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ワインのペアリングとは?基本から実践テクニックを紹介

ワインのペアリングは、料理とワインの相性を楽しむための技術です。
基本的なルールを理解することで、食事をより豊かにすることができます。
酸味やタンニン、濃厚さを考慮しながら、料理の特徴に合ったワインを選ぶことが重要です。
さらに、実践的なテクニックを取り入れることで、より洗練されたペアリングが実現します。
ワインと料理の相性を表す言葉として「マリアージュ」というのは有名です。しかし最近注目されているのが「ペアリング」。ではこのペアリングとはどのようなものなのでしょうか。今回はワインのペアリングの基礎知識や具体例についてご紹介します。

ワインのペアリングってなに?基本知識と具体例
目次

01ワインペアリングの意義とは?

ワインペアリングの意義は、料理とワインの相乗効果を楽しむことにあります。 適切なワインを選ぶことで、料理の風味が引き立ち、より深い味わいを体験できるでしょう。 例えば、赤ワインは肉料理のタンニンと相性が良く、料理の旨みを増幅させます。 一方、白ワインは魚や野菜と組み合わせることで、さっぱりとした味わいを楽しめます。 また、ペアリングは食事をより特別な体験に変える役割も果たし、友人や家族との食事をより楽しいものにし、会話を弾ませるきっかけにもなるでしょう。 さらに、ペアリングを学ぶことで、自分の味覚を深め、新たな料理やワインを試す楽しみも広がります。 ワインペアリングは、ただの飲み物と料理の組み合わせではなく、食文化を豊かにする大切な要素なのです。

01ワインのペアリングの基礎

ワインのペアリングの基礎は以下の通りです。 ・ワインの特性理解 ・食材の特徴理解 ・調理方法 こちらを順にご紹介します。

1-1ワインの特性理解

ワインペアリングの基礎は、ワインの特性を理解することから始まります。 ワインには主に「酸味」「甘味」「タンニン」「アルコール度数」の4つの要素があります。 酸味は料理の脂っこさを和らげる役割があり、特に白ワインやスパークリングワインと相性が良いです。 甘味は、辛い料理やデザートとの組み合わせで、味のバランスを整えます。 タンニンは赤ワインに多く含まれ、肉料理と合わせることで、肉の旨味を引き立て、アルコール度数は、料理の風味を支配するため、強い味付けの料理にはアルコール度数の高いワインが合います。 これらの特性を把握することで、料理との相性を見極めやすくなるでしょう。 例えば、酸味のある白ワインはフレッシュなサラダや魚料理と、しっかりしたタンニンの赤ワインはグリルした肉料理と組み合わせると良いでしょう。 基本を理解することで、より豊かな食体験が得られます。

1-1食材の特徴理解

ワインペアリングの基礎には、食材の特徴を理解することが不可欠です。 まず、食材の味わいを知ることで、適切なワインを選ぶ手助けになります。 例えば、魚や鶏肉などの淡白な食材には、酸味のある白ワインやスパークリングワインが合います。 これにより、食材の繊細な風味を引き立てることができるでしょう。 一方、赤身肉や濃厚なソースの料理には、しっかりとしたタンニンを持つ赤ワインが適しています。 これが肉の旨味を引き出し、全体のバランスを整え、香辛料やハーブを使った料理には、果実味豊かなワインが相性良く、風味の調和を生み出します。 さらに、甘いデザートには甘口のワインがぴったりです。 これにより、甘さが引き立ち、食事全体の満足感が増します。食材の特徴を理解することで、料理とワインの組み合わせがより楽しく、バリエーション豊かになるでしょう。

1-1調理方法

ワインペアリングの基礎として、調理方法の理解も重要です。 料理の調理法は、食材の風味や食感に大きな影響を与えます。 例えば、グリルやローストした肉料理は、焼き目がつくことで香ばしさが増し、しっかりした赤ワインと相性が良いです。 特に、肉の旨味を引き立てるタンニンを持つワインを選ぶと、食事が一層楽しめます。 一方、蒸したり煮たりした料理は、素材の味が活かされるため、酸味のある白ワインや軽やかな赤ワインが合います。 これにより、料理の繊細さを引き立てることができます。また、揚げ物には、クリスピーな食感と酸味を持つワインが相性抜群です。 酸味が油っぽさを中和し、食べやすさを向上させます。 さらに、スパイシーな料理には、果実味豊かなワインがよく合います。 これらの組み合わせを考慮することで、調理法による味わいの違いを楽しみ、より豊かなペアリング体験が得られるでしょう。

01基本的なペアリングのルール

基本的なペアリングのルールは以下の通りです。 ・酸味、タンニンのバランス ・濃厚さのマッチング ・味わいの強弱調整 こちらを順にご紹介します。

1-1酸味、タンニンのバランス

酸味はワインのフレッシュさや爽やかさを提供し、料理の味を引き立てる役割があります。 例えば、酸味の高い白ワインは、脂っこい料理やクリーミーなソースと組み合わせることで、口の中をさっぱりとさせます。 一方、タンニンは赤ワインに多く含まれ、特に赤身肉との相性が抜群です。 タンニンは肉の脂肪と結びつき、味わいをまろやかにします。 したがって、濃厚な肉料理には、しっかりとしたタンニンを持つ赤ワインを選ぶと良いでしょう。 このように、料理の特性に応じて酸味とタンニンのバランスを考えることで、全体の味わいが調和します。 酸味が強い料理には酸味のあるワインを、重い料理にはタンニンのしっかりしたワインを合わせることで、より美味しいペアリングが実現します。 これらの基本を押さえることで、ワインの楽しみが広がるでしょう。

1-1濃厚さのマッチング

理の濃厚さとワインのボディを合わせることで、味わいのバランスが整い、より豊かな食体験が得られます。 濃厚な料理には、同様にしっかりとした味わいを持つワインを選ぶことが大切です。 例えば、クリーミーなパスタやリッチなソースを使った料理には、フルボディの白ワインや赤ワインが適しています。 これにより、料理の濃厚さが引き立ち、相乗効果が生まれます。 また、グリルした肉や濃い味付けの料理には、フルボディの赤ワインがぴったりです。 逆に、軽やかなサラダや魚料理には、軽やかな白ワインやロゼワインを合わせることで、食材の新鮮さを楽しめるでしょう。 このように、料理の濃厚さを考慮することで、ワインとの調和が生まれ、全体の味わいが引き立ちます。 濃厚さのマッチングを意識することで、より洗練されたペアリングが実現します。

1-1味わいの強弱調整

料理とワインの味わいの強さをバランスよく調整することで、全体のハーモニーが生まれます。 具体的には、濃厚な料理には同じく強い味わいのワインを合わせ、軽やかな料理には軽いワインを選ぶことがポイントです。 例えば、スパイシーなカレーや濃厚なチーズ料理には、フルボディの赤ワインや果実味が豊かなワインが合います。 これにより、料理の強い風味に負けず、全体のバランスが保たれます。 一方、繊細な白身魚やサラダには、軽やかな白ワインやロゼワインがベストマッチです。 これらのワインは、料理の新鮮さや繊細さを引き立ててくれます。 このように、料理の味わいの強さに応じたワインを選ぶことで、互いの風味が際立ち、食事全体がより楽しめるものになります。 味わいの強弱を意識することで、ペアリングの幅が広がるでしょう。

01具体的なペアリング例は?

具体的なペアリング例は?以下の通りです。 ・白ワインとの相性 ・赤ワインとの相性 ・スパークリングワインとの相性 こちらを順にご紹介します。

1-1白ワインとの相性

白ワインは、さまざまな料理と相性が良く、特に軽やかな食材や繊細な味わいの料理にぴったりです。 具体的なペアリング例をいくつか紹介します。 まず、魚料理には白ワインが最適です。 特に、グリルした白身魚や焼き魚には、酸味のあるソーヴィニヨン・ブランが合い、これにより、魚の新鮮さが引き立ちます。 また、クリーミーなソースを使ったパスタには、シャルドネがぴったりです。 シャルドネの豊かな風味がソースと調和し、リッチな味わいを楽しむことができます。 さらに、鶏肉料理にも白ワインは相性が良いです。 特に、ハーブやレモンで味付けした鶏のグリルには、軽やかなピノ・グリが合い、これが料理の爽やかさを引き立て、全体のバランスを整えます。 デザートには、甘口の白ワイン、例えば、モスカートが合い、フルーツタルトやクリームブリュレと組み合わせると、甘さが引き立ち、素晴らしいハーモニーを生み出します。 これらのペアリングを試して、白ワインの魅力を楽しんでみてください。

1-1赤ワインとの相性

赤ワインは、豊かな風味としっかりとしたボディが特徴で、さまざまな料理と相性が良いです。 具体的なペアリング例を見てみましょう。 まず、赤身肉料理には、フルボディの赤ワインが最適です。 ステーキやローストビーフには、カベルネ・ソーヴィニヨンがぴったりです。 カベルネのタンニンが肉の脂肪と結びつき、旨味を引き立てます。 さらに、ハーブやスパイスを使った料理には、シラーやジンファンデルが合い、これらのワインは、鶏の香草焼きやスパイシーな煮込み料理と相性が良く、料理の風味を引き立てます。 また、トマトソースのパスタには、サンジョヴェーゼがおすすめです。 酸味のある赤ワインがトマトの酸味と調和し、全体のバランスが整います。 最後に、濃厚なチーズには、赤ワインがよく合います。 特に、ブルーチーズには、甘みのあるマルベックがぴったりで、風味のコントラストを楽しむことができ、これらのペアリングを試して、赤ワインの魅力を存分に味わってみてください。

1-1スパークリングワインとの相性

スパークリングワインは、その爽やかな泡と酸味が特徴で、さまざまな料理と相性が良いです。 具体的なペアリング例を紹介します。 まず、シーフードにはスパークリングワインが最適です。 特に、牡蠣やエビには、シャンパンやプロセッコがぴったりです。 泡が食材の新鮮さを引き立て、口の中でのハーモニーが楽しめます。 次に、軽やかなサラダや野菜料理には、スパークリングワインが合い、フレッシュな野菜やシトラスドレッシングのサラダには、酸味のあるスパークリングワインが爽やかさを加えます。 また、揚げ物とも相性が良いです。特に、フライドチキンや天ぷらには、シャンパンやフリッツァンテが最適。泡が油っぽさを中和し、食べやすくなるでしょう。 さらに、甘口のスパークリングワインはデザートと好相性です。 フルーツタルトやチョコレートケーキには、甘口のスパークリングワインを合わせることで、甘さが引き立ち、素晴らしいコンビネーションが楽しめます。 これらのペアリングを試して、スパークリングワインの魅力を堪能してみてください。

01ワインのペアリングのメニューの作り方

ワインのペアリングのメニューの作り方は以下の通りです。 ・メニューコンセプトの設定 ・料理とワインのマッチング ・メニューの構成と調整 こちらを順にご紹介します。

1-1メニューコンセプトの設定

コンセプトが明確であれば、料理とワインの相性を考える際の指針になります。 まず、テーマを決めましょう。 例えば「地中海料理の夕べ」や「季節の食材を使ったオーガニックメニュー」などです。 このテーマに基づいて、料理を選びます。 次に、料理の種類を考え、前菜、メイン、デザートなど、コース構成を意識してバランスを取り、各料理の味わいや調理法を考慮し、それぞれに合うワインを選びます。 また、食材の特徴や季節感も重要です。 旬の食材を使うことで、よりフレッシュな味わいが楽しめます。 最後に、料理とワインの相性を確認し、味わいの強さや酸味、甘味のバランスを調整します。 このように、コンセプトを設定することで、統一感のあるワインペアリングメニューが完成し、特別な食事体験が提供できるでしょう。

1-1料理とワインのマッチング

各料理の味わいを理解しましょう。 料理の特性、調理法、スパイス、ソースの要素を考慮します。 次に、料理の味の強さとワインのボディを合わせます。 例えば、濃厚な肉料理にはフルボディの赤ワインを、軽やかな魚料理には酸味のある白ワインを選ぶと良いでしょう。 これにより、料理の風味が引き立ちます。 また、酸味と甘味のバランスも大切です。酸味のある料理には酸味のあるワインを合わせ、甘口のデザートには甘口のワインを選ぶことで、全体の調和が生まれます。 例えば、ハーブやスパイスが効いた料理には、果実味豊かなワインが合い、選んだワインが料理の風味を引き立て、食事全体が一体感を持つように工夫しましょう。 このように、料理とワインのマッチングを意識することで、より魅力的なペアリングメニューが完成します。

1-1メニューの構成と調整

ワインのペアリングメニューを作る際は、メニューの構成と調整が重要です。 まず、前菜、メイン、デザートといったコースを考え、それぞれに適した料理を選びます。 ・前菜 軽やかなスタートを心がけましょう。 サラダやシーフードの前菜には、酸味のある白ワインやスパークリングワインを合わせると良いです。 ・メイン 料理の中心となる部分です。 肉料理にはフルボディの赤ワイン、魚料理には軽やかな白ワインを選び、料理の特徴を引き立てます。 ここで、味の強さや調理法に注意し、ワインのボディとのバランスを調整します。 ・デザート 食事の締めくくりには、甘口のワインを選びます。 フルーツタルトやチョコレートケーキには、甘口のスパークリングワインやデザートワインが合うでしょう。 全体の流れを意識し、料理の味わいやテクスチャーのバランスを取ります。 各コースの間には、味の変化を楽しめるよう、異なるスタイルのワインを選ぶことで、食事全体が豊かになり、これにより、統一感と多様性を兼ね備えたメニューが完成します。

01ペアリングの実践テクニック

ペアリングの実践テクニックは以下の通りです。 ・基本からの応用 ・メニューデザインとワインリスト ・おもてなしとサービス こちらを順にご紹介します。

1-1基本からの応用

ワインのペアリングを実践する際、基本を理解した上で応用テクニックを使うことが重要です。 まず、基本的なルールを押さえましょう。 料理の味わいや特徴に合ったワインを選び、酸味やタンニン、濃厚さのバランスを考慮します。 次に、実践的なテクニックを取り入れます。 例えば、食材の調理法を意識して、焼き物にはローストされた風味を引き立てる赤ワイン、蒸し物には軽やかな白ワインを合わせます。 また、スパイスやハーブの使い方にも注目し、果実味のあるワインを選ぶことで、料理の風味を引き立てることができるでしょう。 さらに、相手の好みを考慮することも大切です。 苦手な味や好きなスタイルを知ることで、パーソナライズされたペアリングが可能になります。 最後に、複数のワインを試してみて、意外な組み合わせを発見する楽しさを味わいましょう。 これらのテクニックを使うことで、より豊かなペアリング体験が得られます。

1-1メニューデザインとワインリスト

メニューはテーマに基づいて構成されています。 例えば「地中海風」や「季節の食材」をテーマにすると、料理に統一感が生まれます。 次に、各コースごとに料理を選び、その特徴を明確にし、前菜、メイン、デザートごとに、味の強さや食材の特徴を考慮して、ペアリングするワインを選び、ワインリストは、料理との相性を考えた多様性を持たせることがポイントです。 白ワイン、赤ワイン、スパークリングワイン、甘口ワインをバランスよく配置し、各ワインの特徴や産地も明記すると、選びやすくなります。 さらに、特におすすめのペアリングをメニューに記載することで、お客さまの選択肢が広がるでしょう。 このように、メニューデザインとワインリストを工夫することで、全体の食事体験が豊かになり、お客様に満足してもらえる内容が実現します。

1-1おもてなしとサービス

ゲストの好みや食材のアレルギーを事前に確認し、それに基づいた提案をすることで、よりパーソナライズされた体験を提供できます。 次に、料理とワインの提供タイミングを考慮し、料理が出される前にワインを用意し、食事が始まる際にペアリングの説明を添えると、ゲストの興味を引きつけます。 また、各料理をサーブする際に、その料理に合ったワインを同時に提供し、味わいの相乗効果を楽しんでもらいましょう。 サービス中には、ワインの温度やグラスの状態にも注意を払い、適切な温度で提供することが大切です。 さらに、料理やワインの背景や特徴を説明することで、ゲストとの会話が生まれ、より楽しい食事体験が実現します。 このように、おもてなしの心を持ってサービスを行うことで、ペアリングの魅力がさらに引き立ち、ゲストにとって特別なひとときになるでしょう。

01ペアリングとは?

そもそもワインのペアリングとはどのようなものなのでしょうか。

1-1ワインと料理の組み合わせのこと

ワインのペアリングとは、簡単に言えば「ワインと料理の組み合わせ」のこと。ワインにも料理にも様々な個性がありますが、ペアリングではその個性の組み合わせを楽しむもの。ワインと料理をそれぞれ単体で味わうよりも、相乗効果でよりよい味を楽しむことができます。

1-2コース料理の1皿に1種類ずつワインを変えて楽しむ

最近注目されているペアリングのスタイルは、コースメニューの一皿に対して、ひとつのワインを楽しむというものです。
コースの場合、前菜からデザートまでいくつかの料理が提供されますが、それぞれのメニューに応じて、一種類ずつ異なるワインを楽しむのがペアリングの魅力です。

1-3自分で選んだり、ソムリエに任せたりする

ペアリングの楽しみは自分でワインを選ぶということ。そのためには料理がどのようなものか、どんなソースが使われているのかをくわしく知ることができるとともに、新しいワインの魅力を引き出すことも可能になります。
といっても、それほどワインや料理の知識がない人でも、ソムリエに任せるだけで簡単にペアリングを楽しむことができます。

02マリアージュとの違い

料理とワインの組み合わせといえば、「マリアージュ」という言葉が有名です。ではマリアージュとペアリングではどのような違いがあるのでしょうか。

2-1マリアージュはフランス語で結婚のこと

「マリアージュ」とはフランス語で「結婚」を意味する言葉です。ワインと料理が結婚したように最適の組み合わせを楽しむのがマリアージュということができます。

2-2ペアリングは相性を楽しむ(ハーモニー)

それでは、マリアージュとペアリングではどのような違いがあるのでしょうか。簡単に言えば、ワインと料理のペアリングを意識すると、マリアージュが生まれるということになります。もともとワインは食事をしながら楽しむためのお酒。そのため、料理との相性は非常に重要です。つまりペアリングは料理とのハーモニーを楽しんだり考えたりすることを指す言葉。一方のマリアージュはそのペアリングから生まれた状態を示しています。

03ペアリングの方法

それでは具体的にペアリングを楽しみたいというときにはどんな方法があるのでしょうか。

3-1似ているもの同士を合わせる

ワインと料理のペアリングを楽しみたいというときには、まず似ているもの同士を組み合わせるという方法があります。たとえば、コクのあるものとコクのあるもの。しっかりとしたボディを持った赤ワインや、スパイスの香りを感じるワインには、しっかりとしたビーフステーキや黒コショウなどスパイスの利いたものを合わせるという方法です。
また、さっぱりとした料理には、同じくさっぱりとしたワインを合わせるというのも良い方法です。

3-2対照的なものを合わせる

似ているもの同士を合わせるのとは逆に、対照的なものを組み合わせるというのもよいペアリングの方法です。
日本でも、ぜんざいに塩昆布が添えてあることなどと同じように、塩気の強い料理に甘味の強いワインや、ハチミツなどの香りのするワインを合わせるといった方法です。
もし上手なペアリングを行いたい場合には、個性の強い料理と個性の強いワインを合わせると成功することが多いようです。

04ペアリングの具体例

ペアリングはワインや料理の知識がないと難しいものというイメージがあるかもしれませんが、実はちょっとしたポイントを押さえるだけで簡単にペアリングを行うことができます。

4-1トマトのパスタと辛口の白ワイン

家庭のメニューとしても登場することの多いトマトのパスタですが、アンチョビやオリーブといった塩気の強い食材を使うと、ワインの苦味が和らいでまろやかに感じることができます。たとえば辛口の白ワインであれば、トマトの酸味とのペアリングも楽しめます。

4-2フルーツソースと赤ワイン

日本ではお酒とスイーツを合わせる習慣はあまり一般的ではありませんが、ワインの場合、果物やハチミツなどの甘味が加わると、コクが加わって感じられます。
たとえば、カモ肉や鶏肉にリンゴやドライプルーンなどを加えたソースと赤ワインのペアリングは、コクと酸味、深みが加わるためおすすめです。

4-3ビーフストロガノフと白ワイン

ワインと料理には酸味や甘味などの共通点がありますが、うま味もそのひとつ。このうま味の相乗効果もペアリングの魅力です。たとえば、たまねぎをたっぷり使ったビーフストロガノフは白ワインと合わせるとうま味がアップ。さらに、この組み合わせは白ワインの果実感を落ち着かせるため、若さや青さを感じるワインを、より深みのある味わいに変化させることができます。

05レストランでペアリングを楽しむポイント

家庭だけでなくレストランでもペアリングも楽しいもの。ではレストランでペアリングを楽しむときにはどのようなポイントがあるのでしょうか。

5-1ペアリングコースがあるお店を選ぶ

レストランでワインのペアリングを楽しみたいというとき、なんといってもおすすめなのはペアリングコースがあるお店を選ぶこと。あらかじめコースが用意されているお店なら、簡単にペアリングを楽しむことができます。
また、専門のコースがないというお店でも、予約の電話のときに相談すれば対応してくれるところも少なくありません。
ペアリングコースのあるお店の場合、ちょうどよい飲み頃のワインに当たる可能が高いというのも大きなメリット。
というのも、あまりワインが出ない店の場合、抜栓してから時間が経ったものや、酸化が始まっているものに当たる可能性もありますが、ペアリングコースのあるお店の場合、ワインの回転も早いため、劣化の心配がありません。

5-2予算をみておく

レストランでワインを飲むとき、心配になるのが予算です。もしレストランでワインを頼むと、予算オーバーしてしまうかもしれないという心配があるときには、あらかじめきちんと予算を計算しておきましょう。
レストランでペアリングを楽しむときには、料理とワインを合わせて一万円程度が一般的。もちろん、レストランによって価格は異なるため、あらかじめレストランに確認しておくと安心です。

5-3苦手なワインはあらかじめ申告

レストランでペアリングのコースを頼むときには、提供されるワインはあらかじめ決まっているもの。そのためワインを選ぶ必要はありませんが、もし苦手なワインがある場合、あらかじめ申告しておくとよいでしょう。
その場合、別のワインに変えてもらえることがほとんどです。せっかくワインを楽しみに来ているのに無理をする必要はありません。といっても、あまり好き嫌いを考えるとせっかくのペアリングも楽しめなくなってしまいます。苦手なものがあってもまずは試してみるのがよいでしょう。

01まとめ

ワインを楽しむ際には、好きな料理とのペアリングが重要です。 例えば、赤ワインは肉料理と相性が良く、特に赤身肉や濃厚なソースに合わせると、風味が引き立ち、一方、白ワインは魚や鶏肉に最適で、特に酸味のある白ワインは料理の繊細な味を引き立てます。 また、クリーミーなパスタやリゾットには、フルボディの白ワインが合い、デザートには甘口のワインを合わせると、甘さが引き立ちます。 料理の味や香りを考えながら、自分の好みに合ったワインを選ぶと、食事がさらに特別なものになるでしょう。 友人や家族と共に、料理とワインの相性を楽しみながら、素敵なひとときを過ごしてみてください。 ワインの魅力を存分に味わえることでしょう。
通信講座の諒設計アーキテクトラーニング編集部
280講座以上の資格取得できる通信講座を運営する諒設計アーキテクトラーニング編集部が運営するコラムです。心理カウンセラー、ドッグトレーナー、リンパケアセラピストなど、実践的で需要の高い資格を提供しており、学習者は自分のペースで学べる柔軟なカリキュラムを受けることができます。専門知識を短期間で習得できるよう設計されており、仕事や趣味に役立つスキルを身につけることが可能です。
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