石鹸のPHは肌に影響する?肌の変化やケア方法!
石鹸のPHが肌に与える影響について考えたことはありますか?
日常的に使用している石鹸が、実は肌の健康にどのように影響を与えているのかは見過ごされがちです。
PHとは、物質の酸性度やアルカリ性を示す指標で、特に肌のPHバランスを保つことは、健やかな肌を維持するために重要です。
石鹸を使っていて気になるのがお肌への影響です。石鹸が肌に及ぼす影響を考えるとき、大切なのがPH(ペーハー)。ではPHと肌荒れにはどのような関係があるのでしょうか。今回は石鹸のPHと肌への影響についてご紹介します。
- 目次
- 1. PHとは何かを理解する
- 1-1. 酸性・中性・アルカリ性の違いとは
- 1-2. PH値で測る酸性度とアルカリ性度
- 2. 石鹸のPHに関する基礎知識
- 2-1. 石鹸がアルカリ性である理由
- 2-2. 弱酸性洗浄剤と石鹸の違い
- 3. アルカリ性の石鹸が肌に与える影響
- 3-1. 肌にアルカリ性の物質が触れるとどうなるか
- 3-2. アルカリ性成分が皮膚に与える影響の仕組み
- 4. 洗浄後の皮膚の変化
- 4-1. 洗浄後の皮膚表面のPHについて
- 4-2. 洗浄後に皮膚がアルカリ性に傾く理由
- 5. PHの変化と肌へのリスク
- 5-1. 酸性に戻る過程でのリスク
- 5-2. 雑菌の繁殖とPHの関係
- 6. 肌のPHバランスを保つためのケア方法
- 6-1. 弱酸性の洗浄剤を使用する
- 6-2. 保湿ケアで肌のバリアを守る
- 6-3. 日常生活でのケアが重要
- 7. PHとは?
- 7-1. 水溶液の性質の違いを表す
- 7-2. PH7が基準となる「中性」
- 8. 石鹸のPH
- 8-1. 石鹸として作られたものはアルカリ性
- 8-2. 弱酸性の洗浄剤は「石鹸」ではない
- 9. アルカリ性の石鹸が肌に与える影響
- 9-1. 肌は安定した状態では弱酸性
- 9-2. 洗浄後の皮膚の表面はアルカリ性に傾き、酸性に戻っていく
- 10. まとめ
01PHとは何かを理解する
1-1酸性・中性・アルカリ性の違いとは
酸性、中性、アルカリ性は、物質の性質を分類する基本的なカテゴリです。 物質がどのカテゴリに属するかは、主にその化学構造と、それが水に溶けたときにどのように反応するかに基づいて決まります。 酸性の物質は水中で水素イオン(H⁺)を放出する傾向があり、アルカリ性の物質は水酸化物イオン(OH⁻)を放出します。 中性の物質は、酸性とアルカリ性の中間に位置し、どちらのイオンも多く放出しません。 酸性の物質には、レモンや酢などの食品が含まれ、強い酸性は腐食性を持つことが多いです。 一方、アルカリ性の物質は石鹸や洗剤に使われることが多く、特定の条件下で強い清掃力を発揮します。 中性の物質は、飲料水など、日常的に安全に触れることができるものです。 次に、この酸性・アルカリ性の度合いを数値で測る方法である「PH値」について見ていきましょう。
1-1PH値で測る酸性度とアルカリ性度
PH値は、物質の酸性またはアルカリ性の度合いを数値で表す指標で、0から14までのスケールで示されます。 このスケールの中で、PH7は中性を示し、7より小さい数値が酸性、7より大きい数値がアルカリ性を示します。 このスケールは対数的であり、例えばPHが1異なると酸性度やアルカリ性度が10倍変化するということです。 PH値を測定する方法はさまざまですが、一般的にはリトマス紙やデジタルPHメーターを使用します。 これにより、簡単に物質の酸性・アルカリ性を判断できます。 特に肌に触れる製品や飲み物において、PH値を知ることはその安全性を判断するために非常に重要です。 例えば、肌に優しい製品は弱酸性(PH5〜6)であることが多く、アルカリ性の石鹸などはPHが8〜9になることが多いです。 PH値が示す数値によって、物質が私たちの肌や体にどのような影響を与えるかを理解できます。
01石鹸のPHに関する基礎知識
1-1石鹸がアルカリ性である理由
石鹸がアルカリ性である理由は、石鹸の製造過程に深く関わっています。 石鹸は通常、脂肪酸とアルカリ(苛性ソーダや苛性カリウムなど)を反応させて作られます。 この反応を「けん化」と呼び、アルカリ性の物質を使用することで脂肪酸が分解され、石鹸が形成されます。そのため、最終的な製品もアルカリ性の性質を持つことになります。 アルカリ性の石鹸は、油分や汚れを効果的に分解する洗浄力が高いのが特徴です。 これが、石鹸が洗浄剤として優れている理由の一つです。 しかし、このアルカリ性が肌に与える影響にも注意が必要です。 肌は通常、弱酸性のバリアを持っており、アルカリ性の石鹸を頻繁に使用すると、そのバリアが一時的に弱まり、乾燥や刺激を引き起こすことがあります。 したがって、肌のタイプや用途に応じて、石鹸を使うかどうかを判断することが重要です。 石鹸のアルカリ性は、効果的な洗浄力と肌への影響のバランスを取る必要があり、次にこのバランスを意識した製品、すなわち弱酸性洗浄剤との違いについて解説します。
1-1弱酸性洗浄剤と石鹸の違い
弱酸性洗浄剤と石鹸は、見た目や使用感は似ているかもしれませんが、その性質には大きな違いがあります。 石鹸がアルカリ性であるのに対し、弱酸性洗浄剤は、肌の自然なPHバランスに近い弱酸性(PH5〜6程度)に調整されています。 これにより、肌に優しく、乾燥や刺激のリスクが少なくなることがメリットです。 弱酸性洗浄剤は、合成界面活性剤を使用していることが多く、これにより洗浄力が確保されていますが、石鹸のように強力なアルカリ性を持たないため、特に敏感肌や乾燥肌の方には適しています。 また、皮脂を必要以上に取り除かず、肌の保湿バリアを維持しやすいという点も、弱酸性洗浄剤の大きな特徴です。 ただし、弱酸性洗浄剤は、石鹸に比べて油汚れや頑固な汚れに対する洗浄力が弱い場合もあります。そのため、使用シーンに応じて使い分けることが推奨されます。 例えば、日常の肌ケアには弱酸性洗浄剤が適していますが、特に油分が多い作業後の手洗いや、汚れが強い衣類の洗浄にはアルカリ性の石鹸が効果的です。 弱酸性洗浄剤と石鹸の違いを理解することで、自分の肌質や使用目的に合わせて最適な製品を選べるようになります。 次に、具体的な使用方法や効果的な使い方を見ていきましょう。
01アルカリ性の石鹸が肌に与える影響
1-1肌にアルカリ性の物質が触れるとどうなるか
肌は通常、弱酸性のバリアを持っており、これが外部からの刺激や細菌の侵入を防ぐ重要な役割を果たしています。 しかし、アルカリ性の石鹸を使用すると、この弱酸性のバリアが一時的に中和され、アルカリ性に傾きます。 これにより、肌の保護機能が低下し、乾燥や刺激を受けやすくなる可能性が高いです。 また、アルカリ性の物質が肌に触れると、皮脂や天然の保湿成分が過度に洗い流されてしまうことがあります。 皮脂は肌の表面を保護する天然のオイルであり、これが失われると、肌が乾燥してつっぱった感覚を覚えることが多いです。 特に敏感肌や乾燥肌の方にとっては、アルカリ性の石鹸を頻繁に使用することで肌のバリア機能が著しく低下する可能性があるため、注意が必要です。 次に、アルカリ性成分がどのように肌に影響を与えるのか、そのメカニズムについて詳しく見ていきましょう。
アルカリ性成分が皮膚に与える影響の仕組み
アルカリ性成分が肌に与える影響は、主に皮膚の構造に関連しています。 肌の表面には「皮脂膜」と呼ばれる薄い層があり、これが肌の保護バリアを形成しています。 この皮脂膜は、皮脂や汗が混ざり合ってできたもので、弱酸性を保つことにより、外部からの刺激や細菌の侵入を防いでいます。 しかし、アルカリ性の石鹸を使用すると、この皮脂膜が一時的に崩れ、肌が外的要因に対して無防備な状態になるのです。 アルカリ性の成分は、皮脂を効果的に分解し洗浄しますが、同時に必要な油分も奪ってしまうことがあります。 その結果、肌が乾燥しやすくなり、バリア機能が低下してしまいます。 さらに、肌がアルカリ性に傾いている状態では、通常よりも細菌が繁殖しやすくなり、肌トラブルのリスクが高まることもあります。 これが、アルカリ性の石鹸を頻繁に使用する際に注意すべき理由です。 しかし、アルカリ性に傾いた肌は、自然な回復力を持っており、時間が経つと再び弱酸性に戻ります。 この過程で、肌の健康状態や保湿ケアが非常に重要となります。 したがって、アルカリ性の石鹸を使用する際には、使用後に適切な保湿ケアを行い、肌のバリア機能をサポートすることが推奨されます。
01洗浄後の皮膚の変化
1-1洗浄後の皮膚表面のPHについて
皮膚の健康を保つ上で、皮膚表面のPHは重要な役割を果たします。 通常、健康な皮膚は弱酸性(PH4.5〜5.5程度)であり、この弱酸性の環境が外部からの細菌や有害物質から肌を守り、保湿機能をサポートしています。 しかし、石鹸や洗浄剤を使用すると、皮膚表面のPHは一時的にアルカリ性に傾くことがあります。 これがどのような影響をもたらすのかを理解することが大切です。 石鹸には強力な洗浄成分が含まれており、これが皮脂や汚れを効果的に取り除く一方で、皮膚の自然な酸性バリアも一時的に失われることがあります。 アルカリ性に傾いた皮膚は、細菌が繁殖しやすくなり、肌トラブルの原因となることがあるため、肌のPHバランスを素早く元に戻すことが必要です。 次に、なぜ洗浄後に皮膚がアルカリ性に傾くのか、その理由について詳しく解説します。
洗浄後に皮膚がアルカリ性に傾く理由
洗浄後に皮膚がアルカリ性に傾く理由は、主に石鹸の成分に起因しています。 一般的な石鹸は、脂肪酸と強アルカリである水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を反応させて作られます。 この製造プロセスによって、石鹸はアルカリ性の性質を持つようになるのです。 そのため、石鹸を使用して皮膚を洗浄すると、皮脂や汚れを取り除く過程で皮膚のPHも一時的にアルカリ性に変化します。 皮膚は通常、弱酸性の「酸性皮脂膜」と呼ばれるバリアを持っています。 この酸性皮脂膜は、皮脂と汗が混ざり合ってできたもので、外部の刺激や有害物質から皮膚を守る役割を果たしています。 しかし、アルカリ性の石鹸を使用すると、この皮脂膜が一時的に失われ、皮膚の表面がアルカリ性に傾くのです。 このアルカリ性の状態は、細菌やウイルスが繁殖しやすい環境を作り出し、肌荒れや感染症のリスクを高めることがあります。 皮膚がアルカリ性に傾くと、自然な回復プロセスが始まり、時間とともに皮膚のPHは再び酸性に戻ります。 しかし、この回復プロセスには時間がかかり、その間に皮膚が乾燥したり、外部からの刺激に対して敏感になったりすることがあります。 このため、洗浄後のスキンケアが重要であり、特に保湿ケアを行うことで、皮膚のバリア機能をサポートし、PHバランスの回復を促すことが可能です。 また、弱酸性の洗浄剤を使用することで、アルカリ性に傾く影響を最小限に抑えることもできます。 肌質に合った製品を選ぶことが、肌の健康を保つ上で重要なポイントとなります。
01PHの変化と肌へのリスク
1-1酸性に戻る過程でのリスク
石鹸や洗浄剤を使った後、皮膚は一時的にアルカリ性に傾きます。 この状態では、皮膚のバリア機能が弱まり、外的刺激に対して敏感になることがあります。 通常、皮膚は数時間かけて自然に酸性に戻りますが、この間に肌にダメージを与える要因が増加することが知られています。 例えば、乾燥や炎症、そして外部からの汚染物質や雑菌による影響を受けやすくなるのです。 酸性に戻る過程でのもう一つの大きなリスクは、皮脂膜が一時的に失われることです。 皮脂膜は、皮膚を保護する天然のバリアであり、弱酸性を保つことで細菌やウイルスの侵入を防いでいます。 アルカリ性の石鹸を使用した後、このバリアが崩れると、肌が外部の刺激に対して無防備になりやすくなります。 このため、敏感肌や乾燥肌の方は、アルカリ性に傾いた状態が長引くと肌荒れやかゆみ、さらには炎症を引き起こすリスクが高まるのです。 次に、このPHの変化に伴うもう一つの重要なリスクである、雑菌の繁殖について詳しく解説します。
雑菌の繁殖とPHの関係
皮膚のPHバランスは、細菌やウイルスからの防御機能を支える上で重要な要素です。 通常、皮膚は弱酸性を保つことで、雑菌や病原菌が繁殖しにくい環境を作り出しています。 しかし、洗浄後に皮膚がアルカリ性に傾くと、このバランスが崩れ、細菌が増殖しやすくなる可能性があります。 特に、皮膚がアルカリ性に傾いている間は、外部からの細菌だけでなく、皮膚表面に元々存在する常在菌も異常増殖する可能性が高いです。 常在菌は、通常は皮膚に害を与えない共生微生物ですが、アルカリ性の環境ではバランスが崩れ、トラブルを引き起こす原因になることがあります。 これにより、肌トラブルや感染症が発生するリスクが高まるのです。 さらに、アルカリ性に傾いた肌は、皮脂や天然保湿因子(NMF)が失われやすく、肌が乾燥し、バリア機能が低下します。 この状態が続くと、皮膚の回復力が弱まり、細菌やウイルスに対する防御力も低下します。 そのため、洗浄後に早急に適切なスキンケアを行い、肌のPHを速やかに酸性に戻すことが推奨されます。 保湿剤や弱酸性のトナーを使用することで、肌のバリア機能を回復させ、雑菌の繁殖を抑えることが可能です。 このように、PHの変化は肌に多くのリスクをもたらしますが、適切なケアを行うことでこれらのリスクを最小限に抑えられます。
01肌のPHバランスを保つためのケア方法
1-1弱酸性の洗浄剤を使用する
まず、日常的なスキンケアで最も重要なのは、肌に負担をかけない洗浄剤の選択です。 通常の石鹸や洗浄剤はアルカリ性であるため、肌のPHバランスを崩す可能性があります。 これに対し、弱酸性の洗浄剤は、肌の自然な酸性バリアを守るのに役立ちます。 弱酸性の洗浄剤は、PHが5〜6程度で、肌の自然な状態に近い性質を持っています。 これにより、洗浄時に肌のバリア機能が損なわれることを防ぎ、洗い上がりも優しい感触を得ることが可能です。 また、敏感肌や乾燥肌の方にも適しており、肌トラブルを軽減できます。 次に、適切な保湿ケアについて見ていきましょう。
1-1保湿ケアで肌のバリアを守る
洗浄後は、肌が一時的にアルカリ性に傾きやすいため、保湿ケアを徹底することが非常に重要です。 保湿は、皮膚の水分を補給し、肌のバリア機能を回復させるための基本的なステップです。 特に、洗浄後すぐに保湿を行うことで、肌が乾燥してバリア機能が低下するのを防ぎます。 保湿剤には、さまざまなタイプがありますが、PHバランスを考慮した製品を選ぶことがポイントです。 例えば、ヒアルロン酸やセラミドが含まれた保湿剤は、肌の保湿力を高める効果があります。 これらの成分は、水分を閉じ込め、肌の乾燥を防ぐ役割を果たします。 また、オイルベースの保湿クリームを使用すると、肌の表面に薄い保護膜を作り、外部の刺激から肌を守ることが可能です。 特に、乾燥が気になる冬場やエアコンによる乾燥環境での保湿は欠かせません。 次に、日常生活でのケア方法について触れていきます。
1-1日常生活でのケアが重要
肌のPHバランスを保つためには、日常生活の中での習慣も大きな影響を与えます。 まず、バランスの取れた食事が肌に良い影響を与えます。 特にビタミンやミネラルを豊富に含む食材は、肌の代謝を助け、PHバランスの維持に役立ちます。 ビタミンC、ビタミンE、亜鉛などの成分が含まれた食品を積極的に取り入れると良いでしょう。 さらに、水分補給も忘れてはなりません。 体内の水分が不足すると、肌の乾燥を引き起こし、バリア機能が低下します。 1日2リットルを目安に、水をこまめに摂取することが推奨されます。 水分補給を適切に行うことで、肌の内側からの保湿をサポートし、PHバランスの乱れを防ぎます。 最後に、過度な洗顔や過剰なスキンケアも、逆に肌のバランスを崩す原因です。 1日に何度も洗顔することで、皮脂が過度に取り除かれ、肌が乾燥しやすくなります。 また、強力な成分を含むスキンケア製品を過剰に使用すると、肌が刺激を受け、バリア機能が低下するリスクがあります。 適度なケアを心がけることが、肌の健康を保つための秘訣です。 このように、肌のPHバランスを保つためには、日常的な洗浄や保湿、生活習慣の見直しが大切です。
01PHとは?
学校の授業で聞いたこともあるPH。そもそもPHとはどんなことを意味しているのでしょうか。
1-1水溶液の性質の違いを表す
PHとは、簡単に言えば物質の性質を表すために使われる数値のことです。
どのような物質も、酸性かアルカリ性の性質を持っていて、PHはそれを表しています。もしその物質が個体である場合には、水に溶かして水溶液の形にして測定します。
PHはその水溶液がどんな性質を持っているかを14の段階で表しています。
代表的な酸性の液体は、お酢やレモンなど酸味を持ったもの。逆にアルカリ性の液体は、お茶やコーヒーなどで、苦味が特徴と言われています。
1-2PH7が基準となる「中性」
水溶液は酸性かアルカリ性かどちらかの性質を持っていますが、ひとつだけ例外があります。それが「中性」。
中性は酸性とアルカリ性のちょうど中間の性質を持っている物質で、たとえば「純水」がこの中性に当たります。
中性を表しているのはPHでいうと7。このPHが7というのが物質の性質を表す基準になります。つまり、PHが7より低い場合にはその物質は酸性、逆にPHが7より高い場合にはその物質はアルカリ性ということになります。
酸性の場合、数値が低ければ低いほど酸性の性質は強くなります。
一般的には、PHが3から6の場合には弱酸性、PHが3未満の場合には酸性ということになります。たとえば食酢の場合にはPHは3前後、レモンの場合にはPHは2前後というのが一般的な数値です。
アルカリ性の場合には、数値が高ければ高いほど性質が強くなります。
こちらの場合、8から11が弱アルカリ性、11以上となるとアルカリ性と判断されます。
たとえば、重曹の場合ではPHは8前後、セスキ炭酸ソーダや過炭酸ナトリウムのPHは10前後です。
酸性とアルカリ性は、その性質が弱い場合には人体に大きな影響を与えることはありませんが、酸性・アルカリ性ともに性質が極端に強い強酸性・強アルカリ性の場合、人に害を与える可能性が高くなります。
02石鹸のPH
すべての物質は酸性とアルカリ性のどちらかの性質を持っています。それでは、肌に直接触れる石鹸の場合にはどうなのでしょうか。
2-1石鹸として作られたものはアルカリ性
すべての石鹸はアルカリ性の性質を持っています。これは、アルカリ性の性質には汚れを落とす力があるから。たとえば、食器の油の汚れや衣類の皮脂汚れなどはすべて酸性の汚れ。アルカリ性と酸性は結び付いて中和され、水に流れていきます。
つまり、石鹸はアルカリ性の性質を持っていなければ、汚れを落とすことができません。
そのため、石鹸を作るときには苛性ソーダ(水酸化ナトリウム NaOH)や苛性カリ(水酸化カリウム KOH)など、強いアルカリ性の性質を持った物質が用いられます。
すでに説明したように、酸性もアルカリ性も、性質が強すぎると人に害を与えるもの。
石鹸は、これらの強アルカリ性の物質を油脂に配合、直接人の肌に触れても害を与えないような状態にすることで作られます。
2-2弱酸性の洗浄剤は「石鹸」ではない
洗浄剤の中には「弱酸性」と書かれたものも存在しています。しかし先ほど、石鹸はアルカリ性だと説明したばかり。これは一体、どういうことなのでしょうか。
簡単にいうと、弱アルカリ性と弱酸性の洗浄剤の違いは、製法。弱アルカリ性の場合、天然の素材を用いて作られますが、弱酸性の洗浄剤は石油を原料に化学的に合成したもの。
そのため、持っている性質に酸性とアルカリ性の違いが生まれます。
弱酸性の洗浄剤はボディソープやシャンプーなどに使われることがありますが、正確に言えば、これらの洗浄剤は石鹸とは大きく異なります。
03アルカリ性の石鹸が肌に与える影響
石鹸を使うとき、気になるのがお肌への影響です。ではアルカリ性の石鹸は、お肌にどのような影響を与えるのでしょうか。
3-1肌は安定した状態では弱酸性
どのような物質も酸性かアルカリ性の性質を持っているもの。それはお肌も例外ではありません。
実はお肌の性質はPH4.5から6の弱酸性と言われています。これはあくまでもお肌が安定した状態で、老化した肌や乾燥した肌の場合、PHは少し上がって6程度、逆に脂質が多い場合にはPHは4.5よりも少なくなり、酸性の要素が強くなります。
この酸性から皮脂の汚れを落とすためには、アルカリ性の性質の石鹸が有効です。PHの離れたアルカリ性の石鹸を使用することで、短時間で肌の汚れを落とすことができます。
お肌のためには、この「短時間で」というのがひとつのポイント。
というのも、肌と同じ性質を持った酸性の洗浄剤の場合、汚れを落とすためには長時間、洗浄剤が肌に触れていることが必要です。しかし、同じ酸性であっても、PHの異なるものが肌に触れていると、どうしてもストレスが生まれてしまうもの。
しかし、PHの離れたアルカリ性の石鹸の場合、短時間で汚れが落とせるため、石鹸が肌に触れている時間も短くなり、結果として肌に与えるストレスを少なくすることができます。
また、石鹸を含めて、油脂汚れを落とすためのものには界面活性剤と呼ばれるものが含まれています。
界面活性剤とは、油を水に溶かせるような状態にする物質で、この界面活性剤が働くことで、水とともに油脂の汚れを落とすことができます。
この界面活性剤は、アルカリ性の石鹸にも、酸性の洗浄剤にも含まれています。
しかし、石鹸の場合は水で洗い流すことで、簡単に界面活性剤を肌から洗い落とすことができます。
界面活性剤は汚れを落とすためには欠かせないものですが、長時間肌に触れていると、肌に必要な油分を破壊、肌が乾燥したり、肌に不純物が侵入したりすることがあります。
しかし、石鹸の場合、すぐに界面活性剤が肌から流れてしまうため、肌を健康な状態に保つことができます。
3-2洗浄後の皮膚の表面はアルカリ性に傾き、酸性に戻っていく
それでは、洗浄後の肌の状態はどのようになっているのでしょうか。
洗浄を行った肌の表面は、最初は石鹸の性質であるアルカリ性に傾きますが、約三時間程度をかけて、元の弱酸性に戻っていきます。
これは肌の「アルカリ中和能」と呼ばれるもので、このアルカリ中和能の働きで肌は常に弱酸性を保つことができます。
しかし、ここで注意が必要なのが、繰り返し洗浄をしすぎている皮膚は酸性に戻るのに時間がかかるということ。
皮脂を気にして顔を洗いすぎていたり、水仕事を繰り返していたりすると肌が荒れてしまうのはこのためです。
もし肌を洗いすぎている人の場合、肌は通常約三時間程度で元の弱酸性に戻るのに対して、約二倍近い時間がかかると言われています。
そして、この時間が長ければ長いほど、肌は別の危険にもさらされることになります。
それが細菌の感染。
もともと肌が弱酸性の性質を持っているのは、殺菌のため。しかし、肌がなかなか弱酸性に戻らない場合、細菌が繁殖、結果としてさらに皮膚を傷めてしまいます。
もし乾燥肌の人や、どうしても水を使わなければならない人の場合には洗浄後に酸性のケア用品でお手入れするなどして、早く酸性に戻すのがよいでしょう。
01まとめ
石鹸のPHが肌に与える影響について理解することは、日々のスキンケアを見直す上で非常に重要です。
特に、石鹸のアルカリ性が肌のバリアを一時的に弱めることや、乾燥やトラブルの原因となる可能性を知ることが大切です。
弱酸性洗浄剤の選択や適切な保湿ケアを行うことで、肌のPHバランスを保ち、健やかな肌を維持するための効果的な対策ができます。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
あめお 先生
手作り石鹸教室講師
住宅設計・アクセサリーデザインなど幅広い”作る”仕事を経て、日本初の手作り石鹸専門スタジオ「手作り石鹸教室Ciao*soap(チャオソープ)」を2014年に東京都練馬区に開設。
石鹸の原料をより深く理解するために”シニアオイルソムリエ”を取得、スペインでの石鹸作りディプロマも持つ。
教室の受講者数は2023年11月現在で述べ16000名を超える。
現在は、石鹸作り指導の枠を飛び出して、企業へのレシピ提供なども行う。
2022年にスタジオを東京都墨田区へ移転し、「化粧品製造販売業」許可取得。
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1-1水溶液の性質の違いを表す
PHとは、簡単に言えば物質の性質を表すために使われる数値のことです。
どのような物質も、酸性かアルカリ性の性質を持っていて、PHはそれを表しています。もしその物質が個体である場合には、水に溶かして水溶液の形にして測定します。
PHはその水溶液がどんな性質を持っているかを14の段階で表しています。
代表的な酸性の液体は、お酢やレモンなど酸味を持ったもの。逆にアルカリ性の液体は、お茶やコーヒーなどで、苦味が特徴と言われています。
1-2PH7が基準となる「中性」
水溶液は酸性かアルカリ性かどちらかの性質を持っていますが、ひとつだけ例外があります。それが「中性」。
中性は酸性とアルカリ性のちょうど中間の性質を持っている物質で、たとえば「純水」がこの中性に当たります。
中性を表しているのはPHでいうと7。このPHが7というのが物質の性質を表す基準になります。つまり、PHが7より低い場合にはその物質は酸性、逆にPHが7より高い場合にはその物質はアルカリ性ということになります。
酸性の場合、数値が低ければ低いほど酸性の性質は強くなります。
一般的には、PHが3から6の場合には弱酸性、PHが3未満の場合には酸性ということになります。たとえば食酢の場合にはPHは3前後、レモンの場合にはPHは2前後というのが一般的な数値です。
アルカリ性の場合には、数値が高ければ高いほど性質が強くなります。
こちらの場合、8から11が弱アルカリ性、11以上となるとアルカリ性と判断されます。
たとえば、重曹の場合ではPHは8前後、セスキ炭酸ソーダや過炭酸ナトリウムのPHは10前後です。
酸性とアルカリ性は、その性質が弱い場合には人体に大きな影響を与えることはありませんが、酸性・アルカリ性ともに性質が極端に強い強酸性・強アルカリ性の場合、人に害を与える可能性が高くなります。
2-1石鹸として作られたものはアルカリ性
すべての石鹸はアルカリ性の性質を持っています。これは、アルカリ性の性質には汚れを落とす力があるから。たとえば、食器の油の汚れや衣類の皮脂汚れなどはすべて酸性の汚れ。アルカリ性と酸性は結び付いて中和され、水に流れていきます。
つまり、石鹸はアルカリ性の性質を持っていなければ、汚れを落とすことができません。
そのため、石鹸を作るときには苛性ソーダ(水酸化ナトリウム NaOH)や苛性カリ(水酸化カリウム KOH)など、強いアルカリ性の性質を持った物質が用いられます。
すでに説明したように、酸性もアルカリ性も、性質が強すぎると人に害を与えるもの。
石鹸は、これらの強アルカリ性の物質を油脂に配合、直接人の肌に触れても害を与えないような状態にすることで作られます。
2-2弱酸性の洗浄剤は「石鹸」ではない
洗浄剤の中には「弱酸性」と書かれたものも存在しています。しかし先ほど、石鹸はアルカリ性だと説明したばかり。これは一体、どういうことなのでしょうか。
簡単にいうと、弱アルカリ性と弱酸性の洗浄剤の違いは、製法。弱アルカリ性の場合、天然の素材を用いて作られますが、弱酸性の洗浄剤は石油を原料に化学的に合成したもの。
そのため、持っている性質に酸性とアルカリ性の違いが生まれます。
弱酸性の洗浄剤はボディソープやシャンプーなどに使われることがありますが、正確に言えば、これらの洗浄剤は石鹸とは大きく異なります。
03アルカリ性の石鹸が肌に与える影響
石鹸を使うとき、気になるのがお肌への影響です。ではアルカリ性の石鹸は、お肌にどのような影響を与えるのでしょうか。
3-1肌は安定した状態では弱酸性
どのような物質も酸性かアルカリ性の性質を持っているもの。それはお肌も例外ではありません。
実はお肌の性質はPH4.5から6の弱酸性と言われています。これはあくまでもお肌が安定した状態で、老化した肌や乾燥した肌の場合、PHは少し上がって6程度、逆に脂質が多い場合にはPHは4.5よりも少なくなり、酸性の要素が強くなります。
この酸性から皮脂の汚れを落とすためには、アルカリ性の性質の石鹸が有効です。PHの離れたアルカリ性の石鹸を使用することで、短時間で肌の汚れを落とすことができます。
お肌のためには、この「短時間で」というのがひとつのポイント。
というのも、肌と同じ性質を持った酸性の洗浄剤の場合、汚れを落とすためには長時間、洗浄剤が肌に触れていることが必要です。しかし、同じ酸性であっても、PHの異なるものが肌に触れていると、どうしてもストレスが生まれてしまうもの。
しかし、PHの離れたアルカリ性の石鹸の場合、短時間で汚れが落とせるため、石鹸が肌に触れている時間も短くなり、結果として肌に与えるストレスを少なくすることができます。
また、石鹸を含めて、油脂汚れを落とすためのものには界面活性剤と呼ばれるものが含まれています。
界面活性剤とは、油を水に溶かせるような状態にする物質で、この界面活性剤が働くことで、水とともに油脂の汚れを落とすことができます。
この界面活性剤は、アルカリ性の石鹸にも、酸性の洗浄剤にも含まれています。
しかし、石鹸の場合は水で洗い流すことで、簡単に界面活性剤を肌から洗い落とすことができます。
界面活性剤は汚れを落とすためには欠かせないものですが、長時間肌に触れていると、肌に必要な油分を破壊、肌が乾燥したり、肌に不純物が侵入したりすることがあります。
しかし、石鹸の場合、すぐに界面活性剤が肌から流れてしまうため、肌を健康な状態に保つことができます。
3-2洗浄後の皮膚の表面はアルカリ性に傾き、酸性に戻っていく
それでは、洗浄後の肌の状態はどのようになっているのでしょうか。
洗浄を行った肌の表面は、最初は石鹸の性質であるアルカリ性に傾きますが、約三時間程度をかけて、元の弱酸性に戻っていきます。
これは肌の「アルカリ中和能」と呼ばれるもので、このアルカリ中和能の働きで肌は常に弱酸性を保つことができます。
しかし、ここで注意が必要なのが、繰り返し洗浄をしすぎている皮膚は酸性に戻るのに時間がかかるということ。
皮脂を気にして顔を洗いすぎていたり、水仕事を繰り返していたりすると肌が荒れてしまうのはこのためです。
もし肌を洗いすぎている人の場合、肌は通常約三時間程度で元の弱酸性に戻るのに対して、約二倍近い時間がかかると言われています。
そして、この時間が長ければ長いほど、肌は別の危険にもさらされることになります。
それが細菌の感染。
もともと肌が弱酸性の性質を持っているのは、殺菌のため。しかし、肌がなかなか弱酸性に戻らない場合、細菌が繁殖、結果としてさらに皮膚を傷めてしまいます。
もし乾燥肌の人や、どうしても水を使わなければならない人の場合には洗浄後に酸性のケア用品でお手入れするなどして、早く酸性に戻すのがよいでしょう。
01まとめ
石鹸のPHが肌に与える影響について理解することは、日々のスキンケアを見直す上で非常に重要です。
特に、石鹸のアルカリ性が肌のバリアを一時的に弱めることや、乾燥やトラブルの原因となる可能性を知ることが大切です。
弱酸性洗浄剤の選択や適切な保湿ケアを行うことで、肌のPHバランスを保ち、健やかな肌を維持するための効果的な対策ができます。
3-1肌は安定した状態では弱酸性
どのような物質も酸性かアルカリ性の性質を持っているもの。それはお肌も例外ではありません。
実はお肌の性質はPH4.5から6の弱酸性と言われています。これはあくまでもお肌が安定した状態で、老化した肌や乾燥した肌の場合、PHは少し上がって6程度、逆に脂質が多い場合にはPHは4.5よりも少なくなり、酸性の要素が強くなります。
この酸性から皮脂の汚れを落とすためには、アルカリ性の性質の石鹸が有効です。PHの離れたアルカリ性の石鹸を使用することで、短時間で肌の汚れを落とすことができます。
お肌のためには、この「短時間で」というのがひとつのポイント。
というのも、肌と同じ性質を持った酸性の洗浄剤の場合、汚れを落とすためには長時間、洗浄剤が肌に触れていることが必要です。しかし、同じ酸性であっても、PHの異なるものが肌に触れていると、どうしてもストレスが生まれてしまうもの。
しかし、PHの離れたアルカリ性の石鹸の場合、短時間で汚れが落とせるため、石鹸が肌に触れている時間も短くなり、結果として肌に与えるストレスを少なくすることができます。
また、石鹸を含めて、油脂汚れを落とすためのものには界面活性剤と呼ばれるものが含まれています。
界面活性剤とは、油を水に溶かせるような状態にする物質で、この界面活性剤が働くことで、水とともに油脂の汚れを落とすことができます。
この界面活性剤は、アルカリ性の石鹸にも、酸性の洗浄剤にも含まれています。
しかし、石鹸の場合は水で洗い流すことで、簡単に界面活性剤を肌から洗い落とすことができます。
界面活性剤は汚れを落とすためには欠かせないものですが、長時間肌に触れていると、肌に必要な油分を破壊、肌が乾燥したり、肌に不純物が侵入したりすることがあります。
しかし、石鹸の場合、すぐに界面活性剤が肌から流れてしまうため、肌を健康な状態に保つことができます。
3-2洗浄後の皮膚の表面はアルカリ性に傾き、酸性に戻っていく
それでは、洗浄後の肌の状態はどのようになっているのでしょうか。
洗浄を行った肌の表面は、最初は石鹸の性質であるアルカリ性に傾きますが、約三時間程度をかけて、元の弱酸性に戻っていきます。
これは肌の「アルカリ中和能」と呼ばれるもので、このアルカリ中和能の働きで肌は常に弱酸性を保つことができます。
しかし、ここで注意が必要なのが、繰り返し洗浄をしすぎている皮膚は酸性に戻るのに時間がかかるということ。
皮脂を気にして顔を洗いすぎていたり、水仕事を繰り返していたりすると肌が荒れてしまうのはこのためです。
もし肌を洗いすぎている人の場合、肌は通常約三時間程度で元の弱酸性に戻るのに対して、約二倍近い時間がかかると言われています。
そして、この時間が長ければ長いほど、肌は別の危険にもさらされることになります。
それが細菌の感染。
もともと肌が弱酸性の性質を持っているのは、殺菌のため。しかし、肌がなかなか弱酸性に戻らない場合、細菌が繁殖、結果としてさらに皮膚を傷めてしまいます。
もし乾燥肌の人や、どうしても水を使わなければならない人の場合には洗浄後に酸性のケア用品でお手入れするなどして、早く酸性に戻すのがよいでしょう。
この講座は!プロの監修を受けています!
石鹸の原料をより深く理解するために”シニアオイルソムリエ”を取得、スペインでの石鹸作りディプロマも持つ。
教室の受講者数は2023年11月現在で述べ16000名を超える。
現在は、石鹸作り指導の枠を飛び出して、企業へのレシピ提供なども行う。
2022年にスタジオを東京都墨田区へ移転し、「化粧品製造販売業」許可取得。
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