幼児食についての基本的な知識!幼児食はいつからはじめる?
1歳半頃になると、子どもの食事は離乳食から次の段階の幼児食へと進みます。大人と同じ食事内容にする直前の幼児食は、幼児にとって大切とされています。なぜ幼児食が大切なのでしょうか。幼児食を始める目安やポイントなどをご紹介します。

- 目次
- 1. 幼児食とは
- 2. 幼児食が大切な理由
- 3. 幼児食を始める目安
- 4. 年齢別の幼児食
- 5. 幼児食のポイント
- 6. 幼児食の初期段階(6か月頃)
- 6-1. 離乳食から幼児食への移行
- 6-2. 食材の選び方、調理方法
- 6-3. 味付け、食感などの配慮点
- 7. 1歳頃の幼児食
- 7-1. 家族の食事と同じものを食べられるようになる
- 7-2. 噛む力の発達に合わせた食事の固さ調整
- 7-3. 食事量の目安
- 8. 乳歯発達と幼児食
- 8-1. 乳歯の萌出時期と発達段階
- 8-2. 歯の発達に合わせた食事内容の変化
- 8-3. 噛む力の育成が大切な理由
- 9. 2歳頃の幼児食
- 9-1. 食べ方の自立と好き嫌いへの対応
- 9-2. 偏食予防のための食育
- 9-3. 楽しい食事時間の工夫
- 10. 幼児食で注意したい食べ物は?
- 10-1. 生ものや未加熱の食品
- 10-2. アレルギー性の高い食材
- 10-3. 噛む力が不足している時期の固い食べ物
- 10-4. のど詰まりのリスクが高い食べ物
- 11. まとめ
01幼児食とは
幼児食とは、離乳食を卒業した子どもたちに与える食事です。子どもの食事は生まれた直後は母乳やミルク、やがて離乳食と幼児の成長に合わせて少しずつ大人に近いものになっていきますが、幼児食では、大人と同じように三食の食事から栄養を取ることを目指します。
1-1子ども自身が自分で食べることに慣れていく時期
母乳やミルクはもちろん、離乳食も基本的には「親が与えるもの」です。しかし、いつまでも親が子どもの世話をするわけにはいきません。食事は人間にとって必要不可欠なもの。いずれは子どもが自分で食べるものを選択し、自ら食事を食べることが必要になります。幼児食の役割には、その準備という意味合いも含まれています。
1-2離乳食と幼児食の栄養源の違い
幼児食といっても、いきなり大人と同じものが食べられるわけではありません。それでは離乳食と幼児食の違いとはどのようなものでしょう。まず大きな違いは、離乳食の間は主な栄養源が母乳やミルクであるのに対して、幼児食は食事自体が主な栄養源になるということ。また、子どもの成長は親にとっては驚くほど速いもの。そのため、子どもの身体の中では多くの栄養素が必要とされます。幼児食ではカルシウムや鉄、食物繊維といった、身体づくりの成分が不足しないように心がけましょう。
02幼児食が大切な理由
幼児食が子どもにとって大切だと言われるのには、栄養素以外にも様々な理由があります。
2-1幼児食の時期の食事は、将来の味覚や健康に影響する可能性がある
人間の味覚は3歳になるまでにほとんどが決まってしまうと言われています。そのため、幼児食の時期は子どもの一生の味覚を左右する時期ともいうことができます。もしこの時期に味の濃いものばかり食べさせていると、大人になっても濃い味付けを好むようになってしまいます。塩分や脂質の多い食事は、高血圧や肥満の原因。幼児食で味付けの薄いものを与えることで、子どもの将来の健康も保証することができるのです。
2-2消化器官が未発達のため、塩分、糖分、油分の多い食事をすると内臓に負担をかけてしまう
子どもは日々成長していますが、内臓を中心とする消化器官はまだまだ未発達。たとえば子供が辛いものやしょうが、にんにく、ネギなどを苦手とするのはこのため。刺激の強いものが体内に入ると、内臓に強い負担がかかってしまいます。
内蔵に負担を与えるのは、刺激物だけではありません。強い塩分や糖分、油分などの強い食事も子どもの内臓にダメージを与える可能性があります。内臓に負担がかかり続けると、疾患の原因となることもあるため、薄味の幼児食を食べさせることで、子どもを病気のリスクから守ることができます。
1-1子ども自身が自分で食べることに慣れていく時期
母乳やミルクはもちろん、離乳食も基本的には「親が与えるもの」です。しかし、いつまでも親が子どもの世話をするわけにはいきません。食事は人間にとって必要不可欠なもの。いずれは子どもが自分で食べるものを選択し、自ら食事を食べることが必要になります。幼児食の役割には、その準備という意味合いも含まれています。
1-2離乳食と幼児食の栄養源の違い
幼児食といっても、いきなり大人と同じものが食べられるわけではありません。それでは離乳食と幼児食の違いとはどのようなものでしょう。まず大きな違いは、離乳食の間は主な栄養源が母乳やミルクであるのに対して、幼児食は食事自体が主な栄養源になるということ。また、子どもの成長は親にとっては驚くほど速いもの。そのため、子どもの身体の中では多くの栄養素が必要とされます。幼児食ではカルシウムや鉄、食物繊維といった、身体づくりの成分が不足しないように心がけましょう。
2-1幼児食の時期の食事は、将来の味覚や健康に影響する可能性がある
人間の味覚は3歳になるまでにほとんどが決まってしまうと言われています。そのため、幼児食の時期は子どもの一生の味覚を左右する時期ともいうことができます。もしこの時期に味の濃いものばかり食べさせていると、大人になっても濃い味付けを好むようになってしまいます。塩分や脂質の多い食事は、高血圧や肥満の原因。幼児食で味付けの薄いものを与えることで、子どもの将来の健康も保証することができるのです。
2-2消化器官が未発達のため、塩分、糖分、油分の多い食事をすると内臓に負担をかけてしまう
子どもは日々成長していますが、内臓を中心とする消化器官はまだまだ未発達。たとえば子供が辛いものやしょうが、にんにく、ネギなどを苦手とするのはこのため。刺激の強いものが体内に入ると、内臓に強い負担がかかってしまいます。
内蔵に負担を与えるのは、刺激物だけではありません。強い塩分や糖分、油分などの強い食事も子どもの内臓にダメージを与える可能性があります。内臓に負担がかかり続けると、疾患の原因となることもあるため、薄味の幼児食を食べさせることで、子どもを病気のリスクから守ることができます。
03幼児食を始める目安
それでは、子どもに対していつ頃から幼児食を与えるのがいいのでしょうか。
3-11日3回の食事リズムに慣れている
まず目安となるのが1日3回の食事リズムに慣れているかどうかです。ただし、子どもの胃や腸はまだまだ未発達な状態なので、三度の食事で食べきれない分はおにぎりやおやつなどで補いましょう。
3-2食べ物をすりつぶすような噛み方ができている
食べ物をすりつぶすような噛み方ができるようになったということは、奥歯が十分に発達してきた証です。そうなると、幼児食を与えてもきちんと食べることができます。
3-3自分で食べようとする行動がみられる
子どもはある時期になると、食べさせられることを嫌がる、自分で食べようするなどの行動が現れます。この行動は子どもが成長している証しとして、幼児食に切り替えの時期を示しています。
3-4水分をコップから飲める
与えられる食事だけでなく、牛乳やミルクなどの水分をコップから飲めるようになるということは、手と口の協応動作が整ってきた証拠です。もしそうなっていれば、スプーンなどを使って自分で食事をとることができます。
幼児食をスタートするときには、これらすべてに当てはまらなければならないというわけではありません。子どもによって成長の速度には大きな差があるため、だいたい5歳頃までに始めるのをひとつの目安として考えましょう。
04年齢別の幼児食
子どもの幼児食は、年齢別に三つの段階に分けて考えるとよいでしょう。
4-11歳から1歳半
1歳から1歳半にかけての時期は、離乳食から幼児食へ切り替えの時期です。この時期には見慣れない食材を与えることもできますが、初めて食べるものは子どもにとっても不安なもの。無理をすると好き嫌いができてしまうこともあるため、初めてのものは少しずつ、様子を見ながら与えていきましょう。
4-21歳半から2歳
1歳半から2歳の時期には、これまで手で食べていた食事をスプーンなどを使って食べていく時期です。最初から上手く使えないのは仕方のないこと。マナーを教えるというよりも、食事は楽しい時間だということを教えるのが大切です。また、この時期には食べ物の好みも出てくるもの。嫌いなものを残してしまうのは仕方ない部分もあるため、嫌いなものを減らすというよりも、様々な食べ物を経験して、食べられるものを少しずつ増やしていきましょう。
4-33歳から6歳
3歳から6歳にかけては、少しずつスプーンやお箸などの使い方を覚えていく時期です。もちろん、子どもによって成長の速度は大きく異なるものなので、隣の子はできているのにうちの子はできないと心配することもあるかと思いますが、おおらかな気持ちで子どもの成長を見守りましょう。また、3歳から6歳にかけては、食事をしているときに歩かない、食器で遊ばないといったマナーも教えていきましょう。
05幼児食のポイント
幼児食のポイントにはどうものがあるでしょうか。
5-1薄味で味覚を育てる
子どもの味覚は大人の味覚よりもはるかに鋭いものです。そのため、大人にとって薄いかなと思う味でも、子どもにとっては十分です。逆に大人が好む味付けでは、子どもにとっては味が強くなりすぎています。そうなった場合、生涯にわたって塩分などの強い食事を好み、生活習慣病の原因となることもあります。
5-2脂質の多い食事に注意
ハンバーグや唐揚げ、ソーセージなどは子どもが大好きなメニュー。しかし、脂質は子どもの内臓にとっては負担が強すぎるものです。そのため、子どもの身体を損なう可能性もあります。また、幼児食の時期はおやつでの栄養補給も重要になることから、脂質の多い食事を取っている場合、カロリーオーバーで肥満になってしまうことも考えられます。
5-3栄養バランスを整える
子どもの身体にとって、ビタミンやミネラルなどは非常に重要なもの。主食や主菜だけでなく、副菜などを加えて栄養バランスを整えましょう。といっても、忙しいときにはなかなか難しいものですが、そのときはフルーツなどを活用することで、ビタミンを補給することができます。
5-4おやつも大切な栄養源
一度にたくさん食べられない子どもにとっては、おやつも大切な栄養源になります。ただし、スナック菓子やチョコレートなど、塩分や糖分が強すぎるものは避けたほうがいいでしょう。おむすびや蒸しパンなどが向いています。
5-5食べる楽しさやマナーも教える
幼児食は大人になるための大切な準備。そのため、食べる楽しさや、食べるときにやってはいけないことを教えることも大切です。といっても、強くしかりすぎないのが重要。子どもは楽しいと思ったことはすぐ身につけるものなので、大人も一緒に楽しめる環境を作ることが重要になります。
01幼児食の初期段階(6か月頃)
幼児食の初期段階(6か月頃)は以下の通りです。
・離乳食から幼児食への移行
・食材の選び方、調理方法
・味付け、食感などの配慮点
こちらを順にご紹介します。
1-1離乳食から幼児食への移行
幼児食の初期段階は、生後6か月頃から始めるのが一般的です。
この時期は、これまでの母乳や粉ミルクから離乳食への移行期にあたります。
離乳食では、じっくりと噛む力が少ない時期のため、滑らかなペースト状の食べ物から始めます。
一方、幼児食では、噛む力が徐々に発達してきているため、ざらつきのある食感や小さな固形物といった、より固めのテクスチャーの食べ物を取り入れていきます。
この移行期には、子どもの食べる能力に合わせて、食材の硬さやかたさを徐々に調整していくことが重要です。
また、食べ物の形状も、つぶれやすい 小片から、子どもが持って食べられるサイズへと変化させていきましょう。
この時期の幼児食は、安全面にも十分配慮しつつ、子どもの成長に合わせて柔軟に対応することで、子どもの健やかな発達につなげていくことができます。
1-1食材の選び方、調理方法
幼児食の初期段階は、生後6か月頃からがおおよその目安です。
この時期は、これまでの母乳やミルクから、固形の食べ物への移行期となります。
幼児食の選び方では、まず安全性が高く、消化吸収のよい食材を選ぶことが大切です。
代表的なものには、じゃがいも、人参、リンゴ、バナナなどの野菜や果物があげられます。
これらは栄養価が高く、噛む力の弱い6か月児でも食べやすいテクスチャーです。
調理方法では、ゆでる、蒸すなどの手軽な方法が適しています。
食材をやわらかく煮込み、ペースト状にすることで、赤ちゃんでも飲み込みやすくなります。
また、塩分や調味料は控えめにし、できるだけ素材の味を活かすのがポイントです。
この初期段階では、子どもの成長に合わせて食材の硬さやかたさを徐々に調整していくことが重要です。
安全面にも気をつけながら、子どもの食べる力を育んでいきましょう。
1-1味付け、食感などの配慮点
幼児食の初期段階では、味付けや食感への配慮が重要になります。
まず、味付けについては、塩分や調味料を控えめにすることが大切です。
生後6か月頃の赤ちゃんの味覚は未発達であり、強い味付けは好まれません。
素材本来の味わいを大切にし、野菜やフルーツの自然な甘みを活かすのがよいでしょう。
次に食感については、滑らかなペースト状から、徐々に固めのテクスチャーへと移行していきます。
噛む力が弱い6か月児でも飲み込めるよう、ゆでたり蒸したりして軟らかく仕上げます。
一方で、固さのある小さな固形物を徐々に取り入れることで、噛む力の発達を促します。
さらに、食べやすい大きさや形状にも配慮が必要です。
丸みを帯びた小さな塊状のものから始め、子どもの成長に合わせて、持ちやすいサイズや形に変化させていきます。
このように、味付けや食感、形状など、赤ちゃんの発達段階に合わせた細やかな配慮が、幼児食の初期段階では重要になります。
011歳頃の幼児食
1歳頃の幼児食は以下の通りです。
・家族の食事と同じものを食べられるようになる
・噛む力の発達に合わせた食事の固さ調整
・食事量の目安
こちらを順にご紹介します。
1-1家族の食事と同じものを食べられるようになる
1歳前後になると、幼児は次第に家族の食事と同じようなものを食べられるようになっていきます。
この時期は、噛む力やお口の動きが発達し、幼児用の軟らかい食べ物から徐々に硬めの食材へと移行できるようになります。
そのため、家族が食べているような普通の食事を、少しずつ取り入れていくことができるようになります。
家族と同じものを食べられるようになるメリットは大きいです。
まず、幼児が家族と同じテーブルを囲んで食事を楽しめるようになり、食事を通じた絆が深まります。
また、家族みんなが同じものを食べられるので調理の手間も軽減されます。
さらに、幼児も自然と家族の食事マナーを身につけていくことができます。
ただし、家族の食事をそのまま与えるのではなく、幼児にとって安全で、消化のよいよう一部手を加えることが重要です。
塩分控えめ、柔らかく調理するなど、幼児の発達段階に合わせた配慮が必要です。
1-1噛む力の発達に合わせた食事の固さ調整
1歳を過ぎると、幼児の噛む力が大きく発達してきます。
この時期は、固めの食材を上手に咀嚼できるようになるため、食事の固さを徐々に調整していく必要があるでしょう。
生後6カ月頃は、ペースト状の柔らかい食べ物が中心でしたが、1歳前後になると、噛み砕くことのできる固さのものを導入していきます。
具体的には、じゃがいもやニンジンのやわらかめの煮物、ゆでたり蒸したりした野菜、小さく切ったりつぶしたりしたフルーツなどが適しています。
また、家族で食べているようなカレーやシチューなども、幼児用に刻み細かく調理すれば食べられるようになります。
ただし、固さや大きさは子どもの様子を見ながら、無理なく食べられる程度に調整しましょう。
このように、1歳頃は噛む力の発達に合わせて食事の固さをグラデーションのように変化させていくことが大切です。
子どもの成長に合わせて柔軟に対応し、楽しく食事ができるよう心がけましょう。
1-1食事量の目安
1歳前後の幼児の食事量は、成長段階によってかなりの個人差があります。
しかし、およその目安としては以下のようなものが参考になります。
1歳児の1日の食事量の目安は、おおよそ主食300〜400g(ご飯70〜80g×4〜5回)、副食150g〜200g(野菜、肉、魚、卵など)となっています。
ただし、活動量や食欲によって大きく変わりますので、子どもの様子を確認しながら柔軟に対応することが重要です。
また、1歳児は3食しっかり食べられるようになりますが、まだ胃の容量が小さいため、小食になりがちです。
そのため、3食の他に間食(果物やヨーグルトなど)を設けることで、必要なカロリーや栄養を確保できます。
さらに、偏食傾向が見られる場合は、無理に食べさせるのではなく、食べやすい形態に調整したり、気持ちよく食べられる工夫をするなど、柔軟な対応が求められます。
子どもの成長に合わせ、食事量の目安を参考にしつつ、子どもの様子をよく観察し、柔軟に対応することが1歳児の食事管理のポイントといえるでしょう。
01乳歯発達と幼児食
乳歯発達と幼児食は以下の通りです。
・乳歯の萌出時期と発達段階
・歯の発達に合わせた食事内容の変化
・噛む力の育成が大切な理由
こちらを順にご紹介します。
1-1乳歯の萌出時期と発達段階
乳歯の発達は、幼児の食事管理においても重要な指標となります。
生後6か月頃から、下の前歯が順番に生え始め、1歳までには8本の前歯が生えそろいます。
その後、1歳6か月頃から奥歯が生え始め、2歳前後にはほぼ全ての乳歯が生えそろう状態になります。
この乳歯の発達段階に合わせて、幼児の食事の固さや大きさを調整していくことが重要です。
前歯が生えそろった1歳頃は、やわらかめの煮物や蒸し野菜、小さく切ったフルーツなどが適しています。
一方、2歳頃になると奥歯も生えそろうため、家族と同じ固さの食事も徐々に取り入れられるようになります。
また、乳歯の発達の個人差も大きいため、子どもの様子を確認しながら、無理なく食べられるよう柔軟に対応することが重要です。
乳歯の発達状況に合わせて、食べやすさや咀嚼力に合わせた食事形態を選択することで、楽しく食事ができるようサポートしていきましょう。
1-1歯の発達に合わせた食事内容の変化
乳歯の発達に合わせて、幼児の食事内容は段階的に変化していきます。
生後6ヶ月頃、最初に生える前歯が出始めると、それまでのミルクやペースト状の離乳食から、少しずつ固めの食材を取り入れていきます。
1歳頃までは主に、やわらかく煮た野菜やフルーツ、ヨーグルトなどが中心となるでしょう。
1歳過ぎると、前歯が生え揃い、咀嚼力も向上してきます。
このタイミングで、さらに固めの食材を取り入れていきます。
具体的には、角切りの煮物、そぎ切りの生野菜、ミートボールなどが適しています。
そして2歳前後になると、ほぼ全ての乳歯が生え揃うため、家族と同じような固さの食事メニューも提供できるようになるでしょう。
ただし、まだ噛む力が未熟なため、大きな固形物は避け、小さめに刻んだり、ツメでつぶしたりして提供するのが良いでしょう。
このように、乳歯の発達に合わせて、幼児の食事内容を段階的に移行していくことが重要です。
子どもの成長に合わせ、無理なく楽しく食べられるよう配慮することが肝心です。
1-1噛む力の育成が大切な理由
幼児期における噛む力の育成は、子どもの健康的な成長にとって大変重要です。
その理由は以下のようなことが挙げられます。
まず、適切な咀嚼は、歯や顎の発達を促します。固い食べ物を噛むことで、顎の筋肉が鍛えられ、顎の成長が促進されます。
これにより、永久歯の健全な萌出につながるでしょう。
また、噛むことは、脳の発達にも良い影響を及ぼします。
噛む運動は、五感を総動員した複雑な動作であり、これが脳の活性化を促進します。
さらに、噛むことで唾液の分泌が促進され、消化吸収にも良い効果があるでしょう。
さらに、噛む力の育成は、食べ物の味わい方の発達にも関係します。
固い食べ物を上手に噛めるようになることで、さまざまな食材の食感や味わいを十分に感じられるようになります。
012歳頃の幼児食
2歳頃の幼児食は以下の通りです。
・食べ方の自立と好き嫌いへの対応
・偏食予防のための食育
・楽しい食事時間の工夫
こちらを順にご紹介します。
1-1食べ方の自立と好き嫌いへの対応
2歳頃の幼児は、食べ方の自立と食べ物の好き嫌いが顕著になる時期です。
この時期の食事支援には以下のような配慮が求められます。
まず、食べ方の自立支援です。
2歳頃には、ほとんどの乳歯が生え揃うため、親の介助なしでも自分で食べられるようになります。
そのため、子どもが自分で食べられるように、適切なサイズの食材や使いやすい食器を用意し、自分で食べる機会を設けることが大切です。
一方、この時期には好き嫌いが顕著になることも特徴です。
新しい食材を拒否したり、同じ物しか食べまいたりする傾向があり、これに対しては、無理強いせずに、少しずつ新しい食材を提供し、楽しく食べられる工夫をすることが重要です。
また、楽しい食事の時間を大切にすることで、食べ物への興味関心も育みます。
家族で楽しく会話をしながら食事をすることで、食事への前向きな気持ちが育つでしょう。
このように、2歳頃の幼児食では、子どもの自立心を尊重しつつ、無理のない範囲で食事の幅を広げていくことが大切です。
1-1偏食予防のための食育
2歳頃の幼児は、食べ物の好き嫌いが顕著になる時期であり、偏食への傾向が出てくる重要な時期です。
この時期の食育は、偏食予防のために非常に重要となります。
まず、できるだけ多様な食材を取り入れることが求められるでしょう。
子どもの好きな食べ物だけでなく、嫌いな食材も少しずつ取り入れていくことで、食材への抵抗感を和らげることができます。
また、調理方法の工夫も有効です。
同じ食材でも、調理法によって食感や味わいが変わります。
苦手な食材を、子どもが食べやすい調理方法で提供することで、受け入れやすくなります。
さらに、楽しい食事の時間を設けることも大切です。
家族で会話をしながら楽しい雰囲気の中で食事をすることで、食への前向きな気持ちが育まれます。
加えて、食事の場面を通して、食材の名称や特徴、旬の時期などを伝えていくことも、子どもの関心を引き出すのに効果的です。
このように、2歳頃の幼児期は、偏食予防のための重要な時期であり、様々な食育の取り組みが求められます。
1-1楽しい食事時間の工夫
2歳頃の幼児にとって、楽しい食事時間を過ごすことは非常に大切です。
楽しい食事の時間を作るために、以下のような工夫が考えられます。
まず、子どもが喜ぶ食事の演出が効果的です。
子どものお気に入りのキャラクターを描いたお皿や、色鮮やかな料理の盛り付けなど、視覚的な工夫で子どもの興味関心を引き出すことができます。
また、楽しい会話を弾ませることも重要です。
子どもの興味関心のある話題について尋ねたり、日常の出来事を共有したりと、家族で楽しく会話を交わすことで、食事の時間がより豊かなものになります。
さらに、子どもの食べ方に合わせた配慮も大切です。
食材のサイズや食器の選択、食べやすい形状への工夫など、子どもが自分で食べられるよう環境を整えることで、楽しい食事につながります。
加えて、時折、子どもの好きなメニューを提供したり、家族で協力して料理を作ったりするなど、特別な食事体験を作ることで、食への関心と楽しさが育まれます。
このように、楽しい食事の時間を作ることは、2歳頃の幼児の健やかな成長に不可欠です。
様々な工夫を凝らし、家族で楽しむ食事の時間を大切にしていくことが重要です。
01幼児食で注意したい食べ物は?
幼児食で注意したい食べ物は?以下の通りです。
・生ものや未加熱の食品
・アレルギー性の高い食材
・噛む力が不足している時期の固い食べ物
・のど詰まりのリスクが高い食べ物
こちらを順にご紹介します。
1-1生ものや未加熱の食品
幼児の食事では、生ものや未加熱の食品には特に注意が必要です。
幼児は免疫力が未発達であるため、食中毒のリスクが高くなります。
まず、生肉や生魚は絶対に避けるべきです。
これらには、サルモネラ菌やO157などの病原菌が存在する可能性があり、重篤な症状を引き起こすおそれがあります。
必ず十分に加熱調理することが不可欠です。
生野菜や未洗浄の果物についても同様です。
農薬や細菌汚染のリスクがあるため、必ず水洗いや洗浄を行い、できるだけ加熱調理することが望ましいでしょう。
卵についても生卵や半熟卵は避けるべきです。
サルモネラ菌に汚染されている可能性があり、完全に火を通すことが重要です。
さらに、牛乳やヨーグルトなどの乳製品も、未殺菌のものは避ける必要があります。
病原菌に汚染される可能性があるため、必ず殺菌処理されたものを選びましょう。
1-1アレルギー性の高い食材
幼児の食事では、アレルギー性の高い食材にも十分注意が必要です。
幼児期はアレルギー発症のリスクが高く、適切な対応がなされないと重篤な症状を引き起こす可能性があります。
主なアレルギー性の高い食材には、卵、乳製品、小麦、そば、落花生、かに、えび、などがあげられ、これらの食材は、幼児の食事において慎重に扱う必要があります。
例えば、卵は優れたタンパク質源ですが、アレルギー反応を引き起こすリスクが高いため、完全に避けるか、少量ずつ慎重に導入していくことが重要です。
同様に、乳製品やグルテンを含む小麦についても、アレルギー反応に注意しながら、徐々に取り入れていくことが求められます。
また、ピーナッツやえび、かになどのアレルギー性の高い食材は、原因不明の発疹や嘔吐、下痢などの症状が出る可能性があるため、完全に避けるべきでしょう。
このように、幼児の食事におけるアレルギー性の高い食材への配慮は非常に重要です。
主な原因食材を理解し、慎重に対応することが、幼児の健康を守るために不可欠です。
1-1噛む力が不足している時期の固い食べ物
2歳前後の幼児は、まだ噛む力が十分に発達していないため、固すぎる食べ物には注意が必要です。
固い食材を無理に与えると、むし歯や歯ぐきの損傷、窒息事故など、様々な危険が伴う可能性があります。
特に危険なのは、硬い肉や骨つき肉、そうめん、ミートボール、ピーナッツ、ドライフルーツなどの固い食材です。
これらを与えると、歯や歯ぐきを傷つけたり、食べ物が喉に詰まって窒息する恐れがあります。
そのため、2歳前後の幼児に対しては、これらの食材は避け、できるだけやわらかく、滑らかな質感の食べ物を選ぶことが重要です。
例えば、肉は煮込んでやわらかくしたり、野菜はよく煮て裂いたりするなど、噛む力に合わせて調理することが求められます。
また、ミートボールなら肉を細かく砕いてやわらかくしたり、そうめんはゆでて柔らかくするなどの工夫も有効でしょう。
このように、幼児の発達段階に合わせて食材を選び、調理方法を工夫することで、安全で楽しい食事が実現できます。幼児の健康と安全を第一に考えた対応が大切です。
1-1のど詰まりのリスクが高い食べ物
幼児の食事では、のど詰まりのリスクが高い食べ物に特に注意が必要です。
幼児は呼吸器官が小さく、食べ物が詰まりやすいため、窒息事故などの重大な事態につながる可能性があります。
特に注意が必要な食材には、次のようなものがあげられます。
・ぶどう、ぶどうの皮、チェリーなどの丸ごとの小さな果物
・ホットドックのようなくびれのある食べ物
・ゼリー、マシュマロ、キャンディーなどの柔らかく形が変形しやすい食べ物
・ナッツ類、ドライフルーツ、ポップコーンなどの硬く大きな食べ物
これらの食材は、幼児が無意識に丸飲みしてしまったり、十分に噛めずに詰まらせてしまう可能性が高いのです。
そのため、これらの食材は2〜3歳頃までは極力避け、代わりに柔らかい食感の食べ物を細かく刻んで与えることが重要です。
また、幼児の前で食事をする際は、のど詰まりに細心の注意を払う必要があります。
幼児の窒息事故を防ぐためには、危険な食材への配慮と、安全な食べ方の指導が欠かせません。幼児の発達段階に合わせた食事管理が大切です。
01まとめ
幼児食は子どもの健全な成長にとって大変重要です。
母乳や粉ミルクだけでは得られない栄養素を、適切な時期に幼児食として取り入れることで、バランスの良い食生活を実現できます。
また、この時期に食べ物の味や質感に慣れることは、将来の健康的な食習慣につながります。
幼児食を始める際は、子どもの興味関心を引くような色鮮やかな食材や、触感の良いテクスチャーのものを選ぶと良いでしょう。
楽しみながら食事に取り組むことで、子どもの食への探求心や食べる喜びが育まれます。
時間をかけてゆっくりと食べることも大切です。
成長に合わせて食事内容を徐々に変化させ、子どもの食への関心を深めていくことが重要です。
幼児食は子どもの健康と食べる力を育むための大切な時期なのです。
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3-11日3回の食事リズムに慣れている
まず目安となるのが1日3回の食事リズムに慣れているかどうかです。ただし、子どもの胃や腸はまだまだ未発達な状態なので、三度の食事で食べきれない分はおにぎりやおやつなどで補いましょう。
3-2食べ物をすりつぶすような噛み方ができている
食べ物をすりつぶすような噛み方ができるようになったということは、奥歯が十分に発達してきた証です。そうなると、幼児食を与えてもきちんと食べることができます。
3-3自分で食べようとする行動がみられる
子どもはある時期になると、食べさせられることを嫌がる、自分で食べようするなどの行動が現れます。この行動は子どもが成長している証しとして、幼児食に切り替えの時期を示しています。
3-4水分をコップから飲める
与えられる食事だけでなく、牛乳やミルクなどの水分をコップから飲めるようになるということは、手と口の協応動作が整ってきた証拠です。もしそうなっていれば、スプーンなどを使って自分で食事をとることができます。
幼児食をスタートするときには、これらすべてに当てはまらなければならないというわけではありません。子どもによって成長の速度には大きな差があるため、だいたい5歳頃までに始めるのをひとつの目安として考えましょう。
4-11歳から1歳半
1歳から1歳半にかけての時期は、離乳食から幼児食へ切り替えの時期です。この時期には見慣れない食材を与えることもできますが、初めて食べるものは子どもにとっても不安なもの。無理をすると好き嫌いができてしまうこともあるため、初めてのものは少しずつ、様子を見ながら与えていきましょう。
4-21歳半から2歳
1歳半から2歳の時期には、これまで手で食べていた食事をスプーンなどを使って食べていく時期です。最初から上手く使えないのは仕方のないこと。マナーを教えるというよりも、食事は楽しい時間だということを教えるのが大切です。また、この時期には食べ物の好みも出てくるもの。嫌いなものを残してしまうのは仕方ない部分もあるため、嫌いなものを減らすというよりも、様々な食べ物を経験して、食べられるものを少しずつ増やしていきましょう。
4-33歳から6歳
3歳から6歳にかけては、少しずつスプーンやお箸などの使い方を覚えていく時期です。もちろん、子どもによって成長の速度は大きく異なるものなので、隣の子はできているのにうちの子はできないと心配することもあるかと思いますが、おおらかな気持ちで子どもの成長を見守りましょう。また、3歳から6歳にかけては、食事をしているときに歩かない、食器で遊ばないといったマナーも教えていきましょう。
05幼児食のポイント
幼児食のポイントにはどうものがあるでしょうか。
5-1薄味で味覚を育てる
子どもの味覚は大人の味覚よりもはるかに鋭いものです。そのため、大人にとって薄いかなと思う味でも、子どもにとっては十分です。逆に大人が好む味付けでは、子どもにとっては味が強くなりすぎています。そうなった場合、生涯にわたって塩分などの強い食事を好み、生活習慣病の原因となることもあります。
5-2脂質の多い食事に注意
ハンバーグや唐揚げ、ソーセージなどは子どもが大好きなメニュー。しかし、脂質は子どもの内臓にとっては負担が強すぎるものです。そのため、子どもの身体を損なう可能性もあります。また、幼児食の時期はおやつでの栄養補給も重要になることから、脂質の多い食事を取っている場合、カロリーオーバーで肥満になってしまうことも考えられます。
5-3栄養バランスを整える
子どもの身体にとって、ビタミンやミネラルなどは非常に重要なもの。主食や主菜だけでなく、副菜などを加えて栄養バランスを整えましょう。といっても、忙しいときにはなかなか難しいものですが、そのときはフルーツなどを活用することで、ビタミンを補給することができます。
5-4おやつも大切な栄養源
一度にたくさん食べられない子どもにとっては、おやつも大切な栄養源になります。ただし、スナック菓子やチョコレートなど、塩分や糖分が強すぎるものは避けたほうがいいでしょう。おむすびや蒸しパンなどが向いています。
5-5食べる楽しさやマナーも教える
幼児食は大人になるための大切な準備。そのため、食べる楽しさや、食べるときにやってはいけないことを教えることも大切です。といっても、強くしかりすぎないのが重要。子どもは楽しいと思ったことはすぐ身につけるものなので、大人も一緒に楽しめる環境を作ることが重要になります。
01幼児食の初期段階(6か月頃)
幼児食の初期段階(6か月頃)は以下の通りです。
・離乳食から幼児食への移行
・食材の選び方、調理方法
・味付け、食感などの配慮点
こちらを順にご紹介します。
1-1離乳食から幼児食への移行
幼児食の初期段階は、生後6か月頃から始めるのが一般的です。
この時期は、これまでの母乳や粉ミルクから離乳食への移行期にあたります。
離乳食では、じっくりと噛む力が少ない時期のため、滑らかなペースト状の食べ物から始めます。
一方、幼児食では、噛む力が徐々に発達してきているため、ざらつきのある食感や小さな固形物といった、より固めのテクスチャーの食べ物を取り入れていきます。
この移行期には、子どもの食べる能力に合わせて、食材の硬さやかたさを徐々に調整していくことが重要です。
また、食べ物の形状も、つぶれやすい 小片から、子どもが持って食べられるサイズへと変化させていきましょう。
この時期の幼児食は、安全面にも十分配慮しつつ、子どもの成長に合わせて柔軟に対応することで、子どもの健やかな発達につなげていくことができます。
1-1食材の選び方、調理方法
幼児食の初期段階は、生後6か月頃からがおおよその目安です。
この時期は、これまでの母乳やミルクから、固形の食べ物への移行期となります。
幼児食の選び方では、まず安全性が高く、消化吸収のよい食材を選ぶことが大切です。
代表的なものには、じゃがいも、人参、リンゴ、バナナなどの野菜や果物があげられます。
これらは栄養価が高く、噛む力の弱い6か月児でも食べやすいテクスチャーです。
調理方法では、ゆでる、蒸すなどの手軽な方法が適しています。
食材をやわらかく煮込み、ペースト状にすることで、赤ちゃんでも飲み込みやすくなります。
また、塩分や調味料は控えめにし、できるだけ素材の味を活かすのがポイントです。
この初期段階では、子どもの成長に合わせて食材の硬さやかたさを徐々に調整していくことが重要です。
安全面にも気をつけながら、子どもの食べる力を育んでいきましょう。
1-1味付け、食感などの配慮点
幼児食の初期段階では、味付けや食感への配慮が重要になります。
まず、味付けについては、塩分や調味料を控えめにすることが大切です。
生後6か月頃の赤ちゃんの味覚は未発達であり、強い味付けは好まれません。
素材本来の味わいを大切にし、野菜やフルーツの自然な甘みを活かすのがよいでしょう。
次に食感については、滑らかなペースト状から、徐々に固めのテクスチャーへと移行していきます。
噛む力が弱い6か月児でも飲み込めるよう、ゆでたり蒸したりして軟らかく仕上げます。
一方で、固さのある小さな固形物を徐々に取り入れることで、噛む力の発達を促します。
さらに、食べやすい大きさや形状にも配慮が必要です。
丸みを帯びた小さな塊状のものから始め、子どもの成長に合わせて、持ちやすいサイズや形に変化させていきます。
このように、味付けや食感、形状など、赤ちゃんの発達段階に合わせた細やかな配慮が、幼児食の初期段階では重要になります。
011歳頃の幼児食
1歳頃の幼児食は以下の通りです。
・家族の食事と同じものを食べられるようになる
・噛む力の発達に合わせた食事の固さ調整
・食事量の目安
こちらを順にご紹介します。
1-1家族の食事と同じものを食べられるようになる
1歳前後になると、幼児は次第に家族の食事と同じようなものを食べられるようになっていきます。
この時期は、噛む力やお口の動きが発達し、幼児用の軟らかい食べ物から徐々に硬めの食材へと移行できるようになります。
そのため、家族が食べているような普通の食事を、少しずつ取り入れていくことができるようになります。
家族と同じものを食べられるようになるメリットは大きいです。
まず、幼児が家族と同じテーブルを囲んで食事を楽しめるようになり、食事を通じた絆が深まります。
また、家族みんなが同じものを食べられるので調理の手間も軽減されます。
さらに、幼児も自然と家族の食事マナーを身につけていくことができます。
ただし、家族の食事をそのまま与えるのではなく、幼児にとって安全で、消化のよいよう一部手を加えることが重要です。
塩分控えめ、柔らかく調理するなど、幼児の発達段階に合わせた配慮が必要です。
1-1噛む力の発達に合わせた食事の固さ調整
1歳を過ぎると、幼児の噛む力が大きく発達してきます。
この時期は、固めの食材を上手に咀嚼できるようになるため、食事の固さを徐々に調整していく必要があるでしょう。
生後6カ月頃は、ペースト状の柔らかい食べ物が中心でしたが、1歳前後になると、噛み砕くことのできる固さのものを導入していきます。
具体的には、じゃがいもやニンジンのやわらかめの煮物、ゆでたり蒸したりした野菜、小さく切ったりつぶしたりしたフルーツなどが適しています。
また、家族で食べているようなカレーやシチューなども、幼児用に刻み細かく調理すれば食べられるようになります。
ただし、固さや大きさは子どもの様子を見ながら、無理なく食べられる程度に調整しましょう。
このように、1歳頃は噛む力の発達に合わせて食事の固さをグラデーションのように変化させていくことが大切です。
子どもの成長に合わせて柔軟に対応し、楽しく食事ができるよう心がけましょう。
1-1食事量の目安
1歳前後の幼児の食事量は、成長段階によってかなりの個人差があります。
しかし、およその目安としては以下のようなものが参考になります。
1歳児の1日の食事量の目安は、おおよそ主食300〜400g(ご飯70〜80g×4〜5回)、副食150g〜200g(野菜、肉、魚、卵など)となっています。
ただし、活動量や食欲によって大きく変わりますので、子どもの様子を確認しながら柔軟に対応することが重要です。
また、1歳児は3食しっかり食べられるようになりますが、まだ胃の容量が小さいため、小食になりがちです。
そのため、3食の他に間食(果物やヨーグルトなど)を設けることで、必要なカロリーや栄養を確保できます。
さらに、偏食傾向が見られる場合は、無理に食べさせるのではなく、食べやすい形態に調整したり、気持ちよく食べられる工夫をするなど、柔軟な対応が求められます。
子どもの成長に合わせ、食事量の目安を参考にしつつ、子どもの様子をよく観察し、柔軟に対応することが1歳児の食事管理のポイントといえるでしょう。
01乳歯発達と幼児食
乳歯発達と幼児食は以下の通りです。
・乳歯の萌出時期と発達段階
・歯の発達に合わせた食事内容の変化
・噛む力の育成が大切な理由
こちらを順にご紹介します。
1-1乳歯の萌出時期と発達段階
乳歯の発達は、幼児の食事管理においても重要な指標となります。
生後6か月頃から、下の前歯が順番に生え始め、1歳までには8本の前歯が生えそろいます。
その後、1歳6か月頃から奥歯が生え始め、2歳前後にはほぼ全ての乳歯が生えそろう状態になります。
この乳歯の発達段階に合わせて、幼児の食事の固さや大きさを調整していくことが重要です。
前歯が生えそろった1歳頃は、やわらかめの煮物や蒸し野菜、小さく切ったフルーツなどが適しています。
一方、2歳頃になると奥歯も生えそろうため、家族と同じ固さの食事も徐々に取り入れられるようになります。
また、乳歯の発達の個人差も大きいため、子どもの様子を確認しながら、無理なく食べられるよう柔軟に対応することが重要です。
乳歯の発達状況に合わせて、食べやすさや咀嚼力に合わせた食事形態を選択することで、楽しく食事ができるようサポートしていきましょう。
1-1歯の発達に合わせた食事内容の変化
乳歯の発達に合わせて、幼児の食事内容は段階的に変化していきます。
生後6ヶ月頃、最初に生える前歯が出始めると、それまでのミルクやペースト状の離乳食から、少しずつ固めの食材を取り入れていきます。
1歳頃までは主に、やわらかく煮た野菜やフルーツ、ヨーグルトなどが中心となるでしょう。
1歳過ぎると、前歯が生え揃い、咀嚼力も向上してきます。
このタイミングで、さらに固めの食材を取り入れていきます。
具体的には、角切りの煮物、そぎ切りの生野菜、ミートボールなどが適しています。
そして2歳前後になると、ほぼ全ての乳歯が生え揃うため、家族と同じような固さの食事メニューも提供できるようになるでしょう。
ただし、まだ噛む力が未熟なため、大きな固形物は避け、小さめに刻んだり、ツメでつぶしたりして提供するのが良いでしょう。
このように、乳歯の発達に合わせて、幼児の食事内容を段階的に移行していくことが重要です。
子どもの成長に合わせ、無理なく楽しく食べられるよう配慮することが肝心です。
1-1噛む力の育成が大切な理由
幼児期における噛む力の育成は、子どもの健康的な成長にとって大変重要です。
その理由は以下のようなことが挙げられます。
まず、適切な咀嚼は、歯や顎の発達を促します。固い食べ物を噛むことで、顎の筋肉が鍛えられ、顎の成長が促進されます。
これにより、永久歯の健全な萌出につながるでしょう。
また、噛むことは、脳の発達にも良い影響を及ぼします。
噛む運動は、五感を総動員した複雑な動作であり、これが脳の活性化を促進します。
さらに、噛むことで唾液の分泌が促進され、消化吸収にも良い効果があるでしょう。
さらに、噛む力の育成は、食べ物の味わい方の発達にも関係します。
固い食べ物を上手に噛めるようになることで、さまざまな食材の食感や味わいを十分に感じられるようになります。
012歳頃の幼児食
2歳頃の幼児食は以下の通りです。
・食べ方の自立と好き嫌いへの対応
・偏食予防のための食育
・楽しい食事時間の工夫
こちらを順にご紹介します。
1-1食べ方の自立と好き嫌いへの対応
2歳頃の幼児は、食べ方の自立と食べ物の好き嫌いが顕著になる時期です。
この時期の食事支援には以下のような配慮が求められます。
まず、食べ方の自立支援です。
2歳頃には、ほとんどの乳歯が生え揃うため、親の介助なしでも自分で食べられるようになります。
そのため、子どもが自分で食べられるように、適切なサイズの食材や使いやすい食器を用意し、自分で食べる機会を設けることが大切です。
一方、この時期には好き嫌いが顕著になることも特徴です。
新しい食材を拒否したり、同じ物しか食べまいたりする傾向があり、これに対しては、無理強いせずに、少しずつ新しい食材を提供し、楽しく食べられる工夫をすることが重要です。
また、楽しい食事の時間を大切にすることで、食べ物への興味関心も育みます。
家族で楽しく会話をしながら食事をすることで、食事への前向きな気持ちが育つでしょう。
このように、2歳頃の幼児食では、子どもの自立心を尊重しつつ、無理のない範囲で食事の幅を広げていくことが大切です。
1-1偏食予防のための食育
2歳頃の幼児は、食べ物の好き嫌いが顕著になる時期であり、偏食への傾向が出てくる重要な時期です。
この時期の食育は、偏食予防のために非常に重要となります。
まず、できるだけ多様な食材を取り入れることが求められるでしょう。
子どもの好きな食べ物だけでなく、嫌いな食材も少しずつ取り入れていくことで、食材への抵抗感を和らげることができます。
また、調理方法の工夫も有効です。
同じ食材でも、調理法によって食感や味わいが変わります。
苦手な食材を、子どもが食べやすい調理方法で提供することで、受け入れやすくなります。
さらに、楽しい食事の時間を設けることも大切です。
家族で会話をしながら楽しい雰囲気の中で食事をすることで、食への前向きな気持ちが育まれます。
加えて、食事の場面を通して、食材の名称や特徴、旬の時期などを伝えていくことも、子どもの関心を引き出すのに効果的です。
このように、2歳頃の幼児期は、偏食予防のための重要な時期であり、様々な食育の取り組みが求められます。
1-1楽しい食事時間の工夫
2歳頃の幼児にとって、楽しい食事時間を過ごすことは非常に大切です。
楽しい食事の時間を作るために、以下のような工夫が考えられます。
まず、子どもが喜ぶ食事の演出が効果的です。
子どものお気に入りのキャラクターを描いたお皿や、色鮮やかな料理の盛り付けなど、視覚的な工夫で子どもの興味関心を引き出すことができます。
また、楽しい会話を弾ませることも重要です。
子どもの興味関心のある話題について尋ねたり、日常の出来事を共有したりと、家族で楽しく会話を交わすことで、食事の時間がより豊かなものになります。
さらに、子どもの食べ方に合わせた配慮も大切です。
食材のサイズや食器の選択、食べやすい形状への工夫など、子どもが自分で食べられるよう環境を整えることで、楽しい食事につながります。
加えて、時折、子どもの好きなメニューを提供したり、家族で協力して料理を作ったりするなど、特別な食事体験を作ることで、食への関心と楽しさが育まれます。
このように、楽しい食事の時間を作ることは、2歳頃の幼児の健やかな成長に不可欠です。
様々な工夫を凝らし、家族で楽しむ食事の時間を大切にしていくことが重要です。
01幼児食で注意したい食べ物は?
幼児食で注意したい食べ物は?以下の通りです。
・生ものや未加熱の食品
・アレルギー性の高い食材
・噛む力が不足している時期の固い食べ物
・のど詰まりのリスクが高い食べ物
こちらを順にご紹介します。
1-1生ものや未加熱の食品
幼児の食事では、生ものや未加熱の食品には特に注意が必要です。
幼児は免疫力が未発達であるため、食中毒のリスクが高くなります。
まず、生肉や生魚は絶対に避けるべきです。
これらには、サルモネラ菌やO157などの病原菌が存在する可能性があり、重篤な症状を引き起こすおそれがあります。
必ず十分に加熱調理することが不可欠です。
生野菜や未洗浄の果物についても同様です。
農薬や細菌汚染のリスクがあるため、必ず水洗いや洗浄を行い、できるだけ加熱調理することが望ましいでしょう。
卵についても生卵や半熟卵は避けるべきです。
サルモネラ菌に汚染されている可能性があり、完全に火を通すことが重要です。
さらに、牛乳やヨーグルトなどの乳製品も、未殺菌のものは避ける必要があります。
病原菌に汚染される可能性があるため、必ず殺菌処理されたものを選びましょう。
1-1アレルギー性の高い食材
幼児の食事では、アレルギー性の高い食材にも十分注意が必要です。
幼児期はアレルギー発症のリスクが高く、適切な対応がなされないと重篤な症状を引き起こす可能性があります。
主なアレルギー性の高い食材には、卵、乳製品、小麦、そば、落花生、かに、えび、などがあげられ、これらの食材は、幼児の食事において慎重に扱う必要があります。
例えば、卵は優れたタンパク質源ですが、アレルギー反応を引き起こすリスクが高いため、完全に避けるか、少量ずつ慎重に導入していくことが重要です。
同様に、乳製品やグルテンを含む小麦についても、アレルギー反応に注意しながら、徐々に取り入れていくことが求められます。
また、ピーナッツやえび、かになどのアレルギー性の高い食材は、原因不明の発疹や嘔吐、下痢などの症状が出る可能性があるため、完全に避けるべきでしょう。
このように、幼児の食事におけるアレルギー性の高い食材への配慮は非常に重要です。
主な原因食材を理解し、慎重に対応することが、幼児の健康を守るために不可欠です。
1-1噛む力が不足している時期の固い食べ物
2歳前後の幼児は、まだ噛む力が十分に発達していないため、固すぎる食べ物には注意が必要です。
固い食材を無理に与えると、むし歯や歯ぐきの損傷、窒息事故など、様々な危険が伴う可能性があります。
特に危険なのは、硬い肉や骨つき肉、そうめん、ミートボール、ピーナッツ、ドライフルーツなどの固い食材です。
これらを与えると、歯や歯ぐきを傷つけたり、食べ物が喉に詰まって窒息する恐れがあります。
そのため、2歳前後の幼児に対しては、これらの食材は避け、できるだけやわらかく、滑らかな質感の食べ物を選ぶことが重要です。
例えば、肉は煮込んでやわらかくしたり、野菜はよく煮て裂いたりするなど、噛む力に合わせて調理することが求められます。
また、ミートボールなら肉を細かく砕いてやわらかくしたり、そうめんはゆでて柔らかくするなどの工夫も有効でしょう。
このように、幼児の発達段階に合わせて食材を選び、調理方法を工夫することで、安全で楽しい食事が実現できます。幼児の健康と安全を第一に考えた対応が大切です。
1-1のど詰まりのリスクが高い食べ物
幼児の食事では、のど詰まりのリスクが高い食べ物に特に注意が必要です。
幼児は呼吸器官が小さく、食べ物が詰まりやすいため、窒息事故などの重大な事態につながる可能性があります。
特に注意が必要な食材には、次のようなものがあげられます。
・ぶどう、ぶどうの皮、チェリーなどの丸ごとの小さな果物
・ホットドックのようなくびれのある食べ物
・ゼリー、マシュマロ、キャンディーなどの柔らかく形が変形しやすい食べ物
・ナッツ類、ドライフルーツ、ポップコーンなどの硬く大きな食べ物
これらの食材は、幼児が無意識に丸飲みしてしまったり、十分に噛めずに詰まらせてしまう可能性が高いのです。
そのため、これらの食材は2〜3歳頃までは極力避け、代わりに柔らかい食感の食べ物を細かく刻んで与えることが重要です。
また、幼児の前で食事をする際は、のど詰まりに細心の注意を払う必要があります。
幼児の窒息事故を防ぐためには、危険な食材への配慮と、安全な食べ方の指導が欠かせません。幼児の発達段階に合わせた食事管理が大切です。
01まとめ
幼児食は子どもの健全な成長にとって大変重要です。
母乳や粉ミルクだけでは得られない栄養素を、適切な時期に幼児食として取り入れることで、バランスの良い食生活を実現できます。
また、この時期に食べ物の味や質感に慣れることは、将来の健康的な食習慣につながります。
幼児食を始める際は、子どもの興味関心を引くような色鮮やかな食材や、触感の良いテクスチャーのものを選ぶと良いでしょう。
楽しみながら食事に取り組むことで、子どもの食への探求心や食べる喜びが育まれます。
時間をかけてゆっくりと食べることも大切です。
成長に合わせて食事内容を徐々に変化させ、子どもの食への関心を深めていくことが重要です。
幼児食は子どもの健康と食べる力を育むための大切な時期なのです。
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-
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5-1薄味で味覚を育てる
子どもの味覚は大人の味覚よりもはるかに鋭いものです。そのため、大人にとって薄いかなと思う味でも、子どもにとっては十分です。逆に大人が好む味付けでは、子どもにとっては味が強くなりすぎています。そうなった場合、生涯にわたって塩分などの強い食事を好み、生活習慣病の原因となることもあります。
5-2脂質の多い食事に注意
ハンバーグや唐揚げ、ソーセージなどは子どもが大好きなメニュー。しかし、脂質は子どもの内臓にとっては負担が強すぎるものです。そのため、子どもの身体を損なう可能性もあります。また、幼児食の時期はおやつでの栄養補給も重要になることから、脂質の多い食事を取っている場合、カロリーオーバーで肥満になってしまうことも考えられます。
5-3栄養バランスを整える
子どもの身体にとって、ビタミンやミネラルなどは非常に重要なもの。主食や主菜だけでなく、副菜などを加えて栄養バランスを整えましょう。といっても、忙しいときにはなかなか難しいものですが、そのときはフルーツなどを活用することで、ビタミンを補給することができます。
5-4おやつも大切な栄養源
一度にたくさん食べられない子どもにとっては、おやつも大切な栄養源になります。ただし、スナック菓子やチョコレートなど、塩分や糖分が強すぎるものは避けたほうがいいでしょう。おむすびや蒸しパンなどが向いています。
5-5食べる楽しさやマナーも教える
幼児食は大人になるための大切な準備。そのため、食べる楽しさや、食べるときにやってはいけないことを教えることも大切です。といっても、強くしかりすぎないのが重要。子どもは楽しいと思ったことはすぐ身につけるものなので、大人も一緒に楽しめる環境を作ることが重要になります。
1-1離乳食から幼児食への移行
幼児食の初期段階は、生後6か月頃から始めるのが一般的です。 この時期は、これまでの母乳や粉ミルクから離乳食への移行期にあたります。 離乳食では、じっくりと噛む力が少ない時期のため、滑らかなペースト状の食べ物から始めます。 一方、幼児食では、噛む力が徐々に発達してきているため、ざらつきのある食感や小さな固形物といった、より固めのテクスチャーの食べ物を取り入れていきます。 この移行期には、子どもの食べる能力に合わせて、食材の硬さやかたさを徐々に調整していくことが重要です。 また、食べ物の形状も、つぶれやすい 小片から、子どもが持って食べられるサイズへと変化させていきましょう。 この時期の幼児食は、安全面にも十分配慮しつつ、子どもの成長に合わせて柔軟に対応することで、子どもの健やかな発達につなげていくことができます。
1-1食材の選び方、調理方法
幼児食の初期段階は、生後6か月頃からがおおよその目安です。 この時期は、これまでの母乳やミルクから、固形の食べ物への移行期となります。 幼児食の選び方では、まず安全性が高く、消化吸収のよい食材を選ぶことが大切です。 代表的なものには、じゃがいも、人参、リンゴ、バナナなどの野菜や果物があげられます。 これらは栄養価が高く、噛む力の弱い6か月児でも食べやすいテクスチャーです。 調理方法では、ゆでる、蒸すなどの手軽な方法が適しています。 食材をやわらかく煮込み、ペースト状にすることで、赤ちゃんでも飲み込みやすくなります。 また、塩分や調味料は控えめにし、できるだけ素材の味を活かすのがポイントです。 この初期段階では、子どもの成長に合わせて食材の硬さやかたさを徐々に調整していくことが重要です。 安全面にも気をつけながら、子どもの食べる力を育んでいきましょう。
1-1味付け、食感などの配慮点
幼児食の初期段階では、味付けや食感への配慮が重要になります。 まず、味付けについては、塩分や調味料を控えめにすることが大切です。 生後6か月頃の赤ちゃんの味覚は未発達であり、強い味付けは好まれません。 素材本来の味わいを大切にし、野菜やフルーツの自然な甘みを活かすのがよいでしょう。 次に食感については、滑らかなペースト状から、徐々に固めのテクスチャーへと移行していきます。 噛む力が弱い6か月児でも飲み込めるよう、ゆでたり蒸したりして軟らかく仕上げます。 一方で、固さのある小さな固形物を徐々に取り入れることで、噛む力の発達を促します。 さらに、食べやすい大きさや形状にも配慮が必要です。 丸みを帯びた小さな塊状のものから始め、子どもの成長に合わせて、持ちやすいサイズや形に変化させていきます。 このように、味付けや食感、形状など、赤ちゃんの発達段階に合わせた細やかな配慮が、幼児食の初期段階では重要になります。
011歳頃の幼児食
1-1家族の食事と同じものを食べられるようになる
1歳前後になると、幼児は次第に家族の食事と同じようなものを食べられるようになっていきます。 この時期は、噛む力やお口の動きが発達し、幼児用の軟らかい食べ物から徐々に硬めの食材へと移行できるようになります。 そのため、家族が食べているような普通の食事を、少しずつ取り入れていくことができるようになります。 家族と同じものを食べられるようになるメリットは大きいです。 まず、幼児が家族と同じテーブルを囲んで食事を楽しめるようになり、食事を通じた絆が深まります。 また、家族みんなが同じものを食べられるので調理の手間も軽減されます。 さらに、幼児も自然と家族の食事マナーを身につけていくことができます。 ただし、家族の食事をそのまま与えるのではなく、幼児にとって安全で、消化のよいよう一部手を加えることが重要です。 塩分控えめ、柔らかく調理するなど、幼児の発達段階に合わせた配慮が必要です。
1-1噛む力の発達に合わせた食事の固さ調整
1歳を過ぎると、幼児の噛む力が大きく発達してきます。 この時期は、固めの食材を上手に咀嚼できるようになるため、食事の固さを徐々に調整していく必要があるでしょう。 生後6カ月頃は、ペースト状の柔らかい食べ物が中心でしたが、1歳前後になると、噛み砕くことのできる固さのものを導入していきます。 具体的には、じゃがいもやニンジンのやわらかめの煮物、ゆでたり蒸したりした野菜、小さく切ったりつぶしたりしたフルーツなどが適しています。 また、家族で食べているようなカレーやシチューなども、幼児用に刻み細かく調理すれば食べられるようになります。 ただし、固さや大きさは子どもの様子を見ながら、無理なく食べられる程度に調整しましょう。 このように、1歳頃は噛む力の発達に合わせて食事の固さをグラデーションのように変化させていくことが大切です。 子どもの成長に合わせて柔軟に対応し、楽しく食事ができるよう心がけましょう。
1-1食事量の目安
1歳前後の幼児の食事量は、成長段階によってかなりの個人差があります。 しかし、およその目安としては以下のようなものが参考になります。 1歳児の1日の食事量の目安は、おおよそ主食300〜400g(ご飯70〜80g×4〜5回)、副食150g〜200g(野菜、肉、魚、卵など)となっています。 ただし、活動量や食欲によって大きく変わりますので、子どもの様子を確認しながら柔軟に対応することが重要です。 また、1歳児は3食しっかり食べられるようになりますが、まだ胃の容量が小さいため、小食になりがちです。 そのため、3食の他に間食(果物やヨーグルトなど)を設けることで、必要なカロリーや栄養を確保できます。 さらに、偏食傾向が見られる場合は、無理に食べさせるのではなく、食べやすい形態に調整したり、気持ちよく食べられる工夫をするなど、柔軟な対応が求められます。 子どもの成長に合わせ、食事量の目安を参考にしつつ、子どもの様子をよく観察し、柔軟に対応することが1歳児の食事管理のポイントといえるでしょう。
01乳歯発達と幼児食
1-1乳歯の萌出時期と発達段階
乳歯の発達は、幼児の食事管理においても重要な指標となります。 生後6か月頃から、下の前歯が順番に生え始め、1歳までには8本の前歯が生えそろいます。 その後、1歳6か月頃から奥歯が生え始め、2歳前後にはほぼ全ての乳歯が生えそろう状態になります。 この乳歯の発達段階に合わせて、幼児の食事の固さや大きさを調整していくことが重要です。 前歯が生えそろった1歳頃は、やわらかめの煮物や蒸し野菜、小さく切ったフルーツなどが適しています。 一方、2歳頃になると奥歯も生えそろうため、家族と同じ固さの食事も徐々に取り入れられるようになります。 また、乳歯の発達の個人差も大きいため、子どもの様子を確認しながら、無理なく食べられるよう柔軟に対応することが重要です。 乳歯の発達状況に合わせて、食べやすさや咀嚼力に合わせた食事形態を選択することで、楽しく食事ができるようサポートしていきましょう。
1-1歯の発達に合わせた食事内容の変化
乳歯の発達に合わせて、幼児の食事内容は段階的に変化していきます。 生後6ヶ月頃、最初に生える前歯が出始めると、それまでのミルクやペースト状の離乳食から、少しずつ固めの食材を取り入れていきます。 1歳頃までは主に、やわらかく煮た野菜やフルーツ、ヨーグルトなどが中心となるでしょう。 1歳過ぎると、前歯が生え揃い、咀嚼力も向上してきます。 このタイミングで、さらに固めの食材を取り入れていきます。 具体的には、角切りの煮物、そぎ切りの生野菜、ミートボールなどが適しています。 そして2歳前後になると、ほぼ全ての乳歯が生え揃うため、家族と同じような固さの食事メニューも提供できるようになるでしょう。 ただし、まだ噛む力が未熟なため、大きな固形物は避け、小さめに刻んだり、ツメでつぶしたりして提供するのが良いでしょう。 このように、乳歯の発達に合わせて、幼児の食事内容を段階的に移行していくことが重要です。 子どもの成長に合わせ、無理なく楽しく食べられるよう配慮することが肝心です。
1-1噛む力の育成が大切な理由
幼児期における噛む力の育成は、子どもの健康的な成長にとって大変重要です。 その理由は以下のようなことが挙げられます。 まず、適切な咀嚼は、歯や顎の発達を促します。固い食べ物を噛むことで、顎の筋肉が鍛えられ、顎の成長が促進されます。 これにより、永久歯の健全な萌出につながるでしょう。 また、噛むことは、脳の発達にも良い影響を及ぼします。 噛む運動は、五感を総動員した複雑な動作であり、これが脳の活性化を促進します。 さらに、噛むことで唾液の分泌が促進され、消化吸収にも良い効果があるでしょう。 さらに、噛む力の育成は、食べ物の味わい方の発達にも関係します。 固い食べ物を上手に噛めるようになることで、さまざまな食材の食感や味わいを十分に感じられるようになります。
012歳頃の幼児食
1-1食べ方の自立と好き嫌いへの対応
2歳頃の幼児は、食べ方の自立と食べ物の好き嫌いが顕著になる時期です。 この時期の食事支援には以下のような配慮が求められます。 まず、食べ方の自立支援です。 2歳頃には、ほとんどの乳歯が生え揃うため、親の介助なしでも自分で食べられるようになります。 そのため、子どもが自分で食べられるように、適切なサイズの食材や使いやすい食器を用意し、自分で食べる機会を設けることが大切です。 一方、この時期には好き嫌いが顕著になることも特徴です。 新しい食材を拒否したり、同じ物しか食べまいたりする傾向があり、これに対しては、無理強いせずに、少しずつ新しい食材を提供し、楽しく食べられる工夫をすることが重要です。 また、楽しい食事の時間を大切にすることで、食べ物への興味関心も育みます。 家族で楽しく会話をしながら食事をすることで、食事への前向きな気持ちが育つでしょう。 このように、2歳頃の幼児食では、子どもの自立心を尊重しつつ、無理のない範囲で食事の幅を広げていくことが大切です。
1-1偏食予防のための食育
2歳頃の幼児は、食べ物の好き嫌いが顕著になる時期であり、偏食への傾向が出てくる重要な時期です。 この時期の食育は、偏食予防のために非常に重要となります。 まず、できるだけ多様な食材を取り入れることが求められるでしょう。 子どもの好きな食べ物だけでなく、嫌いな食材も少しずつ取り入れていくことで、食材への抵抗感を和らげることができます。 また、調理方法の工夫も有効です。 同じ食材でも、調理法によって食感や味わいが変わります。 苦手な食材を、子どもが食べやすい調理方法で提供することで、受け入れやすくなります。 さらに、楽しい食事の時間を設けることも大切です。 家族で会話をしながら楽しい雰囲気の中で食事をすることで、食への前向きな気持ちが育まれます。 加えて、食事の場面を通して、食材の名称や特徴、旬の時期などを伝えていくことも、子どもの関心を引き出すのに効果的です。 このように、2歳頃の幼児期は、偏食予防のための重要な時期であり、様々な食育の取り組みが求められます。
1-1楽しい食事時間の工夫
2歳頃の幼児にとって、楽しい食事時間を過ごすことは非常に大切です。 楽しい食事の時間を作るために、以下のような工夫が考えられます。 まず、子どもが喜ぶ食事の演出が効果的です。 子どものお気に入りのキャラクターを描いたお皿や、色鮮やかな料理の盛り付けなど、視覚的な工夫で子どもの興味関心を引き出すことができます。 また、楽しい会話を弾ませることも重要です。 子どもの興味関心のある話題について尋ねたり、日常の出来事を共有したりと、家族で楽しく会話を交わすことで、食事の時間がより豊かなものになります。 さらに、子どもの食べ方に合わせた配慮も大切です。 食材のサイズや食器の選択、食べやすい形状への工夫など、子どもが自分で食べられるよう環境を整えることで、楽しい食事につながります。 加えて、時折、子どもの好きなメニューを提供したり、家族で協力して料理を作ったりするなど、特別な食事体験を作ることで、食への関心と楽しさが育まれます。 このように、楽しい食事の時間を作ることは、2歳頃の幼児の健やかな成長に不可欠です。 様々な工夫を凝らし、家族で楽しむ食事の時間を大切にしていくことが重要です。
01幼児食で注意したい食べ物は?
1-1生ものや未加熱の食品
幼児の食事では、生ものや未加熱の食品には特に注意が必要です。 幼児は免疫力が未発達であるため、食中毒のリスクが高くなります。 まず、生肉や生魚は絶対に避けるべきです。 これらには、サルモネラ菌やO157などの病原菌が存在する可能性があり、重篤な症状を引き起こすおそれがあります。 必ず十分に加熱調理することが不可欠です。 生野菜や未洗浄の果物についても同様です。 農薬や細菌汚染のリスクがあるため、必ず水洗いや洗浄を行い、できるだけ加熱調理することが望ましいでしょう。 卵についても生卵や半熟卵は避けるべきです。 サルモネラ菌に汚染されている可能性があり、完全に火を通すことが重要です。 さらに、牛乳やヨーグルトなどの乳製品も、未殺菌のものは避ける必要があります。 病原菌に汚染される可能性があるため、必ず殺菌処理されたものを選びましょう。
1-1アレルギー性の高い食材
幼児の食事では、アレルギー性の高い食材にも十分注意が必要です。 幼児期はアレルギー発症のリスクが高く、適切な対応がなされないと重篤な症状を引き起こす可能性があります。 主なアレルギー性の高い食材には、卵、乳製品、小麦、そば、落花生、かに、えび、などがあげられ、これらの食材は、幼児の食事において慎重に扱う必要があります。 例えば、卵は優れたタンパク質源ですが、アレルギー反応を引き起こすリスクが高いため、完全に避けるか、少量ずつ慎重に導入していくことが重要です。 同様に、乳製品やグルテンを含む小麦についても、アレルギー反応に注意しながら、徐々に取り入れていくことが求められます。 また、ピーナッツやえび、かになどのアレルギー性の高い食材は、原因不明の発疹や嘔吐、下痢などの症状が出る可能性があるため、完全に避けるべきでしょう。 このように、幼児の食事におけるアレルギー性の高い食材への配慮は非常に重要です。 主な原因食材を理解し、慎重に対応することが、幼児の健康を守るために不可欠です。
1-1噛む力が不足している時期の固い食べ物
2歳前後の幼児は、まだ噛む力が十分に発達していないため、固すぎる食べ物には注意が必要です。 固い食材を無理に与えると、むし歯や歯ぐきの損傷、窒息事故など、様々な危険が伴う可能性があります。 特に危険なのは、硬い肉や骨つき肉、そうめん、ミートボール、ピーナッツ、ドライフルーツなどの固い食材です。 これらを与えると、歯や歯ぐきを傷つけたり、食べ物が喉に詰まって窒息する恐れがあります。 そのため、2歳前後の幼児に対しては、これらの食材は避け、できるだけやわらかく、滑らかな質感の食べ物を選ぶことが重要です。 例えば、肉は煮込んでやわらかくしたり、野菜はよく煮て裂いたりするなど、噛む力に合わせて調理することが求められます。 また、ミートボールなら肉を細かく砕いてやわらかくしたり、そうめんはゆでて柔らかくするなどの工夫も有効でしょう。 このように、幼児の発達段階に合わせて食材を選び、調理方法を工夫することで、安全で楽しい食事が実現できます。幼児の健康と安全を第一に考えた対応が大切です。
1-1のど詰まりのリスクが高い食べ物
幼児の食事では、のど詰まりのリスクが高い食べ物に特に注意が必要です。 幼児は呼吸器官が小さく、食べ物が詰まりやすいため、窒息事故などの重大な事態につながる可能性があります。 特に注意が必要な食材には、次のようなものがあげられます。 ・ぶどう、ぶどうの皮、チェリーなどの丸ごとの小さな果物 ・ホットドックのようなくびれのある食べ物 ・ゼリー、マシュマロ、キャンディーなどの柔らかく形が変形しやすい食べ物 ・ナッツ類、ドライフルーツ、ポップコーンなどの硬く大きな食べ物 これらの食材は、幼児が無意識に丸飲みしてしまったり、十分に噛めずに詰まらせてしまう可能性が高いのです。 そのため、これらの食材は2〜3歳頃までは極力避け、代わりに柔らかい食感の食べ物を細かく刻んで与えることが重要です。 また、幼児の前で食事をする際は、のど詰まりに細心の注意を払う必要があります。 幼児の窒息事故を防ぐためには、危険な食材への配慮と、安全な食べ方の指導が欠かせません。幼児の発達段階に合わせた食事管理が大切です。
01まとめ
- 通信講座の諒設計アーキテクトラーニング編集部
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280講座以上の資格取得できる通信講座を運営する諒設計アーキテクトラーニング編集部が運営するコラムです。心理カウンセラー、ドッグトレーナー、リンパケアセラピストなど、実践的で需要の高い資格を提供しており、学習者は自分のペースで学べる柔軟なカリキュラムを受けることができます。専門知識を短期間で習得できるよう設計されており、仕事や趣味に役立つスキルを身につけることが可能です。
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