犬がトリミングで暴れる理由とは?嫌がる理由や対処法、対応!
トリミング中に犬が暴れるのは、多くの飼い主が直面する悩みです。
犬が嫌がる理由は多岐にわたり、慣れない環境や恐怖心、敏感な部位への触れられ方など、さまざまな要因が関係しています。
飼い主としては、これらの原因を理解し、適切な対応を取ることで、犬がトリミングをよりリラックスして受け入れられるようにすることが大切です。
見た目をきれいにするだけでなく、犬の健康と安全を守るためにも欠かせないのがトリミング。でも犬をトリミングしようとすると、暴れて手が付けられないことも。なぜ犬はトリミングのときに暴れるのでしょうか。今回は犬がトリミングで暴れる理由や対処法をご紹介します。
- 目次
- 1. 犬がトリミング中に暴れる理由とその背景
- 1-1. トリミングに慣れていない恐怖心
- 1-2. 慣れない場所でのストレス反応
- 1-3. 痛みへの敏感な反応
- 1-4. 身体の特定の部位に触れられた時の行動
- 1-5. 飼い主以外の人に触れられることへの抵抗
- 1-6. トラウマによる行動の変化
- 2. トリミング中に暴れる犬への効果的な対処法
- 2-1. トリミングに徐々に慣れさせる方法
- 2-2. 子犬の頃からのトリミングトレーニング
- 2-3. 優しさとポジティブ強化の重要性
- 2-4. 報酬を使った行動強化
- 2-5. リラックスできる環境作りのポイント
- 2-6. 環境に応じた落ち着かせ方
- 3. 犬の問題行動に対する対応策
- 3-1. 噛みつきや荒れた行動の抑制方法
- 3-2. 問題行動に対処するための段階的アプローチ
- 3-3. 無理せず犬を落ち着かせる手法
- 3-4. 飼い主が立ち会うことの効果
- 4. トリミングの基本ステップと犬の対応方法
- 4-1. シャンプーとブローの重要性
- 4-2. 犬に負担をかけないベイシング方法
- 4-3. トリミングテーブルでのカット時の注意点
- 4-4. テーブルでの安定した姿勢を維持させる方法
- 5. トリミング後に起こりやすいトラブルとその対策
- 5-1. 怪我への対応方法と予防策
- 5-2. トリミング後のチェックポイント
- 5-3. トリミング後に震える犬の対処法
- 5-4. ストレスを軽減させるアプローチ
- 6. 犬のトリミングまでの手順
- 7. 犬がトリミングを嫌がる理由
- 7-1. 人見知りでシャイな性格
- 7-2. されていることが不快
- 7-3. トラウマがある
- 7-4. トリマーとの相性が合わない
- 8. 暴れる犬への飼い主の対処法
- 8-1. サロンやショップで見学をする
- 8-2. 普段の生活で慣れさせる
- 8-3. まずはスキンシップを取る
- 8-4. 子犬の頃から慣らす
- 9. トリミング後によくあるトラブルと対処法
- 9-1. ケガをして帰ってくる
- 9-2. 震えて帰ってくる
- 9-3. 爪からの出血が止まっていない
- 10. まとめ
01犬がトリミング中に暴れる理由とその背景
1-1トリミングに慣れていない恐怖心
犬がトリミング中に恐怖心を抱くことは珍しいことではありません。 特に、初めてのトリミングや慣れていない環境に置かれた場合、犬は非常に不安を感じることがあります。 この恐怖心が原因で、犬はトリミング中に落ち着きを失い、暴れたりすることがあるのです。
慣れない場所でのストレス反応
犬は慣れていない場所や状況に直面すると、自然にストレスを感じることがあります。 例えば、トリミングサロンの独特な音や匂い、見知らぬ人々の存在は、犬にとって新しい刺激となり、ストレス反応を引き起こすことがあります。 犬は、こうした環境変化に対して防衛反応を示し、暴れることで自分を守ろうとするのです。 特に、人が頻繁に出入りする場所や音が大きい場所では、犬はより強いストレスを感じやすくなります。
1-1痛みへの敏感な反応
犬がトリミング中に特定の部分を触られた際、痛みや不快感を感じることがあります。 このような感覚が犬にとってトリミングの嫌な経験となり、次回以降のトリミング時にも敏感に反応する要因となることがあります。 特に、過去に痛みを感じた経験があると、その部位に対する防衛反応はより強くなります。
身体の特定の部位に触れられた時の行動
犬は、特定の部位に触れられることを嫌がる場合があります。 特に、足先や耳周り、尾などの敏感な部分に触れられると、犬は不快感を覚えやすくなるのです。 過去にその部位で痛みを感じた経験がある犬は、同じ部分を触られると反射的に暴れたり、逃げたりしようとする行動を取ることがあります。 このような反応は、犬が自身の身体を守ろうとする自然な防衛本能から来ており、トリマーがその部位を注意深く扱うことが求められます。
1-1飼い主以外の人に触れられることへの抵抗
多くの犬は、飼い主以外の人に触れられることに抵抗を感じることがあります。 これは、特に人見知りの性格を持つ犬や、過去に他人に対して嫌な経験をした犬によく見られる反応です。 飼い主との信頼関係が深い犬は、飼い主以外の人に触れられることで不安や恐怖を感じやすく、その結果トリミング中に暴れることがあります。
トラウマによる行動の変化
過去の経験が犬の行動に大きな影響を与えることは、よく知られています。 特に、過去にトリミング中に嫌な思いをした犬や、他人に対して強い不安感を抱いた経験がある犬は、そのトラウマが現在の行動に反映されることがあります。 例えば、過去に痛みを伴うトリミングを経験した犬は、次回のトリミング時に過剰な反応を示し、暴れることが増える傾向があります。 このような犬に対しては、慎重な対応が必要です。トラウマを克服するためには、徐々にトリミングに慣れさせ、安心感を与えることが効果的です。 これらの理由が犬がトリミング中に暴れる背景にあり、それぞれの犬に応じた対策が求められます。
01トリミング中に暴れる犬への効果的な対処法
1-1トリミングに徐々に慣れさせる方法
犬がトリミング中に暴れる原因の一つは、トリミング自体に慣れていないことです。 犬が日常生活で経験しない音や触感、器具に突然接することで、不安やストレスを感じやすくなります。 そのため、犬がトリミングに少しずつ慣れていけるようにすることが大切です。
子犬の頃からのトリミングトレーニング
最も効果的な方法の一つは、子犬の頃からトリミングに慣れさせることです。 幼犬期は社会化の重要な時期であり、この時期に様々な経験を積むことで、犬は未知のものに対する不安を軽減できます。 子犬の頃から、定期的にブラッシングや爪切りなどの簡単なケアを行うことで、トリミングに関連する動作に慣れさせることが可能です。 まずは家で短時間のブラッシングや体に触れる練習から始め、徐々に時間を延ばしていくと良いでしょう。 また、シャンプーやドライヤーの音に慣れるための訓練も早い段階で取り入れると、トリミングサロンでのケアに対しても抵抗感が少なくなります。 こうした段階的なアプローチは、トリミング中に犬がパニックに陥らず、落ち着いて過ごせるようになる鍵です。
1-1優しさとポジティブ強化の重要性
犬の行動を導く上で、優しさとポジティブな強化は非常に有効です。 トリミング中に犬が暴れる理由が恐怖や不安に起因している場合、無理やり押さえつけるのではなく、優しく接することで犬の安心感を高められます。 また、ポジティブ強化を活用することで、トリミングに対する前向きな印象を与えられます。
報酬を使った行動強化
犬が良い行動をしたときに、報酬を与えることでその行動を強化するポジティブ強化は、トリミングでも有効です。 例えば、トリミングの際に落ち着いていられた場合、好きなおやつや褒め言葉を与えることで、犬はその行動が良いことであると学びます。 これにより、次回以降のトリミングでも同じ行動をとる可能性が高くなります。 報酬のタイミングも重要です。 犬が落ち着いている瞬間にすぐに報酬を与えることで、犬は自分の行動と報酬の関係を理解しやすくなります。 さらに、トリミングの進行に応じて段階的に報酬を与えると、長時間のトリミングセッションでも犬が集中力を保ちやすくなります。 報酬としては、犬が特に喜ぶおやつや遊び道具などを選ぶと効果的です。
1-1リラックスできる環境作りのポイント
犬がトリミング中にリラックスできる環境を作ることは、暴れる行動を減らすために非常に重要です。 トリミングサロンは、犬にとって慣れない場所であるため、環境自体がストレスを引き起こす原因となることがあります。 そのため、犬が安心して過ごせる環境を整えることが求められます。
環境に応じた落ち着かせ方
犬がリラックスできる環境を作るためには、まずサロン内の音や照明、匂いに配慮する必要があります。 静かな音楽や落ち着いた照明を使用することで、犬の緊張を和らげられます。 また、サロンに犬が慣れていない場合は、事前に短時間だけサロンを訪れる「慣らし訪問」を行うことも有効です。 また、家でトリミングを行う際には、犬が落ち着ける場所で作業を行うことが重要です。 普段から慣れている居場所でトリミングをすると、犬は環境の変化に対するストレスを感じにくくなります。 さらに、トリミング中は短時間で休憩を挟み、犬が緊張を解く時間を作ることも大切です。 休憩中におやつを与えたり、少し遊んでリラックスさせたりすることで、次のトリミング作業に対する抵抗感を減らすことができます。 このように、環境を整え、犬がリラックスできる状態を保つことは、トリミング中の犬の行動に大きな影響を与えます。
01犬の問題行動に対する対応策
1-1噛みつきや荒れた行動の抑制方法
犬が噛みついたり、荒れた行動を取ったりする場合、それはしばしば恐怖や不安、ストレスの結果です。 このような行動は一度習慣化すると、改善が難しくなるため、早期の対処が重要です。 犬の問題行動を抑えるためには、飼い主が犬の心理を理解し、段階的なアプローチを取ることが効果的です。
問題行動に対処するための段階的アプローチ
問題行動に対処する際には、いきなり強制的に行動を変えようとするのではなく、犬にとって無理のない段階的なアプローチが効果的です。 まず、犬がどのような状況で問題行動を起こしているのかを観察し、引き金となる原因を特定します。 その上で、その原因に対して少しずつ犬を慣らしていくことが重要です。 例えば、他の犬や見知らぬ人に対して過剰に反応して噛みつく場合、まずは安全な距離から犬を少しずつ他の犬や人に慣れさせ、ポジティブな体験を与えることで徐々に反応を抑えていくことができます。 このようなトレーニングを通じて、犬は少しずつ環境に順応し、問題行動を抑えられるようになります。 また、噛みつきのような攻撃的な行動に対しては、飼い主が冷静に対処することが大切です。 犬が噛んだ際に大声を出したり、過度に反応したりすることで、犬はその行動を強化してしまう可能性があります。 そのため、犬が問題行動を起こした場合でも、冷静な対応を心がけ、適切な行動をした際に報酬を与えることで、ポジティブな強化を促すことが有効です。
1-1無理せず犬を落ち着かせる手法
犬が問題行動を起こす際、無理にその行動を抑え込もうとすることは逆効果となる場合があります。 犬が暴れたり噛みついたりするのは、しばしば恐怖や不安が原因であり、無理な対応を取ることでさらにストレスを感じさせてしまうことがあります。 ここでは、無理なく犬を落ち着かせるための効果的な方法を紹介します。
飼い主が立ち会うことの効果
犬が安心感を持てる存在は、何よりも飼い主です。 特に、トリミングや病院でのケアなど、犬にとってストレスの多い場面では、飼い主が立ち会うことが犬を落ち着かせる大きな助けとなります。 飼い主の存在が犬にとって安心感を与え、リラックスした状態を保ちやすくするためです。 例えば、トリミングサロンや動物病院では、飼い主が近くにいることで犬が過度に緊張せず、暴れることを防ぐ効果が期待できます。 飼い主が犬に寄り添い、優しく声をかけることで、犬はストレスを感じる場面でも安心感を得られます。 このように、飼い主が立ち会うことで犬が落ち着くことができ、結果として問題行動を抑制することが可能です。 また、飼い主が立ち会うことに加えて、犬に対して適切なスキンシップを取ることも重要です。 優しく撫でたり、穏やかなトーンで声をかけたりすることで、犬はリラックスしやすくなり、過剰な興奮を鎮めることができます。 トリミングや医療処置の際に犬が不安を感じる場合は、飼い主の存在と共にスキンシップを取り入れることで、より効果的に犬を落ち着かせられます。 このように、犬の問題行動に対しては、無理に抑え込むのではなく、飼い主が立ち会うことで安心感を与え、自然に落ち着かせる手法が効果的です。
01トリミングの基本ステップと犬の対応方法
1-1シャンプーとブローの重要性
トリミングの最初のステップとして、シャンプーとブローは非常に重要な役割を果たします。 シャンプーは犬の皮膚や被毛を清潔に保ち、ブローはその後のカットをスムーズに行うために毛を整える工程です。 しかし、これらの過程は犬にとっては非常に刺激的で、不安を感じる犬も少なくありません。 そのため、飼い主やトリマーは、犬にできるだけ負担をかけない方法で進めることが大切です。
犬に負担をかけないベイシング方法
シャンプー(ベイシング)時に犬に負担をかけないためには、まず水温に気を配ることが重要です。 犬は人間よりも体温が高いため、ややぬるめの水を使用するとリラックスしやすくなります。 また、シャワーヘッドを犬の体に近づけて水を出すことで、音や水圧に驚かないようにするのもポイントです。 さらに、シャンプーを手早く終わらせるのではなく、優しくマッサージするように洗ってあげることで、犬がリラックスしてシャンプーを受け入れることができます。 この際、顔周りなど敏感な部分は慎重に扱い、犬が嫌がるようであれば無理に洗わないことが大切です。 シャンプー後のブローでは、ドライヤーの音や風が怖くないように、最初は低速で遠くから当て、徐々に犬が慣れるように進めると良いでしょう。
1-1トリミングテーブルでのカット時の注意点
シャンプーとブローが終わった後、次のステップとしてカットが行われます。 トリミングテーブルの上でカットを行う際には、犬の安全と快適さを保つことが非常に重要です。 テーブルの上は犬にとって不安定な場所であり、高さや周囲の環境によって緊張することがあります。 そのため、犬が落ち着いてカットを受けられるようにするための配慮が必要です。
テーブルでの安定した姿勢を維持させる方法
カット中、犬がトリミングテーブルの上で安定した姿勢を維持することは、犬にとってもトリマーにとっても安全で効果的なトリミングを行うために重要です。 まず、犬がテーブルの高さに慣れることが大切です。 犬が慣れていない場合、突然高い位置に置かれると驚きや不安を感じることがあるため、事前に短時間でもテーブルの上に立たせる練習をしておくと良いでしょう。 また、犬がリラックスして立っていられるよう、トリミング用の首輪やハーネスを使用することが効果的です。 これにより、犬が誤って飛び降りるリスクを減らし、トリマーも安全に作業を進められます。 犬が暴れないようにするためには、無理に押さえつけず、適度に休憩を取りながら作業を進めることが重要です。 休憩中に優しく声をかけたり、おやつを与えたりすることで犬をリラックスさせることができ、次のカットの工程もスムーズに進行します。 このように、犬にとって安全で快適な環境を整えることで、トリミングがストレスの少ない体験となり、犬も落ち着いてカットを受けられるようになります。
01トリミング後に起こりやすいトラブルとその対策
1-1怪我への対応方法と予防策
トリミング後に犬が経験するトラブルは、飼い主にとって心配の種になることが多いです。 特に、怪我やストレス反応として震えを見せる犬の対処方法を知っておくことは、トリミング後のケアにおいて重要です。 ここでは、トリミング後に起こりやすいトラブルと、それに対する具体的な対応策について詳しく解説します。
トリミング後のチェックポイント
トリミング後に怪我を確認するためには、まず犬の全身を丁寧にチェックすることが大切です。 特に、皮膚が薄くデリケートな部分、例えば耳の後ろや腹部、足の裏などは見逃しがちな箇所ですので、入念に確認する必要があります。 傷や赤みがないか、違和感を示す部位がないかを確認し、必要に応じて獣医に相談することが賢明です。 また、予防策としては、トリマーに対して犬の敏感な部分や過去に怪我をした経験がある場所を伝えることが重要です。 さらに、自宅でのブラッシングやシャンプーの際に、犬の被毛や皮膚の状態を定期的に確認することで、トリミング時のリスクを軽減できます。 普段から皮膚や毛の手入れを行っておくことで、トリミング時の作業もスムーズに進み、怪我のリスクを減らすことが可能です。
1-1トリミング後に震える犬の対処法
トリミングが終わった後、犬が震えているのを見たことがある飼い主は多いかもしれません。 これは、トリミングによるストレスや不安、寒さなどが原因となっている場合があります。 犬が震えている場合には、その原因を理解し、適切な対処を行うことで犬のストレスを軽減し、安心させることが重要です。
ストレスを軽減させるアプローチ
トリミング後に犬が震える場合、まず考えられる原因の一つはストレスです。 トリミングは犬にとって慣れない環境や刺激が多く、これが心理的な負担となり、震えを引き起こすことがあります。 この場合、飼い主ができるだけ早く犬をリラックスさせることが重要です。 まず、トリミングが終わったら、犬を静かで安心できる環境に連れて行き、ゆっくりと撫でてあげることで犬の緊張をほぐすことができます。 また、犬の好きなおやつを与えたり、飼い主と一緒に遊ぶ時間を設けたりすることで、トリミングが終わった後のポジティブな体験として認識させることも効果的です。 さらに、寒さが震えの原因である場合は、犬が冷えないように温かい毛布を用意したり、部屋の温度を適切に保ったりすることが必要です。 特に毛を短くカットした犬や、元々被毛が薄い犬種の場合、トリミング後の体温低下が震えを引き起こすことがあるため、温かい環境を整えてあげましょう。 このように、トリミング後の犬が見せる震えはストレスや環境の変化に対する反応であることが多いため、飼い主が適切な対応を取ることで、犬の安心感を高め、次回のトリミングもスムーズに行えるようになります。
01犬のトリミングまでの手順
犬がトリミングで暴れる原因を見ていく前に、まずは犬のトリミングの手順をおさらいしておきましょう。
トリミングというと、犬の毛をカットするだけと考えている方もいらっしゃいますが、その前後にも様々な過程があります。
カットの前に行われるのがシャンプーとブロー。カットの前にシャンプーを行うのは、毛に絡まったゴミやホコリなどをとりのぞき、固まってしまった汚れを落とすことが目的。そうすることで、ハサミやバリカンを傷めず、スムーズに毛をカットすることができます。
この過程をベイシングと呼びますが、実はこのベイシングが苦手な犬は多いもの。子どもの頃からシャンプーの経験がない場合や、以前シャンプーで無理やり押さえつけられるなど嫌な記憶があると、犬はベイシングの途中で暴れることがあります。
ベイシングのあとは、いよいよ毛のカットに入りますが、カットが行われるのはトリミングテーブルと呼ばれる場所。
カット自体は犬にとっても快適なものですが、落ち着きのない犬の場合、テーブルの上で動き回ることがあり、そうなってしまうときれいなカットができない原因となってしまいます。
02犬がトリミングを嫌がる理由
犬がトリミングを嫌がるには犬の性格に由来するものや、過去の経験に原因があるものなど、様々な理由があります。
2-1人見知りでシャイな性格
犬は犬種だけでなく、持って生まれた性格によっても違いが生まれます。また、どのように育ったかによっても、異なる性格に成長します。
もし生まれてからサロンなどに行ったことがない、散歩などでも他の犬や飼い主さんと触れ合った経験が少ないという場合、人見知りでシャイな性格に育つため、トリミングを嫌がる原因になることがあります。
また、触られることに慣れていなければ、できるだけ人の手から逃げようとして暴れることもあります。
2-2されていることが不快
トリミングにはブラッシングやシャンプー、ドライ、カットなど様々な過程がありますが、犬によっては特定の過程だけを嫌がる、その段階になると暴れるということも珍しくありません。
もし自分がされていることが不快だと感じた場合、犬は逃げようとして大暴れしてしまいます。
2-3トラウマがある
家庭でトリミングを行うと、できるだけ早くスムーズに進めようとして犬を抑えつけてしまうことがあります。また、ハサミなどの切れ味が悪く皮膚を傷つけてしまう、顔を洗うときに水を鼻に入れてしまうなどのトラブルもつきもの。
その経験があまりに苦痛だった場合、それがトラウマになってしまい、トリミングのたびにまた痛い目にあうのではないかと考えて暴れることもあります。
2-4トリマーとの相性が合わない
トリミングには犬とトリマーの相性も重要。どちらに問題がなくても、単に相性が合わないという場合、犬はトリミング自体を拒否してしまいます。
03暴れる犬への飼い主の対処法
トリミング中に犬が暴れると、ケガの原因になってしまうことも。では、暴れる犬に対して飼い主はどのように対処すればよいのでしょうか。
3-1サロンやショップで見学をする
人見知りの犬の場合、飼い主の姿が見えないだけで不安になることがあります。また、サロンやショップなどの慣れない場所は、そこにいるだけで犬にとってはかなりのストレス。
その場合には、犬が必要以上のストレスを感じないようにあらかじめサロンやショップを見学しておきましょう。見学をすることで、犬を落ち着かせるだけでなく、飼い主にとっても犬がどう扱われているか知ることにもつながります。
逆に飼い主がいることで必要以上に興奮するなら、視界に入らないようにするという対処法もあります。
3-2普段の生活で慣れさせる
シャンプーなど特定の作業に対して暴れるときには、普段の生活で少しずつ慣れさせるのが効果的。散歩帰りに足やお尻だけを洗うなど、少しずつ習慣づけていきましょう。
3-3まずはスキンシップを取る
人間も知らない人を前にすると緊張するもの。犬にとってもそれは同じことです。
もし犬が怖がっているようなら、まずトリマーさんも交えてスキンシップを取ってみましょう。
いきなりトリミングを始めるのではなく、まずサロンやトリマーに慣れさせることを目標にするのもよいでしょう。
3-4子犬の頃から慣らす
大人しくトリミングを受けることのできる犬は、子犬の頃から慣れていることが多いもの。
もし子犬から育てる場合には、3~4週間に1度程度のペースでサロンやショップに連れて行ってみましょう。
04トリミング後によくあるトラブルと対処法
サロンやショップに預けたあと、犬に様々なトラブルが起きることもあります。その場合、飼い主はどのように対処すればいのでしょうか。
4-1ケガをして帰ってくる
トリミングからケガをして帰って来ると、虐待を疑ってしまいますが、実はトリミングに行く前にすでにケガをしていることも少なくありません。つまりトリミングによって毛をカットしたことで、傷がはっきり見えてしまうというケース。
不要な心配を抱えないためには、まず事前にしっかりと犬の身体をチェックしておきましょう。
また、トリミングから帰って来ると身体が痒くなった様子を見せることもあります。その痒さの原因が、バリカンやシャンプーに負けたものなのか、元から皮膚トラブルがあったのかを見極めておくのも重要です。
4-2震えて帰ってくる
犬は環境の変化に非常に敏感なもの。特にサロンで使うシャワーやドライヤーの違いで、怯えてしまうこともあります。
もし犬が不安を感じているようであれば、トリマーさんと相談したり、思い切って別のサロンに通ってみるのがおすすめです。
4-3爪からの出血が止まっていない
犬の爪には血管が通っているため、切りすぎると出血が止まらない場合があります。もし出血がある場合には、爪の様子を確認して深爪になっていないかどうか確かめましょう。
サロンでは止血のための処置が行われることもありますが、万が一に備えて家庭でも止血剤などを用意しておくのがよいでしょう。
01まとめ
トリミング中に犬が暴れる理由は、恐怖心やストレス、不慣れな環境などさまざまな要因が関係しています。
飼い主としては、犬が安心してトリミングを受けられるように、徐々に慣れさせたり、優しく接したりすることが大切です。
また、報酬を用いたポジティブ強化やリラックスできる環境作りも有効です。
犬の性格や経験に応じた適切な対応を取ることで、犬がトリミングを嫌がることなく、落ち着いて過ごせるようになるでしょう。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
なかむらあや 先生
トリミングサロンわんすりーる運営
1991年生まれ。茨城県出身。大手チェーン店舗から個人店舗まで様々なサロンで働き経験を積み、出張トリミングで独立。独立後半年で予約が取れなくなるほどの大人気トリマーに。2020年には東京都板橋区に「トリミングサロンわんすりーる」をオープン。
80,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
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トリミングというと、犬の毛をカットするだけと考えている方もいらっしゃいますが、その前後にも様々な過程があります。
カットの前に行われるのがシャンプーとブロー。カットの前にシャンプーを行うのは、毛に絡まったゴミやホコリなどをとりのぞき、固まってしまった汚れを落とすことが目的。そうすることで、ハサミやバリカンを傷めず、スムーズに毛をカットすることができます。
この過程をベイシングと呼びますが、実はこのベイシングが苦手な犬は多いもの。子どもの頃からシャンプーの経験がない場合や、以前シャンプーで無理やり押さえつけられるなど嫌な記憶があると、犬はベイシングの途中で暴れることがあります。
ベイシングのあとは、いよいよ毛のカットに入りますが、カットが行われるのはトリミングテーブルと呼ばれる場所。
カット自体は犬にとっても快適なものですが、落ち着きのない犬の場合、テーブルの上で動き回ることがあり、そうなってしまうときれいなカットができない原因となってしまいます。
02犬がトリミングを嫌がる理由
犬がトリミングを嫌がるには犬の性格に由来するものや、過去の経験に原因があるものなど、様々な理由があります。
2-1人見知りでシャイな性格
犬は犬種だけでなく、持って生まれた性格によっても違いが生まれます。また、どのように育ったかによっても、異なる性格に成長します。
もし生まれてからサロンなどに行ったことがない、散歩などでも他の犬や飼い主さんと触れ合った経験が少ないという場合、人見知りでシャイな性格に育つため、トリミングを嫌がる原因になることがあります。
また、触られることに慣れていなければ、できるだけ人の手から逃げようとして暴れることもあります。
2-2されていることが不快
トリミングにはブラッシングやシャンプー、ドライ、カットなど様々な過程がありますが、犬によっては特定の過程だけを嫌がる、その段階になると暴れるということも珍しくありません。
もし自分がされていることが不快だと感じた場合、犬は逃げようとして大暴れしてしまいます。
2-3トラウマがある
家庭でトリミングを行うと、できるだけ早くスムーズに進めようとして犬を抑えつけてしまうことがあります。また、ハサミなどの切れ味が悪く皮膚を傷つけてしまう、顔を洗うときに水を鼻に入れてしまうなどのトラブルもつきもの。
その経験があまりに苦痛だった場合、それがトラウマになってしまい、トリミングのたびにまた痛い目にあうのではないかと考えて暴れることもあります。
2-4トリマーとの相性が合わない
トリミングには犬とトリマーの相性も重要。どちらに問題がなくても、単に相性が合わないという場合、犬はトリミング自体を拒否してしまいます。
03暴れる犬への飼い主の対処法
トリミング中に犬が暴れると、ケガの原因になってしまうことも。では、暴れる犬に対して飼い主はどのように対処すればよいのでしょうか。
3-1サロンやショップで見学をする
人見知りの犬の場合、飼い主の姿が見えないだけで不安になることがあります。また、サロンやショップなどの慣れない場所は、そこにいるだけで犬にとってはかなりのストレス。
その場合には、犬が必要以上のストレスを感じないようにあらかじめサロンやショップを見学しておきましょう。見学をすることで、犬を落ち着かせるだけでなく、飼い主にとっても犬がどう扱われているか知ることにもつながります。
逆に飼い主がいることで必要以上に興奮するなら、視界に入らないようにするという対処法もあります。
3-2普段の生活で慣れさせる
シャンプーなど特定の作業に対して暴れるときには、普段の生活で少しずつ慣れさせるのが効果的。散歩帰りに足やお尻だけを洗うなど、少しずつ習慣づけていきましょう。
3-3まずはスキンシップを取る
人間も知らない人を前にすると緊張するもの。犬にとってもそれは同じことです。
もし犬が怖がっているようなら、まずトリマーさんも交えてスキンシップを取ってみましょう。
いきなりトリミングを始めるのではなく、まずサロンやトリマーに慣れさせることを目標にするのもよいでしょう。
3-4子犬の頃から慣らす
大人しくトリミングを受けることのできる犬は、子犬の頃から慣れていることが多いもの。
もし子犬から育てる場合には、3~4週間に1度程度のペースでサロンやショップに連れて行ってみましょう。
04トリミング後によくあるトラブルと対処法
サロンやショップに預けたあと、犬に様々なトラブルが起きることもあります。その場合、飼い主はどのように対処すればいのでしょうか。
4-1ケガをして帰ってくる
トリミングからケガをして帰って来ると、虐待を疑ってしまいますが、実はトリミングに行く前にすでにケガをしていることも少なくありません。つまりトリミングによって毛をカットしたことで、傷がはっきり見えてしまうというケース。
不要な心配を抱えないためには、まず事前にしっかりと犬の身体をチェックしておきましょう。
また、トリミングから帰って来ると身体が痒くなった様子を見せることもあります。その痒さの原因が、バリカンやシャンプーに負けたものなのか、元から皮膚トラブルがあったのかを見極めておくのも重要です。
4-2震えて帰ってくる
犬は環境の変化に非常に敏感なもの。特にサロンで使うシャワーやドライヤーの違いで、怯えてしまうこともあります。
もし犬が不安を感じているようであれば、トリマーさんと相談したり、思い切って別のサロンに通ってみるのがおすすめです。
4-3爪からの出血が止まっていない
犬の爪には血管が通っているため、切りすぎると出血が止まらない場合があります。もし出血がある場合には、爪の様子を確認して深爪になっていないかどうか確かめましょう。
サロンでは止血のための処置が行われることもありますが、万が一に備えて家庭でも止血剤などを用意しておくのがよいでしょう。
01まとめ
トリミング中に犬が暴れる理由は、恐怖心やストレス、不慣れな環境などさまざまな要因が関係しています。
飼い主としては、犬が安心してトリミングを受けられるように、徐々に慣れさせたり、優しく接したりすることが大切です。
また、報酬を用いたポジティブ強化やリラックスできる環境作りも有効です。
犬の性格や経験に応じた適切な対応を取ることで、犬がトリミングを嫌がることなく、落ち着いて過ごせるようになるでしょう。
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なかむらあや 先生
トリミングサロンわんすりーる運営
1991年生まれ。茨城県出身。大手チェーン店舗から個人店舗まで様々なサロンで働き経験を積み、出張トリミングで独立。独立後半年で予約が取れなくなるほどの大人気トリマーに。2020年には東京都板橋区に「トリミングサロンわんすりーる」をオープン。
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2-1人見知りでシャイな性格
犬は犬種だけでなく、持って生まれた性格によっても違いが生まれます。また、どのように育ったかによっても、異なる性格に成長します。
もし生まれてからサロンなどに行ったことがない、散歩などでも他の犬や飼い主さんと触れ合った経験が少ないという場合、人見知りでシャイな性格に育つため、トリミングを嫌がる原因になることがあります。
また、触られることに慣れていなければ、できるだけ人の手から逃げようとして暴れることもあります。
2-2されていることが不快
トリミングにはブラッシングやシャンプー、ドライ、カットなど様々な過程がありますが、犬によっては特定の過程だけを嫌がる、その段階になると暴れるということも珍しくありません。
もし自分がされていることが不快だと感じた場合、犬は逃げようとして大暴れしてしまいます。
2-3トラウマがある
家庭でトリミングを行うと、できるだけ早くスムーズに進めようとして犬を抑えつけてしまうことがあります。また、ハサミなどの切れ味が悪く皮膚を傷つけてしまう、顔を洗うときに水を鼻に入れてしまうなどのトラブルもつきもの。
その経験があまりに苦痛だった場合、それがトラウマになってしまい、トリミングのたびにまた痛い目にあうのではないかと考えて暴れることもあります。
2-4トリマーとの相性が合わない
トリミングには犬とトリマーの相性も重要。どちらに問題がなくても、単に相性が合わないという場合、犬はトリミング自体を拒否してしまいます。
03暴れる犬への飼い主の対処法
トリミング中に犬が暴れると、ケガの原因になってしまうことも。では、暴れる犬に対して飼い主はどのように対処すればよいのでしょうか。
3-1サロンやショップで見学をする
人見知りの犬の場合、飼い主の姿が見えないだけで不安になることがあります。また、サロンやショップなどの慣れない場所は、そこにいるだけで犬にとってはかなりのストレス。
その場合には、犬が必要以上のストレスを感じないようにあらかじめサロンやショップを見学しておきましょう。見学をすることで、犬を落ち着かせるだけでなく、飼い主にとっても犬がどう扱われているか知ることにもつながります。
逆に飼い主がいることで必要以上に興奮するなら、視界に入らないようにするという対処法もあります。
3-2普段の生活で慣れさせる
シャンプーなど特定の作業に対して暴れるときには、普段の生活で少しずつ慣れさせるのが効果的。散歩帰りに足やお尻だけを洗うなど、少しずつ習慣づけていきましょう。
3-3まずはスキンシップを取る
人間も知らない人を前にすると緊張するもの。犬にとってもそれは同じことです。
もし犬が怖がっているようなら、まずトリマーさんも交えてスキンシップを取ってみましょう。
いきなりトリミングを始めるのではなく、まずサロンやトリマーに慣れさせることを目標にするのもよいでしょう。
3-4子犬の頃から慣らす
大人しくトリミングを受けることのできる犬は、子犬の頃から慣れていることが多いもの。
もし子犬から育てる場合には、3~4週間に1度程度のペースでサロンやショップに連れて行ってみましょう。
04トリミング後によくあるトラブルと対処法
サロンやショップに預けたあと、犬に様々なトラブルが起きることもあります。その場合、飼い主はどのように対処すればいのでしょうか。
4-1ケガをして帰ってくる
トリミングからケガをして帰って来ると、虐待を疑ってしまいますが、実はトリミングに行く前にすでにケガをしていることも少なくありません。つまりトリミングによって毛をカットしたことで、傷がはっきり見えてしまうというケース。
不要な心配を抱えないためには、まず事前にしっかりと犬の身体をチェックしておきましょう。
また、トリミングから帰って来ると身体が痒くなった様子を見せることもあります。その痒さの原因が、バリカンやシャンプーに負けたものなのか、元から皮膚トラブルがあったのかを見極めておくのも重要です。
4-2震えて帰ってくる
犬は環境の変化に非常に敏感なもの。特にサロンで使うシャワーやドライヤーの違いで、怯えてしまうこともあります。
もし犬が不安を感じているようであれば、トリマーさんと相談したり、思い切って別のサロンに通ってみるのがおすすめです。
4-3爪からの出血が止まっていない
犬の爪には血管が通っているため、切りすぎると出血が止まらない場合があります。もし出血がある場合には、爪の様子を確認して深爪になっていないかどうか確かめましょう。
サロンでは止血のための処置が行われることもありますが、万が一に備えて家庭でも止血剤などを用意しておくのがよいでしょう。
01まとめ
トリミング中に犬が暴れる理由は、恐怖心やストレス、不慣れな環境などさまざまな要因が関係しています。
飼い主としては、犬が安心してトリミングを受けられるように、徐々に慣れさせたり、優しく接したりすることが大切です。
また、報酬を用いたポジティブ強化やリラックスできる環境作りも有効です。
犬の性格や経験に応じた適切な対応を取ることで、犬がトリミングを嫌がることなく、落ち着いて過ごせるようになるでしょう。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
なかむらあや 先生
トリミングサロンわんすりーる運営
1991年生まれ。茨城県出身。大手チェーン店舗から個人店舗まで様々なサロンで働き経験を積み、出張トリミングで独立。独立後半年で予約が取れなくなるほどの大人気トリマーに。2020年には東京都板橋区に「トリミングサロンわんすりーる」をオープン。
80,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
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その場合には、犬が必要以上のストレスを感じないようにあらかじめサロンやショップを見学しておきましょう。見学をすることで、犬を落ち着かせるだけでなく、飼い主にとっても犬がどう扱われているか知ることにもつながります。
逆に飼い主がいることで必要以上に興奮するなら、視界に入らないようにするという対処法もあります。
3-2普段の生活で慣れさせる
シャンプーなど特定の作業に対して暴れるときには、普段の生活で少しずつ慣れさせるのが効果的。散歩帰りに足やお尻だけを洗うなど、少しずつ習慣づけていきましょう。
3-3まずはスキンシップを取る
人間も知らない人を前にすると緊張するもの。犬にとってもそれは同じことです。
もし犬が怖がっているようなら、まずトリマーさんも交えてスキンシップを取ってみましょう。
いきなりトリミングを始めるのではなく、まずサロンやトリマーに慣れさせることを目標にするのもよいでしょう。
3-4子犬の頃から慣らす
大人しくトリミングを受けることのできる犬は、子犬の頃から慣れていることが多いもの。
もし子犬から育てる場合には、3~4週間に1度程度のペースでサロンやショップに連れて行ってみましょう。
04トリミング後によくあるトラブルと対処法
サロンやショップに預けたあと、犬に様々なトラブルが起きることもあります。その場合、飼い主はどのように対処すればいのでしょうか。
4-1ケガをして帰ってくる
トリミングからケガをして帰って来ると、虐待を疑ってしまいますが、実はトリミングに行く前にすでにケガをしていることも少なくありません。つまりトリミングによって毛をカットしたことで、傷がはっきり見えてしまうというケース。
不要な心配を抱えないためには、まず事前にしっかりと犬の身体をチェックしておきましょう。
また、トリミングから帰って来ると身体が痒くなった様子を見せることもあります。その痒さの原因が、バリカンやシャンプーに負けたものなのか、元から皮膚トラブルがあったのかを見極めておくのも重要です。
4-2震えて帰ってくる
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もし犬が不安を感じているようであれば、トリマーさんと相談したり、思い切って別のサロンに通ってみるのがおすすめです。
4-3爪からの出血が止まっていない
犬の爪には血管が通っているため、切りすぎると出血が止まらない場合があります。もし出血がある場合には、爪の様子を確認して深爪になっていないかどうか確かめましょう。
サロンでは止血のための処置が行われることもありますが、万が一に備えて家庭でも止血剤などを用意しておくのがよいでしょう。
01まとめ
トリミング中に犬が暴れる理由は、恐怖心やストレス、不慣れな環境などさまざまな要因が関係しています。
飼い主としては、犬が安心してトリミングを受けられるように、徐々に慣れさせたり、優しく接したりすることが大切です。
また、報酬を用いたポジティブ強化やリラックスできる環境作りも有効です。
犬の性格や経験に応じた適切な対応を取ることで、犬がトリミングを嫌がることなく、落ち着いて過ごせるようになるでしょう。
この講座は!プロの監修を受けています!
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トリミングサロンわんすりーる運営
1991年生まれ。茨城県出身。大手チェーン店舗から個人店舗まで様々なサロンで働き経験を積み、出張トリミングで独立。独立後半年で予約が取れなくなるほどの大人気トリマーに。2020年には東京都板橋区に「トリミングサロンわんすりーる」をオープン。
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