食育とは?食育の重要性・学べること・資格まで解説
食育は子供だけでなく、大人にとっても重要な取り組みとなっています。
忙しい現代社会の中で、多くの人が健康的な食生活を送ることが難しくなっています。
良い食習慣を身につけるためには、自分に合った調理方法の工夫や、バランスの取れた食事の選び方を意識することが大切です。
また、ストレス管理や運動習慣の改善など、総合的なライフスタイルの見直しにも注目する必要があります。
大人が食育に関心を持ち、健康的な食生活を実践していくことで、家族全体の健康増進につながるでしょう。
「食育」は基本的な生活習慣、健康的な食生活の基礎です。
食育は食べる力を育むこと、ひいては生きる力を育むことにもつながります。
この記事では「食育とは?」「食育を学ぶメリット」「食育を通じて学べる5つのポイント」「保育園の食育活動」について解説。
食育について学びつつ取得できる資格についてもご紹介します。
- 目次
- 1. 食育とは?
- 1-1. 食育の定義
- 1-2. 食育の目的
- 2. 大人の食育
- 2-1. 大人における食育の必要性
- 2-2. 子育て世代における食育の課題
- 2-3. 高齢者における食育の重要性
- 3. 健康的な食生活のためのポイント
- 3-1. 植物性タンパク質の摂取
- 3-2. 食物繊維の摂取
- 3-3. ビタミン・ミネラルの摂取
- 3-4. 脂質の質と量
- 4. 健康的な食生活のための実践ポイント
- 4-1. 食事リズムの改善
- 4-2. 調理方法の工夫
- 4-3. 食事環境の改善
- 5. 地域や社会で取り組む食育
- 5-1. 地域や食文化の継承
- 5-2. 食育活動の広がり
- 6. 食育を学ぶメリット
- 6-1. 子どもの学力・体力が向上する
- 6-2. 子どもの情緒が育つ
- 7. 食育基本法とは?
- 7-1. 食育基本法の基本理念
- 7-2. 食育基本法の重点課題
- 8. 食育を通じて学べる5つのポイント
- 8-1. 食への感謝
- 8-2. 栄養のバランスを学べる
- 8-3. 社会性を育む
- 8-4. 食の安全について学ぶ
- 8-5. 伝統的な食文化の継承
- 9. 保育園の食育活動
- 9-1. お腹がすくリズムのもてる子ども
- 9-2. 食べたいもの、好きなものが増える子ども
- 9-3. 一緒に食べたい人がいる子ども
- 9-4. 食事づくり、準備に関わる子ども
- 9-5. 食べ物を話題にする子ども
- 10. 食育の主な資格
- 10-1. 食生活アドバイザー
- 10-2. 食育健康アドバイザー®
- 10-3. 食育インストラクター
- 10-4. 食育実践プランナー
- 10-5. 食育指導士
- 11. 食育を学びながら資格も取れます!
- 12. まとめ
01食育とは?
・食育の定義
・食育の目的
こちらを順にご紹介します。
1-1食育の定義
食育とは、食べ物や食事に関する正しい知識と適切な食習慣を身につけ、健全な食生活を実践することを目的とした取り組みです。
食育の定義は、2005年に制定された「食育基本法」に明記されています。
そこでは「食育」を「生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの」と位置付けています。
具体的には、食べ物の生産から消費に至る過程を理解し、バランスの良い食事の大切さ、食事マナー、食に関する感謝の心などを身につけることが、食育の目的とされています。
子どもの頃から食育に取り組むことで、健康な心身を育むことができるでしょう。
一方で、大人になってからも自身の食生活を見直し、適切な食習慣を身につけることは重要です。
食は私たちの生活に密接に関わっているため、食育は生涯にわたって継続的に取り組むべきものです。
家庭、学校、地域、行政などが連携し、効果的な食育を推進していくことが望ましいとされています。
1-2食育の目的
・健康的な食生活の実践
食育では、バランスの取れた食事の大切さや、適切な食事リズムの重要性など、健康的な食生活に関する知識を身につけることが目的の1つです。
適切な食習慣を習得することで、生涯にわたって心身ともに健康を維持することができます。
・食に関する感謝の心の醸成
食べ物が生産者の努力や自然の恵みによって提供されていることを理解し、食に感謝する心を育むことも食育の目的です。
食べ物を大切にし、食べ残しをなくすなど、食に対する責任ある態度を身につけることができます。
・食文化の継承と発展
各地域に伝わる伝統的な料理や食文化について学び、これらを次世代に継承していくことも食育の目的の1つです。
食文化の理解を深めることで、食の多様性を尊重し、豊かな食生活につなげることができます。
これらの目的を実現するため、家庭、学校、地域、行政などが連携しながら、効果的な食育を推進していくことが重要です。
食育によって、私たちは健康的で心豊かな食生活を送ることができるのです。
02大人の食育
・大人における食育の必要性
・子育て世代における食育の課題
・高齢者における食育の重要性
こちらを順にご紹介します。
2-1大人における食育の必要性
健康的な食生活は、生涯にわたって重要です。
しかし、多忙な日常生活の中で、多くの大人が野菜不足や偏食、不規則な食事などの課題に直面しています。
大人の食育は、これらの課題を改善し、生活の質を高めることを目的としています。
適切な栄養摂取の知識を身につけ、食事の大切さを再認識することで、生活習慣の改善につながるでしょう。
また、食育を通じて、食の安全性や持続可能な食料生産など、食に関する社会的な問題にも関心を向上させることができます。
さらに、大人が食育に取り組むことで、家庭での食生活への意識が高まり、子どもの健全な食生活につなげることも期待できるでしょう。
大人が食の大切さを理解し、実践することが、健康的な社会の実現には不可欠なのです。
2-2子育て世代における食育の課題
子育て世代は、自身の健康管理とともに、子どもの健全な食生活の確立が重要な課題となります。
しかし、核家族化の進行や両親の共働きの増加など、家庭環境の変化により、食育を実践することが難しくなっていくでしょう。
まず、忙しい日常生活の中で、家族そろって食事をとる機会が減少しています。
共食の減少は、食事の大切さや食文化の継承を阻害する要因となります。
加えて、外食や中食の増加に伴い、野菜不足や塩分過剰などの偏った食生活が問題となっています。
さらに、子どもの食習慣の形成期において、親自身が適切な食習慣を持っていないケースも少なくありません。
親の食生活が子どもの食行動に大きな影響を及ぼすため、親自身の食育が重要となります。
これらの課題に対し、家庭や地域、職場などのさまざまな場において、子育て世代への効果的な食育支援が求められます。
ライフステージに応じた食育の推進が、健康的な社会の実現につながるのです。
2-3高齢者における食育の重要性
高齢期は、心身の変化に伴い、食生活に課題を抱えやすい時期です。
嚥下機能の低下や食欲の減退、孤食の増加など、さまざまな問題に直面することがあります。
これらの課題に適切に対応できない場合、健康状態の悪化などにつながる恐れがあります。
そのため、高齢者に対する食育は極めて重要です。適切な栄養摂取や楽しい食事の方法、食事準備のコツなどを学ぶことで、高齢者自身が自立した食生活を送れるようになります。
また、家族や地域の人々との交流を深め、孤食を防ぐことも期待できるでしょう。
さらに、高齢者の食育を通じて、加齢に伴う身体機能の変化への理解を深めることも重要です。
高齢期は健康寿命を延ばす最後のチャンスとも言えます。
食育を通じて、高齢者自身が食生活の改善に取り組み、生涯にわたる健康的な生活を実現することが期待されているのです。
03健康的な食生活のためのポイント
・植物性タンパク質の摂取
・食物繊維の摂取
・ビタミン・ミネラルの摂取
・脂質の質と量
こちらを順にご紹介します。
3-1植物性タンパク質の摂取
タンパク質は、筋肉や細胞の材料になる栄養素で、健康的な生活に欠かせません。
一般的にタンパク質の供給源として、肉、魚、卵などの動物性タンパク質が知られていますが、近年、植物性タンパク質にも注目が集まっています。
植物性タンパク質には、豆類、穀物、ナッツ類などが含まれます。
これらは動物性タンパク質と比べて、飽和脂肪酸やコレステロールが少ないのが特徴です。
また、食物繊維や、心臓病予防効果のあるポリフェノール、抗酸化作用のあるビタミンなども同時に摂取できる利点があります。
さらに、地球環境への負荷が少ない植物性タンパク質は、持続可能な食生活の観点からも注目されています。
ただし、植物性タンパク質は動物性に比べてアミノ酸バランスが劣るため、相補的なタンパク質として組み合わせて摂取することが重要です。
健康的な食生活のために、動物性と植物性のタンパク質を適切に組み合わせ、バランスの取れた摂取を心がけることが望ましいといえるでしょう。
3-2食物繊維の摂取
食物繊維は、ヒトが消化・吸収できない植物由来の成分です。
しかし、体内では重要な役割を果たしています。
まず、食物繊維は腸内環境の改善に貢献します。腸内細菌の増殖を促し、便秘の予防や改善に効果があるでしょう。
さらに、コレステロールの吸収を抑え、血糖値の上昇を緩やかにするなど、生活習慣病の予防にも役立ちます。
また、食物繊維は消化管内で膨張し、早期の満腹感を得られるため、適量の摂取は肥満予防にもつながります。
食物繊維の主な供給源は、穀物、野菜、果物、きのこ類、海藻類などの植物性食品です。
特に食べ残しの少ない食べ方をすれば、より多くの食物繊維が取れます。
ただし、一度に大量の食物繊維を摂取すると、腹部膨満感や下痢などの症状が現れる可能性があるため、徐々に摂取量を増やしていくことが大切です。
健康的な食生活のためには、主食、主菜、副菜をバランス良く組み合わせ、食物繊維を適量摂取することが望ましいといえるでしょう。
3-3ビタミン・ミネラルの摂取
ビタミンやミネラルは、私たちの体を正常に機能させるために不可欠な栄養素です。
例えば、ビタミンAは視力や皮膚の健康維持に、ビタミンCは免疫力の向上に役立ちます。
一方、鉄やカルシウムなどのミネラルは、赤血球の形成や骨の健康維持に必要不可欠です。
これらの栄養素は、バランスの取れた食事から効果的に摂取できます。
特に、新鮮な野菜や果物、穀物、乳製品、海魚などに多く含まれています。
加工食品は栄養素が失われている場合もあるため、できるだけ生鮮食品を選ぶことが望ましいでしょう。
ただし、一部のビタミンやミネラルは過剰摂取によって体に悪影響を及ぼす可能性があるため、適切な量を心がける必要があります。
健康的な食生活のためには、食事の際に、カラフルな野菜や果物、穀物、魚介類などを組み合わせ、バランスの取れた摂取を心がけることが重要です。
そうすることで、ビタミンやミネラルを効果的に取り入れることができるでしょう。
3-4脂質の質と量
脂質は、エネルギー供給や細胞膜の構成成分としての役割を果たします。
しかし、脂質の過剰摂取は、肥満や心臓病、高コレステロール血症といった生活習慣病のリスク因子となります。
まず、脂質の質について。動物性脂肪やトランス脂肪酸などの飽和脂肪酸は、LDLコレステロールを上昇させる傾向があります。
一方、オメガ3脂肪酸などの不飽和脂肪酸は、HDLコレステロールを増加させ、心臓病のリスクを下げる効果が期待できるでしょう。
次に、脂質の量について。
1日の脂質摂取量の目安は、総エネルギー摂取量の20〜30%程度とされています。
ただし、個人差も大きいため、自身の体調や検査値を確認しながら、適切な脂質量を見極める必要があります。
健康的な食生活のためには、植物性油脂やオメガ3脂肪酸を多く含む食品、例えば、オリーブオイル、アボカド、サーモン、マグロなどを積極的に摂取し、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の摂取を控えることが大切です。
また、脂質の過剰摂取にも注意を払うことで、バランスの取れた食生活を送ることができるでしょう。
04健康的な食生活のための実践ポイント
・食事リズムの改善
・調理方法の工夫
・食事環境の改善
こちらを順にご紹介します。
4-1食事リズムの改善
適切な食事リズムを維持することは、ストレス軽減や体重管理、栄養バランスの改善など、様々な面で健康維持に役立ちます。
まず、1日3食の規則正しい食事を心がけましょう。
朝食を抜くと、昼夜の食べ過ぎにつながり、適切な栄養が取れなくなる可能性があります。
また、空腹感が高まることで、間食の誘惑にも負けやすくなります。
次に、食事時間の設定も大切です。
例えば、朝は7時頃、昼は12時頃、夕方は18時頃といった具合に、ある程度決まった時間に食事をとることで、体内時計が整い、消化吸収も良好になります。
さらに、1日3食以外にも、軽めの間食を取ることをおすすめします。
これにより、血糖値の急激な上下を抑え、エネルギーを安定して供給することができます。
ただし、間食はおなかが空いたときに取るようにし、過剰にならないよう注意が必要です。
健康的な食生活を送るためには、食事リズムを整えることが不可欠です。
1日3食を基本に、決まった時間に食事をとり、間食も適度に取り入れることで、心身ともに健康的な状態を維持できるでしょう。
4-2調理方法の工夫
調理方法を適切に選択することで、栄養成分の損失を最小限に抑え、より健康的な仕上がりを得ることができます。
まず、油を使う調理法については、フライ調理ではなく、蒸す、煮る、焼く等の調理法を優先しましょう。
フライ調理は油の吸収が多く、脂肪やカロリーの摂取が高くなります。
一方、蒸す、煮る、焼くといった調理法は、食材の栄養素を効率的に引き出すことができます。
次に、野菜の調理について。野菜は熱に弱い栄養素が多いため、短時間の調理が望ましいです。
できるだけ水分を少なくし、アルデンテに仕上げることで、ビタミンやミネラルの損失を抑えられます。
また、刻みや粉砕などの前処理を施すことで、体内での吸収が良くなる場合もあります。
さらに、塩分や調味料の使い方にも気をつけましょう。
過剰な塩分摂取は高血圧のリスクを高めるため、控えめにし、代わりに香辛料やハーブを活用すると良いでしょう。
健康的な食生活のためには、調理方法を工夫することが重要です。
油を控えめにし、野菜を短時間で優しく調理し、塩分も控えめにすることで、美味しくて栄養価の高い食事を実現できます。
4-3食事環境の改善
食事環境の整備は、ストレス軽減や集中力向上、食べ過ぎの防止など、様々な面で健康的な食生活につながります。
まず、食事時の場所についてです。
食事は、できるだけキッチンや食堂といった専用の場所で行うことが望ましいでしょう。
リビングやテレビを見ながらの食事は、無意識に食べ過ぎてしまう可能性があります。
次に、食事時の雰囲気作りも大切です。
穏やかな音楽を流したり、心地よい照明を用意したりするなど、リラックスできる空間を作ることで、ゆっくりと食事を楽しむことができます。
さらに、食事中は会話を交わすことをおすすめします。
家族や友人と会話しながら食事をすると、ストレス解消にもなり、食事の満足度も高まります。
一人で食事をする場合でも、本を読んだり音楽を聴いたりするなど、心地よい時間を過ごすことが大切です。
健康的な食生活のためには、食事環境の整備が不可欠です。
専用の場所で落ち着いて食事を取り、リラックスできる雰囲気作りに心がけることで、心身ともに健康的な状態を維持できるでしょう。
05地域や社会で取り組む食育
・地域や食文化の継承
・食育活動の広がり
こちらを順にご紹介します。
5-1地域や食文化の継承
地域によって異なる食材や調理法、食習慣などの食文化は、その地域の歴史や自然環境、生活様式を反映しています。
これらの食文化を大切に継承していくことは、地域アイデンティティの醸成や、健康的な食生活の実現につながるでしょう。
具体的な取り組み例としては、まず地域の伝統料理の保存や伝承があげられます。
高齢化に伴い、郷土料理の調理技術が失われつつある地域も多いため、地域の料理人や高齢者からレシピを学び、若い世代に継承する取り組みが行われています。
また、地域の食材を活用したメニューの開発や、地元の生産者と消費者を結びつけるマルシェの開催なども行われています。
これらの取り組みを通じて、地域の食材の重要性や魅力を再発見し、地域経済の活性化にもつなげることができるでしょう。
さらに、学校での食育授業では、地域の食文化を学ぶ機会を設けるのも効果的です。
子供たちが郷土料理を作ったり、生産者を招いて食材の話を聞いたりするなど、地域への愛着を育むことができます。
地域の食文化を守り、次世代に引き継いでいくことは、健康的な食生活の実現とともに、地域コミュニティの活性化にもつながる重要な取り組みといえるでしょう。
5-2食育活動の広がり
活動の対象者が幅広くなってきていることが挙げられます。
従来は主に子供を対象とした取り組みが多かったのですが、最近では高齢者や障がい者、外国人など、地域の様々な世代や属性の人々を対象とした活動が増えてきています。
また、活動の内容も多様化しています。単に食に関する知識を教えるだけでなく、調理実習やフードロス削減、地域の食文化の継承といった、実践的な取り組みも行われるようになってきました。
さらに、活動の主体も拡大しています。
行政主導の取り組みに加えて、NPO法人やボランティア団体、企業など、多様な主体が食育活動に関わるようになっています。
これにより、地域のニーズに合わせたきめ細かな活動が可能になっています。
加えて、活動の場も広がっています。学校や公共施設だけでなく、商業施設やイベント会場など、人々が集まる様々な場所で食育活動が行われるようになってきました。
このように、地域や社会における食育活動は着実に広がりを見せています。
対象者や活動内容、主体、場所の多様化によって、地域の実情に合った効果的な食育が展開されつつあるのが現状です。
02食育を学ぶメリット
食事は頭や体の活性化につながるだけではなく心の栄養にもなる生活習慣です。
食育を学ぶことは子どもにとって非常に多くのメリットがあります。
ここでは子どもが食育を学ぶメリットをご紹介します。
2-1子どもの学力・体力が向上する
上述の学力テストの結果を見てもわかるように朝食と学力の間には因果関係があります。
栄養バランスが整った食事を規則正しく摂ることは集中力と学習能力のアップにつながります。
毎日の食事の中では特に朝食が重要です。
朝食を抜くと午前中エネルギー不足状態となります。その結果脳や筋肉が十分に働かなくなります。
バランスの整った朝食をしっかり食べるとエネルギー満タンに。
エネルギーが充満すると身体全体の能力を十分に発揮できます。
2-2子どもの情緒が育つ
食事の時間のコミュニケーションによって社会で通用するマナーや振る舞いが身に付きます。
日本の食文化・世界の食糧事情などを教えることで、子どもたちは食べることへの感謝の気持ちを学びます。
03食育基本法とは?
2005年に制定された「食育基本法」には食に関する教育の重要性がわかりやすく書かれています。
ここでは「食育基本法の基本理念」と「食育基本法の重点課題」についてご紹介します。
3-1食育基本法の基本理念
食育基本法の第2条~第8条は「食育に関する基本理念」を定義。
7つの基本理念を読んでいくと食育の重要さが理解できます。
・第2条 国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成
・第3条 食に関する感謝の念と理解
・第4条 食育推進運動の展開
・第5条 子どもの食育における保護者、教育関係者等の役割
・第6条 食に関する体験活動と食育推進活動の実践
・第7条 伝統的な食文化、環境と調和した生産等への配意及び農山漁村の活性化と食料自給率の��上への貢献
・第8条 食品の安全性の確保等における食育の役割
基本理念をまとめると、食育は「国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成」を目的にしています。
その目的を達成するには「食に関する感謝の念と理解」が必要です。
「感謝の念と理解」を育てるのに保護者や教育関係者が重要な役割を果たします。食に関する体験活動を実施したり、食糧生産者と交流を持ったりすることが食育に役立ちます。
3-2食育基本法の重点課題
食育基本法の第16条は食育を推進するため「食育推進基本計画」を作成することを定め、「第3次食育推進基本計画」が実施されました。
5つの重点課題と目標が設定されています。
①若い世代を中心とした食育の推進
20代~30代の若い世代は「これから親になる世代」ですが、「食に関する知識に乏しい」「意識が低い」という問題が。
具体的な目標は、朝食を欠食する子供の割合を0%にし、食の安全性に関する基礎的な知識を持ち自ら判断する若者の割合を増やすこととしています。
②多様な暮らしに対応した食育の推進
単独世帯やひとり親世帯が増えているため、地域に暮らすさまざまな人が集まって一緒に食事する「共食」を推奨。
具体的な目標は、朝食や夕食を家族とともに食べる「共食」の回数を増やし、地域などで共食する割合も増やすこととしています。
③健康寿命の延伸につながる食育の推進
健康寿命を延ばし平均寿命と健康寿命の差を縮めるため、生活習慣病の予防・改善を重視。
具体的な目標は、バランスの摂れた食事を1日2回以上ほぼ毎日食べる国民の割合を増やすこと、適正体重や減塩に注意する国民の割合を増やすこととしています。
④食の循環や環境を意識した食育の推進
食品ロスを減らす取り組みを実施。
具体的な目標は、学校給食における地場産物使用の割合を増やし、食品ロス削減のため何らかの行動をしている国民の割合を増やすこととしています。
⑤食文化の継承に向けた食育の推進
上の世代から食文化を引き継がない人の増加が想定されるため、教育関係者や食品関連事業者など、さまざまな立場の人の連携を推奨。
具体的な目標は、伝統的な料理や作法を継承し伝える国民と、それを引き継ぐ若い世代の割合を増やすこととしています。
04食育を通じて学べる5つのポイント
食育の実践からどのようなことが学べるのでしょうか。ここでは5つのポイントについてご紹介します。
4-1食への感謝
「いただきます」「ごちそうさま」に込められている食への感謝の気持ち。
農林漁業体験、食品工場・市場などの見学によって、食べ物を残さず食べ、無駄なく調理する大切さを学びます。
4-2栄養のバランスを学べる
主食、主菜、副菜の組み合わせを意識することで栄養バランスを考えるきっかけになります。
4-3社会性を育む
手洗い・配膳の仕方・食器の並べ方・片付け・食事中の姿勢やマナーなど、食を通じたコミュニケーションによってさまざまな学びがあります。
4-4食の安全について学ぶ
食育を通して、BSE(牛海綿状脳症)・輸入野菜の残留農薬問題・国内の無登録農薬の使用などの問題を考える機会を設けることで、子どものときから食品の選び方をしっかりと学べます。
4-5伝統的な食文化の継承
学校給食の献立に郷土料理や行事食などを取り入れることで、子どもたちは地域への理解を深め郷土愛を持つようになるでしょう。
05保育園の食育活動
保育園では乳幼児期から良い習慣を身に付けるための食育指導を実施。
厚生労働省「楽しく食べる子供に~保育所における食育に関する指針~」を元に、保育園は5つの子ども像の実現を目指します。
ここでは5つの「子ども像」についてご紹介します。
5-1お腹がすくリズムのもてる子ども
保育園では午前中に散歩などで体を使い、給食の時間にお腹が空くような習慣づくりをします。
1日3食しっかりごはんを食べる生活習慣を整えることが大切です。
5-2食べたいもの、好きなものが増える子ども
保育園ではお誕生会や行事食といった特別な日を設け、食の楽しみが増えるように工夫をしています。
ワクワクするイベントや季節感を感じることで、子どもたちは食べることが楽しいと感じるでしょう。
5-3一緒に食べたい人がいる子ども
保育園では先生やお友達のみんなと一緒に給食やお弁当を食べます。
そうした経験から、人と一緒に食事を楽しめる子どもに育ちます。
5-4食事づくり、準備に関わる子ども
保育園では「収穫体験」や「クッキング体験」など体験型のイベントがあります。
イベントでは盛り付け・食事マナーを学べます。
さらに栽培して収穫したものを自分たちで料理して食べる経験により、食に感謝する心を育めるでしょう。
5-5食べ物を話題にする子ども
保育園では子どもたちが調理師・栄養士・農家の人に接する機会を作ります。
そのような取り組みにより、食べ物に関する興味・関心を高め自然に食べ物の話ができる子どもに成長します。
06食育の主な資格
食育の資格は以下の通り多種多様です。
公的なものはなく民間の団体が独自にカリキュラムや試験を設定。
食育の資格を取りたいと考えている方は参考にしてください。
6-1食生活アドバイザー
一般社団法人FLAネットワーク協会が認定する民間資格。
受験資格に制限はなく、食に興味がある方ならどんな方でも受験できます。
食生活アドバイザーは人が健康な生活を送るための食生活を広い視野に立ってトータルに提案するための資格です。
6-2食育健康アドバイザー®
日本安全食料料理協会が認定する民間資格。
資格によって栄養学の知識や実践方法、安全な食材の見分け方、正しい食生活を指導する力が身につきます。
初心者の方でも食育の基本から実践力まで学べるおすすめの資格です。
合格すると名刺や履歴書に「食育健康アドバイザー®」と正式に記載できます。
食育健康アドバイザー®の資格が取れる講座はこちら
6-3食育インストラクター
NPO日本食育インストラクター協会が認定する民間資格。
食育インストラクターは家庭・幼稚園・保育園・学校・食品メーカー・高齢者施設・病院などで活かせる資格です。
健康管理や食習慣について専門的な知識・技術を習得できます。
6-4食育実践プランナー
一般社団法人日本味育協会が認定する民間資格。
在宅受験の資格です。
食育実践プランナーは資格習得後に選ぶ食事のレベルが上がり、おいしい食材を見分けられるようになります。
6-5食育指導士
NPO法人日本食育協会が認定する民間資格。
食育指導士はあらゆる世代の人々に食育の意義を伝えることができます。
07食育を学びながら資格も取れます!
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08まとめ
健康的な食生活を心がけることは、大人にとっても重要です。
バランスの良い食事を心がけることで、様々な栄養素を摂取し、体調を維持することができます。
また、加工食品やファーストフードなどの過剰な摂取は控えめにし、できるだけ新鮮な食材を使って自作の料理を心がけましょう。
適量の食事と適度な運動を組み合わせることが、健康的な生活につながります。
さらに、ストレスの多い現代社会では、食事の際に落ち着いて味わうことも大切です。
急ぐことなく、家族や友人と楽しく会話しながら食事をすることで、心身ともにリフレッシュできるでしょう。
大人になってからも、自身の食生活を見直し、健康的な習慣を身に付けていくことが重要です。
バランスの良い食事と適度な運動を心がけることで、活力ある毎日を送ることができるでしょう。健康的な食生活に関わる食育は生きる上で欠かせません。
食育を学ぶことで健康的な食事を作れるようにもなります。
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食育を学ぶことは子どもにとって非常に多くのメリットがあります。
ここでは子どもが食育を学ぶメリットをご紹介します。
2-1子どもの学力・体力が向上する
上述の学力テストの結果を見てもわかるように朝食と学力の間には因果関係があります。
栄養バランスが整った食事を規則正しく摂ることは集中力と学習能力のアップにつながります。
毎日の食事の中では特に朝食が重要です。
朝食を抜くと午前中エネルギー不足状態となります。その結果脳や筋肉が十分に働かなくなります。
バランスの整った朝食をしっかり食べるとエネルギー満タンに。
エネルギーが充満すると身体全体の能力を十分に発揮できます。
2-2子どもの情緒が育つ
食事の時間のコミュニケーションによって社会で通用するマナーや振る舞いが身に付きます。
日本の食文化・世界の食糧事情などを教えることで、子どもたちは食べることへの感謝の気持ちを学びます。
ここでは「食育基本法の基本理念」と「食育基本法の重点課題」についてご紹介します。
3-1食育基本法の基本理念
食育基本法の第2条~第8条は「食育に関する基本理念」を定義。
7つの基本理念を読んでいくと食育の重要さが理解できます。
・第2条 国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成
・第3条 食に関する感謝の念と理解
・第4条 食育推進運動の展開
・第5条 子どもの食育における保護者、教育関係者等の役割
・第6条 食に関する体験活動と食育推進活動の実践
・第7条 伝統的な食文化、環境と調和した生産等への配意及び農山漁村の活性化と食料自給率の��上への貢献
・第8条 食品の安全性の確保等における食育の役割
基本理念をまとめると、食育は「国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成」を目的にしています。
その目的を達成するには「食に関する感謝の念と理解」が必要です。
「感謝の念と理解」を育てるのに保護者や教育関係者が重要な役割を果たします。食に関する体験活動を実施したり、食糧生産者と交流を持ったりすることが食育に役立ちます。
3-2食育基本法の重点課題
食育基本法の第16条は食育を推進するため「食育推進基本計画」を作成することを定め、「第3次食育推進基本計画」が実施されました。
5つの重点課題と目標が設定されています。
①若い世代を中心とした食育の推進
20代~30代の若い世代は「これから親になる世代」ですが、「食に関する知識に乏しい」「意識が低い」という問題が。
具体的な目標は、朝食を欠食する子供の割合を0%にし、食の安全性に関する基礎的な知識を持ち自ら判断する若者の割合を増やすこととしています。
②多様な暮らしに対応した食育の推進
単独世帯やひとり親世帯が増えているため、地域に暮らすさまざまな人が集まって一緒に食事する「共食」を推奨。
具体的な目標は、朝食や夕食を家族とともに食べる「共食」の回数を増やし、地域などで共食する割合も増やすこととしています。
③健康寿命の延伸につながる食育の推進
健康寿命を延ばし平均寿命と健康寿命の差を縮めるため、生活習慣病の予防・改善を重視。
具体的な目標は、バランスの摂れた食事を1日2回以上ほぼ毎日食べる国民の割合を増やすこと、適正体重や減塩に注意する国民の割合を増やすこととしています。
④食の循環や環境を意識した食育の推進
食品ロスを減らす取り組みを実施。
具体的な目標は、学校給食における地場産物使用の割合を増やし、食品ロス削減のため何らかの行動をしている国民の割合を増やすこととしています。
⑤食文化の継承に向けた食育の推進
上の世代から食文化を引き継がない人の増加が想定されるため、教育関係者や食品関連事業者など、さまざまな立場の人の連携を推奨。
具体的な目標は、伝統的な料理や作法を継承し伝える国民と、それを引き継ぐ若い世代の割合を増やすこととしています。
04食育を通じて学べる5つのポイント
食育の実践からどのようなことが学べるのでしょうか。ここでは5つのポイントについてご紹介します。
4-1食への感謝
「いただきます」「ごちそうさま」に込められている食への感謝の気持ち。
農林漁業体験、食品工場・市場などの見学によって、食べ物を残さず食べ、無駄なく調理する大切さを学びます。
4-2栄養のバランスを学べる
主食、主菜、副菜の組み合わせを意識することで栄養バランスを考えるきっかけになります。
4-3社会性を育む
手洗い・配膳の仕方・食器の並べ方・片付け・食事中の姿勢やマナーなど、食を通じたコミュニケーションによってさまざまな学びがあります。
4-4食の安全について学ぶ
食育を通して、BSE(牛海綿状脳症)・輸入野菜の残留農薬問題・国内の無登録農薬の使用などの問題を考える機会を設けることで、子どものときから食品の選び方をしっかりと学べます。
4-5伝統的な食文化の継承
学校給食の献立に郷土料理や行事食などを取り入れることで、子どもたちは地域への理解を深め郷土愛を持つようになるでしょう。
05保育園の食育活動
保育園では乳幼児期から良い習慣を身に付けるための食育指導を実施。
厚生労働省「楽しく食べる子供に~保育所における食育に関する指針~」を元に、保育園は5つの子ども像の実現を目指します。
ここでは5つの「子ども像」についてご紹介します。
5-1お腹がすくリズムのもてる子ども
保育園では午前中に散歩などで体を使い、給食の時間にお腹が空くような習慣づくりをします。
1日3食しっかりごはんを食べる生活習慣を整えることが大切です。
5-2食べたいもの、好きなものが増える子ども
保育園ではお誕生会や行事食といった特別な日を設け、食の楽しみが増えるように工夫をしています。
ワクワクするイベントや季節感を感じることで、子どもたちは食べることが楽しいと感じるでしょう。
5-3一緒に食べたい人がいる子ども
保育園では先生やお友達のみんなと一緒に給食やお弁当を食べます。
そうした経験から、人と一緒に食事を楽しめる子どもに育ちます。
5-4食事づくり、準備に関わる子ども
保育園では「収穫体験」や「クッキング体験」など体験型のイベントがあります。
イベントでは盛り付け・食事マナーを学べます。
さらに栽培して収穫したものを自分たちで料理して食べる経験により、食に感謝する心を育めるでしょう。
5-5食べ物を話題にする子ども
保育園では子どもたちが調理師・栄養士・農家の人に接する機会を作ります。
そのような取り組みにより、食べ物に関する興味・関心を高め自然に食べ物の話ができる子どもに成長します。
06食育の主な資格
食育の資格は以下の通り多種多様です。
公的なものはなく民間の団体が独自にカリキュラムや試験を設定。
食育の資格を取りたいと考えている方は参考にしてください。
6-1食生活アドバイザー
一般社団法人FLAネットワーク協会が認定する民間資格。
受験資格に制限はなく、食に興味がある方ならどんな方でも受験できます。
食生活アドバイザーは人が健康な生活を送るための食生活を広い視野に立ってトータルに提案するための資格です。
6-2食育健康アドバイザー®
日本安全食料料理協会が認定する民間資格。
資格によって栄養学の知識や実践方法、安全な食材の見分け方、正しい食生活を指導する力が身につきます。
初心者の方でも食育の基本から実践力まで学べるおすすめの資格です。
合格すると名刺や履歴書に「食育健康アドバイザー®」と正式に記載できます。
食育健康アドバイザー®の資格が取れる講座はこちら
6-3食育インストラクター
NPO日本食育インストラクター協会が認定する民間資格。
食育インストラクターは家庭・幼稚園・保育園・学校・食品メーカー・高齢者施設・病院などで活かせる資格です。
健康管理や食習慣について専門的な知識・技術を習得できます。
6-4食育実践プランナー
一般社団法人日本味育協会が認定する民間資格。
在宅受験の資格です。
食育実践プランナーは資格習得後に選ぶ食事のレベルが上がり、おいしい食材を見分けられるようになります。
6-5食育指導士
NPO法人日本食育協会が認定する民間資格。
食育指導士はあらゆる世代の人々に食育の意義を伝えることができます。
07食育を学びながら資格も取れます!
食育健康アドバイザー®の資格が取れる講座はこちら
食育についてもっと詳しく学んで資格も取ってみたい、時間が取れないけれどやってみたい、そんなあなたには通信教育で学べる食育健康アドバイザー®講座がピッタリです!
「諒(りょう)設計アーキテクトラーニング」の通信講座は自宅で食育を学びながら食育の2つの資格がわずか2ヵ月で取得できます。
①食育健康アドバイザー
②管理健康栄養インストラクター
講座には通常の講座とスペシャル講座があります。
通常の講座:2つの資格試験をそれぞれ受験し合格することで資格取得
スペシャル講座:課題を全てクリアし、コースを卒業すると試験免除となり、卒業と同時に2資格取得
食育健康アドバイザー®は仕事でも家庭でも毎日の生活に活かせる資格です。
この講座では食について栄養・健康・食文化・食品学など食に関する必要な知識を丸ごと自宅で学べます。
家族の健康のために食の知識を活かしたい方から保育士・調理師など食に関する仕事に携わっている方まで、自分のペースで学習したい方にピッタリです。
楽しみながら勉強でき講座終了後に食育の資格が習得できるので一石二鳥です。
通信教育で食育を勉強しながら2つの資格取得を目指し、学んだ知識を食育の分野で活かしてみませんか。
08まとめ
健康的な食生活を心がけることは、大人にとっても重要です。
バランスの良い食事を心がけることで、様々な栄養素を摂取し、体調を維持することができます。
また、加工食品やファーストフードなどの過剰な摂取は控えめにし、できるだけ新鮮な食材を使って自作の料理を心がけましょう。
適量の食事と適度な運動を組み合わせることが、健康的な生活につながります。
さらに、ストレスの多い現代社会では、食事の際に落ち着いて味わうことも大切です。
急ぐことなく、家族や友人と楽しく会話しながら食事をすることで、心身ともにリフレッシュできるでしょう。
大人になってからも、自身の食生活を見直し、健康的な習慣を身に付けていくことが重要です。
バランスの良い食事と適度な運動を心がけることで、活力ある毎日を送ることができるでしょう。健康的な食生活に関わる食育は生きる上で欠かせません。
食育を学ぶことで健康的な食事を作れるようにもなります。
もっと食育の知識を得たいという方は、「諒(りょう)設計アーキテクトラーニング」の「食育健康アドバイザー®講座」がおすすめです。
食材に含まれている栄養素やその効果、虫歯についても学ぶことができ、さらに資格も習得できます。
資格を習得すればお仕事のチャンスも広がりますので、この機会に講座で勉強してみてはいかがでしょうか。
4-1食への感謝
「いただきます」「ごちそうさま」に込められている食への感謝の気持ち。
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4-2栄養のバランスを学べる
主食、主菜、副菜の組み合わせを意識することで栄養バランスを考えるきっかけになります。
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食育を通して、BSE(牛海綿状脳症)・輸入野菜の残留農薬問題・国内の無登録農薬の使用などの問題を考える機会を設けることで、子どものときから食品の選び方をしっかりと学べます。
4-5伝統的な食文化の継承
学校給食の献立に郷土料理や行事食などを取り入れることで、子どもたちは地域への理解を深め郷土愛を持つようになるでしょう。
厚生労働省「楽しく食べる子供に~保育所における食育に関する指針~」を元に、保育園は5つの子ども像の実現を目指します。
ここでは5つの「子ども像」についてご紹介します。
5-1お腹がすくリズムのもてる子ども
保育園では午前中に散歩などで体を使い、給食の時間にお腹が空くような習慣づくりをします。
1日3食しっかりごはんを食べる生活習慣を整えることが大切です。
5-2食べたいもの、好きなものが増える子ども
保育園ではお誕生会や行事食といった特別な日を設け、食の楽しみが増えるように工夫をしています。
ワクワクするイベントや季節感を感じることで、子どもたちは食べることが楽しいと感じるでしょう。
5-3一緒に食べたい人がいる子ども
保育園では先生やお友達のみんなと一緒に給食やお弁当を食べます。
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5-4食事づくり、準備に関わる子ども
保育園では「収穫体験」や「クッキング体験」など体験型のイベントがあります。
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5-5食べ物を話題にする子ども
保育園では子どもたちが調理師・栄養士・農家の人に接する機会を作ります。
そのような取り組みにより、食べ物に関する興味・関心を高め自然に食べ物の話ができる子どもに成長します。
06食育の主な資格
食育の資格は以下の通り多種多様です。
公的なものはなく民間の団体が独自にカリキュラムや試験を設定。
食育の資格を取りたいと考えている方は参考にしてください。
6-1食生活アドバイザー
一般社団法人FLAネットワーク協会が認定する民間資格。
受験資格に制限はなく、食に興味がある方ならどんな方でも受験できます。
食生活アドバイザーは人が健康な生活を送るための食生活を広い視野に立ってトータルに提案するための資格です。
6-2食育健康アドバイザー®
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資格によって栄養学の知識や実践方法、安全な食材の見分け方、正しい食生活を指導する力が身につきます。
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6-3食育インストラクター
NPO日本食育インストラクター協会が認定する民間資格。
食育インストラクターは家庭・幼稚園・保育園・学校・食品メーカー・高齢者施設・病院などで活かせる資格です。
健康管理や食習慣について専門的な知識・技術を習得できます。
6-4食育実践プランナー
一般社団法人日本味育協会が認定する民間資格。
在宅受験の資格です。
食育実践プランナーは資格習得後に選ぶ食事のレベルが上がり、おいしい食材を見分けられるようになります。
6-5食育指導士
NPO法人日本食育協会が認定する民間資格。
食育指導士はあらゆる世代の人々に食育の意義を伝えることができます。
07食育を学びながら資格も取れます!
食育健康アドバイザー®の資格が取れる講座はこちら
食育についてもっと詳しく学んで資格も取ってみたい、時間が取れないけれどやってみたい、そんなあなたには通信教育で学べる食育健康アドバイザー®講座がピッタリです!
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①食育健康アドバイザー
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楽しみながら勉強でき講座終了後に食育の資格が習得できるので一石二鳥です。
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08まとめ
健康的な食生活を心がけることは、大人にとっても重要です。
バランスの良い食事を心がけることで、様々な栄養素を摂取し、体調を維持することができます。
また、加工食品やファーストフードなどの過剰な摂取は控えめにし、できるだけ新鮮な食材を使って自作の料理を心がけましょう。
適量の食事と適度な運動を組み合わせることが、健康的な生活につながります。
さらに、ストレスの多い現代社会では、食事の際に落ち着いて味わうことも大切です。
急ぐことなく、家族や友人と楽しく会話しながら食事をすることで、心身ともにリフレッシュできるでしょう。
大人になってからも、自身の食生活を見直し、健康的な習慣を身に付けていくことが重要です。
バランスの良い食事と適度な運動を心がけることで、活力ある毎日を送ることができるでしょう。健康的な食生活に関わる食育は生きる上で欠かせません。
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6-1食生活アドバイザー
一般社団法人FLAネットワーク協会が認定する民間資格。
受験資格に制限はなく、食に興味がある方ならどんな方でも受験できます。
食生活アドバイザーは人が健康な生活を送るための食生活を広い視野に立ってトータルに提案するための資格です。
6-2食育健康アドバイザー®
日本安全食料料理協会が認定する民間資格。
資格によって栄養学の知識や実践方法、安全な食材の見分け方、正しい食生活を指導する力が身につきます。
初心者の方でも食育の基本から実践力まで学べるおすすめの資格です。
合格すると名刺や履歴書に「食育健康アドバイザー®」と正式に記載できます。
6-3食育インストラクター
NPO日本食育インストラクター協会が認定する民間資格。
食育インストラクターは家庭・幼稚園・保育園・学校・食品メーカー・高齢者施設・病院などで活かせる資格です。
健康管理や食習慣について専門的な知識・技術を習得できます。
6-4食育実践プランナー
一般社団法人日本味育協会が認定する民間資格。
在宅受験の資格です。
食育実践プランナーは資格習得後に選ぶ食事のレベルが上がり、おいしい食材を見分けられるようになります。
6-5食育指導士
NPO法人日本食育協会が認定する民間資格。
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①食育健康アドバイザー
②管理健康栄養インストラクター
講座には通常の講座とスペシャル講座があります。
通常の講座:2つの資格試験をそれぞれ受験し合格することで資格取得
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楽しみながら勉強でき講座終了後に食育の資格が習得できるので一石二鳥です。
通信教育で食育を勉強しながら2つの資格取得を目指し、学んだ知識を食育の分野で活かしてみませんか。
08まとめ
健康的な食生活を心がけることは、大人にとっても重要です。
バランスの良い食事を心がけることで、様々な栄養素を摂取し、体調を維持することができます。
また、加工食品やファーストフードなどの過剰な摂取は控えめにし、できるだけ新鮮な食材を使って自作の料理を心がけましょう。
適量の食事と適度な運動を組み合わせることが、健康的な生活につながります。
さらに、ストレスの多い現代社会では、食事の際に落ち着いて味わうことも大切です。
急ぐことなく、家族や友人と楽しく会話しながら食事をすることで、心身ともにリフレッシュできるでしょう。
大人になってからも、自身の食生活を見直し、健康的な習慣を身に付けていくことが重要です。
バランスの良い食事と適度な運動を心がけることで、活力ある毎日を送ることができるでしょう。健康的な食生活に関わる食育は生きる上で欠かせません。
食育を学ぶことで健康的な食事を作れるようにもなります。
もっと食育の知識を得たいという方は、「諒(りょう)設計アーキテクトラーニング」の「食育健康アドバイザー®講座」がおすすめです。
食材に含まれている栄養素やその効果、虫歯についても学ぶことができ、さらに資格も習得できます。
資格を習得すればお仕事のチャンスも広がりますので、この機会に講座で勉強してみてはいかがでしょうか。
バランスの良い食事を心がけることで、様々な栄養素を摂取し、体調を維持することができます。
また、加工食品やファーストフードなどの過剰な摂取は控えめにし、できるだけ新鮮な食材を使って自作の料理を心がけましょう。
適量の食事と適度な運動を組み合わせることが、健康的な生活につながります。
さらに、ストレスの多い現代社会では、食事の際に落ち着いて味わうことも大切です。
急ぐことなく、家族や友人と楽しく会話しながら食事をすることで、心身ともにリフレッシュできるでしょう。
大人になってからも、自身の食生活を見直し、健康的な習慣を身に付けていくことが重要です。
バランスの良い食事と適度な運動を心がけることで、活力ある毎日を送ることができるでしょう。健康的な食生活に関わる食育は生きる上で欠かせません。
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この講座は!プロの監修を受けています!
フードアナリストの資格を持つ占い師として、風水や西洋占星術など占いを活用した「ラッキー〇〇」として有名企業の企画の執筆も手掛ける。