運命線で転機が分かる？薄い、ない、複数など手相を解説

1-1運命線の位置とは？どこに向かう線？

運命線は、中指の下にある縦線です。
中指の下に短くあるだけの人もいますが、手首から中指へと突き抜けている長い線の持ち主もいます。
基本的に中指へと向かっている線はどれも運命線という解釈です。
しかし、月丘から手のひらの中央へと向かう線である「人気線（寵愛線）」のように、間違えやすい線もあるので、線の向きをよく気をつけるといいでしょう。

1-2運命線の起点は手首側？指側？

では、気になる運命線のスタート地点はどこでしょうか。
答えは手首側です。
運命線が、中指のすぐ下まで届いていなくて途中までだったとしても、中指の側へと向かっていれば運命線となります。
線で言えば手相側が初年運を意味しており、手のひらの真ん中あたりは中年期を示し、指に近い方が晩年の運気を表しているようです。

1-3右手？左手？左右の意味の違い

手相は左が生まれつきの運勢や気質を表しています。
このため、持ち前の性格や運気の流れを、左手から読み取ることができるのです。
一方で右手は後天的な運気の強弱や流れ、性質を意味します。
現在から未来、どのような流れになるのかを知りたい場合は右手の運命線を重要視するといいでしょう。

2-1左右違う場合、どう解釈する？

運命線に限らず、「手相が右と左で違う」という人は意外と多いものです。
その場合、表面的な性格は右手ですが、生まれながらの性質は左側に表れているでしょう。
生まれ持った運勢を見る場合は左手を見ますが、あくまで鑑定の上では右手の補助のイメージです。
つまり優先的に見るべきは右手で、これからの運気の流れなどを読み取ることができます。

2-2自分の運命線は悪い？良い？

運命線は線の「強弱、本数、長さ、始点、状態」など様々な要素から総合的に判断します。
項目ごとに一つずつ見ていき、自分なりにまとめるといいでしょう。
では運命線の「強弱、本数、長さ、始点、状態」の5つの解釈を見ていきます。

3-1【運命線の強弱①力強い、濃い】

吉の相でバイタリティーややる気があり、将来や仕事に対する目的意識も明確でしょう。
精神的にも充足感がある人生を送れるとされます。

3-2【運命線の強弱②弱々しい、薄い】

「こうしたい」という強い意志がなく、心のどこかに「どうにかなるさ」や「人生なるようになる」と言う受動的な感覚があるでしょう。
しかし中には、悠々自適に過ごせるだけの財産や、助けてくれる周囲がいるために一心不乱に頑張らなくてもいい、という人生の人もいます。
運命線が弱いのは、必要に迫られていないために目的意識が薄い一面もあるのです。

3-3【運命線の強弱③途切れ途切れ】

希望や目標が変わりやすい所があり、人生において軌道修正をすることがあるかもしれません。
また、一旦こうしたいと動き始めてから方向転換をしてしまう一面があります。
このため転職回数が増えたり、挑戦する前に迷って行動しなかったりするかもしれません。
しかし切れ切れの状態でも長く続いている相の場合、人生山あり谷ありの紆余曲折がありながらも何とか頑張るでしょう。

3-4【運命線の強弱④鎖状】

どこか目標が曖昧であり、仕事運が不安定であったり弱かったりする一面があるようです。
迷いやすかったり諦めやすかったりするかもしれません。
運気のパワーは強くないので、無理せず自分なりのペースで頑張るといいでしょう。

3-5真っ直ぐ？くねくね？線による見方

線がどのようになっているかも、重要な読み取りとなります。
まっすぐな運命線なら、人生の目標に向かって一筋に突き進む人生と読めるでしょう。
安定型とも言えます。
逆にくねくねと曲がっている場合、あっちこっちに関心が移り変わる傾向があるでしょう。
このため運命的にも、やや不安定な要素があるかもしれません。
しかし人生を生きるために時には回り道も必要ですし、迷いや失敗が知恵や経験となることもあるでしょう。
どんな人生も興味深いものであり有意義なものと言えます。

4-1【運命線の本数①ない】

運命線がないのは、失敗するとか不運とか等のマイナスの意味ではありません。
現在は特に強い願望や頑張りたいという動機がないと読み取ります。
流されやすい一面はありますが、切羽詰まった状況にならないためおっとり生きているケースもあるようです。
明確な目標が定まると、線が出て来ることもあります。

4-2【運命線の本数②複数】

同時にいくつもの仕事や趣味をこなす人です。
たとえば3つなら、3つの分野で活躍したり三種類の専門分野ができたりするかもしれません。
しかしたくさんの線が不規則にある場合、こうしたいという願望が定まらないこともあるようです。

4-3【運命線の本数③二重運命線】

2つの強い運命線があるのが、二重運命線です。
非常にパワフルで、強い成功運の持ち主と言えるでしょう。
成功運も標準より当然高く、また副業で本業に匹敵するほどの成果や報酬を得る優れた才覚の持ち主もいるようです。

5-1【運命線の長さ①長い】

手のひらの下部から指のすぐ下まで続く運命線は、吉相です。
気力ややる気やエネルギーに満ちており、やりがいのある満足した人生を過ごしやすいとされます。

5-2【運命線の長さ②下から始まって感情線で止まっている】

下から上ってきた運命線が、感情線の辺りで止まっている場合、その後に他の運命線があるかないかにより意味が違ってきます。
もう一本の運命線が感情線より上にある場合、50歳くらいで運命の転換期があり、仕事や環境を変えるようなことがあるかもしれません。
その先に特に線がない場合、人付き合いでの影響や感情のままに動くせいで、この辺りから苦労する可能性があります。
また50歳くらいで気力や体力の衰えがあり、仕事を楽なものにする等、無理をしなくなるかもしれません。

5-3【運命線の長さ③下から始まって知能線（頭脳線）で止まっている】

人生の前半に力を発揮するタイプです。
おおむね35歳くらいを境に運気が弱くなる傾向があります。
しかし知能線より上にある他の運命線があるかないかにより、意味が違ってきます。
知能線より上にある他の運命線がある場合、大体35歳くらいを境に一旦運気は衰えますが、やがて人生の転換期がやってくるでしょう。
その先に特に線がない場合、中年以降に人生の道筋に迷ってしまうところがあります。
しかし中には、生活のために死に物狂いで頑張る必要がなく、安穏と生活ができる受動的ですが恵まれたケースもあるようです。

5-4【運命線の長さ④手のひらの中くらいから始まっている】

手のひらの下辺りには運命線らしき線がなく、中程からスタートしているケースです。
「人生の中盤から本気を出す」パターンと言えます。
学生時代はのんびり過ごしていましたが、社会人になって一念発起して頑張り始めるタイプです。
人生の途中から明確に「こうなりたい」という意識が芽生えて努力しますが、それまでは漠然と流れのまま過ごすかもしれません。
しかし中盤から人生が一気に忙しくなっても、最後までやり通すでしょう。

5-5【運命線の長さ⑤感情線の上あたりから始まる短い線】

人生の後半で花を咲かせるタイプです。
若い頃はそこまでパワフルではなく、どことなく流れのまま生きてきましたが、大器晩成型として有終の美を飾るでしょう。
老後も趣味や第二の仕事など、いきいきとした活動的な生き方が出来るようです。

5-6突き抜けたら天下筋？

運命線が手の下の方から指の付け根まで突き抜けている相のことを、「天下筋」や「天下取りの相」などと呼ぶことがあります。
とてもパワーのある相で、周囲に対する影響力もあるでしょう。

6-1【運命線の始点①生命線から始まっている】

とても真面目で、コツコツと自力で頑張って充実した人生を築き上げていくでしょう。
努力家で勉強熱心で、運命を切り開いていきます。
しかし運命線が感情線の上まで届かない場合、ややパワーダウン気味なので、しっかりと目標を定める必要があります。

6-2【運命線の始点②知能線（頭脳線）から始まっている】

中年期から仕事が波に乗るなど、充実した環境になっていく暗示です。
人生の途中で人に認められてやる気が出るのかもしれません。
また持ち前の知性と才能で、中年期から人生が面白くなっていくことを表しているようです。

6-3【運命線の始点③月丘から始まっている】

月丘とは、小指の下の方の手首側にある膨らみです。
ここから運命線がスタートする人は、周囲からの支持や支援により運気が向上するでしょう。
本人も他人からの人気を集めるのが上手で、その能力を仕事に役立てることができるのです。

7-1流年法で転機の時期を知る！

運命線は手首の方が初年運で、指の近い方が晩年運です。
・手首の辺り……生まれた頃
この辺りから知能線になるまでの辺りは初年運を示します。
知能線と手首の中間辺りが20才前後でしょう。
・頭脳線との交点……35才頃
知能線から感情線の辺りまでが人生で最も活動する中年期を意味しています。
知能線と感情線の中間は40代前半と読み取ることができるでしょう。
手のひらの真ん中辺りが30才前後と読めます。
・感情線との交点……50才頃
感情線から中指の間は晩年期を表しています。
・中指の付け根……100才頃
たとえば30才辺りに島がある場合、その頃停滞する、などと読み取ることができます。
ではこの流年法を元に、途中の線の様子から運気を見ていくといいでしょう。

7-2【運命線の状態①遮るものが何もなく、くっきり刻まれている】

恵まれた吉の相で、成功を目指して努力しています。
社会の第一線で頑張る気概があるでしょう。
比較的挫折が少なく、順風満帆な人生を送ることができる相でもあります。

7-3【運命線の状態②障害線（妨害線）がある】

人生の途中で邪魔が入ったり、一時的に目的を見失ったりするようです。
しかし時間はかかりますが、結果的に苦難を乗り越えて進んでいくでしょう。
何本もある場合、流年法を見てスランプの時期を読み取ることができます。

7-4【運命線の状態③島がある】

人生の途中で運気が停滞し、制限が掛かったり思う通りにならなかったりするような悩み多き時期を過ごすことになりそうです。
低迷期には無理をすることなく、トラブルになりそうな言動を慎むことでマイナス面を回避できるでしょう。

7-5【運命線の状態④切れ目がある】

切れ目のある頃に目標を見失うなど、運命が一時的に低迷期に突入するでしょう。
失意を味わったり不満の多い時期になったりしがちで、切れ目が大きいとダメージやスランプも大きいようです。
切れ目が小さい場合、一時的な苦境や方向転換となるかもしれません。
しかし衰退期を経て、再び転機となり運命を盛り返すようです。

7-6【運命線の状態⑤一本の運命線が、途中で二本に枝分かれしている】

吉の意味でこの流年の頃に人生の可能性が開かれていくようです。
枝分かれした先が、どの方向に向かうかにより解釈が変わります。
枝分かれした線が薬指へと向かう場合、運命線と合流した太陽線となり、人生で支援や引き立てを受け、可能性が大いに伸びるでしょう。
どの辺りで分かれているかにより読み方が変わります。
知能線（頭脳線）と交わる辺りで枝分かれしている場合、35歳前後で栄転や昇進、人生の良い転換期がやってくるでしょう。
枝分かれした線が小指へと向かう場合、運命線と合流した財運線となり、金運が向上するため起業独立などに向いています。

7-7【運命線の本数⑥一本の運命線が、途中で三本に枝分かれしている】

大吉の意味で、この流年の頃に運命の転換期を示します。
一本が途中から3つに分かれ、中指と薬指と小指へ、それぞれ線が続いている相です。
覇王線、三奇紋などと呼ばれる大吉相で、人生は大成功間違いなしとも言われる程のパワフルな相と言えます。

7-8その他、スター（星状）があるなど

スター線（星状）は予想していなかった運気の大変化を意味します。
大吉とされることもありますが、解釈によっては悪い意味になることもあるようです。
他にも一時的に薄くなっている場合は、その頃の運気は伸び悩みがちになりますが、濃くなる頃にパワーが復活するでしょう。

8-1【大吉相の運命線①長くて濃い】

大満足の一生を送ることができる素晴らしい吉相です。
社会的に活躍し、周囲に尊敬され役に立つ人となるでしょう。

8-2【大吉相の運命線②覇王線】

運命線が途中で3またになっており、一つは中指へ、一つは薬指へ、一つは小指に向かっている相です。
大発展の吉相であり、様々な分野で目立つ活躍が見込めます。
財運や人気運もあり、周囲からサポートされて成功の階段を上っていくのです。

8-3【大吉相の運命線③ラッキーM】

あると嬉しい線の代表格の一つ、ラッキーM。
生命線、知能線（頭脳線）、運命線、感情線の4つがまるでアルファベット大文字のMのようになっている相です。
基本的な運気が揃っており、充実した日々を暮らすことができるでしょう。

8-4【大吉相の運命線④二重運命線】

二つの才能や二つの仕事などを持ち、能力を活かして活動的に生きるでしょう。
また主婦とキャリアウーマンなど、一人二役を上手にこなす人もいます。
他の人より活力ややる気、興味が二倍あるのです。
運気が強く華やかな活躍をする人もいます。

9-1総合的な解釈の仕方の例

運命線の読み方で「どう見るのが正解？」と疑問になることもあるでしょう。
色々な読み方がありますが、ひとつひとつ組み合わせて判断していくといいです。
たとえば右手は運命線が弱々しく曲がりくねっていて、左手は月丘から伸びる長い線になっている人の場合は、このように読み取れます。
今は人生に対してどこか消極的でフラフラしていますが、潜在的な性質は人気者の素養があり、誰かの縁で引き立てられて成功するパワーがあります。
強い意味は右手の方ですが、元々備わっていた人気運を活用することで、運命が切り開いていけるでしょう。
また、切れ切れで濃い運命線が三本に枝分かれしている場合、悪いのか良いのか解釈に悩むかもしれません。
この場合、「良い」「悪い」と簡単に判定するのではなく、「フラフラしている所があるが、努力により大成功の可能性を秘めている」という風に、読むといいでしょう。

9-2手相をより深く学ぶために

手相は脳が刻み込んだ相であり、あなたの考えや願望を表しています。
人生の成功や仕事なども、脳が望むままに運命へとなっていくのでしょう。
このため、手相をより深く学ぶことは、あなたの人生にとっても有益なことになります。
特に、人生の分岐点がいつか分かる「流年法」をより深く学ぶことで、来るべきチャンスに備えることもできるでしょう。
様々な学び方がありますが、気軽に在宅で学べる通信講座で占い師を目指すのもいいですね。
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