どれぐらい保存できる?焼酎の賞味期限と保存方法について
高価なものや貴重なものなど、大切な焼酎はゆっくりと楽しみたいもの。しかし、そんなときに気になるのが賞味期限です。焼酎には賞味期限はあるのでしょうか。また、焼酎を適切に保存するためにはどうすればよいのでしょうか。今回は焼酎の賞味期限や保存方法についてご紹介します。
- 目次
01焼酎に賞味期限はある?
お酒の場合、あまり賞味期限は気にしないもの。種類によっては、置いておけば熟成が進んで美味しくなるように思えることも。では、焼酎には賞味期限はあるのでしょうか。
1-1賞味期限の記載はない
焼酎を始め、お酒類のラベルを見てみると分かるように、他の食品のような賞味期限が記載されていることは少ないもの。
これは焼酎のアルコール度数に関係があります。
焼酎はアルコール度数が20度から45度と高いもの。そのため、細菌類が繁殖するのは難しく、腐ったりすることはありません。
そのため、焼酎のラベルには賞味期限がないのが一般的。その代わりに、瓶詰めが行われ、製品となった日時が記載されていることがあります。
1-2品質劣化はある
焼酎には賞味期限として記載されているものはありません。ただし、だからといって賞味期限がないというわけではありません。
確かに焼酎の場合、長期間を過ぎたものを飲んでも、他の食品のように具合が悪くなるということは少ないかもしれません。
しかし、いくらアルコール度数が高いものとはいえ、食品の一種であることに変わりはありません。
もし適切な状況で保管していない場合、味や風味が変わってしまい、せっかくの焼酎が台無しになってしまいます。
02開封前の焼酎の保管方法
焼酎の品質を劣化させないためには、保管の方法が大切。では開封前の焼酎はどのように保管すればよいのでしょうか。
2-1何年も置いたままにしない
開封前の焼酎の場合、賞味期限がないこともあり、いつまででも保管できるように思えるものです。
しかし、実際には開封前のものであっても少しずつ劣化は進んでいます。そのため、できるだけ早く飲み切ってしまうことが重要。
特に高価なものや貴重なものの場合、なかなか開封しないことも少なくありませんが、もし何年も放置しておくと、確実に味は劣化していきます。
大切なものであればあるほど、できるだけ早く飲み切ってしまいましょう。
2-2日光に当てない
開封前の焼酎が劣化してしまう最大の原因が日光です。日光に含まれている紫外線は参加を促進、焼酎の劣化を早くしてしまいます。
それを防ぐため、焼酎の瓶には茶色や緑など色付きのものが使われていますが、色付きの瓶だからといって紫外線を完全に防げるわけではありません。
また、直射日光が当たると温度が上昇し、焼酎が変質してしまいます。
さらに焼酎を保存するときには室内照明にも注意が必要。太陽の光ほどではありませんが、人工の光であっても焼酎の劣化は起こります。特に透明なボトルの場合には光の影響を直接受けてしまうため注意することが必要です。
2-3箱入りの場合は箱から出さない
高級な焼酎やギフト用の場合には、箱に入っているものがありますが、保存の場合には箱から出さないのがベスト。
箱から焼酎を出すと、光の影響を受けやすくなります。そのため、箱入りの場合、保存するときには箱から出さないようにしましょう。
なお、箱に入っていない焼酎も、新聞紙などで包むと劣化を防ぐことができます。
箱入りの焼酎の場合は、横にせず、立てた状態で保存しましょう。横にすると、空気に当たる面積が増えるため、酸化が進みやすくなります。
2-4温度変化の小さい場所に保管
焼酎を保存するときは、涼しく温度が安定している場所で保存しましょう。
焼酎は温度の変化が非常に苦手。
たとえばガスコンロの周りや、日当たりのよい窓辺などの場所で保管するのは避けたほうがよいでしょう。
焼酎を保管する場合、押し入れや床下収納などがよいでしょう。ただし、あまり温度が低くなりすぎる場所や、温度の変化が小さくても、暑すぎる場所は避けましょう。
03開封後の飲みかけ焼酎の保存方法
焼酎はアルコール度数が高いため、開封したあともしばらく保存する必要があります。それでは飲みかけの焼酎の場合、どのように保存すればよいのでしょうか。
3-1なるべく早く飲み切ること
焼酎は保存ができるものですが、一度開封してしまった焼酎はなるべく早く飲み切るのが基本です。
というのも、開封してしまった焼酎はそのときから空気に触れてしまいますが、その状態では少しずつ酸化が進んでしまうもの。一般的な焼酎の瓶は底に近くなるほど太くなっていきますが、空気に当たる面も広くなるため、さらに酸化が促進してしまうことに。
焼酎はしっかり保存すれば、三か月から半年程度はあまり味が変わらず楽しめるものですが、どちらにしても少しでも早く飲んでしまったほうがよいでしょう。
3-2日光に当てない
開封前の焼酎と同様、開封後の焼酎も日光に当てないように注意しましょう。焼酎にとって、日光は劣化を進める最大の原因。特に一度開封してしまったものは開封前のものに比べると劣化しやすい状態にあるため、日光に当たる場所に放置するのはやめましょう。
3-3温度の変化を避ける
こちらも開封前と同じく、温度の変化は避けたほうがよいでしょう。一度開封した焼酎は、手の取りやすい場所に置いておくことが一般的ですが、電化製品の横や冷蔵庫の上に置くと、意外に温度が上昇しがちなもの。
また、瓶の口はしっかりと締めること。口が開いていると温度の変化が激しくなり、焼酎の劣化が進んでしまいます。
3-4空気を遮断する
酸素を含んでいる空気に触れることは酸化を進める結果につながってしまいます。
そのため、瓶の口をしっかり締めることが重要ですが、瓶の形や、キャップの種類によってはどうしても口から空気が入ってしまうことがあります。
もしキャップに隙間がある場合、瓶の口をラップなどで多い、輪ゴムで止めておくと入って来る空気を最低限に抑えることができます。
また、口のサイズが同じであれば、中から空気を吸いだして飲みのこしのワインをキープするワインストッパーなどを使用するのもおすすめです。
3-5冷蔵庫での保管はしない
食品を安全に保存する場所といえば冷蔵庫。さらに冷蔵庫に入れておくと温度が下がり飲みやすくなるため、飲みのこした焼酎は冷蔵庫で保存しているという人も多いかもしれません。
しかし、焼酎の場合には冷蔵庫での保存は避けたほうがよいでしょう。
というのも、実は焼酎は寒い場所が苦手。
焼酎の中の旨み成分は常温では液体の中に溶けていますが、温度が下がるとこれらの成分が凝固、やがて固まりになり、瓶の底に溜まってしまいます。
もちろん再び温度が上がると凝固した成分は液体に戻りますが、雑味などが強くなってしまうため、元の味には戻りません。
また、冷蔵庫の中には様々な食材が入っているためそのにおいを吸い込んでしまうこともあります。
3-6劣化していると感じたら
もし久しぶりに焼酎を取り出してみて、瓶の底に沈殿物が増えているようであれば劣化している証拠。また、劣化した焼酎はアルコールのにおいが強くなっていることもあります。
劣化した焼酎は飲んでも身体に害はありませんが、できれば飲むのは避けたほうが無難。劣化した焼酎は日本酒と同じように料理で使うとよいでしょう。
04まとめ
焼酎は比較的保存期間は長いものですが、やはり美味しいうちに飲み切るのがベストです。適切な保存を心がけて、焼酎を楽しんでくださいね。
1-1賞味期限の記載はない
焼酎を始め、お酒類のラベルを見てみると分かるように、他の食品のような賞味期限が記載されていることは少ないもの。
これは焼酎のアルコール度数に関係があります。
焼酎はアルコール度数が20度から45度と高いもの。そのため、細菌類が繁殖するのは難しく、腐ったりすることはありません。
そのため、焼酎のラベルには賞味期限がないのが一般的。その代わりに、瓶詰めが行われ、製品となった日時が記載されていることがあります。
1-2品質劣化はある
焼酎には賞味期限として記載されているものはありません。ただし、だからといって賞味期限がないというわけではありません。
確かに焼酎の場合、長期間を過ぎたものを飲んでも、他の食品のように具合が悪くなるということは少ないかもしれません。
しかし、いくらアルコール度数が高いものとはいえ、食品の一種であることに変わりはありません。
もし適切な状況で保管していない場合、味や風味が変わってしまい、せっかくの焼酎が台無しになってしまいます。
2-1何年も置いたままにしない
開封前の焼酎の場合、賞味期限がないこともあり、いつまででも保管できるように思えるものです。
しかし、実際には開封前のものであっても少しずつ劣化は進んでいます。そのため、できるだけ早く飲み切ってしまうことが重要。
特に高価なものや貴重なものの場合、なかなか開封しないことも少なくありませんが、もし何年も放置しておくと、確実に味は劣化していきます。
大切なものであればあるほど、できるだけ早く飲み切ってしまいましょう。
2-2日光に当てない
開封前の焼酎が劣化してしまう最大の原因が日光です。日光に含まれている紫外線は参加を促進、焼酎の劣化を早くしてしまいます。
それを防ぐため、焼酎の瓶には茶色や緑など色付きのものが使われていますが、色付きの瓶だからといって紫外線を完全に防げるわけではありません。
また、直射日光が当たると温度が上昇し、焼酎が変質してしまいます。
さらに焼酎を保存するときには室内照明にも注意が必要。太陽の光ほどではありませんが、人工の光であっても焼酎の劣化は起こります。特に透明なボトルの場合には光の影響を直接受けてしまうため注意することが必要です。
2-3箱入りの場合は箱から出さない
高級な焼酎やギフト用の場合には、箱に入っているものがありますが、保存の場合には箱から出さないのがベスト。
箱から焼酎を出すと、光の影響を受けやすくなります。そのため、箱入りの場合、保存するときには箱から出さないようにしましょう。
なお、箱に入っていない焼酎も、新聞紙などで包むと劣化を防ぐことができます。
箱入りの焼酎の場合は、横にせず、立てた状態で保存しましょう。横にすると、空気に当たる面積が増えるため、酸化が進みやすくなります。
2-4温度変化の小さい場所に保管
焼酎を保存するときは、涼しく温度が安定している場所で保存しましょう。
焼酎は温度の変化が非常に苦手。
たとえばガスコンロの周りや、日当たりのよい窓辺などの場所で保管するのは避けたほうがよいでしょう。
焼酎を保管する場合、押し入れや床下収納などがよいでしょう。ただし、あまり温度が低くなりすぎる場所や、温度の変化が小さくても、暑すぎる場所は避けましょう。
03開封後の飲みかけ焼酎の保存方法
焼酎はアルコール度数が高いため、開封したあともしばらく保存する必要があります。それでは飲みかけの焼酎の場合、どのように保存すればよいのでしょうか。
3-1なるべく早く飲み切ること
焼酎は保存ができるものですが、一度開封してしまった焼酎はなるべく早く飲み切るのが基本です。
というのも、開封してしまった焼酎はそのときから空気に触れてしまいますが、その状態では少しずつ酸化が進んでしまうもの。一般的な焼酎の瓶は底に近くなるほど太くなっていきますが、空気に当たる面も広くなるため、さらに酸化が促進してしまうことに。
焼酎はしっかり保存すれば、三か月から半年程度はあまり味が変わらず楽しめるものですが、どちらにしても少しでも早く飲んでしまったほうがよいでしょう。
3-2日光に当てない
開封前の焼酎と同様、開封後の焼酎も日光に当てないように注意しましょう。焼酎にとって、日光は劣化を進める最大の原因。特に一度開封してしまったものは開封前のものに比べると劣化しやすい状態にあるため、日光に当たる場所に放置するのはやめましょう。
3-3温度の変化を避ける
こちらも開封前と同じく、温度の変化は避けたほうがよいでしょう。一度開封した焼酎は、手の取りやすい場所に置いておくことが一般的ですが、電化製品の横や冷蔵庫の上に置くと、意外に温度が上昇しがちなもの。
また、瓶の口はしっかりと締めること。口が開いていると温度の変化が激しくなり、焼酎の劣化が進んでしまいます。
3-4空気を遮断する
酸素を含んでいる空気に触れることは酸化を進める結果につながってしまいます。
そのため、瓶の口をしっかり締めることが重要ですが、瓶の形や、キャップの種類によってはどうしても口から空気が入ってしまうことがあります。
もしキャップに隙間がある場合、瓶の口をラップなどで多い、輪ゴムで止めておくと入って来る空気を最低限に抑えることができます。
また、口のサイズが同じであれば、中から空気を吸いだして飲みのこしのワインをキープするワインストッパーなどを使用するのもおすすめです。
3-5冷蔵庫での保管はしない
食品を安全に保存する場所といえば冷蔵庫。さらに冷蔵庫に入れておくと温度が下がり飲みやすくなるため、飲みのこした焼酎は冷蔵庫で保存しているという人も多いかもしれません。
しかし、焼酎の場合には冷蔵庫での保存は避けたほうがよいでしょう。
というのも、実は焼酎は寒い場所が苦手。
焼酎の中の旨み成分は常温では液体の中に溶けていますが、温度が下がるとこれらの成分が凝固、やがて固まりになり、瓶の底に溜まってしまいます。
もちろん再び温度が上がると凝固した成分は液体に戻りますが、雑味などが強くなってしまうため、元の味には戻りません。
また、冷蔵庫の中には様々な食材が入っているためそのにおいを吸い込んでしまうこともあります。
3-6劣化していると感じたら
もし久しぶりに焼酎を取り出してみて、瓶の底に沈殿物が増えているようであれば劣化している証拠。また、劣化した焼酎はアルコールのにおいが強くなっていることもあります。
劣化した焼酎は飲んでも身体に害はありませんが、できれば飲むのは避けたほうが無難。劣化した焼酎は日本酒と同じように料理で使うとよいでしょう。
04まとめ
焼酎は比較的保存期間は長いものですが、やはり美味しいうちに飲み切るのがベストです。適切な保存を心がけて、焼酎を楽しんでくださいね。
3-1なるべく早く飲み切ること
焼酎は保存ができるものですが、一度開封してしまった焼酎はなるべく早く飲み切るのが基本です。
というのも、開封してしまった焼酎はそのときから空気に触れてしまいますが、その状態では少しずつ酸化が進んでしまうもの。一般的な焼酎の瓶は底に近くなるほど太くなっていきますが、空気に当たる面も広くなるため、さらに酸化が促進してしまうことに。
焼酎はしっかり保存すれば、三か月から半年程度はあまり味が変わらず楽しめるものですが、どちらにしても少しでも早く飲んでしまったほうがよいでしょう。
3-2日光に当てない
開封前の焼酎と同様、開封後の焼酎も日光に当てないように注意しましょう。焼酎にとって、日光は劣化を進める最大の原因。特に一度開封してしまったものは開封前のものに比べると劣化しやすい状態にあるため、日光に当たる場所に放置するのはやめましょう。
3-3温度の変化を避ける
こちらも開封前と同じく、温度の変化は避けたほうがよいでしょう。一度開封した焼酎は、手の取りやすい場所に置いておくことが一般的ですが、電化製品の横や冷蔵庫の上に置くと、意外に温度が上昇しがちなもの。
また、瓶の口はしっかりと締めること。口が開いていると温度の変化が激しくなり、焼酎の劣化が進んでしまいます。
3-4空気を遮断する
酸素を含んでいる空気に触れることは酸化を進める結果につながってしまいます。
そのため、瓶の口をしっかり締めることが重要ですが、瓶の形や、キャップの種類によってはどうしても口から空気が入ってしまうことがあります。
もしキャップに隙間がある場合、瓶の口をラップなどで多い、輪ゴムで止めておくと入って来る空気を最低限に抑えることができます。
また、口のサイズが同じであれば、中から空気を吸いだして飲みのこしのワインをキープするワインストッパーなどを使用するのもおすすめです。
3-5冷蔵庫での保管はしない
食品を安全に保存する場所といえば冷蔵庫。さらに冷蔵庫に入れておくと温度が下がり飲みやすくなるため、飲みのこした焼酎は冷蔵庫で保存しているという人も多いかもしれません。
しかし、焼酎の場合には冷蔵庫での保存は避けたほうがよいでしょう。
というのも、実は焼酎は寒い場所が苦手。
焼酎の中の旨み成分は常温では液体の中に溶けていますが、温度が下がるとこれらの成分が凝固、やがて固まりになり、瓶の底に溜まってしまいます。
もちろん再び温度が上がると凝固した成分は液体に戻りますが、雑味などが強くなってしまうため、元の味には戻りません。
また、冷蔵庫の中には様々な食材が入っているためそのにおいを吸い込んでしまうこともあります。
3-6劣化していると感じたら
もし久しぶりに焼酎を取り出してみて、瓶の底に沈殿物が増えているようであれば劣化している証拠。また、劣化した焼酎はアルコールのにおいが強くなっていることもあります。
劣化した焼酎は飲んでも身体に害はありませんが、できれば飲むのは避けたほうが無難。劣化した焼酎は日本酒と同じように料理で使うとよいでしょう。