術の強度や方法を調整することも必要です。

3-2体力と持続力の必要性

リフレクソロジストの仕事は、立ち仕事であり、長時間にわたってクライアントの身体をケアするため、高い体力が求められます。
また、一日に複数のクライアントを対応する場合もあるため、持続力も必要不可欠です。

体力と持続力がなければ、質の高いサービスを提供し続けることは難しいでしょう。

長時間の施術に耐える体力

リフレクソロジストは、一つの施術が1時間以上に及ぶことも珍しくありません。
さらに、一日に複数の施術を行うことも考えれば、長時間にわたる集中力と体力が要求されます。

これは、クライアント一人ひとりに対して最高のケアを提供するために不可欠な要素です。
体力が不足していると、施術の質が低下し、クライアントに満足してもらうことが難しくなります。

そのため、日頃からの体力維持やトレーニングは、リフレクソロジストにとって非常に重要です。

3-3手先の器用さと細やかな技術

リフレクソロジーの施術には、手先の器用さが不可欠です。
特に、足裏や手の反射区を正確に刺激するためには、細やかな技術が求められます。

クライアントごとに体の状態は異なり、微細な調整を行う能力が必要です。
そのため、リフレクソロジストは常に手先の技術を磨き続けることが求められます。

精密な手技が求められる理由

リフレクソロジーの効果を最大限に引き出すためには、反射区に対する正確な圧力のかけ方や、適切なリズムでの施術が必要です。
クライアントの体調やその日のコンディションに応じて、力加減や施術の流れを微調整できる手先の器用さは、施術の質を大きく左右します。

また、クライアントが感じる微細な変化に即座に対応するための敏感さも重要です。
これにより、クライアントに最適な施術を提供し、最大限の効果を引き出すことが可能となります。

04リフレクソロジストの勤務環境

リフレクソロジストとして働く環境は、クライアントに癒しと健康を提供するための重要な要素です。
この職業は他のサービス業と同様に、労働時間やシフト制などの勤務条件が大きな影響を与えます。

リフレクソロジストの働く環境を理解することで、より良い職場選びやキャリア形成に役立てられます。
まずは、リフレクソロジストの一般的な営業時間とシフトの組み立てについて見ていきましょう。

4-1営業時間と働く時間帯

リフレクソロジストの勤務時間は、その働く場所や形態によって大きく異なります。
一般的に、リフレクソロジーサロンやスパ、クリニックなどの施設は、クライアントが利用しやすい時間帯に営業しています。

このため、リフレクソロジストの勤務時間は、朝から夜遅くまで幅広い時間帯にわたることが多いです。

一般的な営業時間とシフトの組み立て

多くのリフレクソロジー施設では、朝10時から夜22時まで営業していることが一般的です。
この時間帯は、クライアントが仕事帰りや休日に訪れるのに適しているため、リフレクソロジストはその中でシフト制で働くことになります。

通常、早番と遅番があり、早番は朝10時から夕方18時まで、遅番は午後14時から夜22時までのシフトが組まれます。
このシフト制により、リフレクソロジストは仕事とプライベートのバランスを取りやすくなっていますが、クライアントのニーズに応じて柔軟な対応が求められることもあります。

例えば、特定のクライアントが夜間に施術を希望する場合や、急な予約が入った場合には、通常のシフト以外の時間に働くことがあるかもしれません。

次に、夜間営業や24時間営業を行っている施設でのリフレクソロジストの勤務環境について詳しく解説していきます。

4-2夜間営業と24時間営業の現状

近年、一部のリフレクソロジー施設では、夜間営業や24時間営業を取り入れるところが増えてきています。
これは、忙しい現代人が昼間の時間にリラクゼーションを受ける時間を確保しづらいため、夜間や深夜に施術を希望するケースが増えていることが背景にあります。

こうした施設で働くリフレクソロジストは、通常の営業時間とは異なるシフトに従事することになります。

夜間に働くリフレクソロジストの実態

夜間営業や24時間営業の施設で働くリフレクソロジストは、通常の昼間のシフトとは異なる勤務体制が求められます。
例えば、深夜シフトや早朝シフトがあり、夜22時から翌朝6時までの勤務や、早朝5時から昼13時までのシフトが考えられます。

このようなシフトでは、昼夜逆転の生活リズムになることもあり、身体的な負担が増すことがあるため、リフレクソロジスト自身の健康管理が非常に重要です。

また、夜間や深夜に施術を受けに来るクライアントは、日中とは異なるニーズを持つことが多いため、リフレクソロジストはそれに応じた柔軟な対応力が求められます。
例えば、深夜に訪れるクライアントは、仕事で溜まった疲れを癒したい、ストレスを解消したいという強い要望を持っていることが多く、そのために特別な技術や気配りが必要になることがあります。

05リフレクソロジストとしてのキャリアを考える

リフレクソロジストとしてのキャリアは、他の多くの職業と同様に、多様な選択肢と成長の機会に恵まれています。
この分野で成功を収めるためには、どのようなキャリアパスがあるのか、そしてその中でどのようにして自身のスキルを向上させ、成長していけるのかを理解することが重要です。

まずは、リフレクソロジストのキャリアパスについて見ていきましょう。

5-1リフレクソロジストのキャリアパス

リフレクソロジストとしてのキャリアには、さまざまな方向性があります。
一般的には、まず基礎的な知識と技術を学び、資格を取得することから始まります。

その後、現場での経験を積みながら、自分の得意分野や興味に応じた専門性を磨いていくのがおすすめです。
例えば、足裏のリフレクソロジーに特化する、またはアロマセラピーや整体との組み合わせを学び、サービスの幅を広げるといった選択肢があります。

専門分野でのスキルアップと成長の機会

リフレクソロジストは、常に学び続ける姿勢が求められます。
例えば、定期的に開催されるセミナーやワークショップに参加することで、新しい技術や知識を取り入れられます。

また、国際的な資格を取得することで、より高いレベルでの施術が可能になり、クライアントからの信頼も高まります。
さらに、特定の疾患や症状に対するリフレクソロジーの効果を学ぶことで、より専門的なサービスの提供が可能です。

こうしたスキルアップの努力は、キャリアの成長に大きく寄与します。

次に、リフレクソロジストとしてのキャリア選択における、自営業と雇用される働き方の違いについて詳しく解説していきます。

5-2自営業と雇用される選択肢

リフレクソロジストとしてのキャリアを考える際には、自営業として独立するか、雇用されて働くかの選択が重要です。
どちらの選択肢にもそれぞれメリットとデメリットがあり、自分のライフスタイルや価値観に合った道を選ぶことが大切です。

雇用される場合、安定した収入と福利厚生が提供される一方、自営業では自由度が高く、自分のペースで仕事を進められるという利点があります。

フリーランスとしての働き方のメリットとデメリット

フリーランスとして働くリフレクソロジストは、自分自身でスケジュールを管理し、クライアントを直接対応できます。
この自由度は、自分のライフスタイルに合わせた働き方を実現するために非常に魅力的です。

また、クライアントとの信頼関係を築きやすく、リピート客を増やすことができるため、成功すれば高い収入を得ることも可能です。

しかし、フリーランスにはデメリットもあります。
まず、安定した収入を確保するためには、自らマーケティングを行い、顧客を獲得しなければなりません。

また、社会保険や税金など、全ての管理を自分で行わなければならないため、時間と労力がかかります。
さらに、クライアントが少ない時期には収入が不安定になるリスクもあるため、計画的な運営が求められます。

01リフレクソロジーとは?

知っているようできちんと理解することはなかなか難しいリフレクソロジー。では、そもそもリフレクソロジーとはどのようなものなのでしょうか。

1-1「リフレックス=反射」と「ロジー=学問」を合わせた造語

リフレクソロジーは、簡単に言えば足の裏を刺激することで、全身の臓器や組織に働きかけ、不調を解消したり美容に効果をもたらす技術です。リフレクソロジーでは、足の裏に人間の全身が現れると考えていて、そのため足の裏を刺激することで、その効果が全身に反射して効果をもたらすと考えられています。これはこれまでの経験から導き出されたもので、リフレクソロジーという言葉自体が、「リフレックス=反射」と「ロジー=学問」を組み合わせて作られた言葉です。

1-2日本では「反射学」「反射療法」とも言われている

リフレクソロジーは日本では「反射学」「反射療法」と訳されています。これは足の裏に、全身の臓器や組織を反射する「反射区」があるという考えに基づいたもの。反射区は、人間の身体の働きを投影するもので、足の裏だけでなく、ふくらはぎや手、耳、頭などにも存在しています。その中でも、もっともわかりやすいのが足の裏。そのため、リフレクソロジーでは足の裏へのアプローチを中心とした施術が行われます。

1-3反射区を刺激して心身を整える

では、この反射区とは具体的にはどのようなものなのでしょうか。反射区とは、分かりやすく言えば内臓などにつながる末梢神経が集まっている部分です。リフレクソロジーの考え方では、反射区は頭から足の先まで、全身を10本のエネルギーの通り道であるエネルギーラインが存在していると考えます。反射区はこのエネルギーラインの終点に当たる部分。そのため、反射区を刺激するとエネルギーラインに対応した臓器や組織に刺激が反映され、それが身体に対してよい影響を与えると考えられています。
また、リフレクソロジーと混同されやすいものとして「ツボ」がありますが、このツボは中国の伝統医学である経絡理論をベースにしたもの。ツボ押しでは、この経絡に沿ったポイントが全身のあちこちに分布していると考えます。

02リフレクソロジーの目的

それでは、リフレクソロジーはどのような目的で行われるものなのでしょうか。

2-1全身の機能の活発化

リフレクソロジーの大きな目的のひとつは、全身の機能を活発にすることです。人間の身体は、ストレスや疲れ、慢性的な働きすぎなどによって本来持っているよりも低いパフォーマンスしか発揮することできないという場合が非常に大きいもの。リフレクソロジーでは、自律神経に働きかけることでストレスを解消、また反射区を刺激することで、全身の臓器や組織に働きかけて、持っている機能を活発な状態に導きます。

2-2自然治癒能力を最大限引き出す

人間の身体には、身体の異常や故障を発見したときに、自然の力でそれを治癒しようという働きが備わっています。また、もともと身体は健康になろうとしているもの。ところが身体が疲れた状態では、それら自然治癒能力も低下して、思うような力を発揮することができません。しかしリフレクソロジーは反射区を通じて全身に働きかけることで、自然治癒能力を引き出し、病気になりにくい身体づくりに役だってくれます。

2-3血液やリンパの流れを促進する

足は「第二の心臓」とも言われるように、筋肉によって血管にポンプのような役割を果たして、心臓から送り出された血液を再び心臓の方向へと送り返す働きがあります。しかし、通常では座りすぎや運動不足によってこの働きはどうしても衰えがちになってしまいます。リフレクソロジーでは、足の裏を刺激することで外側からポンプの働きを向上させて、全身の血液やリンパの流れを促進、体内の循環を向上させます。
これによって身体が温まるだけでなく、足のむくみを解消したり、身体の不要な水分や老廃物を排出するためのデトックス効果も発揮します。

2-4心身の健康増進

リフレクソロジーは、内臓や神経に働きかける技術。もともと人間の身体は一か所の不調というよりも、複数の場所で不調が起きることで体調が低下するもの。しかし、リフレクソロジーの場合、いくつもの場所を同時に刺激することができるため、総合的な心身の健康増進に役立ちます。

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03東洋式と西洋式

ひとくちに「リフレクソロジー」と言っても、実はいくつかの流派があります。ではそれぞれの方法では、どのような点が異なるのでしょうか。

3-1東洋式…関節や器具を使う、むくみや倦怠感の緩和

リフレクソロジーの中でも、日本人になじみ深いのが「東洋式」と呼ばれるものです。東洋式リフレクソロジーの代表ともいえるのが台湾式。
台湾式のリフレクソロジーや指の関節や器具などを使用するのが特徴。指の関節を曲げてできる固い部分や、木の棒などによって反射区を強く刺激し、体内の内臓や神経、筋肉の凝りなどを改善していきます。
東洋式の特徴は、痛みを感じるほど強い刺激を与えることですが、これは痛みを知ることで自分の体内に起きる不調を知るという意味があります。また、強い刺激を与えることで、心身の改善に即効性があり、慢性的な病気や不調の改善を図ることができます。
実は東洋式と呼ばれるリフレクソロジーの発祥はヨーロッパ。アメリカで編み出されたリフレクソロジーの技術が台湾に渡り、そこで独自の発展を遂げたとも言われています。
もともと西洋人は痛みや刺激には弱いため、それでは物足りなくなった東洋人により、マッサージよりも医療目的として発展してきたのが東洋式リフレクソロジーの特徴です。

3-2西洋式…人の手だけ(指)を使う、治療の延長線上で一般的に活用

東洋式リフレクソロジーに対するもうひとつの流派が西洋式のリフレクソロジーです。実はリフレクソジーの理論が誕生したのはアメリカ。そのため、西洋式リフレクソロジーは、リフレクソロジーの王道ということもできます。
もともと、足の裏をマッサージするという方法は古代から世界各地に存在するものでしたが、それを反射区という概念を組み入れて現在の形にまとめたのがアメリカ人の医師であるウィリアム・フィッツジェラルド博士。博士の理論はアメリカで注目を集め、やがてそれがイギリスにわたり、リフレクソロジーとして発展していきました。
西洋式リフレクソロジーの特徴は、あまり痛みを与えないこと。もともと、マッサージというよりもリラクゼーションを目的としたもので、病を治療するというよりも、ゆったりと楽しむリラクゼーションや健康法のような位置づけでした。
ちなみに、東洋式や西洋式といった区別は日本独自のもので、最初にリフレクソロジーを広めた団体が格式高いイメージを与えるために英国式と名乗ったことや、リフレクソロジーの学校が最初に英国で出来たことがその理由とされています。

01リフレクソロジストとは?

リフレクソロジストは、文字通りリフレクソロジーを実践している人のことです。
リフレクソロジーは足の裏や手のひら、手の甲、頭などにある反射区を適切に刺激して、自然治癒能力や不調を解消する手助けをする民間療法士です。
リフレクソロジーでは、全身に十本のエネルギーの通り道があると考えています。反射区とは、エネルギーの通り道であるエネルギーラインに関わる場所のことで、身体の表面に現れた反射区を刺激することで、全身の内臓や組織などに間接的にアプローチ、不調を解消していきます。
そのため、リフレクソロジストにとって反射区の知識は必須。反射区は全身に存在するため、どこにどのような反射区が分布し、それが身体のどの器官につながっているか、どう刺激すればよいのかを知り尽くした存在がリフレクソロジストということができます。
また、リフレクソロジーが関わっているのは肉体の不調だけではありません。リフレクソロジーには、ハリやツボ押しのような治療の側面だけでなく、精神をリラックスさせるリラクゼーションという面も重要。
それだけでなくリフレクソロジストはメンタル面に働きかけ、心と身体のバランスを整えていくのも重要な役割です。
なお、リフレクソロジストの中には、健康的な生活を送る上での基礎知識や栄養についての知識などについて熟知している人も少なくありません。

02リフレクソロジストの仕事内容

それでは、リフレクソロジストは具体的にはどのような仕事を行うのでしょうか。

2-1体の不調をキャッチし、手や指を使い刺激する

サロンなどでリフレクソロジーを行う場合、まずはカウンセリングからスタートすることがほとんどです。
カウンセリングでは、身体の不調やトラブル、気になっていることなどを聞き取り、それがどのような原因から来る症状なのかを見極め、その後実際の施術に入ります。
リフレクソロジーの施術では、反射区への刺激が中心となりますが、ここで重要となるのがリフレクソロジストの技術です。
つぼ押しなどの場合には、ピンポイントでツボへの刺激を行いますが、リフレクソロジーで刺激を行う反射区は比較的広い面として存在しています。そのため、ツボ押しなどとは異なり、面を均等に刺激することが必要になります。
また、リフレクソロジーでは刺激が弱すぎても効果がありませんが、痛みを感じる強さでは逆効果になります。また、痛みの感覚や痛みへの強さは人によって異なるもの。
そのため、個人の体質などに応じて、適度な圧力でしっかりと反射区を刺激するのもリフレクソロジストにとって重要なポイントです。

2-2適切な施術とアドバイスをする

リフレクソロジストが行うのは、適切な施術だけではありません。
身体に不調やトラブルが起きる場合、常に原因が存在するもの。もし不調やトラブルの原因に対して適切なアプローチを行わなければ、何度も同じ不調に見舞われることになります。
そのため、リフレクソロジストはまた同じような不調やトラブルが起きないように、日常生活についてアドバイスを行うことも求められます。

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03リフレクソロジストに向いてる人

リフレクソロジストはリフレクソロジーのスペシャリストですが、単に知識があるだけでは務まらない仕事です。では、どのような人がリフレクソロジストに向いているのでしょうか。

3-1サービス精神のある人

リフレクソロジーはツボ押しなどとは異なり、痛みが少ない施術が特徴。そのため、リフレクソロジーのサロンには、子どもからお年寄りまで、多くの年代の人たちが訪れます。そのため、それぞれの年代のお客様に喜んでいただきたいと思えるサービス精神が必要になります。
また、身体の不調は肉体的な面だけでなく、精神的な部分に原因があることも少なくありません。その場合、しっかりとお客様の悩みを聞くだけでなく、相手を理解しようという気持ちも必要になります。
もともとリフレクソロジーは人と接する仕事。そのため、相手になにかしてあげたいという気持ちや、どのように接すればお客様に喜んでいただけるかを見極めるヒューマンスキルも必要です。

3-2体力がある人

リフレクソロジーはソフトな刺激が特徴ですが、だからといって力を入れずに施術を行っていいというわけではありません。正しくリフレクソロジーの施術を行うためには、きちんと力を入れるべき場所に力を入れることが必要です。
また、プロのリフレクソロジストとしてサロンなどで勤務する場合、一日に何人ものお客様にサービスを提供することが求められます。もちろん、その日のお客様の状況によっても異なりますが、休憩なしで施術を行う場合などには体力も必要になります。
さらにリフレクソロジーは非常に奥の深い技術。そのため、常に自分なりに向上心を持って勉強をし続けることが必要です。仕事と勉強の両立はなかなか大変ですが、それをやり抜くだけの体力は必須と言えるでしょう。

3-3手先が器用な人

リフレクソロジーは反射区を刺激して行う施術ですが、身体に不調がある場合、そこに対応する反射区は他の場所と比べて固くなっていたり、触っていても違和感があることが多いものです。お客様本人も気づいていない不調がある場合、リフレクソロジストがそれを見つけることが必要です。
そのために必要なのが手先の器用さと共に敏感な感覚。
また、お客様はリフレクソロジストの手技を目的にお店やサロンを訪れるもの。少しでも手技が劣っていると、お客様が離れて行ってしまいます。

04リフレクソロジストの仕事事情

リフレクソロジストの場合、ほとんどがサロンに勤務するか、個人でサロンを開業するかということになります。
どちらにしても、多くのお店の営業時間は基本的に10時~22時の間というのが一般的。これは店舗の立地条件などによっても異なり、オフィス街など仕事前や仕事帰りにお店によるお客様が多いという場合には、早朝営業や深夜営業を行っているお店も少なくありません。
逆に、主婦層などが中心となる立地では、午前中やお昼の営業が中心になります。
ただし、都心部など人が多く、深夜まで活動している人が多いエリアでは、二十四時間営業や終夜営業といったお店やサロンも珍しくありません。
休日に関しては、週に一日か二日が休みという人がほとんど。こちらもお店や客層によってもことなりますが、オフィス街では平日が中心、それ以外の場所では休日が中心の営業となるため、一般的な企業のように週末に休みを取るのはなかなか難しいかもしれません。
最近では、出勤前の早朝や、昼休みの時間で施術を受けられるクイックサービスのサロンも増えているため、リフレクソロジストとして働く場合には、勤務先の環境などが大きく影響すると言えるでしょう。

06まとめ

リフレクソロジーは、古代から続く伝統的な療法であり、現代においてもその効果が広く認められています。
この技術は、身体の特定部位を刺激することで、心身の調和を図り、健康を促進します。

また、リフレクソロジー施術者は、クライアントの健康状態を把握し、適切な施術を提供する重要な役割です。
リフレクソロジーを通じて、自然治癒力を引き出し、心身のバランスを整えられるため、多くの人々に支持され続けています。

この講座は!プロの監修を受けています!

講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
きゅん
きゅん 先生
大学の授業でスポーツマッサージを学び、リフレクソロジーと出会う。
それからリフレクソロジーのみならず整体、リラクゼーションマッサージの業界に携わる。
新店舗立ち上げ店長を経験し、15年以上リフレクソロジーの施術を行う。
きゅん

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