幼児食のそばデビューと注意点
日本の国民食ともいえるそば。文化を伝えていく食育の意味でも、できるだけ早く子どもにそばを食べさせたいと考えている方も少なくないかもしれません。でも、そばで怖いのがアレルギー。もしアレルギーを発症したらと考えるとなかなかそばデビューに踏み切れないもの。では、子どもにそばを食べさせるにはどのタイミングが良いのでしょうか。今回は幼児食のそばデビューや注意点についてご紹介します。
- 目次
- 1. 幼児食で気をつけるアレルギー
- 1-1. 離乳食が完了したら幼児食に移行
- 1-2. 体の免疫機能が過剰に反応してしまう→アレルギー
- 1-3. 初めて食べさせるものには注意が必要
- 2. 幼児のそばアレルギー
- 2-1. そばは幼児に多い食物アレルギーのひとつ
- 2-2. アレルギーの中でも重くなりやすい
- 2-3. 免疫をつける事がむずかしい
- 3. 幼児食のそばデビューはいつ?
- 3-1. 1歳をすぎたあたりが一般的
- 3-2. 胃腸が安定する2歳~3歳頃にあげ始めるひとも多い
- 3-3. ざるそばではなく柔らかめにゆでたかけそばがおすすめ
- 4. そばデビューのさせ方
- 4-1. はじめは1本分を一口大に切ったものをあげる
- 4-2. 口の周りや体に変化がないかみる
- 5. 注意点
- 5-1. もしものために医療機関が受診できる時間帯に食べさせる
- 5-2. 最初から大量に与えるとアナフィラキシーショックの心配がある
- 6. まとめ
01幼児食で気をつけるアレルギー
子ども、特に幼児食で気になるのがアレルギーです。それでは幼児食ではどのようにアレルギーに注意したらよいのでしょうか。
1-1離乳食が完了したら幼児食に移行
幼児食とは、離乳食が完了したあとに子どもに与える食事のことを指しています。幼児食は赤ちゃんの食事である離乳食から、大人と同じ食べ物に近づけていくための大切なステップ。
幼児食には、きちんとした食事をとれるようになるといったこと以外にも、好き嫌いを作らない、成長に必要な栄養を摂取する、子どもの味覚を育てるといった重要な意味があります。
1-2体の免疫機能が過剰に反応してしまう→アレルギー
幼児食では、できるだけ様々なものを食べさせることが重要ですが、そのときに注意したいのがアレルギーです。
ではそもそもアレルギーとはどのようなものなのでしょうか。
大人でも子どもでも、人間の身体には外部から細菌やウイルスといった、身体に悪い影響を与える病原体が入って来たときに備えて、それらから身を守るための「免疫」という働きが備わっています。
この免疫は、病気などから身体を守るために必要な存在。しかし、この免疫が外部からの刺激に対して過剰に反応、逆に体調を崩してしまうことがあります。
これがアレルギーと呼ばれるもので、食物だけでなく、花粉や金属といったものに対する免疫の過剰反応を指すこともあります。
1-3初めて食べさせるものには注意が必要
食物アレルギーの中では、そばだけでなく、卵や牛乳、小麦などに対するアレルギーが知られています。
しかし、実際にはこれらの食品だけでなく、ナッツ類やエビ、カニ、サバといった魚介類、鶏肉や豚肉などの肉類でもアレルギーが起きることがあります。
また、バナナやキウイ、オレンジ、リンゴなどのフルーツがアレルギーの原因となることも珍しくありません。
さらにアレルギーは遺伝することはほとんどありません。そのため、親がアレルギーだからといって子どももアレルギーだということはありません。しかし逆に、親がアレルギーでなかったとしても、子どもがその食品に対してアレルギーを持っている可能性も考えられます。
そのため、幼児食で子どもに初めての食べ物を与えるときには、注意する必要があります。
02幼児のそばアレルギー
そばはアレルギーを起こしやすい食品として知られています。それでは、幼児のそばアレルギーとはどのようなものなのでしょうか。
2-1そばは幼児に多い食物アレルギーのひとつ
そばは大人でもアレルギーを起こすことで知られていますが、幼児にも多い食物アレルギーのひとつです。
そばアレルギーの場合、そばを食べると皮膚のかゆみやじんましんが出る、のどや目などが赤く腫れる、下痢をしたり吐いたりといった症状が現れます。また、人によってはくしゃみや咳が止まらなくなるといった症状が出ることもあります。
2-2アレルギーの中でも重くなりやすい
そばアレルギーは食品アレルギーの中でも重症化しやすいことで知られています。
そばアレルギーには様々な症状がありますが、人によって異なる症状が出る場合や、段階的に症状がひどくなっていくこともあります。
また、そばアレルギーの場合、注意したいのがアナフィラキシーショック。アナフィラキシーショックとは、複数のアレルギー症状が同時に現れるアレルギーが劇症化した症状で、血圧が低下したり呼吸困難に陥ったりするなど、最悪の場合命の危険も伴います。
2-3免疫をつける事がむずかしい
そばアレルギーだけではなく、食品アレルギーすべてに共通しているのは、免疫をつけるのがむずかしいということ。
たとえばインフルエンザなどの場合、予防接種を行い、少量のウイルスを身体の中に入れることで免疫を作り、インフルエンザにかかりにくい状態に導きます。
しかし、食品アレルギーの場合、少量であっても体内に入るとアレルギー症状が発生するため、免疫を付けるのは非常に困難。そのため、アレルギーを避けるためには幼児食で子どもが初めての食べ物を口にするときから注意することが必要です。
1-1離乳食が完了したら幼児食に移行
幼児食とは、離乳食が完了したあとに子どもに与える食事のことを指しています。幼児食は赤ちゃんの食事である離乳食から、大人と同じ食べ物に近づけていくための大切なステップ。
幼児食には、きちんとした食事をとれるようになるといったこと以外にも、好き嫌いを作らない、成長に必要な栄養を摂取する、子どもの味覚を育てるといった重要な意味があります。
1-2体の免疫機能が過剰に反応してしまう→アレルギー
幼児食では、できるだけ様々なものを食べさせることが重要ですが、そのときに注意したいのがアレルギーです。
ではそもそもアレルギーとはどのようなものなのでしょうか。
大人でも子どもでも、人間の身体には外部から細菌やウイルスといった、身体に悪い影響を与える病原体が入って来たときに備えて、それらから身を守るための「免疫」という働きが備わっています。
この免疫は、病気などから身体を守るために必要な存在。しかし、この免疫が外部からの刺激に対して過剰に反応、逆に体調を崩してしまうことがあります。
これがアレルギーと呼ばれるもので、食物だけでなく、花粉や金属といったものに対する免疫の過剰反応を指すこともあります。
1-3初めて食べさせるものには注意が必要
食物アレルギーの中では、そばだけでなく、卵や牛乳、小麦などに対するアレルギーが知られています。
しかし、実際にはこれらの食品だけでなく、ナッツ類やエビ、カニ、サバといった魚介類、鶏肉や豚肉などの肉類でもアレルギーが起きることがあります。
また、バナナやキウイ、オレンジ、リンゴなどのフルーツがアレルギーの原因となることも珍しくありません。
さらにアレルギーは遺伝することはほとんどありません。そのため、親がアレルギーだからといって子どももアレルギーだということはありません。しかし逆に、親がアレルギーでなかったとしても、子どもがその食品に対してアレルギーを持っている可能性も考えられます。
そのため、幼児食で子どもに初めての食べ物を与えるときには、注意する必要があります。
2-1そばは幼児に多い食物アレルギーのひとつ
そばは大人でもアレルギーを起こすことで知られていますが、幼児にも多い食物アレルギーのひとつです。
そばアレルギーの場合、そばを食べると皮膚のかゆみやじんましんが出る、のどや目などが赤く腫れる、下痢をしたり吐いたりといった症状が現れます。また、人によってはくしゃみや咳が止まらなくなるといった症状が出ることもあります。
2-2アレルギーの中でも重くなりやすい
そばアレルギーは食品アレルギーの中でも重症化しやすいことで知られています。
そばアレルギーには様々な症状がありますが、人によって異なる症状が出る場合や、段階的に症状がひどくなっていくこともあります。
また、そばアレルギーの場合、注意したいのがアナフィラキシーショック。アナフィラキシーショックとは、複数のアレルギー症状が同時に現れるアレルギーが劇症化した症状で、血圧が低下したり呼吸困難に陥ったりするなど、最悪の場合命の危険も伴います。
2-3免疫をつける事がむずかしい
そばアレルギーだけではなく、食品アレルギーすべてに共通しているのは、免疫をつけるのがむずかしいということ。
たとえばインフルエンザなどの場合、予防接種を行い、少量のウイルスを身体の中に入れることで免疫を作り、インフルエンザにかかりにくい状態に導きます。
しかし、食品アレルギーの場合、少量であっても体内に入るとアレルギー症状が発生するため、免疫を付けるのは非常に困難。そのため、アレルギーを避けるためには幼児食で子どもが初めての食べ物を口にするときから注意することが必要です。
03幼児食のそばデビューはいつ?
実はそばは栄養価が高く、子どもの成長のためにはありがたい食品です。そのため、積極的に子どもにはたべさせたいところですが、幼児食としてそばデビューさせるにはどの時期が良いのでしょうか。
3-11歳をすぎたあたりが一般的
幼児食としてのそばデビューは1歳を過ぎたあたりが一般的です。この時期には噛む力も強くなり、奥歯で食べ物をすりつぶせるようになっているため、問題なくそばを摂取できます。
3-2胃腸が安定する2歳~3歳頃にあげ始めるひとも多い
ただし、1歳程度の子どもはまだまだ消化器官が未発達。特にそばは他の麺類よりも水分が少ないため、胃腸に負担を掛けることも考えられます。
そのため胃腸の発達が安定する2歳から3歳にかけてそばデビューをするという方も多いようです。
3-3ざるそばではなく柔らかめにゆでたかけそばがおすすめ
幼児食としてそばを子どもに与えるときには、ざるそばではなく、柔らかめにゆでたかけそばがおすすめです。
というのも、冷たいそばの場合にはコシが強く、なかなか子どもはきちんと咀嚼することができません。また、身体を冷やしすぎるのは成長にとって悪影響。
そのため、柔らかくゆでたそばを温かい状態で食べられるかけそばが幼児食には適しています。さらにかけそばの場合には、わかめやとろろ、卵などをトッピングしやすく、子どもにより豊富な食材を食べさせることができるというメリットもあります。
04そばデビューのさせ方
それでは、最初に子どもにそばを与えるときにはどんな点に注意すればよいのでしょうか。
4-1はじめは1本分を一口大に切ったものをあげる
そばを初めて子どもに食べさせるときには、まず一本分を一口大に切ったものを与えましょう。
いきなり大量のそばを与えると、強いアレルギーを起こしてしまうことがあります。
4-2口の周りや体に変化がないかみる
そばアレルギーの場合、まず症状が現れるのが口の周りです。そのため、最初にそばを食べたときには、口の周りが赤くなっていないかなどをチェックしましょう。
また、人によっては口の周りは平気でも、身体に湿疹が出るということもありますので、きちんと全身を確かめるのことが必要です。
なお、そばアレルギーは症状がでるまで数分から数時間かかることも。その間、しっかり体調面をチェックしておくことが大切です。
もし数時間経っても。腫れ、かゆみ、じんましんなどの症状が現れない場合、アレルギーの危険は少ないと考えられます。
そのときには徐々に量を増やしていくのがよいでしょう。
05注意点
子どもの体調は変化しやすいもの。特にそばアレルギーの場合には注意しておきたいことがあります。
5-1もしものために医療機関が受診できる時間帯に食べさせる
そばを最初に食べさせるときは、医療機関が受信できる日中にしましょう。もしもアレルギーが発生した場合にはできるだけ早く病院に連れて行く必要があります。
症状が現れるまでの時間も考えてそばを食べさせるようにしましょう。
5-2最初から大量に与えるとアナフィラキシーショックの心配がある
そばアレルギーはいったん発症すると、なかなか食べられるようになりにくいと言われています。そのため最初から大量に食べさせるのは避けましょう。もし大量のそばを摂取した場合は、アナフィラキシーショックの心配もあります。
06まとめ
子どもには元気で健康に育ってほしいもの。万が一の事態を避けるためにも、そばを最初に食べさせるときには細心の注意を払いましょう。
3-11歳をすぎたあたりが一般的
幼児食としてのそばデビューは1歳を過ぎたあたりが一般的です。この時期には噛む力も強くなり、奥歯で食べ物をすりつぶせるようになっているため、問題なくそばを摂取できます。
3-2胃腸が安定する2歳~3歳頃にあげ始めるひとも多い
ただし、1歳程度の子どもはまだまだ消化器官が未発達。特にそばは他の麺類よりも水分が少ないため、胃腸に負担を掛けることも考えられます。
そのため胃腸の発達が安定する2歳から3歳にかけてそばデビューをするという方も多いようです。
3-3ざるそばではなく柔らかめにゆでたかけそばがおすすめ
幼児食としてそばを子どもに与えるときには、ざるそばではなく、柔らかめにゆでたかけそばがおすすめです。
というのも、冷たいそばの場合にはコシが強く、なかなか子どもはきちんと咀嚼することができません。また、身体を冷やしすぎるのは成長にとって悪影響。
そのため、柔らかくゆでたそばを温かい状態で食べられるかけそばが幼児食には適しています。さらにかけそばの場合には、わかめやとろろ、卵などをトッピングしやすく、子どもにより豊富な食材を食べさせることができるというメリットもあります。
4-1はじめは1本分を一口大に切ったものをあげる
そばを初めて子どもに食べさせるときには、まず一本分を一口大に切ったものを与えましょう。
いきなり大量のそばを与えると、強いアレルギーを起こしてしまうことがあります。
4-2口の周りや体に変化がないかみる
そばアレルギーの場合、まず症状が現れるのが口の周りです。そのため、最初にそばを食べたときには、口の周りが赤くなっていないかなどをチェックしましょう。
また、人によっては口の周りは平気でも、身体に湿疹が出るということもありますので、きちんと全身を確かめるのことが必要です。
なお、そばアレルギーは症状がでるまで数分から数時間かかることも。その間、しっかり体調面をチェックしておくことが大切です。
もし数時間経っても。腫れ、かゆみ、じんましんなどの症状が現れない場合、アレルギーの危険は少ないと考えられます。
そのときには徐々に量を増やしていくのがよいでしょう。
05注意点
子どもの体調は変化しやすいもの。特にそばアレルギーの場合には注意しておきたいことがあります。
5-1もしものために医療機関が受診できる時間帯に食べさせる
そばを最初に食べさせるときは、医療機関が受信できる日中にしましょう。もしもアレルギーが発生した場合にはできるだけ早く病院に連れて行く必要があります。
症状が現れるまでの時間も考えてそばを食べさせるようにしましょう。
5-2最初から大量に与えるとアナフィラキシーショックの心配がある
そばアレルギーはいったん発症すると、なかなか食べられるようになりにくいと言われています。そのため最初から大量に食べさせるのは避けましょう。もし大量のそばを摂取した場合は、アナフィラキシーショックの心配もあります。
06まとめ
子どもには元気で健康に育ってほしいもの。万が一の事態を避けるためにも、そばを最初に食べさせるときには細心の注意を払いましょう。
5-1もしものために医療機関が受診できる時間帯に食べさせる
そばを最初に食べさせるときは、医療機関が受信できる日中にしましょう。もしもアレルギーが発生した場合にはできるだけ早く病院に連れて行く必要があります。
症状が現れるまでの時間も考えてそばを食べさせるようにしましょう。
5-2最初から大量に与えるとアナフィラキシーショックの心配がある
そばアレルギーはいったん発症すると、なかなか食べられるようになりにくいと言われています。そのため最初から大量に食べさせるのは避けましょう。もし大量のそばを摂取した場合は、アナフィラキシーショックの心配もあります。
この講座は!プロの監修を受けています!
- 幼児の食育に関わる資格について
- 幼児食の鉄分の重要性と取り方
- 幼児食の作り方と適した食材とは
- 幼児食のそばデビューと注意点
- 幼児の食事マナーのしつけ方
- 幼児期の偏食について
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