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数秘術の種類と数字の計算方法とは?ピタゴラス式やカバラ等を解説

数秘術には様々な手法があります。ピタゴラス式(ゲマトリア)とモダン・ヌメロロジーの計算式など、生年月日や名前から導き出すナンバーと、11や33のぞろ目の意味について調べてみましょう。
氏名や生年月日の中から数を導き、その法則性から運命を読み取る数秘術は古い歴史を持っている技術です。実は単に数秘術といっても、ルーツや方法など様々な種類があります。今回は数秘術の起源や種類についてご紹介します。

数秘術の種類について
目次

01数秘術の種類と発案者とは

数秘術の創始者と呼ばれているのは古代ギリシャのピタゴラスです。 紀元前6世紀から紀元前5世紀に生きた伝説的な人物であり、万物は数字であるという考え方を持っていました。 ピタゴラス本人は秘密主義であったため、どのような容姿であったのか等不明点が多いようです。 この天才哲学者ピタゴラスが、今の数秘術の基礎を作り上げたとされています。

1-1中世のカバラ思想への流れ

カバラとはヘブライ語で「伝統」などの意味を含んでいます。 カバラとはユダヤ教に基づく神秘学であり、世界の象徴を生命の樹(セフィロト)として考えるものです。 この思想が数秘術に加わり、さらに進化を遂げていきます。 生命の樹はタロットとも深い関わりがあり、タロット占いは数秘術と共にカバラを取り入れた占いとして発展していきます。

1-1モダン・ヌメロロジーへの流れ

古代ギリシャのピタゴラスから生み出され、カバラの神秘学との融合を経た数秘術は、現代の解釈や考えへと発展していきます。 20世紀前半に活躍したミセス・L・バリエッタなどにより、数秘術としての新しい解釈や、現代数秘術の基礎が作られていくのです。 こうして運命数であるライフパスナンバーや姓名数であるディスティニーナンバーなど、今ある数秘術の基礎が作られていきました。 それぞれの数字から様々な要素を取り出し、宿命ではなく人生を選択するための羅針盤として数秘術を発展させていくのです。

01ピタゴラス式とカバラとモダン・ヌメロロジーの違い

数秘術には様々な種類があります。 ピタゴラス式とカバラ数秘術とモダン・ヌメロロジーの違いを見ていきましょう。

1-1ピタゴラス式の特徴とは

ピタゴラス式の特徴として特筆すべきは、1から9の数字で見るということです。 マスターナンバーなどではなく、純粋に1・2・3・4・5・6・7・8・9の9つの数字で読み取ります。 シンプルではありますが、9つの数字に注目し、人々の個性などの要素を判断していくのです。

1-1カバラ数秘術の特徴とは

カバラ数秘術では1から9の9つの数字だけではなく、マスターナンバーというぞろ目を取り入れて計算し、判断していきます。 具体的には11や22のぞろ目です。

1-1モダン・ヌメロロジーの特徴とは

モダン・ヌメロロジーは、様々な要素を取り入れて発達したもので、姓名数などのアルファベットと数字の対応式が少し異なります。 たとえば姓名数ではこのように対応しています。 《1に対応するアルファベット》A、J、S 《2に対応するアルファベット》B、K、T 《3に対応するアルファベット》C、L、U 《4に対応するアルファベット》D、M、V 《5に対応するアルファベット》E、N、W 《6に対応するアルファベット》F、O、X 《7に対応するアルファベット》G、P、Y 《8に対応するアルファベット》H、Q、Z 《9に対応するアルファベット》I、R 一方でカバラ数秘術であるゲマトリアでは、アルファベットをヘブライ語に置き換え、そこから数字へと変換します。 このため数字の配列が少し異なるようです。 【ゲマトリア式によるアルファベットに対応する数字一覧】 《1に対応するアルファベット》A、I、O、J、Y 《2に対応するアルファベット》B、K、R 《3に対応するアルファベット》C、G、L、S 《4に対応するアルファベット》D、M、T 《5に対応するアルファベット》E、H、N、 《6に対応するアルファベット》U、V、W、X 《7に対応するアルファベット》O、Z 《8に対応するアルファベット》F、P つまりマスターナンバーを取り入れるかどうかがピタゴラス式と、カバラ数秘術とモダン・ヌメロロジーとは明確に異なっています。 さらに姓名についてのアルファベットと数字の変換が、カバラ数秘術とモダン・ヌメロロジーでは違っているのです。

1-1《数字とぞろ目であるマスターナンバー》ぞろ目についての考え方

ピタゴラス式では取り入れないぞろ目(マスターナンバー)ですが、カバラ数秘術などでは11と22の数字を取り入れています。 数秘術で用いるのは1・2・3・4・5・6・7・8・9の数字と、11・22・33・44のぞろ目です。 それぞれの数字にはこのような固有の意味があります。 《数秘術1》自立、指導力、はじまり。 《数秘術2》協力、共同、直感的。 《数秘術3》創造性、自己表現、楽観的。 《数秘術4》建設的、安定性、実利、保守的。 《数秘術5》伝達、自由、柔軟性、適応性。 《数秘術6》調和的、美、教え。 《数秘術7》個人主義、精神性、分析。 《数秘術8》物質的、目標達成、野心的。 《数秘術9》受容、理解、人道的、共感。 ぞろ目はマスターナンバーと呼ばれ、特別な意味があります。 《数秘術11》スピリチュアル、フィーリング。 《数秘術22》カリスマ性、多種多様。 《数秘術33》無償の愛、癒し、ヒーリング。

1-1エンジェルナンバーとの違い

数秘術に似たものとしてエンジェルナンバーがあります。 数秘術はすべての数字に意味があるとしているため、エンジェルナンバーとの共通性がある部分もあるようです。 しかし基本的にエンジェルナンバーは「天使からの数字によるメッセージ」であるため、解釈などが異なる部分も多いでしょう。 たとえばエンジェルナンバーは数秘術が扱う11・22などの二桁以上の数字も解釈に取り入れています。 数秘術が姓名や誕生日により判断するのとは異なり、今見た時計の数字などの偶然性から占うのもエンジェルナンバーの特徴です。 数字に様々な宿命を見て、現実的に判断する数秘術と、スピリチュアルな要素が強いエンジェルナンバーが違いと言えます。 またエンジェルナンバーは数秘術を元に作られたものです。

01数秘術の種類と計算方法

数秘術にはピタゴラス数秘術と、より現代的な思想によるモダン・ヌメロロジーがあります。 それぞれに計算方法が異なりますので、気をつけて覚えていくといいでしょう。 モダン・ヌメロロジーでは、1から9までの数字はルートナンバーと呼びます。 11・22・33などのぞろ目のことを「マスターナンバー」あるいは特殊数として、特別な意味を帯びるとされているようです。

1-1ピタゴラス式による計算方法

ピタゴラス式は1~9の数字を用いて計算します。 このため合計した数が11や22のようなぞろ目になっても、一桁になるまで計算していくのです。

《ピタゴラス式による計算の例》

1990年9月14日の場合を計算します。 1+9+9+0+9+1+4=33=6 数秘術6となります。

1-1モダン・ヌメロロジーの計算方法とは

モダン・ヌメロロジーでは、ピタゴラス式と少し計算方法が異なるようです。 たとえば合計が11や22、33などのぞろ目になった場合、その数字に固有の意味と特性があるとされます。

《モダン・ヌメロロジーによる計算の例》

1990年9月14日の場合を計算します。 1+9+9+0+9+1+4=33 数秘術6ではなく、33となるのです。

01生年月日から導き出す数秘術の種類とは

カバラ数秘術では生年月日から数字を導き出す方法が複数あります。 それらの種類について見ていきましょう。

1-1運命の基礎を見るライフパスナンバー

最も重要な要素であり、すべての数字の中でも最も重要度が高いものと言えるのが、このライフパスナンバーです。 生年月日のすべての数字を合計し、導き出していきます。 このライフパスナンバーは別名「運命数」「誕生数」「バースデーナンバー」などとも呼ばれているようです。 総合的な運気を示しており、本人の性格や気質も如実に表すものであり、数秘術においては最も重要な要素と言えます。

1-1誕生日で読み取る過去数

数秘術には、過去数と呼ばれる誕生日の日付により導かれる数字があります。 生まれた日には、過去を含めた自分自身の内面や見つめ直すべき点に関するスピリチュアルな情報が秘められているのです。 このため、スピリチュアルナンバーと呼ばれることもあります。 過去数を知ることにより、自分の深い部分や根底にある才能などの何かを読み取ることができるでしょう。

過去数の求め方

誕生日の日付を11、22、29以外は一桁にします。 11と22はマスターナンバーですので、そのまま過去数とします。 29は一桁にする時に計算する途中で11になるので、過去数11です。 《例1》2003年9月2日生まれの人。 「2日」生まれなので、過去数2となる。 《例2》1996年3月29日生まれの人。 「29日」生まれで、2+9=11となるため、過去数11です。

1-1誕生日で読み取る未来数

未来数とは別名「目標数」「チャレンジ数」などと呼ばれる、今後のことについて読み解くことができるものです。 生年月日の「月と日」を合計して占います。 これから自分が人生を生き抜いていくために、必要な克服すべき課題であり、避けて通れない道とも言えるでしょう。

未来数の求め方

誕生日の月と日を足します。 11はマスターナンバーですので、そのまま未来数とします。 《例1》2003年9月2日生まれの人。 「9+2=11」過去数2となる。 《例2》1996年3月29日生まれの人。 「3+2+9=14」となり、「1+4=5」となり、未来数は5です。

1-1誕生日(生年月日)による数字の分析による占い方法一覧

他にも生年月日の数字から、これらの要素を読み取ることができます。 《9ボックス》 《ピタゴラスの矢》 《属性》 数字の偏りにより、判断する方法です。 生年月日にある数字の個数などで見ていくものであるため、本人の持つ個性や性質をより表現していると言えるでしょう。

01姓名数から導き出す数秘術の種類とは

姓名数はモダン・ヌメロロジーとカバラによるアルファベットの数字変換での対応が異なります。 二通りの計算方法があるので混合しないよう、注意が必要です。 姓名数を導く手順とは、名前をアルファベットにして、対応する数字に当てはめて計算します。

1-1《数秘術による姓名の占い方》宿命を導くディスティニーナンバー

姓名数の中で、最も運命に強い影響を与えるのがディスティニーナンバーです。 アルファベットから数字に変換したものを、全部合わせた数字となります。 運気の流れと本人の気質、姓名から告げられる恋愛の傾向や適職など、ライフパスナンバーにも似た様々な要素を導き出すことができるでしょう。 姓名数の中では最も重要な要素であり、これ一つだけでもかなりの事柄を判断することができます。

1-1《数秘術による姓名の占い方》本人の表向きの性格を表すパーソナリティーナンバー

姓名数の中で、子音だけを数えたものがパーソナリティーナンバーです。 表面的な性格や振る舞い方がここに出ます。 対外的な性格とも言え、意外と自分自身は気づかないものでもあるでしょう。 パーソナリティーナンバーを見て自分と他者との関わり方から、気づきを得られることもあります。

ペルソナ数

似たものに「ペルソナ数」があります。 姓名数で子音だけを見ますが、パーソナリティーナンバーとはアルファベットの変換方法が異なる点に注意すべきです。 パーソナリティーナンバーはモダン・ヌメロロジーでの計算式であり、ペルソナ数はカバラによる計算式となります。

1-1《数秘術による姓名の占い方》本人の内面などを表すライフナンバー

姓名数の中で、母音だけを数えたものがライフナンバーです。 本質的な気質や考え方などが、ここで表現されるでしょう。 本音がここに隠されていることもあります。

姓名数を調べる時の注意点①日本名をローマ字に変換する際に気をつけること

姓名数はアルファベットに対応する数字が、占い方や流派によって異なります。 メジャーであるモダン・ヌメロロジーでのアルファベットに対応する数字と、ピタゴラス式による数字も違うので、混同しないように気をつけるといいでしょう。 すべてが異なるわけではなく、アルファベットの「A」のようにどの流派でも1に対応する数字もあれば、「S」のように数え方が変わるものがあります。 数え方を間違えると、鑑定結果がかなり変わってくるので、注意深くチェックするといいです。

姓名数の数え方の注意点

日本語による発音をアルファベットに変換する際に、ローマ字のヘボン式で対応していきます。 ヘボン式による計算のため、「佐藤」さんの場合、SATOUではなくSATOとなりますので、気をつけて下さい。 同様に、「太郎」さんはTAROUではなくTAROとなります。

姓名数のアルファベットによる変換ミスに注意

数秘術による姓名数の数え方は、慣れた人でも間違えてしまうことがあります。 日本語のアルファベットの表記が、たとえば「ちゃ」tyaとchaのように、複数あるためです。 どちらでもパソコンなどで打つと「ちゃ」と表示されてしまいます。 この場合、姓名数では「cha」として数字に当てはめ計算することになるので、気をつけるといいでしょう。

1-1姓名数を調べる時の注意点②結婚後の名前と旧姓

基本的に姓名数を調べる際に用いるのは、生まれた時に名付けられた名前です。 このため旧姓を用いて計算します。 しかし結婚後の期間が長いなど、ほとんど旧姓を使用していない状態の場合、現在の名前で見てもいいでしょう。

01運勢を示す9つのサイクル

数秘術にはその本人の性格や天性の才能以外にも、運命を読み解く方法があります。 未来予測法と呼べるものです。 複数の予測方法があるので、覚えておくといいでしょう。

1-1その年の運勢を調べる方法

任意の年と、誕生日(生まれた月と、生まれた日)を足します。 この数字が1から9のどれかになることにより、運気を占います。

特定の年の運気を調べる計算方法

《例》2000年3月10日生まれのライフパスナンバー6の人が、2025年の運勢を調べる時場合。 「生まれた月+「生まれた日」+「調べたい年」=個人年運数(パーソナル・イヤー・ナンバー) 3+1+2+0+2+5=13 →13を一桁になるまで計算すると4。 2025年の運勢は「4」となります。

1-1それぞれの数字で運気の流れを把握できる

計算で出た数字が、運気の流れを表します。 たとえば1となった場合、何かを始めるのに適しており、同時に運気の切り替わりが起こる可能性も示しているようです。

運気のサイクルの読み方

数秘術による運気サイクルの特徴は、他の占いのように「悪い」「良い」だけで読まないことです。 それぞれの数字に対応したイベントがあり、人生をより良くするための有益なアドバイスが示されています。

1-1年だけでなく月・日で占うこともできる。

9つの周期は年だけでなく月や日にも当てはめることができます。 これにより数秘術で毎月の運勢や毎日の運勢を占うことができるのです。

その日の運勢を調べる方法

《例》2000年3月10日生まれのライフパスナンバー6の人が、2025年1月1日の運勢を調べる時場合。 「ライフパスナンバー」+「調べたい年」+「調べたい月」+「調べたい日」=パーソナル・デイ・ナンバー 6+2+0+2+5+1+1=17 →一桁にするまで計算するため、1+7=8 今日の運勢は「8」となります。 ※日運数は、流派によりライフパスナンバーではなく、「生まれた月+生まれた日」で合計することもあるようです。

01カバラ数秘術の種類と基礎を知り、知識を積み重ねていこう

数秘術は様々な手法がある深遠な知識です。 これらをマスターすることにより運命の流れを知ることができるでしょう。 数秘術には資格を受講することにより取得できる資格もあり、学ぶ価値があります。 興味がある人は調べてみるといいでしょう。 《数秘術のお勧めの資格》 ・数秘術鑑定士 ・ヌメロロジスト

01数秘術の起源

数秘術は非常に古い歴史を持った占術ですが、そのルーツはどのようなものなのでしょうか。

1-1数秘術の起源、創始者は数学者のピタゴラス

数秘術のルーツは古代ギリシアの時代にまでさまのぼることができると言われています。創始者と考えられているのが数学者であるピタゴラス。ピタゴラスといえば定理などで名前を聞いたことがある方も多いかもしれませんが、ピタゴラスは数学者であると同時に哲学者としても有名な存在。
というのも、古代ギリシアでは数と文字の間には対応関係があると言われ、数字には単に数を数える以上の深い意味があるとされていました。
そのような考え方を元にして「数字にはそれぞれ特別な意味を持っている」として人間の運命や才能、過去の因縁などを数字から導きだそうとして誕生したのが数秘術です。

1-2世界でも最も古い分析学のひとつ

数秘術は英語では「Numerology(ヌメロロジー)」と呼ばれていますが、これはラテン語のnumero(数)+logy(学または論)の組み合わせによる造語と言われています。
つまり、数秘術は神秘的な超能力ではなく、数字を論理的に用いた学問ということ。
数秘術は数字を用いて人の人生を読み解く技術ですが、あくまでも論理的な思考が重要と考えられていました。そのため数秘術は、「世界でもっとも古い分析学」と呼ばれることもあります。
ピタゴラスの死後、「数字には意味がある」という数秘術の基本的な考え方は哲学者であるプラトンに引き継がれて発展、またその過程で様々な思想や宗教、占術などと融合して、世界中に広がっていきました。
現在でも数秘術は人気の占術のひとつで、ヨーロッパやアメリカでは現在でも大きな人気を集めています。

02数秘術の種類

このように長い歴史を誇っている数秘術ですが、その発展の過程では様々な方法が生まれ、独自の進化を遂げてきました。

2-1数術から占術としての独自性がうまれた

古代ギリシアでピタゴラスによって誕生した数秘術の基本的な考え方は現在でも変わりません。「数字にはそれぞれ独自の意味があり、それが人間の性格や運命をあらわしている」という数秘術のベースは、現在でも共通しています。
しかし、そもそも古代ギリシアで生まれたときの数秘術は数学のひとつ。現代でいうとデータ解析や統計学といった存在でした。
やがてその技術は占術のひとつとして発展していきますが、その過程で様々な文化を吸収、また広がった土地の宗教や思想などとひとつになり、独自性が生まれていきました。

2-2カバラ数秘術

数秘術の中でももっとも有名なのが「カバラ数秘術」です。
カバラ数秘術はピタゴラスが生み出した数秘術がユダヤ文化の中で発展してきたものです。もともとユダヤの文化には数を用いて人間の運命を解き明かすという占術が存在しましたが、この占術にユダヤ教の神秘主義である「カバラ」が強く結びつき、「カバラ数秘術」が生まれました。
カバラ数秘術は生年月日を元に人の運命を読み解くもので、簡単な計算によって人間の性格や運命などを読み解くことができるのが特徴。また、ユダヤ教の考え方である創造論や終末論といった独自の世界観がキリスト教圏の人々の人気を集め、ヨーロッパやアメリカの数秘術の中心的な存在となっています。

2-3ピタゴラス式

カバラ数秘術と同様に有名なのが「ピタゴラス式数秘術」と呼ばれるものです。
ピタゴラス式数秘術はピタゴラスが生み出した数秘術の論理的な思想を継承した技術で、神秘的な思想の代わりに厳密な数式が用いられます。
この厳密な数式によって数字を分析することから、ピタゴラス式数秘術は「数秘学」と呼ばれることもあります。

2-4モダンヌメロロジー

数秘術が大きく進歩したのは二十世紀の初頭だと言われています。アメリカに渡った数秘術は、ミセス・バリエッタという女性によって広く世に紹介されたことをきっかけにアメリカでも広まりを持つようになりました。また、それ以降の数秘術は現代的な要素を取り入れるようになり、以前の数秘術と区別するため「モダンヌメロロジー」と呼ばれることもあります。
モダンヌメロロジーは当時アメリカで流行していた「ニューソート」という思想にも影響を受けています。ニューソートとは、簡単に言えば「考え方を変えれば現実も変わる」というもので、その後「ポジティブシンキング」などと名前を変えて現代にも受け継がれていますが、まず数秘術を最初に受け入れたのがこのニューソートを信奉する人たちでした。そのため、数秘術で伝えられるメッセージも、非常に前向きでポジティブなものばかり。この特徴は現代のモダンヌメロロジーでも受け継がれています。

2-5特に有名なものはカバラとピタゴラス式

このように数秘術には様々な方式がありますが、なかでも有名なのがカバラとピタゴラス式の数秘術です。
ピタゴラス式の数秘術の中には、モダンヌメロロジーでも活用されているテクニックがあるなど共通項も多いため、最初に数秘術を学びたいというときにはカバラとピタゴラス式から入門するのがおすすめです。

03カバラとピタゴラス式の違い

数秘術の中で二大巨頭ともいえるカバラとピタゴラス式ですが、実際にはどのような点が異なっているのでしょうか。

3-1ぞろ目に対する扱い

数秘術では、それぞれの数字から意味を読み解いていく占術ですが、カバラとピタゴラス式との大きな違いがぞろ目に対する扱いです。
カバラ式の数秘術では、ぞろ目はマスターナンバーと呼ばれて、特別な意味を持っています。これはカバラ式の数秘術がユダヤ神秘主義の影響を受けているため、ぞろ目には特別な意味があるという立場によるものです。
しかし、ピタゴラス式の数秘術の場合、神秘主義の影響を受けていないため、ぞろ目の数字を特別視することはありません。ピタゴラス式の数秘術では、数字の9の次は10、またはゼロとなり、その後はまた1に戻ります。そのため、ピタゴラス式の数秘術は純粋に数字の組み合わせで占うということになります。

3-2色の違い

カバラとピタゴラス式の数秘術では色に対する扱いも異なります。数秘術では、数字と文字が対応するように、数字と色も対応していますが、カバラとピタゴラス式では対応する色も異なっています。たとえば、カバラでは1は白を表しますが、ピタゴラス式では1は赤を示します。

04まとめ

ひとくちに数秘術といっても、実は様々な種類があるもの。ただし、基本的な原理は変わらないため、ひとつの数秘術をしっかり身につけることは、他の種類の数秘術への理解を深めることにもつながります。
通信講座の諒設計アーキテクトラーニング編集部
280講座以上の資格取得できる通信講座を運営する諒設計アーキテクトラーニング編集部が運営するコラムです。心理カウンセラー、ドッグトレーナー、リンパケアセラピストなど、実践的で需要の高い資格を提供しており、学習者は自分のペースで学べる柔軟なカリキュラムを受けることができます。専門知識を短期間で習得できるよう設計されており、仕事や趣味に役立つスキルを身につけることが可能です。
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