ハンドメイド石鹸の作り方とは?さまざまな手法!
手作り石鹸は、オリジナリティを楽しみながら自分好みの石鹸を作れる楽しい趣味です。
しかし、初めて挑戦する方にとっては、どのような手法があるのか、どんな材料を使うべきかなど、迷うことも多いかもしれません。
ハンドクラフトの中でも手作り石鹸に興味を持っている方も多いかもしれません。ハンドメイド石鹸は、安全な材料を使って作れるためナチュラルな生活を目指したい人にもぴったり。美しい仕上がりを目指せばプレゼントにも最適です。今回はハンドメイド石鹸の作り方についてご紹介します。
- 目次
- 1. 手作り石鹸を始める前に知っておくべき基本情報
- 1-1. 石鹸作りの基礎知識と選べる製法
- 1-2. コールドプロセス
- 1-3. ホットプロセス
- 1-4. メルト&ポア方式
- 1-5. 手作り石鹸を作る際の服装と安全対策
- 1-6. 安全な作業環境を整えるためのポイント
- 1-7. 作業中の服装選びの注意点
- 2. コールドプロセスで作る石鹸の魅力と手順
- 2-1. コールドプロセス石鹸の作り方と準備物
- 2-2. 材料の選び方と効果的な使い方
- 2-3. 石鹸作りのステップを詳しく解説
- 3. ホットプロセスで素早く作る石鹸の特徴
- 3-1. ホットプロセスの利点と作り方の違い
- 3-2. 必要な道具と準備手順
- 3-3. 短時間で作るホットプロセスの流れ
- 4. 簡単に作れるグリセリン石鹸の手順
- 4-1. グリセリン石鹸の材料と道具
- 4-2. 初心者向けの簡単な作り方とコツ
- 4-3. 作成中に注意すべきポイント
- 5. 石鹸素地を使った手軽な石鹸作りの方法
- 5-1. 石鹸素地を使った基本的な作成方法
- 5-2. 必要な材料と使いやすい道具
- 5-3. 簡単なアレンジ方法を加える手順
- 6. 手作り石鹸を個性的にアレンジするアイデア
- 6-1. 使用するオイルの種類を変えて個性を出す
- 6-2. オイルの選び方と効果的な組み合わせ
- 6-3. 香りづけと色付けでオリジナル感をプラス
- 6-4. 自然素材を使った香りづけの方法
- 6-5. 色付けや模様作りのコツ
- 7. 手作り石鹸のいろいろな作り方
- 7-1. 代表的なコールドプロセス
- 7-2. ホットプロセスでも手作り可能
- 7-3. もっと簡単な方法
- 8. 手作り石鹸を作る服装
- 9. 手作り石鹸の作り方(コールドプロセス)
- 10. 手作り石鹸の作り方(ホットプロセス)
- 11. グリセリン石鹸の作り方
- 12. 石鹸素地を使った手作り石鹸
- 13. 手作り石鹸のアレンジ方法
- 14. まとめ
01手作り石鹸を始める前に知っておくべき基本情報
1-1石鹸作りの基礎知識と選べる製法
手作り石鹸には、さまざまな製法があり、それぞれに特徴と利点があります。 代表的な製法には、コールドプロセス(CP)、ホットプロセス(HP)、そしてグリセリンを用いたメルト&ポア方式(MP)があります。 これらの製法の違いを理解し、自分の目的や作業時間に合った方法を選ぶことが、石鹸作りを成功させるための第一歩です。
コールドプロセス
基本的に常温で作業を行う製法で、天然のオイルと苛性ソーダを使用します。 この製法は、石鹸が自然に熟成するまで数週間かかりますが、その分クリーミーで滑らかな仕上がりが期待できます。
ホットプロセス
加熱を伴うため、石鹸が早く完成し、熟成期間も短縮されるのが特徴です。 この方法は、時間がない方や即座に石鹸を使用したい場合に適しています。
メルト&ポア方式
既製のグリセリンベースを溶かし、好きな形に流し込む手軽な方法です。 初心者にも扱いやすく、カラフルで形の違う石鹸を簡単に作ることができます。
1-1手作り石鹸を作る際の服装と安全対策
石鹸作りは楽しいですが、特に苛性ソーダを使用する場合には、十分な安全対策が必要です。 苛性ソーダは強力な化学物質であり、取り扱いを誤ると肌や目に重大なダメージを与える可能性があります。 そのため、作業を行う際の服装や作業環境は非常に重要です。 石鹸作りを安全に行うためには、まずは作業環境をしっかり整えることが基本となります。また、適切な服装を選び、体を保護することも欠かせません。 これらのポイントについて詳しく見ていきましょう。
安全な作業環境を整えるためのポイント
石鹸作りを行う際には、作業環境の安全性を確保することが最優先です。 まず、作業を行う場所は通気性の良い場所を選びましょう。 苛性ソーダを使用する場合、化学反応によって有害な蒸気が発生する可能性があるため、換気がしっかりと行える環境で作業することが望ましいです。 また、子供やペットが近づかないように、作業スペースはしっかりと管理してください。 次に、作業台の準備も重要です。 石鹸作りは、液体や油が飛び散る可能性があるため、作業台には防水シートを敷くことが推奨されます。 また、苛性ソーダの粉末や液体が直接触れないように、専用の耐熱ガラス容器やステンレス製の器具を使用することが安全です。 作業後は、全ての道具をしっかり洗浄し、苛性ソーダの残留物が残らないように注意しましょう。
作業中の服装選びの注意点
石鹸作りを安全に行うためには、適切な服装を選ぶことが必要不可欠です。 まず、長袖の衣類を着用し、肌の露出を最小限に抑えましょう。 また、苛性ソーダが肌に付着すると、強い刺激や火傷の原因になるため、手袋を必ず着用してください。 手袋はゴム製やビニール製のもので、手首までしっかりと覆えるものが理想です。 さらに、目を守るために保護メガネも必要です。 苛性ソーダが飛び散った際に目に入ると、重大な損傷を引き起こす可能性がありますので、必ず目を保護するアイテムを使用しましょう。 また、口や鼻を守るためにマスクを着用することも推奨されます。 蒸気や粉塵を吸い込むリスクを減らすため、特にコールドプロセスやホットプロセスを行う際には、しっかりとした防護策を講じることが重要です。 このように、石鹸作りの際には、作業環境と服装に十分な配慮をすることで、安全かつ楽しいハンドメイド体験を実現できます。
01コールドプロセスで作る石鹸の魅力と手順
1-1コールドプロセス石鹸の作り方と準備物
コールドプロセス石鹸を作るには、いくつかの基本的な材料と道具が必要です。 まず、石鹸の基礎となるのはオイル、苛性ソーダ(苛性ソーダ水溶液)、そして水です。 オイルは石鹸の硬さや泡立ちに影響を与えるため、目的に応じたオイルを選びます。 道具としては、耐熱ガラスのボウル、電子はかり、温度計、ブレンダー、そして型が必要です。 これらを揃えることで、コールドプロセス石鹸をスムーズに作り上げることができます。
材料の選び方と効果的な使い方
コールドプロセス石鹸の品質を左右する重要な要素は、使用するオイルやバターの種類です。 例えば、オリーブオイルは保湿力が高く、敏感肌にも優しい石鹸を作ることができます。 一方、ココナッツオイルは泡立ちが良く、洗浄力が高い石鹸を作るために適しています。 さらに、シアバターやカカオバターを加えることで、石鹸に栄養分を与え、乾燥肌に適したリッチな石鹸に仕上げることが可能です。 オイルやバターの割合を調整することで、石鹸の硬さや使用感をカスタマイズできます。 また、エッセンシャルオイルを使って香りをつけたり、ハーブやクレイを混ぜ込んで見た目にこだわったりすることも可能です。 これにより、見た目だけでなく機能面でも効果的な手作り石鹸を作ることができます。
石鹸作りのステップを詳しく解説
コールドプロセス石鹸の作り方にはいくつかの基本ステップがあります。 まず、正確に計量したオイルを耐熱ボウルに入れ、低温でゆっくりと加熱して溶かします。 その間に、別の容器で水に苛性ソーダを加えて混ぜ、苛性ソーダ水溶液を作ります。 この時、苛性ソーダを扱う際には必ずゴム手袋と保護メガネを着用し、換気の良い場所で作業することが大切です。 次に、オイルと苛性ソーダ水溶液の温度を調整します。 両方が約40℃前後になったら、オイルに苛性ソーダ水溶液をゆっくりと加え、ブレンダーを使って撹拌します。 撹拌することで、オイルと苛性ソーダ水溶液が化学反応を起こし、石鹸の元となる「トレース」という状態に到達します。 この時点で、好みの香りや色を加えることが可能です。 最後に、トレース状態の石鹸液を型に流し込みます。 石鹸液が固まった後、型から取り出して切り分け、風通しの良い場所で4〜6週間熟成させることで、コールドプロセス石鹸が完成します。 この熟成期間中に石鹸が徐々に硬化し、pH値が安定して肌に優しい石鹸になります。 このプロセスは時間がかかりますが、手間をかけた分だけ、自分好みの質の高い石鹸が出来上がるのがコールドプロセス石鹸作りの魅力です。
01ホットプロセスで素早く作る石鹸の特徴
1-1ホットプロセスの利点と作り方の違い
ホットプロセス石鹸の最大の利点は、熟成時間を短縮できることです。 コールドプロセスの場合、石鹸が完全に熟成するまで4〜6週間かかりますが、ホットプロセスでは加熱により化学反応が進行するため、石鹸は作成後すぐに使える状態になります。 この点で、急いで石鹸を完成させたい人にとって非常に便利です。 また、ホットプロセスでは、コールドプロセスよりも石鹸に後からオイルやハーブなどを加えやすいというメリットもあります。 ホットプロセスでは、通常のコールドプロセスと同じ基本的な材料(オイル、苛性ソーダ、水)を使用しますが、違いはその加熱方法にあります。 ホットプロセスでは、加熱して材料を早く反応させるため、石鹸の質感や見た目にやや荒さが出ることもありますが、その手軽さが初心者にも人気です。 次に、ホットプロセスに必要な道具と手順を詳しく解説していきます。
必要な道具と準備手順
ホットプロセスで石鹸を作る際には、通常の石鹸作りで使用する道具に加え、加熱用の鍋や電気炊飯器、スロークッカーが必要です。 これらの器具を使って、材料を一定の温度で加熱しながら攪拌することで、石鹸の化学反応を促進させます。 必要な基本道具としては、以下のものが挙げられます。 耐熱ガラスのボウルやジャグ 電子はかり ハンドブレンダー 木製のスプーン 温度計 電気炊飯器またはスロークッカー 準備手順としては、まずはすべての材料を正確に計量し、苛性ソーダ水溶液を作成します。 この際、必ず換気の良い場所で作業し、ゴム手袋と保護メガネを着用してください。 次に、オイルを鍋で加熱し、その後に苛性ソーダ水溶液をゆっくりと加えていきます。 この手順はコールドプロセスとほぼ同じですが、ホットプロセスでは材料が化学反応を起こす際に、持続的な加熱が必要になります。
短時間で作るホットプロセスの流れ
ホットプロセス石鹸作りの流れは、以下のステップで進みます。 各ステップを正確に行うことで、短期間で完成度の高い石鹸が作れます。 1.オイルを加熱する まず、オイルを鍋やスロークッカーで約50〜70℃に加熱します。 この温度は、苛性ソーダ水溶液とオイルが混ざりやすくするために重要です。 オイルが適温に達したら、苛性ソーダ水溶液を慎重に加えていきます。 2.材料を撹拌しトレース状態にする 次に、ブレンダーを使ってオイルと苛性ソーダ水溶液を撹拌し、「トレース」と呼ばれる状態にします。 これは、材料が充分に混ざり、濃度が変わり始めた段階を示します。 ホットプロセスでは、ここからさらに加熱を続けるのが特徴です。 3.材料を加熱しながら攪拌する 材料がトレースに達した後は、スロークッカーや炊飯器で持続的に加熱しながら、時々攪拌を行います。 この段階で、材料が徐々に固まり始め、グロス状の石鹸の素ができます。 この過程では、完全に分離しないように注意しながら、じっくりと加熱します。 4.好みのオイルや香りを加える 最後に、石鹸のベースが完全にできたら、好みのエッセンシャルオイルやカラーピグメント、ハーブを加えます。 ホットプロセスの特長として、この時点でオイルを加えると、その効果が失われず、石鹸にしっかりと残るため、保湿や香りが強く感じられます。 5.型に流し込んで冷却 完成した石鹸の素を型に流し込み、冷却して固まるのを待ちます。 ホットプロセスの石鹸は、コールドプロセスと違い、熟成を待たずに数日後には使用できるため、時間がかかりません。 このように、ホットプロセスは、石鹸作りのプロセスを短縮しながらも、質の高い石鹸を作り出せる優れた製法です。
01簡単に作れるグリセリン石鹸の手順
1-1グリセリン石鹸の材料と道具
グリセリン石鹸作りは非常にシンプルで、基本的な材料と道具があればすぐに始められます。 主な材料としては、グリセリンソープベース、エッセンシャルオイル、カラーピグメント、そして好みの型が必要です。 これらの材料を使い、簡単に自分だけのオリジナル石鹸を作ることができます。 グリセリンソープベースは市販のものを購入するのが一般的で、溶かして好きな形に流し込むだけで石鹸が完成します。 また、石鹸に香りをつけるためのエッセンシャルオイルは、ラベンダー、ティーツリー、レモングラスなど、自分の好みに合わせた選択が可能です。 色付けには、食品用の着色料やナチュラルなカラーピグメントを使用することが多いです。 石鹸を作る際に必要な道具は、電子レンジ対応の耐熱容器、攪拌用のスプーンやヘラ、そして石鹸型です。 これらの道具は、家庭にあるもので代用できる場合も多いですが、専用の型や道具を揃えると、よりプロフェッショナルな仕上がりになります。
初心者向けの簡単な作り方とコツ
グリセリン石鹸の作り方は、初心者でもすぐにできるほど簡単です。 基本的なステップと、成功させるためのコツは以下の通りです。 1.グリセリンソープベースをカットする 市販のグリセリンソープベースを適当なサイズにカットし、耐熱容器に入れます。 細かくカットすることで、溶けやすくなり、均一な仕上がりになります。 2.ベースを電子レンジで溶かす 耐熱容器に入れたグリセリンベースを、電子レンジで30秒から1分程度加熱します。 完全に溶けるまで加熱しすぎないように、様子を見ながら少しずつ加熱するのがポイントです。 溶けたらすぐに取り出し、かき混ぜて均一な液体にします。 3.エッセンシャルオイルと色を加える 溶けたグリセリンベースに、好きなエッセンシャルオイルを数滴加え、香りをつけます。 次に、好みの色を加えますが、ここでも少量ずつ色を調整しながら加えると、好みの仕上がりになります。 4.型に流し込む 溶けた石鹸液を、準備しておいた石鹸型に流し込みます。 この時、空気が入らないようにゆっくりと注ぐのがコツです。 また、模様をつけたい場合は、この段階で竹串やスプーンで軽くかき混ぜると良いです。 5.冷やして固める 石鹸型に流し込んだ石鹸液を、冷蔵庫や涼しい場所で冷やして固めます。 約1〜2時間ほどで固まりますが、完全に硬くなるまで待つのが成功の鍵です。 6.型から取り出す 石鹸が完全に固まったら、型から取り出して完成です。 この時、型にこびりつくことがあるので、型を軽く押して慎重に取り出すと綺麗な形が保てます。
作成中に注意すべきポイント
グリセリン石鹸作りは非常に簡単ですが、いくつか注意すべきポイントがあります。 これらを守ることで、より良い仕上がりを期待できます。 グリセリンソープベースの温度管理 グリセリンベースを電子レンジで加熱する際、過度に加熱しすぎると、石鹸が固まった後に質感が悪くなったり、気泡ができたりする原因になります。 溶け始めたら、少しずつ加熱して確認することが重要です。 香りや色の調整 エッセンシャルオイルやカラーピグメントを加える際、欲張って大量に加えすぎると、香りが強すぎたり、色が不自然に濃くなったりしてしまうことがあります。 少量ずつ加えて、自分の理想に近づけることがポイントです。 型に流し込む際の空気の入り込み 型に流し込む際、素早く注いでしまうと空気が混ざり、石鹸の内部に気泡が入ってしまいます。 ゆっくりと注ぎ、できるだけ空気が入らないようにすることで、均一で美しい仕上がりを実現できます。 グリセリン石鹸作りは、少ない材料と簡単な手順で手軽に楽しめるのが魅力です。 初心者でもすぐに挑戦でき、自由なカスタマイズが可能なので、さまざまなアイデアを試しながら自分だけの石鹸を作り上げてみましょう。
01石鹸素地を使った手軽な石鹸作りの方法
1-1石鹸素地を使った基本的な作成方法
石鹸素地を使う石鹸作りは、非常にシンプルで初心者向けの方法です。 基本的な流れは、石鹸素地を溶かし、好みの香りや色を加え、型に流し込むだけです。 この簡単な手順で、好みの成分を自由に組み合わせたオリジナルの石鹸を作ることができます。 まず、石鹸素地を適当な大きさにカットし、湯煎や電子レンジを使って溶かします。 この際、石鹸素地を完全に溶かし切ることがポイントです。 次に、溶かした石鹸素地にエッセンシャルオイルやハーブ、色を加え、好みの香りやデザインを施します。 最終的に、混ぜ合わせた石鹸を型に流し込んで固めれば、あっという間にオリジナルの石鹸が完成します。
必要な材料と使いやすい道具
石鹸素地を使った石鹸作りには、基本的な材料といくつかの使いやすい道具が必要です。 まず、主役となるのが石鹸素地です。 市販されている石鹸素地には、オーガニックタイプや無香料、保湿成分が豊富なものなど、さまざまな種類があります。 自分の肌質や目的に合わせて石鹸素地を選びましょう。 次に、香り付けや色付けのために、エッセンシャルオイルやカラーピグメントが必要です。 エッセンシャルオイルはラベンダーやユーカリなど、リラックス効果のあるものが一般的に使われますが、自分の好みに合わせて選ぶと良いでしょう。 カラーピグメントは、ナチュラルなハーブや食品用の着色料などを使用して、自然で鮮やかな色合いを出すことができます。 道具としては、湯煎用のボウルや電子レンジ対応の耐熱容器、攪拌用のスプーンやヘラ、そして石鹸型が必要です。 石鹸型は、シリコン製のものやプラスチック製のものが使いやすく、取り出しがスムーズです。 これらの材料と道具を揃えることで、誰でも手軽に石鹸作りを始められます。
簡単なアレンジ方法を加える手順
石鹸素地を使った石鹸作りでは、アレンジを加えることで、より個性的で楽しい石鹸を作ることができます。 アレンジの方法は無限にあり、さまざまな工夫を凝らすことが可能です。 以下は、簡単にできるアレンジの手順です。 1.香りのアレンジ 石鹸作りの最も基本的なアレンジが香り付けです。 溶かした石鹸素地に好みのエッセンシャルオイルを数滴加え、香りを楽しむことができます。 例えば、リラックスしたいときはラベンダーオイルを使い、リフレッシュしたいときはミントやユーカリを選ぶと良いでしょう。 2.色のアレンジ カラーピグメントや自然のハーブを使って、色を加えることができます。 例えば、クレイを使えば自然な色合いを出すことができ、同時に肌に優しい成分を追加できます。 色を付ける際は、少量ずつ混ぜながら調整し、好みの濃さに仕上げていきます。 3.ハーブやスクラブの追加 溶かした石鹸素地にハーブやスクラブ材を加えることで、石鹸の機能性を向上させることができます。 例えば、オートミールを加えると肌に優しいスクラブ石鹸ができ、乾燥肌のケアに効果的です。 また、ドライハーブを加えると見た目にも美しく、自然な風合いを楽しむことができます。 4.模様を加えるテクニック 石鹸液を型に流し込む際、色付きの石鹸液を一部だけ流し込んで竹串で模様を描くことで、マーブル模様の石鹸を作ることができます。 これは非常にシンプルな方法で、石鹸をアート作品のように美しく仕上げることが可能です。 このように、石鹸素地を使った石鹸作りは、材料や道具が少なくても十分に楽しめる手軽な方法です。 アレンジを加えることで、オリジナリティのある石鹸が作れるため、自分だけの石鹸を作りたい方や、初めて石鹸作りに挑戦する方にも最適です。
01手作り石鹸を個性的にアレンジするアイデア
1-1使用するオイルの種類を変えて個性を出す
手作り石鹸の質感や洗浄力、保湿力は、使用するオイルの種類によって大きく変わります。 オイルの組み合わせを変えることで、石鹸の特性に違いを出せるため、自分の肌に合った石鹸を作ることができます。 どんなオイルを選ぶかは、石鹸の使い心地を左右するため、成分の特性を知りながら組み合わせることが大切です。
オイルの選び方と効果的な組み合わせ
オイルの選び方にはいくつかのポイントがあります。 まず、最もポピュラーなオイルの一つがオリーブオイルです。 オリーブオイルは、非常に保湿力が高く、肌に優しい石鹸を作ることができるため、敏感肌や乾燥肌の方におすすめです。 また、オリーブオイルは石鹸に柔らかさを与え、滑らかな洗い心地を提供します。 一方、ココナッツオイルは、泡立ちが良く、洗浄力が強い石鹸を作ることができます。 ただし、ココナッツオイルは乾燥を引き起こす可能性があるため、他の保湿力の高いオイルと組み合わせると良いでしょう。 例えば、ココナッツオイルにシアバターやアーモンドオイルを加えることで、バランスの取れた石鹸が作れます。 また、ホホバオイルはビタミンEを豊富に含んでおり、アンチエイジング効果が期待できるオイルです。 ホホバオイルを少量加えることで、肌の再生を促し、保湿力をさらに高められます。 オイルの組み合わせは無限大であり、石鹸の特性に応じて選ぶことで、より個性的な仕上がりになります。
1-1香りづけと色付けでオリジナル感をプラス
手作り石鹸のもう一つの楽しみは、香りや色付けを工夫することで、自分好みのデザインや香りを演出できることです。 香りや色をアレンジすることで、石鹸の見た目だけでなく、使う時の気分も一層楽しむことができます。 ここでは、自然素材を使った香りづけや、色付け・模様作りのコツについて解説します。
自然素材を使った香りづけの方法
香りづけには、エッセンシャルオイル(精油)がよく使われます。 エッセンシャルオイルは、植物から抽出された天然の香り成分で、リラクゼーション効果やリフレッシュ効果をもたらすものが多くあります。 例えば、ラベンダーオイルはリラックス効果が高く、夜に使う石鹸に適しています。 反対に、レモングラスやユーカリオイルは、さっぱりとした香りで、朝のシャワータイムにぴったりです。 エッセンシャルオイルは強い香りを持つため、少量で十分な効果を得られます。 一般的には、1kgの石鹸に対して5~10mlのオイルを加えるのが理想的です。 香りが強すぎると肌に刺激を与える可能性があるので、適量を守りましょう。 また、香りづけにドライハーブを使う方法もあります。 ローズやラベンダー、カモミールのドライハーブを石鹸の表面に飾ったり、石鹸の中に混ぜ込んだりすることで、自然な香りを楽しむことができます。 これにより、石鹸が使用されるたびにほのかな香りが広がり、癒しのひとときを提供してくれます。
色付けや模様作りのコツ
色付けには、合成の着色料を使う方法もありますが、手作り石鹸では自然素材を使った色付けがおすすめです。 例えば、クレイ(粘土)は自然な色合いを出すのに最適な素材です。 フレンチグリーンクレイは淡い緑色、ピンククレイは優しいピンク色を石鹸に与えます。 これらのクレイは、同時に肌を引き締める効果もあり、色付けとともに機能性も高められます。 さらに、ハーブのパウダーも自然な色を与える方法です。 ターメリックパウダーは鮮やかな黄色、スピルリナパウダーは美しい緑色を石鹸に付けます。 これらの自然素材を使うことで、化学的な着色料を使わずに安全に石鹸を作ることができるため、肌に優しい石鹸を作りたい方におすすめです。 模様作りは、石鹸液に異なる色を少しずつ流し込み、竹串で軽く混ぜることで、マーブル模様を作ることができます。 この技法はシンプルでありながら、見た目が華やかになるため、プレゼントにも最適です。 また、層状に色を重ねていくことで、カラフルなストライプ模様を作ることも可能です。 模様作りは、少しの工夫で石鹸をアートのように仕上げることができ、オリジナル感をさらに高めます。 このように、オイルや香り、色付けを工夫することで、石鹸を自分好みにアレンジできます。 手作り石鹸は、素材選びからデザインまで自由度が高く、創造性を存分に発揮できる趣味です。 個性的な石鹸作りに挑戦し、唯一無二の石鹸を作り上げてみましょう。
01手作り石鹸のいろいろな作り方
手作り石鹸と一口に言っても、その作り方は実に様々です。
1-1代表的なコールドプロセス
手作り石鹸の作り方の中で代表的なのが「コールドプロセス」と呼ばれる製法です。
コールドプロセスとは、低温で時間をかけて石鹸を作る方法。加熱をほとんど行わないため、原料となるオイルの酸化が少なく、有効な成分をそのまま保てることや天然成分をたっぷり含んだ石鹸を作れることから人気の方法です。
1-2ホットプロセスでも手作り可能
コールドプロセスに対して、熱を加えて石鹸を作る方法が「ホットプロセス」と呼ばれるものです。ホットプロセスは市販されている石鹸のほとんどで使われている方法で、熱を加えているため石鹸の材料である油脂とアクリルが反応しやすく、短い時間で大量の石鹸を作ることができます。
家庭で作られる石鹸はほとんどが、コールドプロセス製法が用いられますが、ホットプロセス製法でも手作りすることは可能です。
1-3もっと簡単な方法
コールドプロセス製法でもホットプロセス製法でも、アルカリとして苛性ソーダという薬品が使われます。
苛性ソーダは油脂との反応がよいため、家庭で石鹸を手作りするときには非常に便利ですが、成分が強く、劇薬にも指定されているもの。そのため、家庭で苛性ソーダを取扱うことが怖いと考える人も少なくありません。
そんな方におすすめなのが、苛性ソーダを使わず簡単に石鹸を作る方法です。
たとえば、グリセリン石鹸。グリセリン石鹸は「グリセリンソープ」が原料となる石鹸。グリセリンソープは、通常の石鹸にグリセリンを加えたもので、加工しやすいことが特徴。透明か半透明の仕上がりになり、色も鮮やかなのできれいな石鹸を作りたいという方にはおすすめです。
もしお子さんと一緒に石鹸づくりを楽しみたいなら、石鹸素地を使う方法が最適です。石鹸素地は、石鹸を粉状にしたもので、水分を加えると粘度のようになり、簡単に石鹸を手作りできます。
02手作り石鹸を作る服装
手作り石鹸を作るときには、服装にも注意が必要です。これはおしゃれをして石鹸づくりをさらに楽しむだけでなく、身を守るためという重要な目的があります。
というのも、石鹸作りを行うときに使用することが多い苛性ソーダは、非常に強いアルカリの性質を持っているため、皮膚につくと火傷のような症状を起こしてしまいます。
さらに目や口に入った場合、失明や命の危険もあるため、ゴーグルやマスク、エプロンなどによって身体に苛性ソーダが付着するのを防ぐことが重要になります。
苛性ソーダは水分と結合すると急激に発熱し、容器などを壊してしまう可能性もありますが、服装を整えておくと万が一の事故が起きたときにも安心です。
03手作り石鹸の作り方(コールドプロセス)
手作り石鹸を作るときに基本となるのがコールドプロセス製法です。
ではコールドプロセス製法について詳しく見ていきましょう。
コールドプロセス製法の場合、石鹸作りに必要なのは油脂とアルカリ。アルカリには苛性ソーダを使うのが一般的です。
苛性ソーダは薬局やドラッグストアの処方箋受付でも購入することができますが、その際には身分証明書と印鑑が必要です。また、使用する目的や購入した人の住所や氏名などの記入を求められることがあります。
苛性ソーダを扱っていない薬局やドラッグストアも多いため、購入したい場合にはまず問い合わせてみるのがよいでしょう。
必要な材料が揃ったら、まず苛性ソーダと水を混ぜてアルカリの水溶液を作ります。
その後、オイルを湯せんして溶かして、苛性ソーダの水溶液と混ぜていきます。
泡立て器で二十分ほどかき混ぜているとやがて石鹸生地が固くなり始めるので、泡立て器のあとが残るようになれば、石鹸の型に流し入れます。
その後、2~3日程度石鹸を落ち着かせて、固まったら方から外して切り出します。
切り出した後は、風通しのよい場所で一か月程度乾燥させると、手作り石鹸の出来上がりです。
04手作り石鹸の作り方(ホットプロセス)
石鹸作りの工程で加熱を加えるのがホットプロセス製法です。
といっても、ホットプロセス製法は材料や道具などはコールドプロセス製法と変わりません。ホットプロセス製法の場合、油脂とアクリルを混ぜたあと、型に入れる前に加熱するのが特徴。その後の工程もコールドプロセス製法と同じですが、石鹸が固まる時間や乾燥の時間などは短めになります。
05グリセリン石鹸の作り方
苛性ソーダを扱うのが怖いという型におすすめなのが、グリセリンソープを使った手作り石鹸。
グリセリンソープを使う場合、まずグリセリンソープをカッターやナイフなどで2センチ角程度に刻んでいきます。
その後、刻んだグリセリンソープを耐熱容器に入れて加熱しますが、加熱の方法は電子レンジでOK。時間は分量にもよりますが、20~30秒程度で扱いやすい柔らかさになります。
もしそのままで使いたいなら、溶けたグリセリンソープを型に流し込めば完成です。
もし自分好みの色や香りをつけたい場合には、溶けたグリセリンソープに着色料やエッセンシャルオイルなどを加えましょう。
型に入れた後は、グリセリンソープが冷めるのを待って完成です。
苛性ソーダを使った手作り石鹸の場合、どうしてもアクリルの成分が石鹸に残ってしまうため、それを除去するために一か月程度乾燥する期間が必要ですが、グリセリンソープの場合、この工程は不要です。
06石鹸素地を使った手作り石鹸
手作り石鹸作りの中でももっとも簡単に楽しめるのが石鹸素地を使った方法です。
石鹸素地を使って石鹸を作るときには、石鹸素地に少しずつお湯を加えてこねていきます。しばらくすると粘度のようにまとまって来るはず。
そうすれば後は好みの型に入れるか、手で成型するだけ。
あとは石鹸がしっかり乾燥するまで、風通しの良い場所で乾燥させましょう。
石鹸素地はグリセリン石鹸などに比べると素朴な仕上がりになりますが、誰でも簡単に楽しめることや、後片付けが楽といったメリットがあります。
07手作り石鹸のアレンジ方法
ハンドメイド石鹸の魅力は、自分好みのアレンジを加えられるということ。
そのときにまずおすすめしたいのが、好みのオイルを使ってみるということ。一般的な石鹸の場合、コストの関係から牛脂などが使用されますが、ハンドメイドならオリーブオイルやココナツオイル、アボカドオイルなど、肌に優しく美肌効果の高いものをたっぷりと使用することができます。
ハンドメイド石鹸の場合、好みの香りを使ってみるというのもおすすめ。石鹸を作るときに、ドライハーブやエッセンシャルオイルを加えるだけで好みの香り付けができます。
もしハンドメイド石鹸をプレゼント用に作りたいという場合には、色や模様、形などにこだわってみるのも楽しいものです。
石鹸の色付けには様々な着色料が揃っているだけでなく、作り方によってはマーブル模様などをつけることも可能。
お菓子用の型などを使えば、簡単にプレゼントに最適な石鹸をハンドメイドすることができます。
01まとめ
手作り石鹸は、自分の肌に合った成分を選び、オリジナルの香りやデザインを楽しめる点が大きな魅力です。
初めての方でも、コールドプロセスやホットプロセス、簡単なグリセリン石鹸など、多様な製法から選ぶことができます。
基本的な知識と安全対策をしっかり理解すれば、石鹸作りの楽しさはさらに広がります。
ぜひ、あなただけの特別な石鹸作りに挑戦してみましょう。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
あめお 先生
手作り石鹸教室講師
住宅設計・アクセサリーデザインなど幅広い”作る”仕事を経て、日本初の手作り石鹸専門スタジオ「手作り石鹸教室Ciao*soap(チャオソープ)」を2014年に東京都練馬区に開設。
石鹸の原料をより深く理解するために”シニアオイルソムリエ”を取得、スペインでの石鹸作りディプロマも持つ。
教室の受講者数は2023年11月現在で述べ16000名を超える。
現在は、石鹸作り指導の枠を飛び出して、企業へのレシピ提供なども行う。
2022年にスタジオを東京都墨田区へ移転し、「化粧品製造販売業」許可取得。
80,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
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1-1代表的なコールドプロセス
手作り石鹸の作り方の中で代表的なのが「コールドプロセス」と呼ばれる製法です。
コールドプロセスとは、低温で時間をかけて石鹸を作る方法。加熱をほとんど行わないため、原料となるオイルの酸化が少なく、有効な成分をそのまま保てることや天然成分をたっぷり含んだ石鹸を作れることから人気の方法です。
1-2ホットプロセスでも手作り可能
コールドプロセスに対して、熱を加えて石鹸を作る方法が「ホットプロセス」と呼ばれるものです。ホットプロセスは市販されている石鹸のほとんどで使われている方法で、熱を加えているため石鹸の材料である油脂とアクリルが反応しやすく、短い時間で大量の石鹸を作ることができます。
家庭で作られる石鹸はほとんどが、コールドプロセス製法が用いられますが、ホットプロセス製法でも手作りすることは可能です。
1-3もっと簡単な方法
コールドプロセス製法でもホットプロセス製法でも、アルカリとして苛性ソーダという薬品が使われます。
苛性ソーダは油脂との反応がよいため、家庭で石鹸を手作りするときには非常に便利ですが、成分が強く、劇薬にも指定されているもの。そのため、家庭で苛性ソーダを取扱うことが怖いと考える人も少なくありません。
そんな方におすすめなのが、苛性ソーダを使わず簡単に石鹸を作る方法です。
たとえば、グリセリン石鹸。グリセリン石鹸は「グリセリンソープ」が原料となる石鹸。グリセリンソープは、通常の石鹸にグリセリンを加えたもので、加工しやすいことが特徴。透明か半透明の仕上がりになり、色も鮮やかなのできれいな石鹸を作りたいという方にはおすすめです。
もしお子さんと一緒に石鹸づくりを楽しみたいなら、石鹸素地を使う方法が最適です。石鹸素地は、石鹸を粉状にしたもので、水分を加えると粘度のようになり、簡単に石鹸を手作りできます。
というのも、石鹸作りを行うときに使用することが多い苛性ソーダは、非常に強いアルカリの性質を持っているため、皮膚につくと火傷のような症状を起こしてしまいます。
さらに目や口に入った場合、失明や命の危険もあるため、ゴーグルやマスク、エプロンなどによって身体に苛性ソーダが付着するのを防ぐことが重要になります。
苛性ソーダは水分と結合すると急激に発熱し、容器などを壊してしまう可能性もありますが、服装を整えておくと万が一の事故が起きたときにも安心です。
03手作り石鹸の作り方(コールドプロセス)
手作り石鹸を作るときに基本となるのがコールドプロセス製法です。
ではコールドプロセス製法について詳しく見ていきましょう。
コールドプロセス製法の場合、石鹸作りに必要なのは油脂とアルカリ。アルカリには苛性ソーダを使うのが一般的です。
苛性ソーダは薬局やドラッグストアの処方箋受付でも購入することができますが、その際には身分証明書と印鑑が必要です。また、使用する目的や購入した人の住所や氏名などの記入を求められることがあります。
苛性ソーダを扱っていない薬局やドラッグストアも多いため、購入したい場合にはまず問い合わせてみるのがよいでしょう。
必要な材料が揃ったら、まず苛性ソーダと水を混ぜてアルカリの水溶液を作ります。
その後、オイルを湯せんして溶かして、苛性ソーダの水溶液と混ぜていきます。
泡立て器で二十分ほどかき混ぜているとやがて石鹸生地が固くなり始めるので、泡立て器のあとが残るようになれば、石鹸の型に流し入れます。
その後、2~3日程度石鹸を落ち着かせて、固まったら方から外して切り出します。
切り出した後は、風通しのよい場所で一か月程度乾燥させると、手作り石鹸の出来上がりです。
04手作り石鹸の作り方(ホットプロセス)
石鹸作りの工程で加熱を加えるのがホットプロセス製法です。
といっても、ホットプロセス製法は材料や道具などはコールドプロセス製法と変わりません。ホットプロセス製法の場合、油脂とアクリルを混ぜたあと、型に入れる前に加熱するのが特徴。その後の工程もコールドプロセス製法と同じですが、石鹸が固まる時間や乾燥の時間などは短めになります。
05グリセリン石鹸の作り方
苛性ソーダを扱うのが怖いという型におすすめなのが、グリセリンソープを使った手作り石鹸。
グリセリンソープを使う場合、まずグリセリンソープをカッターやナイフなどで2センチ角程度に刻んでいきます。
その後、刻んだグリセリンソープを耐熱容器に入れて加熱しますが、加熱の方法は電子レンジでOK。時間は分量にもよりますが、20~30秒程度で扱いやすい柔らかさになります。
もしそのままで使いたいなら、溶けたグリセリンソープを型に流し込めば完成です。
もし自分好みの色や香りをつけたい場合には、溶けたグリセリンソープに着色料やエッセンシャルオイルなどを加えましょう。
型に入れた後は、グリセリンソープが冷めるのを待って完成です。
苛性ソーダを使った手作り石鹸の場合、どうしてもアクリルの成分が石鹸に残ってしまうため、それを除去するために一か月程度乾燥する期間が必要ですが、グリセリンソープの場合、この工程は不要です。
06石鹸素地を使った手作り石鹸
手作り石鹸作りの中でももっとも簡単に楽しめるのが石鹸素地を使った方法です。
石鹸素地を使って石鹸を作るときには、石鹸素地に少しずつお湯を加えてこねていきます。しばらくすると粘度のようにまとまって来るはず。
そうすれば後は好みの型に入れるか、手で成型するだけ。
あとは石鹸がしっかり乾燥するまで、風通しの良い場所で乾燥させましょう。
石鹸素地はグリセリン石鹸などに比べると素朴な仕上がりになりますが、誰でも簡単に楽しめることや、後片付けが楽といったメリットがあります。
07手作り石鹸のアレンジ方法
ハンドメイド石鹸の魅力は、自分好みのアレンジを加えられるということ。
そのときにまずおすすめしたいのが、好みのオイルを使ってみるということ。一般的な石鹸の場合、コストの関係から牛脂などが使用されますが、ハンドメイドならオリーブオイルやココナツオイル、アボカドオイルなど、肌に優しく美肌効果の高いものをたっぷりと使用することができます。
ハンドメイド石鹸の場合、好みの香りを使ってみるというのもおすすめ。石鹸を作るときに、ドライハーブやエッセンシャルオイルを加えるだけで好みの香り付けができます。
もしハンドメイド石鹸をプレゼント用に作りたいという場合には、色や模様、形などにこだわってみるのも楽しいものです。
石鹸の色付けには様々な着色料が揃っているだけでなく、作り方によってはマーブル模様などをつけることも可能。
お菓子用の型などを使えば、簡単にプレゼントに最適な石鹸をハンドメイドすることができます。
01まとめ
手作り石鹸は、自分の肌に合った成分を選び、オリジナルの香りやデザインを楽しめる点が大きな魅力です。
初めての方でも、コールドプロセスやホットプロセス、簡単なグリセリン石鹸など、多様な製法から選ぶことができます。
基本的な知識と安全対策をしっかり理解すれば、石鹸作りの楽しさはさらに広がります。
ぜひ、あなただけの特別な石鹸作りに挑戦してみましょう。
ではコールドプロセス製法について詳しく見ていきましょう。
コールドプロセス製法の場合、石鹸作りに必要なのは油脂とアルカリ。アルカリには苛性ソーダを使うのが一般的です。
苛性ソーダは薬局やドラッグストアの処方箋受付でも購入することができますが、その際には身分証明書と印鑑が必要です。また、使用する目的や購入した人の住所や氏名などの記入を求められることがあります。
苛性ソーダを扱っていない薬局やドラッグストアも多いため、購入したい場合にはまず問い合わせてみるのがよいでしょう。
必要な材料が揃ったら、まず苛性ソーダと水を混ぜてアルカリの水溶液を作ります。
その後、オイルを湯せんして溶かして、苛性ソーダの水溶液と混ぜていきます。
泡立て器で二十分ほどかき混ぜているとやがて石鹸生地が固くなり始めるので、泡立て器のあとが残るようになれば、石鹸の型に流し入れます。
その後、2~3日程度石鹸を落ち着かせて、固まったら方から外して切り出します。
切り出した後は、風通しのよい場所で一か月程度乾燥させると、手作り石鹸の出来上がりです。
といっても、ホットプロセス製法は材料や道具などはコールドプロセス製法と変わりません。ホットプロセス製法の場合、油脂とアクリルを混ぜたあと、型に入れる前に加熱するのが特徴。その後の工程もコールドプロセス製法と同じですが、石鹸が固まる時間や乾燥の時間などは短めになります。
05グリセリン石鹸の作り方
苛性ソーダを扱うのが怖いという型におすすめなのが、グリセリンソープを使った手作り石鹸。
グリセリンソープを使う場合、まずグリセリンソープをカッターやナイフなどで2センチ角程度に刻んでいきます。
その後、刻んだグリセリンソープを耐熱容器に入れて加熱しますが、加熱の方法は電子レンジでOK。時間は分量にもよりますが、20~30秒程度で扱いやすい柔らかさになります。
もしそのままで使いたいなら、溶けたグリセリンソープを型に流し込めば完成です。
もし自分好みの色や香りをつけたい場合には、溶けたグリセリンソープに着色料やエッセンシャルオイルなどを加えましょう。
型に入れた後は、グリセリンソープが冷めるのを待って完成です。
苛性ソーダを使った手作り石鹸の場合、どうしてもアクリルの成分が石鹸に残ってしまうため、それを除去するために一か月程度乾燥する期間が必要ですが、グリセリンソープの場合、この工程は不要です。
06石鹸素地を使った手作り石鹸
手作り石鹸作りの中でももっとも簡単に楽しめるのが石鹸素地を使った方法です。
石鹸素地を使って石鹸を作るときには、石鹸素地に少しずつお湯を加えてこねていきます。しばらくすると粘度のようにまとまって来るはず。
そうすれば後は好みの型に入れるか、手で成型するだけ。
あとは石鹸がしっかり乾燥するまで、風通しの良い場所で乾燥させましょう。
石鹸素地はグリセリン石鹸などに比べると素朴な仕上がりになりますが、誰でも簡単に楽しめることや、後片付けが楽といったメリットがあります。
07手作り石鹸のアレンジ方法
ハンドメイド石鹸の魅力は、自分好みのアレンジを加えられるということ。
そのときにまずおすすめしたいのが、好みのオイルを使ってみるということ。一般的な石鹸の場合、コストの関係から牛脂などが使用されますが、ハンドメイドならオリーブオイルやココナツオイル、アボカドオイルなど、肌に優しく美肌効果の高いものをたっぷりと使用することができます。
ハンドメイド石鹸の場合、好みの香りを使ってみるというのもおすすめ。石鹸を作るときに、ドライハーブやエッセンシャルオイルを加えるだけで好みの香り付けができます。
もしハンドメイド石鹸をプレゼント用に作りたいという場合には、色や模様、形などにこだわってみるのも楽しいものです。
石鹸の色付けには様々な着色料が揃っているだけでなく、作り方によってはマーブル模様などをつけることも可能。
お菓子用の型などを使えば、簡単にプレゼントに最適な石鹸をハンドメイドすることができます。
01まとめ
手作り石鹸は、自分の肌に合った成分を選び、オリジナルの香りやデザインを楽しめる点が大きな魅力です。
初めての方でも、コールドプロセスやホットプロセス、簡単なグリセリン石鹸など、多様な製法から選ぶことができます。
基本的な知識と安全対策をしっかり理解すれば、石鹸作りの楽しさはさらに広がります。
ぜひ、あなただけの特別な石鹸作りに挑戦してみましょう。
グリセリンソープを使う場合、まずグリセリンソープをカッターやナイフなどで2センチ角程度に刻んでいきます。
その後、刻んだグリセリンソープを耐熱容器に入れて加熱しますが、加熱の方法は電子レンジでOK。時間は分量にもよりますが、20~30秒程度で扱いやすい柔らかさになります。
もしそのままで使いたいなら、溶けたグリセリンソープを型に流し込めば完成です。
もし自分好みの色や香りをつけたい場合には、溶けたグリセリンソープに着色料やエッセンシャルオイルなどを加えましょう。
型に入れた後は、グリセリンソープが冷めるのを待って完成です。
苛性ソーダを使った手作り石鹸の場合、どうしてもアクリルの成分が石鹸に残ってしまうため、それを除去するために一か月程度乾燥する期間が必要ですが、グリセリンソープの場合、この工程は不要です。
石鹸素地を使って石鹸を作るときには、石鹸素地に少しずつお湯を加えてこねていきます。しばらくすると粘度のようにまとまって来るはず。
そうすれば後は好みの型に入れるか、手で成型するだけ。
あとは石鹸がしっかり乾燥するまで、風通しの良い場所で乾燥させましょう。
石鹸素地はグリセリン石鹸などに比べると素朴な仕上がりになりますが、誰でも簡単に楽しめることや、後片付けが楽といったメリットがあります。
07手作り石鹸のアレンジ方法
ハンドメイド石鹸の魅力は、自分好みのアレンジを加えられるということ。
そのときにまずおすすめしたいのが、好みのオイルを使ってみるということ。一般的な石鹸の場合、コストの関係から牛脂などが使用されますが、ハンドメイドならオリーブオイルやココナツオイル、アボカドオイルなど、肌に優しく美肌効果の高いものをたっぷりと使用することができます。
ハンドメイド石鹸の場合、好みの香りを使ってみるというのもおすすめ。石鹸を作るときに、ドライハーブやエッセンシャルオイルを加えるだけで好みの香り付けができます。
もしハンドメイド石鹸をプレゼント用に作りたいという場合には、色や模様、形などにこだわってみるのも楽しいものです。
石鹸の色付けには様々な着色料が揃っているだけでなく、作り方によってはマーブル模様などをつけることも可能。
お菓子用の型などを使えば、簡単にプレゼントに最適な石鹸をハンドメイドすることができます。
01まとめ
手作り石鹸は、自分の肌に合った成分を選び、オリジナルの香りやデザインを楽しめる点が大きな魅力です。
初めての方でも、コールドプロセスやホットプロセス、簡単なグリセリン石鹸など、多様な製法から選ぶことができます。
基本的な知識と安全対策をしっかり理解すれば、石鹸作りの楽しさはさらに広がります。
ぜひ、あなただけの特別な石鹸作りに挑戦してみましょう。
そのときにまずおすすめしたいのが、好みのオイルを使ってみるということ。一般的な石鹸の場合、コストの関係から牛脂などが使用されますが、ハンドメイドならオリーブオイルやココナツオイル、アボカドオイルなど、肌に優しく美肌効果の高いものをたっぷりと使用することができます。
ハンドメイド石鹸の場合、好みの香りを使ってみるというのもおすすめ。石鹸を作るときに、ドライハーブやエッセンシャルオイルを加えるだけで好みの香り付けができます。
もしハンドメイド石鹸をプレゼント用に作りたいという場合には、色や模様、形などにこだわってみるのも楽しいものです。
石鹸の色付けには様々な着色料が揃っているだけでなく、作り方によってはマーブル模様などをつけることも可能。
お菓子用の型などを使えば、簡単にプレゼントに最適な石鹸をハンドメイドすることができます。
この講座は!プロの監修を受けています!
石鹸の原料をより深く理解するために”シニアオイルソムリエ”を取得、スペインでの石鹸作りディプロマも持つ。
教室の受講者数は2023年11月現在で述べ16000名を超える。
現在は、石鹸作り指導の枠を飛び出して、企業へのレシピ提供なども行う。
2022年にスタジオを東京都墨田区へ移転し、「化粧品製造販売業」許可取得。
- 石鹸の泡立ちと洗浄力の関係は?泡立ちの要因や効果的な使用方法!
- 石鹸の種類とは?原料や製法・特徴、洗剤との違い!
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