タロットの意味と読み方のコツとは?組み合わせやリーディング
タロット占いでリーディングするコツとは何でしょうか。カードの組み合わせの意味や直感を活かす理由、最終結果が悪い時や逆位置ばかりの時の読み方とは。今回はタロットリーディングについて詳しくまとめました。
占いの中でも人気の高いタロットカード。カードの種類や意味も豊富なので、詳しいことまで占える反面、自分でやってみるには敷居が高いと思っている方も多いのではないでしょうか。しかしタロットは読み方や流れのコツを押さえれば、初心者でも比較的簡単に扱うことができます。今回はタロットカードの読み方のポイントなどをご紹介します。

- 目次
- 1. タロットの読み方(リーディング)の流れ
- 2. タロットの読み方(リーディング)のコツ
- 3. タロットの読み方(リーディング)の上達ポイント
- 4. タロット占いをする意味とメリットとは
- 4-1. 【意味とメリット】人生の道しるべになる
- 4-2. 【意味とメリット】②自分の本質を知るツールとして活用できる
- 4-3. 【意味とメリット】③誰かを鑑定できる
- 4-4. 【意味とメリット】④心理カウンセリングなどに活かせる
- 5. タロットで占う手順
- 5-1. ①瞑想やグラウンディングで精神を整える
- 5-2. ②何を占うか決めて質問をまとめる
- 5-3. ③質問を思い浮かべながらシャッフル
- 5-4. ④心を込めてカットする
- 5-5. ⑤出てきたカードをリーディングしていく
- 5-6. ⑥復習する
- 6. リーディングの上達法
- 6-1. 直感や思い浮かんできた言葉を大事にする
- 6-2. 本や占い例などを活用する
- 6-3. 全体の流れや印象を見て判断する
- 6-4. コンビネーション・リーディングで考える
- 7. 【応用編】リーディングのコツ
- 7-1. 逆位置ばかりのケース
- 7-2. 最終結果だけが悪いケース
- 7-3. 最終結果だけが良いケース
- 7-4. よく同じカードが出るケース
- 8. タロットの意味を覚えられない?独学のコツとは
- 8-1. まずは大アルカナから覚えていく
- 8-2. ワンオラクルで毎日練習してみる
- 8-3. 自分で占って効果を確かめて学ぶ
- 8-4. 鑑定メモを書く
- 8-5. カードと向き合うことが大切
- 9. リーディングをマスターすることで全てを読み解くことができる
01タロットの読み方(リーディング)の流れ
タロットカードの場合、出たカードの意味を読むことを「リーディング」と呼びます。タロットカード占いの中心は、このリーディングになりますが、リーディングを行う前に、準備しておきたいこともあります。
1-1占う前の準備
タロットカードでの占いを始める前には、場を整える必要があります。場を整えるとは、占いがしやすい場所を作るということ。たとえば、カードを広げる場所には布やクロスを敷いておきましょう。こうすることで、カードに傷がつくのを防げるほか、カードが扱いやすくなり、カードのパワーを強くすることができます。クロスや布はどのようなものでも構いませんが、滑りやすいものが便利です。また、色は凶色とされている黒を避けたほうがいいでしょう。
タロット用の布としては、タロットクロスという専門のものも販売されています。
タロットの場が整ったら、占いに入る前にきちんと手を洗い自分自身を浄化しましょう。その際、お香やセージを焚く、鈴を鳴らす、手を打ち合わせるなど場を浄化しておくとよいでしょう。
1-2全部のカードを見る
まだタロットカードに慣れていない場合、挨拶や勉強も兼ねて、すべてのカードを眺めてみましょう。カードに親しみができるだけでなく、自分のエネルギーを伝えることで、カードが質問に答えやすい状態になります。
1-3占いたい質問を決める
占いを行うときに重要なのが、「占いたい質問を決める」ということ。当たり前のことですが、この質問が曖昧な場合、カードの答えも曖昧になってしまいます。できれば二者択一や、イエスかノーかで答えられる質問がよいでしょう。
1-4タロットカードをシャッフル、切る、カットする
次にカードを混ぜるシャッフルに入りますが、タロットカードの場合、カードを裏返したまま平らな場所に広げて両手で時計回りに混ぜていきます。このとき、心の中で尋ねたい質問を唱えましょう。
自分で納得ができるまでシャッフルしたら、カードをひとまとめにしてカードを切っていきます。このときも自分で納得できるまでカットしたら、三つの山に分けていきます。この山に分けることをカットと言います。さらに、分けた山を一つにまとめたら準備は終了。
この中から引いたカードのリーディングを行っていきます。
02タロットの読み方(リーディング)のコツ
実際にタロットカードを引き、そのカードの意味を読み解くのがリーディング。リーディングを行うときには、的中率をアップさせるためのいくつかのコツがあります。
2-1タロットカードの意味を覚えるのではなく、インスピレーションを大切に
タロットカードにはそれぞれ異なる意味があります。それをすべて覚えることも重要ですが、それよりも大切なのはインスピレーション。特に初心者の間は、自分の引いたカードの意味を詳しく理解するのは難しいもの。まずは直感とインスピレーションを大切にしたリーディングを行いましょう。
2-2何を占うのか質問の主体をはっきりさせる
タロットカードによる占いを成功させるためには、まず何を占うのかという質問の主体をはっきりさせることです。
たとえば、今後の恋愛運といった曖昧な質問では、返って来る答えも曖昧で、その分、カードリーディングが難しくなります。たとえば、今の恋人と結婚できるか、恋人はできるかなど、悩みを具体的に質問すると明確な答えが返って来るはず。
2-3近い未来を占う
どのような占いにも長所と短所があります。タロットカードは、占う人の潜在意識がカードに反映したもので、イメージとインスピレーションの力によって、性格な答えをもたらす占いの方法です。
タロット占いで引いたカードは偶然に引くものではなく、引いた人の潜在意識や心がもたらしたもの。つまり、カードを引くことで直感に訴えかけて、必要なカードが与えられるというものです。
星占いのホロスコープのように、運命図を読み取るような占いとは異なります。
そのため、的中率は高い反面、長期的な未来を占うのはやや苦手。数年先、十数年先といった未来を占うには向いていません。タロットカードが得意としているのは比較的近い未来の出来事なので、将来の出来事というよりも、今現在の悩みなどを中心に占ってみるとよいでしょう。
2-4タロットカードを大切に、信頼する
カードから正しい答えを得るため必要となるのはタロットカードを信頼することです。もし占っている人がカードに対して半信半疑の気持ちであれば、インスピレーションが伝わらず、正しい結果を得ることはできません。そのためにも、カードを信頼することが必要になりますが、そのために重要なのはカードを大切にすること。
カードは買ったままの箱に入れておくよりも、専用のバッグや木の箱など、しっかりカードが休める場所を作ってあげましょう。
また、カードは念やエネルギーを吸収しやすいものなので、定期的にお香やセージによる浄化を行うことも必要です。
これらの正しいケアを行うことで、カードの的中率は大幅にアップすることでしょう。
1-1占う前の準備
タロットカードでの占いを始める前には、場を整える必要があります。場を整えるとは、占いがしやすい場所を作るということ。たとえば、カードを広げる場所には布やクロスを敷いておきましょう。こうすることで、カードに傷がつくのを防げるほか、カードが扱いやすくなり、カードのパワーを強くすることができます。クロスや布はどのようなものでも構いませんが、滑りやすいものが便利です。また、色は凶色とされている黒を避けたほうがいいでしょう。
タロット用の布としては、タロットクロスという専門のものも販売されています。
タロットの場が整ったら、占いに入る前にきちんと手を洗い自分自身を浄化しましょう。その際、お香やセージを焚く、鈴を鳴らす、手を打ち合わせるなど場を浄化しておくとよいでしょう。
1-2全部のカードを見る
まだタロットカードに慣れていない場合、挨拶や勉強も兼ねて、すべてのカードを眺めてみましょう。カードに親しみができるだけでなく、自分のエネルギーを伝えることで、カードが質問に答えやすい状態になります。
1-3占いたい質問を決める
占いを行うときに重要なのが、「占いたい質問を決める」ということ。当たり前のことですが、この質問が曖昧な場合、カードの答えも曖昧になってしまいます。できれば二者択一や、イエスかノーかで答えられる質問がよいでしょう。
1-4タロットカードをシャッフル、切る、カットする
次にカードを混ぜるシャッフルに入りますが、タロットカードの場合、カードを裏返したまま平らな場所に広げて両手で時計回りに混ぜていきます。このとき、心の中で尋ねたい質問を唱えましょう。
自分で納得ができるまでシャッフルしたら、カードをひとまとめにしてカードを切っていきます。このときも自分で納得できるまでカットしたら、三つの山に分けていきます。この山に分けることをカットと言います。さらに、分けた山を一つにまとめたら準備は終了。
この中から引いたカードのリーディングを行っていきます。
2-1タロットカードの意味を覚えるのではなく、インスピレーションを大切に
タロットカードにはそれぞれ異なる意味があります。それをすべて覚えることも重要ですが、それよりも大切なのはインスピレーション。特に初心者の間は、自分の引いたカードの意味を詳しく理解するのは難しいもの。まずは直感とインスピレーションを大切にしたリーディングを行いましょう。
2-2何を占うのか質問の主体をはっきりさせる
タロットカードによる占いを成功させるためには、まず何を占うのかという質問の主体をはっきりさせることです。
たとえば、今後の恋愛運といった曖昧な質問では、返って来る答えも曖昧で、その分、カードリーディングが難しくなります。たとえば、今の恋人と結婚できるか、恋人はできるかなど、悩みを具体的に質問すると明確な答えが返って来るはず。
2-3近い未来を占う
どのような占いにも長所と短所があります。タロットカードは、占う人の潜在意識がカードに反映したもので、イメージとインスピレーションの力によって、性格な答えをもたらす占いの方法です。
タロット占いで引いたカードは偶然に引くものではなく、引いた人の潜在意識や心がもたらしたもの。つまり、カードを引くことで直感に訴えかけて、必要なカードが与えられるというものです。
星占いのホロスコープのように、運命図を読み取るような占いとは異なります。
そのため、的中率は高い反面、長期的な未来を占うのはやや苦手。数年先、十数年先といった未来を占うには向いていません。タロットカードが得意としているのは比較的近い未来の出来事なので、将来の出来事というよりも、今現在の悩みなどを中心に占ってみるとよいでしょう。
2-4タロットカードを大切に、信頼する
カードから正しい答えを得るため必要となるのはタロットカードを信頼することです。もし占っている人がカードに対して半信半疑の気持ちであれば、インスピレーションが伝わらず、正しい結果を得ることはできません。そのためにも、カードを信頼することが必要になりますが、そのために重要なのはカードを大切にすること。
カードは買ったままの箱に入れておくよりも、専用のバッグや木の箱など、しっかりカードが休める場所を作ってあげましょう。
また、カードは念やエネルギーを吸収しやすいものなので、定期的にお香やセージによる浄化を行うことも必要です。
これらの正しいケアを行うことで、カードの的中率は大幅にアップすることでしょう。
03タロットの読み方(リーディング)の上達ポイント
最初はなかなか上手くいかないこともあるリーディングですが、そういったときには上達のためのいくつかのポイントがあります。
3-1最初は大アルカナ22枚のみで使用枚数が少ないスプレッドがおすすめ
タロットカードは大アルカナ22枚、小アルカナ56枚で構成され、正式にはこれら78枚を使用して占いを行いますが、まだ慣れないうちは大アルカナのみで占いを行うのがおすすめ。大アルカナは絵柄や意味が比較的はっきりしているため、初心者でもリーディングを行いやすいという特徴があります。
その際は、複雑なスプレッドではなく、枚数の少ないスプレッドを行いましょう。特におすすめはスリーカード。三枚のカードを並べ、過去・現在・未来を読み解くスリーカードはカードリーディングの練習には最適です。
3-2毎日カードに触れる
カードリーディング上達のポイントは、とにかくカードに慣れることです。できれば毎日カードに触れて、カードに慣れることを目指しましょう。
特にタロットカードは引き手のインスピレーションに対してカードが反応するという占いの手法。そのため、カードと自分のエネルギーが通じやすいようにしておくことが必要になります。
3-31枚引きで練習する
毎日カードを引くときにおすすめなのが一枚のカードを引いてリーディングする方法です。朝、タロットカードを一枚引いて、感じたことをメモしておきましょう。夜、その日にあった出来事と、朝のメモを見比べてみるとカードの伝えたかったメッセージが理解できるはず。
この方法でカードのイメージを理解したあと、一枚ずつ引くカードを増やしていくと、自然にカードリーディングが上達していくことでしょう。
3-4自分より他人を占う
自分について占うと、先入観や願望が邪魔して、なかなか素直にカードのメッセージを受け取れないこともあります。機会があれば他人について占うと、リーディングの良い練習になります。
01タロット占いをする意味とメリットとは
タロットカードで占うことは、とても有益です。
目の前の質問のイエスノーが分かるだけではなく、人生のあらゆる機会でメリットが生じるでしょう。
タロットは単なる占いではなく、一つの哲学として、あるいは幸福に過ごすための人生の羅針盤として活用することができるのです。
1-1【意味とメリット】人生の道しるべになる
運命の転換期や、人生の岐路で迷った時、どちらの道を選択するかをカードに問いかけることで、悩みを軽くすることができます。
どう生きれば良いのか人生に正解はありませんが、より成功の確率が高い方向や、現状でスムーズに進みやすい流れを把握することが可能なのです。
結果を知るだけではなく、有利に生きるためのツールとして役立てることができるでしょう。
人生を深く生きるための哲学として学べる
タロットカードにはそれぞれのカードのシンボルと、人生への教訓が秘められています。
一つ一つのカードが表す人生哲学を知るのも面白いことでしょう。
1-1【意味とメリット】②自分の本質を知るツールとして活用できる
思いがけない自分の本音や才能を、カードにより気づかされることがあります。
自分自身も知らなかった本当の姿を、カードを通して見ることができるのです。
悪い結果で逆に気づかされることもある
どうしてもこの職に就きたいと考えても、答えが否定的だった場合、心の反応により本気度が分かるでしょう。
「やっぱり諦められない」と奮起し、人の倍の努力をすることにより結果を覆すこともできます。
今までの努力では確かに、その結果はカードが示すものだったのかもしれません。
しかし本音を知る事で、運命を変える起爆剤になることもあるのです。
1-1【意味とメリット】③誰かを鑑定できる
タロットカードにより答えを導き出す能力を開花させることで、周囲の悩みがある人を支えることができます。
未来の道筋を教えてくれたことにより、周囲から感謝され、充実感を得ることができるでしょう。
家族や友人などから感謝されるかもしれません。
友人を増やすきっかけになる
タロット占いができることで、人脈を増やすことが可能になります。
人は悩みを解決してくれる存在を、秘かに待っているからです。
1-1【意味とメリット】④心理カウンセリングなどに活かせる
カウンセリングやセラピーで、タロットカードを用いることができます。
相手の悩みに、「こんな方法がありますよ」という風に、気づきや方向性を指し示すことが可能になるでしょう。
01タロットで占う手順
あなた自身や周囲の人々の人生を有意義なものとするために、タロットを活用するといいでしょう。
占う時は、このような流れで進めていくとスムーズです。
手順に従い進めることで、直感を活かしやすくなります。
1-1①瞑想やグラウンディングで精神を整える
まずは心を落ち着かせることが大切です。
コンディションを良くすることにより波動が高まり、よりインスピレーションが降りやすくなるでしょう。
地球と自分が繋がっているという意識を養い安心感を得るグラウンディング、思考をクリアにする瞑想などがお勧めです。
深呼吸することで新鮮な酸素を取り入れながら、頭の中にある雑念を払っていきます。
またお香を焚いたり、周りを整理整頓したりして集中しやすい環境にするのも良いでしょう。
1-1②何を占うか決めて質問をまとめる
余計な思考を取り払いつつ、何を知りたいか考えをまとめていくのも重要な作業と言えます。
なぜなら「何を知りたいか」明確にすることにより、カードの解釈が変わってくるからです。
質問が「進路はどうすればいいですか」の場合、漠然としすぎてカードも曖昧な吉凶しか表さないかもしれません。
しかし「志望校との相性はどうですか?」という風に対象が絞られてくると、カードも分かりやすいカードを提示してくるでしょう。
1-1③質問を思い浮かべながらシャッフル
願いや質問を元に、シャッフルしていきます。
シャッフルが短いと、前回の鑑定結果の流れと似たようなカードが出やすくなってしまうので、しっかりと混ぜるといいでしょう。
1-1④心を込めてカットする
シャッフルしたカードを一つの山にまとめ、次はそれを3つに分けます。
3つの山となったカードを、直感に従い、再び一つにまとめていくのです。
この一連の作業の際に、質問者があなたではない場合、相手にまとめる際にその順でまとめるかを選んでもらうといいでしょう。
1-1⑤出てきたカードをリーディングしていく
カットし終わったカードを、スプレッドにより並べていきます。
多くのスプレッドでは最初の6枚を占わず、7枚目から並べていくようです。
リーディングは最も重要な作業であり、最終結果だけを見ればいいものではありません。
現在や過去など、丁寧に流れを読むことで因果関係を説明することができます。
1-1⑥復習する
リーディングが終わってから、自分自身で振り返る時間を持つといいでしょう。
「もっとこういう解釈が出来た」「ここを見落としていたかもしれない」という風に、反省しつつ学びを深めていくのです。
占い結果を復習することにより、どのカードが重要であったか等、より深く理解していくことができます。
01リーディングの上達法
リーディングを行うと、最初の頃は流れが上手く掴めないで焦ることがあります。
たとえばポジティブなカードが出た直後にネガティブなカードが出た場合、どう読むべきか戸惑うかもしれません。
この場合の対処法やコツを学んでいきましょう。
1-1直感や思い浮かんできた言葉を大事にする
カードを読み解くうちに、ふと言葉が浮かんでくることがあります。
インスピレーションが降りてきたのかもしれません。
この言葉を伝えてみるのもいいでしょう。
1-1本や占い例などを活用する
解釈が難しく感じる原因は、ケースが少ないからです。
「女帝=実り、豊穣」としたとしても、友達運の場合はどう解釈すればいいのか分からなくなるかもしれません。
この場合、女帝の持つ暖かな雰囲気、優しさからイメージしていくといいでしょう。
女帝の場合は豊かさがあるため、二人で楽しく出かけたりランチしたりすることもありそうです。
このようにイメージを膨らませるためには、解釈例を本などで多く学ぶことが重要と言えます。
カードのイメージが掴みやすいだけでなく、語彙が増えるため相手に伝わりやすくなるようです。
1-1全体の流れや印象を見て判断する
カード全体から受けた印象で見ていくこともできます。
たとえば明るい雰囲気のカードが多い場合、本人もポジティブにそのことについて考えており、事態も深刻になりにくいでしょう。
一方でパワーが弱いカードや暗いカードが多い場合、心理的に参っている可能性もありそうです。
全部の78枚で占う場合
小アルカナも含めた78枚で占う場合、大アルカナが出た場所は強い意味を持ちます。
大アルカナの出た項目のテーマについて、しっかり読み解くといいでしょう。
1-1コンビネーション・リーディングで考える
タロットカードでは二枚のカードから連想されること、イメージが浮かんだことで解釈することもできます。
たとえば始まりやコミュニケーションを意味する魔術師と、タイミングの良さや幸運を意味する運命の輪が同時に出たとします。
ここから「何かを始めるきっかけが突然現れる」「興味本位で始めたことがトントン拍子に進む」という風に読むことができるでしょう。
魔術師は受動的ではなく能動的であるため、好奇心に従い自ら動いた結果、タイミング良く幸運を掴むというイメージにもなります。
このように、カードの組み合わせでリーディングできるのです。
組み合わせにより原因を推測することも可能
一方がネガティブで一方はそこまでネガティブではないカードの組み合わせから、原因を予測することもできるでしょう。
たとえば最終結果が悪魔の正位置で、本人の現在が隠者であった場合、様々な解釈ができます。
たとえば自分自身の殻にこもり、人間関係を狭くしたり過去にとらわれたりした結果、良からぬ縁に引きずられてしまう、という読み方ができるでしょう。
隠者ということは深い洞察力や知識があるのですが、経験から来る「何とかなるだろう」という気持ちが、悪を食い止める機会を逃したのかもしれません。
このように、様々なシチュエーションを、カードの組み合わせから予想してみるのです。
ルノルマンカード占いではカードのコンビで読む
タロットでは自分自身でコンビネーションによるリーディングをしていきますが、同じようにルノルマンカードもコンビで解釈します。
攻撃性や別離を意味する「鎌」のカードと、安住の地である「家」のカードが同時に出た場合、家庭での安らぎが阻害されるでしょう。
コンビネーションで読む割合は、タロットカード占いよりルノルマンカード占いの方が強めと言えます。
01【応用編】リーディングのコツ
カードのリーディングでは「このケースではどう読み解くべきか分からない」と悩むことがあります。
様々なシチュエーションから、リーディングのコツを学んでいきましょう。
1-1逆位置ばかりのケース
意外とたまにあるのが、スプレッドで出てきたカードが逆位置ばかりというケースです。
この場合は複数の読み方ができるでしょう。
【逆位置ばかりになる背景】①単純に運気が弱い
逆位置で最終結果も悪い場合、鑑定された本人のコンディションが良くないという解釈ができます。
何をやっても上手く行かないのは、気力体力が弱まっているからかもしれません。
後ろ向きで、自信がない状態とも言えます。
【逆位置ばかりになる背景】②鑑定する側に問題がある
鑑定した側はネガティブ思考に陥っていたり、疲労困憊の時であったりしているケースもあります。
また浄化をし忘れており、カード自体のパワーが弱いこともあるようです。
【逆位置ばかりになる背景】③その質問が人生のキーワードではない
鑑定されている本人が気づいていないだけで、何か忘れているもっと大事なことに目を向ける必要がある時かもしれません。
たとえば恋愛を占って全部逆位置で最終結果も散々な場合、「別のことに意識を集中すると開運する時では?」とカードが告げていることもあります。
逆位置が多い時のリーディングポイント
マイナス面にばかり目を向けないことがポイントです。
精神的に落ち込んでいるケースもあるため、気持ちを明るくさせるアドバイスを投げかけてみるといいでしょう。
1-1最終結果だけが悪いケース
ケルト十字やヘキサグラムなどで、最終結果だけが悪いこともあります。
この場合は複数の意味が考えられます。
【最終結果だけが悪くなる背景】①慢心によるミスの可能性
順風満帆に生きていると、周囲の気持ちへの理解が薄くなったり、努力が足りなくなったりすることがあります。
そのような姿勢が本人にあるかもしれません。
本人が真剣に努力することで最終結果が覆される可能性も秘めています。
【最終結果だけが悪くなる背景】②もっと遅い時期に成就するから
タロット占いでは数ヶ月単位で未来を予測することが多いです。
一年以上先に成就する場合、最終結果に表われないこともあります。
良い方向だけれど、少し待つ必要があるかもしれません。
【最終結果だけが悪くなる背景】③運は強いが、もっと良い選択肢があるという気づきも?
もっと良い道がある場合や、適性はあるけどベストではない時に出ることもあります。
一喜一憂せず、他のことにも目を向けてみると、意外と良いものがあるかもしれません。
【最終結果だけが悪くなる背景】④相手の気持ちが定まっていない可能性も
全部が揃っているのに、肝心の相手の心が決まっていないのかもしれません。
「障害」や「対策」のカードがキーワードになる事もあります。
1-1最終結果だけが良いケース
現状も過去も相手の気持ちも悪いカードなのに、最終結果だけ良い時もあります。
この場合はどうリーディングすれば良いのでしょうか?
カードには正解はないため、あくまで考えられる可能性をまとめてみました。
【最終結果だけが良い時の背景】①落差がある場合、当たっていない可能性
塔のような悪いカードが連続していたのに、最終結果だけ煌びやかな成功カードが出た場合、占い師のコンディションが悪いこともあります。
【最終結果だけが良い時の背景】②ほんの少し良い場合は、不運期の終了を意味することも
悪いカードが連続して出て、「月の逆位置」のように少し改善するカードが出た場合、努力が徐々に報われることを示すことがあるようです。
【最終結果だけが良い時の背景】③鑑定者が迷っている
最終結果だけが良い場合、本人の心に迷いがあることもあります。
今回が「この質問の初回」ではなく、他の占い師にも同じ質問で占ってもらっている可能性があるかもしれません。
困難がある課題だけど、諦めたくなくて、心がモヤモヤしている状態ということもあります。
1-1よく同じカードが出るケース
鑑定していて何度も同じカードが出ることがあります。
同じカードが良く登場する意味とは?
【同じカードばかり出る背景】①単純に、シャッフルが足りていない
よく混ぜていないために、同じカードが出ることがあります。
しっかりとシャッフルやカットを行うといいでしょう。
【同じカードばかり出る背景】②気づくべき学びやシンクロニシティであることも
何度も同じカードが登場する場合、それがあなた自身の気づきである可能性を秘めています。
潜在意識がカードを呼び寄せて、気づかせようとしているのです。
またやけに「運命の輪」が頻出する場合、人生の転機や「今がタイミングだ」ということを教えている、シンクロニシティの可能性もあるでしょう。
01タロットの意味を覚えられない?独学のコツとは
タロットカードでリーディングするためには、すべてのカードの意味をある程度覚えておく必要があります。
大アルカナの場合、象位を覚えることはそこまで難しくないのですが、小アルカナは最初の頃は大変かもしれません。
効率よく学ぶ方法とはどのようなものでしょうか。
1-1まずは大アルカナから覚えていく
一気に全部暗記しようとすると、難しく感じるかもしれません。
絵柄から意味が伝わって来やすい22枚の大アルカナから覚えてみるとやりやすいでしょう。
22枚だけでも占えるため、慣れるまでしばらくは大アルカナだけで占うのもいいです。
1-1ワンオラクルで毎日練習してみる
次に、小アルカナも含めた78枚で毎日ワンオラクルをやってみるのもいいでしょう。
小アルカナ56枚だけで、ワンオラクルをやってみるという方法もあります。
占い結果に出ると、心理的に「今日はどういう出来事が起こるの?」と興味が湧いてきて、深く調べようという気持ちになるようです。
毎日占うという「回数を増やすこと」により、カードの印象も残りやすくなるでしょう。
1-1自分で占って効果を確かめて学ぶ
リーディングをする上で大切なのは、自分自身で試してみることかもしれません。
なぜなら自分自身を占うことは、経過やその質問の結果を把握することができるからです。
「あの時は法王と節制が出たが、こういう意味だったのか」と後になって起きたイベントから理解することもできるでしょう。
1-1鑑定メモを書く
記憶は日々薄れていくものです。
スプレッドで何が出たか、タロット日記やメモを残すことにより、カードとの因果関係を見つけやすくなるでしょう。
記録に残すことは反省だけではなく、学びのためにも重要なことです。
1-1カードと向き合うことが大切
上達するコツは、やはりカードと向き合う時間や機会を増やすことと言えます。
早道はありませんが、コツコツ学んだことは忘れにくい傾向があるため、努力は無駄になりません。
じっくり覚えていくといいでしょう。
01リーディングをマスターすることで全てを読み解くことができる
タロットカードで最も大切なことはリーディングです。
リーディングがどれだけ出来るかが、腕の見せ所とも言えるでしょう。
しっかり学ぶことにより、解釈の幅が広がるだけでなく、気づかなかった真実を当てることもできるのです。
このためにはタロットをしっかり学ぶ必要があります。
独学では限界があるため、時には占い師に学んだり、専門的な知識を学校で学んだりする必要もあるでしょう。
しかし期間が長くなったり、費用がかさんだりして続けにくいこともあります。
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タロットには様々な資格があり、通信講座で学ぶことにより受験することもできるので、チャレンジしてみるといいでしょう。
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3-1最初は大アルカナ22枚のみで使用枚数が少ないスプレッドがおすすめ
タロットカードは大アルカナ22枚、小アルカナ56枚で構成され、正式にはこれら78枚を使用して占いを行いますが、まだ慣れないうちは大アルカナのみで占いを行うのがおすすめ。大アルカナは絵柄や意味が比較的はっきりしているため、初心者でもリーディングを行いやすいという特徴があります。
その際は、複雑なスプレッドではなく、枚数の少ないスプレッドを行いましょう。特におすすめはスリーカード。三枚のカードを並べ、過去・現在・未来を読み解くスリーカードはカードリーディングの練習には最適です。
3-2毎日カードに触れる
カードリーディング上達のポイントは、とにかくカードに慣れることです。できれば毎日カードに触れて、カードに慣れることを目指しましょう。
特にタロットカードは引き手のインスピレーションに対してカードが反応するという占いの手法。そのため、カードと自分のエネルギーが通じやすいようにしておくことが必要になります。
3-31枚引きで練習する
毎日カードを引くときにおすすめなのが一枚のカードを引いてリーディングする方法です。朝、タロットカードを一枚引いて、感じたことをメモしておきましょう。夜、その日にあった出来事と、朝のメモを見比べてみるとカードの伝えたかったメッセージが理解できるはず。
この方法でカードのイメージを理解したあと、一枚ずつ引くカードを増やしていくと、自然にカードリーディングが上達していくことでしょう。
3-4自分より他人を占う
自分について占うと、先入観や願望が邪魔して、なかなか素直にカードのメッセージを受け取れないこともあります。機会があれば他人について占うと、リーディングの良い練習になります。
1-1【意味とメリット】人生の道しるべになる
運命の転換期や、人生の岐路で迷った時、どちらの道を選択するかをカードに問いかけることで、悩みを軽くすることができます。 どう生きれば良いのか人生に正解はありませんが、より成功の確率が高い方向や、現状でスムーズに進みやすい流れを把握することが可能なのです。 結果を知るだけではなく、有利に生きるためのツールとして役立てることができるでしょう。
人生を深く生きるための哲学として学べる
タロットカードにはそれぞれのカードのシンボルと、人生への教訓が秘められています。 一つ一つのカードが表す人生哲学を知るのも面白いことでしょう。
1-1【意味とメリット】②自分の本質を知るツールとして活用できる
思いがけない自分の本音や才能を、カードにより気づかされることがあります。 自分自身も知らなかった本当の姿を、カードを通して見ることができるのです。
悪い結果で逆に気づかされることもある
どうしてもこの職に就きたいと考えても、答えが否定的だった場合、心の反応により本気度が分かるでしょう。 「やっぱり諦められない」と奮起し、人の倍の努力をすることにより結果を覆すこともできます。 今までの努力では確かに、その結果はカードが示すものだったのかもしれません。 しかし本音を知る事で、運命を変える起爆剤になることもあるのです。
1-1【意味とメリット】③誰かを鑑定できる
タロットカードにより答えを導き出す能力を開花させることで、周囲の悩みがある人を支えることができます。 未来の道筋を教えてくれたことにより、周囲から感謝され、充実感を得ることができるでしょう。 家族や友人などから感謝されるかもしれません。
友人を増やすきっかけになる
タロット占いができることで、人脈を増やすことが可能になります。 人は悩みを解決してくれる存在を、秘かに待っているからです。
1-1【意味とメリット】④心理カウンセリングなどに活かせる
カウンセリングやセラピーで、タロットカードを用いることができます。 相手の悩みに、「こんな方法がありますよ」という風に、気づきや方向性を指し示すことが可能になるでしょう。
01タロットで占う手順
1-1①瞑想やグラウンディングで精神を整える
まずは心を落ち着かせることが大切です。 コンディションを良くすることにより波動が高まり、よりインスピレーションが降りやすくなるでしょう。 地球と自分が繋がっているという意識を養い安心感を得るグラウンディング、思考をクリアにする瞑想などがお勧めです。 深呼吸することで新鮮な酸素を取り入れながら、頭の中にある雑念を払っていきます。 またお香を焚いたり、周りを整理整頓したりして集中しやすい環境にするのも良いでしょう。
1-1②何を占うか決めて質問をまとめる
余計な思考を取り払いつつ、何を知りたいか考えをまとめていくのも重要な作業と言えます。 なぜなら「何を知りたいか」明確にすることにより、カードの解釈が変わってくるからです。 質問が「進路はどうすればいいですか」の場合、漠然としすぎてカードも曖昧な吉凶しか表さないかもしれません。 しかし「志望校との相性はどうですか?」という風に対象が絞られてくると、カードも分かりやすいカードを提示してくるでしょう。
1-1③質問を思い浮かべながらシャッフル
願いや質問を元に、シャッフルしていきます。 シャッフルが短いと、前回の鑑定結果の流れと似たようなカードが出やすくなってしまうので、しっかりと混ぜるといいでしょう。
1-1④心を込めてカットする
シャッフルしたカードを一つの山にまとめ、次はそれを3つに分けます。 3つの山となったカードを、直感に従い、再び一つにまとめていくのです。 この一連の作業の際に、質問者があなたではない場合、相手にまとめる際にその順でまとめるかを選んでもらうといいでしょう。
1-1⑤出てきたカードをリーディングしていく
カットし終わったカードを、スプレッドにより並べていきます。 多くのスプレッドでは最初の6枚を占わず、7枚目から並べていくようです。 リーディングは最も重要な作業であり、最終結果だけを見ればいいものではありません。 現在や過去など、丁寧に流れを読むことで因果関係を説明することができます。
1-1⑥復習する
リーディングが終わってから、自分自身で振り返る時間を持つといいでしょう。 「もっとこういう解釈が出来た」「ここを見落としていたかもしれない」という風に、反省しつつ学びを深めていくのです。 占い結果を復習することにより、どのカードが重要であったか等、より深く理解していくことができます。
01リーディングの上達法
1-1直感や思い浮かんできた言葉を大事にする
カードを読み解くうちに、ふと言葉が浮かんでくることがあります。 インスピレーションが降りてきたのかもしれません。 この言葉を伝えてみるのもいいでしょう。
1-1本や占い例などを活用する
解釈が難しく感じる原因は、ケースが少ないからです。 「女帝=実り、豊穣」としたとしても、友達運の場合はどう解釈すればいいのか分からなくなるかもしれません。 この場合、女帝の持つ暖かな雰囲気、優しさからイメージしていくといいでしょう。 女帝の場合は豊かさがあるため、二人で楽しく出かけたりランチしたりすることもありそうです。 このようにイメージを膨らませるためには、解釈例を本などで多く学ぶことが重要と言えます。 カードのイメージが掴みやすいだけでなく、語彙が増えるため相手に伝わりやすくなるようです。
1-1全体の流れや印象を見て判断する
カード全体から受けた印象で見ていくこともできます。 たとえば明るい雰囲気のカードが多い場合、本人もポジティブにそのことについて考えており、事態も深刻になりにくいでしょう。 一方でパワーが弱いカードや暗いカードが多い場合、心理的に参っている可能性もありそうです。
全部の78枚で占う場合
小アルカナも含めた78枚で占う場合、大アルカナが出た場所は強い意味を持ちます。 大アルカナの出た項目のテーマについて、しっかり読み解くといいでしょう。
1-1コンビネーション・リーディングで考える
タロットカードでは二枚のカードから連想されること、イメージが浮かんだことで解釈することもできます。 たとえば始まりやコミュニケーションを意味する魔術師と、タイミングの良さや幸運を意味する運命の輪が同時に出たとします。 ここから「何かを始めるきっかけが突然現れる」「興味本位で始めたことがトントン拍子に進む」という風に読むことができるでしょう。 魔術師は受動的ではなく能動的であるため、好奇心に従い自ら動いた結果、タイミング良く幸運を掴むというイメージにもなります。 このように、カードの組み合わせでリーディングできるのです。
組み合わせにより原因を推測することも可能
一方がネガティブで一方はそこまでネガティブではないカードの組み合わせから、原因を予測することもできるでしょう。 たとえば最終結果が悪魔の正位置で、本人の現在が隠者であった場合、様々な解釈ができます。 たとえば自分自身の殻にこもり、人間関係を狭くしたり過去にとらわれたりした結果、良からぬ縁に引きずられてしまう、という読み方ができるでしょう。 隠者ということは深い洞察力や知識があるのですが、経験から来る「何とかなるだろう」という気持ちが、悪を食い止める機会を逃したのかもしれません。 このように、様々なシチュエーションを、カードの組み合わせから予想してみるのです。
ルノルマンカード占いではカードのコンビで読む
タロットでは自分自身でコンビネーションによるリーディングをしていきますが、同じようにルノルマンカードもコンビで解釈します。 攻撃性や別離を意味する「鎌」のカードと、安住の地である「家」のカードが同時に出た場合、家庭での安らぎが阻害されるでしょう。 コンビネーションで読む割合は、タロットカード占いよりルノルマンカード占いの方が強めと言えます。
01【応用編】リーディングのコツ
1-1逆位置ばかりのケース
意外とたまにあるのが、スプレッドで出てきたカードが逆位置ばかりというケースです。 この場合は複数の読み方ができるでしょう。
【逆位置ばかりになる背景】①単純に運気が弱い
逆位置で最終結果も悪い場合、鑑定された本人のコンディションが良くないという解釈ができます。 何をやっても上手く行かないのは、気力体力が弱まっているからかもしれません。 後ろ向きで、自信がない状態とも言えます。
【逆位置ばかりになる背景】②鑑定する側に問題がある
鑑定した側はネガティブ思考に陥っていたり、疲労困憊の時であったりしているケースもあります。 また浄化をし忘れており、カード自体のパワーが弱いこともあるようです。
【逆位置ばかりになる背景】③その質問が人生のキーワードではない
鑑定されている本人が気づいていないだけで、何か忘れているもっと大事なことに目を向ける必要がある時かもしれません。 たとえば恋愛を占って全部逆位置で最終結果も散々な場合、「別のことに意識を集中すると開運する時では?」とカードが告げていることもあります。
逆位置が多い時のリーディングポイント
マイナス面にばかり目を向けないことがポイントです。 精神的に落ち込んでいるケースもあるため、気持ちを明るくさせるアドバイスを投げかけてみるといいでしょう。
1-1最終結果だけが悪いケース
ケルト十字やヘキサグラムなどで、最終結果だけが悪いこともあります。 この場合は複数の意味が考えられます。
【最終結果だけが悪くなる背景】①慢心によるミスの可能性
順風満帆に生きていると、周囲の気持ちへの理解が薄くなったり、努力が足りなくなったりすることがあります。 そのような姿勢が本人にあるかもしれません。 本人が真剣に努力することで最終結果が覆される可能性も秘めています。
【最終結果だけが悪くなる背景】②もっと遅い時期に成就するから
タロット占いでは数ヶ月単位で未来を予測することが多いです。 一年以上先に成就する場合、最終結果に表われないこともあります。 良い方向だけれど、少し待つ必要があるかもしれません。
【最終結果だけが悪くなる背景】③運は強いが、もっと良い選択肢があるという気づきも?
もっと良い道がある場合や、適性はあるけどベストではない時に出ることもあります。 一喜一憂せず、他のことにも目を向けてみると、意外と良いものがあるかもしれません。
【最終結果だけが悪くなる背景】④相手の気持ちが定まっていない可能性も
全部が揃っているのに、肝心の相手の心が決まっていないのかもしれません。 「障害」や「対策」のカードがキーワードになる事もあります。
1-1最終結果だけが良いケース
現状も過去も相手の気持ちも悪いカードなのに、最終結果だけ良い時もあります。 この場合はどうリーディングすれば良いのでしょうか? カードには正解はないため、あくまで考えられる可能性をまとめてみました。
【最終結果だけが良い時の背景】①落差がある場合、当たっていない可能性
塔のような悪いカードが連続していたのに、最終結果だけ煌びやかな成功カードが出た場合、占い師のコンディションが悪いこともあります。
【最終結果だけが良い時の背景】②ほんの少し良い場合は、不運期の終了を意味することも
悪いカードが連続して出て、「月の逆位置」のように少し改善するカードが出た場合、努力が徐々に報われることを示すことがあるようです。
【最終結果だけが良い時の背景】③鑑定者が迷っている
最終結果だけが良い場合、本人の心に迷いがあることもあります。 今回が「この質問の初回」ではなく、他の占い師にも同じ質問で占ってもらっている可能性があるかもしれません。 困難がある課題だけど、諦めたくなくて、心がモヤモヤしている状態ということもあります。
1-1よく同じカードが出るケース
鑑定していて何度も同じカードが出ることがあります。 同じカードが良く登場する意味とは?
【同じカードばかり出る背景】①単純に、シャッフルが足りていない
よく混ぜていないために、同じカードが出ることがあります。 しっかりとシャッフルやカットを行うといいでしょう。
【同じカードばかり出る背景】②気づくべき学びやシンクロニシティであることも
何度も同じカードが登場する場合、それがあなた自身の気づきである可能性を秘めています。 潜在意識がカードを呼び寄せて、気づかせようとしているのです。 またやけに「運命の輪」が頻出する場合、人生の転機や「今がタイミングだ」ということを教えている、シンクロニシティの可能性もあるでしょう。
01タロットの意味を覚えられない?独学のコツとは
1-1まずは大アルカナから覚えていく
一気に全部暗記しようとすると、難しく感じるかもしれません。 絵柄から意味が伝わって来やすい22枚の大アルカナから覚えてみるとやりやすいでしょう。 22枚だけでも占えるため、慣れるまでしばらくは大アルカナだけで占うのもいいです。
1-1ワンオラクルで毎日練習してみる
次に、小アルカナも含めた78枚で毎日ワンオラクルをやってみるのもいいでしょう。 小アルカナ56枚だけで、ワンオラクルをやってみるという方法もあります。 占い結果に出ると、心理的に「今日はどういう出来事が起こるの?」と興味が湧いてきて、深く調べようという気持ちになるようです。 毎日占うという「回数を増やすこと」により、カードの印象も残りやすくなるでしょう。
1-1自分で占って効果を確かめて学ぶ
リーディングをする上で大切なのは、自分自身で試してみることかもしれません。 なぜなら自分自身を占うことは、経過やその質問の結果を把握することができるからです。 「あの時は法王と節制が出たが、こういう意味だったのか」と後になって起きたイベントから理解することもできるでしょう。
1-1鑑定メモを書く
記憶は日々薄れていくものです。 スプレッドで何が出たか、タロット日記やメモを残すことにより、カードとの因果関係を見つけやすくなるでしょう。 記録に残すことは反省だけではなく、学びのためにも重要なことです。
1-1カードと向き合うことが大切
上達するコツは、やはりカードと向き合う時間や機会を増やすことと言えます。 早道はありませんが、コツコツ学んだことは忘れにくい傾向があるため、努力は無駄になりません。 じっくり覚えていくといいでしょう。
01リーディングをマスターすることで全てを読み解くことができる
- 通信講座の諒設計アーキテクトラーニング編集部
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280講座以上の資格取得できる通信講座を運営する諒設計アーキテクトラーニング編集部が運営するコラムです。心理カウンセラー、ドッグトレーナー、リンパケアセラピストなど、実践的で需要の高い資格を提供しており、学習者は自分のペースで学べる柔軟なカリキュラムを受けることができます。専門知識を短期間で習得できるよう設計されており、仕事や趣味に役立つスキルを身につけることが可能です。
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